JP3426901B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
池、特にその負極の改良に関する。
する非水電解液二次電池は、高電圧で高エネルギー密度
が期待され、多くの研究が行われている。これまで非水
電解液二次電池の正極活物質には、LiMn2O4、Li
CoO2、LiNiO2、V2O5、Cr2O5、MnO2、T
iS2、MoS2などの遷移金属の酸化物およびカルコゲ
ン化合物が知られいる。これらは層状またはトンネル構
造を有し、リチウムイオンが出入りできる結晶構造を持
っている。一方、負極活物質としては金属リチウムが多
く検討されてきた。しかしながら、充電時にリチウム表
面に樹枝状にリチウムが析出し、充放電効率の低下また
は正極と接して内部短絡を生じるという問題点を有して
いた。
チウムの樹枝状成長を抑制しリチウムを吸蔵・放出する
ことができるリチウム−アルミニウムなどのリチウム合
金を負極を用いる検討がなされている。しかしながら、
リチウム合金を用いた場合、深い充放電を繰り返すと電
極の微細化が生じ、サイクル特性に問題があった。そこ
で、アルミニウムなどにおいてはさらに他の元素を添加
した合金を電極とすることで、電極の微細化を抑制する
提案がある(特開昭62−119856号公報、特開平
4−109562号公報など)。しかしながら、十分な
特性改善がなさなされておらず、現在はこれら負極活物
質よりも容量が小さいが、リチウムを可逆的に吸蔵・放
出でき、サイクル性、安全性に優れた炭素材料を負極に
用いたリチウムイオン電池が実用化されている。
負極に例えば結晶質のSnO、SnO2などの酸化物を
用いる提案(特開平7−122274号公報、特開平7
−235293号公報)、さらにSnSiO3やSnS
i1-xPxO3などの非晶質酸化物を負極に用いることで
サイクル特性を改善する提案がなされている(特開平7
−288123号公報)。しかし、未だ十分な特性改善
がなされていない。
術に鑑み、充放電サイクル特性に優れた非水電解質二次
電池用負極を提供することを目的とする。本発明は、充
電によりリチウムを吸蔵しデンドライトを発生せず、電
気容量が大きく、かつサイクル寿命の優れた負極を提供
するものである。
電池は、充放電可能な正極、非水電解質、および充放電
可能な負極を具備し、前記負極の活物質に、少なくとも
所定のタングステン酸塩、モリブデン酸塩、チタン酸
塩、クロム酸塩、ジルコン酸塩、ニオブ酸塩、タンタル
酸塩、およびマンガン酸塩からなる群より選択される少
なくとも一つの金属塩または半金属塩を用いる。前記金
属塩または半金属塩の金属または半金属MIは、Al、
Si、Pb、Cd、Bi、Sb、In、Zn、Mg、G
e、およびGaからなる群より選択される少なくとも一
つであり、前記タングステン酸塩は、MIWO 4 および
MIWO 6 よりなる群から選択される少なくとも1種で
あり、前記モリブデン酸塩は、MIMoO 4 およびMI
Mo 4 O 6 よりなる群から選択される少なくとも1種であ
り、前記チタン酸塩は、MITiO 4 、MITiO 5 およ
びMITi 3 O 7 よりなる群から選択される少なくとも1
種であり、前記ジルコン酸塩は、MIZrO 4 であり、
前記クロム酸塩が、MICrO 4 、MICr 2 O 4 および
MICrO 6 よりなる群から選択される少なくとも1種
であり、前記ニオブ酸塩は、MINbO 4 、MINb 2 O
6 およびMINb 2 O 7 よりなる群から選択される少なく
とも1種であり、前記タンタル酸塩は、MITaO 4 お
よびMITa 2 O 7 よりなる群から選択される少なくとも
1種であり、前記マンガン酸塩は、MIMnO 4 および
MIMnO 6 よりなる群から選択される少なくとも1種
である。 本発明は、また、充放電可能な正極、非水電解
質、および充放電可能な負極を具備し、前記負極の活物
質が、Al 3 (WO 4 ) 3 、AlWO 4 、Si(WO 4 ) 2 、
PbWO 4 、CdWO 4 、Bi 2 WO 6 、Bi 2 (W
O 4 ) 3 、In 2 (WO 4 ) 3 、In(WO 3 ) 3 、Sb 2 (W
O 4 ) 3 、ZnWO 4 、Ga 2 (WO 4 ) 3 、Ga 2 (WO 3 )
3 、Ge(WO 4 ) 2 、Ge(WO 3 ) 2 、MgWO 4 、Al
2 (MoO 4 ) 3 、SiMo 2 O 8 、PbMoO 4 、CdMo
O 4 、Bi 2 (MoO 4 ) 3 、In 2 (MoO 4 ) 3 、InM
o 4 O 6 、Sb 2 (MoO 4 ) 3 、ZnMoO 4 、Ga 2 (M
oO 4 ) 3 、GeMoO 4 、MgMoO 4 、AlTiO 5 、
SiTiO 8 、PbTi 3 O 7 、Bi 2 TiO 5 、Bi 2 Ti
2 O 7 、In 2 TiO 5 、Sb 3 Ti 2 O 10 、GaTiO 5 、
MgTiO 4 、 Al 2 (ZrO 3 ) 3 、SiZrO 4 、Bi 2
(ZrO 3 ) 3 、In 2 (ZrO 3 ) 3 、Sb 2 (Zr
O 3 ) 3 、Ga 2 (ZrO 3 ) 3 、Si(CrO 4 ) 2 、Pb 3
CrO 6 、PbCrO 4 、CdCr 2 O 4 、Bi 2 CrO 6 、
In 2 CrO 6 、Sb 2 (CrO 4 ) 3 、ZnCrO 4 、Ga
2 (CrO 4 ) 3 、GeCrO 4 、MgCr 2 O 7 、AlNb
O 4 、SiNbO 4 、PbNb 2 O 6 、Pb 2 Nb 2 O 7 、C
d 2 Nb 2 O 7 、BiNbO 4 、InNbO 4 、SbNb
O 4 、ZnNb 2 O 6 、GaNbO 4 、GeNb 2 O 6 、Mg
Nb 2 O 6 、AlTaO 4 、SiTa 2 O 7 、Pb 2 Ta
2 O 7 、Cd 2 Ta 2 O 7 、BiTaO 4 、InTaO 4 、S
bTaO 4 、Zn 2 Ta 2 O 7 、GaTaO 4 、Ge 2 Ta 2
O 7 、Mg 2 Ta 2 O 7 、Al 2 MnO 6 、Bi 2 MnO 4 、B
i 2 MnO 6 、In 2 MnO 4 、In 2 MnO 6 、Sb 2 Mn
O 4 、Sb 2 MnO 6 およびGa 2 MnO 4 よりなる群から
選択される少なくとも1種であることを特徴とする非水
電解質二次電池に関する。前記の負極は、活物質、炭素
材、および結着剤の混合物から構成するのが好ましい。
質として検討した結果、金属あるいは半金属が、酸素と
タングステンからなるタングステン酸、酸素とモリブデ
ンからなるモリブデン酸、酸素とチタンからなるチタン
酸、酸素とクロムからなるクロム酸、酸素とジルコニウ
ムからなるジルコン酸、酸素とニオブからなるニオブ
酸、酸素とタンタルからなるタンタル酸、酸素とマンガ
ンからなるマンガン酸などの、遷移金属酸塩で囲まれた
結晶構造を有する化合物が高容量でサイクル特性に優れ
ていることを見いだしたことに基づいている。現在のと
ころ、これら金属塩のLiの収納サイトの詳細は不明で
あるが、本発明のタングステン酸、モリブデン酸、チタ
ン酸、クロム酸、ジルコン酸、ニオブ酸、タンタル酸、
マンガン酸などの遷移金属を含む金属塩あるいは半金属
塩の結晶構造が、多量のLiの出入りを伴う負極活物質
の膨張収縮に対して有効に作用するものと考えられる。
るいは半金属塩の金属あるいは半金属は、Al、Si、
Pb、Cd、Bi、In、Zn、Mg、Ge、およびG
aからなる群より選択される少なくとも1つであること
が好ましい。中でもPb、In、Biが特に好ましい。
金属タングステン酸塩あるいは半金属タングステン酸塩
としては、MIWO4 、MIWO6などが挙げられる。た
だし、MIは前記の金属あるいは半金属を表す。金属モ
リブデン酸塩あるいは半金属モリブデン酸塩としては、
MIMoO4、MIMo4O6などが挙げられる。
としては、MITiO4、MITiO5、MITi3O7な
どが挙げられる。金属ジルコン酸塩あるいは半金属ジル
コン酸塩としては、MIZrO4などが挙げられる。金
属クロム酸あるいは半金属クロム酸塩としては、MIC
rO4、MICr2O4、MICrO6などが挙げられる。
金属ニオブ酸塩、半金属ニオブ酸塩としては、MINb
O4、MINb2O6、MINb2O7などが挙げられる。
酸塩としては、MITaO4、MITa2O7などが挙げ
られる。金属マンガン酸塩あるいは半金属マンガン酸塩
としては、MIMnO4、MIMnO6などが挙げられ
る。中でも金属クロム酸塩あるいは半金属クロム酸塩、
金属タングステン酸塩あるいは半金属タングステン酸
塩、金属モリブデン酸塩あるいは半金属モリブデン酸
塩、金属マンガン酸塩あるいは半金属マンガン酸塩、金
属タンタル酸塩あるいは半金属タンタル酸塩が好まし
い。金属クロム酸塩、半金属クロム酸塩、金属タングス
テン酸塩、半金属タングステン酸塩、金属モリブデン酸
塩、半金属モリブデン酸塩は、サイクル特性改善に特に
好ましい。
る。 《実施例1》まず、表1に示す各種金属タングステン酸
あるいは半金属タングステン酸塩の負極活物質としての
電極特性を検討するため、図1に示す試験セルを作製し
た。活物質粉末6gに、導電剤としての黒鉛粉末3g、
および結着剤としてのポリエチレン粉末1gを混合して
合剤とした。この合剤0.1gを直径17.5mmの円
盤に加圧成型して電極1とした。この電極1をケース2
の中央に配置し、その上に微孔性ポリプロピレンフィル
ムからなるセパレータ3を設置した。1モル/lの過塩
素酸リチウム(LiClO4)を溶解したエチレンカー
ボネートとジメトキシエタンの体積比1:1の混合溶液
からなる非水電解液をセパレータ上に注液した。この上
に、内側に直径17.5mmの金属リチウム4を張り付
け、外周部にポリプロピレン製ガスケット5を付けた封
口板6を組み合わせ、封口して試験セルとした。
で、電極がLi対極に対して0Vになるまでカソード分
極(活物質電極を負極として見る場合には充電に相当)
し、次に電極が1.5Vになるまでアノード分極(放電
に相当)した。このカソード分極、アノード分極を繰り
返して電極特性を評価した。また、比較例として、表2
に示すこれまでに報告されている結晶質のWO2、Fe2
O3、SnO、PbO、SnSの酸化物あるいは硫化
物、ならびに非晶質のSnSiO3、SnSi0.8P0.2
O3.1の金属酸化物についても、実施例と同様に試験セ
ルを作製し、同様にして電極特性を評価した。表1に1
サイクル目の活物質1g当たりの放電容量を示す。本実
施例のセルは、いずれも充放電することがわかった。こ
の試験セルの10サイクル目のカソード分極が終了した
後、試験セルを分解したところ、いずれも金属Liの析
出は認められなかった。以上より本発明の活物質を用い
る電極は、カソード分極でLiが電極中に吸蔵され、ア
ノード分極で吸蔵されたLiが放出され、金属Liの析
出はないことがわかった。
あるいは半金属タングステン酸塩を負極に用いた電池の
サイクル特性を評価するため、図2に示す円筒型電池を
作製した。その作製手順は次の通りである。正極活物質
であるLiMn1.8Co0.2O4は、Li2CO3とMn3O
4とCoCO3とを所定のモル比で混合し、900℃で加
熱することによって合成した。さらに、これを100メ
ッシュ以下に分級したものを正極活物質とした。正極活
物質100gに、導電剤としての炭素粉末10g、結着
剤としてのポリ4フッ化エチレンの水性ディスパージョ
ンを固形分で8g、および純水を加えてペースト状にし
た。このペーストをチタンの芯材に塗布し、乾燥後、圧
延して正極を得た。一方、負極活物質である各種金属タ
ングステン酸あるいは半金属タングステン酸塩と導電剤
としての黒鉛粉末と、結着剤としてのテフロンバインダ
−を重量比で60:30:10の割合で混合し、石油系
溶剤を用いてペ−スト状とした。このペーストを銅の芯
材に塗布した後、100℃で乾燥し、負極板とした。セ
パレ−タには微孔性ポリプロピレンフィルムを用いた。
の正極リード14を有する正極板11と、負極リード1
5を有する負極板12、および両電極板間に介在させた
極板より幅の広い帯状の多孔性ポリプロピレン製セパレ
ータ13を渦巻状に捲回して極板群を構成した。この極
板群を上下それぞれにポリプロピレン製の絶縁板16、
17を配して電槽18に挿入し、電槽18の上部に段部
を形成させた後、非水電解液として、1モル/lの過塩
素酸リチウムを溶解したエチレンカーボネートとジメト
キシエタンの等比体積混合溶液を注入し、正極端子20
を有する封口板19で密閉した。これら電池は、試験温
度30℃で、充放電電流1mA/cm2、充放電電圧範
囲4.3V〜2.6Vで充放電サイクル試験を行い、2
サイクル目の放電容量に対する100サイクル目の放電
容量維持率を表1に示す。
に報告されている結晶質のWO2、Fe2O3、SnO、
PbO、SnSの酸化物あるいは硫化物、非晶質のSn
SiO3、SnSi0.8P0.2O3.1の金属酸化物について
も、上記と同様に試験電池を作製し、同様にサイクル特
性を評価した。表2に結果を示す。本実施例の金属タン
グステン酸塩あるいは半金属タングステン酸塩を負極活
物質に用いた電池は、従来の金属酸化物に比べてサイク
ル特性が向上した。
種金属モリブデン酸あるいは半金属モリブデン酸塩の負
極活物質としての電極特性を検討するため、実施例1と
同様の試験セルを作製し、同様の条件で評価した。表3
に結果を示す。本実施例のセルは、いずれも充放電する
ことがわかった。この試験セルの10サイクル目のカソ
ード分極が終了した後、試験セルを分解したところ、い
ずれも金属Liの析出は認められなかった。以上より本
発明の活物質を用いた電極は、カソード分極でLiが電
極中に吸蔵され、アノード分極で吸蔵されたLiが放出
され、金属Liの析出はないことがわかった。次に、各
種金属モリブデン酸あるいは半金属モリブデン酸塩を負
極に用いた電池のサイクル特性を評価するため、実施例
1と同様の円筒型電池を作製し、同様の条件で評価し
た。表3に結果を示す。本実施例の金属モリブデン酸あ
るいは半金属モリブデン酸塩を負極活物質に用いた電池
は、従来の金属酸化物に比べてサイクル特性が向上し
た。
種金属チタン酸塩あるいは半金属チタン酸塩の負極活物
質としての電極特性を検討するため、実施例1と同様の
試験セルを作製し、同様の条件で評価した。本実施例の
セルは、いずれも充放電することがわかった。この試験
セルの10サイクル目のカソード分極が終了した後、試
験セルを分解したところ、いずれも金属Liの析出は認
められなかった。以上より本実施例の活物質を用いた電
極は、カソード分極でLiが電極中に吸蔵され、アノー
ド分極で吸蔵されたLiが放出され、金属Liの析出は
ないことがわかった。次に、各種金属チタン酸塩あるい
は半金属チタン酸塩を負極に用いた電池のサイクル特性
を評価するため、実施例1と同様の円筒型電池を作製
し、同様の条件で評価した。表4に結果を示す。本実施
例の金属ほう酸塩を負極活物質に用いた電池は、従来の
金属酸化物に比べてサイクル特性が向上した。中でも水
素を含有した金属ほう酸水素塩は、一層サイクル特性が
向上した。
種金属ジルコン酸塩あるいは半金属ジルコン酸塩の負極
活物質としての電極特性を検討するため、実施例1と同
様の試験セルを作製し、同様の条件で評価した。本実施
例のセルは、いずれも充放電することがわかった。この
試験セルの10サイクル目のカソード分極が終了した
後、試験セルを分解したところ、いずれも金属Liの析
出は認められなかった。以上より本実施例の活物質を用
いた電極は、カソード分極でLiが電極中に吸蔵され、
アノード分極で吸蔵されたLiが放出され、金属Liの
析出はないことがわかった。次に、各種金属ジルコン酸
塩あるいは半金属ジルコン酸塩を負極に用いた電池のサ
イクル特性を評価するため、実施例1と同様の円筒型電
池を作製し、同様の条件で評価し、表5に結果を示す。
本実施例の金属ジルコン酸塩あるいは半金属ジルコン酸
塩を負極活物質に用いた電池は、従来の金属酸化物に比
べてサイクル特性が向上した。
は半金属バナジン酸塩の負極活物質としての電極特性を
検討するため、実施例1と同様の試験セルを作製し、同
様の条件で評価した。本参考例のセルは、いずれも充放
電することがわかった。この試験セルの10サイクル目
のカソード分極が終了した後、試験セルを分解したとこ
ろ、いずれも金属Liの析出は認められなかった。以上
より本参考例の活物質を用いた電極は、カソード分極で
Liが電極中に吸蔵され、アノード分極で吸蔵されたL
iが放出され、金属Liの析出はないことがわかった。
次に、各種金属バナジン酸塩あるいは半金属バナジン酸
塩を負極に用いた電池のサイクル特性を評価するため、
実施例1と同様の円筒型電池を作製し、同様の条件で評
価し、表6に示す。本参考例の金属バナジン酸塩あるい
は半金属バナジン酸塩を負極活物質に用いた電池は、従
来の金属酸化物に比べてサイクル特性が向上した。
半金属クロム酸塩の負極活物質としての電極特性を検討
するため、実施例1と同様の試験セルを作製し、同様の
条件で評価した。本実施例のセルは、いずれも充放電す
ることがわかった。この試験セルの10サイクル目のカ
ソード分極が終了した後、試験セルを分解したところ、
いずれも金属Liの析出は認められなかった。以上より
本実施例の活物質を用いた電極は、カソード分極でLi
が電極中に吸蔵され、アノード分極で吸蔵されたLiが
放出され、金属Liの析出はないことがわかった。次
に、各種金属クロム酸塩あるいは半金属クロム酸塩を負
極に用いた電池のサイクル特性を評価するため、実施例
1と同様の円筒型電池を作製し、同様の条件で評価し
た。その結果を表7に示す。本実施例の金属クロム酸塩
あるいは半金属クロム酸塩を負極活物質に用いた電池
は、従来の金属酸化物に比べてサイクル特性が向上し
た。
半金属ニオブ酸塩の負極活物質としての電極特性を検討
するため、実施例1と同様の試験セルを作製し、同様の
条件で評価した。本実施例のセルは、いずれも充放電す
ることがわかった。この試験セルの10サイクル目のカ
ソード分極が終了した後、試験セルを分解したところ、
いずれも金属Liの析出は認められなかった。以上より
本実施例の活物質を用いた電極は、カソード分極でLi
が電極中に吸蔵され、アノード分極で吸蔵されたLiが
放出され、金属Liの析出はないことがわかった。次
に、各種金属ニオブ酸塩あるいは半金属ニオブ酸塩を負
極に用いた電池のサイクル特性を評価するため、実施例
1と同様の円筒型電池を作製し、同様の条件で評価し
た。その結果を表8に示す。本実施例の金属ニオブ酸塩
あるいは半金属ニオブ酸塩を負極活物質に用いた電池
は、従来の金属酸化物に比べてサイクル特性が向上し
た。
は半金属タンタル酸塩の負極活物質としての電極特性を
検討するため、実施例1と同様の試験セルを作製し、同
様の条件で評価した。本実施例のセルは、いずれも充放
電することがわかった。この試験セルの10サイクル目
のカソード分極が終了した後、試験セルを分解したとこ
ろ、いずれも金属Liの析出は認められなかった。以上
より本実施例の活物質を用いた電極は、カソード分極で
Liが電極中に吸蔵され、アノード分極で吸蔵されたL
iが放出され、金属Liの析出はないことがわかった。
次に、各種金属タンタル酸塩あるいは半金属タンタル酸
塩を負極に用いた電池のサイクル特性を評価するため、
実施例1と同様の円筒型電池を作製し、同様の条件で評
価した。その結果を表9に示す。本実施例の金属タンタ
ル酸塩あるいは半金属タンタル酸塩を負極活物質に用い
た電池は、従来の金属酸化物に比べてサイクル特性が向
上した。
いは半金属マンガン酸塩の負極活物質としての電極特性
を検討するため、実施例1と同様の試験セルを作製し、
同様の条件で評価した。本実施例のセルは、いずれも充
放電することがわかった。この試験セルの10サイクル
目のカソード分極が終了した後、試験セルを分解したと
ころ、いずれも金属Liの析出は認められなかった。以
上より本実施例の活物質を用いた電極は、カソード分極
でLiが電極中に吸蔵され、アノード分極で吸蔵された
Liが放出され、金属Liの析出はないことがわかっ
た。次に、各種金属マンガン酸塩あるいは半金属マンガ
ン酸塩を負極に用いた電池のサイクル特性を評価するた
め、実施例1と同様の円筒型電池を作製し、同様の条件
で評価した。その結果を表10に示す。本実施例の金属
タンタル酸塩あるいは半金属タンタル酸塩を負極活物質
に用いた電池は、従来の金属酸化物に比べてサイクル特
性が向上した。
Co0.2O4を用いた例を説明したが、LiMn2O4、L
iCoO2 、LiNiO2などをはじめとする充放電に
対して可逆性を有する正極と組み合わせた場合にも同様
の効果が得られることはいうまでもない。
命の極めて優れた信頼性の高い非水電解質二次電池を与
える負極を提供することが可能となる。
験セルの断面概略図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 充放電可能な正極、非水電解質、および
充放電可能な負極を具備し、前記負極の活物質が、タン
グステン酸塩、モリブデン酸塩、チタン酸塩、クロム酸
塩、ジルコン酸塩、ニオブ酸塩、タンタル酸塩、および
マンガン酸塩からなる群より選択される少なくとも一つ
の金属塩または半金属塩を含み、 前記金属塩または半金属塩の金属または半金属MIが、
Al、Si、Pb、Cd、Bi、Sb、In、Zn、M
g、Ge、およびGaからなる群より選択される少なく
とも一つであり、 前記タングステン酸塩が、MIWO 4 およびMIWO 6 よ
りなる群から選択される少なくとも1種であり、 前記モリブデン酸塩が、MIMoO 4 およびMIMo 4 O
6 よりなる群から選択される少なくとも1種であり、 前記チタン酸塩が、MITiO 4 、MITiO 5 およびM
ITi 3 O 7 よりなる群から選択される少なくとも1種で
あり、 前記ジルコン酸塩が、MIZrO 4 であり、 前記クロム酸塩が、MICrO 4 、MICr 2 O 4 および
MICrO 6 よりなる群から選択される少なくとも1種
であり、 前記ニオブ酸塩が、MINbO 4 、MINb 2 O 6 および
MINb 2 O 7 よりなる群から選択される少なくとも1種
であり、 前記タンタル酸塩が、MITaO 4 およびMITa 2 O 7
よりなる群から選択される少なくとも1種であり、 前記マンガン酸塩が、MIMnO 4 およびMIMnO 6 よ
りなる群から選択される少なくとも1種であ ることを特
徴とする非水電解質二次電池。 - 【請求項2】 充放電可能な正極、非水電解質、および
充放電可能な負極を具備し、前記負極の活物質が、Al
3 (WO 4 ) 3 、AlWO 4 、Si(WO 4 ) 2 、PbW
O 4 、CdWO 4 、Bi 2 WO 6 、Bi 2 (WO 4 ) 3 、In 2
(WO 4 ) 3 、In(WO 3 ) 3 、Sb 2 (WO 4 ) 3 、Zn
WO 4 、Ga 2 (WO 4 ) 3 、Ga 2 (WO 3 ) 3 、Ge(W
O 4 ) 2 、Ge(WO 3 ) 2 、MgWO 4 、Al 2 (Mo
O 4 ) 3 、SiMo 2 O 8 、PbMoO 4 、CdMoO 4 、B
i 2 (MoO 4 ) 3 、In 2 (MoO 4 ) 3 、I nMo 4 O 6 、
Sb 2 (MoO 4 ) 3 、ZnMoO 4 、Ga 2 (Mo
O 4 ) 3 、GeMoO 4 、MgMoO 4 、AlTiO 5 、S
iTiO 8 、PbTi 3 O 7 、Bi 2 TiO 5 、Bi 2 Ti 2
O 7 、In 2 TiO 5 、Sb 3 Ti 2 O 10 、GaTiO 5 、M
gTiO 4 、Al 2 (ZrO 3 ) 3 、SiZrO 4 、Bi
2 (ZrO 3 ) 3 、In 2 (ZrO 3 ) 3 、Sb 2 (ZrO 3 )
3 、Ga 2 (ZrO 3 ) 3 、Si(CrO 4 ) 2 、Pb 3 Cr
O 6 、PbCrO 4 、CdCr 2 O 4 、Bi 2 CrO 6 、In
2 CrO 6 、Sb 2 (CrO 4 ) 3 、ZnCrO 4 、Ga
2 (CrO 4 ) 3 、GeCrO 4 、MgCr 2 O 7 、AlNb
O 4 、SiNbO 4 、PbNb 2 O 6 、Pb 2 Nb 2 O 7 、C
d 2 Nb 2 O 7 、BiNbO 4 、InNbO 4 、SbNb
O 4 、ZnNb 2 O 6 、GaNbO 4 、GeNb 2 O 6 、Mg
Nb 2 O 6 、AlTaO 4 、SiTa 2 O 7 、Pb 2 Ta
2 O 7 、Cd 2 Ta 2 O 7 、BiTaO 4 、InTaO 4 、S
bTaO 4 、Zn 2 Ta 2 O 7 、GaTaO 4 、Ge 2 Ta 2
O 7 、Mg 2 Ta 2 O 7 、Al 2 MnO 6 、Bi 2 MnO 4 、B
i 2 MnO 6 、In 2 MnO 4 、In 2 MnO 6 、Sb 2 Mn
O 4 、Sb 2 MnO 6 およびGa 2 MnO 4 よりなる群から
選択される少なくとも1種であることを特徴とする非水
電解質二次電池。 - 【請求項3】 前記負極が、さらに、炭素材と結着剤を
含む請求項1または2記載の非水電解質二次電池。
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