JP3607145B2 - 携帯型地図表示装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示した地図に加工することができる携帯型地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、登山やハイキング或いは山歩きなどでも使用できる携帯型ナビゲーション装置が提供されているが、この装置は、地図データベースを記憶するための専用の記憶装置を内蔵することが基本構造となっているため、その小形化には限界があって十分な携帯性を期待できない。これに対して、近年では、地図の表示に必要な地図データを、携帯電話機(PHS含む)を通じて外部のデータベース(例えばインターネットに接続された情報サーバ)からダウンロードして表示するようにした小型の携帯型地図表示装置が考えられている。この場合、自己の現在地を示す位置情報を得るためのGPS受信機を携帯電話機に内蔵し、GPS受信機により得た現在地を含む地図データをデータベースからダウンロードする構成の携帯型地図表示装置が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の携帯型地図表示装置として、地図の表示装置にタッチパネルを一体に設け、地図に加工可能な構成となっている。このような加工としては、地図から任意の部分を切取ったり、地図に目印或いはルートを表示するというものである。このように加工された地図を相手方が保有する同一機種、又は、同一地図データを保有する機種の携帯型地図表示装置に送信して当方と同一地図を表示させることにより、自分の現在位置或いは目的地さらには目的地までのルートを知らせることができ、使い勝手を高めることができる。
【0004】
しかしながら、このような構成のものでは、地図を一旦加工した場合は、加工地図を元の地図に復帰することができない。このため、元の地図データを取得するには、同一の地図を再度ダウンロードする必要がある。また、加工地図を相手先の携帯型地図表示装置に送った場合、加工地図を受取った受信者にとっては、加工地図を再度加工することは困難であり、単に表示上の利用方法しかなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、地図を加工した加工情報の修正を容易に行うことができる携帯型地図表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、位置情報取得手段は、自己の現在地の位置情報を取得する。このとき、制御手段は、位置情報取得手段が取得した位置情報に対応した地図データにより現在地を含む地図を表示器に表示させる。これにより、使用者は、表示器に表示された地図により現在地を確認することができる。
【0007】
ここで、使用者が表示器に表示された地図に対して切取りを行ったり、目印或いはルートを書込んだときは、制御手段は、加工情報に応じて地図に加工を施す。この場合、制御手段は、加工情報を地図と異なるレイヤで表示するので、地図に対して加工するにしても地図データが変わることはなく、加工情報の修正を容易に行うことができる。
【0008】
また、加工情報を相手先に送信するときは、制御手段は、加工情報を表示器に表示した地図に関連付けて通信手段により無線電話回線を通じて相手先に送信する。従って、相手先の携帯型地図表示装置が該当する地図データを持っている場合は、相手先の携帯型地図表示装置の制御手段は、表示器に表示された地図と異なるレイヤで表示するので、加工した地図を直接的に送信する構成に比較して、送信情報量が極めて少なくなり、送信時間の短縮を図ることができると共に、加工情報の修正を容易に行うことができる。
【0009】
さらに、相手先から現在の地図表示情報が示す地図データが無い旨の通知を受けたときは、地図データを通信手段により相手先に送信するので、相手先では地図データを加工情報に基づいて加工することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
全体の外観を示す図2において、携帯型の情報端末1(携帯型地図表示装置に相当)は、片手で保持可能な大きさに形成された合成樹脂ケースからなる本体2を主体とし、その正面(前面)には表示器に相当するLCDパネル3が設けられている。このLCDパネル3の表面の全域には、マトリックス型のパネル状タッチスイッチ(図示せず)が形成されており、特に、図中下縁部には、スイッチ機能を表した複数個のアイコン3a〜3gが印刷よって形成されている。
【0012】
上記アイコン3a〜3gのうちは、左端のアイコン3aはメニュースイッチとして機能し、このアイコン3aをタッチペン4によって押圧操作すると、LCDパネル3に各種のメニューがリストアップされる。そして、LCDパネル3に表示されたメニューから所望のメニューをタッチペン4によって押圧操作すると、そのメニューが選択される。なお、以下の説明で、押圧操作は特に断らない限りタッチペン4で行うものとする。
【0013】
左端のアイコン3aの右隣に位置するアイコン3bはキャンセルスイッチとして機能するもので、アイコン3bを押圧操作すると、その前に行った操作がキャンセルされるようになっている。左端から3番目のアイコン3cは地図メニュー選択スイッチとして機能し、4番目、5番目および6番目のアイコン3d〜3fはそれぞれインターネット、電子メールおよびスケジュールの各メニューの選択スイッチとして機能する。地図、インターネット、電子メール、スケジュールの各メニューはメニューリストから選択できることは勿論であるが、それらは特に使用頻度が高いので、メニュー選択スイッチを特別に設けることによって、LCDパネル3にメニューリストを表示してそこから選択するという面倒な操作を行わずとも、直接的に選択することができるようにしているのである。また、右端のアイコン3gは、後述する内蔵マイコンシステムをシャットダウンした後に電源を遮断するための「切」スイッチとして機能する。
【0014】
本体2の上面部には電源をハード的に入り切りするための電源スイッチ5が設けられている。また、本体2の下面部には携帯電話機(図3に符号6を付して示す、通信手段に相当)に接続される通信ケーブル(図3に符号7を付して示す)用のターミナルボックス8および図示しないパソコンに接続される通信ケーブル用のターミナルボックス9が並べて設けられている。
【0015】
図3には、情報端末1の概略的な内部構成とこれに関連した周辺構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図3において、情報端末1は、制御手段としてのCPU10を中心に構成されており、CPU10と接続された内部バス11には、制御プログラムなどを格納したROM12、ワーキング用記憶エリアとなる記憶手段としてのRAM13、各種のデータを格納するための記憶手段としてのフラッシュメモリ14、前記LCDパネル3が接続されていると共に、前記図示しないタッチスイッチを含む入力装置15が接続されている。
【0016】
また、内部バス11には、携帯電話用およびパソコン用のデータ通信装置16および17が接続されている。そして、ターミナルボックス8に通信ケーブル7を介して携帯電話機6を接続することにより、その携帯電話機6を介して予め契約したプロバイダーにダイヤルアップ接続できるように構成されており、インターネット18を介して各種のサーバに接続して種々の情報を取得したり、他の携帯電話機やパソコンなどに電子メールを送信することができるように構成されている。
【0017】
さらに、内部バス11には、位置情報取得手段としてのGPS受信ユニット19が接続されている。このGPS受信ユニット19は、GPS用の人工衛星からの電波を受信するGPSアンテナ19aを有している。そして、CPU10は、地図メニューが選択された時、地図サーバ20にダイヤルアップ接続し、GPS受信ユニット19がGPSアンテナ19aを介して受信したGPS用の人工衛星からの位置情報を携帯電話機6を介して地図サーバ20に送信する構成となっている。
【0018】
なお、携帯電話機6はメインスイッチがオンされている限り絶えず基地局21と通信しており、制御局22は携帯電話機6が現在どの基地局の通信エリアにいるのかを把握している。そこで、地図サーバ20は制御局22からの情報に基づいて携帯電話機6の現在地を大まかに把握し、その現在地で最も効率良く位置情報を解析できるGPS用の人工衛星を判別して携帯電話機6に送信する。そして、GPS受信ユニット19は地図サーバ20により指示された人工衛星から位置情報を受信するようになっている。
【0019】
上記地図サーバ20は、情報端末1側から送信されたGPS用の人工衛星からの位置データを解析して情報端末1の現在地を取得する。この時に得られた現在地は、GPS用の人工衛星からの電波を受信して電波測位を行う単独測位であるから、数百メートルの誤差が含まれている。そこで、地図サーバ20は、人工衛星からの位置情報をインターネット18を介してディファレンシャルサーバに送信してD−GPS用の差分情報を取得し、この差分情報により数メートル程度に精度を高めた位置情報を取得する。そして、地図サーバ20は、D−GPSにより取得した位置情報に基づいて、情報端末1の現在地を中心とした所定範囲の地図データを携帯電話機6に送信する。
【0020】
情報端末1のCPU10は、携帯電話6が受信した地図データをRAM13に記憶させると共に、その地図データのうちから自己の現在地を中心とする周辺の地図をLCDパネル3に表示する。このLCDパネル3に表示される地図の態様は、例えば地図の上縁部に表示されるアイコン部分を押圧操作することによって変えることができるように構成されている。なお、以下では、自己の現在地を中心とする周辺の地図を初期地図と称する。
【0021】
地図の態様を変えるためのアイコンとしては、上下左右へのスクロールアイコン(スクロール操作部)、縮小拡大アイコン(拡大縮小操作部)、初期地図戻しアイコン(戻し操作部)などがある。上、下、左、右の各スクロールアイコンを押圧操作すると、LCDパネル3に表示される地図が上(北)、下(南)、左(西)、右(東)に移動する。縮小、拡大の各アイコンを押圧操作すると、LCDパネル3に表示されている地図のサイズが小さく、或いは大きくなる。また、初期地図戻しアイコンを押圧操作すると、LCDパネル3に表示される地図が、初期地図に戻るようになっている。
【0022】
地図の拡大縮小、および初期地図への戻しは、アイコンをタッチペン4によって押圧操作する他に、本体2に設けられた操作部としての押釦23〜25(図4参照)を指で押圧操作することによっても行うことができる。即ち、上記押釦23〜25は、本体2内に配置される例えばメンブレムスイッチ(図示しない)と対にして本体2の左側面の上方寄りの部分に上下に並べて設けられている。
【0023】
上記3個の押釦23〜25のうち、上側の押釦23は表示地図を拡大する拡大操作部として機能し、下側の押釦25は表示地図を縮小するための縮小操作部として機能し、真ん中の押釦24は表示地図を初期地図に戻すための戻し操作部として機能する。そして、押釦23〜25を押圧すると、メンブレムスイッチがオンされ、CPU10はオンしたメンブレムスイッチに応じて地図の態様を変化させるようになっている。なお、これらのメンブレムスイッチは図3の入力装置15に含まれるものである。
【0024】
ところで、本実施の形態では、LCDパネル3の表示方法としてレイヤ構造を採用している。このレイヤ構造とは、図1に示すように下層レイヤ26と上層レイヤ27とを重ねて表示するというもので、各層レイヤ26,27に対応した表示用メモリを設け、各表示用メモリからの出力をLCDパネル3に合成して出力することにより実現できる。この場合、下層レイヤ26として自己の現在地を中心とする周辺の地図(図1中に符号26aで示す)を表示し、これに対応した領域が上層レイヤ27における加工領域(図1中に符号27aで示す)に設定され、LCDパネル3するタッチペン4による加工情報の入力が可能となる。この加工情報としては、例えば地図に対する切取り或いは地図への書込みがあり、切取り加工では上層レイヤ27には対角線上の2点で囲まれた矩形状の切取り範囲が表示され、また、書込み加工では上層レイヤ27には書込み形状がそのままの形で表示される。従って、地図の所定範囲を切取った場合はその切取り領域は上層レイヤ27に対応する表示用メモリに座標データとして記憶され、地図に目印或いはルートを書込んだ場合はその書込みデータは上層レイヤ27に対応する表示用メモリに形状データとして記憶されることになる。
【0025】
次に上記構成の作用を、本発明と直接関係する地図メニューを選択する場合を例にして説明する。
使用者が自己の現在位置の情報を得るために、図4に示すように本体2を左手に持ち、タッチペン4を右手に持って当該タッチペン4により地図アイコン3cを押圧操作し、地図メニューを選択したとする。すると、CPU10は携帯電話機6を地図サーバ20にダイヤルアップ接続し、地図サーバ20は前述のようにして携帯電話機6の現在地を中心とした所定範囲の地図データを携帯無線機6に送信する。地図サーバ20から地図データが携帯無線機6に送信されると、CPU10は、その地図データをRAM13に格納すると共に、現在地を中心とした周辺の地図(初期地図)をLCDパネル3に表示する。
【0026】
ここで、地図を表示しながら他の情報をLCDパネル3に表示したい場合には、地図のサイズを縮小し、他のウインドウを開くようにする。表示されている地図のサイズを縮小するには、本体2を保持している左手の親指を下側の押釦25の上に移して当該押釦25を押圧する。すると、縮小用のメンブレムスイッチがオンされるため、CPU10はLCDパネル3に表示されている地図のサイズを縮小し、その縮小によって生じた空白部分に他の情報を表示できるようにする。なお、この地図の縮小は、押釦25を押圧する都度、一段階ずつ縮小されるようになっている。
【0027】
縮小された地図では詳細を判別し難い場合、左手の親指を上側の押釦23の上に移して当該押釦23を押圧する。すると、拡大用のメンブレムスイッチがオンされため、CPU10はLCDパネル3に表示されている地図のサイズを一段階拡大する。
【0028】
尚、上述のようにして地図サーバ20からRAM13にダウンロードした地図データを後に使用することが予想される場合は、所定操作により地図データをRAM13からフラッシュメモリ14にコピーできるようになっている。
【0029】
一方、上述のようにして地図に加工を施したときは、次のようにして加工情報を相手先に送信することができる。
図5は加工情報を記憶するCPU10のセーブモードを示しており、所定周期毎に実行するようになっている。この図1において、CPU10は、書込みがあるかを監視している(S101)。
【0030】
さて、使用者が、LCDパネル3に表示された地図を切り取りしたいときは、タッチペン4によりLCDパネル3の対角線上の2点にタッチする。すると、CPU10は、書込みがあると判断し(S101:YES)、上層レイヤ27として対角線上の2点で囲まれた矩形枠を下層レイヤ26としての地図に重ねてLCDパネル3に表示する(S102)。また、地図に目印或いはルートを書込みたいときは、タッチペン4によりLCDパネル3に直接書込む。すると、CPU10は、上層レイヤ27として書込み図形を下層レイヤ26としての地図に重ねてLCDパネル3に表示する(S102)。
【0031】
このとき、加工情報は上層レイヤ27に書込まれているので、加工情報の修正は地図に影響を与えることなく容易に行うことができる。
【0032】
そして、加工情報に修正がない場合は(S103:NO)、上層レイヤ27をFILE1としてRAM13にセーブすると共に(S104)、下層レイヤ26をFILE2としてRAM13にセーブする(S105)。この場合、FILE1としては切り取りの場合は現在表示している地図に基づいて切り取りの位置情報(ベクトル情報)が記憶されると共に、書込みの場合は書込みの位置情報(ベクトル情報)が記憶される(図1参照)。このとき、LCDパネル3に表示している地図の中心座標情報および縮尺情報も同時に記憶される。また、FILE2には下層レイヤ26としての地図データが加工(拡大縮小)可能なベクトル情報で記憶される。
【0033】
このようにして加工情報を記憶したときは、送信モードに切り換えて送信する。図6はCPU10の送信モードを示している。
使用者は、携帯電話機6で相手先に電話してから送信モードを実行する。すると、CPU10は、まず、FILE1を送信する(S201)。
【0034】
相手先が携帯する情報端末1は、データを受信したときは(S301)、FILE1かを判断する(S302)。このとき、FILE1であるので(S302:YES)、情報端末1はFILE1を上層レイヤ27でLCDパネル3に表示する。これにより、相手先の情報端末1には切り取りの場合は矩形枠が表示され、書込みの場合は書込み図形が表示される。
【0035】
ここで、FILE1には加工情報に加えて表示地図の中心座標情報および縮尺情報が記憶されているので、その中心座標に基づいてフラッシュメモリ14に地図データを有しているかを判断し(S303)、地図データを有している場合は地図を下層レイヤ26で表示する(S308)。これにより、相手先の情報端末1には、当方の情報端末1と同一の加工情報が書込まれた地図が表示されることになる。
【0036】
また、相手先の情報端末1が地図データを有していない場合は、相手先の情報端末1は地図データを要求する(S304)。
従って、相手先の情報端末1から地図データの要求があったときは、CPU10は、FILE2を送信する(S202〜204)。
【0037】
そして、相手先の情報端末1は、FILE2を受信したときは(S305,S306)、FILE2を下層レイヤ26で表示する(S309)。これにより、相手先の情報端末1には、当方の情報端末1と同一の加工情報が書込まれた地図が表示されることになる。
【0038】
このような実施の形態によれば、情報端末1のLCDパネル3に地図を表示する方法としてレイヤ構造を採用し、地図を表示するための下層レイヤ26とは異なる上層レイヤ27に加工情報を書込むようにしたので、加工情報を容易に修正することができる。従って、地図データを一旦加工した場合は加工地図を元の地図に復帰することができない従来例のものと違って、使い勝手を高めることができる。
【0039】
また、相手先の情報端末1に加工情報のみを送信するようにしたので、相手先の情報端末1への送信情報量が少なくり、送信時間を短縮することができると共に、相手先の情報端末1において加工情報を再度加工することができ、この点においても使い勝手を高めることができる。
【0040】
さらに、相手先の情報端末1が当方と同一の地図データを有していない場合は、当方の情報端末1の地図データを相手先に送信するようにしたので、相手先の情報端末1には当方の情報端末1と同一の地図及び加工情報を確実に表示することができる。
【0041】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
加工情報用のレイヤを複数設け、相手先の情報端末1で加工されて返信された加工情報を対応するレイヤで表示するようにしてもよい。
携帯電話機6は本体2内に設け、携帯電話機付きの携帯型地図表示端末として構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるレイヤによる表示を示す模式図
【図2】情報端末の斜視図
【図3】全体の構成を示す概略図
【図4】操作状態で示す情報端末の斜視図
【図5】CPUのセーブモードを示すフローチャート
【図6】CPUの送信モードを示すフローチャート
【符号の説明】
1は情報端末(携帯型地図表示装置)、3はLCDパネル(表示器)、6は携帯電話機(通信手段)、10はCPU(制御手段)、19はGPS受信ユニット(位置情報取得手段)、26は下層レイヤ、27は上層レイヤである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示した地図に加工することができる携帯型地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、登山やハイキング或いは山歩きなどでも使用できる携帯型ナビゲーション装置が提供されているが、この装置は、地図データベースを記憶するための専用の記憶装置を内蔵することが基本構造となっているため、その小形化には限界があって十分な携帯性を期待できない。これに対して、近年では、地図の表示に必要な地図データを、携帯電話機(PHS含む)を通じて外部のデータベース(例えばインターネットに接続された情報サーバ)からダウンロードして表示するようにした小型の携帯型地図表示装置が考えられている。この場合、自己の現在地を示す位置情報を得るためのGPS受信機を携帯電話機に内蔵し、GPS受信機により得た現在地を含む地図データをデータベースからダウンロードする構成の携帯型地図表示装置が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の携帯型地図表示装置として、地図の表示装置にタッチパネルを一体に設け、地図に加工可能な構成となっている。このような加工としては、地図から任意の部分を切取ったり、地図に目印或いはルートを表示するというものである。このように加工された地図を相手方が保有する同一機種、又は、同一地図データを保有する機種の携帯型地図表示装置に送信して当方と同一地図を表示させることにより、自分の現在位置或いは目的地さらには目的地までのルートを知らせることができ、使い勝手を高めることができる。
【0004】
しかしながら、このような構成のものでは、地図を一旦加工した場合は、加工地図を元の地図に復帰することができない。このため、元の地図データを取得するには、同一の地図を再度ダウンロードする必要がある。また、加工地図を相手先の携帯型地図表示装置に送った場合、加工地図を受取った受信者にとっては、加工地図を再度加工することは困難であり、単に表示上の利用方法しかなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、地図を加工した加工情報の修正を容易に行うことができる携帯型地図表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、位置情報取得手段は、自己の現在地の位置情報を取得する。このとき、制御手段は、位置情報取得手段が取得した位置情報に対応した地図データにより現在地を含む地図を表示器に表示させる。これにより、使用者は、表示器に表示された地図により現在地を確認することができる。
【0007】
ここで、使用者が表示器に表示された地図に対して切取りを行ったり、目印或いはルートを書込んだときは、制御手段は、加工情報に応じて地図に加工を施す。この場合、制御手段は、加工情報を地図と異なるレイヤで表示するので、地図に対して加工するにしても地図データが変わることはなく、加工情報の修正を容易に行うことができる。
【0008】
また、加工情報を相手先に送信するときは、制御手段は、加工情報を表示器に表示した地図に関連付けて通信手段により無線電話回線を通じて相手先に送信する。従って、相手先の携帯型地図表示装置が該当する地図データを持っている場合は、相手先の携帯型地図表示装置の制御手段は、表示器に表示された地図と異なるレイヤで表示するので、加工した地図を直接的に送信する構成に比較して、送信情報量が極めて少なくなり、送信時間の短縮を図ることができると共に、加工情報の修正を容易に行うことができる。
【0009】
さらに、相手先から現在の地図表示情報が示す地図データが無い旨の通知を受けたときは、地図データを通信手段により相手先に送信するので、相手先では地図データを加工情報に基づいて加工することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
全体の外観を示す図2において、携帯型の情報端末1(携帯型地図表示装置に相当)は、片手で保持可能な大きさに形成された合成樹脂ケースからなる本体2を主体とし、その正面(前面)には表示器に相当するLCDパネル3が設けられている。このLCDパネル3の表面の全域には、マトリックス型のパネル状タッチスイッチ(図示せず)が形成されており、特に、図中下縁部には、スイッチ機能を表した複数個のアイコン3a〜3gが印刷よって形成されている。
【0012】
上記アイコン3a〜3gのうちは、左端のアイコン3aはメニュースイッチとして機能し、このアイコン3aをタッチペン4によって押圧操作すると、LCDパネル3に各種のメニューがリストアップされる。そして、LCDパネル3に表示されたメニューから所望のメニューをタッチペン4によって押圧操作すると、そのメニューが選択される。なお、以下の説明で、押圧操作は特に断らない限りタッチペン4で行うものとする。
【0013】
左端のアイコン3aの右隣に位置するアイコン3bはキャンセルスイッチとして機能するもので、アイコン3bを押圧操作すると、その前に行った操作がキャンセルされるようになっている。左端から3番目のアイコン3cは地図メニュー選択スイッチとして機能し、4番目、5番目および6番目のアイコン3d〜3fはそれぞれインターネット、電子メールおよびスケジュールの各メニューの選択スイッチとして機能する。地図、インターネット、電子メール、スケジュールの各メニューはメニューリストから選択できることは勿論であるが、それらは特に使用頻度が高いので、メニュー選択スイッチを特別に設けることによって、LCDパネル3にメニューリストを表示してそこから選択するという面倒な操作を行わずとも、直接的に選択することができるようにしているのである。また、右端のアイコン3gは、後述する内蔵マイコンシステムをシャットダウンした後に電源を遮断するための「切」スイッチとして機能する。
【0014】
本体2の上面部には電源をハード的に入り切りするための電源スイッチ5が設けられている。また、本体2の下面部には携帯電話機(図3に符号6を付して示す、通信手段に相当)に接続される通信ケーブル(図3に符号7を付して示す)用のターミナルボックス8および図示しないパソコンに接続される通信ケーブル用のターミナルボックス9が並べて設けられている。
【0015】
図3には、情報端末1の概略的な内部構成とこれに関連した周辺構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図3において、情報端末1は、制御手段としてのCPU10を中心に構成されており、CPU10と接続された内部バス11には、制御プログラムなどを格納したROM12、ワーキング用記憶エリアとなる記憶手段としてのRAM13、各種のデータを格納するための記憶手段としてのフラッシュメモリ14、前記LCDパネル3が接続されていると共に、前記図示しないタッチスイッチを含む入力装置15が接続されている。
【0016】
また、内部バス11には、携帯電話用およびパソコン用のデータ通信装置16および17が接続されている。そして、ターミナルボックス8に通信ケーブル7を介して携帯電話機6を接続することにより、その携帯電話機6を介して予め契約したプロバイダーにダイヤルアップ接続できるように構成されており、インターネット18を介して各種のサーバに接続して種々の情報を取得したり、他の携帯電話機やパソコンなどに電子メールを送信することができるように構成されている。
【0017】
さらに、内部バス11には、位置情報取得手段としてのGPS受信ユニット19が接続されている。このGPS受信ユニット19は、GPS用の人工衛星からの電波を受信するGPSアンテナ19aを有している。そして、CPU10は、地図メニューが選択された時、地図サーバ20にダイヤルアップ接続し、GPS受信ユニット19がGPSアンテナ19aを介して受信したGPS用の人工衛星からの位置情報を携帯電話機6を介して地図サーバ20に送信する構成となっている。
【0018】
なお、携帯電話機6はメインスイッチがオンされている限り絶えず基地局21と通信しており、制御局22は携帯電話機6が現在どの基地局の通信エリアにいるのかを把握している。そこで、地図サーバ20は制御局22からの情報に基づいて携帯電話機6の現在地を大まかに把握し、その現在地で最も効率良く位置情報を解析できるGPS用の人工衛星を判別して携帯電話機6に送信する。そして、GPS受信ユニット19は地図サーバ20により指示された人工衛星から位置情報を受信するようになっている。
【0019】
上記地図サーバ20は、情報端末1側から送信されたGPS用の人工衛星からの位置データを解析して情報端末1の現在地を取得する。この時に得られた現在地は、GPS用の人工衛星からの電波を受信して電波測位を行う単独測位であるから、数百メートルの誤差が含まれている。そこで、地図サーバ20は、人工衛星からの位置情報をインターネット18を介してディファレンシャルサーバに送信してD−GPS用の差分情報を取得し、この差分情報により数メートル程度に精度を高めた位置情報を取得する。そして、地図サーバ20は、D−GPSにより取得した位置情報に基づいて、情報端末1の現在地を中心とした所定範囲の地図データを携帯電話機6に送信する。
【0020】
情報端末1のCPU10は、携帯電話6が受信した地図データをRAM13に記憶させると共に、その地図データのうちから自己の現在地を中心とする周辺の地図をLCDパネル3に表示する。このLCDパネル3に表示される地図の態様は、例えば地図の上縁部に表示されるアイコン部分を押圧操作することによって変えることができるように構成されている。なお、以下では、自己の現在地を中心とする周辺の地図を初期地図と称する。
【0021】
地図の態様を変えるためのアイコンとしては、上下左右へのスクロールアイコン(スクロール操作部)、縮小拡大アイコン(拡大縮小操作部)、初期地図戻しアイコン(戻し操作部)などがある。上、下、左、右の各スクロールアイコンを押圧操作すると、LCDパネル3に表示される地図が上(北)、下(南)、左(西)、右(東)に移動する。縮小、拡大の各アイコンを押圧操作すると、LCDパネル3に表示されている地図のサイズが小さく、或いは大きくなる。また、初期地図戻しアイコンを押圧操作すると、LCDパネル3に表示される地図が、初期地図に戻るようになっている。
【0022】
地図の拡大縮小、および初期地図への戻しは、アイコンをタッチペン4によって押圧操作する他に、本体2に設けられた操作部としての押釦23〜25(図4参照)を指で押圧操作することによっても行うことができる。即ち、上記押釦23〜25は、本体2内に配置される例えばメンブレムスイッチ(図示しない)と対にして本体2の左側面の上方寄りの部分に上下に並べて設けられている。
【0023】
上記3個の押釦23〜25のうち、上側の押釦23は表示地図を拡大する拡大操作部として機能し、下側の押釦25は表示地図を縮小するための縮小操作部として機能し、真ん中の押釦24は表示地図を初期地図に戻すための戻し操作部として機能する。そして、押釦23〜25を押圧すると、メンブレムスイッチがオンされ、CPU10はオンしたメンブレムスイッチに応じて地図の態様を変化させるようになっている。なお、これらのメンブレムスイッチは図3の入力装置15に含まれるものである。
【0024】
ところで、本実施の形態では、LCDパネル3の表示方法としてレイヤ構造を採用している。このレイヤ構造とは、図1に示すように下層レイヤ26と上層レイヤ27とを重ねて表示するというもので、各層レイヤ26,27に対応した表示用メモリを設け、各表示用メモリからの出力をLCDパネル3に合成して出力することにより実現できる。この場合、下層レイヤ26として自己の現在地を中心とする周辺の地図(図1中に符号26aで示す)を表示し、これに対応した領域が上層レイヤ27における加工領域(図1中に符号27aで示す)に設定され、LCDパネル3するタッチペン4による加工情報の入力が可能となる。この加工情報としては、例えば地図に対する切取り或いは地図への書込みがあり、切取り加工では上層レイヤ27には対角線上の2点で囲まれた矩形状の切取り範囲が表示され、また、書込み加工では上層レイヤ27には書込み形状がそのままの形で表示される。従って、地図の所定範囲を切取った場合はその切取り領域は上層レイヤ27に対応する表示用メモリに座標データとして記憶され、地図に目印或いはルートを書込んだ場合はその書込みデータは上層レイヤ27に対応する表示用メモリに形状データとして記憶されることになる。
【0025】
次に上記構成の作用を、本発明と直接関係する地図メニューを選択する場合を例にして説明する。
使用者が自己の現在位置の情報を得るために、図4に示すように本体2を左手に持ち、タッチペン4を右手に持って当該タッチペン4により地図アイコン3cを押圧操作し、地図メニューを選択したとする。すると、CPU10は携帯電話機6を地図サーバ20にダイヤルアップ接続し、地図サーバ20は前述のようにして携帯電話機6の現在地を中心とした所定範囲の地図データを携帯無線機6に送信する。地図サーバ20から地図データが携帯無線機6に送信されると、CPU10は、その地図データをRAM13に格納すると共に、現在地を中心とした周辺の地図(初期地図)をLCDパネル3に表示する。
【0026】
ここで、地図を表示しながら他の情報をLCDパネル3に表示したい場合には、地図のサイズを縮小し、他のウインドウを開くようにする。表示されている地図のサイズを縮小するには、本体2を保持している左手の親指を下側の押釦25の上に移して当該押釦25を押圧する。すると、縮小用のメンブレムスイッチがオンされるため、CPU10はLCDパネル3に表示されている地図のサイズを縮小し、その縮小によって生じた空白部分に他の情報を表示できるようにする。なお、この地図の縮小は、押釦25を押圧する都度、一段階ずつ縮小されるようになっている。
【0027】
縮小された地図では詳細を判別し難い場合、左手の親指を上側の押釦23の上に移して当該押釦23を押圧する。すると、拡大用のメンブレムスイッチがオンされため、CPU10はLCDパネル3に表示されている地図のサイズを一段階拡大する。
【0028】
尚、上述のようにして地図サーバ20からRAM13にダウンロードした地図データを後に使用することが予想される場合は、所定操作により地図データをRAM13からフラッシュメモリ14にコピーできるようになっている。
【0029】
一方、上述のようにして地図に加工を施したときは、次のようにして加工情報を相手先に送信することができる。
図5は加工情報を記憶するCPU10のセーブモードを示しており、所定周期毎に実行するようになっている。この図1において、CPU10は、書込みがあるかを監視している(S101)。
【0030】
さて、使用者が、LCDパネル3に表示された地図を切り取りしたいときは、タッチペン4によりLCDパネル3の対角線上の2点にタッチする。すると、CPU10は、書込みがあると判断し(S101:YES)、上層レイヤ27として対角線上の2点で囲まれた矩形枠を下層レイヤ26としての地図に重ねてLCDパネル3に表示する(S102)。また、地図に目印或いはルートを書込みたいときは、タッチペン4によりLCDパネル3に直接書込む。すると、CPU10は、上層レイヤ27として書込み図形を下層レイヤ26としての地図に重ねてLCDパネル3に表示する(S102)。
【0031】
このとき、加工情報は上層レイヤ27に書込まれているので、加工情報の修正は地図に影響を与えることなく容易に行うことができる。
【0032】
そして、加工情報に修正がない場合は(S103:NO)、上層レイヤ27をFILE1としてRAM13にセーブすると共に(S104)、下層レイヤ26をFILE2としてRAM13にセーブする(S105)。この場合、FILE1としては切り取りの場合は現在表示している地図に基づいて切り取りの位置情報(ベクトル情報)が記憶されると共に、書込みの場合は書込みの位置情報(ベクトル情報)が記憶される(図1参照)。このとき、LCDパネル3に表示している地図の中心座標情報および縮尺情報も同時に記憶される。また、FILE2には下層レイヤ26としての地図データが加工(拡大縮小)可能なベクトル情報で記憶される。
【0033】
このようにして加工情報を記憶したときは、送信モードに切り換えて送信する。図6はCPU10の送信モードを示している。
使用者は、携帯電話機6で相手先に電話してから送信モードを実行する。すると、CPU10は、まず、FILE1を送信する(S201)。
【0034】
相手先が携帯する情報端末1は、データを受信したときは(S301)、FILE1かを判断する(S302)。このとき、FILE1であるので(S302:YES)、情報端末1はFILE1を上層レイヤ27でLCDパネル3に表示する。これにより、相手先の情報端末1には切り取りの場合は矩形枠が表示され、書込みの場合は書込み図形が表示される。
【0035】
ここで、FILE1には加工情報に加えて表示地図の中心座標情報および縮尺情報が記憶されているので、その中心座標に基づいてフラッシュメモリ14に地図データを有しているかを判断し(S303)、地図データを有している場合は地図を下層レイヤ26で表示する(S308)。これにより、相手先の情報端末1には、当方の情報端末1と同一の加工情報が書込まれた地図が表示されることになる。
【0036】
また、相手先の情報端末1が地図データを有していない場合は、相手先の情報端末1は地図データを要求する(S304)。
従って、相手先の情報端末1から地図データの要求があったときは、CPU10は、FILE2を送信する(S202〜204)。
【0037】
そして、相手先の情報端末1は、FILE2を受信したときは(S305,S306)、FILE2を下層レイヤ26で表示する(S309)。これにより、相手先の情報端末1には、当方の情報端末1と同一の加工情報が書込まれた地図が表示されることになる。
【0038】
このような実施の形態によれば、情報端末1のLCDパネル3に地図を表示する方法としてレイヤ構造を採用し、地図を表示するための下層レイヤ26とは異なる上層レイヤ27に加工情報を書込むようにしたので、加工情報を容易に修正することができる。従って、地図データを一旦加工した場合は加工地図を元の地図に復帰することができない従来例のものと違って、使い勝手を高めることができる。
【0039】
また、相手先の情報端末1に加工情報のみを送信するようにしたので、相手先の情報端末1への送信情報量が少なくり、送信時間を短縮することができると共に、相手先の情報端末1において加工情報を再度加工することができ、この点においても使い勝手を高めることができる。
【0040】
さらに、相手先の情報端末1が当方と同一の地図データを有していない場合は、当方の情報端末1の地図データを相手先に送信するようにしたので、相手先の情報端末1には当方の情報端末1と同一の地図及び加工情報を確実に表示することができる。
【0041】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
加工情報用のレイヤを複数設け、相手先の情報端末1で加工されて返信された加工情報を対応するレイヤで表示するようにしてもよい。
携帯電話機6は本体2内に設け、携帯電話機付きの携帯型地図表示端末として構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるレイヤによる表示を示す模式図
【図2】情報端末の斜視図
【図3】全体の構成を示す概略図
【図4】操作状態で示す情報端末の斜視図
【図5】CPUのセーブモードを示すフローチャート
【図6】CPUの送信モードを示すフローチャート
【符号の説明】
1は情報端末(携帯型地図表示装置)、3はLCDパネル(表示器)、6は携帯電話機(通信手段)、10はCPU(制御手段)、19はGPS受信ユニット(位置情報取得手段)、26は下層レイヤ、27は上層レイヤである。
Claims (2)
- 表示器と、
自己の現在地の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
この位置情報取得手段が取得した位置情報に対応した地図データにより現在地を含む地図を前記表示器に表示させると共に、前記表示器に表示した地図に対する加工情報に応じて地図に加工を施す制御手段と、
無線電話回線を通じて相手先にアクセス可能な通信手段を備え、
前記制御手段は、前記加工情報を前記地図と異なるレイヤで表示すると共に、指令に応じて前記加工情報を前記表示器に表示した地図と関連付けて前記通信手段により相手先に送信し、相手先から現在の地図表示情報が示す地図データが無い旨の通知を受けたときは、前記地図データを前記通信手段により相手先に送信することを特徴とする携帯型地図表示装置。 - 前記表示器の前面に設けられたパネル状タッチスイッチを備え、
前記加工情報は、前記パネル状タッチスイッチに対する手書きにより行われることを特徴とする請求項1記載の携帯型地図表示装置。
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