JP4796053B2 - エレベータ群のエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータ群のエレベータ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4796053B2
JP4796053B2 JP2007508918A JP2007508918A JP4796053B2 JP 4796053 B2 JP4796053 B2 JP 4796053B2 JP 2007508918 A JP2007508918 A JP 2007508918A JP 2007508918 A JP2007508918 A JP 2007508918A JP 4796053 B2 JP4796053 B2 JP 4796053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
elevator
zone
call
passenger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007508918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007533574A (ja
Inventor
ヨング、 ヨハネス デ
ペンッティ ライハネン、
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kone Corp
Original Assignee
Kone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kone Corp filed Critical Kone Corp
Publication of JP2007533574A publication Critical patent/JP2007533574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4796053B2 publication Critical patent/JP4796053B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • B66B1/18Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages
    • B66B1/20Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages and for varying the manner of operation to suit particular traffic conditions, e.g. "one-way rush-hour traffic"

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

詳細な説明
本発明は、請求項1の前段に記載の、エレベータ群のエレベータを制御する方法に関するものである。
米国特許明細書第5719360号(B66B 1/18)には従来技術が記載され、数基のエレベータで構成されるエレベータ群が開示されている。ここでは、エレベータ乗りかごが建造物の決まった階を運行し、これらのエレベータ乗りかごのうちの数基は建造物の下層階を運行し、残りのエレベータ乗りかごは建造物の上層階を運行するように分類される。ここで述べられているエレベータ群はいくつかの乗り継ぎ階を備え、その位置は選択可能である。乗客は、この乗り継ぎ階において、下層階から上層階に移動する際に、またはその逆のときに、エレベータを乗り継ぐ。
欧州特許公開公報第1270486号(B66B 1/20)は、乗客が、出発階から行先階に移動するときに、一方のエレベータ群から他方のエレベータ群にエレベータ乗りかごを乗り継ぐ際の、所望のエレベータを選択する従来方法を開示している。この方法では、出発階から行先階への移動は、乗り継ぎ階を経由するいくつかの短行程に分割されるため、乗客は別々のエレベータ群に属するエレベータで乗り継ぎ階間を移動し、これらのエレベータ群は上位の制御システムで制御される。
前述の欧州公報の例では、それぞれのエレベータ群は、乗り継ぎ階におけるエレベータ渋滞を抑制および防止するために、これらのエレベータ群より制御階層の順位が高い上位制御システムによって制御される。
基本的に、エレベータ群制御では、1台のエレベータ乗りかごが建造物の下層階を運行し、別の1台の乗りかごが上層階を運行することで、1つの呼びに対して2台のエレベータ乗りかごを割り当てることができる。この場合、建造物の各階は、上層階が別のゾーンに属し、下層階はさらに別のゾーンに属するようにゾーン分けされている。この2つのゾーンは、好ましくは一階分または数階分が互いに共通していてもよく、その場合には、両方のゾーンに属する一階または数階を、あるゾーンから別のゾーンに移動したい乗客が、出発階のあるゾーンを運行するエレベータから行先階へと運行するエレベータに乗り継ぐために利用できる。このような階を、乗り継ぎ階または乗り換え階と言う。
公知のように、エレベータ群の行先制御でも2台のエレベータ乗りかごを1つの呼びに割り当てることが可能であり、2つのゾーンに分けられた建造物において、一方の乗りかごは建造物の下層階を運行し、他方の乗りかごは上層階を運行する。
エレベータ群の行先制御も、エレベータ群での呼び入力処理に関する。エレベータ乗客の出発ロビーに行先呼びのために設けられた行先呼び入力装置を使用して、階床へのエレベータ呼びと行先階へのエレベータ呼びの双方を含む行先呼びを、エレベータに対して発する。この場合、エレベータ乗りかごには乗りかご呼び入力装置を設けない。
公知のように、エレベータ群のエレベータは、いわゆるハイブリッド制御処理でも制御可能である。これは、行先呼び入力と従来の乗りかご呼び入力の組合せを指し、乗客は、階床に設けられた従来の階床および乗りかご呼び入力装置もしくは行先呼び入力装置のいずれかを使って、所望の行先階への呼びをエレベータに発することができる。従来の階床および乗りかご呼び入力装置を使用して出発ゾーン外の階への呼びを発する場合、乗りかごが発する階呼びがいくつかに分割される。
通常のエレベータ呼び入力処理では、エレベータに搭乗したい乗客が、従来の上下呼びボタンを使って、エレベータで下降したい場合は下降呼びボタンを、上昇したい場合は上昇呼びボタンを押すことで、階床にエレベータを呼ぶ。次に、乗客は乗りかごに乗車すると、乗りかご内で希望する最終行先階を選択する。この通常のエレベータ呼び入力処理の場合、さまざまなゾーンからなる建造物において、乗客が出発ゾーン外の階に対する呼びを発することも可能であり、その際には、乗りかごが発する呼びがいくつかに分割される。
本明細書において、建造物とは、地上建造物、水上輸送船、建設中の未完成建造物など、あらゆるタイプのものを指す。
本明細書における割り当てとは、呼びの入力、分割、保留、または指定のいずれかに対するものである。
従来の方式の主要問題として、乗客の移動時間と、出発ゾーンの出発階から来るエレベータから行先ゾーンの行先階に向かう別のエレベータに乗り継ぐのに要する時間の問題、そして待ち時間が長くなりすぎるという問題があり、これらは、エレベータ群のエレベータ割り当ての精度に悪影響を及ぼす。
乗客は、エレベータでの移動中に乗り継ぎ階を経由して、その階で呼び入力装置のところまで行って次の階への呼びを発しなければならないため、最初の呼び入力から行先階に到着するまでの経過時間がかかり過ぎる。この場合、乗り継ぎ階の混雑が増し、乗客は必要以上に長い間、行先階および行先ゾーンに行く次のエレベータを待たなければならない。
一般に、こういった好ましからざる状況は、例えば、乗客がエレベータでの移動中に、あるゾーンから別のゾーンに乗り継がなくてはならないため、エレベータの群制御システムが処理能力に応じて乗り継ぎ階を変更するときに起こる。この変更とは、従来技術である米国特許明細書第5719360号で述べられている手順である。
さらなる問題は、案内が十分でないために、乗り継ぎ階でエレベータを探す乗客が、最終行先階に行くエレベータを必ずしも素早く簡単に見つけ出せるとは限らないということであり、これが乗客の総移動時間を増加させるもう一つの要因である。
本発明は、前述の従来技術における欠点を克服することを目的とする。また本発明は、エレベータの割当て時間を短縮し、群制御における正確な割当て決定を可能にすることで、的確な予測および精度を実現することを目的とする。本発明における解決方法は、二次的なエレベータ呼びを遅延させることである。
より明確には、本発明のエレベータ群のエレベータを制御する方法は、請求項1の特徴部に開示されている事項により特徴付けられる。本発明の一部の実施例は、下位クレームに開示されている。
従来技術と比較して、本発明の方法はかなりの利点をもたらす。
本発明のエレベータ群のエレベータを制御する方法で得られる最大の利点は、出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対するエレベータ呼びを2つ以上の区間呼びに分割することで、エレベータ制御の的確な予測および精度が実現されることである。それによって、エレベータ群制御システムは、エレベータの割り当ておよび乗り継ぎ階指定の決定をできるだけ正確に行えるうえ、乗り継ぎ階における乗客の乗り継ぎ回数および総移動時間も最小限に抑えられる。エレベータが乗り継ぎ階に近づいたときに、割当て決定を遅延させてエレベータの割り当てをより遅くすることができれば、より効率のよいエレベータ運転が達成される。
本発明のさらなる利点は、乗り継ぎ階の混雑とそれに伴うエレベータ待ちをする乗客数が緩和され、それによって、乗り継ぎ階および/または建造物内でエレベータロビーとして使用するために確保されている空間をより小さくすることが可能となることである。そのため、ロビー用の空間を他の目的のために活用することができ、建造物の所有者は賃貸料所得をさらに得たり、あるいはより有利な賃貸契約を結ぶことができるだろう。
本発明で得られる他の利点は、建造物の機能が柔軟になることであるが、それは、建物のトラヒック上異なるゾーンに位置する各部分が相互接続されるからである。そのため、建造物の所有者は、2つのゾーンにまたがるスペースが賃貸しやすくなるのに気づくだろう。
本発明では、出発ゾーンのエレベータから目的ゾーンのエレベータに乗り継ぐための階が、乗り継ぎ階で待つ人々の搭乗率または予測数に応じて指定される。
さらなる利点は、従来技術と比較して、本発明がエレベータを使用する乗客の総移動時間がかなり短縮することである。
本発明は、さまざまな階がゾーン分けされた建造物のエレベータ群のエレベータを制御するに際し、乗客出発階で、出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びをエレベータに発するようにする方法に関する。本発明の最適な実施例において、乗客がいくつかのゾーンおよび乗り継ぎ階を経由して行先階へと移動するために、前述の呼びは少なくとも2つの呼びに分割され、移動の後半分に対する呼びの割り当ては、移動の前半分に対する呼びの割り当てに比べ遅延させる。
本発明の他の実施例では、移動の後半分用に分割された呼びは後で割り当てられ、この呼びを次のゾーンに供給するために、移動中の乗客が時間的に乗り継ぎ階に近づくまで割り当ては行わないのが望ましい。
本発明の他の実施例では、上述の移動の後半分用に分割された呼びは、次の乗り継ぎ階、または乗客が当該乗り継ぎ階にいる場合は行先階に対し割り当てられる。
本発明の別の実施例では、上述の移動の後半分用に分割された呼びは、次の乗り継ぎ階に対して割り当てられるか、もしくは、出発階または現在の乗り継ぎ階にいる乗客に割り当てられたエレベータの総移動時間と比較して、乗客が時間的に上述の次の乗り継ぎ階に相対的に近づいたときに行先階に対して割り当てられる。
本発明では、異なるゾーンを運行するエレベータ群のエレベータ間における乗り換えは乗り継ぎ階で行われ、この乗り継ぎ階は、好ましくは、エレベータ群制御によって、1つ以上の異なるゾーンと一階分以上が共通な、いくつかの所定の乗り継ぎ階から選択する。
本発明の他の実施例では、前述の乗り継ぎ階は、群制御によって、搭乗率に基づいて所定の乗り継ぎ階の中から選択されるため、乗り継ぎ階の乗客数は最小に抑えられる。
また、本発明の他の実施例では、前述の乗り継ぎ階は、群制御で適応的に乗り継ぎ階の数を変更、および/または各乗り継ぎ階の搭乗率に基づく乗り継ぎ階ゾーンの制限を変更することで、一定の利用可能乗り継ぎ階の中から選択される。本発明のさらに他の実施例では、この乗り継ぎ階は、好ましくは、乗客に割り当てられたエレベータが出発階から移動してくる間に、群制御によって選択される。
本発明では、前述の出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは、乗客が出発階から行先階に至るまでに通過するゾーンの数だけ分割するのが望ましく、最初の呼びは出発階から中間乗り継ぎ階に対して発せられ、最初の乗りかごが乗客に割り当てられる。次の1つ以上の呼びは、現在の中間乗り継ぎ階から次の中間乗り継ぎ階に対して発せられて乗りかごが乗客に割り当てられ、最後の呼びが最終中間乗り継ぎ階から行先階に対して発せられて、別の乗りかごがその乗客に割り当てられる。
本発明のさらに他の実施例では、出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは2つの呼びに分割され、第1の呼びは出発階から乗り継ぎ階に対して発せられて、第1の乗りかごが乗客に割り当てられ、第2の呼びはこの乗り継ぎ階から行先階に対して発せられて、行先階に行く第2の乗りかごがその乗客に割り当てられる。
本発明の好適な実施例では、乗客は乗り継ぎ階において、乗りかご別および/またはエレベータ別および/またはロビー別の乗客案内装置によって、その階で割り当てられた、行先階または中間乗り継ぎ階に至るエレベータへと誘導される。
本発明の他の実施例では、乗客案内装置として機能する表示装置は、エレベータ乗りかごの上部、乗り継ぎ階に到着するエレベータの正面のエレベータロビー、または乗り継ぎ階のエレベータロビーの外に設置される。
本発明では、ゾーン分けされた建造物において、エレベータは好ましくは次の方法で制御される。すなわち、各ゾーンが別個のエレベータ群としてそれぞれ異なる群制御システムで制御され、各ゾーンをそれぞれ制御する群制御システムは共にエレベータ群統合管理制御システムで制御され、この管理制御システムが上述のゾーン別のエレベータ群を分類する。
本発明では、出発階でエレベータ群のエレベータに発せられる出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは、エレベータロビーに設けられた行先階呼び入力装置を用いて、行先階呼びとして発せられる。本発明のさらなる他の実施例では、出発階でエレベータ群のエレベータに発せられる出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは、ハイブリッド呼びまたはゾーン外の乗りかご呼びとして発せられる。
本発明の好適な実施例では、出発階でエレベータに対して呼びを発するたびに、出発階が行先階と同じゾーンに属するか否かを確認するための照合を行う。
以下、本発明を実施例および添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1において、本発明の方法をブロック図で具体的に示す。
本発明は、さまざまな階がゾーン分けされた建造物におけるエレベータ群のエレベータを制御する方法に関連し、乗客のいる出発階で、エレベータは出発ゾーンのゾーン範囲外の階への呼びを受ける。
本発明の最良の実施例では、この呼びは、次のようにいくつかの呼びに分割される。乗客はいくつかのゾーンと乗り継ぎ階を経由して行先階に移動するため、移動の後半分の呼び割り当てが、前半分の呼び割り当てに比べ遅延される。
エレベータ呼びが出発階で発するたびに、出発階が行先階と同じゾーンに属するか否かを確認するための照合が行われる。呼びがゾーン範囲外の階に対するものではない場合、この呼びは通常のエレベータ群制御に従って処理される。
同一あるいは別のエレベータ群のエレベータがそれぞれ当てられているいくつかのゾーンに建造物が分割されている場合、および出発階Fdにおいて出発ゾーン外の行先階Ftに対して呼びが発せられる場合、この呼びはいくつかに、少なくとも2つに分割され、第1の呼びが出発階Fdから乗り継ぎ階TFに対し発せられる。この呼びの分割は、呼び全体を一度に複数の部分に分割して、出発階Fdから最初の乗り継ぎ階TFに対して発せられる呼びと、それ以降の移動分に対する1回以上の呼びとに分けることで有利に実行される。他の有利な方法として、出発階Fdから最初の乗り継ぎ階TFに対して発せられる呼びとなる第1部分と、それ以降の移動分に対する他のすべての呼びとなる第2部分とに呼びを分割する。この第2部分は後に別段階で分割され、次の呼びを分割すると、残りの呼び数が減少する。
呼びの分割後、本発明の方法では、移動の継続に関する情報がレジスタに転送される。次に、出発階から乗り継ぎ階に至るまでの総移動時間と比較して、乗り継ぎ呼びを発する相対的に正確な時間、およびエレベータシステム内またはシャフト内で乗り継ぎ呼びを発する相対的に正確な位置が得られているかを判定するための照合が行われる。そして、得られていない場合、前段階から手順が繰り返される。
乗り継ぎ呼びを発する相対的に正確な時間または乗り継ぎ呼びを発する相対的に正確な位置は得られているが、次の階が目的階Ftではない場合、現在の乗り継ぎ階から次の乗り継ぎ階に対して再度呼びを発し、乗りかごを乗客に割り当てる。割り当てが済むと、乗り継ぎ階に到達した乗客を次の乗り継ぎ階に向かうエレベータに案内する指示およびタイミングが乗り継ぎ階の乗客案内装置に送られ、その後、移動の継続に関する情報がレジスタに転送される。次に、乗り継ぎ呼びの正確な時間/位置が得られたかを判定するためのテストが再度行われる。その結果、時間/位置が得られている場合、次の階が目的階Ftであるかなどを判定するためのテストが行われる。
ただし、本発明を何ら限定することなく、行先制御、ハイブリッド制御、または通常制御にてエレベータ制御を行う際に、本発明の方法を適用することが可能である。
図2A〜図2Fは、本発明の別の実施例を具体的に示している。
図2Aは本発明による最適な実施例を具体的に示し、ここでは建造物が2つのゾーンZ1およびZ2に分けられている。これらのゾーンのうち、ゾーンZ1は建造物の下層階にあたり、ゾーンZ2は建造物の上層階にあたる。
本図の具体状況において、乗客は、出発階とは異なるゾーンに属する行先階Ftに行きたい場合、出発階Fdでエレベータの呼びを発する。すなわち本例では、エレベータは、乗客の出発階から出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びを受ける。乗客は前述のような行先呼びをエレベータに発するのが望ましく、この呼びにはエレベータの出発階Fdおよび目的階Ftの両方に対するエレベータ呼びが含まれる。出発階からエレベータ群のエレベータに対して発せられる、出発ゾーンのゾーン範囲外の階への呼びは、好ましくは、エレベータロビーに設けられた行先呼び入力装置を使用して、行先呼びとして発せられる。しかし、本発明を何ら制限することなく、本発明による実施例に基づいて、出発ゾーンのゾーン範囲外に属する階への呼びを何分割かすることで、ゾーンを越えるハイブリッド呼びとして、出発ゾーンの出発階においてエレベータに発することができる。
本発明では、出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは、少なくとも2つの呼びに分割され、第1の呼びは、出発階Fdから乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4に対して発せられ、乗客に第1の乗りかごが割り当てられる。第2の呼びは、前述の階TF1、TF2、TF3、TF4から目的階Ftに対して発せられ、乗客には目的階Ftに行く第2の乗りかごが割り当てられる。
図2Aに示す例では、エレベータ群の群制御システムで4つの乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4の中から乗り継ぎ階を選択でき、この乗り継ぎ階は群制御によって所定の乗り継ぎ階の中から搭乗率に基づいて選択されるため、相互に選択可能な乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4における乗客数を最小限に抑えられる。本例では、乗客に割り当てられた第1のエレベータは、群制御システムが選択した乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、またはTF4に停止し、乗客を目的階Ftに運ぶための別のエレベータが乗客に割り当てられる。
本発明の実施例では、乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4は、エレベータ群制御システムによって、乗客に割り当てられたエレベータが出発階から運行してくる間に選択される。
本発明によると、第2の呼びは、出発階で乗客に割り当てられたエレベータの総移動時間と比較して、乗客が時間的に上述の乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4に相対的に近づいたときに、上述の乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4から目的階Ftに対して発するのが好ましい。このとき、エレベータ乗りかごの出発階から乗り継ぎ階に至るまでの総移動時間に比較して、出発階で乗客に割り当てられたエレベータは、その乗客を乗せて、時間的に乗り継ぎ階にかなり近づいている。
本発明の他の実施例では、前述の第2の呼びは、乗客が前述の乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4にいるときに、乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4から目的階Ftに対して発する。
図2Bは本発明の一実施例を示し、ここでは、乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4、TF5が、群制御システムによって、適応的に乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4、TF5の数を変更、および/または各乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4、TF5の搭乗率に基づく乗り継ぎ階ゾーンの制限を変更することで、所定の利用可能な乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4、TF5の中から選択される。
図2Bに示す状況では、エレベータ群の群制御システムは、可能最大数、つまり5つの乗り継ぎ階TF1、TF2、TF3、TF4、TF5のうちの、2つの乗り継ぎ階TF2、TF3のみからなる乗り継ぎ階ゾーンを使用できる。乗り継ぎ可能階のうちの3つの階TF1、TF4、TF5が、一度に乗り継ぎ階として使用されない理由は、例えば、乗り継ぎ可能階のうちの3つの搭乗率が高すぎることが判明すると、エレベータ群内におけるトラヒック状態が混雑しているとみなされるためである。一方、これらの階が乗り継ぎ階以外の用途のために確保されている場合も有り得る。同様に、エレベータ群の群制御システムは、一定の条件が満たされれば、特定の乗り継ぎ可能階を乗り継ぎ階用途から除外することもできる。
図2Cは本発明の一実施例を示し、ここでは、ゾーンZ1およびZ2は可能な乗り継ぎ階TFを1つしか有していない。これらのゾーンでは、乗客はゾーンZ1の出発階Fdから乗り継ぎ階に来るエレベータへと乗り換えることができ、ゾーンZ2内の乗客の行先階Ftへ向かうエレベータに乗る。
図2Dは本発明の一実施例を具体的に示し、ここでは、建造物が2つ以上のゾーンZ1、Z2、およびZ3に分かれている。本図に示す状況では、ゾーンの数は3つである。
本実施例では、乗客は、出発ゾーンZ3の出発階Fdに通じている出発ゾーンZ1の外側に位置する目的階Ftに行くために、1つ以上の中間乗り継ぎ階TF1〜TF7で、エレベータ群のそれぞれのゾーンZ1、Z2、Z3を運行するエレベータ間を乗り換える。このようなゾーン分けは、とくに下降運行の混雑時には、乗客にとって有利である。
図2Dに示す本発明の実施例では、乗客のいる出発階Fdで、エレベータに対して出発ゾーンZ3のゾーン範囲外にある階への呼びが発せられ、この呼びは2つ以上の呼びに分割される。本例では、最初の呼びは出発階Fdから中間の乗り継ぎ階TF5〜TF7に対して発せられ、第1の乗りかごが乗客に割り当てられる。次の1つ以上の呼びは前述の乗り継ぎ階TF5〜TF7から次の乗り継ぎ階TF1〜TF4に対して発せられ、1台の乗りかごが乗客に割り当てられる。そして、最後に残った呼びが最終の中間乗り継ぎ階TF1〜TF4から目的階Ftに対して発せられ、1台の乗りかごが乗客に割り当てられる。
図2Eは本発明の一実施例を示し、ここでは、建造物がいくつかのゾーンに分けられている。本発明における本実施例では、ゾーンZ1を運行するエレベータから、ゾーンZ2のエレベータとゾーンZ4のエレベータの両方に乗り継ぎが可能である。乗客は、ゾーンZ1を運行するエレベータからゾーンZ4を運行するエレベータに、3つの乗り継ぎ階TF6、TF7、およびTF8を経由した乗り継ぎが可能である。ゾーンZ2を運行するエレベータへは、ゾーンZ1を運行するエレベータから3つの乗り継ぎ階TF1、TF2、およびTF3を経由して乗り継ぐことができる。同様に、乗客は、ゾーンZ2を運行するエレベータから、上記3つの乗り継ぎ階TF1、TF2、およびTF3を経由してゾーンZ1を運行するエレベータに乗り継ぐことができる。上述の乗り継ぎ階TF1、TF2、およびTF3と乗り継ぎ階TF6、TF7、およびTF8の間には、ゾーンZ1に属しながらゾーンZ1を運行するエレベータがまったく停止しない階がある。
ゾーンZ2を運行するエレベータからゾーンZ3を運行するエレベータへは、2つの乗り継ぎ階TF4およびTF5からのみ乗り継ぎが可能である。同様に、ゾーンZ3を運行するエレベータからゾーンZ2を運行するエレベータへの乗り継ぎも、この2つの乗り継ぎ階TF4およびTF5から可能である。したがって、例えば、ゾーンZ3からZ4へ向かう乗客は、乗り継ぎ階TF4またはTF5のどちらかでゾーンZ2を運行するエレベータに移動し、乗り継ぎ階TF1、TF2、およびTF3のいずれかの階で、ゾーンZ1を運行するエレベータに乗り継ぐ。乗客はゾーンZ1を運行するエレベータからゾーンZ4を運行するエレベータへは、乗り継ぎ階TF6、TF7、およびTF8のいずれかの階で乗り継げる。
図2Eに示す例では、出発階FdからゾーンZ4の目的階Ftに行く乗客は、乗り継ぎ階TF6、TF7、およびTF8を経由して移動することができる。この場合、乗客は乗り継ぎ階TF6、TF7、およびTF8で止まる必要がまったくない。そのため、乗客の目的階Ftが出発階Fdのあるゾーンからかなり離れているゾーンにある場合、乗客の総移動時間は、図2Dに示す実施例の場合より短くなる。
図2Fは本発明の一実施例を示し、ここでは、ゾーンZ1〜Z4のそれぞれが、異なる群制御システムGC1〜GC4で制御され、これらのシステムもまた、上位の統合制御システムに制御管理される。本明細書では、この上位システムを、特定エレベータ群管理制御システムGMCSと呼ぶ。
本発明の本実施例では、ゾーン分けされた建造物では、エレベータは次のように制御される。すなわち、各ゾーンZ1〜Z4は、異なるエレベータ群制御システムGC1〜GC4によって、別々のエレベータ群として制御され、このそれぞれ1つのゾーンを制御する群制御システムGC1〜GC4は共に、エレベータ群統合管理制御システムGMCSで管理される。このシステムGMCSが、上述のゾーン別のエレベータ群を分類する。
上述の本発明を具体的に示す実施例すべてにおいて、乗客は、乗り継ぎ階に備えられた乗りかご別および/またはエレベータ別および/またはロビー別の乗客案内装置によって、その階で割り当てられた、目的階または中間乗り継ぎ階まで運行するエレベータに案内される。このような乗客案内装置は、好ましくは表示装置であり、エレベータ乗りかごの上部、または乗り継ぎ階に到着するエレベータの正面のエレベータロビー、または乗り継ぎ階のエレベータロビーの外に設置される。また、案内表示装置をエレベータロビーに設置してもよい。所定のエレベータの乗り継ぎ階に到着した乗客は、こういった案外表示装置から、どのエレベータで実際の目的階あるいは次の乗り継ぎ階に行けるのか知ることができる。オプションとして、案内表示装置は次のような情報を表示してもよい。すなわち、乗客が予想時間より長く乗り継ぎ階に留まらないよう、次にどのエレベータが、あるエレベータの乗り継ぎ階に到着した乗客の目的階、あるいは、次の乗り継ぎ階に行くのかといった情報である。
図3は、エレベータ、フロアロビー、ならびに乗り継ぎ階に設けられた乗客案内装置PG1、PG2、PG3、PG4、PG5およびPG6のレイアウトを示す平面図である。図3は次のようなエレベータ群を示す。すなわち、エレベータ乗りかごL1、L2、L3、およびL4は二方向出入口のウォークスルー型乗りかごであり、これに対してエレベータ乗りかごL5、L6、L7、およびL8は、一方向出入口式の乗りかごである。乗客案内装置PG1、PG2、PG3、PG4、PG5、PG6は、乗り継ぎ階のロビー区域の外、エレベータL3の横、エレベータL5の正面、およびエレベータL6とL2の間に設置されている。また、各エレベータには、乗客を適切な乗客案内装置PG1、PG2、PG3、PG4、PG5、およびPG6に誘導する案内手段が設けられている(図示せず)。ロビーは、A、B、およびCで図示され、それぞれのロビー区域を区別するために、種々の線、点、またはダイヤ柄で示されている。
図3では、乗客はエレベータL4で乗り継ぎ階に到着し、そこからロビー区域Cの外に設置された乗客案内装置PG1に誘導される。ここではこの装置が乗客に応対することになり、引き続きどのエレベータで目的階に行けるかを乗客に知らせる。乗客案内装置は、エレベータL4で乗り継ぎ階に到着した乗客用にエレベータL5が割り当てられ、エレベータL5は乗り継ぎ階に15秒で着く旨を、乗客に知らせる。乗客案内装置PG1は、乗客の目的階に行く後発のエレベータ、または次の乗り継ぎ階に行くエレベータに関する情報を、エレベータL4で到着する乗客に案内するために使用することもできる。ロビー区域A、B、およびCの外に設置された他の乗客案内装置PG2およびPG3の機能原理は、装置PG1と同じである。
乗客案内装置PG4はエレベータL3の真横に設置され、このエレベータで乗り継ぎ階に到着した乗客、または乗り継ぎ階でこのエレベータに乗る乗客にのみ情報を提供する。この乗客案内装置PG4は、例えば、エレベータが乗り継ぎ階に到着するまでの時間と、そのエレベータの直近の出発階に関する情報を提示する。さらにこの乗客案内装置PG4は、エレベータを降りる乗客に、次に割り当てられているエレベータを教え、且つ、そのエレベータが目的階と次の乗り継ぎ階のどちらに行くかを案内することもできる。また、エレベータを降りる乗客が乗り継ぎ階で遅れてしまったときのために、その乗客に割り当てられたエレベータより後発のエレベータについての案内をすることもできる。
エレベータL5の正面に設置された乗客案内装置PG5は、表示装置D3を介して、エレベータからロビーAに降りてくる乗客に情報を提示する。この乗客案内装置PG5は、好ましくは、乗客を他の乗客案内装置PG2に誘導するために設けられている。
乗客案内装置PG6は、エレベータL6とL2との間に設けられ、表示装置D1がエレベータL6からロビーAに来る乗客にエレベータ乗り換え情報を提示し、表示装置D2がエレベータL2からロビーAに来る乗客に乗り換え情報を提示するような表示装置配列となっている。表示装置D1およびD2が提示するエレベータ乗り換え情報は、ロビー外のほかの乗客案内装置PG1、PG2、またはPG3に誘導するための情報でよい。あるいは、乗客案内装置PG6の表示装置D1は、エレベータL6を降りる乗客に次に割り当てられているエレベータを知らせ、表示装置D2はエレベータL2を降りる乗客に、次に割り当てられているエレベータと、それが目的階と次の乗り継ぎ階のどちらに行くかを知らせる。
前述の乗客案内装置PG1、PG2、PG3、PG4、PG5、およびPG6は、エレベータの乗客が所定のゾーンを運行するエレベータから別のゾーンを運行するエレベータに乗り継ぐ際に、乗客に乗り継ぎ階で必要な情報を提示するのに使用する表示手段であるのが望ましい。また、乗客案内装置PG1、PG2、PG3、PG4、PG5、およびPG6は、出発階呼び装置と連結して乗り継ぎ階の階床に有利に配設することも可能である。
本発明は、請求項1の特徴部に開示されている事項により特徴付けられる。本発明の他の実施例は、他の請求項に開示されている事項により特徴付けられる。本発明の実施例は、本願の明細書部分にも示されている。本願に開示されている発明の内容は、特許請求の範囲に規定されているものとは別の形で規定することも可能である。また、本発明は、とくに表現あるいは内在するサブタスクの点から見た場合、または達成される利点あるいは一連の利点から見た場合、いくつかの別々の発明から成っていてもよい。この場合、特許請求の範囲に含まれる属性のいくつかは、別々の発明の概念からみて不必要なこともある。
また、本発明の実施例は、上述の実施例に限るものではなく、技術的要件の枠内であれば、他の実施例の一部あるいは全部を組み合わせることも可能である。同様に、他の実施例の一部分を利用して、本発明の基本概念と一致するような、ここでは挙げられていない実施例を構成することも可能である。
本発明の方法を示す概略説明図である。 本発明の最適な実施例を示す。 本発明による他の実施例を示す。 本発明による第3の実施例を示す。 本発明による別の実施例を示す。 本発明によるさらに別の実施例を示す。 各ゾーンがそれぞれ別の群制御システムで制御される本発明の一実施例を示す。 エレベータ、フロアロビー、および乗り継ぎ階の乗客案内装置のレイアウトを示す平面図である。

Claims (14)

  1. さまざまな階をゾーン分けした建造物のエレベータ群のエレベータを、乗客出発階で、出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びをエレベータに発するように制御する方法において、前記呼びは、乗客がいくつかのゾーンおよび乗り継ぎ階を経由して行先階へと移動するように、少なくとも2つの区間呼びに分割して、移動の後半分の呼び割り当てを前半分の呼び割り当てに比べ遅延させ、それぞれ別のゾーンを運行するエレベータ群のエレベータ間での乗り換えを乗り継ぎ階で行い、該乗り継ぎ階は、一階または複数階が1つまたは複数の異なるゾーンで共通しているいくつかの所定の乗り継ぎ階から、前記エレベータ群の群制御システムにより搭乗率に基づいて選択して、乗り継ぎ階における乗客数を最小限に抑えることを特徴とするエレベータ群のエレベータを制御する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記移動の後半分に付随する区間呼びは、後に、移動中の乗客が乗り継ぎ階に時間的に近づいた際に割り当てて、次のゾーンで処理されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記移動の後半分のための区間呼びは、次の乗り継ぎ階に対して割り当てられるか、または乗客が該乗り継ぎ階にいる場合は行先階に対して割り当てられることを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記移動の後半分のための区間呼びは、前記出発階または現在の乗り継ぎ階で乗客に割り当てられたエレベータの総移動時間と比較して、乗客が時間的に前記次の乗り継ぎ階に相対的に近づいたときに、該次の乗り継ぎ階または行先階に対して割り当てることを特徴とする方法。
  5. 請求項に記載の方法において、前記乗り継ぎ階は、前記群制御システムによって、適応的に乗り継ぎ階の数を変更および/または各乗り継ぎ階の搭乗率に基づく乗り継ぎ階ゾーンの制限を変更することで、所定の利用可能な乗り継ぎ階の中から選択されることを特徴とする方法。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の方法において、前記出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは、乗客が出発階から行先階に至るまでに通過するゾーンの数だけ分割され、最初の呼びは出発階から中間乗り継ぎ階に対して発して最初の乗りかごを乗客に割り当て、次の1つまたは複数の呼びは現在の中間乗り継ぎ階から次の中間乗り継ぎ階に発して乗りかごを乗客に割り当て、最後の呼びは最後の中間乗り継ぎ階から前記行先階に対して発して乗りかごを乗客に割り当てることを特徴とする方法。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の方法において、前記出発ゾーンのゾーン範囲外の階に対する呼びは2つに分割され、第1の呼びは前記出発階から乗り継ぎ階に対して発して、第1の乗りかごを前記乗客に割り当て、第2の呼びは前記乗り継ぎ階から前記行先階に対して発して、前記乗客に該行先階に行く第2の乗りかごを割り当てることを特徴とする方法。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載の方法において、前記乗客は、乗り継ぎ階に設けられた乗りかご別および/またはエレベータ別および/またはロビー別の乗客案内装置によって、該乗り継ぎ階で割り当てられた前記行先階または中間乗り継ぎ階に至るエレベータへと誘導されることを特徴とする方法。
  9. 請求項に記載の方法において、乗客案内装置の役割を果たす表示装置は、エレベータ乗りかごの上部、エレベータロビーの乗り継ぎ階に到着するエレベータの正面、または乗り継ぎ階のエレベータロビーの外のいずれかに設置されることを特徴とする方法。
  10. 請求項1ないしのいずれかに記載の方法において、前記乗り継ぎ階は、エレベータ群制御システムによって、乗客に割り当てられたエレベータ乗りかごが出発階から移動してくる間に選択することを特徴とする方法。
  11. 請求項1に記載の方法において、ゾーン分けされた建造物内のエレベータは、各ゾーンが別々のエレベータ群として別々の群制御システムによって制御され、各ゾーンをそれぞれ制御する該群制御システムはエレベータ群統合管理制御システムによって一括制御され、該管理制御システムが前記ゾーン別のエレベータ群を分類することで制御されることを特徴とする方法。
  12. 請求項1に記載の方法において、前記出発階のエレベータ群のエレベータに発せられる前記出発ゾーンのゾーン範囲外の階への呼びは、エレベータロビーに設けられた行先呼び入力装置を使用して行先階呼びとして発することを特徴とする方法。
  13. 請求項1に記載の方法において、前記出発階のエレベータ群のエレベータに発せられる前記出発ゾーンのゾーン範囲外の階への呼びは、ハイブリッド呼びまたはゾーン外乗りかご呼びとして発することを特徴とする方法。
  14. 請求項1に記載の方法において、前記出発階でエレベータに呼びが発せられると、該出発階が前記行先階と同じゾーンに属するか否かを確認するための照合を行うことを特徴とする方法。
JP2007508918A 2004-04-22 2004-04-22 エレベータ群のエレベータ制御方法 Expired - Fee Related JP4796053B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/FI2004/000246 WO2005102894A1 (en) 2004-04-22 2004-04-22 Method for controlling the elevators in an elevator group

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007533574A JP2007533574A (ja) 2007-11-22
JP4796053B2 true JP4796053B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=34957394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007508918A Expired - Fee Related JP4796053B2 (ja) 2004-04-22 2004-04-22 エレベータ群のエレベータ制御方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1737777B1 (ja)
JP (1) JP4796053B2 (ja)
CN (1) CN1956905B (ja)
AT (1) ATE457952T1 (ja)
DE (1) DE602004025628D1 (ja)
ES (1) ES2338788T3 (ja)
HK (1) HK1102684A1 (ja)
WO (1) WO2005102894A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010032307A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 三菱電機株式会社 エレベーターシステム
JP6287389B2 (ja) * 2014-03-13 2018-03-07 三菱電機株式会社 エレベータの群管理装置
DE102014214587A1 (de) * 2014-07-24 2016-01-28 Thyssenkrupp Ag Verfahren zum Steuern einer Aufzugsanlage
CN106573750B (zh) * 2014-09-17 2018-09-28 三菱电机株式会社 电梯***
CN106794957A (zh) * 2014-10-23 2017-05-31 三菱电机株式会社 电梯***
DE102014223153A1 (de) * 2014-11-13 2016-05-19 Thyssenkrupp Ag Verfahren zum Verarbeiten von Rufeingaben durch eine Aufzugsteuerung und Aufzuganlagen zur Durchführung der Verfahren
CA3078862A1 (en) 2017-12-21 2019-06-27 Inventio Ag Method and elevator controller for controlling an elevator group having a plurality of elevators on the basis of destination calls
JP6792586B2 (ja) * 2018-03-23 2020-11-25 株式会社日立製作所 エレベーターシステム
US20200048031A1 (en) * 2018-08-09 2020-02-13 Otis Elevator Company Destination calls across multiple elevator groups
CN109665413A (zh) * 2018-12-03 2019-04-23 日立电梯(上海)有限公司 具有换乘层的建筑物内的电梯及其运行控制方法
WO2021176690A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 三菱電機株式会社 エレベーターの制御システム
JP7351369B1 (ja) 2022-03-30 2023-09-27 フジテック株式会社 エレベータの制御システム及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468080U (ja) * 1990-10-24 1992-06-16
JPH04333478A (ja) * 1991-05-01 1992-11-20 Toshiba Corp エレベータの案内装置
JPH06321445A (ja) * 1993-05-10 1994-11-22 Toshiba Corp エレベータ
JPH09110315A (ja) * 1995-07-31 1997-04-28 Otis Elevator Co ビルディングの複数のフロアに運行するための多数かごエレベータシステムおよびエレベータグループへのフロア割当方法
JP2002173272A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Otis Elevator Co ダブルデッキエレベータシステムの制御装置および制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI85970C (fi) * 1986-09-24 1992-06-25 Kone Oy Foerfarande foer koordinering av hissgrupper.
JPH0672646A (ja) * 1992-08-27 1994-03-15 Toshiba Corp エレベータ制御装置
JP4606570B2 (ja) * 2000-11-22 2011-01-05 東芝エレベータ株式会社 エレベーターの群管理制御装置
EP1270486B1 (de) * 2001-06-29 2018-01-03 Inventio AG Verfahren zur Auswahl des günstigsten Weges mit Umsteigen der Kabinen bei mehreren Aufzugsgruppen
US6655501B2 (en) * 2001-06-29 2003-12-02 Inventio Ag Method for selection of the most favorable elevator of an elevator installation comprising at least two elevator groups

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468080U (ja) * 1990-10-24 1992-06-16
JPH04333478A (ja) * 1991-05-01 1992-11-20 Toshiba Corp エレベータの案内装置
JPH06321445A (ja) * 1993-05-10 1994-11-22 Toshiba Corp エレベータ
JPH09110315A (ja) * 1995-07-31 1997-04-28 Otis Elevator Co ビルディングの複数のフロアに運行するための多数かごエレベータシステムおよびエレベータグループへのフロア割当方法
JP2002173272A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Otis Elevator Co ダブルデッキエレベータシステムの制御装置および制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
HK1102684A1 (en) 2007-11-30
EP1737777A1 (en) 2007-01-03
ATE457952T1 (de) 2010-03-15
EP1737777B1 (en) 2010-02-17
CN1956905B (zh) 2011-01-26
CN1956905A (zh) 2007-05-02
ES2338788T3 (es) 2010-05-12
WO2005102894A1 (en) 2005-11-03
DE602004025628D1 (de) 2010-04-01
JP2007533574A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7258203B2 (en) Method for controlling the elevators in an elevator group
JP4669215B2 (ja) マルチケージを有するエレベータ装置のための制御装置及び制御方法
EP2029466B1 (en) Elevator system
RU2317242C2 (ru) Способ управления лифтовой установкой, а также лифтовая установка для его осуществления
CN107207182B (zh) 用于运行电梯***的方法
EP2195270B1 (en) Elevator system
JP4796053B2 (ja) エレベータ群のエレベータ制御方法
FI121009B (fi) Hissijärjestelmä
WO2011055414A1 (ja) ダブルデッキエレベータ群管理装置
FI113259B (fi) Menetelmä hissiryhmän hissien ohjaamiseksi
US7117980B2 (en) Method and apparatus for controlling an elevator installation with zoning and an interchange floor
JP3040237B2 (ja) 残り応答時間に基づくエレベータ運行方法
EP2748092A1 (en) A method for allocating elevators and an elevator system
US6508333B2 (en) Method of controlling elevator installation with multiple cars
JP5113962B2 (ja) ダブルデッキエレベータシステムの制御装置および制御方法
JP3404440B2 (ja) 昇降機システム
JP2021123455A (ja) エレベータシステム
JP2001354365A (ja) エレベータの制御装置
JP3428522B2 (ja) ダブルデッキエレベーターの運行制御装置
JPH02144385A (ja) 群管理エレベーター制御装置
JP2009227350A (ja) エレベータの群管理制御装置
JPH11228040A (ja) エレベータ群管理におけるかごの割り当て方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4796053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees