JP3424504B2 - ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸の測定方法 - Google Patents

ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸の測定方法

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JP3424504B2 JP16683397A JP16683397A JP3424504B2 JP 3424504 B2 JP3424504 B2 JP 3424504B2 JP 16683397 A JP16683397 A JP 16683397A JP 16683397 A JP16683397 A JP 16683397A JP 3424504 B2 JP3424504 B2 JP 3424504B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒアルロン酸結合タ
ンパク質又はヒアルロン酸の測定方法及びそれに用いる
試薬キットに関する。
【0002】
【従来の技術】担体粒子を用いるイムノアッセイは周知
であり、イムノアッセイの市場の相当の部分を構成して
いる。これは、担体粒子を用いたイムノアッセイが非常
に用途が広く、単純な目視による検出を要する試験に
も、測定装置を用いた定量的な分析方法にも使用する事
ができるためである。この担体粒子を用いるイムノアッ
セイとしては、たとえば抗体又は抗原をラテックス粒子
に結合させ、それぞれ抗原又は抗体を検出するラテック
ス免疫凝集法が知られている。
【0003】このラテックス免疫凝集法及びそれに用い
る装置は、例えば、「実験免疫学ハンドブック」第1〜
4巻、ブラックウェル・サイエンティフィック(198
7)、米国特許第3,088,875号、第3,857,931号、第3,99
2,517号、第4,080,264号、第4,174,952号、第4,203,724
号、第4,480,042号、第4,590,156号、第4,690,906号、
第4,716,123号、第4,772,550号、第4,851,329号及び第
5,100,805号、Grange,J. et al., J. Immunol. Method
18, 365, 1977、Hechemy, K. et al., Lab. Management
27, Jun-Jul, 1984、Looney, C., J. Clin. Immuassay
7, 90, 1984、Von Schulthes, G. et al., Mol. Immun
ol. 1, 81, 1980、Crain, J., Am. Biotech. Lab. 34,
May-Jun, 1987、Heveran, J., J. Forensic Sci. 470,
1977、Kuruma, H., J. Immunol. Method 38, 353, 1980
等に詳述されている。
【0004】上記の通り、担体粒子を用いるイムノアッ
セイは広く用いられている公知技術であるが、従来のラ
テックス凝集法は、本発明者等の知る限り、抗原−抗体
反応に由来したラテックスの免疫凝集反応によるものに
限られていた。ところで、ヒアルロン酸は、N−アセチ
ルグルコサミンとグルクロン酸が交互にβ−1,4結合
により重合した酸性ムコ多糖類であり、皮下組織を接合
させる作用を有し、臍帯、関節腔の滑液および眼の硝子
体に含まれている。
【0005】ヒアルロン酸は、肝疾患(A. E. Laurent
et al., Hepatology 5, 638-642, 1985)、リウマチ性
関節炎(T. C. Laurent et al., Ciba Foundation Symp
osium124, 9-29, 1986)などの繊維化をともなう疾患に
おいて上昇するとの報告があり、血中ヒアルロン酸濃度
の測定は、肝疾患及び慢性関節リウマチの病態把握に有
用である。すなわち、ヒアルロン酸は、肝臓の繊維化に
ともなう合成亢進と肝類洞内皮細胞の機能低下による分
解障害を反映するマーカーである。また、強皮症や癌な
どにおいてもその血中濃度変化と病態との相関が指摘さ
れている(B. Delpech et al., Anal. Biochem. 149, 5
55-565, 1985)。
【0006】従来、ヒアルロン酸の測定方法として、放
射性ヨウ素を付加したヒアルロン酸結合タンパク質を用
いる放射線分析法(RIA; U. B. G. Laurent et al., An
al.Biochem. 109, 386-394, 1980)、ヒアルロネクチン
を利用した酵素分析法(EIA;A. E. Laurent et al., He
patology 5, 638-642, 1985)、あるいはパーオキシダ
ーゼで標識されたヒアルロン酸結合タンパク質を用いた
サンドイッチ法を基にした酵素免疫分析法の変法(ELIS
A; 特開昭64−469号、近藤孝司ら、臨床病理 第3
6巻(5)、536-540、1991)が知られている。
【0007】しかしながら、RIA及びEIAはともに
競合反応を利用した方法であり、ヒアルロン酸の測定感
度がせいぜい40ngとあまり高くない。またRIAで
は放射性元素の使用、サンプルの不安定性、相当な試薬
の調製、高価な測定装置などいくつかの欠点を有し、臨
床検査に応用するのは容易ではない。さらにEIAで
は、ヒト脳由来のヒアルロネクチンを使用しているため
試薬の調製に困難がともなう。また、測定に関しては全
工程を終了するのに1日以上を要するため、臨床検査へ
の応用は容易ではない。ELISAでは、測定感度と特
異性の向上は認められるものの、供される試薬数が多く
操作も煩雑で、1回の測定に3時間強の時間を要するも
のである。
【0008】このため、従来よりも操作が簡便で、しか
も高感度かつ短時間で測定可能なヒアルロン酸の測定方
法が要望されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感度及び特
異性が高く、操作が簡便であり、短時間で測定可能なヒ
アルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸の測定方法
の提供を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を達成すべく鋭意検討した結果、ヒアルロン酸結合タン
パク質を担体粒子に担持し、これと試料中のヒアルロン
酸とを反応せしめ、反応混合物の吸光の変化を検出すれ
ば、精度が高く且つ簡便に試料中のヒアルロン酸が測定
可能なことを見いだした。本発明は、これらの知見に基
づいて成し遂げられたものである。
【0011】即ち本発明は、ヒアルロン酸結合タンパク
質又はヒアルロン酸を担体粒子に担持させ、この担持さ
れたヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸と、
試料中のヒアルロン酸又はヒアルロン酸結合タンパク質
とを反応せしめ、該反応混合物に光を照射して反応混合
物の吸光又は散乱光の変化を検出することを特徴とする
ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸の測定方
法である。この発明の好ましい態様によれば、ヒアルロ
ン酸結合タンパク質が、プロテオグリカン、リンクプロ
テイン及びヒアルロネクチンよりなる群から選ばれる上
記方法が提供される。
【0012】更に、本発明によれば、少なくとも、ヒア
ルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸が担持された
担体粒子よりなり、この担持されたヒアルロン酸結合タ
ンパク質又はヒアルロン酸と、試料中のヒアルロン酸又
はヒアルロン酸結合タンパク質とを反応せしめ、該反応
混合物に光を照射して反応混合物の吸光又は散乱光の変
化を検出することを特徴とするヒアルロン酸結合タンパ
ク質又はヒアルロン酸を測定するために用いる試薬キッ
トが提供される。
【0013】この発明の好ましい態様によれば、ヒアル
ロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸が担持された担
体粒子を含有する試薬と、緩衝剤、塩化ナトリウム、多
糖類及び血清アルブミンを含有する試薬とからなる上記
試薬キットが提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明は、上記の通り、抗原抗体反応によらずヒア
ルロン酸結合タンパク質とヒアルロン酸との特異的な結
合能を利用した、ヒアルロン酸結合タンパク質とヒアル
ロン酸との反応に基づく濁度の変化を吸光又は散乱光の
変化として検出するヒアルロン酸結合タンパク質又はヒ
アルロン酸の測定方法である。
【0015】測定に際しては、上記ヒアルロン酸結合タ
ンパク質又はヒアルロン酸のどちらか一方を担体粒子に
担持して用いられる。即ち、測定対象物がヒアルロン酸
結合タンパク質である場合はヒアルロン酸を、測定対象
物がヒアルロン酸である場合はヒアルロン酸結合タンパ
ク質を、それぞれ担体粒子に担持して用いる。本発明に
おいては、ヒアルロン酸結合タンパク質を担体粒子に担
持し、ヒアルロン酸を測定対象とするのが最も好まし
い。すなわち、ヒアルロン酸結合タンパク質を担体粒子
に担持させ、この担持されたヒアルロン酸結合タンパク
質と、試料中のヒアルロン酸とを反応せしめ、該反応混
合物に光を照射して反応混合物の吸光又は散乱光の変化
を検出することによりヒアルロン酸を測定することがで
きる。ここで、ヒアルロン酸結合タンパク質としては、
ローレント(A. E. Laurent)らにより精製されたプロ
テオグリカン、リンクプロテイン(Analytical Biochem
istry 109, 386-394, 1980)や、ヒアルロネクチン(He
patology 5, 638-642, 1985)などが挙げられる。
【0016】上記担体粒子としては、ヒアルロン酸結合
タンパク質又はヒアルロン酸を担持しうるものであれば
特に制限はなく如何なるものも使用できるが、通常、試
料溶液に不溶性の有機高分子物質又は無機物質の微粒子
が使用される。かかる微粒子としては、ポリスチレン、
スチレン−ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタクリル酸エステルなどの合成有機高分子物
質よりなるラテックス粒子;赤血球、バクテリア、細胞
片等の天然有機高分子物質;ガラス、シリカ、アルミ
ナ、シリカ−アルミナ、活性炭、カーボン等の無機物質
等が例示できる。
【0017】担体粒子の粒径及び該粒子へのヒアルロン
酸結合タンパク質又はヒアルロン酸の担持量等は、特に
制限されないが、例えば、担体粒子がラテックス粒子で
ある場合、平均粒径0.05〜1.0μmのものを使用
し、0.1〜1重量%ラテックスに対してヒアルロン酸
結合タンパク質又はヒアルロン酸を0.1〜1mg/m
lの範囲で担持させればよい。また、担持は、担体粒子
へヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸を物理
的に吸着、又はそれ自体既知の通常用いられる方法によ
り化学的に結合させれば良い。
【0018】担体粒子として、表面にカルボキシレート
基を有するラテックス粒子を用いる場合、0.1〜0.
6μmの直径および8〜35平方オングストロームの表
面カルボキシレート占有領域を有するものが適してい
る。ここで、使用する「表面カルボキシレート占有領域
(Surface carboxylate parking area)」という用
語は、平方オングストロームで測定したラテックス粒子
の表面積を、その表面上のカルボン酸(−COOH)お
よびカルボキシレート(−COO-)官能基の総数で除
した値を示す。また、「カルボキシレート基」とは、−
COOH及び−COO-両方の官能基を表す。
【0019】表面にカルボキシレート基を有するラテッ
クス粒子としては、乳化重合、核剤を使用した乳化重
合、および好ましくは懸濁重合等を含む当業界で一般的
に知られたいずれの技術によっても製造することができ
るカルボキシレート基を有する重合体又は共重合体から
なる粒子を示す。また、製造に際しては、架橋剤を用い
ても用いなくてもよい。さらに、ここでいうラテックス
粒子として、コア−シェル型の粒子も含む。表面に十分
なカルボキシレート基を有するものであれば、いずれの
重合体粒子を使用することができる。特に有用なコア粒
子としては、既にカルボキシレート基を有するC1〜C6
−、好ましくはC1〜C2−(メタ)アクリレート、カル
ボキシレート基を導入したポリスチレン、およびアクリ
ル酸とスチレン単量体との混合物から製造されるものが
挙げられる。
【0020】ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロ
ン酸を担体粒子に担持させる際、該担体粒子の表面上に
は、さらにタンパク質又はリガンド等の他の分子種が固
着しうる表面部分が存在し、測定すべき試料を添加した
際に試料中に含まれる測定対象物やその他の血中成分な
どが固着するおそれがある。このため、担持の際にヒア
ルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸が固着してい
ない部分を被覆しておくことが好ましい。本発明におい
ては、上記のようにして得られたヒアルロン酸結合タン
パク質又はヒアルロン酸が担持された担体粒子の保存安
定性をさらに向上させ、測定の精度を向上させるため
に、上記担体粒子、例えばラテックス粒子をブロッキン
グ剤で処理するのが好ましい。ブロッキング剤として
は、通常、ウシなどから容易に入手できる血清アルブミ
ン、γ−グロブリン、フィブリノーゲン、血清等;合成
ペプチド類等が使用できる。ブロッキング剤の濃度は、
通常0.01〜2%、好ましくは0.1〜0.5%が適
当である。
【0021】ブロッキング剤による処理は、例えば、ヒ
アルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸が担持され
たラテックス粒子浮遊液を遠心分離して上清を除き、得
られる沈殿物を上記ブロッキング剤で、通常、数分間か
ら数時間程度攪拌下に処理する。ついで遠心分離し、上
清を除き、得られたラテックス粒子を緩衝液に浮遊させ
て、目的とするラテックス試薬(浮遊液)を得る。この
際に用いられる緩衝液としては特に制限がなく、例えば
pH5〜10程度のリン酸、ホウ酸系等の緩衝液が挙げ
られる。
【0022】かくして得られるヒアルロン酸結合タンパ
ク質又はヒアルロン酸を担持させた担体粒子と、血液や
体液等の試料溶液とを混合し、試料中のヒアルロン酸結
合タンパク質又はヒアルロン酸とを反応せしめ、該反応
混合物に光を照射して凝集反応に基づく吸光又は散乱光
の変化を検出し、試料中のヒアルロン酸結合タンパク質
又はヒアルロン酸の存在又は濃度を測定する。上記反応
は、好ましくは水を基材とし、塩化ナトリウムを含有す
るpH4.5〜10、好ましくはpH5.5〜9.5の
緩衝液中で行われる。緩衝液中に存在する塩化ナトリウ
ムの量は1.0〜5.0重量%、好ましくは1.5〜
4.5重量%、最も好ましくは2.0〜4.0重量%で
ある。また、本発明で用いる緩衝液としては、それ自体
既知の通常用いられるpH緩衝剤が挙げられる。尚、こ
こで「緩衝剤」という用語は、酸またはアルカリを添加
した際に水素イオン濃度の変化に抵抗する単一の物質ま
たは複数の物質の組み合わせを意味する。そのような緩
衝剤の例としては、トリス−(ヒドロキシメチル)−ア
ミノメタン、リン酸緩衝剤、ピアスの「免疫技術カタロ
グおよびハンドブック」等に列記されたもの等が含まれ
る。尚、前記および後記の緩衝液中の各成分の重量%
は、緩衝液の全重量を基準としたものである。
【0023】本発明で用いる緩衝液は、デキストラン硫
酸ナトリウム、メチルセルロース等の少なくとも1つの
多糖類をも含むことが好ましい。その他、カルボキシメ
チルセルロース、デキストラン等の多糖類を含有してい
てもよい。緩衝液中に含有する多糖類の量、例えば、デ
キストラン硫酸ナトリウムの量は、好ましくは0.2〜
3.0重量%、より好ましくは0.6〜2.0重量%、
最も好ましくは1.0〜1.8重量%、メチルセルロー
スの量は、好ましくは0.05〜1.0重量%、より好
ましくは0.1〜0.4重量%、最も好ましくは0.1
5〜0.3重量%程度が適当である。
【0024】さらに、上記緩衝液には、血清アルブミ
ン、好ましくは脂肪酸を実質的に含有しない脂肪酸非含
有血清アルブミンを含有するのが好ましい。脂肪酸非含
有血清アルブミンは、例えば、R. J. Chen, Biol. Che
m., 242, 173 (1967)に記載された方法によって調製す
ることができ、また、シグマ社およびマイルス社から種
々の分子種および等級で購入することができる。また、
ヒト、ウシ、ウサギ、ヒツジ等の血清アルブミンも使用
することができる。このうち脂肪酸非含有ウシ血清アル
ブミンが最も好ましい。また、脂肪酸を含有せずグロブ
リンを含有しない血清アルブミンも好適である。緩衝液
中の血清アルブミンの量は、緩衝液の全容量を基準とし
て5〜100mg/mL、好ましくは7.5〜60mg
/mL、最も好ましくは10〜40mg/mL程度が適
当である。
【0025】前記凝集反応は、通常、プラスチック又は
ガラスセル内で行い、セル外部より波長440〜100
0nmから選ばれる適当な波長の光又は白色光を照射
し、吸光度の変化又は散乱光の強度を測定することによ
り、予め作成した検量線から試料溶液内のヒアルロン酸
結合タンパク質又はヒアルロン酸が算出できる。次に、
試料中のヒアルロン酸濃度の測定方法について具体的に
説明する。
【0026】まず、それ自体既知の通常用いられる方法
により、ヒアルロン酸結合タンパク質を精製し、該タン
パク質を担体粒子の表面に結合する。ヒアルロン酸結合
タンパク質は、担体粒子あたり800から1,500個
となるように適当な緩衝液、例えば0.01〜0.5M
ホウ酸緩衝液(pH8.0)等に溶解し、当量のラテッ
クス−ホウ酸緩衝液(pH8.0)と室温で1時間攪拌
し、ラテックス粒子上に担持する。
【0027】次いで、反応容器内に分注した前記の反応
用緩衝液に、試料を添加する。この際、試料はヒアルロ
ン酸が抽出分離されている必要はなく、人体などの血液
や体液をそのまま使用できる。あるいは適当な試料希釈
用緩衝液や希釈血清で試料を溶解したものを、上記の操
作に供する事もできる。その後、上記ヒアルロン酸結合
タンパク質が担持されたラテックス試薬(浮遊液)を反
応容器内に分注する。
【0028】次に、ラテックス試薬(浮遊液)分注後、
担持されたヒアルロン酸結合タンパク質と試料中のヒア
ルロン酸との間の結合反応(凝集反応)の速度を吸光の
増加として測定し、この結合反応の速度からヒアルロン
酸を定量する。この際、反応容器内におけるラテックス
試薬の凝集は、測定対象物であるヒアルロン酸のみに起
因しており、生化学的もしくは物理的な要因を問わず断
片化された成分すなわちヒアルロン酸結合タンパク質に
対して複数の結合サイトを持たないものはラテックス粒
子の凝集の原因とはなりえない。
【0029】従って、担持されたヒアルロン酸結合タン
パク質と試料中のヒアルロン酸とに起因するラテックス
粒子の凝集による吸光の増加を測定することで、上記ラ
テックス粒子の凝集に関与しうる試料中ヒアルロン酸の
みが定量される。本発明の方法では、あらかじめ使用す
る測定対象物のヒアルロン酸について、既知濃度の試料
を用意し、吸光の増加速度と該既知濃度の関係について
検量線を作成しておき、測定値を校正可能とすることが
好ましい。
【0030】上記反応及び測定工程等を含むヒアルロン
酸結合タンパク質又はヒアルロン酸の存在または濃度を
測定するために用いる試薬キットは、それ自体既知の通
常用いられる方法により調製できる。このようなキット
は、通常の免疫凝集反応を利用した試薬キットと同様の
構成によって提供される。すなわち、これらの試薬に
は、前記したヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロ
ン酸が担持された担体粒子と、緩衝剤、塩化ナトリウ
ム、血清アルブミン、デキストラン硫酸ナトリウムまた
はメチルセルロースのような多糖類を含む緩衝液が含ま
れる。
【0031】また、本発明では、一方に前記したヒアル
ロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸が担持された担
体粒子を含有し、他方に緩衝剤を含有する2つの収容手
段を備えるキットも提供される。収容手段としては、あ
らゆる手段を使用することができ、これには、例えばバ
イアル、ジャー、チューブ、ボトル、ホイルパック等が
含まれる。また開閉可能なように封止した容器および封
止していない容器のいずれをも使用することができる。
収容手段および封止手段は、ガラス、プラスチック、金
属、複合材料等のあらゆる材料から製造することができ
る。
【0032】すなわち、本発明のキットは、好ましくは
ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸が担持さ
れた担体粒子と、専用に調製された緩衝剤、塩化ナトリ
ウム、多糖類及び血清アルブミンを含有する反応用緩衝
液とからなる2試薬で構成され、さらに任意の要素とし
て、試料希釈液、洗浄液、標準物質(ヒアルロン酸結合
タンパク質又はヒアルロン酸)、防腐剤、消泡剤等を含
む試薬により構成される。
【0033】
【実施例】以下、実施例により、さらに本発明を詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるも
のではない。 参考例1 ヒアルロン酸結合タンパク質の精製 ローレントら(A. E. Laurent et al., Anal. Biochem.
109, 386-394, 1980)に記載の方法に従って、以下通
りヒアルロン酸結合タンパク質を抽出、精製した。
【0034】まず、牛の鼻中隔軟骨300g(三菱化学
(株)中標津事業所より入手)をハサミ及びナタによっ
て小片に切断し、あらかじめ4℃に保持された塩酸グア
ニジン4Mを含む酢酸ナトリウム0.5M溶液(pH
5.8)(以下これを「緩衝液A」と称する)に投入し
て4℃に保持したまま一夜攪拌抽出した。次いで、1
3,000G、4℃にて45分間遠心分離した後、上清
液を分離採取した。上清液を精製水に透析させた後、凍
結乾燥し、得られた固形分を粉砕して粗抽出粉末を得
た。
【0035】粗抽出粉末1.6gとトリプシン(シグマ
社製)0.8mgとを酢酸ナトリウム0.1Mを含む
0.1Mトリス−塩酸緩衝溶液(pH7.3)25ml
中に加え、37℃にて2時間、トリプシン処理した。次
いで、大豆トリプシン阻害剤1mg(シグマ社製)を加
え、さらに0.5Mの酢酸ナトリウム溶液を加えて総容
量を50mLとした。
【0036】得られたトリプシン処理ヒアルロン酸結合
タンパク質含有溶液から、アフィニティークロマトグラ
フィーを用いて、次のようにしてヒアルロン酸結合タン
パク質を精製した。先ず、ヒアルロン酸ナトリウム60
0mg(生化学工業)、EAH−セファロース4B(フ
ァルマシア)75mLおよび精製水200mLの混合液
に、水溶性カルボジイミド(Dojin)1.4gを溶
解した精製水5mLを5回に分けて添加した後、室温に
て24時間放置した。この反応液に酢酸10mLを加え
て反応を停止させた。得られたゲルを取り出し、それぞ
れ1Lの1M塩化ナトリウム水溶液、1M塩化ナトリウ
ムを含む0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.1)、
0.05Mギ酸水溶液(pH3.1)、精製水および
0.5M酢酸ナトリウム水溶液(pH5.7)により、
順次、ゲルを洗浄してヒアルロン酸結合セファロースゲ
ルを得た。
【0037】次に、トリプシン処理ヒアルロン酸結合タ
ンパク質含有溶液50mLに、上記ヒアルロン酸結合セ
ファロースゲル50mLを加えて混合し、直ちに透析膜
の中に入れた後、4℃に冷却した20倍量の精製水中で
一夜透析させた。透析後、ゲル全量を内径3.2cmの
カラムに充填した後、1Mの塩化ナトリウム水溶液で洗
浄し、未吸着分を除去した。さらに1〜3Mの塩化ナト
リウム水溶液で順次洗浄して不要なタンパク質を除去し
た後、緩衝液Aで吸着分を溶出させて回収した。回収画
分を4℃に冷却した精製水中にて一夜透析した後、凍結
乾燥した。得られた粉末を緩衝液Aに溶解して全量を4
mLとし、セファロース(Sepharose)6B−
CLカラム(φ1.6x83cm)を通過させた。第2
および第3ピークを示す成分を回収し、それぞれ、DI
AFLO PM−10(アミコン社製)で濃縮し、ヒア
ルロン酸結合タンパク質を得た。
【0038】ここで得られたヒアルロン酸結合タンパク
質は、クリスナーら(Christner, J.D. et al., (1979)
J. Biol. Chem. 254, 4624-4630)によって同定された
プロテオグリカンと同等であり、ヒアルロン酸との結合
能を持つコアタンパク質(分子量約9万)とリンクタン
パク質(分子量約4.4万)とからなる複合体である。
コアタンパク質はヒアルロン酸と〜1μMの結合能を持
つ。
【0039】実施例1 表面にカルボキシレート基を有するラテックス粒子浮遊
液(固体重量:10wt%、直径:0.368μm、カ
ルボキシレート基量:0.33meq/g、セラダイン
社製)100mLに対し、2gのイオン交換樹脂(Bior
ad社:AG501−X8)を添加し、緩く撹拌しながら
室温で2時間静置した。その後ガラス繊維フィルターを
使用して浮遊液を濾過し樹脂を除去した。これによって
ラテックス粒子をタンパク質又はリガンドと結合しうる
状態とした。5mLのポリカーボネート製遠心チューブ
に対し、1mLの50mM MES緩衝液(pH7.
0)および100μLの前記洗浄した10%固体ラテッ
クス浮遊液を添加し、撹拌しながら室温で10分間イン
キュベートした後、反応させた。10mg/mLの1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボ
ジイミド塩酸塩(EDC、新たに水に溶解したもの)を
混合物に50μL添加し、ラテックス表面のカルボキシ
ル残基を10分間活性化した。活性化の後に、1mg/
mLの前記精製したヒアルロン酸結合タンパク質を激し
く撹拌しながら400μL添加し、1時間インキュベー
トした。10mg/mLウシ血清アルブミン水溶液を3
00μL添加することにより反応を停止し、ラテックス
表面上のヒアルロン酸結合タンパク質が結合(担持)さ
れていない領域を被覆した。さらに10分間インキュベ
ートして反応を停止させた。
【0040】次いで、ヒアルロン酸結合タンパク質が担
持されたラテックス粒子浮遊液を25,000Gで10
分間遠心分離した。上清を除去し、容器底部のペレット
に2mLの水を添加した。その後激しく撹拌しながらペ
レットを再浮遊させ、同様の洗浄操作を4回繰り返し
た。ただし、最後の再浮遊では、0.05%のアジ化ナ
トリウム水溶液を保存液として使用した。最後に、ラテ
ックス浮遊液を超音波処理する事によって完全に浮遊さ
せた後、直ちに使用できる濃度(通常は、0.1〜0.
4w/v%)に希釈した。
【0041】上記で調製したヒアルロン酸結合タンパク
質が担持されたラテックス試薬を用いて 、ヒアルロン
酸標準品の濃度を0、20、60、200、600ng
/mlとした場合についてそれぞれ試料を作成し、全自
動免疫診断システム(LPIA−S500:三菱化学
(株)製)による測定に供した。検体溶液10μLを反
応容器に分注し、さらに専用に調製された反応用緩衝液
(200mMのトリス−(ヒドロキシメチル)−アミノ
メタン、0.9%のNaCl、1%のデキストラン硫酸
ナトリウム、0.5%のウシ血清アルブミン、0.05
%のアジ化ナトリウム、0.005%の消泡剤(ダウ・
コ−ニング社製:1410)を水に溶解し、塩酸でpH
を8.2に調製し作成)180μLと精製水70μLを
加え全体を260μLとする。上記で得られたラテック
ス試薬(浮遊液)は、上記装置で自動的に40μL
(0.2%ラテックス浮遊液)供され、合計300μL
のラテックス浮遊液の生化学的に特異な結合反応による
吸光度の変化を経時的に測定した。その変化量(反応速
度)に応じて、既知濃度の標準品で検量線を作成した。
【0042】得られた結果を図1に示す。これより、本
発明の測定方法によれば10ngのオーダーのヒアルロ
ン酸の検出および測定が可能であることがわかる。
【0043】実施例2 従来法の標識されたヒアルロン酸結合タンパク質を用い
たサンドイッチ法(ELISA)による高値検体(中外
製薬(株)社製キットを用いて測定)を用いて、実施例
1の方法によりヒアルロン酸濃度の測定を行った。得ら
れた結果を図2に示す。これにより、本発明の測定方法
によれば高値検体についても従来法と矛盾することのな
い結果が得られることがわかった。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、免疫反応(抗原抗体反
応)によらず、ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアル
ロン酸を、感度及び特異性が高く、操作が簡便で、短時
間で測定できる。特に、本発明の方法により、競合反応
を用いずとも精度高くヒアルロン酸が測定可能である。
即ち、予め精製したヒアルロン酸を必要とせず、しかも
操作が簡便であり、10ngという極めて微量のヒアル
ロン酸の検出および定量が可能である。また、本発明の
方法は、サンプルの予備処理の必要がなく、かつ予め調
製された2試薬によって構成されるので臨床化学の分野
で使用される市販の自動分析装置にも適合するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヒアルロン酸の測定方法により得ら
れたヒアルロン酸濃度と反応速度との関係を示す図(検
量線)である。
【図2】 従来法である標識されたヒアルロン酸結合タ
ンパク質を用いたサンドイッチ法(ELISA)との、
高値検体における相関を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−469(JP,A) 特開 平8−101198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/543 587 G01N 33/557 BIOSIS(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアル
    ロン酸を担体粒子に担持させ、この担持されたヒアルロ
    ン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸と、試料中のヒア
    ルロン酸又はヒアルロン酸結合タンパク質とを反応せし
    め、該反応混合物に光を照射して反応混合物の吸光又は
    散乱光の変化を検出することを特徴とするヒアルロン酸
    結合タンパク質又はヒアルロン酸の測定方法。
  2. 【請求項2】 ヒアルロン酸結合タンパク質が、プロテ
    オグリカン、リンクプロテイン及びヒアルロネクチンよ
    りなる群から選ばれる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも、ヒアルロン酸結合タンパク
    又はヒアルロン酸が担持された担体粒子よりなり、こ
    の担持されたヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロ
    ン酸と、試料中のヒアルロン酸又はヒアルロン酸結合タ
    ンパク質とを反応せしめ、該反応混合物に光を照射して
    反応混合物の吸光又は散乱光の変化を検出することを特
    徴とするヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアルロン酸
    を測定するために用いる試薬キット。
  4. 【請求項4】 ヒアルロン酸結合タンパク質又はヒアル
    ロン酸が担持された担体粒子を含有する試薬と、緩衝
    剤、塩化ナトリウム、多糖類及び血清アルブミンを含有
    する試薬とからなる請求項3に記載の試薬キット。
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