JP3428689B2 - インクジェット記録方法および装置 - Google Patents

インクジェット記録方法および装置

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JP3428689B2
JP3428689B2 JP20085593A JP20085593A JP3428689B2 JP 3428689 B2 JP3428689 B2 JP 3428689B2 JP 20085593 A JP20085593 A JP 20085593A JP 20085593 A JP20085593 A JP 20085593A JP 3428689 B2 JP3428689 B2 JP 3428689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写型インクジェ
ット記録方法およびその方法を実施するための装置に関
し、さらに詳しくは中間転写媒体上にインクジェット記
録方法によりインク像を形成した後、そのインク像を記
録媒体に転写することからなる、インクジェット記録方
法およびそれを実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、機構が簡単
でしかも騒音が発生しない点で優れている。しかしなが
ら、記録媒体の違い、例えば記録紙の紙質の違い、によ
り印字状態が変化するといった問題のほか、記録媒体排
出の際にインク像の未乾燥部分の像が乱されるといった
問題を有する。
【0003】このような問題の解決を試みた記録装置と
しては、一旦中間転写媒体上にインクジェット記録方式
によりインク像を形成し、その後インク像を中間転写媒
体から記録媒体上に転写する中間転写方式と呼ばれる方
法が提案されている(米国特許第4538156号、同
第5099256号)。この方法は、記録ヘッドを記録
紙と離れて配置できる。その結果、記録ヘッドが記録紙
と近接して配置されるために生ずる接触や記録紙から発
生する紙粉付着に起因する記録ヘッドの目詰りが防止で
きるという特徴を有している。
【0004】このような装置においては、所望のインク
像が中間転写媒体上に正確に形成されることと、インク
像が転写媒体から記録媒体へ低い圧力で効率よく転写さ
れることの両方が満足されなければならない。
【0005】前者については、中間転写媒体上に吐出さ
れたインク滴が中間転写媒体上で不当に広がったり、流
れたりしてその位置や形が大きく変化してしまったので
は、形成される印字が乱れてしまう。このような現象を
本明細書ではインクの「はじき」と呼ぶことがある。例
えば、図9はドット群によって直線(ライン)を印字し
た状態を模式的に表した図である。図9(a)に示され
るようなドット群が中間転写媒体上に形成されるなら
ば、良好な印字が記録媒体上に得られる。一方、図9
(b)に示されるように、破線で示される本来ドットが
形成されるべき領域からドットが不当に広がったり、流
れたりしてその位置や形が変化してしまう「はじき」現
象が発生すると、良好な印字が記録媒体上で得られなく
なってしまうのである。後者については、中間転写媒体
上に形成されたインク像が記録媒体に転写される際、イ
ンク像が中間転写媒体上に残ってしまったり、その転写
に大きな圧力が必要とされるのでは、効率のよい印字が
行えなくなってしまう。
【0006】例えば、特開平1−146750号には、
転写媒体上にグリセリンの薄膜を形成し、その上に油性
インクによるインク像を形成する方法が開示されてい
る。この方法によれば、正確なインク像の形成と、比較
的低い圧力でのインク像の記録媒体への転写を効率よく
行える。
【0007】しかしながら、水を主溶媒とする水性イン
ク組成物を用いてこの方法を実施すると、油性インクの
場合と異なり、効率のよい転写が行われない場合がある
ことを本発明者らは確認している。
【0008】また、従来の記録方法では、インク像を記
録媒体上に転写するのに約2.5kg/cm程度の線荷
重(単位長さ当りの荷重)が必要とされているようであ
り、より低い圧力で転写が可能となるならば、装置を構
成する材料の制限がなくなり、より軽量小型の装置が実
現できると考えられる。
【0009】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は水性
インク組成物を用いた場合において、効率のよい印字が
得られる、中間転写型インクジェット記録方法を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明による中
間転写型インクジェット記録方法は、HLB値が7〜8
である界面活性剤を担持した表面を有する中間転写媒体
上にインク組成物を吐出して、インク像を形成する工程
と、前記中間転写媒体上のインク像を記録媒体上に線荷
重0.5kg/cm以下の圧力で転写する工程とを含ん
でなるものである。また、本発明による中間転写型イン
クジェット記録装置は、その表面にHLB値が7〜8で
ある界面活性剤が担持された中間転写媒体と、インク組
成物の液滴を吐出して、前記中間転写媒体上にインク像
を形成する記録手段と、中間転写媒体上のインク像と記
録媒体とを線荷重0.5kg/cm以下の圧力で圧接し
て、インク像を記録媒体に転写する転写手段とを含んで
なるものである。
【0011】[発明の具体的説明] (界面活性剤) 本発明による記録方法においては、HLB(hydrophili
c-lipophilic balance)値が7〜8である界面活性剤を
用いる。界面活性剤の具体例としては、陽イオン界面活
性剤(例えば、脂肪族アミン塩およびその四級アンモニ
ウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、複素環四級アンモ
ニウム塩など)、陰イオン界面活性剤(例えば、アルキ
ルカルボン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホ
ン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、高級アルコール
硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルエ
ーテルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩な
ど)、非イオン系界面活性剤(例えば、アルキルおよび
アルキルアリルポリオキシエチレンエーテルなどのエー
テル類、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエー
テルなどのエーテルエステル類、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステルなどのエステル類、脂肪酸アルカノー
ルアミドなどの含窒素化合物類など)、両性界面活性剤
(例えば、カルボキシベダイン、アミノカルボン酸塩、
イミダゾリン誘導体など)、シリコーン系界面活性剤、
フッ素系界面活性剤(特に、炭化水素鎖の全ての水素原
子がフッ素原子と置換されているものが好ましい)など
が挙げられる。これらの界面活性剤は市販されているも
のを利用することができる。その具体例としては、ネオ
コールYSK(HLB値11、以下括弧内の数値はHL
B値)、ハイテノールN−17(14)(以上、第一工
業製薬株式会社製陰イオン界面活性剤)、ノゲインEA
−50(6)、同EA−140(14)、ソルゲン30
(4)、エパン420(9)、同740(13)(以
上、第一工業製薬株式会社製非イオン系界面活性剤)、
L−7001(7)、同7602(8)、同7604
(13)、Fz−2171(2)、同2163(1
3)、同2164(8)(以上、日本ユニカー株式会社
製シリコーン系界面活性剤)、FC−430(12)
(住友スリーエム株式会社製フッ素系界面活性剤)など
が挙げられる。
【0012】(記録方法および装置)本発明によるイン
クジェット記録方法および装置を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明によるインクジェット記録装置の一
例の斜視図であり、図2はそのX方向の断面図である。
この装置は、中間転写媒体である転写ドラム1と、その
回りに配設された、インクジェット記録手段(インクジ
ェット記録ヘッド)2、圧力ローラ3を含んで構成さ
れ、さらに記録ヘッド2の転写ドラム回転方向上流側に
は、界面活性剤塗布装置4が設けされている。
【0013】転写ドラム1は、その表面の弾性層11と
内部ドラム12とから構成される。弾性層11は好まし
くはゴム材料からなり、特にインク像を剥離し易い材質
でかつ耐熱性を有するものが好ましい。好ましいゴム材
料の例としては、シリコーンゴム、フルオロシリコーン
ゴム、フェニルシリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプ
レンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、天
然ゴム、スチレンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、エチレン/プロピレン/ブタジエンポリマー、ニト
リルブタジエンゴムなどが挙げられる。特に、シリコー
ンゴム、フルオロシリコーンゴム、フェニルシリコーン
ゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴムが好ましい。
【0014】記録ヘッド2は、印字信号に従い選択的に
インク滴を吐出するものであり、例えば圧電素子を用い
たインクジェット記録ヘッドである。図1および2の装
置にあっては、転写ドラム1のほぼ全幅にわたってノズ
ルを有する記録ヘッドを用いた。
【0015】圧力ローラ3は、金属製のローラであるこ
とが好ましく、図示しない圧力印加手段によって転写ド
ラム1に押圧されている。
【0016】さらに界面活性剤塗布装置4は、収納容器
40に収められた界面活性剤41と、その界面活性剤4
1に一端を浸漬されかつその一部が弾性層11に接触す
るよう構成されている、液体吸収性のウイック42とか
らなる。このウイックは図示されるように、転写ドラム
1のほぼ全幅または少なくとも印字領域の全幅にわたる
幅を有するように構成されており、好ましくはフェルト
材からなる。
【0017】以上の装置にあって、印字は次のように行
われる。まず、界面活性剤41がウイック42の毛細管
現象によって引き上げられ、弾性層11の表面にウイッ
ク42によって塗布される。その塗布面にインクジェッ
ト記録ヘッド2によってインク像5が形成される。この
界面活性剤の存在によって、インク像5は不当に広がっ
たり、流れたりしてその位置が大きく変化することな
く、正確な位置に形成されることとなる。このインク像
は転写ドラム1の回転とともに圧力ローラ3の対向する
領域に運ばれ、記録媒体6に転写される。この際、界面
活性剤が存在することにより、インク像5は中間転写ド
ラム1から余すところなく剥離する。これによって転写
残りのない印字が行える。なお、転写工程を終えた転写
ドラム1は再度界面活性剤塗布装置4と接触して、その
表面が清浄化され、次の像形成に備えることとなる。ま
た、界面活性剤の塗布は、インク像が形成される領域全
域に行われるのが好ましいのは言うまでもない。
【0018】また、本発明の他の好ましい態様によれ
ば、この界面活性剤塗布装置4は、図3のように構成さ
れていてもよい。すなわち、図2のウイック42に代え
て、吸収層(好ましくはスポンジからなる)44を備え
た塗布ローラ43を用いて界面活性剤が塗布されてもよ
い。この装置にあっては、界面活性剤の吸収層44への
吸収量を規制ブレード45を設けて行ってもよい。
【0019】さらに本発明の他の好ましい態様によれ
ば、界面活性剤が常温で固体である場合、この界面活性
剤塗布装置4は、図4のように構成されていてもよい。
すなわち、図4の装置は、固体の界面活性剤41を指示
部材50で支持しながら押圧バネ51で弾性層11に接
触させて界面活性剤を塗布してもよい。この構成におい
て、転写後の転写ドラム1の表面はクリーナーブレード
52による清浄化される。
【0020】さらに本発明の別の態様にれば、この界面
活性剤はあらかじめ弾性層に練り込むなどしてあらかじ
め弾性層に担持させておかれていてもよい。具体的に
は、ゴム材に界面活性剤を混合し、その後加硫して得ら
れたゴム材料によって弾性層を構成する。より好ましい
態様によれば、ゴム材と界面活性剤とは相容性の低いも
のが好ましい。ゴム材と界面活性剤とが相容しにくい
と、わずかずつではあるが界面活性剤が弾性層表面に供
給されて、常に良好な表面状態が維持されると考えられ
るからである。界面活性剤の好ましい添加量は、ゴム材
に対して1〜15重量%程度、より好ましくは3〜10
重量%程度である。
【0021】本発明にあっては、線荷重0.5kg/c
m以下程度の圧力で中間転写媒体上のインク像を記録媒
体上に転写することが可能となる。前記したような従来
の方法にあっては、このような低い圧力でインク像を中
間転写媒体上に残存させることなく転写することが困難
である。本発明による装置にあっては、このように低い
圧力で転写工程が行えるので、各部材に要求される強度
がそれほど大きくなくなり、例えば装置全体の小形化が
図れる点でも有利である。
【0022】本発明の好ましい態様によれば、記録媒体
上に転写されたインク像をその後、加熱し、場合によっ
てさらに圧力を加えることで、その定着を確実なものと
してもよい。
【0023】さらに好ましい態様によれば、中間転写媒
体上に形成されたインク像を加熱する手段も設け、イン
ク像を加熱するのが好ましい。図5は加熱手段としてヒ
ーター7を設けた装置の一例の斜視図であり、図6はそ
のX方向の断面図である。
【0024】この装置にあっては、その印字は次のよう
に行なわれる。まず、圧力解除手段31によって圧力ド
ラム3を転写ドラム1と接触しない状態におく。そして
上記と同様にして、界面活性剤塗布装置4によって転写
ドラム1上に界面活性剤を塗布する。この装置にあって
は、界面活性剤塗布装置4は転写ドラム1と離れて接触
しない状態に置くことができ(具体的には、図6に示さ
れるような矢印Bのように移動できる)、界面活性剤の
塗布の後は、転写ドラム1と非接触の状態とされる。続
いて、インクジェット記録ヘッド2をキャリッジ20に
沿って往復走査を行いながら、転写ドラム1上にインク
像5の形成を行う。転写ドラム1上に形成されたインク
像5は加熱手段7によって加熱され、それに含まれる揮
発性の溶剤成分が蒸発する。その結果、インク像5はそ
の表面が粘稠となり、記録媒体へより転写されやすくな
る。すなわち、このインク像は、圧力印加手段30によ
って圧力ドラム3と転写ドラム1との間で記録媒体6に
押しつけられ、転写される。
【0025】さらに本発明の好ましい態様によれば、記
録ヘッド2と界面活性剤塗布装置4とを一体化し、これ
をキャリッジ20に沿って走査しながら、界面活性剤の
塗布と、印字を行う。図7として、記録ヘッド2と一体
化された界面活性剤塗布装置4の模式図を示す。この装
置にあっては、界面活性剤は容器61の内部に収納さ
れ、液体浸透性のパッド62(好ましくはスポンジから
なる)に染み込み、そしてその表面に染み出してくるよ
うに構成されている。図8に示されるように、この記録
ヘッド2と塗布装置4は、キャリッジ20に沿って走査
されながら、記録媒体上の印字領域13にあるとき記録
ヘッド2は領域120に印字を、塗布装置4は領域12
1に界面活性剤を塗布する。その間、転写ドラム1は停
止しているが、記録ヘッド2および塗布装置4が非印字
領域に至ったとき、転写ドラム1が一定角度回転する。
記憶ヘッド2および塗布装置4が再び印字領域13に入
り、その後新たな印字および界面活性剤の塗布が行われ
る。すなわち、界面活性剤が塗布された領域121に印
字が行われ、そして新たな領域に界面活性剤の塗布が行
われる。なお、パッド52によって塗布される幅L1は
記録ヘッド2のノズル群21の幅L2よりも広いことが
好ましい。
【0026】(インク組成物)本発明による方法に用い
られるインク組成物は、いわゆる水系のインク組成物で
あって中間転写型インクジェット記録方法に用いられる
ものであれば特に限定されない。具体的には、着色剤
と、主溶剤としての水と、水溶性有機溶剤と、その他の
添加剤とを含んでなるインク組成物である。より具体的
には、水溶性有機溶剤の好ましい例としては、グリセリ
ン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール等の高沸点低揮
発性の多価アルコール類が挙げらる。またそれらのモノ
エーテル化物、ジエーテル化物、エステル化物、例えば
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。さ
らに、N‐メチル‐2‐ピロリドン、1.3ージメチル
イミダゾリジノン、モノエタノールアミン、N,N−ジ
メチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノール
アミン、ジエタノールアミン、N−n−ブチルジエタノ
ールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリエタノ
ールアミンが挙げられる。
【0027】また主溶媒である水に対して、乾燥性、定
着性の向上を目的として、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、等の一価のアルコール
を添加することも好ましい。
【0028】着色材剤としては顔料または染料を用いる
ことができる。顔料としては、有機顔料、無機顔料等が
挙げられる。黒用の顔料の好ましい具体例としては、フ
ァーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラッ
ク、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.
I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.
I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属
類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック
1)等の有機顔料が挙げられる。更にカラー用の顔料の
好ましい具体例としては、C.I.ピグメントイエロー
1(ファストイエローG)、3、12(ジスアゾイエロ
ーAAA)、13、14、17、24、34、35、3
7、42(黄色酸化鉄)、53、55、81、83(ジ
スアゾイエローHR)、95、97、98、100、1
01、104、108、109、110、117、12
0、138、153、C.I.ピグメントオレンジ5、
13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメ
ントレッド1、2、3、5、17、22(ブリリアント
ファーストスカーレット)、23、31、38、48:
2(パーマネントレッド2B(Ba))、48:2(パ
ーマネントレッド2B(Ca))、48:3(パーマネ
ントレッド2B(Sr))、48:4(パーマネントレ
ッド2B(Mn))、49:1、52:2、53:1、
57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、6
3:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレ
ーキ)、83、88、101(べんがら)、104、1
05、106、108(カドミウムレッド)、112、
114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、1
46、149、166、168、170、172、17
7、178、179、185、190、193、20
9、219、C.I.ピグメントバイオレット1(ロー
ダミンレーキ)、3、5:1、16、19(キナクリド
ンレッド)、23、38、C.I.ピグメントブルー
1、2、15(フタロシアニンブルーR)、15:1、
15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、1
5:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、
17:127(紺青)、28(コバルトブルー)、29
(群青)、56、60、63、C.I.ピグメントグリ
ーン1、4、7、8、10、17、18、36、等が挙
げられる。上記以外にも顔料表面を樹脂等で処理したグ
ラフトカーボン等の加工顔料等を使用することができ
る。
【0029】顔料の添加量は、0.5〜15重量%程度
が好ましい。またその粒径は25μm以下が好ましく、
1μm以下が特に好ましい。またこれらの顔料を均一に
分散させるためには、必要により分散剤を顔料に対し1
〜100重量%が添加し、ボールミル等で分散処理して
もよい。
【0030】本インクに用いられる水溶性染料として
は、直接染料、酸性染料、塩基性染料、食用染料等が用
いられ、例えば、C.I.ダイレクトブラック9、1
7、19、22、32、51、56、62、69、7
7、80、91、94、97、108、112、11
3、114、117、118、121、122、12
5、132、146、154、166、168、17
3、199、C.I.ダイレクトレッド2、4、9、2
3、26、31、39、62、63、72、75、7
6、79、80、81、83、84、89、92、9
5、111、173、184、207、211、21
2、214、218、221、223、224、22
5、226、227、232、233、240、24
1、242、243、247、C.I.ダイレクトバイ
オレット7、9、47、48、51、66、90、9
3、94、95、98、100、101、C.I.ダイ
レクトイエロー8、9、11、12、27、28、2
9、33、35、39、41、44、50、53、5
8、59、68、86、87、93、95、96、9
8、100、106、108、109、110、13
0、132、142、144、161、163、C.
I.ダイレクトブルー1、10、15、22、25、5
5、67、68、71、76、77、78、80、8
4、86、87、90、98、106、108、10
9、151、156、158、159、160、16
8、189、192、193、194、199、20
0、201、202、203、207、211 213、214、218、225、229、236、2
37、244、248、249、251、252、26
4、270、280、288、289、291、C.
I.アシッドブラック7、24、29、48、52:
1、172、C.I.アシッドレッド35、42、5
2、57、62、80、82、111、114、11
8、119、127、128、131、143、15
1、154、158、249、254、257、26
1、263、266、289、299、301、30
5、336、337、361、396、397、C.
I.アシッドバイオレット5、34、43、47、4
8、90、103、126、C.I.アシッドイエロー
17、19、23、25、39、40、42、44、4
9、50、61、64、76、79、110、127、
135、143、151、159、169、174、1
90、195、196、197、199、218、21
9、222、227、C.I.アシッドブルー9、2
5、40、41、62、72、76、78、80、8
2、92、106、112、113、120、127:
1、129、138、143、175、181、20
5、207、220、221、230、232、24
7、258、260、264、271、277、27
8、279、280、288、290、326、C.
I.ベーシックブラック8、C.I.ベーシックレッド
12、13、14、15、18、22、23、24、2
5、27、29、35、36、38、39、45、4
6、C.I.ベーシックバイオレット1、2、3、7、
10、15、16、20、21、25、27、28、3
5、37、39、40、48、C.I.ベーシックイエ
ロー1、2、4、11、13、14、15、19、2
1、23、24、25、28、29、32、36、3
9、40、C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、
9、22、26、41、45、46、47、54、5
7、60、62、65、66、69、71、C.I.デ
イスパースイエロー3、5、56、60、64、160 C.I.デイスパースレッド4、5、60、72、7
3、91、C.I.デイスパースブルー3、7、56、
60、79、198 C.I.デイスパースオレンジ13、30、C.I.フ
ードブラック、C.I.ソルベントブラック3、5、2
2、C.I.ソルベントエロー19、44、98、10
4、105、112、113、114 C.I.ソルベントレッド8、24、71、109、1
52、155、176、177、179 C.I.ソルベントブルー2、11、25、78、9
4、95、C.I.ソルベントグリーン26、C.I.
ソルベントオレンジ5、40、45、72、63、6
8、78 C.I.ソルベントバイオレット13、31、32、3
3、等が用いられる。
【0031】これら染料の添加量は、一般にはインク全
重量に対し0.2〜10重量%、より好ましくは0.5
〜5重量%の範囲である。
【0032】添加剤の具体例としては、樹脂エマルジョ
ンが挙げられる。樹脂エマルジョンとは、連続相である
水と、分散相である樹脂成分とからなるエマルジョンを
いう。樹脂成分の例としては、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタアクリル酸エステル、ポリエチルアクリル
酸エステル、スチレンーブタジエン共重合体、ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリルーブタジエン共重合体、
クロロプレン共重合体、架橋アクリル樹脂、架橋スチレ
ン樹脂、フッ素樹脂、フッ化ビニリデン、ベンゾグアナ
ミン樹脂、フエノール樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチ
レンーアクリル酸エステル共重合体、スチレンーメタア
クリル酸エステル共重合体、ポリスチレン、スチレンー
アクリルアミド共重合体、n‐イソブチルアクリレート
樹脂、アクリロニトリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリ
ルアミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルアセター
ル、ロジン系樹脂、ポリエチレン、ポリカーボネート、
塩化ビニリデン樹脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル
共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、等が挙げら
れる。更に低分子量の樹脂エマルジョンを用いることも
可能であり、例えばポリエチレンワックス、モンタンワ
ックス、アルコールワックス、合成酸化ワックス、αオ
レフィン−無水マレイン酸共重合体、カルナバワック
ス、ラノリン、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス等が挙げられる。
【0033】水溶性高分子も添加剤として用いることが
でき、その例としては、ポリエチレンオキサイド等のポ
リアルキルオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリアクリル
酸、にかわ、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、アラビ
アゴム、アルギン酸、メチルセルロース、カルボキシル
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
ビニルエーテル、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチ
レングリコール、さらにグルコース、キシロース、スク
ロース、マルトース、アラビノース、αーシクロデキス
トリン、デンプン等の糖類が挙げられる。
【0034】添加剤の他の例としては、水溶性のアニオ
ン性、カチオン性、両性またはノニオン性の界面活性剤
が挙げられる。界面活性剤を加えることによりインクの
表面張力を低下させ、中間転写媒体の弾性層への適用性
をインク組成物の側から改善することができる。アニオ
ン界面活性剤の好ましい具体例としては、高級脂肪酸
塩、高級アルキルジカルボン酸塩、高級アルコール硫酸
エステル塩、高級アルキルスルホン酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
ナフタレンスルホン酸の塩(Na、K、Li、Ca)ホ
ルマリン重縮合物、高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物、ジ
アルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルスルホコ
ハク酸塩、ナフテン酸塩等、アルキルエーテルカルボン
酸塩、アシル化ペプチド、α‐オレフィンスルホン酸
塩、N‐アシルメチルタウリン、アルキルエーテル硫酸
塩、第二級高級アルコールエトキシサルフェート、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、モノ
グリサルフェート、アルキルエーテル燐酸エステル塩、
アルキル燐酸エステル塩等が挙げられる。
【0035】カチオン界面活性剤の好ましい具体例とし
ては、脂肪族アミン塩、第四アンモニウム塩、スルホニ
ウム塩、ホスフォニウム塩等が挙げられる。
【0036】両性界面活性剤の好ましい具体例としては
カルボキシベタイン型、アミノカルボン酸塩、レシチン
等が挙げられる。
【0037】ノニオン界面活性剤の好ましい具体例とし
ては、フッ素系、シリコーン系、アクリル酸共重合物、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン2
級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンステロール
エーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、アルキ
ルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘導体、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリ
マー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテルポリオキシエチレン化合物の脂肪酸エステル
型、ポリエチレンオキサイド縮合型ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン
脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミンオキ
サイド等が挙げられる。
【0038】これらの界面活性剤の添加量は、インクに
対して0.05〜10重量%程度が好ましく、より好ま
しくは0.1〜8重量%程度である。
【0039】本発明に用いられるインク組成物において
は、その他必要に応じて、リン酸二水素カリウム、リン
酸水素二ナトリウム等のpH調整剤、安息香酸、ジクロ
ロフェン、ヘキサクロロフェン、ソルビン酸、p‐ヒド
ロキシ安息香酸エステル、エチレンジアミン四酢酸(E
DTA)、デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2‐ベゾチア
ゾリン‐3‐オン、3,4‐イソチアジリン‐3‐オン
等を防カビ、防腐、防錆剤として添加してもよい。さら
にノズル乾燥防止の目的で、尿素、チオ尿素、エチレン
尿素等を添加してもよい。さらに、水溶性樹脂またはエ
マルジョン状態の非水溶性樹脂の添加も好ましい。また
本発明に用いられるインク組成物のインク物性は、ヘッ
ドからの安定した吐出およびヘッドへの安定したインク
供給を確保する為に、50mPa・秒以下であることが
好ましく、25mPa・秒以下が特に好ましい。
【0040】
【実施例】以下の実施例および参考例によって本発明を
より詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等に限
定されるものではない。実施例A 図1に記載の中間転写型インクジェット記録装置であっ
て、中間転写媒体表面にシリコーンゴム製の弾性層を備
えてなるものを用い、その中間転写媒体表面に種々の界
面活性剤を塗布して、その中間転写媒体上でのインク像
の形成および転写効率を評価した。使用したインク組成
物の組成は次の通りである。 顔料(カーボンブラック) 1.5重量% 樹脂エマルジョン 15重量% (スチレン−アクリル共重合体エマルジョン) ジエチレングリコール 6重量% 糖(グルコース) 20重量% 界面活性剤(TW−20:第一工業製薬社製) 3重量% その他添加剤および水 100%まで 用いた界面活性剤およびそのHLB値ならびにその評価
結果は次の表に示される通りである。なお、インク像形
成、転写効率は次のように5段階で評価した。ここで、
その評価3が装置の小型化、軽量化の観点から好ましい
限界値である。
【0041】インク像形成 ライン印字およびベタ印字を行い、そのインク像にはじ
きがみられるかどうかを指標に形成されたインク像を評
価した。その結果、 5:ライン、ベタ印字ともはじくことなく、像形成でき
た。 4:ライン印字ははじくことなく像形成できたが、ベタ
印字には多少のはじきが見られた。 3:ライン印字ははじくことなく像形成できたが、ベタ
印字は半分程度の領域ではじきが見られた。 2:ライン印字ははじくことなく像形成できたが、ベタ
印字は半分以上の領域ではじきが見られた。 1:ライン、ベタ印字ともにはじきがみられ、インク像
が乱れている。
【0042】転写効率 転写媒体上のインク像を記録紙へほぼ100%転写させ
るのに必要とされる転写圧力(線荷重)により、その転
写効率を評価した。その結果、 5:0.5kg/cm以下 4:0.5超過1.0kg/cm以下 3:1.0超過2.5kg/cm以下 2:2.5超過3.0kg/cm以下 1:3.0kg/cm超過
【0043】
【表1】
【0044】参考例B 次の表に記載の界面活性剤を同じく表に記載の弾性層を
形成するゴムに混合し、加硫したものを、図1の装置の
中間転写ドラムの弾性層とした。また、界面活性剤を添
加しない弾性層および米国特許第5,099,256号
の記載の従って製造した酸化鉄含有シリコーンゴムを用
いた装置も用意した。これらの装置を用いて印字を行っ
た。表に記載の使用したインク組成は次の通りである。
【0045】 インク組成1 顔料(カーボンブラック) 3重量% 樹脂エマルジョン 8重量% (スチレン−アクリル共重合体エマルジョン) グリセリン 8重量% ポリビニルピロリドン 6重量% 界面活性剤(TW−20、第一工業製薬社製) 1重量% その他添加剤および水 100%まで
【0046】 インク組成2 顔料(カーボンブラック) 3重量% 樹脂エマルジョン 8重量% (ウオータゾルCD−540、 大日本インキ化学工業社製) トリエタノールアミン 5重量% トリエチレングリコール 5重量% その他添加剤および水 100%まで
【0047】
【表2】
【0048】インク像形成、転写効率は次のように評価
した。その結果は次のインク像形成 ライン印字を行い、そのインク像にはじきがみられるか
どうかを指標に形成されたインク像を評価した。その結
果、 ○:はじきがなく、像形成できた。 ×:はじきがみられ、インク像が乱れている。転写効率 転写媒体上のインク像を記録紙へほぼ100%転写させ
るのに必要とされる転写圧力(線荷重)により、その転
写効率を評価した。その結果、 ◎:1kg/cm以下 ○:1.0超過2.5kg/cm以下 ×:3.0kg/cm超過
【0049】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録装置の一例の斜視図であり、
界面活性剤41がウイット42によって転写ドラム1に
塗布される。
【図2】図1の装置のX方向の断面図である。
【図3】本発明による他の好ましい装置の断面図であ
り、界面活性剤41がローラ43により転写ドラム1に
塗布される。
【図4】本発明による他の好ましい装置の断面図であ
り、固体の界面活性剤41が転写ドラム1に塗布され
る。
【図5】本発明による記録装置の一例の斜視図であり、
インク像を加熱するヒーター5が設けられている。
【図6】図5の装置のX方向の断面図である。
【図7】記録ヘッドと界面活性剤塗布装置が一体化され
た実施例である。
【図8】図7の装置を用いた記録方法の説明図である。
【図9】ドット群によって直線を記録媒体上に形成した
場合の図で、(a)は理想的なドット群であり、(b)
ははじきが見られるドット群である。
【符号の説明】
1 転写ドラム 2 記録ヘッド 3 圧力ローラ 4 界面活性剤塗布装置 11 弾性層 41 界面活性剤 42 ウイック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−174024 (32)優先日 平成5年7月14日(1993.7.14) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 伊 藤 達 也 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 平 林 弘 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−197143(JP,A) 特開 平4−239067(JP,A) 特開 平2−113986(JP,A) 特開 昭60−171190(JP,A) 特開 平3−258549(JP,A) 特開 平3−169634(JP,A) 特開 平4−168167(JP,A) 特開 平2−196696(JP,A) 実開 平3−55233(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41M 5/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間転写型インクジェット記録方法であっ
    て、 HLB値が7〜8である界面活性剤を中間転写媒体上に
    塗布することにより界面活性剤を中間転写媒体表面に担
    持させる工程と、 前記中間転写媒体上にインク組成物を吐出して、インク
    像を形成する工程と、 前記中間転写媒体上のインク像を記録媒体上に線荷重
    0.5kg/cm以下の圧力で転写する工程とを含んで
    なる、方法。
  2. 【請求項2】前記界面活性剤が、シリコーン系界面活性
    剤である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記中間転写媒体が、シリコーンゴムから
    なる弾性層を有するものである、請求項1または2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】記録媒体へ転写されたインク像を加熱する
    工程を更に含んでなる、請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】中間転写型インクジェット記録装置であっ
    て、 HLB値が7〜8である界面活性剤を中間転写媒体上に
    塗布することにより界面活性剤がその表面に担持された
    中間転写媒体と、 インク組成物の液滴を吐出して、前記中間転写媒体上に
    インク像を形成する記録手段と、 前記中間転写媒体上のインク像と記録媒体とを線荷重
    0.5kg/cm以下の圧力で圧接して、インク像を記
    録媒体に転写する転写手段とを含んでなる、装置。
  6. 【請求項6】前記界面活性剤が、シリコーン系界面活性
    剤である、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記中間転写媒体が、シリコーンゴムから
    なる弾性層を有するものである、請求項5または6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】インク像が転写された記録媒体を加熱する
    手段を更に含んでなる、請求項5〜7のいずれか一項に
    記載の装置。
  9. 【請求項9】記録手段と界面活性剤塗布手段が一体とさ
    れた、請求項5〜8のいずれか一項に記載の装置。
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