JP5707848B2 - 電子レンジ調理用発泡積層体 - Google Patents
電子レンジ調理用発泡積層体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5707848B2 JP5707848B2 JP2010236780A JP2010236780A JP5707848B2 JP 5707848 B2 JP5707848 B2 JP 5707848B2 JP 2010236780 A JP2010236780 A JP 2010236780A JP 2010236780 A JP2010236780 A JP 2010236780A JP 5707848 B2 JP5707848 B2 JP 5707848B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- foaming
- thickness
- less
- laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
Description
(A)層がJIS K6922−1(1997年)により測定された密度が935kg/m3以上970kg/m3以下であるポリエチレン系樹脂(a)、
(B)層が、JIS K6922−1(1997年)により測定された密度が910kg/m3以上930kg/m3以下である高圧法低密度ポリエチレン(b)から構成され、
下記(i)〜(ii)を満たすことを特徴とする電子レンジ調理用発泡積層体。
(iii)JIS K6922−1(1997年)により測定した密度が935kg/m3以上970kg/m3以下である。
(iv)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトフローレート(MFR)が1g/10分以上20g/10分以下である。
(v)160℃で測定した溶融張力(MS160(mN))が20以上300以下である。
(vi)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトフローレート(MFR)が3g/10分以上25g/10分以下である。
(vii)190℃で測定した溶融張力(MS190(mN))が3以上80以下である。
これらの中で、ラミネート成形性に優れることから、高密度ポリエチレン(c)10〜90重量%と高圧法低密度ポリエチレン(d)90〜10重量%から成るエチレン系樹脂組成物(e)であることが好ましい。
MS160>110−130×log(MFR) (2)
なお、本発明におけるMS160は、長さが8mm,直径が2.095mmであるダイスを用い、流入角90°で、せん断速度10.8s−1、延伸比47、測定温度160℃の条件下で測定した値であり、最大延伸比が47未満の場合は、破断しない最高の延伸比で測定した値をMS160とした。
MS160/MS190<1.7 (4)
なお、本発明におけるMS190は、長さが8mm,直径が2.095mmであるダイスを用い、流入角90°で、せん断速度10.8s−1、延伸比47、測定温度190℃の条件下で測定した値であり、最大延伸比が47未満の場合は、破断しない最高の延伸比で測定した値をMS190とした。
20≦MS190≦80
さらに好ましくは、
25≦MS190≦60
MFRが10g/10分以上15g/10分未満の場合、
6≦MS190≦60
さらに好ましくは、
10≦MS190≦50
MFRが15g/10分以上25g/10分以下の場合、
3≦MS190≦55
さらに好ましくは、
5≦MS190≦45
ポリエチレン系樹脂組成物のMFRに対する溶融張力が大きいほどネックインが小さくなるが、MFRに対する溶融張力が大きすぎるとドローダウン性に劣る場合がある。
(1)密度
密度は、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(2)メルトマスフローレート(MFR)
MFRは、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(3)分子量および分子量分布の測定
直鎖状エチレン系重合体の数平均分子量(Mn)、およびポリエチレン系樹脂の重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)および重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。GPC装置としては東ソー(株)製 HLC−8121GPC/HTを用い、カラムとしては東ソー(株)製 TSKgel GMHhr−H(20)HTを用い、カラム温度を140℃に設定し、溶離液として1,2,4−トリクロロベンゼンを用いて測定した。測定試料は1.0mg/mlの濃度で調製し、0.3ml注入して測定した。分子量の検量線は、分子量既知のポリスチレン試料を用いて校正されている。なお、MwおよびMnは直鎖状ポリエチレン換算の値として求めた。
(4)流動の活性化エネルギーの算出
ポリエチレン系樹脂の流動の活性化エネルギー(Ea)は、円板−円板レオメーター((株)アントンパール製、商品名:MCR−300)を用い、150℃、170℃、190℃の各温度で角速度0.1〜100rad/sの範囲のせん断貯蔵弾性率G’、せん断損失弾性率G”を求め、基準温度150℃での横軸のシフトファクターを求め、アレニウス型の式により計算した。
(5)溶融張力
ポリエチレン系樹脂およびエチレン系樹脂組成物の溶融張力は、バレル直径9.55mmの毛管粘度計(東洋精機製作所、商品名:キャピログラフ)に、長さが8mm,直径が2.095mm、流入角が90°のダイスを装着し測定した。MS160は、温度を160℃に設定し、ピストン降下速度を10mm/分、延伸比を47に設定し、引き取りに必要な荷重(mN)をMS160とした。最大延伸比が47未満の場合、破断しない最高の延伸比での引き取りに必要な荷重(mN)をMS160とした。また、温度を190℃に設定し同様の方法で測定した荷重(mN)をMS190とした。
(6)加熱発泡
実施例により得られた積層体を10cm×20cmに切り出し円筒状に成形したサンプルを、120℃に加熱したギア式老化試験機(安田精機製作所製 No.102−SHF−77)中で所定の時間静置した後、取り出して空気中で室温まで冷却した。
(7)発泡層厚み
得られた発泡体、及びブランクとして発泡させる前のラミネート積層体をサンプル取りし、光学顕微鏡により断面写真を撮影した。断面写真から発泡層の厚みを測定し、5箇所で測定した。発泡層の厚みが200μm未満であれば×、200μm以上500μm未満であれば△、500μm以上700μm未満であれば○、700μm以上であれば◎とした。なお、発泡層厚みが200μm以上であれば、良好であると評価した。
(8)発泡表面の状態
得られた発泡体の表面の光沢性を目視で観測した。表面の光沢性が著しく良好である場合を◎、良好である場合を○、良好であるもののやや劣る場合を△、不良の場合を×とした。
(9)電子レンジ適性
得られた発泡体を5cm×20cmに切りだし円筒状に成形し、95℃、150ccの熱湯を注いだ紙容器を挿入したサンプルを、出力500Wの電子レンジ(日立製作所製 MR M−25)を用いて5分間電子レンジ処理を行った後、取り出して空気中で室温まで冷却した。表面に火ぶくれが発生せず、かつ発泡外観に全く変化がない場合を◎、火ぶくれが発生しなかったものの表面の光沢性が若干変化した場合を○、火ぶくれが発生しなかったものの表面の光沢性が変化した場合を△、火ぶくれが発生した場合を×とした。
[変性ヘクトライトの調製]
水3リットルにエタノール3リットルと37%濃塩酸100ミリリットルを加えた後、得られた溶液にN−メチルジオレイルアミン585g(1.1mol:ライオン株式会社製・商品名:アーミンM2O)を添加し、60℃に加熱することによって、塩酸塩溶液を調製した。この溶液にヘクトライト1kgを加えた。この懸濁液を60℃で、3時間撹拌し、上澄み液を除去した後、60℃の水50Lで洗浄した。その後、60℃、10−3torrで24時間乾燥し、ジェットミルで粉砕することによって、平均粒径10.5μmの変性ヘクトライトを得た。
[ポリエチレン系樹脂の製造触媒の調製]
上記変性ヘクトライト500gをヘキサン1.7リットルに懸濁させ、ジメチルシランジイルビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド6.97g(20.0mmol)、ジフェニルメチレン(1−シクロペンタジエニル)(2,7−ジ−tert−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド2.33g(3.53mmol)およびトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714M)2.8リットル(2mol)を添加して室温で6時間撹拌した。静置して上澄み液を除去、ヘキサンで触媒固体を2回洗浄し、ヘキサンを添加して最終的に100g/Lの触媒スラリーを得た。
[ポリエチレン系樹脂の製造]
内容積540Lの重合器に、ヘキサンを145kg/時、エチレンを33.0kg/時、ブテン−1を1.0kg/時、水素を12NL/時およびポリマー生産量が30kg/時になるように上記[ポリエチレン系樹脂の製造触媒の調製]で調製した触媒スラリーを連続的に供給し、全圧を3,000kPa、重合器内温を85℃に保ちながら連続的に重合反応を行った。重合器から連続的にスラリー抜き出し、未反応の水素、エチレン、ブテン−1を除去した後、分離、乾燥の工程を経てポリエチレン系樹脂粉末を得た。ポリエチレン系樹脂粉末を200℃に設定した50mm径の単軸押出機を使用して溶融混練し、ペレタイズすることでポリエチレン系樹脂ペレットを得た。得られたポリエチレン系樹脂ペレットの密度は950kg/m3、MFRは2.0g/10分、MS160は150mN、MS190は120mN、Eaは31.8kJ/mol、Mw/Mnは7.3であった。
ポリエチレン系樹脂(a)として、MFRが7g/10分、密度が940kg/m3である高密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン LW04−1)(A1)を、高圧法低密度ポリエチレン(b)として、MFRが13g/10分、密度が919kg/m3である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン 212)(B1)を使用した。
参考例1に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A1)の厚みが30μm、(B1)の厚みが80μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であった。
参考例1に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A1)の厚みが20μm、(B1)の厚みが90μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であった。
(A)層の樹脂として、MFRが20g/10分、密度が966kg/m3である高密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ニポロンハード 1000)を90重量%、MFRが1.6g/10分、密度が919kg/m3である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン 360)を10重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したエチレン系樹脂組成物(A2、MFR 16g/10分、密度 961kg/m3)を使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性はともに良好であった。
実施例4に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A2)の厚みが20μm、(B1)の厚みが90μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であった。
(A)層の樹脂として、MFRが20g/10分、密度が966kg/m3、数平均分子量が11,000(g/mol)である高密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ニポロンハード 1000)を80重量%、製造例1により合成されたポリエチレン系樹脂を20重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したエチレン系樹脂組成物(A3、MFR 13g/10分、密度 963kg/m3、MS190 11mN)を使用した以外は参考例2と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性はともに良好であった。
実施例7
実施例6に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A3)の厚みが20μm、(B1)の厚みが90μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であった。
実施例6に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A3)の厚みが50μm、(B1)の厚みが70μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であった。
(B)層の樹脂として、MFRが7g/10分、密度が922kg/m3である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン 214)(B2)を使用した以外は参考例1と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。
評価の結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性はともに良好であった。
(B)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(B2)を使用した以外は実施例4と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性はともに良好であった。
(B)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(B2)を使用した以外は実施例6と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性はともに良好であっ
た。
(B)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(B2)を使用した以外は実施例7と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表1に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性はともに良好であった。
実施例1に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A1)の厚みが15μm、(B1)の厚みが40μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表2に示す。発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であったものの、発泡後の発泡層の厚みに劣った。
実施例1に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、(A1)の厚みが50μm、(B1)の厚みが60μmとした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表2に示す。発泡後の厚みは良好であったものの、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性に劣った。
(A)層の樹脂として、エチレン系樹脂組成物(A2)を使用した以外は実施例1と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表2に示す。発泡後の発泡層の厚み、発泡表面の状態はともに良好であったものの、電子レンジ適性に劣っていた。
(A)層の樹脂として、エチレン系樹脂組成物(A3)を使用した以外は実施例1と同様にして、ラミネート成形を行い、積層体を発泡させ発泡積層体を得た。得られた発泡積層体の発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。評価の結果を表2に示す。発泡後の厚みは良好であったものの、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性に劣った。
実施例1に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、加熱発泡の時間を3分とした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表2に示す。発泡表面の光沢性、電子レンジ適性はともに良好であったものの、発泡後の発泡層の厚みに劣った。
実施例1に使用したポリエチレン系樹脂を使用し、加熱発泡の時間を8分とした以外は同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層の厚み、発泡表面の状態、電子レンジ適性を評価した。結果を表2に示す。発泡後の厚みは良好であったものの、発泡表面の光沢性、電子レンジ適性に劣った。
Claims (8)
- (A)層/基材層/(B)層を含み、(B)層が発泡層である発泡積層体であって、
(A)層がJIS K6922−1(1997年)により測定された密度が935kg/m3以上970kg/m3以下であるポリエチレン系樹脂(a)、
(B)層が、JIS K6922−1(1997年)により測定された密度が910kg/m3以上920kg/m3以下である高圧法低密度ポリエチレン(b)から構成され、
下記(i)〜(iii)を満たすことを特徴とする電子レンジ調理用発泡積層体。
(i)発泡後の(B)層の厚みが500μm以上である。
(ii)発泡前の(B)層の厚み(μm)に対する発泡後の(B)層の厚み(μm)の比が5以上12以下である。
(iii)(A)層の厚みが10μm以上35μm以下であり、かつ、(B)層の発泡前の厚みが75μm以上100μm以下 - (A)層の厚み(μm)に対する(B)層の発泡前の厚み(μm)の比が1.75以上8以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ調理用発泡積層体。
- (A)層の厚み(μm)に対する(B)層の発泡前の厚み(μm)の比が2以上6以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ調理用発泡積層体。
- ポリエチレン系樹脂(a)密度が945kg/m3以上970kg/m3以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ調理用発泡積層体。
- ポリエチレン系樹脂(a)の密度が950kg/m3以上965kg/m3以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子レンジ調理用発泡積層体。
- ポリエチレン系樹脂(a)が、高密度ポリエチレン(c)10〜90重量%、及び高圧法低密度ポリエチレン(d)10〜90重量%から成るエチレン系樹脂組成物(e)であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子レンジ調理用発泡積層体。
- ポリエチレン系樹脂(a)が、直鎖状エチレン系重合体(f)20〜99重量%、及び下記(iii)〜(v)を満足するエチレン系樹脂(g)1〜80重量%からなり、かつ下記(vi)、(vii)を満たすエチレン系樹脂組成物(h)であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子レンジ調理用発泡積層体。
(iii)JIS K6922−1(1997年)により測定した密度が935kg/m3以上970kg/m3以下である。
(iv)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトフローレート(MFR)が1g/10分以上20g/10分以下である。
(v)160℃で測定した溶融張力(MS160(mN))が20以上300以下である。
(vi)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトフローレート(MFR)が1g/10分以上20g/10分以下である。
(vii)190℃で測定した溶融張力(MS190(mN))が3以上80以下である。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の電子レンジ調理用発泡積層体からなる容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010236780A JP5707848B2 (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 電子レンジ調理用発泡積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010236780A JP5707848B2 (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 電子レンジ調理用発泡積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012086497A JP2012086497A (ja) | 2012-05-10 |
JP5707848B2 true JP5707848B2 (ja) | 2015-04-30 |
Family
ID=46258644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010236780A Active JP5707848B2 (ja) | 2010-10-21 | 2010-10-21 | 電子レンジ調理用発泡積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5707848B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6123211B2 (ja) * | 2012-10-01 | 2017-05-10 | 東ソー株式会社 | 発泡積層体 |
JP6375988B2 (ja) * | 2015-02-20 | 2018-08-22 | 日本ポリエチレン株式会社 | 加熱発泡性積層体、並びにそれを用いた発泡加工紙及び断熱容器 |
JP2021024573A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | キョーラク株式会社 | 包装袋 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3408156B2 (ja) * | 1997-08-14 | 2003-05-19 | 三陽パックス株式会社 | 断熱性紙製容器の胴部材原材料及び断熱性紙製容器とその製造方法 |
JP4090563B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2008-05-28 | 大日本印刷株式会社 | 断熱性紙カップ |
WO2002072691A1 (en) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Dow Global Technologies Inc. | Blends of ethylenic polymers with improved modulus and melt strength and articles fabricated from these blends |
JP4747827B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2011-08-17 | 東ソー株式会社 | 加熱発泡用押出ラミネート積層体 |
JP2007217024A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Solo Cup Japan:Kk | 断熱性紙製容器及びその製造方法 |
JP5171588B2 (ja) * | 2007-12-19 | 2013-03-27 | 日本ポリエチレン株式会社 | 発泡性積層体用樹脂、発泡性積層体、及びそれを用いた発泡加工紙並びに断熱容器 |
TWI427114B (zh) * | 2008-05-09 | 2014-02-21 | Tosoh Corp | 聚乙烯樹脂組成物及由此構成的積層體 |
JP5549827B2 (ja) * | 2008-06-12 | 2014-07-16 | 東ソー株式会社 | 加熱発泡用積層体 |
-
2010
- 2010-10-21 JP JP2010236780A patent/JP5707848B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012086497A (ja) | 2012-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI427114B (zh) | 聚乙烯樹脂組成物及由此構成的積層體 | |
JP5904084B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物および発泡成形体 | |
JP2009040894A (ja) | エチレン系重合体およびそれよりなるフィルム | |
JP2002052669A (ja) | 積層体およびこれを用いたパウチ | |
WO2010119883A1 (ja) | プロピレン重合体樹脂組成物 | |
JP5158359B2 (ja) | 発泡積層体 | |
JP5707848B2 (ja) | 電子レンジ調理用発泡積層体 | |
JP2013022941A (ja) | 発泡性積層体、発泡加工紙及び断熱容器 | |
JP2014074096A (ja) | 押出ラミネート用ポリエチレン樹脂組成物および積層体 | |
JP5549827B2 (ja) | 加熱発泡用積層体 | |
JP2012136666A (ja) | 押出ラミネート用ポリエチレン樹脂組成物および積層体 | |
JP5895483B2 (ja) | 押出ラミネート用エチレン系重合体組成物および積層体 | |
EP2554375B1 (en) | Film | |
JP5672531B2 (ja) | 発泡用生分解性樹脂組成物および発泡成形品 | |
JP2010275499A (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物からなる予備発泡粒子、その製造方法及び型内発泡成形体 | |
JP5251766B2 (ja) | 多層フィルム | |
JP5741130B2 (ja) | ポリエチレン系樹脂組成物および容器 | |
JP2014073625A (ja) | 加熱発泡用積層体 | |
JP5418294B2 (ja) | 積層体 | |
JP2012136665A (ja) | 押出ラミネート用エチレン系重合体組成物および積層体 | |
JP5825023B2 (ja) | 積層体 | |
JP2014009247A (ja) | 押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物および積層体 | |
JP5527153B2 (ja) | 発泡用ポリフェニレンスルフィド系樹脂組成物および発泡成形体 | |
JP6357841B2 (ja) | 透明液体容器 | |
JP2014124794A (ja) | 積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140722 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150216 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5707848 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |