JP3420902B2 - フレーム同期方法およびフレーム同期装置 - Google Patents

フレーム同期方法およびフレーム同期装置

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JP3420902B2
JP3420902B2 JP29683996A JP29683996A JP3420902B2 JP 3420902 B2 JP3420902 B2 JP 3420902B2 JP 29683996 A JP29683996 A JP 29683996A JP 29683996 A JP29683996 A JP 29683996A JP 3420902 B2 JP3420902 B2 JP 3420902B2
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channel transmission
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は時分割多元接続/
時分割多重(TDMA/TDD)方式を採用する複数の
基地局間の制御信号周期の位相の同期を確立させるフレ
ーム同期方法およびフレーム同期装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平4−94226号公
報に示された基地局の構成図であり、図示しないPST
NやPBX等の網に接続される網制御部301にはコー
デックA/D変換部302が接続され、このコーデック
A/D変換部302にはバッファメモリ303、クロッ
ク発振回路304が接続されている。上記網制御部30
1に接続された通信制御部305には、TDMA/TD
D処理部306、送信ユニット310、受信ユニット3
20が接続され、両ユニットにはアンテナスイッチ34
0を介してアンテナ330が接続されている。また、上
記クロック発振回路304には電源部350が接続さ
れ、商用電源(50Hzまたは60Hz)の周波数に基
づいてクロックが入力されている。
【0003】上記送信ユニット310は、変調部31
1、送信部312、シンセサイザ部313で構成され、
受信ユニット320は受信部321、復調部322、シ
ンセサイザ部323で構成されている。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】網制御部301は基地局から移動局へ向か
う下り方向においては、網側からの伝送信号がバースト
的に入力され、入力されたバースト伝送信号はここで制
御信号と通信信号とに分離される。
【0006】コーデックA/D変換部302は、下り方
向においては、上記網制御部301にて分離された網側
からの通信信号が入力され、網側からの符号化された音
声信号等の通信信号をアナログ変換するものである。
【0007】バッファメモリ303は、下り方向におい
ては、アナログ変換された通信信号がバースト的に入力
され入力された通信信号を一時的に格納するものであ
る。
【0008】クロック発振回路304は、本基地局と、
本基地局とアクセスして通信を行う移動局との間の、伝
送クロックの基準となるタイミングパルスを生成する。
このタイミングパルスは各基地局毎に独立して個別に生
成される。
【0009】上記クロック発振回路304には、本基地
局にローカル電源を供給する電源部350から商用電源
(50Hzまたは60Hz)の周波数に基づいてクロッ
クが、逓倍若しくは分周されて入力されており、クロッ
ク発振回路304はこの入力されたクロックに基づい
て、各基地局相互間の同期が確立されたタイミングパル
スを生成し、出力する。
【0010】通信制御部305は、網制御部301及び
TDMA/TDD処理部306を介してバッファメモリ
303に接続され、下り方向においては、上記綱制御部
301にて分離された網側からの制御信号と、バッファ
メモリ303に格納された通信信号とが入力される。網
側からの制御信号が入力されたときには空きチャネルを
検索し、この検索により検知した空きチャネルの情報を
含む通信時、使用するチャネルの設定のネゴシエーショ
ンを行うための着呼電文を生成して移動局に出力する。
【0011】TDMA/TDD処理部306は、下り方
向においては、クロック発振回路304からのタイミン
グパルス、バッファメモリ303からの通信信号、及び
通信制御部305からの制御信号が入力されると共に、
移動局から基地局へ向う上り方向においては、後述する
受信ユニット320にて受信され、移動局からの伝送信
号が入力される。
【0012】このTDMA/TDD処理部306は、下
り方向においては、バッファメモリ303及び通信制御
部305から入力される通信信号及び制御信号に基づい
て、移動局に信号を伝送するためのTDMAフレームと
チャネルバースト信号の内容とを決定する。
【0013】そして、決定されるTDMAフレームで構
成される移動局に対する伝送信号を、上記クロック発振
回路304からのタイミングパルスのタイミングに基づ
いて後述の送信ユニット310にバースト的に出力し、
これと同時に、送信ユニット310に対しては送信動作
の起動を指示する送信起動信号を出力する。
【0014】さらに、このTDMA/TDD処理部30
6は、上り方向においては、後述の受信ユニット320
から入力される移動局からの伝送信号のうち、制御信号
を通信制御部305に、通信信号をバッファメモリ30
3にそれぞれ出力し、且つ、受信した伝送信号、即ちチ
ャネルバースト信号に含まれるFSを、このTDMA/
TDD処理部306内に設けられた図示しないフレーム
同期検出回路によって監視する。
【0015】尚、上り方向の信号伝送において、上記T
DMA/TDD処理部306からの通信信号が入力され
たバッファメモリ303は、この通信信号を一旦格納し
て網制御部301にバースト的に送出する。
【0016】一方、上記TDMA/TDD処理部306
を介して移動局からの制御信号が入力された通信制御部
305は、この制御信号に基づいて自基地局と移動局と
の間で使用する通信信号伝送用のチャネルを決定し、決
定されたチャネルをTDMA/TDD処理部306に通
知する。
【0017】そこで、このチャネルの通知を受けたTD
MA/TDD処理部306は、移動局との無線送受信を
行う送信ユニット310及び受信ユニット320に決定
されたチャネルのキャリア周波数を通知する。
【0018】まず、送信ユニット310において、変調
部311は、TDMA/TDD処理部306に接続さ
れ、TDMA/TDD処理部306からの伝送信号を変
調する。送信部312は、この変調部311に接続さ
れ、変調された伝送信号を、アンテナ330及び移動無
線回路(図示せず)を介して移動局に送出する。
【0019】一方、受信ユニット320において、受信
部321は、図示していない移動無線回路及びアンテナ
330を介して移動局からの伝送信号が入力される。受
信した移動局からの伝送信号の受信レベルを検出し、こ
れを電界検出信号として上記TDMA/TDD処理部3
06に通知する。復調部322は、この受信部321に
接続され、受信された移動局からの伝送信号を復調した
ディジタル信号を、TDMA/TDD処理部306に出
力する。
【0020】さらに、上記送信部312及び受信部32
1と、アンテナ330との間には、その接続方向を送信
部312側と受信部321側との間で切り換えるアンテ
ナスイッチ340が介在させてある。
【0021】このアンテナスイッチ340は、移動無線
回線上の伝送フォーマットにおけるTDMAフレームの
下り方向通信と上り方向通信との領域のタイミングに合
わせて、基地局の送信、受信状態を切り換えるためのも
のであり、常時は、制御信号の受信を行うために固定の
キャリアにおける受信を行うように、その接続方向が受
信部321側に切り換えられている。
【0022】そして、このアンテナスイッチ340と上
記送信部312には、TDMA/TDD処理部306か
ら出力される送信起動信号が入力されるようになってお
り、この送信起動信号に基づいて、アンテナスイッチ3
40はその接続方向を送信部312側に切り換え、送信
部312は変調部311を介してTDMA/TDD処理
部306から入力される移動局への送信信号を出力す
る。
【0023】さらに、上記送信部312及び受信部32
1には、それぞれ可変周波数を発振するシンセサイザ部
313、323が接続されており、上記通信制御部30
5の指示に基づいて送信部312及び受信部321にて
送受信する周波数を任意に変更する。
【0024】この各シンセサイザ部313、323は、
本基地局が持ち受け状態にあるときには、通信制御部3
05の制御により、送信部312及び受信部321が常
時制御信号に伝送用の固定のキャリアに合わせて送受信
を行うような周波数を発振し、網側との通話を行うとき
には、通信信号の伝送を行う空きチャネルに合わせて発
振周波数を変更するものである。
【0025】このため、各シンセサイザ部313、32
3には、上記TDMA/TDD処理部306と同様に通
信制御部305からの通信信号伝送用のチャネルの選択
結果が入力されるようになっており、この選択結果に合
わせて、発振周波数を変更するようになっている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線基地局は以
上のように構成されているので、基地局間の位相を商用
電源の周波数に同期させるため、50Hzまたは60H
zの判別回路が別途必要になる。この判別回路は、クロ
ック発振回路304内に設けられており、電源部から送
られてくる信号から50Hzか60Hzかを判別(信号
の周波数で判別)する。この判別結果に基づいて、クロ
ック発振回路304は、電源部から送られてくる信号を
逓倍して、基準となる一定のタイミングパルスを発生す
る。このとき、基地局は立ち上げ時に、電源が50Hz
か60Hzかを設定していなくても、自動的に基地局が
判別するようにしている。
【0027】しかしながら、電波伝搬路の状態によって
は制御チャネルの衝突の可能性がある。その可能性の一
つ目は、各基地局のクロック発振回路304が個々に各
々のタイミングパルスを生成しているが、タイミングパ
ルスは、電源部からおくられてくる信号を逓倍して生成
している。この逓倍回路が全て正確に動作すれば問題は
ないが、実際にはわずかな誤差があり、この誤差が蓄積
されてタイミングスロットの衝突が生じる。上記可能性
の二つ目は、伝送開始の立ち上げ時、各基地局は一斉に
通信に用いる空きチャネルを検索するが、このとき、同
時に同じチャネルのタイムスロットを通信に選択してし
まうという課題があった。
【0028】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、ある主基地局から別の従属基地局
へ信号を送り込んで確実に位相合わせを行うフレーム同
期方法およびフレーム同期装置を得ることを目的として
いる。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るフレーム同期方法は、主基地局において、搭載したタ
イミングジェネレータ内部で発生させた基準クロックに
基づき生成した制御チャネル送信タイミングをタイミン
グ信号に変換し、このタイミング信号を商用電源線を利
用して従属基地局に伝送し、この従属基地局では受信し
た前記タイミング信号をもとに制御チャネル送信タイミ
ングを生成することによって、各局における制御チャネ
ル送信タイミングの同期を図るものである。
【0030】請求項2記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局で生成した制御チャネル送信タイミング
を電圧信号に変換し、この電圧検知信号を商用電源線を
利用して従属基地局に伝送するものである。
【0031】請求項3記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局において、搭載したタイミングジェネレ
ータ内部で発生させた基準クロックに基づき生成した制
御チャネル送信タイミングをタイミング信号に変換し、
このタイミング信号を電波または赤外線を利用して従属
基地局に伝送し、この従属基地局では受信した前記タイ
ミング信号をもとに制御チャネル送信タイミングを生成
することによって、各局における制御チャネル送信タイ
ミングの同期を図るものである。
【0032】請求項4記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局において、搭載したタイミングジェネレ
ータ内部で発生させた基準クロックに基づき生成した制
御チャネル送信タイミングをタイミング信号に変換し、
このタイミング信号を通信回線を利用して従属基地局に
伝送し、この従属基地局では受信した前記タイミング信
号をもとに制御チャネル送信タイミング信号を生成する
ことによって、各局における制御チャネル送信タイミン
グの同期を図るものである。
【0033】請求項5記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局で生成した制御チャネル送信タイミング
をパルス信号に変換し、このパルス信号を従属基地局に
伝送するものである。
【0034】請求項6記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局で生成した制御チャネル送信タイミング
をトーン信号に変換し、このトーン信号を従属基地局に
伝送するものである。
【0035】請求項7記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局で生成した制御チャネル送信タイミング
をフレーム同期信号に変換し、このフレーム同期信号を
従属基地局に伝送するものである。
【0036】請求項8記載の発明に係るフレーム同期方
法は、主基地局で生成した制御チャネル送信タイミング
をデータ信号とともにフレーム同期信号に変換し、この
フレーム同期およびデータ信号を従属基地局に伝送する
ものである。
【0037】請求項9記載の発明に係るフレーム同期装
置は、制御チャネル送信タイミングを信号に変換して出
力するタイミングジェネレータを電源部に接続した主基
地局と、受信した前記タイミング信号をもとに制御チャ
ネル送信タイミングを生成するタイミングレシーバを電
源部に接続した従属基地局とを備え、前記タイミングジ
ェネレータは、基準クロックを生成する基準クロック生
成回路と、前記基準クロック生成回路供給された基準ク
ロックに基づいて制御チャネル送信タイミングを生成す
るフレームクロック生成部と、前記フレームクロック生
成部が生成した制御チャネル送信タイミングを信号に変
換する信号変換部とを有し、制御チャネル送信タイミン
グを前記商用電源線を用いて前記従属基地局へ送るもの
である。
【0038】請求項10記載の発明に係るフレーム同期
装置は、制御チャネル送信タイミングをタイミング信号
に変換して出力するタイミングジェネレータを電源部お
よび送信部に接続した主基地局と、受信した前記タイミ
ング信号をもとに制御チャネル送信タイミングを生成す
るタイミングレシーバを電源部および受信部に接続した
従属基地局とを備え、前記タイミングジェネレータは、
基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、前記
基準クロック生成回路供給された基準クロックに基づい
て制御チャネル送信タイミングを生成するフレームクロ
ック生成部と、前記フレームクロック生成部が生成した
制御チャネル送信タイミングを信号に変換する信号変換
部とを有し、制御チャネル送信タイミングを前記商用電
源線を用いて前記従属基地局へ送るものである。
【0039】請求項11記載の発明に係るフレーム同期
装置は、制御チャネル送信タイミングをタイミング信号
に変換して出力するタイミングジェネレータを電源部お
よびコーデックA/D変換部に接続した主基地局と、受
信した前記タイミング信号をもとに制御チャネル送信タ
イミングを生成するタイミングレシーバを電源部および
コーデックA/D変換部に接続した従属基地局とを備
え、前記タイミングジェネレータは、基準クロックを生
成する基準クロック生成回路と、前記基準クロック生成
回路供給された基準クロックに基づいて制御チャネル送
信タイミングを生成するフレームクロック生成部と、前
記フレームクロック生成部が生成した制御チャネル送信
タイミングを信号に変換する信号変換部とを有し、制御
チャネル送信タイミングを前記商用電源線を用いて前記
従属基地局へ送るものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。
【0041】実施の形態1.図1は主基地局1で生成し
た制御チャネル送信タイミングをパルス信号P(図4
a)等に変換して、商用電源線100を媒体として時分
割多元接続/時分割多重方式の従属基地局2に伝送する
ようにしたこの発明の実施の形態1によるフレーム同期
方法を説明するブロック構成図である。主基地局1はア
ンテナスイッチ11−1、送信部12−1、受信部13
−1、TDMA/TDD処理部14−1、CPU部15
−1、コーデックA/D変換部16−1、網制御部17
−1、電源部18−1及び該電源部に接続されたタイミ
ングジェネレータ19−1で構成されている。商用電源
線100には電源部18−1が接続されている。
【0042】図2は上記タイミングジェネレータ19−
1の内部構成を示すもので、基準クロックを生成する基
準クロック生成回路21−1と、フレームクロック生成
部22−1と、信号変換部23−1とで構成されてい
る。上記フレームクロック生成部22−1は、基準クロ
ック生成回路21−1から供給された基準クロックに基
づいて図4に示す送信フレームTXと受信フレームRX
よりなる1フレームクロックを生成する。この生成され
た送信フレームTXと受信フレームRXの切り換えタイ
ミングである制御チャネル送信タイミングで、TDMA
/TDD処理部14−1やコーデックA/D変換部16
−1にてデータを処理する。また、その制御チャネル送
信タイミングを信号変換部23−1でパルス信号Pに変
換して、電源部18−1を介して商用電源線100に送
出する。
【0043】図1の従属基地局2はアンテナスイッチ1
1−2、送信部12−2、受信部13−2、TDMA/
TDD処理部14−2、CPU部15−2、コーデック
A/D変換部16−2、網制御部17−2、電源部18
−2及び該電源部に接続されたタイミングレシーバ19
−2で構成されている。商用電源線100には電源部1
8−2が接続されている。
【0044】図3は上記タイミングレシーバ19−2の
内部構成を示すもので、基準クロックを生成する基準ク
ロック生成回路21−2と、フレームクロック生成部2
2−2と、信号変換部23−2とで構成されている。上
記信号変換部23−2は、電源部18−2を介して受信
したパルス信号をもとに制御チャネル送信タイミングを
生成し、フレームクロック生成部22−2はその生成さ
れた制御チャネル送信タイミングで、TDMA/TDD
処理部14−2やコーデックA/D変換部16−2にて
データ信号を処理する。
【0045】次に動作について説明する。
【0046】主基地局1の網制御部17−1は公衆電話
回線(PSTN)102に接続されており、CPU部1
5−1から制御されている。この網制御部17−1に入
ったデータ信号はコーデックA/D変換部16−1で変
換され、TDMA/TDD処理部14−1へ入る。この
TDMA/TDD処理部14−1はタイミングジェネレ
ータ19−1からのタイミング信号をもとに、送信部1
2−1へデータ信号を送り、アンテナスイッチ11−1
を介してアンテナA−1から送信する。
【0047】一方、このアンテナA−1で受信されたデ
ータ信号は、アンテナスイッチ11−1を介して受信部
13−1に入り、あとは送信時と逆の経路をたどって公
衆電話回線PSTN102へと送られる。
【0048】従属基地局2の網制御部17−2は公衆電
話回線(PSTN)102に接続されており、CPU部
15−2から制御されている。網制御部17−2に入っ
たデータ信号はコーデックA/D変換部16−2で変換
され、TDMA/TDD処理部14−2へ入る。このT
DMA/TDD処理部14−2はタイミングレシーバ1
9−2からのタイミング信号をもとに送信部12−2へ
データ信号を送り、アンテナスイッチ11−2を介して
アンテナA−2から送信する。
【0049】一方、このアンテナA−2で受信されたデ
ータ信号は、アンテナスイッチ11−2を介して受信部
13−2に入り、あとは送信時と逆の経路をたどって公
衆電話回線(PSTN)102へと送られる。
【0050】以上のようにして、本実施の形態1によれ
ば、タイミングジェネレータ19−1によって生成され
たタイミング信号が商用電源線100を通って各従属基
地局へ送られ、各従属基地局はタイミングレシーバ19
−2において前記タイミング信号を基に制御チャネル送
信タイミングを生成するので、主基地局と各従属基地局
との間の同期を確実に合わせることが可能となる。した
がって、従来のように、主基地局あるいは各従属基地局
が別個にそれぞれに設けられている電源部からの商用電
源周波数に同期させる方法と異なり、タイミングスロッ
トの衝突等を確実に回避可能である。
【0051】また、図示した実施の形態1においては、
主基地局1が同期タイミング信号を出力する構成を有す
るが、主基地局1におけるタイミングジェネレータ19
−1に故障が発生することもあり、このような場合に
は、他のいずれかの従属基地局が、故障を起こした主基
地局の代わりに新たな主基地局として機能する構成とす
ることも可能である。この場合には、主基地局に代わっ
て新たな従属基地局があらかじめ設けられているタイミ
ングジェネータを用いて商用電源線100に基準となる
タイミング信号を送出する。前述した主基地局の故障診
断は周知の事故故障診断機能によって行うことが可能で
ある。
【0052】また、本実施の形態1において、伝送動作
開始の立ち上げ時に、各基地局が空きチャンネルの検索
を行う順番をあらかじめ決めておくことが好ましい。す
なわち、まず主基地局1が空きチャンネルを選択し、次
にこの主基地局1の指令で順次従属基地局の空きチャン
ネルを選択する事によって、従来のように、同時に同じ
チャネルのタイムスロットを選択してしまうという問題
を確実に回避することができる。さらに、本実施の形態
において、主基地局1および各従属基地局2の空きチャ
ンネル検索タイミングをあらかじめ設定しておくことに
よって、従来の制御チャネルの衝突を回避する事ができ
る。
【0053】実施の形態2.本実施の形態2は上記の実
施の形態1と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ19−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グを図4bに示すトーン信号Tに変換して、そのトーン
信号Tをタイミング信号として電源部18−1から商用
電源線100に送出する。一方、従属基地局2では商用
電源線100から電源部18−2に入力されたトーン信
号Tにより、タイミングレシーバ19−2内で制御チャ
ネル送信タイミングを生成し、そのタイミングをもとに
してフレームクロックを生成する。
【0054】実施の形態3.本実施の形態3は上記の実
施の形態1と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ19−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グを図4cに示すスペクトル拡散のフレーム同期信号F
に変換して、そのフレーム同期信号Fをタイミング信号
として電源部18−1から商用電源線100に送出す
る。一方、従属基地局2では商用電源線100から電源
部18−2に入力されたフレーム同期信号により、タイ
ミングレシーバ19−2内で制御チャネル送信タイミン
グを生成し、そのタイミングをもとにしてフレームクロ
ックを生成する。
【0055】実施の形態4.本実施の形態4は上記の実
施の形態1と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ19−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グを図4dに示すフレーム同期およびデータ信号FDに
変換して、そのフレーム同期およびデータ信号FDをタ
イミング信号として電源部18−1から商用電源線10
0に送出する。一方、従属基地局2では商用電源線10
0から電源部18−2に入力されたフレーム同期および
データ信号FDにより、タイミングレシーバ19−2内
で制御チャネル送信タイミングを生成し、そのタイミン
グをもとにしてフレームクロックを生成する。
【0056】実施の形態5.本実施の形態5は上記の実
施の形態1と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ19−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グで図示されていない電圧変換回路にて図4eに示す電
圧信号Vに変換して、この電圧信号Vをタイミング信号
として電源部18−1から商用電源線100に送出す
る。一方、従属基地局2では商用電源線100から電源
部18−2に入力された電圧信号Vよりタイミングレシ
ーバ19−2内で制御チャネル送信タイミングを生成
し、そのタイミングをもとにしてフレームクロックを生
成する。
【0057】以上説明した実施の形態2から5におい
て、それぞれ、トーン信号T、フレーム同期信号F、フ
レーム同期およびデータ信号FDそして電圧信号Vはそ
れぞれ商用電源線100によって主基地局1から各従属
基地局2へ送信され、基地局間の同期をこのタイミング
信号によって確実に制御する事ができる。
【0058】実施の形態6.図5は主基地局1で生成し
た制御チャネル送信タイミングをパルス信号P(図4
a)等に変換して、電波又は赤外線101を媒体として
従属基地局2に伝送するようにした実施の形態6による
フレーム同期方法を説明するブロック構成図である。主
基地局1はアンテナスイッチ41−1、送信部42−
1、受信部43−1、TDMA/TDD処理部44−
1、CPU部45−1、コーデックA/D変換部46−
1、網制御部47−1、電源部48−1及び送信部42
−1に接続されたタイミングジェネレータ49−1で構
成されている。
【0059】従属基地局2はアンテナスイッチ41−
2、送信部42−2、受信部43−2、TDMA/TD
D処理部44−2、CPU部45−2、コーデックA/
D変換部46−2、網制御部47−2、電源部48−2
及び受信部43−2に接続されたタイミングレシーバ4
9−2で構成されている。
【0060】なお、上記タイミングジェネレータ49−
1及びタイミングレシーバ49−2の内部構成は、前記
図2、図3に示す実施の形態1におけるタイミングジェ
ネレータ19−1、タイミングレシーバ19−2と同一
であるが、本実施の形態では、タイミングジェネレータ
49−1からの信号を送信部42−1へ出力し、アンテ
ナスイッチ41−1を経由してアンテナA−1から送信
する。そして、タイミングレシーバ49−2にはアンテ
ナA−2からアンテナスイッチ41−2を経由して受信
部43−2から電波又は赤外線信号が入力する点が異な
る。
【0061】次に動作について説明する。
【0062】主基地局1の網制御部47−1は公衆電話
回線(PSTN)102に接続されており、CPU部4
5−1から制御されている。網制御部47−1に入った
データ信号はコーデックA/D変換部46−1で変換さ
れ、TDMA/TDD処理部44−1へ入る。このTD
MA/TDD処理部44−1はタイミングジェネレータ
49−1からのタイミング信号をもとに送信部42−1
へデータ信号を送り、アンテナスイッチ41−1を介し
てアンテナA−1から電波又は赤外線101を媒体とし
て送信する。
【0063】アンテナA−1で受信されたデータ信号は
アンテナスイッチ41−1を介して受信部43−1に入
り、あとは送信時と逆の経路をたどって公衆電話回線
(PSTN)102へと送られる。
【0064】一方、従属基地局2の網制御部47−2は
公衆電話回線(PSTN)102に接続されており、C
PU部45−2から制御されている。網制御部47−2
に入ったデータ信号はコーデックA/D変換部46−2
で変換され、TDMA/TDD処理部44−2へ入る。
このTDMA/TDD処理部44−2はタイミングレシ
ーバ49−2からのタイミング信号をもとに送信部42
−2へデータ信号を送り、アンテナスイッチ41−2を
介してアンテナA−2から電波又は赤外線101を媒体
として送信する。
【0065】アンテナA−2で受信されたデータ信号は
アンテナスイッチ41−2を介して受信部43−2に入
り、あとは送信時と逆の経路をたどって公衆電波回線
(PSTN)102へと送られる。
【0066】したがって、この実施の形態6において
は、タイミングジェネレータ49−1で生成されたタイ
ミング信号がアンテナから電波又は赤外線101として
送信され、これを各従属基地局2が受信し、従属基地局
2の受信部43−2からデータ信号と分離されたタイミ
ング信号がタイミングレシーバ49−2に供給され、主
基地局1と各従属基地局2との同期を確立することがで
きる。この結果、本実施の形態によれば、チャネルの衝
突その他の不具合を確実に防止可能である。
【0067】実施の形態7.本実施の形態7は上記の実
施の形態6と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ49−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グを図4bに示すトーン信号Tに変換し、そのトーン信
号Tをタイミング信号として送信部42−1を経由し、
アンテナスイッチ41−1を介してアンテナA−1から
電波又は赤外線101に送出する。一方、従属基地局2
では電波又は赤外線101からアンテナA−2、アンテ
ナスイッチ41−2を介して受信部43−2に入力され
たトーン信号Tより、タイミングレシーバ49−2内で
制御チャネル送信タイミングを生成し、そのタイミング
をもとにしてフレームクロックを生成する。
【0068】実施の形態8.本実施の形態8は上記の実
施の形態6と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ49−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グを図4cに示すスペクトル拡散のフレーム同期信号F
に変換し、そのフレーム同期信号Fをタイミング信号と
して送信部42−1を経由し、アンテナスイッチ41−
1を介してアンテナA−1から電波又は赤外線101に
送出する。一方、従属基地局2では電波又は赤外線10
1からアンテナA−2、アンテナスイッチ41−2を介
して受信部43−2に入力されたフレーム同期信号Fよ
り、タイミングレシーバ49−2内で制御チャネル送信
タイミングを生成し、そのタイミングをもとにしてフレ
ームクロックを生成する。
【0069】実施の形態9.本実施の形態9は上記の実
施の形態6と異なり、主基地局1のタイミングジェネレ
ータ49−1にて生成された制御チャネル送信タイミン
グを図4dに示すフレーム同期およびデータ信号FDに
変換して、そのフレーム同期およびデータ信号をタイミ
ング信号として送信部42−1を経由し、アンテナスイ
ッチ41−1を介してアンテナA−1から電波又は赤外
線101に送出する。一方、従属基地局2では電波又は
赤外線101からアンテナA−2、アンテナスイッチ4
1−2を介して受信部43−2に入力されたフレーム同
期およびデータ信号FDより、タイミングレシーバ49
−2内で制御チャネル送信タイミングを生成し、そのタ
イミングをもとにしてフレームクロックを生成する。
【0070】以上のように、実施の形態7、8、9にお
いては、タイミング信号はそれぞれトーン信号T、フレ
ーム同期信号Fあるいはフレーム同期及びデータ信号F
Dに変換してこれらのいずれかのタイミング信号が電波
又は赤外線101として主基地局1から各従属基地局2
へ送られ、各局間の同期を確実に確立することができ
る。
【0071】実施の形態10.図6は上記の各実施の形
態とは異なり、電波の届かないような距離にある基地局
間の位相を合わせるために、主基地局1で生成した制御
チャネル送信タイミングをパルス信号P(図4a)等に
変換し、通信回線としての公衆電話回線102を媒体と
して従属基地局2に伝送するようにした実施の形態10
によるフレーム同期方法を説明するブロック構成図であ
る。主基地局1はアンテナスイッチ51−1、送信部5
2−1、受信部53−1、TDMA/TDD処理部54
−1、CPU部55−1、コーデックA/D変換部56
−1、網制御部57−1、電源部58−1及びコーデッ
クA/D変換部56−1に接続されたタイミングジェネ
レータ59−1で構成されている。
【0072】従属基地局2はアンテナスイッチ51−
2、送信部52−2、受信部53−2、TDMA/TD
D処理部54−2、CPU部55−2、コーデックA/
D変換部56−2、網制御部57−2、電源部58−2
及びコーデックA/D変換部56−2に接続されたタイ
ミングレシーバ59−2で構成されている。
【0073】なお、上記タイミングジェネレータ59−
1及びタイミングレシーバ59−2の内部構成は、前記
図2、図3に示す実施の形態1におけるタイミングジェ
ネレータ19−1、タイミングレシーバ19−2と同一
であるが、本実施の形態では、タイミングジェネレータ
59−1からのタイミング信号をコーデックA/D変換
部56−1へ出力し、網制御部57−1を経由して送信
する。そして、タイミングレシーバ59−2には、公衆
電話回線(PSTN)102を経由して網制御部57−
2およびコーデックA/D変換部56−2を介してタイ
ミング信号が入力する点が異なる。
【0074】次に動作について説明する。
【0075】主基地局1の網制御部57−1は公衆電話
回線(PSTN)102に接続されており、CPU部5
5−1から制御されている。網制御部57−1に入った
データ信号はコーデックA/D変換部56−1で変換さ
れ、TDMA/TDD処理部54−1へ入る。このTD
MA/TDD処理部54−1はタイミングジェネレータ
59−1のタイミング信号をもとに送信部52−1へデ
ータ信号を送り、アンテナスイッチ51−1を経由して
アンテナA−1から送信する。
【0076】一方、このアンテナA−1で受信されたデ
ータ信号はアンテナスイッチ51−1を経由して受信部
53−1に入り、あとは送信時と逆の経路をたどって公
衆電話回線(PSTN)102へと送られる。
【0077】一方、従属基地局2の網制御部57−2に
は公衆電話回線(PSTN)102が接続されており、
CPU部55−2から制御されている。網制御部57−
2に入ったデータ信号はコーデックA/D変換部56−
2で変換され、TDMA/TDD処理部54−2へ入
る。このTDMA/TDD処理部54−2はタイミング
レシーバ59−2のタイミング信号をもとに送信部52
−2へデータ信号を送りアンテナスイッチ51−2を経
由してアンテナA−2から送信する。
【0078】一方、このアンテナから受信されたデータ
信号はアンテナスイッチ51−2を経由して受信部53
−2に入り、あとは送信時と逆の経路をたどって公衆電
話回線(PSTN)102へと送られる。
【0079】この実施の形態10によれば、タイミング
ジェネレータ59−1で形成されたタイミング信号はコ
ーデックA/D変換部56−1を介して網制御部57−
1へ送られデータ信号とともに公衆電話回線102へ送
られる。そして、各従属基地局2においては、公衆電話
回線102から網制御部57−2に受信された信号がデ
ータ信号とタイミング信号とに分離され、分離されたタ
イミング信号はコーデックA/D変換部56−2からタ
イミングレシーバ59−2へ送られ、従属基地局2のタ
イミング信号として用いられる。したがって、主基地局
1と各従属基地局2はこれらのタイミング信号により同
期を確実に確立することが可能となる。
【0080】なお、主基地局1はCPU部55−1にお
いて、トラヒックが少ないと判断した場合、従属基地局
2に回線をつなぎ、タイミング信号を送信する。この場
合、常時回線がつながっているわけではないので、徐々
に位相がずれ、位相合わせを行ったとき位相ジャンプが
生じる可能性がある。そこで、タイミングジェネレータ
59−1、タイミングレシーバ59−2内の基準クロッ
ク生成回路21−1、21−2の原発振周波数を高精度
にすることが好適である。
【0081】実施の形態11.本実施の形態11は上記
の実施の形態10と異なり、主基地局1のタイミングジ
ェネレータ59−1にて生成された制御チャネル送信タ
イミングを図4bに示すトーン信号に変換し、そのトー
ン信号Tを音声信号に変換して網制御部57−1から公
衆電話回線(PSTN)102に送出する。一方、従属
基地局2では公衆電話回線(PSTN)102から網制
御部57−2に入力されたトーン信号Tより、タイミン
グレシーバ59−2内で制御チャネル送信タイミングを
生成し、そのタイミングをもとにフレームクロックを生
成する。
【0082】実施の形態12.本実施の形態12は上記
の実施の形態10と異なり、主基地局1のタイミングジ
ェネレータ59−1にて生成された制御チャネル送信タ
イミングを図4cに示すスペクトル拡散のフレーム同期
信号Fに変換し、そのフレーム同期信号Fを音声信号に
変換して網制御部57−1から公衆電話回線(PST
N)102に送出する。一方、従属基地局2では公衆電
話回線(PSTN)102から網制御部57−2に入力
されたフレーム同期信号Fより、タイミングレシーバ5
9−2内で制御チャネル送信タイミングを生成し、その
タイミングをもとにしてフレームクロックを生成する。
【0083】実施の形態13.本実施の形態13は上記
の実施の形態10と異なり、主基地局1のタイミングジ
ェネレータ59−1にて生成された制御チャネル送信タ
イミングを図4dに示すフレーム同期及びデータ信号F
Dに変換し、そのフレーム同期及びデータ信号FDを音
声信号に変換して網制御部57−1から公衆電話回線
(PSTN)102に送出する。一方、従属基地局2で
は公衆電話回線(PSTN)102から網制御部57−
2に入力されたフレーム同期及びデータ信号FDより、
タイミングレシーバ59−2内で制御チャネル送信タイ
ミングを生成し、そのタイミングをもとにしてフレーム
クロックを生成する。
【0084】以上のように、実施の形態11、12、1
3においては、それぞれタイミング信号がトーン信号
T、フレーム同期信号F、あるいはフレーム同期及びデ
ータ信号FDとして公衆電話回線に送られこのタイミン
グ信号によって主基地局1と各従属基地局2との同期を
確立することができる。
【0085】以上の各実施の形態では、制御チャネル送
信タイミングをパルス信号、トーン信号、フレーム同期
信号、フレーム同期およびデータ信号、電圧信号のいず
れかの信号に変換して、商用電源線100、電波または
赤外線101、通信回線としての公衆電話回線(PST
N)102のいずれかの媒体を利用して伝送するもので
あるが、上記の各信号以外の信号であっても、上記のよ
うに伝送できるものであれば、上記各実施の形態と同様
に用いることができる。
【0086】また、主基地局1および従属基地局2にバ
ッテリを搭載し、商用電源の停電時には精度のよい自走
クロックに切り換えるように構成すると、停電前の状態
を保持でき、停電解消後の動作再開を円滑に行うことが
できる。
【0087】なお、この発明では、主基地局が同期タイ
ミングをとることとしているが、主基地局のタイミング
ジェネレータが故障することが考えられる。このような
対策として前述したように、主基地局の故障時には、そ
れまで従属基地局であった基地局をタイミング信号生成
用の基地局として機能させることが好ましい。主基地局
の故障検出は主基地局での自己故障診断により検出可能
である。
【0088】また、伝送動作開始の立ち上げ時、各基地
局が空きチャネルの検索をする順番を決めておくこと
で、前記発明が解決しょうとする課題に記載した二つ目
の課題の解決を図ることができる。この手段としては、
主基地局が先ずチャネルを選択し、主基地局の指令で順
次、従基地局が選択する方法と、予め各基地局が空きチ
ャネルの検索をするタイミングを設定しておく方法があ
る。
【0089】
【発明の効果】以上のように、請求項1から請求項8記
載の発明によれば、主基地局が生成する制御チャネル送
信タイミングをパルス信号、トーン信号等のタイミング
信号に変換して、商用電源線、電波または赤外線、公衆
電話交換網のいずれかを媒体として従属基地局に伝送
し、従属基地局では伝送されたタイミング信号から制御
チャネル送信タイミングを生成するように構成したの
で、主基地局と従属基地局との間で制御信号周期の位相
の同期を確立できる。この結果、制御チャネルの衝突回
避を容易に行うことができる効果がある。
【0090】また、請求項9から請求項11記載の発明
によれば、主基地局のタイミングジェネレータから制御
チャネル送信タイミングとして出力したタイミング信号
を、既存の媒体を利用して従属基地局へ伝送し、従属基
地局のタイミングレシーバでは伝送された信号から制御
チャネル送信タイミングを生成するように構成したの
で、周波数の判別回路を必要とせず、簡単な構成で各基
地局間の位相を正確に合わせることができ、制御チャネ
ルの衝突も回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による主基地局と従属
基地局の構成図である。
【図2】 この発明で使用するタイミングジェネレータ
の構成図である。
【図3】 この発明で使用するタイミングレシーバの構
成図である。
【図4】 この発明で使用するタイミング信号の説明図
である。
【図5】 この発明の他の実施の形態による主基地局と
従属基地局の構成図である。
【図6】 この発明の他の実施の形態による主基地局と
従属基地局の構成図である。
【図7】 従来の基地局の構成図である。
【符号の説明】
1 主基地局、2 従属基地局、100 商用電源線、
101 電波又は赤外線、102 公衆電話回線(通信
回線)、P パルス信号、T トーン信号、Fフレーム
同期信号、FD フレーム同期及びデータ信号、V 電
圧信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主基地局において、搭載したタイミング
    ジェネレータ内部で発生させた基準クロックに基づき
    成した制御チャネル送信タイミングをタイミング信号に
    変換し、このタイミング信号を商用電源線を利用して時
    分割多元接続/時分割多重方式の従属基地局に伝送し、
    この従属基地局では受信した前記タイミング信号をもと
    に制御チャネル送信タイミングを生成することによっ
    て、各局における制御チャネル送信タイミングの同期を
    図ることを特徴とするフレーム同期方法。
  2. 【請求項2】 前記タイミング信号は電圧信号として商
    用電源線を介して主基地局から各従属基地局に伝送され
    ることを特徴とする請求項1記載のフレーム同期方法。
  3. 【請求項3】 主基地局において、搭載したタイミング
    ジェネレータ内部で発生させた基準クロックに基づき
    成した制御チャネル送信タイミングをタイミング信号に
    変換し、このタイミング信号を電波または赤外線を利用
    して時分割多元接続/時分割多重方式の従属基地局に伝
    送し、この従属基地局では受信した前記タイミング信号
    をもとに制御チャネル送信タイミングを生成することに
    よって、各局における制御チャネル送信タイミングの同
    期を図ることを特徴とするフレーム同期方法。
  4. 【請求項4】 主基地局において、搭載したタイミング
    ジェネレータ内部で発生させた基準クロックに基づき
    成した制御チャネル送信タイミングをタイミング信号に
    変換し、このタイミング信号を通信回線を利用して時分
    割多元接続/時分割多重方式の従属基地局に伝送し、こ
    の従属基地局では受信した前記タイミング信号をもとに
    制御チャネル送信タイミングを生成することによって、
    各局における制御チャネル送信タイミングの同期を図る
    ことを特徴とするフレーム同期方法。
  5. 【請求項5】 前記タイミング信号はパルス信号として
    主基地局から各従属基地局に伝送されることを特徴とす
    る請求項1、3、4のうちのいずれか1項記載のフレー
    ム同期方法。
  6. 【請求項6】 前記タイミング信号はトーン信号として
    主基地局から各従属基地局に伝送されることを特徴とす
    る請求項1、3、4のうちのいずれか1項記載のフレー
    ム同期方法。
  7. 【請求項7】 前記タイミング信号はフレーム同期信号
    として主基地局から各従属基地局に伝送されることを特
    徴とする請求項1、3、4のうちのいずれか1項記載の
    フレーム同期方法。
  8. 【請求項8】 前記タイミング信号はデータ信号ととも
    にフレーム同期信号として主基地局から各従属基地局に
    伝送されることを特徴とする請求項1、3、4のうちの
    いずれか1項記載のフレーム同期方法。
  9. 【請求項9】 制御チャネル送信タイミングをタイミン
    グ信号に変換して出力するタイミングジェネレータを電
    源部に接続した主基地局と、 受信した前記タイミング信号をもとに制御チャネル送信
    タイミングを生成するタイミングレシーバを電源部に接
    続した時分割多元接続/時分割多重方式の従属基地局
    と、 前記主基地局と前記従属基地局相互を接続する商用電源
    線と、 を備え、前記タイミングジェネレータは、 基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、 前記基準クロック生成回路供給された基準クロックに基
    づいて制御チャネル送信タイミングを生成するフレーム
    クロック生成部と、 前記フレームクロック生成部が生成した制御チャネル送
    信タイミングを信号に変換する信号変換部と、 を有し、制御チャネル送信タイミングを前記商用電源線
    を用いて前記従属基地局へ送る ことを特徴とするフレー
    ム同期装置。
  10. 【請求項10】 制御チャネル送信タイミングをタイミ
    ング信号に変換して出力するタイミングジェネレータを
    電源部および送信部に接続した主基地局と、 受信した前記タイミング信号をもとに制御チャネル送信
    タイミングを生成するタイミングレシーバを電源部およ
    び受信部に接続した時分割多元接続/時分割多重方式の
    従属基地局と、 前記主基地局と前記従属基地局相互を接続する電波また
    は赤外線と、 を備え、前記タイミングジェネレータは、 基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、 前記基準クロック生成回路供給された基準クロックに基
    づいて制御チャネル送信タイミングを生成するフレーム
    クロック生成部と、 前記フレームクロック生成部が生成した制御チャネル送
    信タイミングを信号に変換する信号変換部と、 を有し、制御チャネル送信タイミングを前記電波または
    赤外線を用いて前記従属基地局へ送る ことを特徴とする
    フレーム同期装置。
  11. 【請求項11】 制御チャネル送信タイミングをタイミ
    ング信号に変換して出力するタイミングジェネレータを
    電源部およびコーデックA/D変換部に接続した主基地
    局と、 受信した前記タイミング信号をもとに制御チャネル送信
    タイミングを生成するタイミングレシーバを電源部およ
    びコーデックA/D変換部に接続した時分割多元接続/
    時分割多重方式の従属基地局と、 前記主基地局と前記従属基地局相互を接続する通信回線
    と、 を備え、前記タイミングジェネレータは、 基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、 前記基準クロック生成回路供給された基準クロックに基
    づいて制御チャネル送信タイミングを生成するフレーム
    クロック生成部と、 前記フレームクロック生成部が生成した制御チャネル送
    信タイミングを信号に変換する信号変換部と、 を有し、制御チャネル送信タイミングを前記通信回線を
    用いて前記従属基地局へ送る ことを特徴とするフレーム
    同期装置。
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