JP3408156B2 - 断熱性紙製容器の胴部材原材料及び断熱性紙製容器とその製造方法 - Google Patents

断熱性紙製容器の胴部材原材料及び断熱性紙製容器とその製造方法

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JP3408156B2
JP3408156B2 JP20247898A JP20247898A JP3408156B2 JP 3408156 B2 JP3408156 B2 JP 3408156B2 JP 20247898 A JP20247898 A JP 20247898A JP 20247898 A JP20247898 A JP 20247898A JP 3408156 B2 JP3408156 B2 JP 3408156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器胴部材の外壁
面上に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネート
して、発泡させる断熱性紙製容器における容器胴部材原
材料及び断熱性紙製容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、特公昭48−32
283号公報に、容器胴部材原材料となり得る湿気を含
んだ紙の少なくとも一面に低融点の熱可塑性合成樹脂フ
ィルムをラミネートし、加熱することにより、基材であ
る紙に含まれている水分の蒸気圧を利用してフィルムを
凹凸に発泡させる技術が記載されている。このとき、紙
の他面には、加熱時に蒸気圧を保持する層を形成させる
ことも記載がある。
【0003】特開昭57−110439号公報には、容
器胴部材及び底板部材からなる紙製容器において、容器
胴部材の外壁面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを
ラミネートし、加熱することにより、基材である紙に含
まれている水分の蒸気圧を利用してフィルムを凹凸に発
泡させる技術が記載されている。このとき、紙の他面に
は、加熱時に蒸気圧を保持する層として、同様の発泡層
となる熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートするか、
又は、アルミ箔をコーチングすることも記載がある。
【0004】特開平5−42929号公報には、容器胴
部材及び底板部材からなる紙製容器において、容器胴部
材の原紙の外壁面に、低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
ムと高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムとを二重にラミ
ネートし、加熱により内側の低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムのみを発泡させて、外層フィルムが平滑で光沢
のある2層構造の断熱性紙製容器の記載がある。このと
き、紙の他面には、加熱時に蒸気圧を保持する層とし
て、高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートす
る記載がある。
【0005】特開平7−232774号公報には、容器
胴部材及び底板部材からなる紙製容器において、容器胴
部材の原紙の外壁面の所望の個所に有機溶剤含有インキ
により印刷を施し、その上層を含めて低融点の熱可塑性
合成樹脂フィルムをラミネートして加熱することによ
り、有機溶剤含有インキにより印刷を施した部分を印刷
を施さなかった部分より強く厚く発泡させることがで
き、場所によって発泡断熱層の厚さの異なる断熱性紙製
容器の記載がある。このとき、印刷層を形成する際に同
時に揮発防止塗布層をコーティングして非発泡部分を形
成することができること、及び、紙の他面に、高融点の
熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートする記載があ
る。
【0006】特開平9−95368号公報には、容器胴
部材及び底板部材からなる紙製容器において、容器胴部
材の原紙の外壁面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム
をラミネートし、その上面の所望の個所に合成樹脂成分
含有塗料を塗布して加熱することにより、合成樹脂成分
含有塗料を塗布した個所に対応する容器胴部の外表面に
発泡抑制部分を形成させた断熱性紙製容器に関する記載
がある。
【0007】特開平9−142435号公報には、容器
胴部材及び底板部材からなる紙製容器において、容器胴
部材の原紙の外壁面の所望の個所に印刷を施し、その印
刷層の上に透明ニス層を設け、その上層に低融点の熱可
塑性合成樹脂フィルムをラミネートして加熱することに
より、発泡がムラ無く行われて、全面的に均一で、断熱
効果も充分にある断熱性紙製容器に関する記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の断熱性紙製
容器において、容器胴部材に種々の表示を印刷する必要
があり、特にPOSバーコ−ドを確実に判読できるよう
に印刷することが重要である。発泡層を有する断熱性紙
製容器において、POSバーコードの印刷の上に発泡層
があると、その判読は困難になる。また、容器胴部材に
ラミネートした熱可塑性合成樹脂フィルムにPOSバー
コ−ドを直接印刷して発泡する場合には、フィルムの発
泡によりバーコードの印刷に変形又は歪みを生じ、PO
Sによる読み取り動作に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0009】そこで、特開平7−232774号公報に
記載のように、容器胴部材の原紙の外壁面に、発泡を促
す印刷層を形成する際に同時に揮発防止塗布層をコーテ
ィングして非発泡部分を形成して、非発泡部分にPOS
バーコ−ドの印刷を可能にする手段や、特開平9ー95
368号公報に記載のように、容器胴部材の原紙の外壁
面にラミネートした低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム
の上面に発泡抑制性の合成樹脂成分含有塗料を塗布して
加熱することにより、容器胴部の外表面に発泡抑制部分
を形成させ、POSバーコードの印刷を可能にする手段
が開示されているが、この非発泡部分や発泡抑制部分
は、平滑であるべき容器胴部表面に陥没部分を生じさせ
て持ち難い場合があると共に外観を損ねる等の課題があ
るのみならず、この非発泡部分や発泡抑制部分は、断熱
効果が少なく、熱湯を入れた時に熱くて持てなかった
り、容器全体としての断熱性にムラがでるという課題が
あった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、断熱
性紙製容器の容器胴部材原料の原紙の外壁面に、加熱処
理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを
ラミネートすると共に、低融点の熱可塑性合成樹脂フィ
ルムの表面に、発泡後の熱可塑性合成樹脂フィルムの表
面に発泡と同調して滑らかな印刷面を形成する同調イン
キを塗布してなる断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の
製造方法を提供するものである。同調インキは、低融点
の熱可塑性合成樹脂フィルムの発泡を妨げることなく同
調して膨張するので、同調インキを発泡すべき低融点の
熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に塗布しておけば、発
泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に、凹凸感を与えない滑
らかな印刷面が得られることとなる。従って、この同調
インキの上にPOSバーコード等を鮮明に印刷すること
ができることとなる。更に、同調インキは発泡すべき低
融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に塗布してある
から、原紙にインキが染み込むことがないから、本発明
の断熱性紙製容器から原紙を再生処理するのを容易にす
る効果がある。
【0011】また、本発明は、特許請求の範囲の請求項
1に記載の製造方法において、前記加熱処理により発泡
する低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に同調イ
ンキを下地として塗布することを特徴とする断熱性紙製
容器の容器胴部材原材料の製造方法を提供するものであ
る。同調インキは、発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に
凹凸感を与えない滑らかな印刷面が得られることとなる
から、発泡すべき熱可塑性合成樹脂の表面全体に下地と
して塗布することにより、発泡樹脂表面があたかも紙の
生地の様相を呈するように印刷する等のいわゆる疑似印
刷をすることができることとなる。更に、発泡すべき熱
可塑性合成樹脂の表面全体に下地として塗布した同調イ
ンキは、発泡時に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの
表面を覆って水蒸気を内部に封じ込めることにより、発
泡を抑制することなく促進して、印刷を施したにもかか
わらず合成樹脂フィルム発泡層の厚みを増大する効果が
ある。
【0012】また、本発明は、請求項2に記載の製造方
法において、下地として白色の同調インキを塗布するこ
とを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製
造方法を提供するものである。下地として白色の同調イ
ンキを塗布することにより、発泡樹脂表面があたかも白
地の和紙の様相を呈するようにすることができ、紙製容
器としての外観を得ることができる。
【0013】また、本発明は、請求項1、2又は3に記
載の製造方法において、同調インキの上面に同調インキ
により模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布す
ることを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料
の製造方法を提供するものである。発泡後の熱可塑性合
成樹脂の表面に凹凸感を与えない滑らかな印刷面が得ら
れることとなる同調インキの上面に、同調インキにより
模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布すること
により、POSバーコード等を鮮明に印刷することがで
きることとなる。
【0014】また、本発明は、請求項1、2、3又は4
に記載の製造方法において、原紙と低融点の熱可塑性合
成樹脂フィルムの間にインキ自体が発泡する発泡インキ
層を少なくとも一部に設けることを特徴とする断熱性紙
製容器の容器胴部材原材料の製造方法を提供するもので
ある。原紙と、発泡すべき低融点の熱可塑性合成樹脂フ
ィルムの間に、インキ自体が発泡する発泡インキ層を設
けたことにより、発泡インキが発泡した分のみならず、
発泡インキ層を設けた部分の発泡熱可塑性合成樹脂の発
泡の気泡が大きくなることにより発泡層の厚みが大きく
なることにより、容器胴部壁の幅が増大して、発泡効果
と保温効果を増大することとなる。従って、発泡インキ
層を原紙と低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの間の全
面に設ければ、それだけ有効である。
【0015】本発明は、請求項1、2、3、4又は5に
記載の製造方法において、容器胴部材原料の原紙の内壁
面に、加熱処理により発泡しない高融点の熱可塑性合成
樹脂フィルムをラミネートすることを特徴とする断熱性
紙製容器の容器胴部材原材料の製造方法を提供するもの
である。容器胴部材原料の原紙の内壁面に、加熱処理に
より発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラ
ミネートすることによって、原紙内壁面からの水蒸気の
蒸発を阻止し、外壁面での低融点の熱可塑性合成樹脂フ
ィルムの発泡を促進すると共に、加熱処理により容器の
シール性を確保することができる。本発明は、請求項
1、2、3、4、5又は6に記載の製造方法において、
加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィ
ルムが、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜15
g/10分、厚み0.03〜0.07mmとした低密度
ポリエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器
の容器胴部材原材料の製造方法を提供するものである。
低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メルト
・フロー・レート)を8〜15g/10分、厚み0.0
3〜0.07mmとした低密度ポリエチレンからなるこ
とにより、原紙へのラミネート加工が容易にできると共
に、低密度ポリエチレンの発泡と同調インキの伸びとが
同調して、同調インキが発泡面を滑らかに被覆すること
ができる。
【0016】本発明は、請求項1、2、3、4、5、6
又は7に記載の製造方法において、加熱処理により発泡
しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR
(メルト・フロー・レート)を4〜8g/10分とした
中密度ポリエチレンからなることを特徴とする断熱性紙
製容器の容器胴部材原材料の製造方法を提供するもので
ある。高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR
(メルト・フロー・レート)を4〜8g/10分とした
中密度ポリエチレンからなることにより、原紙へのラミ
ネート加工が容易にできると共に、加熱処理により容器
のシール性を確保することができる。本発明は、請求項
請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の製造
方法において、原紙が長網一層抄又は丸網多層抄からな
ることを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料
の製造方法を提供するものである。原紙が通気性の良好
な長網一層抄又は丸網多層抄からなることにより、適宜
の厚みと強度とラミネート加工容易性と容器組立加工容
易性と豊かな含水量と蒸発性が得られ、発泡効果を増大
することとなる。
【0017】また、本発明は、請求項10に記載のよう
に、断熱性紙製容器の容器胴部材原料の原紙の内壁面側
に高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートして
いると共に、該容器胴部材の原紙の外壁面に加熱処理に
より発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミ
ネートしており、さらに、低融点の熱可塑性合成樹脂フ
ィルムの表面に、発泡後の熱可塑性合成樹脂フィルムの
表面に発泡と同調して滑らかな印刷面を形成する同調イ
ンキを塗布してなる断熱性紙製容器の容器胴部材原材料
を提供するものである。また、本発明は、請求項10に
記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、加
熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
ムの表面に同調インキを下地として塗布したことを特徴
とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料を提供するも
のである。
【0018】本発明は、請求項11に記載の断熱性紙製
容器の容器胴部材原材料において、下地として白色の同
調インキを塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器の
容器胴部材原材料を提供するものである。本発明は、請
求項10、11又は12に記載の断熱性紙製容器の容器
胴部材原材料において、同調インキの上面に同調インキ
により模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布し
たことを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料
を提供するものである。本発明は、請求項10乃至13
のいずれか一項に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原
材料において、原紙と低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
ムの間にインキ自体が発泡する発泡インキ層を少なくと
も一部に設けたことを特徴とする断熱性紙製容器の容器
胴部材原材料を提供するものである。
【0019】本発明は、請求項10乃至14のいずれか
一項に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料におい
て、加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムが、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜
15g/10分とした低密度ポリエチレンからなること
を特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料を提供
するものである。。本発明は、請求項10乃至15のい
ずれか一項に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料
において、加熱処理により発泡しない高融点の熱可塑性
合成樹脂フィルムが、MFR(メルト・フロー・レー
ト)を4〜8g/10分とした中密度ポリエチレンから
なることを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材
料を提供するものである。
【0020】また、本発明は、請求項17に記載のよう
に、容器胴部材及び底板部材からなる断熱性紙製容器で
あって、該容器胴部材及び底板部材の原紙の内壁面に高
融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートしている
と共に、該容器胴部材の原紙の外壁面に低融点の熱可塑
性合成樹脂フィルムをラミネートしており、前記低融点
の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に、発泡後の熱可塑
性合成樹脂フィルムの表面に発泡と同調して滑らかな印
刷面を形成する同調インキを塗布してあり、前記低融点
の熱可塑性合成樹脂フィルムを発泡するように加熱処理
されていることを特徴とする断熱性紙製容器を提供する
ものである。
【0021】また、本発明は、請求項17に記載の断熱
性紙製容器において、加熱処理により発泡する低融点の
熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に同調インキを下地と
して塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器を提供す
るものである。また、本発明は、請求項18に記載の断
熱性紙製容器において、下地として白色の同調インキを
塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器を提供するも
のである。また、本発明は、請求項17、18又は19
に記載の断熱性紙製容器において、同調インキの上面に
同調インキにより模様、デザイン、文字又はバーコード
等を塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器を提供す
るものである。
【0022】また、本発明は、請求項17乃至20のい
ずれか一項に記載の断熱性紙製容器において、原紙と低
融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの間にインキ自体が発
泡する発泡インキ層を少なくとも一部に設けたことを特
徴とする断熱性紙製容器を提供するものである。また、
本発明は、請求項17乃至21のいずれか一項に記載の
断熱性紙製容器において、底板部材の原紙の外壁面に低
融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートすると共
に、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発泡する
ように加熱処理されていることを特徴とする断熱性紙製
容器を提供するものである。口径が大きく、高さが低
い、ドンブリ形状の容器の場合、底部に手が触れること
があるので、底板部材の原紙の外壁面に発泡断熱層を設
けることによって、熱傷等を防止することができる効果
がある。
【0023】本発明は、請求項17乃至22のいずれか
一項に記載の断熱性紙製容器において、断熱性紙製容器
の容器底板部材原料の原紙の内壁面にラミネートした加
熱処理により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィ
ルムの上層に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミ
ネートすると共に、容器胴部材の低融点の熱可塑性合成
樹脂フィルムを発泡するように加熱処理されていること
を特徴とする断熱性紙製容器を提供するものである。容
器底板部材原料の原紙の内壁面にラミネートした高融点
の熱可塑性合成樹脂フィルムの上層に低融点の熱可塑性
合成樹脂フィルムをラミネートすることにより、容器底
部の断熱性が高められるのみならず、容器胴部原材料の
原紙の内側にラミネートした高融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムと底板部材の内壁の低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムが強固に接着して、容器内壁面において確実な
シール性が得られる。本発明は、請求項17乃至23の
いずれか一項に記載の断熱性紙製容器のにおいて、加熱
処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム
が、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜15g/
10分、厚み0.03〜0.07mmとした低密度ポリ
エチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器を提
供するものである。本発明は、請求項17乃至24のい
ずれか一項に記載の断熱性紙製容器において、加熱処理
により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルム
が、MFR(メルト・フロー・レート)を4〜8g/1
0分とした中密度ポリエチレンからなることを特徴とす
る断熱性紙製容器を提供するものである。
【0024】本発明は、請求項17乃至25のいずれか
一項に記載の断熱性紙製容器において、原紙の坪量が1
50〜350g/m2、水分含量が5〜9%からなるこ
とを特徴とする断熱性紙製容器を提供するものである。
原紙の強度、加工性、ラミネートした熱可塑性樹脂の発
泡性、発砲後の断熱性等を考慮すると、原紙の坪量が1
50〜350g/m2、水分含量が5〜9%からなるこ
とが適当である。本発明は、請求項17乃至26のいず
れか一項に記載の断熱性紙製容器において、原紙が長網
一層抄又は丸網多層抄きからなることを特徴とする断熱
性紙製容器を提供するものである。
【0025】本発明は、容器胴部材及び底板部材からな
る断熱性紙製容器の製造方法であって、該容器胴部材及
び底板部材の原紙の内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムをラミネートすると共に、該容器胴部材の原紙
の外壁面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネ
ートし、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面
に、発泡後の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に発泡と
同調して滑らかな印刷面を形成する同調インキを塗布
し、該容器胴部材及び底板部材から容器を形成し、前記
低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発泡するように加
熱処理することを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法
を提供するものである。
【0026】本発明は、請求項28に記載の製造方法に
おいて、加熱処理により発泡すべき低融点の熱可塑性合
成樹脂フィルムの表面に同調インキを下地として塗布す
ることを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法を提供す
るものである。本発明は、請求項29に記載の製造方法
において、下地として白色の同調インキを塗布すること
を特徴とする断熱性紙製容器の製造方法を提供するもの
である。本発明は、請求項28、29又は30に記載の
製造方法において、同調インキの上面に同調インキによ
り模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布するこ
とを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法を提供するも
のである。本発明は、請求項28乃至31のいずれか一
項に記載の断熱性紙製容器において、原紙と低融点の熱
可塑性合成樹脂フィルムの間にインキ自体が発泡する発
泡インキ層を少なくとも一部に設けることを特徴とする
断熱性紙製容器の製造方法を提供するものである。
【0027】本発明は、請求項28乃至32のいずれか
一項に記載の製造方法において、底板部材の原紙の外壁
面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートす
ると共に、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発
泡するように加熱処理することを特徴とする断熱性紙製
容器の製造方法を提供するものである。本発明は、請求
項28乃至33のいずれか一項に記載の断熱性紙製容器
において、断熱性紙製容器の容器底板部材原料の原紙の
内壁面にラミネートした加熱処理により発泡しない高融
点の熱可塑性合成樹脂フィルムの上層に低融点の熱可塑
性合成樹脂フィルムをラミネートすると共に、容器胴部
材の低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発泡するよう
に加熱処理することを特徴とする断熱性紙製容器の製造
方法を提供するものである。
【0028】本発明は、請求項28乃至34のいずれか
一項に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料におい
て、加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムが、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜
15g/10分、厚み0.03〜0.07mmとした低
密度ポリエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製
容器の製造方法を提供するものである。本発明は、請求
項28乃至35のいずれか一項に記載の断熱性紙製容器
の容器胴部材原材料において、加熱処理により発泡しな
い高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メル
ト・フロー・レート)を4〜8g/10分とした中密度
ポリエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器
の製造方法。本発明は、請求項28乃至36のいずれか
一項に記載の断熱性紙製容器の製造方法において、加熱
処理が温度は120〜130°Cで、時間は2〜4分間
であることを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法を提
供するものである。加熱処理が温度は120〜130°
Cで、時間は2〜4分間であることによって、原紙の外
壁面にラミネートした低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
ムを充分に発泡することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施形態1) 請求項1乃至
9のいずれか一項に記載の製造方法において、同調イン
キの上面にインキ自体が発泡する発泡インキにより模
様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布することを
特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製造方
法。容器胴部材の外表面の滑らかに発泡した発泡熱可塑
性合成樹脂表面の滑らかな同調インキの上に、インキ自
体が発泡する発泡インキにより模様、デザイン、文字又
はバーコード等を盛り上がった形態で設けることができ
る。 (実施形態2) 請求項1乃至9のいずれか一項に記
載の製造方法において、同調インキの上面に発泡を抑制
する抑制インキにより模様、デザイン、文字又はバーコ
ード等を塗布することを特徴とする断熱性紙製容器の容
器胴部材原材料の製造方法。発泡熱可塑性合成樹脂表面
の滑らかな同調インキの上に、発泡を抑制する抑制イン
キにより模様、デザイン、文字又はバーコード等をやや
凹んだ形態で設けることができる。
【0030】(実施形態3) 請求項1乃至9のいず
れか一項、又は、実施形態1又は2に記載の製造方法に
おいて、製造した断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の
表面にオーバープリンティングでコーティングを施すこ
とを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製
造方法。オーバープリンティングでコーティングを施す
ことにより、容器胴部材の表面に艶出し又は艶消し等に
より、表面光沢に変化を付けることができる。
【0031】(実施形態4) 請求項1乃至9のいず
れか一項、又は、実施形態1、2又は3に記載の製造方
法において、原紙の坪量が150〜350g/m2、水
分含量が5〜9%からなることを特徴とする断熱性紙製
容器の容器胴部材原材料の製造方法。 (実施形態5) 実施形態4に記載の製造方法におい
て、原紙の坪量が280〜320g/m2、水分含量が
5〜9%からなることを特徴とする断熱性紙製容器の容
器胴部材原材料の製造方法。この条件により、原紙の強
度、加工性、ラミネートした熱可塑性樹脂の発泡性、発
砲後の断熱性等を、より好ましいものにすることができ
る。
【0032】(実施形態6) 請求項1乃至9のいず
れか一項、又は、実施形態1、2、3、4又は5に記載
の製造方法において、低融点の熱可塑性樹脂が密度0.
91〜0.92g/cm3、融点 105〜110°C、
MFL(メルト・フロー・レート)8〜15g/10
分、厚み0.030〜0.070mmのポリエチレンか
らなることを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原
材料の製造方法。 (実施形態7) 請求項1乃至9のいずれか一項、又
は、実施形態1、2、3、4、5又は6に記載の製造方
法において、高融点の熱可塑性樹脂が密度0.93〜
0.95g/cm3、融点 130〜135°C、MFL
(メルト・フロー・レート)4〜8g/10分、厚み
0.015〜0.030mmのポリエチレンからなるこ
とを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製
造方法。
【0033】(実施形態8) 請求項10乃至16の
いずれか一項に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材
料において、同調インキの上面にインキ自体が発泡する
発泡インキにより模様、デザイン、文字又はバーコード
等を塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴
部材原材料。 (実施形態9) 請求項10乃至16のいずれか一項
に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、
同調インキの上面に発泡を抑制する抑制インキにより模
様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布したことを
特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料。
【0034】(実施形態10) 請求項10乃至16
のいずれか一項、又は実施形態8又は9に記載の断熱性
紙製容器の容器胴部材原材料の表面をオーバープリンテ
ィングでコーティングしたことを特徴とする断熱性紙製
容器の容器胴部材原材料。
【0035】(実施形態11) 請求項10乃至16
のいずれか一項、又は実施形態8、9、10又は11に
記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、原
紙の坪量が150〜350g/m2、水分含量が5〜9
%からなることを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部
材原材料。 (実施形態12) 請求項10乃至16のいずれか一
項、又は実施形態8、9、10又は11に記載の断熱性
紙製容器の容器胴部材原材料において、高融点の熱可塑
性樹脂が密度0.93〜0.95g/cm3、融点 13
0〜135°C、MFL(メルト・フロー・レート)4
〜8g/10分、厚み0.015〜0.030mmのポ
リエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器の
容器胴部材原材料。
【0036】(実施形態13) 請求項10乃至16
のいずれか一項、又は実施形態8、9、10、11又は
12に記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料におい
て、低融点の熱可塑性樹脂が密度0.91〜0.92g
/cm3、融点 105〜110°C、MFL(メルト・
フロー・レート)8〜15g/10分、厚み0.030
〜0.070mmのポリエチレンからなることを特徴と
する断熱性紙製容器の容器胴部材原材料。 (実施形態14) 請求項17乃至27のいずれか一
項に記載の断熱性紙製容器において、同調インキの上面
にインキ自体が発泡する発泡インキにより模様、デザイ
ン、文字又はバーコード等を塗布したことを特徴とする
断熱性紙製容器。
【0037】(実施形態15) 請求項17乃至27
のいずれか一項に記載の断熱性紙製容器において、同調
インキの上面に発泡を抑制する抑制インキにより模様、
デザイン、文字又はバーコード等を塗布したことを特徴
とする断熱性紙製容器。 (実施形態16) 請求項17乃至27のいずれか一
項又は実施形態14又は15に記載の断熱性紙製容器に
おいて、同調インキを塗布した前記低融点の熱可塑性合
成樹脂フィルム側の容器胴部材の表面に、オーバープリ
ンティングでコーティングを施したことを特徴とする断
熱性紙製容器。
【0038】(実施形態17) 請求項17乃至27
のいずれか一項又は実施形態14乃至16のいずれか一
項に記載の断熱性紙製容器において、原紙の坪量が28
0〜320g/m2、水分含量が5〜9%からなること
を特徴とする断熱性紙製容器。 (実施形態18) 請求項17乃至27のいずれか一
項又は実施形態14乃至17のいずれか一項に記載の断
熱性紙製容器において、高融点の熱可塑性樹脂が密度
0.93〜0.95g/cm3、融点 130〜135°
C、厚み0.015〜0.030mmのポリエチレンか
らなることを特徴とする断熱性紙製容器。 (実施形態19) 請求項17乃至27のいずれか一
項又は実施形態14乃至18のいずれか一項に記載の断
熱性紙製容器において、低融点の熱可塑性樹脂が密度
0.91〜0.92g/cm3、融点 105〜110°
C、厚み0.030〜0.070mmのポリエチレンか
らなることを特徴とする断熱性紙製容器。
【0039】(実施形態20) 請求項28乃至37
のいずれか一項に記載の製造方法において、同調インキ
の上面にインキ自体が発泡する発泡インキにより模様、
デザイン、文字又はバーコード等を塗布したことを特徴
とする断熱性紙製容器の製造方法。 (実施形態21) 請求項28乃至37のいずれか一
項に記載の製造方法において、同調インキの上面に発泡
を抑制する抑制インキにより模様、デザイン、文字又は
バーコード等を塗布したことを特徴とする断熱性紙製容
器の製造方法。
【0040】(実施形態22) 請求項28乃至37
のいずれか一項又は実施形態20又は21に記載の製造
方法において、同調インキを塗布した前記低融点の熱可
塑性合成樹脂フィルム側の容器胴部材の表面に、オーバ
ープリンティングでコーティングを施すことを特徴とす
る断熱性紙製容器の製造方法。 (実施形態23) 請求項28乃至37のいずれか一
項又は実施形態20乃至22のいずれか一項に記載の製
造方法において、容器胴部材の原紙の水分含量が5%〜
9%であることを特徴とする断熱性紙製容器の製造方
法。 (実施形態24) 請求項28乃至37のいずれか一
項又は実施形態20乃至23のいずれか一項に記載の製
造方法において、原紙の坪量が150〜350g/m2
からなることを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
【0041】(実施形態25) 請求項28乃至37
のいずれか一項又は実施形態20乃至23のいずれか一
項に記載の製造方法において、高融点の熱可塑性樹脂が
密度0.93〜0.95g/cm3、融点 130〜13
5°C、厚み0.015〜0.030mmのポリエチレ
ンからなることを特徴とする断熱性紙製容器の製造方
法。 (実施形態26) 請求項28乃至37のいずれか一
項又は実施形態20乃至25のいずれか一項に記載の製
造方法において、低融点の熱可塑性樹脂が密度0.91
〜0.92g/cm3、融点 105〜110°C、厚み
0.030〜0.070mmのポリエチレンからなるこ
とを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
【0042】
【実施例】以下図示する実施例により本発明を詳細に説
明する。図1は本発明に係る断熱性紙製容器の一実施例
を示した模式的断面図であり、図2は図1の実施例の印
刷部分周辺の模式的拡大断面図である。本発明に係る断
熱性紙製容器は容器胴部材1と底板部材2とから構成さ
れている。断熱性紙製容器を製造する工程は、先ず、容
器胴部材1について説明すると、その原材料の製造から
始まる。図2に示すように、容器胴部材原料は、原紙1
1の外壁面に、加熱処理により発泡する低融点の熱可塑
性合成樹脂フィルム12をラミネートすると共に、低融
点の熱可塑性合成樹脂フィルム12の表面に、発泡と同
調する同調インキ14を塗布した構成からなる。実施例
の場合、原紙11としては、坪量が150〜350g/
2、水分含量が5%〜9%である種々の紙材を用いる
ことができるが、断熱性とコスト等を考慮すると、坪量
が280〜320g/m2、水分含量が7.5%〜8.
5%であることが好ましく、紙材としては長網一層抄又
は丸網多層抄きが良い。
【0043】加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性
合成樹脂フィルム12としては、密度0.91〜0.9
2g/cm3、融点 105〜110°C、MFR(メル
ト・フロー・レート)8〜15g/10分、厚み0.0
30〜0.070mmの低密度ポリエチレンフィルムか
らなることが好ましい。MFR(メルト・フロー・レー
ト)を8〜15g/10分、厚み0.03〜0.07m
mとすることにより、発泡時に同調インキの伸びと同調
することとなる。また、同調インキ14は、実施例の場
合、有色の場合は顔料を含み、無色透明な場合は顔料を
含まない樹脂組成として、ウレタン系樹脂と塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体樹脂(塩酢ビ樹脂)を、酢酸エチ
ル、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール等の
溶剤で適宜に粘度調整した残留溶剤の非常に少ないイン
キを使用しており、発泡すべき熱可塑性合成樹脂フィル
ム12としてのポリエチレンの発泡を殆ど妨げないと共
に、発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に凹凸感を与えな
い滑らかな印刷面が得られることとなるから、発泡すべ
き熱可塑性合成樹脂の表面全体に下地として塗布するこ
とにより、発泡樹脂表面があたかも紙の生地の様相を呈
するように印刷する等のいわゆる疑似印刷をすることが
できることとなる。
【0044】原紙11の内壁面には、前記低融点の熱可
塑性合成樹脂フィルム12を発泡させるための熱処理中
に発泡することなく原紙11内の水蒸気の放出を阻止す
る中、高融点の熱可塑性合成樹脂フィルム13をラミネ
ートする。本実施例では、高融点の熱可塑性樹脂フィル
ム13として、密度0.93〜0.95g/cm3、融
点 130〜135°C、MFR(メルト・フロー・レ
ート)4〜8g/10分、厚み0.015〜0.030
mmのポリエチレンからなる中密度ポリエチレンフィル
ムを使用する。同調インキ14は、前述の如く、塩化ビ
ニルと酢酸ビニルとの重合体とウレタン系樹脂とを入れ
た樹脂分と、メチルエチルケトン、酢酸エステル及びI
PAとからなる溶剤と、発色用の顔料とから構成されて
おり、低密度ポリエチレンフィルム12の発泡を妨げる
ことなく同調するので、同調インキ14を低密度ポリエ
チレンフィルム12の表面に塗布し、発泡しても凹凸感
を与えないという特徴を有している。このような特徴か
ら、大文字等のように広範囲に印刷する場合に使用する
ことが好ましい。
【0045】また、上記の特徴から同調インキ14は低
密度ポリエチレンフィルム12の表面全体に紙の生地の
模様を印刷する、いわゆる疑似印刷をするのに最も効果
的なインキである。特に、白色の同調インキ14を印刷
したものは、発泡すると和紙の感じが出現して、従来の
印刷しないで発泡したものより遙かに紙らしい外観が得
られ、内実共に耐熱性紙製容器の外観を呈することとな
る。従って、同調インキ14の上面に同調インキ15に
より模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布する
ことにより、発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に凹凸感
を与えない滑らかな印刷面が得られることとなる同調イ
ンキ14の上面に、模様、デザイン、文字又はバーコー
ド等を塗布することにより、POSバーコード等を同調
インキ15により鮮明に印刷することができることとな
る。
【0046】その手段も、低密度ポリエチレンフィルム
12の表面に、先ず、下地として又は一部分に透明、白
色、カラー色等の同調インキ14を塗布し、次に模様、
写真、バーコード等の細かい文字・図形等を印刷するた
めに同調インキ15を重ねて塗布するだけでよい。ま
た、写真などを同調インキ14で印刷した場合には、透
明な同調インキ15を同調インキ14の上に艶出し及び
保護層として塗布してもよい。次いで、同調インキ1
4,15を塗布した断熱性紙製容器を発泡させると、上
記したように同調インキ14,15は塗布部分周辺の低
密度ポリエチレンフィルム12と同調し、凹凸感を与え
ることなく、平滑なフィルムと同様な感じを与えるの
で、このように同調インキ14の上に同調インキ15を
印刷することにより、細かい文字や写真等をカラー印刷
して発泡しても、細かい文字や写真等の印刷に変化がな
い印刷効果がある。
【0047】図2において、低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルム12として、密度0.918g/cm3 、 融
点 105°C、MFR14g/10分、 厚み0.07
0mmの低密度ポリエチレン、高融点の熱可塑性合成樹
脂フィルム13として、密度0.939g/cm3
融点 133°C、MFR7g/10分、 厚み0.02
0mmの中密度ポリエチレンを使用し、原紙として坪量
280g/m2、厚み0.31mm、水分含量8.5%
で、同調インキ14をべた塗りし、その上に部分的に同
調インキ15を塗布して、総厚0.4mmのものを、遠
赤外線ヒーターで温度125°Cで2〜4分間加熱処理
した結果、低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム12が
0.370〜0.670mmに発泡し、総厚0.7mm
〜1mmの発泡容器胴部壁が得られ、約5〜9倍発泡す
ることが確認された。なお、フィルム12の発泡量は原
紙の含水量と加熱時間に伴って増大する傾向が得られ
た。
【0048】なお、図1に記載のように、容器胴部材1
が容器底板部材2を外側から中に向かって巻き込み、底
部巻き込み部17がそのまま上げ底式に底板部材2に達
する形態のものにあっては、巻き込み部17にまで発泡
部を設けることによって断熱性を容器底部にまで及ぼす
ことができる効果がある。図3に記載の実施例は、原紙
11と低融点の発泡用の熱可塑性合成樹脂フィルム12
の間に、インキ自体が発泡する発泡インキ16を設けた
構成を示してある。発泡インキ16は、前記同調インキ
に発泡剤を加えた成分からなり、低密度ポリエチレンフ
ィルム12が発泡するとき、発泡インキ16自身も発泡
する。同時に発泡インキが発泡した分のみならず、発泡
インキを設けた部分の発泡熱可塑性合成樹脂フィルム1
2の発泡の気泡が大きくなることにより発泡層の厚みが
大きくなることにより、容器胴部壁の幅が増大して、発
泡効果と保温効果を増大することとなる。従って、発泡
インキ16を原紙11と低融点の熱可塑性合成樹脂フィ
ルム12の間の全面に塗布すれば、それだけ有効であ
る。
【0049】図3において、低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルム12として、密度0.918g/cm3 、 融
点 105°C、 厚み0.070mmの低密度ポリエチ
レンフィルム、高融点の熱可塑性合成樹脂フィルム13
として、密度0.939g/cm3 、 融点 133°
C、MFR7g/10分、 厚み0.020mmの中密
度ポリエチレンフィルムを採用し、原紙11として坪量
280g/m2、厚み0.31mm、水分含量8.5%
の長網一層抄又は丸網多層抄のものを採用し、原紙11
と低密度ポリエチレンフィルム12との間に発泡インキ
16をべた塗りで塗布して、フィルム12の表面に同調
インキ14をべた塗りし、その上に部分的に同調インキ
15を塗布して、総厚0.4mmのものを、遠赤外線ヒ
ーターで温度125°Cで2〜4分間加熱処理した結
果、低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム12が0.47
0〜0.770mmに発泡し、総厚0.8mm〜1.1
mmの発泡容器胴部壁が得られ、約7〜10倍発泡する
ことが確認された。なお、フィルム12の発泡量は原紙
の含水量と加熱時間に伴って増大する傾向が得られた。
【0050】次ぎに、断熱性紙製容器の底板部材2の原
紙21の内壁面には、容器胴部材1の内壁面の高融点の
熱可塑性合成樹脂フィルム13と同様な高融点の熱可塑
性合成樹脂フィルム22がラミネートされ、加熱処理に
よっても発泡することなく、容器胴部材1と連続する容
器底部内壁面を構成する。なお、口径が大きく、高さの
低いドンブリ形状の容器にあっては、側面だけでは持ち
難く、上げ底空部23等から容器底部に手が触れるもの
にあっては、底板部材2の原紙21の外壁面に、容器胴
部材1の内壁面の低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム1
2と同様な低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネ
ートして、加熱処理によって発泡することができる。ま
た、このとき、原紙21と低融点の熱可塑性合成樹脂フ
ィルムとの間に発泡インキ層を設けて、低融点の熱可塑
性合成樹脂フィルムの発泡を増大させることができる。
また、断熱性紙製容器の底板部材2の原紙21の内壁面
にラミネートした加熱処理により発泡しない高融点の熱
可塑性合成樹脂フィルムの上層に、更に低融点の熱可塑
性合成樹脂フィルムをラミネートして、加熱処理によ
り、容器胴部原材料の原紙の内側にラミネートした高融
点の熱可塑性合成樹脂フィルムと低融点の熱可塑性合成
樹脂フィルムとの間に良好な接着性が得られることによ
り、容器内壁面において確実なシール性が得られること
となる。なお、この場合、例えば、底板部材2原料の原
紙21の外壁面の低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの
厚さを0.060mmに対して、内壁面の高融点及び低
融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの厚さは0.015m
m宛、合計0.030mm程度に設定することができ
る。
【0051】次いで、本発明の断熱性紙製容器のおいて
は、発明の実施の形態の欄に記載したように、容器胴部
材1の発泡熱可塑性樹脂フィルム12に塗布した同調イ
ンキ14の表面に、更に、抑制インキ、発泡インキ等を
塗布したものを実施することができる。同調インキ14
の表面に発泡インキを塗布した場合の実施例では、低密
度ポリエチレンフィルム12が発泡すると、発泡インキ
自身も発泡し、発泡インキを塗布した部分は***すると
いう特徴を有しており、デザインを強調したい場合等の
使用に適している。この発泡インキを低密度ポリエチレ
ンフィルム12上面の下地となる同調インキ14に塗布
して上記実施例と同様に発泡させる。これにより、発泡
インキを塗布した面は他の発泡部分より***し、発泡イ
ンキで印刷した部分と、印刷していない部分とで凹凸が
できる。これにより立体感が感じ取れ、印刷物が鮮明に
見える。
【0052】発泡インキを塗布した面に更にオーバープ
リンティングでコーティングしている実施例の場合、オ
ーバープリンティングは比較的低発泡で、通常のインキ
より光沢感を持たせたい場合や、又は逆に通常のインキ
より光沢感を抑えたい場合に用いることが好ましい。こ
の発泡インキの上にオーバープリンティングでコーティ
ングして上記実施例と同様に発泡させると、オーバープ
リンティングをコーティングしているので、艶出しする
ためにコーティングした部分には光沢感が感じ取れ、ま
たその逆に艶消しするためにコーティングした部分には
光沢感が抑えられることにより、印刷物に強弱がつくこ
ととなる。
【0053】次いで、同調インキ12を塗布し、その上
に抑制インキを塗布した実施例の場合、同調インキ12
は下地として紙の生地の模様のように容器胴部材1の外
壁全体に、或いは、大文字等の印刷のように外壁の広範
囲に印刷されるのに対して、抑制インキはバーコードの
ように字や模様が細かいものを印刷する場合の使用に適
している。同調インキ12を塗布し、その上に抑制イン
キを塗布した断熱性紙製容器を上記実施例と同様に発泡
させると、同調インキ12及び抑制インキで印刷した部
分と、同調インキ12のみで印刷した部分との間で凹凸
ができるので、立体感が感じ取れ、印刷物が鮮明に見え
る。従って、抑制インキが透明抑制インキであると、下
地に印刷した同調インキ12が鮮明に見えることとなる
が、透明抑制インキに限定する必要もない。
【0054】抑制インキは、塩化ビニルと酢酸ビニルと
の重合体とアクリル系樹脂とに特殊抑制剤を入れた樹脂
分と、メチルエチルケトン、酢酸エステル及びトルオー
ルとからなる溶剤と、顔料と、から構成されており、低
密度ポリエチレンフィルム12に直接塗布すると、その
発泡を抑制し、その部分の発泡度を少なくし、抑制イン
キを塗布した部分のみが陥没するという特徴を有してい
る。このような特徴から、低密度ポリエチレンフィルム
12に同調インキ14を塗布し、その上に抑制インキを
塗布すると、抑制インキを塗布した部分だけ同調インキ
のみ塗布した部分よりやや凹んだ状態になる。従って、
印刷部分が膨張しない分だけ印刷がやや鮮明に見えるこ
とから、バーコードのように字や模様が細かいものを印
刷する場合に適している。
【0055】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る断熱性紙製容
器の胴部材原材料及び断熱性紙製容器とその製造方法に
よれば、断熱性紙製容器の容器胴部材原料の原紙の外壁
面に、加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹
脂フィルムをラミネートすると共に、低融点の熱可塑性
合成樹脂フィルムの表面に、発泡後の熱可塑性合成樹脂
フィルムの表面に発泡と同調して滑らかな印刷面を形成
する同調インキを塗布してなる構成を有することによ
り、同調インキは、低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム
の発泡を妨げることなく同調して膨張するので、同調イ
ンキを発泡すべき低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの
表面に塗布しておけば、低融点の熱可塑性合成樹脂フィ
ルムのみを発泡させている場合と同様な断熱効果が得ら
れるのみならず、発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に、
凹凸感を与えない滑らかな印刷面が得られることとな
り、従って、この同調インキの上にPOSバーコード等
を鮮明に印刷することができる効果があると共に、更
に、同調インキは発泡すべき低融点の熱可塑性合成樹脂
フィルムの表面に塗布してあるから、原紙にインキが染
み込むことがないから、本発明の断熱性紙製容器から原
紙を再生処理するのを容易にする効果がある。
【0056】また、本発明は、前記加熱処理により発泡
する低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に同調イ
ンキを下地として塗布する構成を有することにより、発
泡樹脂表面があたかも紙の生地の様相を呈するように印
刷する等のいわゆる疑似印刷をすることができる効果が
あり、更に、発泡すべき熱可塑性合成樹脂の表面全体に
下地として塗布した同調インキは、発泡時に低融点の熱
可塑性合成樹脂フィルムの表面を覆って水蒸気を内部に
封じ込めることにより、発泡を抑制することなく促進し
て、印刷を施したにもかかわらず合成樹脂フィルム発泡
層の厚みを増大する効果がある。
【0057】また、本発明は、上記の構成において下地
として白色の同調インキを塗布することを特徴とするこ
とにより、発泡樹脂表面があたかも白地の和紙の様相を
呈するようにすることができ、紙製容器としての外観を
得ることができ、内実共に整った断熱性紙製容器を提供
する効果ある。また、本発明は、上記の構成において、
同調インキの上面に同調インキにより模様、デザイン、
文字又はバーコード等を塗布することを特徴とする構成
を有することにより、発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面
に凹凸感を与えない滑らかな印刷面が得られることとな
る同調インキの上面に、同調インキにより模様、デザイ
ン、文字又はバーコード等を塗布することができるか
ら、POSバーコード等を鮮明に印刷することができる
効果がある。
【0058】また、本発明は、上記の構成において、原
紙と低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの間にインキ自
体が発泡する発泡インキ層を少なくとも一部に設けるこ
とを特徴とする構成を有するから、原紙と、発泡すべき
低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの間に、インキ自体
が発泡する発泡インキ層を設けたことにより、発泡イン
キが発泡した分のみならず、発泡インキ層を設けた部分
の発泡熱可塑性合成樹脂の発泡の気泡が大きくなること
により発泡層の厚みが大きくなり、容器胴部壁の幅が増
大して、発泡効果と保温効果を増大する効果がある。ま
た、本発明は、上記の構成において、容器胴部材原料の
原紙の内壁面に、加熱処理により発泡しない高融点の熱
可塑性合成樹脂フィルムをラミネートすることを特徴と
するから、低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの発泡時
に、発泡することなく原紙の含有水分を遮断する効果が
ある。また、本発明は、上記の構成において、原紙が通
気性の良い長網一層抄又は丸網多層抄からなることを特
徴とする構成を有することにより、発泡効果を増大する
効果がある。
【0059】また、本発明は、上記の構成において、底
板部材の原紙の外壁面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィ
ルムをラミネートすると共に、前記低融点の熱可塑性合
成樹脂フィルムを発泡する構成を有することにより、口
径が大きく、高さが低い、ドンブリ形状の容器の場合、
底部に手が触れることがあっても、底板部材の原紙の外
壁面に発泡断熱層を設けることによって、熱傷等を防止
することができる効果がある。また、本発明は、上記の
構成において、容器底板部材原料の原紙の内壁面にラミ
ネートした高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの上層に
低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートする構
成を有することにより、容器底部の断熱性が高められる
のみならず、容器胴部原材料の原紙の内側にラミネート
した高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムと底板部材の内
壁の低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが強固に接着し
て、容器内壁面において確実なシール性が得られる効果
がある。
【0060】また、本発明は、上記の構成において、加
熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
ムが、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜15g
/10分、厚み0.03〜0.07mmとした低密度ポ
リエチレンからなる構成を有することにより、原紙への
ラミネート加工が容易にできると共に、低密度ポリエチ
レンの発泡と同調インキの伸びとが同調して、同調イン
キが低密度ポリエチレンの発泡面を滑らかに被覆し、鮮
明に印刷することができる効果がある。また、本発明
は、上記の構成において、加熱処理により発泡しない高
融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メルト・
フロー・レート)を4〜8g/10分とした中密度ポリ
エチレンからなる構成を有することにより、原紙へのラ
ミネート加工が容易にできると共に、加熱処理により容
器のシール性を確実に確保することができる効果があ
る。また、本発明は、上記の構成において、原紙の坪量
が150〜350g/m2、水分含量が5〜9%からな
ることを特徴とする構成を有することにより、原紙の通
気性、強度、加工性、ラミネートした熱可塑性樹脂の発
泡性、発砲後の断熱性等の良好な断熱性紙製容器が得ら
れる効果がある。また、本発明は、上記の構成におい
て、加熱処理が温度は120〜130°Cで、時間は2
〜4分間であることによって、原紙の外壁面にラミネー
トした低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを充分に発泡
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る断熱性紙製容器の一実施例を示
す模式的断面図である。
【図2】 図1図示の実施例の同調インキ印刷部分周辺
の模式的拡大断面図である。
【図3】 図1とは別の実施例における同調インキ印刷
部分周辺の模式的拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器胴部材 11 原紙 12 低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム 13 高融点の熱可塑性合成樹脂フィルム 14 同調インキ 15 同調インキ 16 発泡インキ 17 底部巻き込み部 2 底板部材 21 原紙 22 低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム 23 上げ底空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/38

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱性紙製容器の容器胴部材原料の原紙
    の外壁面に、加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性
    合成樹脂フィルムをラミネートすると共に、低融点の熱
    可塑性合成樹脂フィルムの表面に、発泡後の熱可塑性合
    成樹脂フィルムの表面に発泡と同調して滑らかな印刷面
    を形成する同調インキを塗布してなる断熱性紙製容器の
    容器胴部材原材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製造方法において、前
    記加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フ
    ィルムの表面に同調インキを下地として塗布することを
    特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の製造方法において、下
    地として白色の同調インキを塗布することを特徴とする
    断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の製造方法に
    おいて、同調インキの上面に同調インキにより模様、デ
    ザイン、文字又はバーコード等を塗布することを特徴と
    する断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の製造方
    法において、原紙と低融点の熱可塑性合成樹脂フィルム
    の間にインキ自体が発泡する発泡インキ層を少なくとも
    一部に設けることを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴
    部材原材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載の製
    造方法において、容器胴部材原料の原紙の内壁面に、加
    熱処理により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィ
    ルムをラミネートすることを特徴とする断熱性紙製容器
    の容器胴部材原材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6に記載
    の製造方法において、加熱処理により発泡する低融点の
    熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メルト・フロー
    ・レート)を8〜15g/10分、厚み0.03〜0.
    07mmとした低密度ポリエチレンからなることを特徴
    とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7に
    記載の製造方法において、加熱処理により発泡しない高
    融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メルト・
    フロー・レート)を4〜8g/10分とした中密度ポリ
    エチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器の容
    器胴部材原材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8に記載の製造方法において、原紙が長網一層抄又は丸
    網多層抄からなることを特徴とする断熱性紙製容器の容
    器胴部材原材料の製造方法。
  10. 【請求項10】 断熱性紙製容器の容器胴部材原料の原
    紙の内壁面側に高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラ
    ミネートしていると共に、該容器胴部材の原紙の外壁面
    に加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フ
    ィルムをラミネートしており、さらに、低融点の熱可塑
    性合成樹脂フィルムの表面に発泡と同調して発泡後の熱
    可塑性合成樹脂フィルムの表面に滑らかな印刷面を形成
    する同調インキを塗布してなる断熱性紙製容器の容器胴
    部材原材料。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の断熱性紙製容器の
    容器胴部材原材料において、加熱処理により発泡する低
    融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に同調インキを
    下地として塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器の
    容器胴部材原材料。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の断熱性紙製容器の
    容器胴部材原材料において、下地として白色の同調イン
    キを塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴
    部材原材料。
  13. 【請求項13】 請求項10,11又は12に記載の断
    熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、同調インキ
    の上面に同調インキにより模様、デザイン、文字又はバ
    ーコード等を塗布したことを特徴とする断熱性紙製容器
    の容器胴部材原材料。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至13のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、原
    紙と低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの間にインキ自
    体が発泡する発泡インキ層を少なくとも一部に設けたこ
    とを特徴とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至14のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、加
    熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
    ムが、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜15g
    /10分、厚み0.03〜0.07mmとした低密度ポ
    リエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器の
    容器胴部材原材料。
  16. 【請求項16】 請求項10乃至15のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、加
    熱処理により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィ
    ルムが、MFR(メルト・フロー・レート)を4〜8g
    /10分とした中密度ポリエチレンからなることを特徴
    とする断熱性紙製容器の容器胴部材原材料。
  17. 【請求項17】 容器胴部材及び底板部材からなる断熱
    性紙製容器であって、該容器胴部材及び底板部材の原紙
    の内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネ
    ートしていると共に、該容器胴部材の原紙の外壁面に低
    融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートしてお
    り、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に発
    泡に同調して発泡後の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面
    に滑らかな印刷面を形成する同調インキを塗布してあ
    り、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発泡する
    ように加熱処理されていることを特徴とする断熱性紙製
    容器。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の断熱性紙製容器に
    おいて、加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成
    樹脂フィルムの表面に同調インキを下地として塗布した
    ことを特徴とする断熱性紙製容器。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の断熱性紙製容器に
    おいて、下地として白色の同調インキを塗布したことを
    特徴とする断熱性紙製容器。
  20. 【請求項20】 請求項17、18又は19に記載の断
    熱性紙製容器において、同調インキの上面に同調インキ
    により模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布し
    たことを特徴とする断熱性紙製容器。
  21. 【請求項21】 請求項17乃至20のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、原紙と低融点の熱可塑
    性合成樹脂フィルムの間にインキ自体が発泡する発泡イ
    ンキ層を少なくとも一部に設けたことを特徴とする断熱
    性紙製容器。
  22. 【請求項22】 請求項17乃至21のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、底板部材の原紙の外壁
    面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートす
    ると共に、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発
    泡するように加熱処理されていることを特徴とする断熱
    性紙製容器。
  23. 【請求項23】 請求項17乃至22のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、断熱性紙製容器の容器
    底板部材原料の原紙の内壁面にラミネートした加熱処理
    により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの
    上層に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネート
    すると共に、容器胴部材の低融点の熱可塑性合成樹脂フ
    ィルムを発泡するように加熱処理されていることを特徴
    とする断熱性紙製容器。
  24. 【請求項24】 請求項17乃至23のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器のにおいて、加熱処理により発泡
    する低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メ
    ルト・フロー・レート)を8〜15g/10分、厚み
    0.03〜0.07mmとした低密度ポリエチレンから
    なることを特徴とする断熱性紙製容器。
  25. 【請求項25】 請求項17乃至24のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、加熱処理により発泡し
    ない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムが、MFR(メ
    ルト・フロー・レート)を4〜8g/10分とした中密
    度ポリエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容
    器。
  26. 【請求項26】 請求項17乃至25のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、原紙の坪量が150〜
    350g/m2、水分含量が5〜9%からなることを特
    徴とする断熱性紙製容器。
  27. 【請求項27】 請求項17乃至26のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、原紙が長網一層抄又は
    丸網多層抄きからなることを特徴とする断熱性紙製容
    器。
  28. 【請求項28】 容器胴部材及び底板部材からなる断熱
    性紙製容器の製造方法であって、該容器胴部材及び底板
    部材の原紙の内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂フィル
    ムをラミネートすると共に、該容器胴部材の原紙の外壁
    面に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネート
    し、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの表面に発
    泡に同調して発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に滑らか
    な印刷面を形成する同調インキを塗布し、該容器胴部材
    及び底板部材から容器を形成し、前記低融点の熱可塑性
    合成樹脂フィルムを発泡するように加熱処理することを
    特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の製造方法におい
    て、加熱処理により発泡すべき低融点の熱可塑性合成樹
    脂フィルムの表面に同調インキを下地として塗布するこ
    とを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の製造方法におい
    て、下地として白色の同調インキを塗布することを特徴
    とする断熱性紙製容器の製造方法。
  31. 【請求項31】 請求項28、29又は30に記載の製
    造方法において、同調インキの上面に同調インキにより
    模様、デザイン、文字又はバーコード等を塗布すること
    を特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
  32. 【請求項32】 請求項28乃至31のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、原紙と低融点の熱可塑
    性合成樹脂フィルムの間にインキ自体が発泡する発泡イ
    ンキ層を少なくとも一部に設けることを特徴とする断熱
    性紙製容器の製造方法。
  33. 【請求項33】 請求項28乃至32のいずれか一項に
    記載の製造方法において、底板部材の原紙の外壁面に低
    融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートすると共
    に、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムを発泡する
    ように加熱処理することを特徴とする断熱性紙製容器の
    製造方法。
  34. 【請求項34】 請求項28乃至33のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器において、断熱性紙製容器の容器
    底板部材原料の原紙の内壁面にラミネートした加熱処理
    により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィルムの
    上層に低融点の熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネート
    すると共に、容器胴部材の低融点の熱可塑性合成樹脂フ
    ィルムを発泡するように加熱処理することを特徴とする
    断熱性紙製容器の製造方法。
  35. 【請求項35】 請求項28乃至34のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、加
    熱処理により発泡する低融点の熱可塑性合成樹脂フィル
    ムが、MFR(メルト・フロー・レート)を8〜15g
    /10分、厚み0.03〜0.07mmとした低密度ポ
    リエチレンからなることを特徴とする断熱性紙製容器の
    製造方法。
  36. 【請求項36】 請求項28乃至35のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器の容器胴部材原材料において、加
    熱処理により発泡しない高融点の熱可塑性合成樹脂フィ
    ルムが、MFR(メルト・フロー・レート)を4〜8g
    /10分とした中密度ポリエチレンからなることを特徴
    とする断熱性紙製容器の製造方法。
  37. 【請求項37】 請求項21乃至26のいずれか一項に
    記載の断熱性紙製容器の製造方法において、加熱処理が
    120〜130°Cで2〜4分間であることを特徴とす
    る断熱性紙製容器の製造方法。
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