JP3414224B2 - 通信型ナビゲーションシステム - Google Patents

通信型ナビゲーションシステム

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JP3414224B2
JP3414224B2 JP31729397A JP31729397A JP3414224B2 JP 3414224 B2 JP3414224 B2 JP 3414224B2 JP 31729397 A JP31729397 A JP 31729397A JP 31729397 A JP31729397 A JP 31729397A JP 3414224 B2 JP3414224 B2 JP 3414224B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局に搭載され
るナビゲーション装置と、基地局に設置される地図情報
装置との間で、少なくとも位置情報を通信して当該位置
周辺の地図情報を表示することができる通信型ナビゲー
ションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信型ナビゲーションシステムと
しては、例えば図9に示すものが知られている。このも
のは、車両に搭載されるナビゲーション装置101と、
基地局に設置される地図情報装置103とに無線通信装
置を接続しておき、基地局側の地図情報装置103から
送信される位置情報を無線通信装置を介してナビゲーシ
ョン装置101に取り込むことができるシステムであ
る。
【0003】このナビゲーション装置101では、この
取り込まれた位置情報に基づいて、この位置を中心とし
た電子地図を表示することで、基地局が指示する電子地
図上の位置情報を車両側で視認することができるもので
あり、基地局と車両との間のみならず、車両と車両との
間でも利用可能なシステムとしても実用化されている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、従来の
通信型ナビゲーションシステムにあっては、単に位置情
報を送信するように構成していたので、例えば図9に示
すように、基地局の地図情報装置103でオペレータが
見ている電子地図と、車両側の電子地図とで仕様が異な
る場合、両者間で異なる電子地図が表示され、両者に相
違する視認性を与えていた、この結果、両者間で地図を
見ながら位置に関する情報を交換するようなときには、
情報を明瞭に伝えられなかったり、誤った伝わり方をし
たりするといった問題があった。また、両者間で同じ仕
様であっても縮尺や地図の方向(例えば、“北が上”
等)が異なった場合にも、同様の問題が生じていた。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的として、遠隔地でありながら表示される地図情
報等に同一性と共通の視認性を与えることができる通信
型ナビゲーションシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、移動局に搭載されるナビゲー
ション装置と、基地局に設置される地図情報装置との間
で、少なくとも位置情報を通信して当該位置周辺の地図
情報を表示する通信型ナビゲーションシステムにおい
て、前記ナビゲーション装置は、当該装置の表示画面に
表示される表示内容を決定するための表示方法情報を送
信する送信手段を有し、前記地図情報装置は、前記ナビ
ゲーション装置から受信される表示方法情報を当該装置
の表示画面に対応するように変換するための表示変換情
報を算出する算出手段と、この表示変換情報に基づい
て、少なくとも地図情報を含む表示内容が両装置間で同
一になるように表示する表示手段とを有することを要旨
とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記地図情報装置の表示手段は、前記ナビゲー
ション装置に表示される地図情報の表示エリアに対し
て、該表示エリアを内包するオーバーレイヤ表示とする
ことを要旨とする。
【0008】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ナビゲ
ーション装置では、当該装置の表示画面に表示される表
示内容を決定するための表示方法情報を送信する一方、
地図情報装置では、ナビゲーション装置から受信される
表示方法情報を当該装置の表示画面に対応するように変
換するための表示変換情報を算出し、この表示変換情報
に基づいて、少なくとも地図情報を含む表示内容が両装
置間で同一になるように表示することで、少なくとも位
置情報を通信して当該位置周辺の地図情報を表示する際
にも、表示される地図情報等に同一性と共通の視認性を
与えることができる。
【0009】また、請求項2記載の本発明によれば、地
図情報装置での表示は、ナビゲーション装置に表示され
る地図情報の表示エリアに対して、該表示エリアを内包
するオーバーレイヤ表示とすることで、表示画面の一部
には両装置間で同一性と共通の視認性を与えることがで
きる。
【0010】さらに、基地局に配置される地図情報装置
で経路検索を行うことで、高速に検索処理を行うことが
でき、この結果、移動局での処理負担の軽減に寄与する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1、図2は、本発明の第1の実
施の形態に係る通信型ナビゲーションシステムを構成す
るナビゲーション装置1、地図情報装置31をそれぞれ
示す図である。
【0012】まず、図1に示す移動局に搭載されるナビ
ゲーション装置1の構成を説明する。表示部3は、例え
ば液晶ディスプレイ有し、制御部5から出力される描画
データに応じて電子地図を表示する。
【0013】制御部5は、内部に記憶されている制御プ
ログラムや制御データに従って移動局内部記憶部7、測
位部9、経路探索部17、入力部21、送受信部23を
制御する。移動局内部記憶部7は、ナビゲーション装置
1の固有情報、電子地図の表示方法を決定する表示方法
情報、目的地、経由地等の地点を表す位置情報、経路誘
導方法を表す情報、過去の走行軌跡とそれに付随する情
報等を記憶する。
【0014】測位部9は、測位用衛星から発信される電
波をGPSアンテナ11を介して受信し、車両の現在位
置を絶対位置情報として測位する。GPSアンテナ11
を介して衛星からの電波を受信できない場合には、測位
部9は、車両に取り付けられたジャイロセンサ13の測
位部と、車輪に取り付けられた距離センサ15の測位部
とから入力される測位データに基づいて、累積計算法に
従って現在位置を推定する自律航法を用いて車両の現在
位置を測位する。また、測位部209は、自車両の走行
軌跡に基づいて車両の進行方向を判断する。
【0015】経路探索部17には、道路地図情報記憶部
19が接続されており、入力部21からの目的地情報や
探索条件、道路地図情報記憶部19からの道路地図デー
タに基づいて、目的地までの経路を判断決定する。道路
地図情報記憶部19は、道路地図データが記録されてい
るCD−ROMから光学ピックアップを用いて記録デー
タを読み出す駆動装置である。入力部21は、目的地情
報や探索条件等を操作入力する。送受信部23は、無線
通信を用いて他の通信装置との間で通信情報を送受信す
る。
【0016】次に、図2に示す基地局に設置される地図
情報装置31の構成を説明する。
【0017】制御部33は、内部に記憶されている制御
プログラムや制御データに従って基地局内部記憶部3
5、道路地図情報記憶部37、入力部39、送受信部4
1、表示部43、表示変換情報算出部45を制御する。
基地局内部記憶部35は、入力部39からのコマンド、
基地局の電子地図の表示方法を決定する表示方法情報、
基地局の送受信部41で受信されるナビゲーション装置
1の移動局内部記憶部7での内部記憶内容を記憶する。
【0018】道路地図情報記憶部37は、道路地図デー
タが記録されているCD−ROMから光学ピックアップ
を用いて記録データを読み出す駆動装置である。入力部
39は、目的地情報や探索条件等を操作入力する。送受
信部41は、無線通信を用いて他の通信装置との間で通
信情報を送受信する。なお、図1および図2に示す送受
信部23,41は、パーソナルデジタルセルラーPDC
のように、移動通信における第2世代のデジタル伝送方
式として日本国内で採用されている電話器でもよく、こ
の場合には無線回線に相手先の電話番号を発呼し、回線
が確立した後にデータ通信を開始する必要がある。
【0019】表示部43は、基地局内部記憶部35に記
憶される電子地図の表示方法を決定する表示方法情報に
基づいて、制御部33により道路地図情報記憶部37か
ら読み出される道路地図データを表示する。表示変換情
報算出部45には、表示変換情報記憶部47が接続され
ており、表示変換情報記憶部47に記憶されている表示
方法情報に基づいて、表示変換情報を算出する。
【0020】表示変換情報記憶部47は、車両に搭載さ
れているナビゲーション装置の固有情報別に電子地図の
表示方法を決定する表示方法情報を予め記憶する。この
ナビゲーション装置の固有情報とは、製造メーカー名、
機種番号、機種名称、製造年月日、ソフトウェアバージ
ョン、使用する電子地図の製造メーカー名、機種番号、
機種名称、製造年月日、電子地図バージョンのうち、少
なくともいづれか1つを含む情報である。また、表示変
換情報記憶部47には、複数のナビゲーション機種、地
図機種を表す情報を予め記憶し、これらを切り替えて使
用すれば、多様なナビゲーション装置に対応できる表示
方法情報を生成することができる。
【0021】以下、図4を参照しつつ、図3に示すフロ
ーチャートを用いて、基地局に配置される地図情報装置
31の動作を説明する。なお、図3は、本発明の第1の
実施の形態に係る通信型ナビゲーションシステムの基地
局に配置される地図情報装置31の動作を説明するため
のフローチャートである。図4は、本発明の第1の実施
の形態に係る通信型ナビゲーションシステムの概略とそ
の使用状況を示す図である。
【0022】まず、ステップS10では、移動局から基
地局の送受信部41に通信要求があるか否かを判断す
る。移動局から通信要求がある場合にはステップS20
に進む一方、この通信要求がない場合にはステップS1
0に戻り、処理を繰り返す。
【0023】ここで、移動局から基地局に通信要求があ
った場合には、ステップS20では、基地局は移動局に
対して、移動局の移動局内部記憶部7に記憶されている
内部記憶情報を送信するように要求する。一方、移動局
では、移動局内部記憶部7からナビゲーション装置の固
有情報または表示方法情報を読み出すとともに、測位部
9で測位された現在位置情報を読み出し、表示方法情報
と現在位置情報とを送受信部23から送信する。
【0024】次に、ステップS30では、基地局は移動
局から送信されるナビゲーション装置1の固有情報また
は表示方法情報および現在位置情報を送受信部41を介
して受信し、基地局内部記憶部35に格納する。なお、
ナビゲーション装置1の固有情報は、製造メーカー名、
機種番号、機種名称、製造年月日、ソフトウェアバージ
ョン、使用する電子地図の製造メーカー名、機種番号、
機種名称、製造年月日、電子地図バージョンのうち、少
なくともいづれか1つを含んでいるものとする。また、
電子地図の表示方法情報は、地図の背景色、道路色、ア
イコン、表示/非表示、昼/夜、北上、縮尺のうち、少
なくともいづれか1つを含むものとする。
【0025】次に、ステップS40では、表示変換情報
算出部45は、基地局内部記憶部35からナビゲーショ
ン装置1の固有情報を読み出し、この固有情報を検索キ
ーとして表示変換情報記憶部47からこの固有情報に対
応する表示方法情報を検索し、検索結果である表示方法
情報に基づいて表示変換情報を算出する。次に、ステッ
プS50では、制御部33は、表示変換情報算出部45
で作成した表示変換情報に基づいて、道路地図情報記憶
部37から移動局の現在位置情報に対応する道路地図情
報を読み出し、この表示方法情報に基づいて道路地図情
報を重畳して表示部43に描画する。
【0026】この結果、図4に示すように、基地局の地
図情報装置31でオペレータが見ている電子地図と、移
動局のナビゲーション装置1の電子地図の縮尺や地図の
方向(例えば“北が上”等)等を一致させることができ
るので、基地局と移動局とでお互いのオペレータが電子
地図を見ながら情報を交換するような場合に、地図情報
を正確に伝えることができ、誤って伝わることを防止す
ることができる。
【0027】なお、本実施の形態では、移動局に表示さ
れる電子地図を基準にして基地局に表示される電子地図
を表示するようにしていた。これとは逆に、制御部33
が表示変換情報算出部45で作成した表示変換情報に基
づいて基地局内部記憶部35から電子地図の表示方法情
報を抽出し、この表示方法情報を送受信部41から移動
局の送受信部23に送信し、移動局では受信された電子
地図の表示方法情報に基づいて、道路地図情報記憶部1
9から読み出した道路地図情報を重畳して表示部3へ描
画することもできる。
【0028】また、本実施の形態に係る通信型ナビゲー
ションシステムの基地局に代わって他の移動局を使用し
てもよい。即ち、移動局と同様の機器構成を有する装置
を使用してもよい。
【0029】(第2の実施の形態)図5は、本発明の第
2の実施の形態に係る通信型ナビゲーションシステムの
基地局に配置されえる地図情報装置の構成を示す図であ
る。第1の実施の形態では、移動局に経路探索部を搭載
し、基地局に経路探索部を設置しない構成であった。即
ち、第1の実施の形態では、経路探索する場合には、入
力部39から経路探索に必要なコマンドを遠隔操作して
行う構成であった。
【0030】これに対し、第2の実施の形態では、基地
局に経路探索部53を設置し、経路探索を主に基地局で
行う構成となっている。ただし、移動局は第1の実施の
形態に記載した構成と同様であるため、その説明を省略
する。まず、図5に示す通信型ナビゲーションシステム
の基地局に配置される地図情報装置51の構成について
説明する。
【0031】制御部33は、内部に記憶されている制御
プログラムや制御データに従って基地局内部記憶部3
5、入力部39、送受信41、表示部43、表示変換情
報算出部45および経路探索部53を制御する。経路探
索部53には、道路地図記憶部55が接続されており、
入力部39からの目的地情報や探索条件、道路地図情報
記憶部55からの道路地図データに基づいて、目的地ま
での経路を判断決定する。
【0032】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
通信型ナビゲーションシステムの基地局に配置される地
図情報装置51の動作を説明するためのフローチャート
である。以下、このフローチャートを用いて、基地局に
配置される地図情報装置51の動作を説明する。まず、
ステップS110では、移動局から基地局に通信要求が
あるか否かを判断する。移動局から通信要求がある場合
にはステップS120に進む一方、この通信要求がない
場合にはステップS110に戻り、処理を繰り返す。
【0033】ここで、移動局から基地局に通信要求があ
った場合には、ステップS120では、基地局は移動局
に対して、移動局の移動局内部記憶部7に記憶されてい
る内部記憶情報を送信するように要求する。
【0034】一方、移動局では、移動局内部記憶部7か
らナビゲーション装置の固有情報または表示方法情報、
目的地、経由地等の地点を表す位置情報、経路誘導方法
情報を読み出すとともに、測位部9で測位された現在位
置情報を読み出し、現在位置情報とともに送受信部23
から送信する。
【0035】次に、ステップS130では、移動局は移
動局内部記憶部207から少なくともナビゲーション装
置の固有情報と電子地図の表示方法情報、目的地、経由
地等の地点を表す位置情報、経路誘導方法情報を送受信
部41を介して受信し、基地局内部記憶部35に格納す
る。
【0036】なお、目的地、経由地等の地点を表す位置
情報は、現在位置情報の他にユーザが設定した目的地ま
たは経由地のリストを含むものである。また、経路誘導
方法を決定するための経路誘導情報は、「高速を使
う」、「フェリーを使う」、「時間優先」、「距離優
先」等の設定情報、現在の設定経路のうち、少なくとも
いづれか一つを含むものである。
【0037】次に、ステップS140では、基地局のオ
ペレータが受け付けた移動局ユーザかの目的地設定、経
由地設定、探索条件等の希望情報を入力部39から入力
し、経路探索部53は、これらの希望情報を探索条件と
して設定した後に、走行経路を探索する。
【0038】このように、基地局で経路探索を行うこと
で、移動局での操作負担や処理負担を軽減することがで
きる。また、経路探索部53に高速のコンピュータを用
いることで、車両に搭載されている経路探索部17より
も高速に経路探索を行うことができる。
【0039】次に、ステップS150では、経路検索部
53での検索結果を基地局内部記憶部35へ格納した後
に、この検索結果を表す基地局内部記憶情報を送受信部
41から移動局に送信する。ここで、移動局では、基地
局から送信される地図情報装置51の基地局内部記憶情
報を送受信部23を介して受信し、移動局内部記憶部7
に格納する。
【0040】次に、ステップS160では、基地局の表
示変換情報算出部315は、基地局内部記憶部35から
ナビゲーション装置1の固有情報を読み出し、この固有
情報を検索キーとして表示変換情報記憶部47からこの
固有情報に対応する表示方法情報を検索し、検索結果で
ある表示方法情報に基づいて表示変換情報を算出する。
【0041】最後に、ステップS170では、制御部3
3は、表示変換情報算出部45で作成した表示変換情報
に基づいて、道路地図情報記憶部37から移動局の現在
位置情報に対応する道路地図情報を読み出し、この表示
方法情報に基づいて道路地図情報を重畳して表示部43
に描画する。
【0042】また、本実施の形態に係る通信型ナビゲー
ションシステムの基地局に代わって他の移動局を使用し
てもよい。即ち、移動局と同様の機器構成を有する装置
を使用してもよい。
【0043】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3の実施の形態に係る通信型ナビゲーションシステムの
基地局に配置される地図情報装置の構成を示す図であ
る。第2の実施の形態では、基地局において経路探索を
行う横成であったが、表示部43が移動局と同じ画面で
小さいため、経路探索を行う際に、地図のスクロールや
縮尺の変更等が多く発生していた。
【0044】これに対し、第3の実施の形態では、ナビ
ゲーション装置1で表示されている電子地図の表示エリ
アに比べて、オーバーレイヤ(Over Layer)表示とする
構成になっている。ただし、移動局は第1の実施の形態
に記載した構成と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0045】まず、図7に示す第3の実施の形態に係る
通信型ナビゲーションシステムの基地局に配置される地
図情報装置71の構成を説明する。制御部33は、内部
に記憶されている制御プログラムや制御データに従って
基地局内部記憶部35、入力部39、送受信部41、表
示変換情報算出部45、経路探索部53、オーバーレイ
ヤ表示変換部73および情報データベース75を制御す
る。
【0046】オーバーレイヤ表示変換部73には、オー
バーレイヤ表示が可能なオーバーレイヤ表示部77が接
続されており、移動局の表示部3の四隅または対角の緯
度経度情報に基づいて、移動局の表示部3と同じサイマ
ル表示枠79を作成し、オーバーレイヤ表示部77に出
力する。オーバーレイヤ表示部77は、移動局の表示部
3と同じサイマル表示枠79を含んでいる。このサイマ
ル表示枠79は、移動局の表示部3の四隅または対角の
緯度経度情報に基づいて、オーバーレイヤ表示変換部7
3で作成され、オーバーレイヤ表示部77に出力され
る。
【0047】情報データベース75は、移動局に必要な
情報として、コンビニエンスストア情報、ファミリーレ
ストラン情報、ファーストフード店情報、ガソリンスタ
ンド情報、車両販売店情報、車両修理店情報、レンタカ
ー情報、車両ロードサービス情報、ドライブイン情報の
うち、いづれか1つ以上を含む車両関連情報、および、
駅情報、観光バス情報、路線バス情報のうち、いづれか
1つ以上を含む交通・運輸情報、および、遊園地情報、
公園情報、美術館情報のうち、いづれか1つ以上を含む
観光情報等、上記の少なくともいづれか1つを含む。さ
らに、移動局に必要な情報の利用情報も含む。
【0048】図8は、本発明の第3の実施の形態に係る
通信型ナビゲーションシステムの基地局に配置される地
図情報装置71の動作を説明するためのフローチャート
である。以下、このフローチャートを用いて、基地局に
配置される地図情報装置71の動作を説明する。まず、
ステップS210では、移動局から基地局に通信要求が
あるか否かを判断する。移動局から通信要求がある場合
にはステップS220に進む一方、この通信要求がない
場合にはステップS210に戻り、処理を繰り返す。
【0049】次に、ステップS220では、移動局から
基地局に対して立ち寄り点(ここでは1例としてコンビ
ニエンスストアとする)を表す設定の通信要求がある場
合には、基地局は移動局に対し、移動局内部記憶情報を
要求する。
【0050】ここで、移動局では、移動局内部記憶部7
からナビゲーション装置1の固有情報と電子地図の表示
方法情報、目的地、経由地等の地点を表す位置情報、経
路誘導方法情報、過去の走行軌跡とそれに付随する情報
のうち、少なくともいづれか1つを読み出し、送受信部
23から送信する。次に、ステップS230では、移動
局から送信される移動局内部記憶情報を送受信部41を
介して受信し、基地局の基地局内部記憶部35に格納す
る。
【0051】なお、上述したような過去の走行軌跡に付
随する情報は、過去に走行した地点における速度、方
位、携帯電話の品質情報のうち、少なくともいづれか1
つを含む情報である。
【0052】次に、ステップS240では、経路探索部
53は、基地局のオペレータが受信したユーザの立ち寄
り点設定の希望に沿って周囲検索を行う。この周囲検索
は、基地局の情報データベース75に対して行い、表示
するアイコンに利用情報が付加される。その利用情報を
用いることで、ユーザに案内する時点で利用可能か否か
を判断することができる。図7に示すように、利用でき
ないことを示す利用情報83と、移動局の表示部3には
表示されないが、利用できることを示す利用情報85と
してアイコンに重ねて表示される。
【0053】例えば、仮に、コンビニエンスストアが、
移動局の表示部3と同じ表示エリア79には1件もない
が、オーバーレイヤ表示可能な表示部77に3件あった
とする。オーバーレイヤ表示部77に表示されるアイコ
ンにはコンビニエンスストアを表す利用情報も付加され
ている。ここではコンビニエンスストアは3件表示さ
れ、1件は利用できないことを示す利用情報83、1件
は移動局の表示部203には表示されないが利用できる
ことを示す利用情報85が付加されている。
【0054】このため、基地局のオペレータは近くにコ
ンビニエンスストアは2件あることと、目的地への経路
上にあるコンビニエンスストアを案内する旨(すなわ
ち、『この先300mにコンビニエンスストアがありま
す、お客さまの地図には表示されませんが、もうすぐ見
えますよ』の通知)を移動局のユーザに伝える。この利
用可能なコンビニエンスストアまでの推奨経路81も判
明した時点において表示される。
【0055】次に、ステップS250では、この検索結
果を基地局内部記憶部35に格納した後に、基地局内部
記憶情報を送受信部41を介して移動局に送信する。こ
の結果、移動局では、基地局からの基地局内部記憶情報
を送受信部23を介して受信し、移動局内部記憶部7に
格納する。さらに、ステップS260では、基地局の表
示変換情報算出部45は基地局内部記憶部35からナビ
ゲーション装置1の固有情報を読み出して検索キーと
し、表示変換情報記憶部47を検索し、表示変換情報を
算出する。
【0056】最後に、ステップS270では、制御部3
3は表示変換情報算出部45で作成した表示変換情報に
基づいて、基地局内部記憶部35から電子地図の表示方
法情報を抽出し、この表示方法情報と道路地図情報記憶
部55の道路地図情報を重畳して表示部77に描画す
る。
【0057】なお、本実施の形態に係る通信型ナビゲー
ションシステムの基地局に代わって、移動局と同等の機
器構成を有する装置を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの移動局に搭載されえるナビゲーショ
ン装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの基地局に配置されえる地図情報装置
の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの基地局に配置される地図情報装置3
1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの概略とその使用状況を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの基地局に配置されえる地図情報装置
の構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの基地局に配置される地図情報装置5
1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの基地局に配置されえる地図情報装置
の構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る通信型ナビゲ
ーションシステムの基地局に配置される地図情報装置7
1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来の通信型ナビゲーションシステムの概略と
その使用状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 31 地図情報装置 33 制御部 35 基地局内部記憶部 37 道路地図情報記憶部 41 送受信部 43 表示部 45 表示変換情報算出部 47 表示変換情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 7/26 H04B 7/26 E H04Q 7/34 106A H04Q 7/04 C (56)参考文献 特開 平10−300499(JP,A) 特開 平6−244749(JP,A) 特開 平9−280878(JP,A) 特開 平8−87234(JP,A) 特開 昭62−224898(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 B60R 16/02 G08G 1/0969 G09B 29/00 H04B 1/16 H04Q 7/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局に搭載されるナビゲーション装置
    と、基地局に設置される地図情報装置との間で、少なく
    とも位置情報を通信して当該位置周辺の地図情報を表示
    する通信型ナビゲーションシステムにおいて、 前記ナビゲーション装置は、 当該装置の表示画面に表示される表示内容を決定するた
    めの表示方法情報を送信する送信手段を有し、 前記地図情報装置は、 前記ナビゲーション装置から受信される表示方法情報を
    当該装置の表示画面に対応するように変換するための表
    示変換情報を算出する算出手段と、 この表示変換情報に基づいて、少なくとも地図情報を含
    む表示内容が両装置間で同一になるように表示する表示
    手段とを有することを特徴とする通信型ナビゲーション
    システム。
  2. 【請求項2】 前記地図情報装置の表示手段は、 前記ナビゲーション装置に表示される地図情報の表示エ
    リアに対して、該表示エリアを内包するオーバーレイヤ
    表示とすることを特徴とする請求項1記載の通信型ナビ
    ゲーションシステム。
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