JP3416972B2 - オゾン発生量制御装置 - Google Patents
オゾン発生量制御装置Info
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- JP3416972B2 JP3416972B2 JP01210593A JP1210593A JP3416972B2 JP 3416972 B2 JP3416972 B2 JP 3416972B2 JP 01210593 A JP01210593 A JP 01210593A JP 1210593 A JP1210593 A JP 1210593A JP 3416972 B2 JP3416972 B2 JP 3416972B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B13/00—Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
- C01B13/10—Preparation of ozone
- C01B13/11—Preparation of ozone by electric discharge
- C01B13/115—Preparation of ozone by electric discharge characterised by the electrical circuits producing the electrical discharge
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾン発生量制御装置
に係り、特にオゾン発生装置の電源部において、オゾン
発生量を周波数で制御する時の電源の波形に関する。
に係り、特にオゾン発生装置の電源部において、オゾン
発生量を周波数で制御する時の電源の波形に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に無声放電でオゾンを発生させる装
置は、図3に示すように交流電源1の電圧を昇圧変圧器
2により高圧に昇圧し、放電管3に印加するように構成
されている。
置は、図3に示すように交流電源1の電圧を昇圧変圧器
2により高圧に昇圧し、放電管3に印加するように構成
されている。
【0003】このようなオゾン発生装置において、オゾ
ン発生量の制御は次の2通りの方法で行われていた。
ン発生量の制御は次の2通りの方法で行われていた。
【0004】(1)電源周波数を一定にし、電源電圧を
変化させる事により制御する。
変化させる事により制御する。
【0005】(2)電源にインバータを用い、電圧を一
定にし変圧器で昇圧した電圧を放電管に印加しインバー
タの周波数を可変してオゾンの発生量を制御する。
定にし変圧器で昇圧した電圧を放電管に印加しインバー
タの周波数を可変してオゾンの発生量を制御する。
【0006】この様に無声放電でオゾンを発生させよう
とした場合、発生量は、電圧で制御するか周波数で制御
するかの2通りであった。
とした場合、発生量は、電圧で制御するか周波数で制御
するかの2通りであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記(2)項で述べた
ように、オゾン発生量を周波数で制御した場合、問題と
なるのは昇圧変圧器2の設計である。
ように、オゾン発生量を周波数で制御した場合、問題と
なるのは昇圧変圧器2の設計である。
【0008】変圧器の設計からみると、周波数を可変す
る(約500HZ〜2000HZ)ことは、電圧波形の積
分値(磁束)が図4に示すように大きく変化してしま
う。すなわち周波数500HZ(図4a)に比べ周波数
2000HZ(図4c)のときは、電圧波形の積分値が
1/4になる。これは昇圧変圧器2の主磁束も1/4に
なるということであり、該変圧器の設計が非常に困難と
なる(変圧器の設計の際磁束を一定にして設計するた
め)。このように電圧波形の積分値(磁束)が変化する
と変圧器の損失も大きくなる。
る(約500HZ〜2000HZ)ことは、電圧波形の積
分値(磁束)が図4に示すように大きく変化してしま
う。すなわち周波数500HZ(図4a)に比べ周波数
2000HZ(図4c)のときは、電圧波形の積分値が
1/4になる。これは昇圧変圧器2の主磁束も1/4に
なるということであり、該変圧器の設計が非常に困難と
なる(変圧器の設計の際磁束を一定にして設計するた
め)。このように電圧波形の積分値(磁束)が変化する
と変圧器の損失も大きくなる。
【0009】また前記(1)項の方法に比べ(2)項の
方法は周波数でオゾン発生量を制御する為オゾン発生量
が少ない量から制御できる。すなわち、(1)項の方法
のように電圧でオゾン発生量を制御すると、オゾン発生
電圧の初期値から30%程度のオゾンが発生してしま
う。
方法は周波数でオゾン発生量を制御する為オゾン発生量
が少ない量から制御できる。すなわち、(1)項の方法
のように電圧でオゾン発生量を制御すると、オゾン発生
電圧の初期値から30%程度のオゾンが発生してしま
う。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、周波数を変化させても変圧器の磁束を一定
にすることができ、これによって変圧器の設計を容易な
らしめ、且つ損失を低減させたオゾン発生量制御装置を
提供することにある。
その目的は、周波数を変化させても変圧器の磁束を一定
にすることができ、これによって変圧器の設計を容易な
らしめ、且つ損失を低減させたオゾン発生量制御装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)交流電
源の電圧を変圧器により昇圧し放電管に印加してオゾン
を発生させる装置の、電源周波数を制御してオゾン発生
量を制御するオゾン発生量制御装置において、前記交流
電源と変圧器の間に、所定の周波数可変範囲を有し、該
周波数可変範囲の最大周波数の電圧波形に合わせて、各
周波数で1周期中に電圧が零となる区間を設けることに
よって、各周波数における1周期中の電圧波形の電圧面
積が前記最大周波数の電圧波形の電圧面積と同一となる
ように作成した電圧指令信号と、前記周波数可変範囲の
最大周波数の正数倍の周波数のキャリア信号とを比較し
て得られたゲート信号によって制御されるインバータを
設けたことを特徴とし、(2)前記電圧指令信号は、前
記周波数可変範囲内で一定周波数毎の段階的電圧波形デ
ータとしてメモリに格納され、前記ゲート信号は、前記
メモリから読み出した電圧波形データと前記キャリア信
号とを比較して得られることを特徴としている。
源の電圧を変圧器により昇圧し放電管に印加してオゾン
を発生させる装置の、電源周波数を制御してオゾン発生
量を制御するオゾン発生量制御装置において、前記交流
電源と変圧器の間に、所定の周波数可変範囲を有し、該
周波数可変範囲の最大周波数の電圧波形に合わせて、各
周波数で1周期中に電圧が零となる区間を設けることに
よって、各周波数における1周期中の電圧波形の電圧面
積が前記最大周波数の電圧波形の電圧面積と同一となる
ように作成した電圧指令信号と、前記周波数可変範囲の
最大周波数の正数倍の周波数のキャリア信号とを比較し
て得られたゲート信号によって制御されるインバータを
設けたことを特徴とし、(2)前記電圧指令信号は、前
記周波数可変範囲内で一定周波数毎の段階的電圧波形デ
ータとしてメモリに格納され、前記ゲート信号は、前記
メモリから読み出した電圧波形データと前記キャリア信
号とを比較して得られることを特徴としている。
【0012】
【作用】各周波数における1周期中の電圧波形の電圧面
積が前記最大周波数の電圧波形の電圧面積と同一となる
ので、電源周波数を変化させても変圧器に供給される電
圧波形の積分値は変わらず一定となる。このため変圧器
の磁束は周波数変化に対して一定となり、変圧器の設計
がし易くなるとともに、変圧器の損失が減少する。また
周波数制御によるオゾン発生量制御であるため細かな制
御が行われる。
積が前記最大周波数の電圧波形の電圧面積と同一となる
ので、電源周波数を変化させても変圧器に供給される電
圧波形の積分値は変わらず一定となる。このため変圧器
の磁束は周波数変化に対して一定となり、変圧器の設計
がし易くなるとともに、変圧器の損失が減少する。また
周波数制御によるオゾン発生量制御であるため細かな制
御が行われる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。本発明では図1のように、PWMインバー
タ4によって電源周波数を変化させるものであるが、電
圧波形の作成を次のようにして行う。すなわち図2に示
すように、(c)の最大周波数2000HZの電圧波形
に合わせて各周波数(500HZ、や1000HZ)で1
周期中に電圧が零となる区間を設けるようにPWMイン
バータ4の電圧指令を作る。図2において各周波数の電
圧波形の面積Sa,Sb,Scは等しくなる。この様な
方法を用いる事により、周波数を可変した場合において
も電圧の積分値を一定とする事が出来る為、変圧器の磁
束が一定となり、設計が容易に出来、変圧器損失を少な
くする事が出来る。又、この様な電圧波形にした場合で
も、オゾン発生量に変化はなく十分に周波数に対し制御
が行える。
を説明する。本発明では図1のように、PWMインバー
タ4によって電源周波数を変化させるものであるが、電
圧波形の作成を次のようにして行う。すなわち図2に示
すように、(c)の最大周波数2000HZの電圧波形
に合わせて各周波数(500HZ、や1000HZ)で1
周期中に電圧が零となる区間を設けるようにPWMイン
バータ4の電圧指令を作る。図2において各周波数の電
圧波形の面積Sa,Sb,Scは等しくなる。この様な
方法を用いる事により、周波数を可変した場合において
も電圧の積分値を一定とする事が出来る為、変圧器の磁
束が一定となり、設計が容易に出来、変圧器損失を少な
くする事が出来る。又、この様な電圧波形にした場合で
も、オゾン発生量に変化はなく十分に周波数に対し制御
が行える。
【0014】次に図1の装置により図2の500HZ〜
2000HZまで周波数を可変できるようにした具体例
を述べる。まず電圧波形は、最大周波数の2000HZ
時の形になる為、PWMキャリア周波数は、その10倍
の20KHZは必要となるので、高周波のIGBTを用
いる。
2000HZまで周波数を可変できるようにした具体例
を述べる。まず電圧波形は、最大周波数の2000HZ
時の形になる為、PWMキャリア周波数は、その10倍
の20KHZは必要となるので、高周波のIGBTを用
いる。
【0015】電圧の指令値は500HZ〜2000HZま
で16段階で100HZづつ波形データをROMに焼き
つけておく。このROMから任意周波数波形をデジタル
で取り出し、これをD/A変換し、20KHZのキャリ
ア周波数信号と比較し、IGBTのゲート信号とする。
したがって、ROMに憶えこませるデータを増やせば、
更に細かく周波数制御が出来、オゾン発生量も細かく制
御出来る。
で16段階で100HZづつ波形データをROMに焼き
つけておく。このROMから任意周波数波形をデジタル
で取り出し、これをD/A変換し、20KHZのキャリ
ア周波数信号と比較し、IGBTのゲート信号とする。
したがって、ROMに憶えこませるデータを増やせば、
更に細かく周波数制御が出来、オゾン発生量も細かく制
御出来る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定の周
波数可変範囲を有し、該周波数可変範囲の最大周波数の
電圧波形に合わせて、各周波数で1周期中に電圧が零と
なる区間を設けることによって、各周波数における1周
期中の電圧波形の電圧面積が前記最大周波数の電圧波形
の電圧面積と同一となるように作成した電圧指令信号
と、前記周波数可変範囲の最大周波数の正数倍の周波数
のキャリア信号とを比較して得られたゲート信号によっ
て制御されるインバータを設けたので、周波数が変化す
る状態においてもオゾン発生装置の昇圧変圧器の磁束を
一定にすることができ、これによって変圧器の設計がし
易くなり、損失を少なくする事ができる。
波数可変範囲を有し、該周波数可変範囲の最大周波数の
電圧波形に合わせて、各周波数で1周期中に電圧が零と
なる区間を設けることによって、各周波数における1周
期中の電圧波形の電圧面積が前記最大周波数の電圧波形
の電圧面積と同一となるように作成した電圧指令信号
と、前記周波数可変範囲の最大周波数の正数倍の周波数
のキャリア信号とを比較して得られたゲート信号によっ
て制御されるインバータを設けたので、周波数が変化す
る状態においてもオゾン発生装置の昇圧変圧器の磁束を
一定にすることができ、これによって変圧器の設計がし
易くなり、損失を少なくする事ができる。
【0017】また電圧波形の面積は、周波数が最も高い
ところで決定される為、変圧器の小型化が可能となる。
ところで決定される為、変圧器の小型化が可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の装置により作成される電圧を示す電圧
波形図。
波形図。
【図3】一般的なオゾン発生装置の一例を示す構成図。
【図4】従来の装置により、周波数変化時に電圧の積分
値が変化するようすを表す電圧波形図。
値が変化するようすを表す電圧波形図。
2…昇圧変圧器
3…放電器
4…PWMインバータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C01B 13/11
H01T 15/00
H01T 23/00
H02P 7/42 - 7/98
Claims (2)
- 【請求項1】 交流電源の電圧を変圧器により昇圧し放
電管に印加してオゾンを発生させる装置の、電源周波数
を制御してオゾン発生量を制御するオゾン発生量制御装
置において、 前記交流電源と変圧器の間に、所定の周波数可変範囲を有し、該周波数可変範囲の最大
周波数の電圧波形に合わせて、各周波数で1周期中に電
圧が零となる区間を設けることによって、各周波数にお
ける1周期中の電圧波形の電圧面積が前記最大周波数の
電圧波形の電圧面積と同一となるように作成した電圧指
令信号と、前記周波数可変範囲の最大周波数の正数倍の
周波数のキャリア信号とを比較して得られたゲート信号
によって制御されるインバータ を設けたことを特徴とす
るオゾン発生量制御装置。 - 【請求項2】 前記電圧指令信号は、前記周波数可変範
囲内で一定周波数毎の段階的電圧波形データとしてメモ
リに格納され、 前記ゲート信号は、前記メモリから読み出した電圧波形
データと前記キャリア信号とを比較して得られる ことを
特徴とする請求項1に記載のオゾン発生量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01210593A JP3416972B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | オゾン発生量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01210593A JP3416972B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | オゾン発生量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219709A JPH06219709A (ja) | 1994-08-09 |
JP3416972B2 true JP3416972B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=11796293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01210593A Expired - Fee Related JP3416972B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | オゾン発生量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3416972B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130247295A1 (en) * | 2005-11-29 | 2013-09-26 | Creaholic S.A. | Washing device |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP01210593A patent/JP3416972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130247295A1 (en) * | 2005-11-29 | 2013-09-26 | Creaholic S.A. | Washing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06219709A (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |