JP3422456B2 - サーボプレスの制御装置 - Google Patents

サーボプレスの制御装置

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JP3422456B2
JP3422456B2 JP09675297A JP9675297A JP3422456B2 JP 3422456 B2 JP3422456 B2 JP 3422456B2 JP 09675297 A JP09675297 A JP 09675297A JP 9675297 A JP9675297 A JP 9675297A JP 3422456 B2 JP3422456 B2 JP 3422456B2
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/18Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
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  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動サーボモータ
でスライドが直線駆動される、いわゆるサーボプレスの
安全性の高い制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばACサーボモータ等の電動
サーボモータでスライドを直線駆動する直動型プレス
(以後、サーボプレスと言う)が多くの分野で利用され
ている。この理由としては、従来の機械式プレスに比べ
て、自由なスライドモーションで高速に作動でき、か
つ、圧力制御が容易に可能なので、より高度な成形加工
が可能で、生産性も良いという利点がある。また油圧プ
レスに対しては、低騒音、低振動及び省エネルギーであ
り、油漏れも無くクリーンであり、かつ、スライドの起
動及び停止が非常に短時間で可能なので、作業環境の改
善や生産性の向上等の利点が上げられる。
【0003】このようなサーボプレスの制御装置として
は、例えば特公平3−33439号公報に開示されたも
のが知られており、ここには、1つのコンピュータ装置
(以後、CPUと呼ぶ)を核にして所定のサーボ演算処
理を行い、このサーボ指令をサーボパック(いわゆる、
サーボアンプ)に出力してサーボモータの位置及び速度
を制御し、ラム(スライド)のストロークを予め設定し
た範囲内で直線駆動するようにした制御装置が示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のサーボプレスの制御装置においては、下記
のような安全性に関する問題が生じる。1)CPUチップ
が例えば熱暴走や電源電圧異常、又は電気的なノイズ等
の原因によって誤動作した場合、速度指令や位置指令と
して最大値が出力されることがあり、これによって、い
わゆるサーボ暴走が発生して、突然ラムが予期せぬ方向
に高速で動作して危険性が大きい。2)また、ラムの位置
検出器が故障したり、位置検出器の信号ラインに電気的
なノイズが混入したり、あるいは位置信号の入力コネク
タ等での接触不良が発生した場合、ラムの位置制御が不
可能となってサーボ暴走が発生し、危険である。3)さら
に、CPUの制御ソフトウェアがプログラムミス等によ
り誤動作して、いわゆるソフトウェア暴走が発生した場
合、同様にサーボ暴走が発生する危険性が大きい。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、サーボを制御するCPUの誤動作や位置
検出器の故障等によるサーボ暴走を防止できる安全性の
高いサーボプレスの制御装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、フレー
ムに直動自在に支持されたスライド15をサーボモータ
11により駆動してプレス加工を行うサーボプレスの制
御装置において、オペレータの操作スイッチの操作、又
は外部からの通信によって、プレスの運転モード信号、
運転開始信号等のプレス運転操作信号が入力されるとと
もに、それを出力する運転操作入力部50と、スライド
15のモーションデータやプレスの起動条件等の設定デ
ータを入力して記憶し、プレス起動時に、前記記憶され
た設定データを出力すると共に、この設定データ、及び
前記運転操作入力部50から入力した前記プレス運転操
作信号に基づいてプレス起動可否を判断してプレス起動
信号33を出力する第1のCPU21と、前記第1のC
PU21からの設定データ、及び前記運転操作入力部5
0からの前記プレス運転操作信号を入力し、この入力し
た設定データ及びプレス運転操作信号に基づいてプレス
起動可能と判断し、かつ、少なくとも前記プレス起動信
号33が起動可能を示しているときに、前記設定データ
内のモーションデータに基づいて前記サーボモータ11
の位置指令を演算して出力する第2のCPU22と、前
記スライド15の位置を検出する第1位置センサ17
と、前記サーボモータ11の回転位置を検出する第2位
置センサ7と、少なくとも第1位置センサ17又は第2
位置センサ7のいずれかの位置信号を入力し、この両位
置信号のいずれか一方を位置フィードバック信号とし、
前記第2のCPU22からの位置指令とこの位置フィー
ドバック信号との位置偏差に基づいて、速度指令を演算
して出力する第3のCPU23と、第3のCPU23か
らの速度指令、及び第2位置センサ7からの前記位置信
号を入力し、この位置信号に基づいて前記サーボモータ
11の速度フィードバック値を演算し、前記速度指令と
この速度フィードバック値との速度偏差が小さくなるよ
うに前記サーボモータ11の駆動電流を制御するサーボ
アンプ25と、を備え、かつ、前記各CPU21、2
2、23に、少なくとも、前記第1のCPU21と第2
のCPU22間、又は前記第2のCPU22と第3のC
PU23間のいずれかで互いにウォッチドッグ信号を送
信して正常動作しているのを互いにチェックし合い、こ
のチェックで一方側が異常となったとき、他方側がプレ
スを非常停止させる機能を備えた構成としている。
【0007】請求項1に記載の発明によると、制御装置
内に設けられた複数の(例えば、3つの)CPUはそれ
ぞれサーボプレスの制御に係わる異なった処理(設定デ
ータ入力、サーボ位置指令演算、サーボ速度指令演算
等)を行うと共に、互いに他のコンピュータ異常を監視
するようにしている。すなわち、2つのCPU間でウォ
ッチドッグ信号を送信し合い、互いに相手側のウォッチ
ドッグ信号が正常か否かのチェックをしているので、他
方のCPUが正常動作しているかが確認される。このと
き、他方がコンピュータ異常であると判断したらプレス
を非常停止させるので、サーボモータの暴走によるスラ
イド異常動作を防止できる。また、プレス起動可能か否
かの判断を2つのCPU(例えば、設定データ入力用と
サーボ位置指令演算用)において行うようにし、両方が
起動可能と判断したときのみプレス起動させるようにし
ている。これによって、信号線の断線や接触不良、ノイ
ズ、又は入力回路の故障等が原因で誤ってプレスが起動
されることが無くなる。したがって、サーボプレスの安
全性を高めることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
サーボプレスの制御装置において、少なくとも前記第1
のCPU21と第2のCPU22のソフトウェア言語
は、互いに異なるようにしている。
【0009】請求項2に記載の発明によると、少なくと
も第1のCPU(設定データ入力用)と第2のCPU
(サーボ位置指令演算用)のソフトウェアは互いに異な
った言語、例えばC言語とラダーシーケンス言語などに
よって記述されているので、両方のCPUのソフトウェ
アに同じバグ(プログラムミス等の不具合)が発生する
可能性が無くなる。したがって、両CPUが同時にコン
ピュータ異常となるのが防止され、前記ウォッチドッグ
信号による監視機能によっていずれか一方の正常なCP
Uが確実に他方のコンピュータ異常を検出してプレスを
非常停止できる。この結果、サーボ暴走等が防止される
ので、非常に安全性が高くなる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
サーボプレスの制御装置において、少なくとも前記第1
のCPU21と第2のCPU22のコンピュータは、互
いにCPUチップの型番又はメーカが異なるようにして
いる。
【0011】請求項3に記載の発明によると、少なくと
も第1のCPU(設定データ入力用)と第2のCPU
(サーボ位置指令演算用)のコンピュータは互いにCP
Uチップの型番又はメーカが異なったもので構成してい
るので、両方のCPUチップが同時に熱暴走したり、あ
るいはソフトウェア暴走する可能性が無くなる。したが
って、両CPUが同時にコンピュータ異常となるのが防
止され、前記ウォッチドッグ信号による監視機能によっ
ていずれか一方の正常なCPUが確実に他方のコンピュ
ータ異常を検出してプレスを非常停止できる。この結
果、サーボ暴走等が防止されるので、非常に安全性が高
くなる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
サーボプレスの制御装置において、前記第3のCPU2
3は、第1位置センサ17及び第2位置センサ7から位
置信号をそれぞれ入力し、各位置信号に基づく各スライ
ド位置データを演算して比較し、両スライド位置データ
の差に基づいて前記両位置センサの異常チェックを行う
ようにしている。
【0013】請求項4に記載の発明によると、使用目的
の異なる2つの位置センサが設けられている場合には、
この2つの位置センサの位置信号から求めた両方のスラ
イド位置データを比較し、その差が所定の許容値より大
きいとき、いずれか一方の位置センサの故障、破損又は
信号線の断線等として判断できる。例えば、前記2つの
位置センサは、前記サーボモータの回転位置パルスを検
出して速度フィードバック用又は高速制御時の位置フィ
ードバック用に使用される第1位置センサと、スライド
移動位置を精密に検出して低速制御時の位置フィードバ
ック用に使用される第2位置センサとからなる。したが
って、前記位置センサの異常が確実に検出され、このと
きプレスを非常停止させるので、この位置センサの位置
信号によるサーボモータの制御中にサーボ暴走が発生し
なくなる。この結果、サーボプレスの安全性を向上でき
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1、2又
は3記載のサーボプレスの制御装置において、少なくと
も前記第1のCPU21と第2のCPU22の入力電源
ライン又は電源電圧は互いに異なるようにしている。
【0015】請求項5に記載の発明によると、少なくと
も第1のCPU(設定データ入力用)と第2のCPU
(サーボ位置指令演算用)の入力電源ラインを互いに異
なる電源ライン(ただし、電源電圧が同一の時)に接続
したり、又は、電源電圧を例えばAC100VとAC2
00Vのように異なった電圧にしている。これによっ
て、両CPUの電源ラインの環境条件を異ならせること
ができ、ノイズの混入レベル及び電源電圧変動の影響を
違えることができる。したがって、両方のCPUの電源
ラインが同時に電圧低下してコンピュータ暴走したり、
電源ラインノイズによって同時に誤動作する可能性が無
くなる。よって、両CPUが同時に誤動作するのが防止
され、前記ウォッチドッグ信号による監視機能によって
いずれか一方の正常なCPUが確実に他方のコンピュー
タ異常を検出してプレスを非常停止できる。この結果、
サーボ暴走等が防止されるので、非常に安全性が高くな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
係わる実施形態を説明する。図1は、サーボプレスの一
例を表す要部側面図を示している。サーボプレス1の本
体のフレーム10の前面下部にはベッド9が設けられ、
ベッド9の上部にボルスタ16が設置されている。ま
た、フレーム10の上部には回転を上下方向の直動に変
換する例えばボールネジ等で構成される動力変換装置1
4が配設されており、この動力変換装置14の直動部
(例えば、ボールネジ装置のナット部)の下端で、か
つ、ボルスタ16と対向した位置にスライド15が上下
動自在に配設されている。動力変換装置14の回転部
(例えば、ボールネジ装置のボールネジ部)の上端部は
回転伝達部材12を介してサーボモータ11の出力回転
軸11bに連結されている。本実施形態では回転伝達部
材12の一例として図示したようにベルト(以後、ベル
ト12と呼ぶ)が用いられており、動力変換装置14の
前期回転部の上端部及びサーボモータ11の前記出力回
転軸11bにはそれぞれこのベルト12に係合するベル
トプーリ12a及びベルトプーリ12bが取着されてい
る。このように、スライド15はサーボモータ11の回
転によって上下駆動されるようになっており、このスラ
イド15の上下駆動に伴って、前記ボルスタ16の上面
に設けられた下型(図示せず)と、前記スライド15の
下面に設けられた上型(図示せず)との間でプレス加工
が行われる。
【0017】また、ボルスタ16の後端部とスライド1
5の後端部との間に、例えばリニアスケール等のリニア
センサよりなる第1位置センサ17が配設されている。
この第1位置センサ17は、本実施形態では、スライド
15の後部に上端が支持され、かつ、軸心方向がスライ
ド15の移動方向(ここでは、上下方向)に平行な細長
いロッド17cの下端部に取着された検出ヘッド17b
と、この検出ヘッド17bと所定距離を保って摺動可能
に係合しているリニアスケール17aとからなってい
る。そして、スライド15の上下動に伴って検出ヘッド
17bがリニアスケール17aに対して上下動し、これ
によって、検出ヘッド17bからの光信号によりリニア
スケール17aの内部の位置検出部からスライド15の
位置がボルスタ16の上面からの高さとして検出される
ようになっている。この第1位置センサ17が検出した
スライド15の位置信号は後述するサーボ演算処理を行
う第3のCPU23に入力され、この第3のCPU23
はこの位置信号に基づいて前記サーボモータ11を駆動
してスライド15の位置を所定のモーションカーブに沿
うように制御する。
【0018】サーボモータ11の出力回転軸11bと反
対側で、かつ、回転軸11bと同軸上には、例えばパル
スエンコーダ等の第2位置センサ7が取着されている。
この第2位置センサ7は、サーボモータ11の回転角度
をスライド位置として検出すると共に、モータ回転速度
の検出にも用いられており、第2位置センサ7からの位
置パルス信号は後述する第3のCPU23及びサーボア
ンプ25に入力される。なお、サーボモータ11は、A
Cサーボモータ又はDCサーボモータのいずれで構成さ
れてもよい。
【0019】また、動力変換装置14の回転部(例えば
ボールネジ等)にはメカニカルブレーキ13が取着され
ており、このメカニカルブレーキ13によって動力変換
装置14の動力伝達を停止させてスライド15を停止さ
せることができる。後述する各CPUからのブレーキ指
令によって、メカニカルブレーキ13への供給電源電圧
がオフしてブレーキが作動する。そして、メカニカルブ
レーキ13にはブレーキ作動センサ18が配設されてお
り、メカニカルブレーキ13の機械的な作動状態を確認
できるようになっている。なお、このブレーキ作動セン
サ18は、例えば近接スイッチやリミットスイッチ等で
構成することができる。このブレーキ作動センサ18の
検出信号は、後述する各CPUに入力される。
【0020】また、スライド15の動作領域の前面部左
右には光線式安全装置28が配設されており、サーボプ
レス1の前面側から前記動作領域内への侵入物がこの光
線式安全装置28の光軸を遮光したときに、遮光信号が
後述の制御回路の急停止回路に出力されるようになって
いる。
【0021】次に、図2に示す制御回路ブロック図に基
づいて、本実施形態に係わる制御回路を説明する。本発
明に係わるサーボプレスの制御装置においては、プレス
起動/停止の制御処理を行う2つの異なる系統のCP
U、すなわち、第1のCPU21及び第2のCPU22
を備えている。そして、各CPU21、22の入力電源
ラインには、それぞれ異なる電圧の電源ラインが供給さ
れている。例えば本実施形態では、第1のCPU21に
はAC100Vラインが供給され、第2のCPU22に
はAC200Vラインが供給されている。また、各CP
U21、22には、コンピュータ動作用の直流電源とし
て、直流電源装置26、27がそれぞれ別個に配設され
ており、各直流電源装置26、27は電圧の異なる前記
各入力電源ラインに接続されている。この異なる電圧の
電源は、電源ノイズ、電源電圧変動等の電気的な環境条
件が異なっているものが望ましい。なお、電源電圧が同
じでも、その電気的な環境条件が異なっているような別
個の電源ラインから供給するようにしてもよい。
【0022】運転操作入力部50は、プレスの運転モー
ド(生産モードやデータ設定モード等)信号、運転開始
信号等のプレス運転操作信号を入力し、このプレス運転
操作信号を前記2系統のコンピュータ装置、つまり第1
のCPU21及び第2のCPU22に出力している。こ
の運転操作入力部50は、例えば図示したような操作パ
ネルに設けられる運転モードスイッチ52や運転開始ス
イッチ51等から構成されていてもよいし、あるいは、
他の制御装置等からのデータ通信によって前記各プレス
運転操作信号を入力するようにしてもよい。
【0023】第1のCPU21は、主に、スライド15
のモーションデータ(モーションを規定するデータで、
例えば上限位置、下限位置、下降速度、上昇速度、加圧
開始位置、加圧力等のデータを表す)やプレス起動条件
等の設定データを入力して記憶する機能を有している。
この第1のCPU21は、これらの設定データを入力す
るための操作スイッチ21a、及びこれらの設定データ
や、第1のCPU21内の制御状態等を表す制御情報デ
ータを表示するための表示器21bを備えている。ここ
で第1のCPU21は、例えば、キーボードと表示器を
備えた一般的なコンピュータ装置で構成しても、あるい
は、グラフィック表示器又はキャラクタ表示器等の前面
表示部に密着させて透明タッチキーを設けた、いわゆる
パネルコンピュータ装置などで構成してもよい。そし
て、第1のCPU21は、前記入力した設定データを所
定のメモリ内に記憶した後、この記憶した設定データを
例えばパラレル通信又はシリアル通信等のデータ通信3
8を介して第2のCPU22に出力する。さらに、前記
運転操作入力部50からの前記運転開始信号がオンして
プレス運転を開始するとき、入力した前記プレス運転操
作信号、及び、例えばパラレル通信又はシリアル通信等
のデータ通信39を介して第2のCPU22から入力し
たスライド位置情報に基づいてプレス起動可否の判定を
行い、この判定結果がプレス起動可ならばプレス起動信
号33をオン(ハイレベル)にして急停止回路のAND
回路32に出力する。また、第1のCPU21は、正常
動作中は常時ウォッチドッグ信号35を第2のCPU2
2に出力している。
【0024】第2のCPU22は、主に、スライド15
を駆動するサーボモータ11の制御指令値の大まかな演
算処理を行っている。この第2のCPU22は、第1の
CPU21と同様に前記運転操作入力部50からの前記
プレス運転操作信号を常時入力すると共に、第1のCP
U21から前記設定データを入力する。そして、前記運
転操作入力部50からの前記運転開始信号がオンしてプ
レス運転を開始するとき、前記設定データと、現在入力
している前記プレス運転操作信号と、第3のCPU23
から入力しているスライド位置情報とに基づいてプレス
起動可否の判定を行い、この判定結果がプレス起動可な
らばプレス起動信号34をオン(ハイレベル)にして急
停止回路の前記AND回路32に出力する。さらに、こ
のAND回路32から起動指令37のハイレベルが入力
されたときは、前記設定データに基づくモーションカー
ブに沿ってスライド15が駆動されるように、このモー
ションカーブ上の大まかなポイント毎の(つまり、PT
Pの)位置指令、又は前記設定された加圧力に相当する
トルク指令を演算する。なお、この位置指令は、例えば
所定時間毎の、又は所定距離毎のモーションカーブ上の
位置として演算される。そして、この演算された位置指
令又はトルク指令はデュアルポートメモリ24に書き込
まれ、デュアルポートメモリ24を介して第3のCPU
23に出力する。また、第2のCPU22は、常時、ウ
ォッチドッグ信号36を第1のCPU21に出力すると
共に、ウォッチドッグ信号41を第3のCPU23に出
力している。
【0025】また、前記光線式安全装置28からの遮光
信号31a や、例えば素材搬入装置などの周辺装置29
からの急停止信号31b 等のOR信号(つまり、いずれ
か一方の急停止要求信号)が外部急停止要求信号31と
して急停止回路のAND回路32に入力されると共に、
第1のCPU21及び第2のCPU22にも入力されて
いる。各CPU21、22は上記外部急停止要求信号3
1がローレベルのときは前記プレス起動信号33、34
をオフ(ローレベル)にして出力する。ここで、前記遮
光信号31a や急停止信号31b 等の外部急停止要求信
号31は、急停止を要求するときローレベルになるもの
とする。
【0026】急停止回路の前記AND回路32は、第1
のCPU21からの前記プレス起動信号33、第2のC
PU22からの前記プレス起動信号34、及び外部急停
止要求信号31を共に入力している。そして、これらの
入力信号が全てハイレベルのときのみ、すなわち、両プ
レス起動信号33、34が「起動可」で、かつ、外部急
停止要求が「要求無し」のときのみ、AND回路32は
起動指令37のハイレベルを第2のCPU22に出力す
る。
【0027】デュアルポートメモリ24は、第2のCP
U22及び第3のCPU23の双方向から読み書き可能
な双方向メモリである。第2のCPU22から前記PT
Pの位置指令データ又はトルク指令データを第3のCP
U23に送信するとき、あるいは、第3のCPU23か
らスライド位置データ(情報)を第2のCPU22に送
信するときは、このデュアルポートメモリ24にこれら
の送信データ(例えば、位置指令データ又はトルク指令
データ、スライド位置データ等)、及びこの送信データ
のパリティビットが書き込まれる。そして、第3のCP
U23は、このデータを読み込むときはそのパリティチ
ェックを行い、チェックがOKのときのみ、この位置指
令データ又はトルク指令データを有効とする。
【0028】第3のCPU23は、この位置指令データ
又はトルク指令データを入力すると共に、第1位置セン
サ17からの位置信号、及び第2位置センサ7からの位
置信号を入力している。そして、第3のCPU23は、
モーションカーブに沿った位置制御を行っているとき
は、前記2つの位置信号の内いずれか一方を位置フィー
ドバック信号として演算処理している。この位置信号の
選択は、例えば、第1位置センサ17を高精度の分解能
を有する位置センサとし、また、第2位置センサ7を比
較的に位置分解能が荒い位置センサとし、高速移動の制
御時は第2位置センサ7からの位置信号をフィードバッ
クし、低速加工での精密な位置制御の時には第1位置セ
ンサ17からの位置信号をフィードバックするようにす
る。このとき、前記有効な位置指令データに基づいて、
このおおまかなポイント間のさらに細かい時間間隔又は
距離間隔の位置指令データを直線補間により演算する。
そして、この求めた位置指令データと、前記2つの位置
信号の内のいずれか一方の位置フィードバック信号との
位置偏差が小さくなるように、速度指令値を演算してサ
ーボアンプ25に出力する。
【0029】あるいは、第3のCPU23は、加圧力制
御の場合には、前記トルク指令データに応じた電流指令
値を演算し、演算した電流指令値をサーボアンプ25に
出力する。また、第3のCPU23は、正常動作中は常
時第2のCPU22にウォッチドッグ信号42を出力し
ている。
【0030】前記速度指令値又は電流指令値を受けて、
サーボアンプ25はサーボモータ11の駆動電流を制御
し、サーボモータ11を前記指令に対応する所定の速度
又は出力トルクで回転させる。このとき、速度指令値を
入力したときは、サーボアンプ25はこの速度指令値
と、第2位置センサ7からの位置パルス信号によって求
められる速度データとの速度偏差が小さくなるようにモ
ータ駆動電流を制御している。あるいは、トルク指令値
を入力したときは、サーボアンプ25はこのトルク指令
値と、図示しない電流センサからの電流信号との電流偏
差が小さくなるようにモータ駆動電流を制御している。
【0031】また、メカニカルブレーキ13を作動させ
るソレノイド弁には、通常、供給電圧(例えば、DC2
4V)が非常停止信号ライン43を経由して印加されて
いる。そして、前記各CPU21、22、23は例えば
コンピュータ異常等を検出して非常停止処理を行うとブ
レーキ指令を出力するので、これによって前記ソレノイ
ド弁への供給電圧がオフされ、メカニカルブレーキ13
が作動するようになっている。このとき、ブレーキ作動
センサ18がオンしてブレーキ作動信号を各CPU(図
示では、第2のCPU22)に出力しているので、メカ
ニカルブレーキ13の作動を確認できる。また、サーボ
アンプ25とサーボモータ11を接続するモータ出力線
にはダイナミックブレーキユニット19が接続されてい
る。このダイナミックブレーキユニット19には例えば
所定の抵抗が設けられており、各CPUからの前記ブレ
ーキ指令によってメカニカルブレーキ13が作動すると
き、同時に、サーボアンプ25からの前記モータ出力線
がサーボモータ11から遮断され、かつ、サーボモータ
11の出力端子がダイナミックブレーキユニット19の
前記抵抗に接続されるようになっている。これによっ
て、非常停止のとき、サーボモータ11の惰走回転時の
回生エネルギーをこの抵抗によって消費させることによ
り、ダイナミックブレーキが作動してサーボモータ11
の停止距離が短縮化される。
【0032】次に、以上の構成による作用を説明する。
第1のCPU21と第2のCPU22との間、及び第2
のCPU22と第3のCPU23との間では、互いにコ
ンピュータが正常に動作しているか否かを監視し合って
いる。このために、これらの各CPUは前述の各ウォッ
チドッグ信号を出力し合っている。図3は、このウォッ
チドッグ信号の一例を示している。同図において、ウォ
ッチドッグ信号WD1 、WD2 はそれぞれ、監視し合っ
ている2つのCPUのウォッチドッグ信号を表してい
る。各CPUのソフトウェアは、他方のCPUのウォッ
チドッグ信号のレベルが反転した(例えば、ローレベル
からハイレベルへ、ハイレベルからローレベルへ)のを
確認した後に、自分のウォッチドッグ信号のレベルを反
転させるように組み込まれている。したがって、各ウォ
ッチドッグ信号WD1 、WD2 は、図示したように、互
いにハイレベル期間とローレベル期間が所定時間ずつ重
なり合うような矩形繰り返し信号となる。このとき、各
CPUが暴走せずに正常に動作していると仮定すると、
各CPU内のソフトウェアのウォッチドッグ信号の反転
処理に要する処理時間に基づいて、各ウォッチドッグ信
号WD1 、WD2 のハイレベル期間の時間Tna、Tnb及
びローレベル期間の時間Tfa、Tfbは所定の許容時間t
a 以下となる。
【0033】ここで、いずれか一つのCPUがソフトウ
ェア暴走などの何らかの原因でコンピュータ暴走となっ
たとすると、このCPUのウォッチドッグ信号が反転さ
れなくなり、このウォッチドッグ信号のハイレベル期間
の時間又はローレベル期間の時間が前記所定の許容時間
ta より長くなる。このことから、一方のCPUが、他
方のCPUのウォッチドッグ信号のハイレベル期間の時
間又はローレベル期間の時間のいずれかが前記所定の許
容時間ta 以上となったときに、他方のCPUのコンピ
ュータ異常と判断することができる。コンピュータ異常
が発生したときは、少なくとも他のいずれか一つのCP
Uによってプレスを非常停止させることができる。プレ
ス非常停止のときは、各CPUはブレーキ指令を出力
し、これによってメカニカルブレーキ13の供給電源電
圧がオフされてブレーキが作動すると同時に、サーボア
ンプ25にはサーボ停止指令として出力されてダイナミ
ックブレーキが作動する。したがって、確実にプレスを
停止させることができる。これによって、コンピュータ
異常によるスライド15のサーボ暴走を防止でき、安全
性が向上する。
【0034】また、プレス運転開始の時、プレス起動を
可能とする各操作信号の入力条件を満足しているか、ま
た、周辺装置29や光線式安全装置28等の急停止要求
信号が入力されているか等を2つのCPU、第1のCP
U21及び第2のCPU22でそれぞれ別個にチェック
しており、両CPUがプレス起動可能と判断したときに
のみ起動するようにしている。したがって、各操作信号
の誤入力が発生したり、各CPUの上記操作信号の入力
回路が故障したりしても、いずれか一方のCPU系統の
回路によって、プレスの誤起動を防止できる。
【0035】2つのCPU、第1のCPU21及び第2
のCPU22の入力電源は、それぞれ電源電圧が異な
り、かつ、電源環境条件も異なる別個の電源ラインに接
続されているので、例えばノイズや電源電圧変動によっ
て両CPUが同時に暴走するなどの可能性が無くなる。
したがって、少なくともいずれか一方の正常なCPUで
他方のCPUの暴走を監視できるので、コンピュータ異
常によるスライド暴走を防止でき、安全性が向上する。
また、第1のCPU21と第2のCPU22の制御ソフ
トウェアは異なる言語で記述するようにする。例えば、
第1のCPU21ではC言語で記述し、第2のCPU2
2ではラダーシーケンス言語で記述し、そして、制御プ
ログラムの組み方が異なるようにする。これによって、
両方のCPUのプログラム内に同じようなバグ(プログ
ラムミス等の不具合)が発生することが無くなり、同じ
入力条件や入力データに対して処理した場合に、このバ
グによって両方が同時にコンピュータ異常となることを
防止できる。
【0036】さらに、両CPU21、22に使用される
コンピュータは、その型番又はメーカが異なるCPUチ
ップとするようにする。すなわち、型番やメーカが同じ
CPUチップは製造工程が同じであるので、例えばハー
ド的な温度特性や性能及び機能特性等がどうしても同じ
傾向となり易い。この場合、例えば温度上昇によるコン
ピュータの熱暴走が同時に発生したり、また、CPUチ
ップ設計時や製造時の不具合によるコンピュータ暴走が
同時に発生する可能性が大きい。これを防止するため
に、上記のように型番又はメーカが異なるCPUチップ
を使用しているので、少なくともいずれか一方のCPU
が他方の異常を確実に検出することが可能となり、安全
性が向上する。
【0037】また、サーボ演算処理を行っている第2の
CPU22と第3のCPU23との間の位置指令データ
又はトルク指令データの送信は、デュアルポートメモリ
24を介してパリティを付して行われるので、誤って送
信された場合でも確実に誤送信を検出できる。そして、
パリティチェックで正常なときのみ、その位置指令デー
タ又はトルク指令データに基づいてサーボ演算し、サー
ボモータ11を制御しているので、誤送信によるサーボ
暴走が無くなる。
【0038】さらに、第3のCPU23では、2つの異
なる位置センサ、第1位置センサ17及び第2位置セン
サ7の位置信号を入力し、各位置信号に基づいて各スラ
イド位置データを演算し、この両方のスライド位置デー
タの比較を行っている。そして、両スライド位置データ
の差が所定の許容値より大きいときには、いずれか一方
の位置センサの故障、破損、信号線断線等が発生したと
判断され、プレスを非常停止させるようにしている。し
たがって、位置信号のフィードバック異常によるサーボ
暴走を防止でき、安全性がさらに向上する。また、さら
に、位置指令の目標値と上記位置センサのいずれか一方
の位置フィードバック信号との位置偏差を常時監視し、
この位置偏差が所定の位置偏差許容値以上となったとき
は、ノイズや位置信号線断線等によるサーボ暴走と判断
して非常停止としているので、安全性が高くなる。
【0039】以上説明したように、サーボプレスの制御
に係わる複数の異なった処理、例えば設定データ入力、
サーボ位置指令演算及びサーボ速度指令演算等を複数の
CPUがそれぞれ別個に行っており、各CPUは互いに
他のCPUのコンピュータ異常の発生を監視しており、
いずれか一つにコンピュータ異常が発生したら他の正常
なCPUはプレスを非常停止させる。このとき、2つの
CPU間で、ソフトウェア言語、CPUチップの型番又
はメーカ、あるいは、入力電源ライン又は電源電圧を互
いに異なるようにすることにより、両CPUが同時に誤
動作したりコンピュータ暴走したりすることが無くな
り、安全性が向上する。また、2つの異なるスライド位
置センサの位置信号からそれぞれ求められる両位置デー
タを比較することによって、両位置センサの故障や信号
線の断線を確実に検出できるので、位置フィードバック
信号の異常によるサーボ暴走を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるサーボプレスの一例を表す要部
側面図を示す。
【図2】本発明に係わるサーボプレスの制御装置の制御
回路ブロック図を示す。
【図3】本発明に係わるウォッチドッグ信号の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…サーボプレス、7…第2位置センサ、9…ベッド、
10…フレーム、11…サーボモータ、12…回転伝達
部材、12a、12b…ベルトプーリ、13…メカニカ
ルブレーキ、14…動力変換装置、15…スライド、1
6…ボルスタ、17…第1位置センサ、18…ブレーキ
作動センサ、19…ダイナミックブレーキユニット、2
1…第1のCPU、22…第2のCPU、23…第3の
CPU、24…デュアルポートメモリ、25…サーボア
ンプ、26、27…直流電源装置、28…光線式安全装
置、29…周辺装置、31…外部急停止要求信号、32
…AND回路、33、34…プレス起動信号、35、3
6…ウォッチドッグ信号、37…起動指令、38、39
…データ通信、41、42…ウォッチドッグ信号、50
…運転操作入力部、51…運転開始スイッチ、52…運
転モードスイッチ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに直動自在に支持されたスライ
    ド(15)をサーボモータ(11)により駆動してプレス加工を
    行うサーボプレスの制御装置において、 オペレータの操作スイッチの操作、又は外部からの通信
    によって、プレスの運転モード信号、運転開始信号等の
    プレス運転操作信号が入力されるとともに、それを出力
    する運転操作入力部(50)と、 スライド(15)のモーションデータやプレスの起動条件等
    の設定データを入力して記憶し、プレス起動時に、前記
    記憶された設定データを出力すると共に、この設定デー
    タ、及び前記運転操作入力部(50)から入力した前記プレ
    ス運転操作信号に基づいてプレス起動可否を判断してプ
    レス起動信号(33)を出力する第1のCPU(21)と、 前記第1のCPU(21)からの設定データ、及び前記運転
    操作入力部(50)からの前記プレス運転操作信号を入力
    し、この入力した設定データ及びプレス運転操作信号に
    基づいてプレス起動可能と判断し、かつ、少なくとも前
    記プレス起動信号(33)が起動可能を示しているときに、
    前記設定データ内のモーションデータに基づいて前記サ
    ーボモータ(11)の位置指令を演算して出力する第2のC
    PU(22)と、前記スライド(15)の位置を検出する第1位
    置センサ(17)と、 前記サーボモータ(11)の回転位置を検出する第2位置セ
    ンサ(7) と、 少なくとも第1位置センサ(17)又は第2位置センサ(7)
    のいずれかの位置信号を入力し、この両位置信号のいず
    れか一方を位置フィードバック信号とし、前記第2のC
    PU(22)からの位置指令とこの位置フィードバック信号
    との位置偏差に基づいて、速度指令を演算して出力する
    第3のCPU(23)と、 第3のCPU(23)からの速度指令、及び第2位置センサ
    (7) からの前記位置信号を入力し、この位置信号に基づ
    いて前記サーボモータ(11)の速度フィードバック値を演
    算し、前記速度指令とこの速度フィードバック値との速
    度偏差が小さくなるように前記サーボモータ(11)の駆動
    電流を制御するサーボアンプ(25)と、を備え、かつ、 前記各CPU(21)、(22)、(23)に、少なくとも、前記第
    1のCPU(21)と第2のCPU(22)間、又は前記第2の
    CPU(22)と第3のCPU(23)間のいずれかで互いにウ
    ォッチドッグ信号を送信して正常動作しているのを互い
    にチェックし合い、このチェックで一方側が異常となっ
    たとき、他方側がプレスを非常停止させる機能を備えた
    ことを特徴とするサーボプレスの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーボプレスの制御装置
    において、 少なくとも前記第1のCPU(21)と第2のCPU(22)の
    ソフトウェア言語は、互いに異なることを特徴とするサ
    ーボプレスの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のサーボプレスの制御装置
    において、 少なくとも前記第1のCPU(21)と第2のCPU(22)の
    コンピュータは、互いにCPUチップの型番又はメーカ
    が異なることを特徴とするサーボプレスの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のサーボプレスの制御装置
    において、 前記第3のCPU(23)は、第1位置センサ(17)及び第2
    位置センサ(7) から位置信号をそれぞれ入力し、各位置
    信号に基づく各スライド位置データを演算して比較し、
    両スライド位置データの差に基づいて前記両位置センサ
    の異常チェックを行うことを特徴とするサーボプレスの
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載のサーボプレス
    の制御装置において、少なくとも前記第1のCPU(21)
    と第2のCPU(22)の入力電源ライン又は電源電圧は互
    いに異なることを特徴とするサーボプレスの制御装置。
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