JP3408478B2 - ダイヤルアップルータの料金管理方式 - Google Patents

ダイヤルアップルータの料金管理方式

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JP3408478B2
JP3408478B2 JP35705699A JP35705699A JP3408478B2 JP 3408478 B2 JP3408478 B2 JP 3408478B2 JP 35705699 A JP35705699 A JP 35705699A JP 35705699 A JP35705699 A JP 35705699A JP 3408478 B2 JP3408478 B2 JP 3408478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイヤルアップルー
タの料金管理方式に関し、特にインターネットにダイヤ
ルアップ接続するダイヤルアップルータにおいて、ダイ
ヤルアップルータに接続されている複数の端末ごとの料
金管理を行うことを可能とする料金管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットにダイヤルアップ接続す
るダイヤルアップルータにおいては、ISDN(Int
egrated Services Digital
Network:サービス総合ディジタル網)回線など
回線使用料が必要な1本の被課金回線を使用して、イン
ターネット・サービスの提供者であるサービスプロバイ
ダ(Service Provider)に接続し、ダ
イヤルアップルータとインターネット間に通信パスを形
成する。そして、その1本の通信パスを、ダイヤルアッ
プルータに接続されているパーソナルコンピュータなど
の複数の端末で共同使用してインターネットへアクセス
し、各端末からホームページの閲覧や電子メールの送受
信などを行うようになっている。
【0003】インターネットに接続するダイヤルアップ
ルータからの通信パスは、物理的には1本しか存在しな
いが、ダイヤルアップルータに接続されている各端末と
インターネットの間では、パケット通信が行われている
ため、各端末からインターネットに接続する論理的なパ
スは、各端末ごとに存在していることになる。
【0004】ダイヤルアップルータに接続されている各
端末には、互いに重複しないIP(Internet
Protocol)アドレスが予め割り振られており、
インターネット通信を行う際には、各端末のIPアドレ
スをパケット内に存在する送信元IPアドレスの位置に
書き込み、インターネット上のWWW(WorldWi
de Web)サーバなど、該パケットを送信すべき宛
先を該パケット内に存在する宛先IPアドレスの位置に
書き込み、該パケット単位でパケット通信を行うように
なっている。
【0005】ダイヤルアップルータは、各端末から送出
される複数のパケットを1本の回線に多重化して送信
し、逆にインターネット側から送られてくるパケット
を、該パケットに書き込まれた宛先IPアドレスを有す
る端末に分配する機能を有している。従って、物理的な
通信パスは1本しか存在しないにもかかわらず、複数の
端末から同時にインターネットにアクセスすることが可
能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤルアップルータ
を介してインターネットに接続した場合、インターネッ
ト通信に使用した回線に対しては、接続時間に応じた回
線使用料金が課金されるようになっている。
【0007】しかし、上述した従来のダイヤルアップル
ータには、料金管理の機能は無く、従って、ダイヤルア
ップルータを介して1本の被課金回線を使用した複数の
端末の使用者に対し、回線使用料を公平に分担させるこ
とが出来なかった。
【0008】本発明の目的は、1本の被課金回線を使用
してインターネットにアクセスする複数の端末の使用者
に対して、回線使用料を通信データ量に応じて公平に課
金することを可能とするダイヤルアップルータの料金管
理方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のダイヤルアップ
ルータの料金管理方式は、インターネットに接続する1
本の被課金回線に接続され、パーソナルコンピュータな
どインターネットへのアクセスが可能な複数の端末を収
容するダイヤルアップルータであって、前記ダイヤルア
ップルータは、前記複数の端末を収容するHUB部と、
前記被課金回線と接続される回線インタフェース部と、
前記HUB部と前記回線インタフェース部の間で通信用
のパケットを送受信する経路制御部と、前記経路制御部
を通過するパケットをモニタしてそのパケットのデータ
転送量を測定するデータ転送量測定部と、前記データ転
送量測定部が測定したデータ転送量を記憶するデータ転
送量記憶部と、前記経路制御部からの料金情報要求指示
などを受け前記データ転送量記憶部の記憶内容及び前記
回線インタフェース部から受信する料金情報通知を用い
て回線使用料金の管理を行う料金管理部とから構成され
ることを特徴とする。
【0010】また、前記データ転送量記憶部は、前記ダ
イヤルアップルータに接続されて収容されている各端末
のIPアドレスを示す端末IPアドレスの欄と、前記端
末IPアドレスの欄に記された端末がインターネットに
向けて送信したデータ量を蓄積した値であるところの送
信データ量の欄と、前記端末IPアドレスの欄に記され
た端末がインターネットから受信したデータ量を蓄積し
た値であるところの受信データ量の欄と、前記送信デー
タ量の欄と前記受信データ量の欄のデータ量を合計した
値であるところのデータ量(合計)の欄とから構成され
ることを特徴とする。
【0011】さらに、前記データ転送量測定部は、端末
から前記経路制御部を経てインターネットに向けて送信
されたパケットをモニタし、該パケットのデータ量を測
定し、前記データ転送量記憶部の中の端末IPアドレス
の欄と該パケットの送信元IPアドレスに記入されたI
Pアドレスとが一致する行の送信データ量の欄に、測定
したデータ量を加算し蓄積し、また、インターネットか
ら前記経路制御部を経て端末に向けて送信された応答パ
ケットをモニタし、該応答パケットのデータ量を測定
し、前記データ転送量記憶部の中の端末IPアドレスの
欄と該応答パケットの宛先IPアドレスに記入されたI
Pアドレスとが一致する行の受信データ量の欄に、測定
したデータ量を加算し蓄積することを特徴とする。
【0012】また、前記料金管理部は、前記被課金回線
の回線開放時に前記被課金回線から送信される料金情報
通知を前記回線インタフェース部を介して受信し回線使
用料金を計算する料金取得計算部と、前記料金取得計算
部が計算した回線使用料金を加算し記憶する合計料金記
憶部と、前記合計料金記憶部の内容が更新されるたびに
前記データ転送量記憶部及び前記合計料金記憶部を参照
して、各端末別に前記合計料金記憶部の回線使用料金を
各端末が送受信したデータ量に応じて分配し、各端末ご
との回線使用料を算出する端末別料金計算部とを有し、
前記端末別料金計算部は、前記経路制御部から料金情報
要求指示であるところの料金情報要求パケットを受信す
ると、算出しておいた各端末ごとの回線使用料を使用料
金情報パケットに組み立てて前記経路制御部に返送し、
前記使用料金情報パケットを受信した前記経路制御部
は、前期使用料金情報パケットを端末に送信して該端末
が各端末ごとの回線使用料を表示あるいは印刷により通
知することを特徴とする。
【0013】さらに、前記料金管理部は、使用料金上限
設定部を更に有し、前記使用料金上限設定部には端末別
の回線使用料の上限を設定しておき、前記端末別料金計
算部が各端末ごとの回線使用料を算出した際に、前記使
用料金上限設定部に設定されている回線使用料の上限を
超過している場合には、前記端末別料金計算部は料金上
限オーバー情報パケットを組み立てて前記経路制御部に
通知し、前記料金上限オーバー情報パケットを受信した
前記経路制御部は、それ以後、該当端末からパケットが
送信されてきた場合に、前記該当端末は回線使用料が上
限を超過している旨を前記該当端末に通知し、以後のパ
ケットが前記経路制御部を通過できないよう制御するこ
とを特徴とする。
【0014】また、前記料金管理部は、プロバイダ接続
料金計算部を更に有し、前記プロバイダ接続料金計算部
は、前記経路制御部からサービスプロバイダへの接続料
金を得るとこれを前記合計料金記憶部に追加して加算し
記憶することにより、回線使用料金とサービスプロバイ
ダへの接続料金を、各端末のデータ転送量に応じて各端
末に公平に分配・算出することを可能とすることを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明のダイヤルアップルータの料
金管理方式の一つの実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0017】図1に示す本実施の形態のダイヤルアップ
ルータ10は、インターネット21に接続するISDN
回線などの被課金回線11に接続されている。また、パ
ーソナルコンピュータなどインターネット21へのアク
セスが可能な複数の端末12、端末13、端末14が接
続されている。
【0018】ダイヤルアップルータ10は、複数の端末
12、13、14を収容するHUB部15と、被課金回
線11と接続される回線インタフェース部20と、HU
B部15と回線インタフェース部20の間で通信用のパ
ケットを送受信する経路制御部16と、経路制御部を通
過するパケットをモニタしてそのパケットのデータ転送
量を測定するデータ転送量測定部18と、データ転送量
測定部18が測定したデータ転送量を記憶するデータ転
送量記憶部19と、経路制御部16からの料金情報要求
指示などを受けデータ転送量記憶部19の記憶内容及び
回線インタフェース部20から受信する料金情報通知を
用いて回線使用料金の管理を行う料金管理部17とから
構成されている。
【0019】次に、図2を参照して、本発明のダイヤル
アップルータが送受信するパケットの形式について説明
する。
【0020】図2のパケットの形式は、インターネット
で用いられる代表的なプロトコルであるIP(Inte
rnet Protocol)で規定されている形式で
あり、ヘッダ・フィールド30とデータ・フィールド4
0とから構成されている。
【0021】ヘッダ・フィールド30は、ヘッダ部31
を有し、更にパケットの送信元のIPアドレスを書き込
む送信元IPアドレス32と、パケットの宛先を書き込
む宛先IPアドレス33とを有する。
【0022】データ・フィールド40は、送受信データ
である可変長のデータ41と、FCS(Frame C
heck Sequence:フレーム検査シーケン
ス)42を有する。FCS42には、データ41の誤り
検出に用いられる検査用ビット列が挿入される。
【0023】次に、図1及び図2を参照して、本発明の
ダイヤルアップルータの動作概要について説明する。
【0024】複数の端末12、13、14の何れかから
インターネット21に接続したい旨のパケットが送出さ
れると、該パケットはHUB部15を介して経路制御部
16に入る。経路制御部16は、該パケットの宛先IP
アドレス33をチェックし、宛先がHUB部15に接続
されている他の端末以外であった場合に、該パケットを
回線インタフェース部20及び被課金回線11を通して
インターネット21へ送信する。この時、該パケットの
データ・フィールド40のデータ量をデータ転送量測定
部18で測定し、送信元IPアドレス32に書き込まれ
ているIPアドレスごとに、データ転送量記憶部19に
蓄積する。
【0025】一方、インターネット21から被課金回線
11及び回線インタフェース部20を通して送られてく
るパケットに関しても、経路制御部16に入力されるた
め、経路制御部16の該パケットをデータ転送量測定部
18でモニタして、該パケットのデータ・フィールド4
0のデータ量を測定し、宛先IPアドレス33をチェッ
クして宛先IPアドレス33に書き込まれているIPア
ドレスごとにデータ転送量記憶部19に蓄積する。
【0026】また、料金管理部17は、被課金回線11
の回線開放時にISDNから送信される料金情報通知を
回線インタフェース部20を介して受信し、回線使用料
金を蓄積しておくと共に、経路制御部16から料金情報
要求指示を受けると、蓄積しておいた回線使用料金及び
データ転送量記憶部19に記憶されたIPアドレスごと
のデータ量を参照して、IPアドレスごとにすなわち各
端末12、13、14ごとの回線使用料をデータ量に応
じて分配・算出して各端末に通知することなどを行う。
【0027】次に、図3を参照して、データ転送量記憶
部19の構成について説明する。
【0028】図3は、データ転送量記憶部の構成を示す
図である。
【0029】図3において、端末IPアドレス50は、
本発明のダイヤルアップルータに接続されている各端末
のIPアドレスを示す欄であり、各端末が接続された時
点で該端末のIPアドレスが記入されている。送信デー
タ量51は、端末IPアドレス50に記された端末がイ
ンターネットに向けて送信したデータ量を蓄積した値で
ある。受信データ量52は、端末IPアドレスに記され
た端末がインターネットから受信したデータ量を蓄積し
た値である。データ量(合計)53は、送信データ量5
1と受信データ量52のデータ量を合計した値である。
【0030】次に、図4を参照して、図1に示した料金
管理部17の詳細構成について説明する。
【0031】図4は、料金管理部の詳細構成の一例を示
すブロック図である。
【0032】なお、図4において図1に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その
説明を省略する。
【0033】料金管理部17は、被課金回線11の回線
開放時にISDNから送信される料金情報通知を回線イ
ンタフェース部20を介して受信し、回線使用料金を計
算する料金取得計算部171と、料金取得計算部171
が計算した回線使用料金を加算し記憶する合計料金記憶
部172と、合計料金記憶部172の内容が更新される
たびに、データ転送量記憶部19及び合計料金記憶部1
72を参照して各端末別(すなわち各IPアドレス別)
に、回線使用料金を各端末が送受信したデータ量に応じ
て分配し、各端末ごとの回線使用料を算出する端末別料
金計算部173とを有している。端末別料金計算部17
3は、経路制御部16から料金情報要求指示であるとこ
ろの料金情報要求パケットを受信すると、算出しておい
た各端末ごとの回線使用料を使用料金情報パケットに組
み立てて経路制御部16に返送する。
【0034】また、料金管理部17は使用料金上限設定
部174を更に有し、使用料金上限設定部174には、
端末別の回線使用料の上限を設定しておく。そして、端
末別料金計算部173が各端末ごとの回線使用料を算出
した際に、使用料金上限設定部174に設定されている
回線使用料の上限を超過している場合には、端末別料金
計算部173は料金上限オーバー情報パケットを組み立
てて経路制御部16に通知する。
【0035】次に、図1〜図4を再度参照して、本発明
のダイヤルアップルータの料金管理方式の動作の詳細に
ついて説明する。
【0036】各端末には、IPアドレスが予め割り当て
られているものとする。すなわち、端末12には「12
3.456.0.2」のIPアドレスが割り当てられて
おり、端末13には「123.456.0.3」のIP
アドレスが、端末14には「123.456.0.4」
のIPアドレスが割り当てられている。IPアドレス割
り当ての状態を図3の端末IPアドレスの欄に示す。
【0037】ここで、端末12の使用者が、インターネ
ット上のホームページを閲覧するために、情報の検索を
行うソフトウエアであるブラウザ(browser)な
どを端末12上で操作すると、端末12からはインター
ネット上のホームページがあるコンピュータのIPアド
レスを宛先IPアドレス33に記入し、送信元IPアド
レス32には端末12のIPアドレス「123.45
6.0.2」を記入したパケットが送出される。該パケ
ットはダイヤルアップルータ10のHUB部15を経由
して、経路制御部16に到達する。
【0038】該パケットを受信した経路制御部16は、
宛先IPアドレス33をチェックして、インターネット
上のIPアドレスが記入されていることを確認し、該パ
ケットを回線インタフェース部20に送信する。該パケ
ットを受信した回線インタフェース部20は、被課金回
線11を使用して予め登録してあるサービスプロバイダ
へダイヤルし、回線が接続されて通信パスが形成された
後、該パケットをインターネット21へ送出する。
【0039】この時、ダイヤルアップルータ10のデー
タ転送量測定部18においても、経路制御部16から送
信された該パケットをモニタしており、該パケットのデ
ータ・フィールド40のデータ量を測定し、データ転送
量記憶部19の中の端末IPアドレス50の欄と該パケ
ットの送信元IPアドレス32に記入されたIPアドレ
スとが一致する行の送信データ量51の欄に、測定した
データ量を加算し蓄積する。
【0040】次に、送出した該パケットに対し、インタ
ーネット上のコンピュータからの応答パケットが、被課
金回線11及び回線インタフェース部20を経由して、
経路制御部16に到達する。
【0041】該応答パケットを受信した経路制御部16
は、該応答パケットの宛先IPアドレス33をチェック
して、端末12〜14の内のどの端末宛かを判断して該
当する端末に該応答パケットを送信する。
【0042】この時、ダイヤルアップルータ10のデー
タ転送量測定部18においても、経路制御部16から送
信された該応答パケットをモニタしており、該応答パケ
ットのデータ・フィールド40のデータ量を測定し、デ
ータ転送量記憶部19の中の端末IPアドレス50の欄
と該応答パケットの宛先IPアドレス33に記入された
IPアドレスとが一致する行の受信データ量52の欄
に、測定したデータ量を加算し蓄積する。データ量(合
計)53の欄は、送信データ量51の欄あるいは受信デ
ータ量52の欄が更新されるたびに送信データ量51の
欄と受信データ量52の欄の合計として計算され更新さ
れる。
【0043】このように、ダイヤルアップルータ10が
送受信するパケットは全てそのデータ量が測定され、図
3に示したような形式でデータ転送量記憶部19に蓄積
される。
【0044】一方、インターネット21へのアクセスの
ために被課金回線11を使用すると、回線の接続時間に
対応した回線使用料金が課金される。ISDNにおいて
は、回線の開放時に、そこで使用した回線使用料金が料
金情報通知として送信されて来る。この料金情報通知
は、ダイヤルアップルータ10の回線インタフェース部
20を介して料金管理部17の料金取得計算部171で
受信され、料金取得計算部171は料金情報通知を元に
回線使用料金を計算し、計算結果を合計料金記憶部17
2に加算し蓄積する。
【0045】合計料金記憶部172の内容が更新される
と、端末別料金計算部173が起動され、端末別料金計
算部173はデータ転送量記憶部19及び合計料金記憶
部172を参照して、各端末別(すなわち各IPアドレ
ス別)に合計料金記憶部172に記憶されている回線使
用料金を各端末が送受信したデータ量に応じた比率で分
配し、これを各端末ごとの回線使用料として記憶してお
く。
【0046】なお、端末別料金計算部173が各端末ご
との回線使用料を記憶したときに、使用料金上限設定部
174に端末別の回線使用料の上限が設定されている場
合には、端末別料金計算部173は各端末ごとの現在の
回線使用料が上限を超過しているか否かをチェックし、
上限を超過している場合には、端末別料金計算部173
は料金上限オーバー情報パケットを組み立てて経路制御
部16に通知する。料金上限オーバー情報パケットを受
信した経路制御部16は、それ以後、該当端末からパケ
ットが送信されてきた場合に、該当端末は回線使用料が
上限を超過している旨を該当端末に通知し、以後のパケ
ットが経路制御部16を通過できないよう制御する。
【0047】ダイヤルアップルータ10が上述した状態
にある時、ダイヤルアップルータ10の管理者が各端末
ごとの回線使用料を得ようとする場合には、ダイヤルア
ップルータ10に接続された何れかの端末で、料金情報
取得ソフトウエアを起動する。起動された料金情報取得
ソフトウエアは、ダイヤルアップルータ10に対して料
金情報要求パケットを送信する。料金情報要求パケット
はHUB部15を経由して、経路制御部16に到達す
る。経路制御部16は、料金情報要求パケットの宛先I
Pアドレスをチェックして、料金情報要求パケットの宛
先が料金管理部17であると判断し、料金情報要求パケ
ットを料金管理部17の端末別料金計算部173に送信
する。料金情報要求パケットを受信した端末別料金計算
部173は、その時点で記憶している各端末ごとの回線
使用料を使用料金情報パケットに入れて、使用料金情報
パケットを経路制御部16に返送する。経路制御部16
は、料金情報要求パケットを送信してきた端末に使用料
金情報パケットを返送し、該端末の料金情報取得ソフト
ウエアは、使用料金情報パケットを参照して各端末ごと
の回線使用料などを表示あるいは印刷し、ダイヤルアッ
プルータ10の管理者に通知する。そして、料金管理部
17はそれまで蓄積しておいた合計料金記憶部172に
記憶されている回線使用料金をクリアする。
【0048】次に、図5を参照して、本発明のダイヤル
アップルータの料金管理方式の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0049】図5は、料金管理部の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【0050】なお、図5において図4に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その
説明を省略する。
【0051】図5においては、料金管理部17の中にプ
ロバイダ接続料金計算部175が図4に追加された構成
となっている。すなわち、プロバイダ接続料金計算部1
75は、経路制御部16からサービスプロバイダへの接
続料金を得るとこれを合計料金記憶部172に追加して
加算し記憶する。すなわち、合計料金記憶部172には
回線使用料金とサービスプロバイダへの接続料金の合計
値が記憶されることになる。
【0052】従って、本発明の第2の実施の形態によれ
ば、回線使用料金だけでなくサービスプロバイダへの接
続料金も、各端末のデータ転送量に応じて各端末に公平
に分配・算出することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイヤル
アップルータの料金管理方式は、ダイヤルアップルータ
に接続されている端末ごとに通信データ量を計測できる
ので、1本の被課金回線を使用してインターネットにア
クセスする複数の端末の使用者に対して、回線使用料を
通信データ量に応じて公平に課金することができるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤルアップルータの料金管理方式
の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のダイヤルアップルータが送受信するパ
ケットの形式を示す図である。
【図3】データ転送量記憶部の構成を示す図である。
【図4】料金管理部の詳細構成の一例を示すブロック図
である。
【図5】料金管理部の第2の実施の形態を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 ダイヤルアップルータ 11 被課金回線 12、13、14 端末 15 HUB部 16 経路制御部 17 料金管理部 171 料金取得計算部 172 合計料金記憶部 173 端末別料金計算部 174 使用料金上限設定部 175 プロバイダ接続料金計算部 18 データ転送量測定部 19 データ転送量記憶部 20 回線インタフェース部 21 インターネット 30 ヘッダ・フィールド 31 ヘッダ部 32 送信元IPアドレス 33 宛先IPアドレス 40 データ・フィールド 41 データ 42 FCS 50 端末IPアドレス 51 送信データ量 52 受信データ量 53 データ量(合計)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/14 H04L 12/56 H04L 12/02 H04L 12/66 H04M 15/00 H04M 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットに接続する1本の被課金
    回線に接続され、パーソナルコンピュータなどインター
    ネットへのアクセスが可能な複数の端末を収容するダイ
    ヤルアップルータであって、前記ダイヤルアップルータ
    は、前記複数の端末を収容するHUB部と、前記被課金
    回線と接続される回線インタフェース部と、前記HUB
    部と前記回線インタフェース部の間で通信用のパケット
    を送受信する経路制御部と、前記経路制御部を通過する
    パケットをモニタしてそのパケットのデータ転送量を測
    定するデータ転送量測定部と、前記データ転送量測定部
    が測定したデータ転送量を記憶するデータ転送量記憶部
    と、前記経路制御部からの料金情報要求指示などを受け
    前記データ転送量記憶部の記憶内容及び前記回線インタ
    フェース部から受信する料金情報通知を用いて回線使用
    料金の管理を行う料金管理部とから構成されることを特
    徴とするダイヤルアップルータの料金管理方式。
  2. 【請求項2】 前記データ転送量記憶部は、前記ダイヤ
    ルアップルータに接続されて収容されている各端末のI
    Pアドレスを示す端末IPアドレスの欄と、前記端末I
    Pアドレスの欄に記された端末がインターネットに向け
    て送信したデータ量を蓄積した値であるところの送信デ
    ータ量の欄と、前記端末IPアドレスの欄に記された端
    末がインターネットから受信したデータ量を蓄積した値
    であるところの受信データ量の欄と、前記送信データ量
    の欄と前記受信データ量の欄のデータ量を合計した値で
    あるところのデータ量(合計)の欄とから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のダイヤルアップルータ
    の料金管理方式。
  3. 【請求項3】 前記データ転送量測定部は、端末から前
    記経路制御部を経てインターネットに向けて送信された
    パケットをモニタし、該パケットのデータ量を測定し、
    前記データ転送量記憶部の中の端末IPアドレスの欄と
    該パケットの送信元IPアドレスに記入されたIPアド
    レスとが一致する行の送信データ量の欄に、測定したデ
    ータ量を加算し蓄積し、また、インターネットから前記
    経路制御部を経て端末に向けて送信された応答パケット
    をモニタし、該応答パケットのデータ量を測定し、前記
    データ転送量記憶部の中の端末IPアドレスの欄と該応
    答パケットの宛先IPアドレスに記入されたIPアドレ
    スとが一致する行の受信データ量の欄に、測定したデー
    タ量を加算し蓄積することを特徴とする請求項1から請
    求項2のいずれかに記載のダイヤルアップルータの料金
    管理方式。
  4. 【請求項4】 前記料金管理部は、前記被課金回線の回
    線開放時に前記被課金回線から送信される料金情報通知
    を前記回線インタフェース部を介して受信し回線使用料
    金を計算する料金取得計算部と、前記料金取得計算部が
    計算した回線使用料金を加算し記憶する合計料金記憶部
    と、前記合計料金記憶部の内容が更新されるたびに前記
    データ転送量記憶部及び前記合計料金記憶部を参照し
    て、各端末別に前記合計料金記憶部の回線使用料金を各
    端末が送受信したデータ量に応じて分配し、各端末ごと
    の回線使用料を算出する端末別料金計算部とを有し、前
    記端末別料金計算部は、前記経路制御部から料金情報要
    求指示であるところの料金情報要求パケットを受信する
    と、算出しておいた各端末ごとの回線使用料を使用料金
    情報パケットに組み立てて前記経路制御部に返送し、前
    記使用料金情報パケットを受信した前記経路制御部は、
    前期使用料金情報パケットを端末に送信して該端末が各
    端末ごとの回線使用料を表示あるいは印刷により通知す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    記載のダイヤルアップルータの料金管理方式。
  5. 【請求項5】 前記料金管理部は、使用料金上限設定部
    を更に有し、前記使用料金上限設定部には端末別の回線
    使用料の上限を設定しておき、前記端末別料金計算部が
    各端末ごとの回線使用料を算出した際に、前記使用料金
    上限設定部に設定されている回線使用料の上限を超過し
    ている場合には、前記端末別料金計算部は料金上限オー
    バー情報パケットを組み立てて前記経路制御部に通知
    し、前記料金上限オーバー情報パケットを受信した前記
    経路制御部は、それ以後、該当端末からパケットが送信
    されてきた場合に、前記該当端末は回線使用料が上限を
    超過している旨を前記該当端末に通知し、以後のパケッ
    トが前記経路制御部を通過できないよう制御することを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のダ
    イヤルアップルータの料金管理方式。
  6. 【請求項6】 前記料金管理部は、プロバイダ接続料金
    計算部を更に有し、前記プロバイダ接続料金計算部は、
    前記経路制御部からサービスプロバイダへの接続料金を
    得るとこれを前記合計料金記憶部に追加して加算し記憶
    することにより、回線使用料金とサービスプロバイダへ
    の接続料金を、各端末のデータ転送量に応じて各端末に
    公平に分配・算出することを可能とすることを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載のダイヤルア
    ップルータの料金管理方式。
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