JP3424986B2 - ホイールアライメント検査装置 - Google Patents

ホイールアライメント検査装置

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JP3424986B2
JP3424986B2 JP17821694A JP17821694A JP3424986B2 JP 3424986 B2 JP3424986 B2 JP 3424986B2 JP 17821694 A JP17821694 A JP 17821694A JP 17821694 A JP17821694 A JP 17821694A JP 3424986 B2 JP3424986 B2 JP 3424986B2
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豊 福田
幸夫 樋口
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/24Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes
    • G01B5/255Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes for testing wheel alignment

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の乗物の車輪
の装着状態を検査するホイールアライメント検査装置に
関するものであって、更に、詳細には、車輪に設定され
るべき種々のホイールアライメント傾斜角度、例えば、
トー角度、キャンバー角度、キャスター角度、キングピ
ン傾斜角度等の内の少なくとも一つの傾斜角度を検査す
ることの可能なホイールアライメント検査装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の乗り物の車輪には、トー角
度、キャンバー角度、キャスター角度、キングピン傾斜
角度等の種々の傾斜角度が設定されており、乗り物の走
行性能を確保している。ところで、このような種々のホ
イールアライメントにおける傾斜角度を検査する装置が
従来種々提案されており、例えば、静止している車輪の
外側表面に当接させて車輪の傾斜角度を検査するもの
や、車輪を回転状態においてローラを使用して車輪のサ
イドウオールに転動接触させて動的に車輪の傾斜角度を
測定するもの等が提案されている。更に、ローラによっ
て各車輪を両側からクランプして車輪の傾斜角度を検査
するものも提案されている。
【0003】しかしながら、これら従来技術において
は、特に車輪を回転状態とさせて検査を行う動的検査を
行うものにおいては、ローラを一定の位置に保持して車
輪を回転させるものであって、車輪の様々な回転位置に
おける車輪の変位量を測定することが可能なものではな
い。従って、例えば、同一の寸法形状の車輪を検査する
場合には特に問題はないが、寸法形状の異なる車輪を検
査する場合には、検査精度が劣化したり、又は検査する
ことが不可能となる場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の欠点を解消し、自動車等の乗物の車輪の寸法形
状によらずに傾斜角度の検査を行うことが可能なホイー
ルアライメント検査装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的とするところは、自動車等の乗物の車
輪に設定されている傾斜角度を高精度で検査することの
可能なホイールアライメント検査装置を提供することで
ある。本発明の更に別の目的とするところは、トー角
度、キャンバー角度、キャスター角度、キングピン傾斜
角度の少なくとも一つを検査することの可能なホイール
アライメント検査装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
れば、車輪の片側に押圧保持可能なセンサ部材、前記セ
ンサ部材を車輪と共に回転可能であるように支持する支
持手段、前記センサ部材の車輪回転方向の位置を検知す
る第1検知手段、前記センサ部材の車輪回転方向に対し
て直交する方向における変位を検知する第2検知手段、
を有するホイールアライメント検査装置が提供される。
第1検知手段は、ロータリーエンコーダ等の回転センサ
とすることが可能であり、車輪に押圧保持されているセ
ンサ部材の回転位置、従って車輪の回転位置を検知する
ことが可能である。第2検知手段は、車輪のトー角度か
キャンバー角度の少なくとも一方を検知することの可能
な傾斜角度センサとすることが可能である。トー角度と
キャンバー角度とを別々に検知する場合には、第2検知
手段は、トー角度検知用の第1傾斜角度センサと、キャ
ンバー角度検知用の第2傾斜角度センサとを有すること
が可能であり、一方、トー角度及びキャンバー角度は車
輪の水平方向及び垂直方向における角度であり、センサ
部材は車輪と共に回転するものであるから、トー角度と
キャンバー角度の両方を検知する兼用の角度センサとす
ることも可能である。1実施形態においては、センサ部
材はその長さを調節可能な長さ調節手段を具備してお
り、車輪の寸法に応じてその長さを調節することが可能
である。更に、別の実施形態においては、支持手段は、
センサ部材の高さ位置を調節する高さ調節手段を有して
おり、従って車輪の寸法形状に応じてセンサ部材の高さ
位置を調節すことが可能である。本装置においては、キ
ャンバーを測定することが可能であるから、車輪を左右
に所定の角度切ることにより、その間のキャンバー角度
の変化量を測定することによって公知の計算式によって
車輪のキャスター角度を計算することも可能である。
尚、車輪を左右に切ると車輪は前後に移動するので、本
発明の別の構成では、センサ部材を車輪の前後移動に追
従させて車輪とセンサ部材との間に無理な力が働くこと
を回避している。
【0006】本発明の別の側面によれば、支持手段は、
センサ部材を先端に固着したセンサアームと、該センサ
アームを任意の方向に指向可能に支持するカルダン懸架
装置とを有する構成とすることが可能である。一方、支
持手段は、センサ部材に連結したリンク機構とすること
も可能である。リンク機構を使用する場合には、センサ
アームと一体的に回転する第1部分と、センサアームの
車輪の回転方向と直交する方向の変位に関連しセンサア
ームの回転中心周りに回転することのない運動を行う第
2部分とを有する構成とし、第1部分に動作連結してセ
ンサ部材の回転位置を検知する回転センサを設け、一方
第2部分に動作連結して車輪のトー角度及びキャンバー
角度を検知する角度検知器を設ける。
【0007】本発明の更に別の側面によれば、車輪片側
に押圧保持可能なセンサ部材、前記センサ部材を車輪と
共に回転可能であるように支持する支持手段、前記セン
サ部材の車輪の回転方向の位置を検知する第1検知手
段、車輪の切れ角を検知する第2検知手段、を有するホ
イールアライメント検査装置が提供される。この場合に
は、車輪を左右に所定の角度切ることによって、第1検
知手段から車輪のキングピン傾斜角度を検知することが
可能である。尚、この場合にも、支持手段としては、カ
ルダン懸架機構を使用するか、又はリンク機構のいずれ
かを使用することが可能である。
【0008】本発明の更に別の側面によれば、検査すべ
き車輪を支持する車輪支持手段、前記車輪支持手段上に
支持されている車輪の少なくとも片側に押圧保持される
センサ部材、前記センサ部材に動作結合されており前記
センサ部材の変位から前記車輪の傾斜角度を検知する傾
斜角度検知手段、を有しており、少なくとも前記センサ
部材を前記検査装置の前後方向に移動自在に支持するこ
とを特徴とするホイールアライメント検査装置が提供さ
れる。本発明の1実施態様においては、前記センサ部材
と前記傾斜角度検知手段とを同一の支持体に支持させ、
その支持体を前記前後方向に移動自在に設ける。更に別
の実施態様においては、前記車輪支持手段が、ローラユ
ニットとテーブルユニットとから構成されており、ロー
ラユニットが一対の支持ローラを回転自在に具備してお
りその上に検査すべき車輪を支持する。一方、テーブル
ユニットは、検査装置の前後方向に移動自在に設けた第
1テーブルを有しており、該支持体を該第1テーブル上
に固着させる。更に、好適な実施態様においては、該テ
ーブルユニットは、更に検査装置の前後方向に対して直
交する横方向に移動自在に設けた第2テーブルを有して
おり、該第1テーブルは該第1テーブルの上に前後方向
に移動自在に配置されている。更に、該第1テーブル上
には軸受が設けられており、該軸受を介してローラユニ
ットが第1テーブルの上に保持されている。従って、支
持ローラは垂直軸回りに自由に回転自在であると共に水
平面内において任意の方向に並進運動可能である。
【0009】この様に、センサ部材を検査装置の前後方
向に移動自在に設けることにより、センサ部材の中心位
置を検査すべき車輪の回転中心と可及的に一致させるこ
とが可能であり、トー角度、キャンバー角度、キャスタ
ー角度、キングピン傾斜角度等の種々の傾斜角度を高精
度で検知することが可能である。特に、検査すべき自動
車の中には、ホイールベースが左右の車輪間において異
なる場合があり、本発明における如く車輪の側部に押圧
保持されるセンサ部材を前後方向に移動自在に支持する
ことにより、この様な左右車輪間のホイールベースの差
異を吸収することが可能となり検知精度が向上される。
なお、この場合には、センサ部材は、車輪の片側に押圧
保持されて車輪の傾斜度を検知する態様のみならず、従
来技術における如く、一定の位置に保持されて車輪の片
側に押圧保持されるタイプのものも可能である。例え
ば、ローラをセンサ部材として使用することも可能であ
り、且つ車輪の両側からクランプするタイプのものとす
ることも可能である。
【0010】尚、本明細書に記載するホイールアライメ
ント検査装置は、それ全体として独立した発明を構成す
ることが可能なものであり、又該装置内に組み込まれて
いる種々の発明の側面ないしは特徴自体が別々の発明を
構成することが可能なものである。例えば、本装置を、
トー角度、キャンバー角度、キャスター角度、キングピ
ン傾斜角度の1つのみ、又はその内の幾つか、又はその
全部を検査することの可能な種々の形態に構成すること
が可能なものであり、その場合には夫々の別々の形態に
基づく構成が別々の発明を構成するものである。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の1実施例に基づいて構成さ
れたホイールアライメント検査システム1を示した概略
平面図である。尚、図2は該システムの大略側面図を示
している。検査すべき自動車は、矢印A方向に自走して
ランプ2を介して本システム1内に入る。検査システム
1は、大略矩形状のフレーム7を有しており、その上
に、自動車等の乗物の前輪用の一対の車輪支持組立体4
が設けられており、更に該乗物の後輪用の一対の車輪支
持組立体6が設けられている。前輪用の車輪支持組立体
4の入り口側には、それと一体的に構成されている車輪
ガイド3が設けられている。更に、前輪用の一対の車輪
支持組立体4は、ベルクランク機構5によって連結され
ており、従って、システム1の中心線を基準として常時
左右対称的な位置に位置される。同様に、後輪用の一対
の車輪支持組立体6もベルクランク機構5を介して連結
されており、左右の車輪支持組立体6は、システム1の
中心線を基礎として常時左右対称の位置に位置される。
尚、夫々のベルクランク機構5は、例えば、シリンダ装
置等の駆動装置に結合されており、駆動装置によってベ
ルクランク5を動作させて、左右の車輪支持組立体4及
び6を左右方向、即ちシステム1の長手軸方向(矢印A
方向)に対して直交する方向、に移動させることが可能
である。尚、ベルクランク以外にイコライザー等のその
他の公知の左右中心位置決め装置を使用することが可能
であることは勿論である。
【0012】各車輪支持組立体4、6には、本発明の1
実施例に基づいて構成されたホイールアライメント検査
装置10が装着されている。本検査装置10の詳細な構
成については後述するが、この検査装置10は、本発明
の種々の特徴の1つ又はそれ以上に基づいて種々の具体
的構成を取り得るものである。本発明に基づいて構成さ
れる検査装置10の共通的な特徴としては、車輪支持組
立体4、6上に支持される車輪11の外側の側面に押圧
保持させることの可能なセンサ部材を有していることで
あり、このセンサ部材は車輪のサイドウオール又はホイ
ール(特に、そのリム)に押圧保持されて車輪と一体的
に回転し、車輪の所定の角度を検査することを特徴とす
るものである。センサ部材は、図示した如く、長尺状の
プレート形状とすることが可能であるが、その他の任意
の形状とすることが可能であることは勿論であり、本発
明の適用場面において種々の形態が取り得るものであ
る。
【0013】本発明の1実施例に基づいて構成されたホ
イールアライメント検査装置10を図3及び4に概略示
してある。この検査装置10は、車輪支持組立体4の一
部を構成するベースプレート13の上に摺動体17aと
レール17bとから構成される直動ガイド機構を介し
て、支持ローラ12上に支持されている検査すべき車輪
11の側面に対して近接離隔移動自在に設けられてい
る。即ち、ベースプレート13上には大略十字形状に4
個のレール17bが設けられており、その各々に摺動自
在に摺動体17aが結合されており、これら4個の摺動
体17aはパンタグラフ14を介して動作連結されてい
る。そして、その内の一つの摺動体17aに固定して本
ホイールアライメント検査装置10が装着されている。
一方、それと対向する位置に設けられている摺動体17
aに固定してクランプアーム15が設けられており、ク
ランプアーム15は車輪11の内側側面と転動接触可能
にクランプローラ16が設けられている。そして、この
クランプアーム15にはベルクランク5の一端が枢支さ
れている。従って、シリンダ装置等の駆動装置によって
ベルクランク5を駆動することにより、パンタグラフ1
4を介して、本検査装置10及びクランプローラ16は
互いに近接離隔動作する。例えば、ベルクランク5を動
作させて、クランプローラ16と本検査装置10とを互
いに近接させて、車輪11の両側面上に押圧させて当接
状態とさせることが可能である。尚、本実施例において
は、車輪11を両側からクランプするために、クランプ
ローラ16を設けた構成を示してあるが、本検査装置1
0は、この様なクランプローラ16を設けることなし
に、即ち車輪11を両側からクランプすることなしに、
車輪11の外側側面に押圧させる構成とすることも可能
であることは勿論である。
【0014】図3及び4に示した如く、本実施例の検査
装置10は、車輪11の外側側面と押圧した状態で当接
させることの可能なセンサ部材としての細長形状のセン
サアーム105を有しており、センサアーム105の両
端には車輪11の側面と接触するセンサパッド106が
夫々固着されている。従って、本実施例においては、セ
ンサアーム105とセンサパッド106とによってセン
サ部材が構成されている。尚、本実施例の場合には、セ
ンサパッド106は車輪11のサイドウオール、即ちタ
イヤの側壁に当接する状態を示しているが、センサパッ
ド106は、車輪11のホイール、特にそのリムと接触
する構成とすることが可能であることは勿論である。
又、本実施例においては、センサアーム105は、細長
形状をしているが、それは種々の形状及び寸法を取り得
るものである。後述する如く、1実施形態においては、
センサアームはその長さ方向に長さ調節可能な構成を有
しているか、又はセンサパッド106がセンサアーム1
05の長手軸方向に沿った所定の位置に設定することが
可能な構成とされており、それにより車輪11の寸法形
状に従ってセンサパッド106を車輪11の所望の位置
に当接させることが可能である。
【0015】図3及び4に示した実施例においては、セ
ンサアーム105は、ほぼその中心位置においてセンサ
シャフト103の先端に固着されている。センサシャフ
ト103は、ハウジング111内を延在しておりハウジ
ング111によって回転自在に保持されている。ハウジ
ング111は一対のピン102bを介して矩形形状の第
1枠体102に回動自在に保持されている。即ち、第1
枠体102と相対的にハウジング111は上下に対向し
て配設された一対のピン102bによって垂直軸周りに
回動自在である。更に、第1枠体102は、左右方向に
配設された一対のピン102aを介して第2枠体101
の垂直方向の柱に沿って移動自在に設けられた保持体1
01aに回動自在に連結されている。従って、第1枠体
102は、第2枠体101と相対的に、一対のピン10
2aによって画定される水平方向の回転軸周りに回動自
在に設けられている。従って、ピン102b、第1枠体
102、ピン102a、第2枠体101は、ジャイロス
コープに使用されているような所謂カルダン懸架機構を
構成している。即ち、このカルダン懸架機構により、セ
ンサシャフト103は、第1及び第2枠体102及び1
01の姿勢状態に拘らず常に一定の回転中心を有してお
り、センサシャフト103は、第1及び第2枠体10
2、101によって制限されることなく所望の方向に指
向することが可能である。
【0016】センサシャフト103に動作連結して回転
センサ104(例えば、ロータリーエンコーダ)が設け
られており、従って、センサアーム105及び車輪11
の回転位置は、この回転センサ104によって決定する
ことが可能である。一方、第1枠体102上にはトー角
度を検知可能な傾斜角度センサ107が設けられてお
り、第1枠体102と相対的にピン102bを介して水
平方向に移動するセンサシャフト103の角度変位を検
知して車輪11のトー角度を検知する。第1枠体102
と一体的にそれから下方向に延在してブラケット102
cが設けられており、該ブラケット102c上には車輪
11のキャンバー角度を検知する傾斜角度検知センサ1
08が設けられている。
【0017】第2枠体101は大略T字形状をした支持
ブロック100に固定されており、該ブロック100は
摺動体17aに固着されている。更に、第2枠体101
の一方の垂直方向の柱体と平行に螺子棒109bが設け
られており、該螺子棒109bは第2枠体101の左側
の柱体に沿って摺動自在に設けた高さ規制部材109と
螺合されている。更に、高さ規制部材109と保持体1
01aとの間にはスプリング110が介在されている。
従って、螺子棒109bの頂部に設けられたノブ109
を回転させることによって、センサアーム105の高さ
位置を調節することが可能であり、車輪11の回転中心
をセンサシャフト103の回転中心と整合させることが
可能である。
【0018】次に、特に、図5を参照して、図3及び4
に示したホイールアライメント検査装置の動作について
説明する。先ず、検査すべき車輪11を一対の支持ロー
ラ12上に担持させる。車輪11の大きさ及び形状に従
って、センサアーム105の長さ及びその高さ位置を調
節してセンサシャフト103の回転中心と車輪11の回
転中心とを可及的に一致させる。次いで、ベルクランク
5を動作させてセンサアーム105を車輪11の側面に
向けて移動させ、センサパッド106を車輪11の側面
と押圧状態とさせる。次いで、支持ローラ12の少なく
とも一方を回転させて、車輪11を回転させ、その場合
のセンサアーム105の回転位置、従って車輪11の回
転位置を回転センサ104によって検知する。同時に、
傾斜角度センサ107及び108からは常時車輪11の
傾斜角度が検知されているので、回転センサ104によ
って決定される角度−a゜〜+a゜迄の間において傾斜
角度センサ107からの読取値を車輪11のトー角度と
して読み取り、一方回転センサによって決定される角度
−b゜〜+b゜迄の間において傾斜角度センサ108か
ら読み取られる値を車輪11のキャンバー角度として読
み取る。尚、これらの角度範囲において連続的に読み取
られるトー角度及びキャンバー角度を夫々平均すること
も可能であり、一方、これらの角度範囲における所望の
位置において単独の値を読み取ることも可能である。平
均値を取ることによって、誤差の影響を低下させること
が可能である。更に、支持ローラ12の回転方向を逆に
して車輪11を逆転させ、上述したトー角度及びキャン
バー角度の検査を再度実施することが可能である。
【0019】更に、図3及び4に示した装置を使用して
車輪11のキャスター角度及びキングピン傾斜角度を検
査することも可能である。即ち、これらの場合には、先
ず、支持ローラ12を非駆動状態とし且つフローティン
グ状態とさせる。即ち、支持ローラ12、従ってその上
に支持されている車輪11は、所定の平面(車輪11の
支持表面)内において任意の方向に並進運動が可能であ
ると共に回転可能な状態とさせる。次いで、自動車のハ
ンドルを左右に所定の角度切る。ハンドルを左右に所定
の角度にわたって切った場合の車輪11のキャンバー角
度の変化量を傾斜角度センサ108を使用して測定す
る。そして、測定されたキャンバー角度変化量から公知
の計算式を使用して車輪11のキャスター角度を計算す
る。
【0020】一方、この装置において、キングピン傾斜
角度を検知することも可能であり、その場合には、車輪
11のブレーキをかけた状態とし、その状態でハンドル
を左右に所定の角度切って、車輪11を左右に所定の角
度変位させる。その場合に、回転センサ(エンコーダ)
104を使用して、キングピン傾斜角度を検知すること
が可能である。即ち、この場合には、支持ローラ12は
停止しているし、しかもブレーキをかけているから、車
輪11のねじれないしはロール角は回転センサ104で
読み取ることが可能である。尚、この場合に、ハンドル
の切れ角は、支持ローラ12に関連して設けられている
回転センサを使用して決定する。尚、キャスター角度及
びキングピン傾斜角度を測定する場合には、ハンドルを
左右に所定の角度にわたり切るので車輪11は前後方向
に移動することとなる。そこで、支持ローラ12は車輪
11につれて前後方向に移動するので、支持ローラ12
と同期的に本検査装置10も前後方向に移動可能な構成
とすることが望ましい。そのような検査装置10を支持
ローラ12の前後方向の移動に同期させて前後方向に移
動させる構成については後に説明する。
【0021】以上の如く、図3及び4に示した、ホイー
ルアライメント検査装置によれば、車輪11のトー角
度、キャンバー角度、キャスター角度、キングピン傾斜
角度のいずれか1つ又は全ての傾斜角度を自動的に且つ
連続的に検知することが可能である。特に、センサアー
ム105とセンサパッド106とからなる車輪11と一
体的に回転すべく車輪11に押圧されるセンサ部材を使
用しているので、車輪11の任意の回転角度位置におい
て、又は所定の角度範囲にわたって連続的な検知を行う
ことが可能であり、極めて高精度の検知を行うことが可
能である。特に、所定の角度範囲にわたって傾斜角度を
検知することにより、検知精度を著しく向上させること
が可能となる。
【0022】次に、図6乃至10を参照して、図3及び
4に示した如くカルダン懸架機構を使用した本発明の具
体的な実施例について更に詳細に説明する。図6は、本
実施例の概略平面図、図8は概略側面図であり、図7
は、本実施例のセンサ部材を示した概略正面図であり、
図9は、本実施例のセンサ部材の高さ調節機構を示した
概略図であり、且つ図10は本実施例の回転センサ10
4、トー角度センサ107及びキャンバー角度センサ1
08を有するセンサユニットを示した概略図である。
【0023】先ず、図6及び7、特に図7を参照して、
本実施例に使用されているセンサ部材について説明す
る。本センサ部材は、一対の左右センサアーム105
と、夫々の左右センサアーム105の先端に固着された
センサパッド106とを有している。左右のセンサアー
ム105は夫々別個の左右摺動体124に固定されてお
り、これらの左右の摺動体124はそれらと共に直動ガ
イドを構成するレール123に摺動自在に係合してい
る。更に、レール123と一体的に且つ回転自在に螺子
棒127がレール123と平行に延在して設けられてお
り、螺子棒127の一端部にはノブ127aが設けられ
ている。そして、左右のセンサアーム105の夫々の一
部は螺子棒127と螺合しており、ノブ127aを把持
して螺子棒127を左右方向に回転させることにより、
左右のセンサアーム105は螺子棒127及びレール1
23に沿って互いに離隔又は近接する方向に移動するこ
とが可能である。この様な構成により、センサアームの
長さを調節することが可能であり、従って検査すべき車
輪11の大きさに従ってセンサパッド106の離隔距離
を所望の値に設定することが可能である。
【0024】更に、レール123の裏側には一対のブラ
ケット123aが所定距離離隔して固定されており、セ
ンサアーム105の片側に所定の距離突出している。そ
して、これら一対のブラケット123aの突出した部分
の間にロッド125が設けられており、ロッド125に
外挿して一対のスプリング126a,126bが設けら
れている。ロッド125は、図8に示した如く、センサ
シャフト103と一体的に設けた中心規制部材120b
に穿設された孔を貫通して延在しており、該中心規制部
材120bは、常時、ロッド125の中心に位置してい
る。
【0025】次に、特に図6及び7を参照して説明する
と、レール123と背中合わせの状態でレール123よ
りも長さの短いレール122が固着して設けられてい
る。このレール122は、摺動体121と摺動自在に係
合しており、これらにより別の直動ガイドを構成してい
る。レール121は、プレート120を介して、且つプ
レート120と共にセンサシャフト103の先端部10
3bに固着されている。そして、プレート120の下側
に前述した中心規制部材120bが固着されており、且
つ更にその下側には重り120aが固着されている。従
って、センサシャフト103と相対的に、摺動体121
とレール122とで構成される直動ガイドを介して、セ
ンサ部材(センサアーム105及びセンサパッド106
を包含する)はセンサシャフト103の中心軸に対して
直交する方向に移動自在である。しかしながら、重り1
20aが設けられているので、センサ部材は、通常は、
水平方向に延在した状態に復帰され、且つ左右スプリン
グ120a,120bの働きによりセンサ部材の中心、
従って左右のセンサアーム105の中心位置はセンサシ
ャフト103の中心位置と整合状態とされる。従って、
左右スプリング120a,120bはセンサ部材を左右
方向において原点復帰させる機能を有しており、重り1
20aはセンサ部材を回転方向において原点復帰させる
機能を有している。
【0026】センサシャフト103はハウジング111
内を挿通しており、回転軸受112を介して、ハウジン
グ111に回転自在に支持されている。図8に示される
如く、ハウジング111は、ほぼ円筒形状をしており、
その半径方向外側に互いに対向して延在して一対のピン
102bが一体的に設けられている。これらのピン10
2bは、回転軸受を介して、大略矩形形状の第1枠体1
02に回転自在に支持されている。即ち、図8において
は、ハウジング111は、ピン102bの長手軸方向周
りに回転自在に支持されている。更に、図6に示される
如く、この第1枠体102は、その上下の梁部分におい
て、夫々対向して配置された一対のピン102aを回転
軸受102cを介して回転自在に支持されている。更
に、ピン102aは、保持体101aに固定されてお
り、保持体101aは、摺動体101bとレール101
cとから構成される直動ガイドを介して第2枠体101
に結合されている。従って、保持体101a及びピン1
02aは第2枠体101と相対的に上下方向に移動する
ことが可能である。更に、ピン102aと相対的に、第
1枠体102は、ピン102aの長手軸周りに回転する
ことが可能である。
【0027】従って、第1枠体102と、第2枠体10
1、及びピン102b,102aによって所謂カルダン
懸架機構が構成されており、センサシャフト103は任
意の方向に指向することが可能である。この場合に、カ
ルダン懸架機構は、ジャイロスコープに使用される懸架
機構であり、従って任意の方向に指向されるセンサシャ
フト103は図6においてBで示し且つ図8においてC
で示した位置は不変の状態に維持される。
【0028】センサシャフト103の後端には突起部1
03aが形成されており、これと係合可能な原点復帰機
構130が設けられている。この原点復帰機構130は
図6に想像線で示される如く、所定の距離にわたり前後
移動自在であり、突起部103aと相応した形状を有す
る受け部を有しており、突起部103aと係合してセン
サシャフト103を所定の原点位置へ復帰させることが
可能である。
【0029】次に、特に図9を参照して、センサ部材の
高さ調節機構について説明する。本装置の第2枠体10
1と一体的に且つ回転自在に螺子棒109bが垂直に延
在して設けられている。螺子棒109bは先端にはノブ
109が設けられており、且つその下側にはロックナッ
ト109aが設けられている。螺子棒109bと螺合し
て高さ規制部材109cが設けられている。第2枠体1
01の垂直な柱体に沿って直動ガイドのレール101c
が固着されており、このレール101cに摺動自在に係
合して摺動体101bが設けられている。そして、この
摺動体101bは保持体101aに固着されており、保
持体101aはピン102aに固着されている。そし
て、螺子棒109bに外挿し且つ高さ規制部材109c
に載置してスプリング110が設けられており、摺動体
101bはこのスプリング110に担持されている。従
って、センサ部材に車輪11から垂直方向の無理な力が
作用した場合には、このスプリング110によって吸収
することが可能である。
【0030】次に、図6及び8と共に、特に図10を参
照して、本実施例におけるセンサユニットについて説明
する。先ず、図8を参照すると、第1枠体102に固着
してそれと一体的に第1ブラケット102cが設けられ
ており、その第1ブラケット102cの垂直に延在する
部分の側面にキャンバー角度測定用の傾斜角度センサ1
08が設けられている。車輪11のキャンバー角度を検
知する場合には、センサ部材が垂直な状態、即ち図8に
おいて上下方向に延在した状態で測定するが、その場合
には、センサ部材の傾斜に対し直交する方向にセンサシ
ャフト103が指向し、その状態において、ハウジング
111及び第1枠体102もセンサシャフト103と同
一の傾斜状態となるので、センサ108によってキャン
バー角度を検知することが可能である。更に、第1枠体
102に固着し且つそれと一体的に第2ブラケット10
2dが設けられており、第2ブラケット102d上には
トー角度検知用の傾斜角度センサ107が設けられてい
る。一方、ハウジング111と一体的にセクタ歯車11
1aが設けられており、このセクタ歯車111aはトー
角度検知用の傾斜角度センサ107の歯車107aと噛
み合っている。更に、センサシャフト103上には歯車
103cが固着されており、この歯車103cは、ハウ
ジング111の後方延長部上に固着した回転センサ10
4の歯車104aと噛み合っている。従って、センサシ
ャフト103の回転位置は回転センサ104によって決
定することが可能である。
【0031】上述した図6乃至10に示した実施例にお
いては、センサ部材の回転位置を検知する回転センサ1
04と、トー角度を検知する傾斜角度センサ107と、
キャンバー角度を検知する傾斜角度センサ108とが設
けられているので、車輪11のホイールアライメントに
関するトー角度、キャンバー角度、キャスター角度、キ
ングピン傾斜角度のいずれか一つ又はそれ以上のものを
選択的に又は連続して検知することが可能である。しか
しながら、夫々の適用条件に応じて、これらの種々の傾
斜角度の内の1つ、又はそれ以上の選択したもののみを
検知することが必要である場合には、1つ又はそれ以上
のセンサを設けない構成とすることも可能である。例え
ば、トー角度のみを検知するホイールアライメント検査
装置とする場合には、回転センサ104とトー角度検知
用センサ107のみを設け、キャンバー検知用センサ1
08を設けない構成とすることも可能である。尚、上述
した実施例の動作は、図2乃至4を参照して説明したも
のと実質的に同一であるから、詳細な説明は割愛する。
【0032】次に、特に図11乃至13を参照して、本
発明ホイールアライメント検査装置と共に使用するのに
好適な支持ローラ12の支持組立体について説明する。
図11に示した如く、支持ローラ組立体は、大略、上半
分のローラ支持ユニット30と下半分のテーブル支持ユ
ニット20とから構成されている。先ず、図12を主に
参照して、テーブル支持ユニット20について説明する
と、テーブル支持ユニット20は基本的に第1スライド
テーブル21とその下側に配設された第2スライドテー
ブル26とを有している。第1スライドテーブルにはそ
の中央に孔21aが穿設されており、その孔21a内に
第1回転軸受22及び第2回転軸受23が内装され、こ
れらの回転軸受22及び23によって回転体24を回転
自在に保持している。この回転体24は、図13に示し
た如く、一対の支持ローラ12を回転自在に支持するロ
ーラ担持体31の底面に一体的に固着されている。従っ
て、支持ローラ12は、第1スライドプレート21に対
して垂直軸周りに回転自在に支持される。
【0033】一方、第1スライドテーブル21は、夫々
摺動体25aとレール25bとから構成される4組の直
動ガイドを介して第2スライドプレート26上に配置さ
れている。従って、第1スライドプレート21は、これ
らの直動ガイドを介して、第2スライドプレート26と
相対的にレール25bで規定される直線方向において相
対的に移動可能である。更に、第2スライドプレート2
6は、例えば、図1に示したシステムフレーム7上に、
摺動体27aとレール27bとから構成される適数個の
直動ガイドを介して装着される。その結果、第1スライ
ドプレート21は、システムフレーム7に対しては水平
面内において任意の方向に並進運動可能である。従っ
て、支持ローラ12も水平面内において任意の方向に並
進運動可能である。その結果、支持ローラ12は、任意
の方向に並進運動可能であると共に垂直軸周りに回転可
能であるから非ロック状態とされた場合にはフローティ
ング状態とすることが可能である。
【0034】図11及び12に示した如く、本発明の1
実施例においては、本ホイールアライメント検査装置の
ベースプレート13を第1スライドプレート21上に固
着している。例えば、図8に示したホイールアライメン
ト検査装置は、第2枠体101を支持する支持ブロック
100が、摺動体17aとレール17bとから構成され
る直動ガイドを介してベースプレート13の上に装着さ
れている。支持ブロック100は、図3に示した如く、
パンタグラフ14を介してか、又は直接的にベルクラン
ク5へ連結される。この様に、ベースプレート13を第
1スライドプレート21に装着させる理由は、前述した
ように、キャスター角度及びキングピン傾斜角度を測定
する場合に、ハンドルを左右に所定の角度切ると、車輪
11が前後に多少移動するので、その移動量を補償する
ためである。即ち、ハンドルを左右どちらかに切ると、
車輪11は現在の位置からキングピン周りに前方又は後
方へ移動することとなる。すると、車輪11の中心位置
も前方又は後方へ移動する。従って、本ホイールアライ
メント検査装置10が現在位置を維持するとすると、車
輪11と押圧状態にあるセンサ部材との間で無理な力が
働くこととなり、誤差が発生する。従って、車輪11の
前後方向の移動にあわせてセンサ部材も前後作用に移動
させて補償をすれば誤差の影響を最小とすることが可能
である。従って、本実施例においては、第1スライドテ
ーブル21は前後方向に移動可能であるから、本検査装
置10を第1スライドテーブル21上に担持させ、ハン
ドルを切ることにより車輪11が前後方向に移動する場
合に自動的にその移動を補償させることを可能としてい
る。
【0035】尚、前述した如く、この様に、車輪11の
側部に押圧保持されるセンサ部材を支持する支持体(上
述した実施例においてはベースプレート13がその一
部)を第1スライドプレート21に固着して検査システ
ムの前後方向に移動自在に保持する理由は、キャスター
角度及びキングピン傾斜角度の検知精度を向上させるこ
とのみではない。即ち、自動車等の乗り物においては、
左右のホイールベース間距離が異なるものもあり、その
場合には、センサ部材、又はセンサ部材の支持体の少な
くともいずれかを検査システムの前後方向に移動自在に
保持し、この様な左右のホイールベース間距離の誤差を
吸収することが望ましい。従って、一般的に、トー角度
やキャンバー角度の傾斜角度を検知する場合において
も、センサ部材が前後方向に自由に移動自在に保持し、
センサ部材の中心位置が車輪の回転中心と可及的に一致
した状態とすることが望ましい。この様な観点から、本
発明のこの側面においては、センサ部材は、図面に示し
た如く車輪の側部に常時押圧保持されて車輪と共に回転
する構成のもののみならず、従来技術において使用され
ている車輪の側部に押圧保持されて車輪の傾斜角度を測
定する種々の構成のものも取りえるものである。例え
ば、この場合のセンサ部材としては、例えば、従来技術
において使用されているローラを使用することも可能で
あるし、更に車輪の両側からクランプするクランプ型の
センサ部材とすることも可能である。又、センサ部材、
又はセンサ部材支持体のいずれかを前後方向に移動自在
に支持する構成は、上述したように第1スライドプレー
ト21に固着される場合に限定されるべきものではな
く、車輪の側部に押圧保持された場合に、センサ部材が
検査システムの前後方向に移動自在に保持されるもので
あればどのような構成のものとすることも可能であるこ
とは勿論である。
【0036】次に、図14乃至19を参照して、本発明
の更に別の実施例に基づいて構成されたホイールアライ
メント検査装置について説明する。この実施例の基本的
な特徴とするところは、センサ部材と連結したリンク機
構を使用するものであって、前述した実施例ではカルダ
ン懸架機構を使用していることと対比される。
【0037】先ず、図14及び15を参照して、本実施
例におけるセンサ部材について説明する。本実施例にお
けるセンサ部材は、直動ガイドのレールから構成される
センサアーム105を有すると共に、このセンサアーム
105上を摺動自在に摺動体202aが設けられてい
る。摺動体202a上にはプレート202が固定されて
おり、そのプレート202上にはセンサアーム105の
長手方向に対して直交する方向に延在して直動ガイドの
一部を構成する一対のレール203bが固着されてい
る。そして、これらのレール203b上には摺動自在に
摺動体203aが係合されており、その摺動体203a
に固着してセンサパッド106が設けられている。セン
サパッド106上には更に所定の形状をして補助パッド
106aが設けられている。取付部材208によって、
センサアーム105と平行に延在してガイドロッド20
1が設けられており、ガイドロッド201が挿通される
孔を有するブラケット204がプレート202に固着し
て設けられている。ブラケット204の中央部には中心
規制部材とそれに螺合するノブ204aが設けられてい
る。又、中心規制部材とブラケット両端部との間には左
右一対のスプリング205a,205bがロッド201
に外挿して設けられている。更に、センサパッド106
とプレート202との間には、一対のスプリング207
a,207bが張設されており、これらのスプリングに
よってセンサパッド106は、レール203b長手軸方
向において夫々反対方向に付勢されている。
【0038】従って、本実施例においては、センサ部材
の左右のセンサパッド106の位置は、ノブ204aを
緩めた後に、ブラケット204ごとロッド201に沿っ
て移動させ、所望の位置においてノブ204aを締着さ
せることによって所定の位置に設定することが可能であ
る。更に、一対のスプリング205a,205bによっ
て、センサパッド106はセンサアーム105の長手軸
方向にスプリングの弾発力に抗して変位自在であり、且
つ原点復帰作用を与えることが可能である。更に、一対
のスプリング207a,207bによって、センサパッ
ド106は、センサアーム105の長手軸方向に直交す
る方向に対してスプリングの弾発力に抗して変位可能で
あり、且つ原点復帰作用を与えることが可能である。こ
の様な構成によれば、センサパッド106ないしは補助
パッド106aを車輪に接触させて角度検出を実施する
場合に、センサパッド106ないしは補助パッド106
aと車輪との間に無理な力が作用して誤差を発生させる
ことを防止することが可能である。
【0039】次に、主に図14を参照して説明すると、
取付部材208aによって、リンク機構の第1リンク部
材208がセンサアーム105に固着されている。第1
リンク部材208は、第1回転軸209を介して回転部
材210へ連結されている。尚、回転部材210は、回
転軸受211を介して保持体213に回転自在に保持さ
れている。保持体213は、摺動体237bとレール2
37aとから構成される垂直方向に延在した直動ガイド
を介して第2枠体(本実施例ではケーシング)101に
保持されている。従って、保持体213は、直動ガイド
237を介して第2枠体101と相対的に上下方向に移
動自在であり、後述する如く、その上下方向の位置を所
望の位置に設定することが可能である。
【0040】一方、第1リンク部材208は、更に、第
2回転軸214を介して、L型形状をした第2リンク部
材215に連結されており、第2リンク部材215は、
第3回転軸216を介して直線形状の第3リンク部材2
17に連結されている。これらの第1乃至第3リンク部
材によってセンサアーム部材の角度変位(即ち、車輪の
側面の回転方向に垂直方向の変位)を第3リンク部材2
17の直線的変化に変換している。第3リンク部材21
7は、回転軸受218を介して、ハウジングによって回
転自在に支承しされており、該ハウジングは、矢印D方
向に直動するブラケット219上に固着されている。ブ
ラケット219は、直動ガイドのレール245b(図1
6参照)に固着されており、レール245bは摺動体2
45a(図16参照)と摺動自在に係合している。ブラ
ケット219の上部には別のブラケット220が取り付
けられており、このブラケット220は、第4回転軸2
28を介して第4リンク部材221へ連結されている。
そして、第4リンク部材221は、第5回転軸222を
介して第5リンク部材223へ連結されている。第5リ
ンク部材223は、第6回転軸224を介してセクタ歯
車225と一体的に結合されている。一方、回転軸24
1によって回転自在にブラケット240が設けられてお
り、ブラケット240上にはトー及びキャンバー角度検
知用に使用するエンコーダ227が装着されている。エ
ンコーダ227の歯車226はセクタ歯車225と噛み
合っており、且つエンコーダ227を担持するブラケッ
ト240はスプリング242によって歯車226とセク
タ歯車225とが常時噛み合う方向にブラケット240
を付勢させている。尚、本実施例においては、リンク機
構を使用することによって、センサ部材の車輪の回転方
向に対して直交する方向の変位を1平面上の運動に変換
しているので、車輪のトー角度及びキャンバー角度は、
共通のエンコーダ227を使用し且つセンサ部材の回転
位置を検知することによって検知することが可能であ
る。
【0041】次に、主に図16を参照して、センサ部材
(即ち、車輪11)の回転位置を検知する構成について
説明する。図16に示される如く、第3リンク部材21
7と一体的に歯車230が設けられており、この歯車2
30は回転センサ232の歯車231と噛み合ってい
る。従って、センサ部材の回転位置は回転センサ232
によって常時検知することが可能である。この様に、本
実施例においては、トー角度、キャンバー角度、キャス
ター角度、キングピン傾斜角度の全部を検知する場合に
も、2個のエンコーダ227,232のみで検知するこ
とが可能であり、前述した実施例の場合には3個必要と
されることに比較してエンコーダの個数が減少されてい
る。
【0042】次に、主に図16及び17を参照して、セ
ンサ部材の高さ位置を調節する機構について説明する。
ケーシング(第2枠体に対応)101に螺子棒35が回
転自在に設けられており、その上部にはノブ235aが
設けられている。螺子棒235と螺合しており且つパン
タグラフ236の一部を構成する移動部材236aが設
けられている。パンタグラフ236の一端部はケーシン
グ101の底部近くに枢支されており、一方他端部は保
持体213に枢支されている。従って、ノブ235aを
回転されることによりパンタグラフ236が開閉動作
し、保持体231、従ってセンサ部材の高さ位置を適切
な位置に調節することが可能である。
【0043】本実施例においても、センサ部材を所定の
初期位置に復元させるセンサ部材復元機構が設けられて
いる。即ち、図16に示される如く、回転部材210の
後ろ側(図16において右側)に突出して初期位置規制
プレート210aが一体的に突設されている。一方、保
持体213には、回転軸250を介してロックアーム2
51が回転可能に設けられており、ロックアーム251
は、右側端部においてエアシリンダ252に連結されて
いる。従って、エアシリンダ252によってロックアー
ム251を回転させることにより、ロックアーム251
の先端部251aを初期位置規制プレート210aと係
合させることにより、回転部材210を所定の初期位置
とさせることが可能であり、従ってセンサ部材を強制的
に所定の初期位置(例えば、水平方向位置)とさせるこ
とが可能である。
【0044】更に、図14及び16に示される如く、ブ
ラケット219に固着してV形状部を有する復元プレー
ト255が設けられている。エアシリンダ252のロッ
ド先端に取り付けた軸252aによって回転軸受253
が保持されている。この回転軸受253を復元プレート
255のV形状部と係合させることによってセンサ部材
及びエンコーダ227を初期位置に復元させることが可
能である。
【0045】更に、本実施例においては、センサパッド
106の上に補助パッド106aが設けられており、直
接的にはこの補助パッド106aが車輪の側面と当接す
る。図16に示した如く、補助パッド106aは円柱断
面を有している。従って、補助パッド106aは、車輪
11の側面と当接する場合には、面接触ではなく線接触
となる。この様な接触状態とすることにより、センサ部
材と車輪との接触状態を滑らかなものとさせ誤差の発生
を回避することが可能である。
【0046】次に、図19を参照してリンク機構を使用
した実施例の動作原理について説明する。図19に示し
た如く、センサ部材(この場合には、センサアーム10
5とセンサパッド106とを有している)を車輪11の
サイドウオールに押圧状態とさせる。尚、センサ部材
は、図19に図示される如く、車輪のサイドウオールに
押圧させる代わりに、車輪のホイール、特にそのリム1
1bに押圧させる構成とすることも可能である。センサ
部材が車輪11の側面と押圧状態とされて車輪11と共
に回転すると、第1乃至第3リンク部材208,21
5,217も共に回転する。そして、回転中に、車輪1
1の傾斜角度に従ってセンサ部材が回転方向に直交する
方向に変位すると、その変位は、第3リンク部材217
における直線運動として変換される。従って、第3リン
ク部材217の直線運動の変位を検知するセンサを設け
て、車輪11のトー角度、キャンバー角度を検知するこ
とも可能である。更に、キャンバー角度の変化量からキ
ャスター角度を計算することも可能である。
【0047】図19に示した実施例においては、第3リ
ンクは、更にブラケット219を介して第4乃至第6リ
ンク部材220,221,223に連結されている。ブ
ラケット219及びこれらの第4乃至第6リンク部材2
20,221,223は、第1乃至第3リンク部材20
8,215,217とは異なり、中心線CL周りに回転
することはない。何故ならば、第3リンク部材217
は、回転軸受218を介してブラケット219と結合さ
れているからであり、ブラケット219以後の部材は第
3リンク部材217の直線方向の運動に関連した運動の
みを行う。この様にして、第3リンク部材217の直線
運動は最終的に両方向矢印で示した如く第6リンク部材
223の回動運動へ変換され、その回動運動をエンコー
ダ227によって検知している。この様にリンク機構を
使用した場合には、センサ部材の回転位置に応じて、第
3リンク部材217における直線運動、又は第6リンク
部材223における回動運動へ変換され、従って、車輪
11のトー角度及びキャンバー角度は、両方ともリンク
機構によってエンコーダにより検知することが可能であ
る。
【0048】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明はこれら具体的実施の態様に
制限されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸
脱することなしに種々の変形が可能であることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に基づいて構成されたホイ
ールアライメント検査システムを示した概略平面図。
【図2】 図1のシステムの概略側面図。
【図3】 本発明の1実施例に基づいて構成されたホイ
ールアライメント検査装置を示した概略正面図。
【図4】 図3の装置の概略側面図。
【図5】 図3及び4に示した装置の動作原理を説明す
るのに有用な概略説明図。
【図6】 本発明の別の実施例に基づいて構成されたホ
イールアライメント検査装置の概略平面図。
【図7】 図6の装置において使用されるセンサ部材を
示した概略正面図。
【図8】 図6の装置の概略側面図。
【図9】 図6の装置に組み込まれているセンサ部材高
さ調節機構を示した概略図。
【図10】 図6の装置に組み込まれている3種類のセ
ンサの配置状態を示した概略図。
【図11】 本検査装置と共に使用するのに適したロー
ラ支持組立体。
【図12】 図11のローラ支持組立体のテーブルユニ
ットを示した分解概略斜視図。
【図13】 図11のローラ支持組立体のローラユニッ
トを示した分解概略斜視図。
【図14】 本発明の更に別の実施例に基づいて構成さ
れたホイールアライメント検査装置の一部を示した概略
平面図。
【図15】 図14の装置に使用されているセンサ部材
の一部を示した概略正面図。
【図16】 図14の装置の概略側面図。
【図17】 図14の装置に組み込まれているセンサ部
材高さ調節機構を示した概略側面図。
【図18】 図14の装置に組み込まれているセンサユ
ニットを示した概略正面図。
【図19】 図14の装置の動作原理を説明するのに有
用な概略模式図。
【符号の説明】
1:ホイールアライメント検査システム 4,6:支持ローラ組立体 5:ベルクランク 7:フレーム 10:ホイールアライメント検査装置 11:車輪 12:支持ローラ 13:ベースプレート 100:支持ブロック 101:第2枠体 102:第1枠体 103:センサシャフト 104:回転センサ 105:センサアーム 106:センサパッド 107:トー角度センサ 108:キャンバー角度センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−129950(JP,A) 特開 平2−98602(JP,A) 実開 平3−91905(JP,U) 特公 平4−10020(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 G01B

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールアライメント検査装置におい
    て、 車輪の片側に押圧保持可能なセンサ部材、 前記センサ部材を車輪と共に回転可能であるように支持
    する支持手段、 前記センサ部材の車輪回転方向の位置を検知する第1検
    知手段、 前記センサ部材の車輪回転方向に対して直交する方向に
    おける変位を検知する第2検知手段、 を有することを特徴とするホイールアライメント検査装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記支持手段が、前
    記センサ部材を先端に固着したセンサシャフトと、前記
    センサシャフトを任意の方向に指向可能であるように支
    持するカルダン懸架機構とを有することを特徴とするホ
    イールアライメント検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項において、前記第1検知手段が
    回転センサであり、前記第2検知手段が車輪のトー角度
    を検知するトー角度センサであることを特徴とするホイ
    ールアライメント検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項において、前記第1検知手段が
    回転センサであり、前記第2検知手段が車輪のキャンバ
    ー角度を検知するキャンバー角度センサであることを特
    徴とするホイールアライメント検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の内のいずれか1項にお
    いて、前記センサ部材が車輪のサイドウオールに押圧保
    持されることを特徴とするホイールアライメント検査装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4の内のいずれか1項にお
    いて、前記センサ部材が車輪のホイールに押圧保持され
    ることを特徴とするホイールアライメント検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記支持手段が、前
    記センサ部材に連結したリンク機構を有することを特徴
    とするホイールアライメント検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記リンク機構が前
    記センサ部材と共に回転する第1部分と前記回転部分に
    連結されており前記センサ部材の変位に従って運動を行
    うが前記センサ部材の回転中心周りの回転を行わない第
    2部分とを有しており、前記第1部分に動作連結して第
    1検知手段が設けられており且つ前記第2部分に動作連
    結して第2検知手段が設けられていることを特徴とする
    ホイールアラメント検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記第1検知手段が
    回転センサであり、前記第2検知手段が車輪のトー角度
    及びキャンバー角度を検知するトー・キャンバー角度兼
    用センサであることを特徴とするホイールアライメント
    検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の内のいずれか1項に
    おいて、前記センサ部材はその長さを調節する長さ調節
    手段を具備していることを特徴とするホイールアライメ
    ント検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の内のいずれか1項
    において、前記支持手段は、前記センサ部材の高さ位置
    を調節する高さ調節手段を有していることを特徴とする
    ホイールアライメント検査装置。
  12. 【請求項12】 ホイールアライメント検査装置におい
    て、 車輪片側に押圧保持可能なセンサ部材、 前記センサ部材を車輪と共に回転可能であるように支持
    する支持手段、 前記センサ部材の車輪の回転方向の位置を検知する第1
    検知手段、 車輪の切れ角を検知する第2検知手段、 を有することを特徴とするホイールアライメント検査装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記第1検知手
    段が回転センサであり、車輪のキングピン傾斜角度を検
    知することを特徴とするホイールアライメント検査装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記第2検知手
    段が車輪を載置するスライドテーブルに設けた回転セン
    サであることを特徴とするホイールアライメント検査装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項12において、前記支持手段
    が、前記センサ部材を先端に固着したセンサシャフト
    と、前記センサシャフトを任意の方向に指向可能である
    ように支持するカルダン懸架機構とを有することを特徴
    とするホイールアライメント検査装置。
  16. 【請求項16】 請求項12において、前記支持手段
    が、前記センサ部材に連結したリンク機構を有すること
    を特徴とするホイールアライメント検査装置。
  17. 【請求項17】 請求項12乃至16の内のいずれか1
    項において、前記センサ部材はその長さを調節する長さ
    調節手段を具備していることを特徴とするホイールアラ
    イメント検査装置。
  18. 【請求項18】 請求項12乃至17の内のいずれか1
    項において、前記支持手段は、前記センサ部材の高さ位
    置を調節する高さ調節手段を有していることを特徴とす
    るホイールアライメント検査装置。
  19. 【請求項19】 ホイールアライメント検査装置におい
    て、 検査すべき車輪を支持する車輪支持手段、 前記車輪支持手段上に支持されている車輪の少なくとも
    片側に押圧保持されるセンサ部材、前記センサ部材を車輪と共に回転可能に支持する支持手
    段、 前記センサ部材に動作結合されており前記センサ部材の
    変位から前記車輪の傾斜角度を検知する傾斜角度検知手
    段、 を有しており、少なくとも前記センサ部材を前記検査装
    置の前後方向に移動自在に支持することを特徴とするホ
    イールアライメント検査装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記センサ部材
    と前記傾斜角度検知手段とを同一の支持体に支持させ、
    前記支持体を前記前後方向に移動自在に設けたことを特
    徴とするホイールアライメント検査装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記車輪支持手
    段が、前記車輪を支持する一対のローラと、前記一対の
    ローラを回転自在に保持するローラユニットと、前記ロ
    ーラユニットを保持するテーブルユニットとを有してお
    り、前記テーブルユニットが、前記検査装置の前後方向
    に移動自在な第1テーブルを有しており、前記支持体を
    前記第1テーブルに固着させたことを特徴とするホイー
    ルアライメント検査装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、前記テーブルユ
    ニットが、前記ローラユニットを垂直軸周りに回転自在
    に保持する軸受と、前記第1テーブルを前記検査装置の
    横方向に移動自在に保持する第2テーブルとを有してお
    り、前記軸受が前記第1テーブルに装着されていること
    を特徴とするホイールアライメント検査装置。
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