JP3404967B2 - 絞り成形方法 - Google Patents

絞り成形方法

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JP3404967B2
JP3404967B2 JP04994895A JP4994895A JP3404967B2 JP 3404967 B2 JP3404967 B2 JP 3404967B2 JP 04994895 A JP04994895 A JP 04994895A JP 4994895 A JP4994895 A JP 4994895A JP 3404967 B2 JP3404967 B2 JP 3404967B2
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mold
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健二 玉田
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    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21D22/20Deep-drawing
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス方向と異なる方
向から可動型に連動するダイスを、固定型の凹部に型合
わせさせてプレス素材の成形を行う絞り成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来技術が実開昭61−1
48423号公報に記載されており、この技術を応用し
た例が、図7に示されている。この絞り成形方法では、
前記上型4が下降する際に、縦壁面2dを備える下型2
の凹部2hに対し、前記上型4の一部を構成する可動ダ
イス6をカム(図示されていない)の作用によりその縦
壁面2dと交差する方向Kから移動させる。そして、前
記可動ダイス6によって下型2にセットされたプレス素
材wを押圧しながら、その可動ダイス6を前記凹部2h
に型合わせさせることにより、プレス素材wから段差部
wdを有する製品を成形する。
【0003】ここで、前記可動ダイス6がプレス素材w
を押圧する方向のベクトルK(以下、押圧ベクトルKと
いう)は、図7において、A点からB点に向かうベクト
ルと等しく、上型4に対して可動ダイス6が移動する方
向とその移動量を表すベクトルSと、可動ダイス6が下
降する量(プレス方向の移動量)を表すベクトルPとの
和で表される。このように、可動ダイス6はA点からB
点の方向に移動しながらプレス素材wを押圧するため
に、可動ダイス6によって深く絞られる部分の素材加工
前長さL1 をある程度大きく設定でき、上型4と下型2
だけから絞り成形する場合と比べてプレス素材wの伸び
率を低くすることができる。なお、図8は、前記ベクト
ルSを一定に保持したままでベクトルPの大きさを変化
させたときの押圧ベクトルKu,K,Kdを表してお
り、図7における点Ad、点Auは、図8における点A
d、点Auの具体的な位置を表している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】深い絞り成形を行うた
めには、図7に示される前記素材加工前長さL1 を可能
な限り大きくするとともに、クッションリング側Cから
供給される素材供給量L2 をある程度確保する必要があ
る。しかしながら、従来は、素材加工前長さL1を大き
くするための方法に重点が置かれ、前記素材供給量L2
はさほど重要視されていなかった。本発明の技術的課題
は、クッションリング側Cからの素材供給量L2 をある
程度確保し、さらにその状態における可動ダイスの適正
な押圧方向を決めて素材加工前長さL1 を可能な限り大
きく設定することにより、効果的に深い絞り成形を可能
にしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明は、昇降
可能な上型と、前記上型に支持されており、その上型の
昇降に連動して前記上型に対し斜め方向に移動可能なダ
イスと、そのダイスが型合わせされる凹部を有する下型
と、前記上型と協働してプレス素材の縁部を拘束するク
ッションリングとを備えるプレス装置を使用してそのプ
レス素材の成形を行う絞り成形方法において、前記プレ
ス素材の縁部が前記クッションリングと前記上型とによ
り拘束されてそのプレス素材が上型と共に下降し、前記
クッションリングの近傍に位置するプレス素材の一部
前記下型の凹部の周囲に当接したタイミングから前記ダ
イスが前記上型に対し斜め方向に移動を開始してそのプ
レス素材を押圧し始めることを特徴とする。本発明によ
ると、クッションリングの近傍に位置するプレス素材の
一部が下型の凹部の周囲に当接したタイミングからダイ
スがそのプレス素材を押圧し始めるため、プレス素材と
下型との接触面積が小さい状態でプレス素材がダイスに
押圧されるようになる。このため、ダイスがプレス素材
を押圧する際に、クッションリング近傍においてプレス
素材と下型との接触抵抗が大きくならず、クッションリ
ング側から下型の凹部に供給される素材の供給量をある
程度確保することができる。したがって、深い絞り成形
が可能になる。
【0006】請求項2の発明は、昇降可能な上型と、前
記上型に支持されており、その上型の昇降に連動して前
記上型に対し斜め方向に移動可能なダイスと、そのダイ
スが型合わせされる凹部を有する下型と、前記上型と協
働してプレス素材の縁部を拘束するクッションリングと
を備えるプレス装置を使用してそのプレス素材の成形を
行う絞り成形方法において、前記上型に対するダイスの
移動方向及び移動量と、前記ダイスが前記上型に対し斜
め方向に移動を開始してプレス素材を押圧し始めるタイ
ミングから前記上型がプレス終了点に到達するまでの
記上型の下降量とに基づいて、前記ダイスがプレス素材
を押圧する方向を定めることを特徴とする。本発明によ
ると、ダイスがプレス素材を押圧する適性角度を容易に
設定できるため、深く絞れられる部分の素材加工前長さ
を可能な限り大きく取れるとともに、クッションリング
側から下型の凹部に供給される素材の供給量をある程度
確保することができる。したがって、深い絞り成形が可
能になる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図6に基づいて、本発明の一実
施例に係る寄せ絞り成形方法の説明を行う。ここで、図
6は本実施例に係る寄せ絞り成形方法を実施するための
プレス装置10の全体縦断面図を表しており、図5は、
図6の要部詳細図を表している。
【0008】前記プレス装置10は、クッション絞りを
行うための装置であり、その下型11の周囲にプレス素
材wのしわ押さえを行うためのクッションリング12が
複数のクッションピン13によって昇降可能な状態で支
持されている。また、前記下型11はその下部が下型台
11dに固定されており、その下型台11d上の規定位
置(図6中 下型11の右側)に固定カム11kが位置
決めされている。さらに、前記下型台11dの上端に
は、その縁に沿って垂直に側壁11wが形成されてお
り、この側壁11wの内側に上型台15dの摺動部15
sが上下に摺動できるように当接している。これによっ
て、前記上型台15dは下型台11dに対して水平方向
の動きが規制された状態で昇降が可能になる。
【0009】前記上型台15dは、図示されていない昇
降機構の働きにより所定の範囲で昇降できる構造となっ
ており、そのほぼ中央に前記下型11と係合する上型1
5が固定されている。また、前記上型15には、その成
形面15fの縁にしわ押さえ部15xが形成されてお
り、上型15が下降する過程でそのしわ押さえ部15x
が前記クッションリング12と協働することによりプレ
ス素材wの縁部をつかめるようになっている。さらに、
前記上型15には、水平方向に対して所定の角度(角度
β)を有する向きに開口15kが形成されており、前記
開口15kに可動ダイス16とその可動ダイス16を支
持する第2摺動カム17とがその開口15kの向き(水
平方向に対して角度β 図3参照)に摺動できるように
収納されている。そして、前記上型15が下死点まで下
降し、可動ダイス16の成形面が開口15kから規定量
だけ突出した状態で、後記するように、その成形面は縦
壁面11hを有する下型11の凹部11jに型合わせさ
れるようになっている。
【0010】前記第2摺動カム17は、可動ダイス16
と反対側に鍔部17tが形成されており、その鍔部17
tが第2スプリング17bを介して上型15の外側面に
連結されている。さらに、前記第2摺動カム17には、
その鍔部17tの裏側に第2スライドプレート17pが
固定されており、この第2スライドプレート17pに第
1摺動カム18の第1スライドプレート18pが面接触
している。前記第1摺動カム18は、水平方向の動きが
許容された状態で前記上型台15dに装着されており、
さらに、前記第1スライドプレート18pの反対側には
下部スライドプレート18yが固定されている。そし
て、前記上型台15dが下降する過程で前記第1摺動カ
ム18の下部スライドプレート18yは、前記下型台1
1dに設けられた固定カム11kの上部スライドプレー
ト11yに面接触できるようになっている。なお、前記
第1摺動カム18と上型台15dとの間には、その第1
摺動カム18を第2摺動カム17から離す方向に付勢さ
れた第1スプリング19が装着されている。
【0011】この構造により、前記上型台15dが下降
すると、前記固定カム11kの上部スライドプレート1
1yに倣って第1摺動カム18の下部スライドプレート
18yが下方に移動し、前記第1摺動カム18は第2摺
動カム17を押圧する方向に水平に移動する。そして、
前記第1摺動カム18が第2摺動カム17を押圧しなが
ら水平方向に移動することにより、前記第2摺動カム1
7の第2スライドプレート17pが第1摺動カム18の
第1スライドプレート18pに倣って下方に移動し、前
記第2摺動カム17は前記第2スプリング17bのバネ
力に抗して前記上型15の開口15kの奥に挿入され
る。これによって、前記第2摺動カム17の先端に位置
決めされた可動ダイス16が規定量だけ前記開口15k
から下型11の側に突出するようになる。なお、前記上
型15が上昇して下型11から離れた状態では、第1摺
動カム18、第2摺動カム17は第1スプリング19、
第2スプリング17bのバネ力により元の位置に戻され
る。
【0012】図3は上型台15dに設けられた前記第1
摺動カム18、第2摺動カム17及び可動ダイス16
と、前記下型台11dに設けられた固定カム11kの関
係を表す側面図であり、図4(II)は、図3に表す条件
において前記可動ダイス16の動きを表すベクトル図で
ある。図3に示されるように、固定カム11kの上部ス
ライドプレート11yと第1摺動カム18の下部スライ
ドプレート18yの傾斜は、後記する手順で、プレス方
向に対して角度θに設定されている。また、第1摺動カ
ム18の第1スライドプレート18pと第2摺動カム1
7の第2スライドプレート17pの傾斜は、プレス方向
に対して角度γに設定されている。さらに、第2摺動カ
ム17の移動方向は前述のように水平方向に対して角度
βに設定されている。従って、上型台15dが下降して
図3に示されるように、第1摺動カム18の下部スライ
ドプレート18yが固定カム11kの上部スライドプレ
ート11yに面接触した状態、即ち、前記カム11k,
18,17が動作を開始したタイミングから前記上型台
15dが下死点まで下降する量をH0 に設定したとする
と、上型台15dが距離H0 下降することにより第1摺
動カム18は上型台15dに対して水平方向に距離M0=
H0 tan θだけ移動することになる。
【0013】さらに、第1摺動カム18が水平方向に距
離M0 だけ移動することにより、第2摺動カム17は第
1摺動カム18によって水平方向から押圧されて、上型
台15dに対し、第1スライドプレート18pと第2ス
ライドプレート17pの作用により水平方向に対して成
す角βで移動するようになる。この第2摺動カム17の
動きが、図4(II)のベクトルSで表される。ここで、
前記可動ダイス16は、前記第2摺動カム17と一体で
移動するために、上記ベクトルSは上型台15dに対す
る可動ダイス16の動きを表すベクトルでもある。した
がって、前記下型11に対する可動ダイス16の動き、
即ち、可動ダイス16がプレス素材wを押圧する方向を
ベクトルKで表すと、押圧ベクトルKはその可動ダイス
16の下降量(上型台15dの下降量)を表すベクトル
Pと、上型台15dに対する可動ダイス16の動きを表
すベクトルSとの和で表される。なお、上型台15dに
対する可動ダイス6の移動方向(ベクトルSの方向)は
プレス装置の全体構造から決定され、任意に変更するこ
とはできない。このため、角度β、角度γは一定であ
る。
【0014】図4(I )は、上型台15dに対する可動
ダイス16の移動方向及び移動量(ベクトルS)を変え
ることなく、前記カム11k,18,17が動作を開始
したタイミング状態から上型台15dが下死点まで下降
する量を大きく設定したときの可動ダイス16の動きを
表すベクトル図である。前記ベクトルSが一定の状態で
上型台15dの下降量H1(H1 >H0)を大きくするに
は、図3において角度β、角度γが一定であるために角
度θを小さくしなければならない。この結果、可動ダイ
ス16の押圧ベクトルKu がプレス方向(ベクトルP)
に対して成す角αu は、図4(I ), (II)に示される
ように、下降量H0 の場合の押圧ベクトルKの角度αよ
り小さくなる。したがって、前記下降量H1 を大きく設
定した場合には、可動ダイス16によって深く絞られる
部分の素材加工前長さL1 は小さくなる。
【0015】図4(III )は、上型台15dに対する可
動ダイス16の移動方向及び移動量(ベクトルS)を変
えることなく、前記カム11k,18,17が動作を開
始したタイミング状態から上型台15dが下死点まで下
降する量を小さく設定したときの可動ダイス16の動き
を表すベクトル図である。前記ベクトルSが一定の状態
で上型台15dの下降量H2(H2 <H0)を小さくするに
は、図3において角度β、角度γが一定であるために角
度θを大きくしなければならない。この結果、可動ダイ
ス16の押圧ベクトルKd がプレス方向(ベクトルP)
に対して成す角αd は、図4(II), (III )に示され
るように、下降量H0 の場合の押圧ベクトルKの角度α
より大きくなる。したがって、前記下降量H2 を小さく
設定した場合には、可動ダイス16によって深く絞られ
る部分の素材加工前長さL1 は大きくなる。
【0016】しかしながら、素材加工前長さL1 を大き
くする目的で、上型台15dが下死点近くまで下降した
段階から可動ダイス16によるプレス素材wの押圧を開
始すると、クッションリング12の近傍においてプレス
素材wが下型11に接触する面積が大きくなり、その接
触抵抗によってクッションリング12側から供給される
素材供給量L2 が減少する。この現象は、可動ダイス1
6の成形速度が速いとき、また、プレス素材wの摩擦係
数が大きいときに著しくなる。このため、深い絞り成形
を可能にするには、素材加工前長さL1 と素材供給量L
2 とをバランスよく設定する必要がある。
【0017】本実施例においては、図1、図2に示され
るように、プレス素材wが下型11の凹部11jの周囲
(点Z)に当接したタイミング、即ち、上型台15d等
が下死点から高さDの位置にあるタイミングで、前記可
動ダイス16がプレス素材wを押圧し始めるようにして
いる。ここで、図2に示されるように、可動ダイス16
がプレス素材wに当接する点をA点とし、そのA点にあ
る可動ダイス16の先端部が成形終了時に位置しなけれ
ばならない点をB点とすれば、可動ダイス16がプレス
素材wを実際に押圧する方向と距離を表すベクトルはベ
クトルABで表される。したがって、図4(II) におい
て、押圧ベクトルKをベクトルABで置き換え、さら
に、下降量H0 を距離Dに置き換え、また、角度β、角
度γを一定の状態で作図を行えば、角度θ、即ち、固定
カム11kの上部スライドプレート11y及び第1摺動
カム18の下部スライドプレート18yの角度を決定す
ることができるようになる。
【0018】即ち、本実施例に係るプレス装置10で
は、プレス素材wが下型11のZ点に当接したタイミン
グ(上型台15d等が下死点から高さDの位置にあるタ
イミング)から可動ダイス16がプレス素材wを適正に
押圧できるように、固定カム11kの上部スライドプレ
ート11y及び第1摺動カム18の下部スライドプレー
ト18yの角度θを設定している。
【0019】次に、上記プレス装置10の動作を説明し
ながら本実施例に係る絞り成形方法の説明を行う。前記
プレス装置10において、前記プレス素材wが規定位置
にセットされた状態で前記上型台15dが所定位置まで
下降すると、プレス素材wの縁部が上型15のしわ押さ
え部15xとクッションリング12との間に挟まれて拘
束される。そして、この状態から上型台15dが下死点
まで下降する過程で、前記カム11k,18,17が動
作を開始し、図1に示されるように、前記クッションリ
ング12の近傍に位置するプレス素材wが下型11の凹
部11jの周囲(図1中 点Z)に当接したタイミング
から可動ダイス16がプレス素材wを押圧し始める。な
お、前述のように、このタイミングにおける上型台15
d及びクッションリング12の下死点までの距離はDに
設定されている。そして、前記タイミングから上型台1
5d等が下死点まで下降する過程で、可動ダイス16が
点Aから点Bの方向に移動しながらプレス素材wを押圧
し、図5に示されるように、製品に段差部wdが成形さ
れる。
【0020】このように、本実施例に係る絞り成形方法
によると、クッションリング12の近傍に位置するプレ
ス素材wが下型11の凹部11jの周囲に当接したタイ
ミングから可動ダイス16がそのプレス素材wを押圧し
始めるようにしている。このため、その可動ダイス16
がそのプレス素材wを押圧する際に、クッションリング
12の近傍においてプレス素材wと下型11との接触抵
抗がさほど大きくならず、クッションリング側から縦壁
面11hの部分に供給される素材供給量L2 (図2参
照)をある程度確保することができる。また、プレス素
材wが下型11の凹部11jの周囲(点Z)に当接した
タイミングにおける上型台15d等の下死点からの高さ
Dに基づいて、その可動ダイス16がプレス素材wを押
圧する角度を設定することができる。このため、素材供
給量L2 をある程度確保した状態で、素材加工前長さL
1 を可能な限り大きく取ることができ、深い絞り成形が
可能になる。この結果、製品形状の制約が少なくなり絞
り成形の適用範囲が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る絞り成形の様子を表す
側面図である。
【図2】図1の要部詳細を表す図面である。
【図3】第1摺動カム、第2摺動カム及び可動ダイス
と、下型台に設けられた固定カムの関係を表す側面図で
ある。
【図4】可動ダイスの動きを表すベクトル図である。
【図5】図6の要部詳細図である。
【図6】本発明の一実施例に係る絞り成形方法を実施す
るためのプレス装置の全体縦断面図である。
【図7】従来の絞り成形の様子を表す側面図である。
【図8】従来の可動ダイスの動きを表すベクトル図であ
る。
【符号の説明】
w プレス素材 11 下型(固定型) 11d 下型台 11k 固定カム 11j 凹部 11h 縦壁面 12 クッションリング 15 上型(可動型) 15d 上型台 16 可動ダイス 17 第2摺動カム 18 第1摺動カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋山 裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−210825(JP,A) 特開 平7−124662(JP,A) 特開 昭61−148423(JP,A) 特開 昭59−66939(JP,A) 実開 平7−3827(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 22/02 B21D 22/06 B21D 22/22 B21D 24/00 B21D 24/04 B21D 37/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能な上型と、前記上型に支持され
    ており、その上型の昇降に連動して前記上型に対し斜め
    方向に移動可能なダイスと、そのダイスが型合わせされ
    る凹部を有する下型と、前記上型と協働してプレス素材
    の縁部を拘束するクッションリングとを備えるプレス装
    置を使用してそのプレス素材の成形を行う絞り成形方法
    において、 前記プレス素材の縁部が前記クッションリングと前記上
    とにより拘束されてそのプレス素材が上型と共に下降
    、前記クッションリングの近傍に位置するプレス素材
    の一部前記下型の凹部の周囲に当接したタイミング
    ら前記ダイスが前記上型に対し斜め方向に移動を開始し
    そのプレス素材を押圧し始めることを特徴とする絞り
    成形方法。
  2. 【請求項2】 昇降可能な上型と、前記上型に支持され
    ており、その上型の昇降に連動して前記上型に対し斜め
    方向に移動可能なダイスと、そのダイスが型合わせされ
    る凹部を有する下型と、前記上型と協働してプレス素材
    の縁部を拘束するクッションリングとを備えるプレス装
    置を使用してそのプレス素材の成形を行う絞り成形方法
    において、前記上型に対するダイスの移動方向及び移動量と 、前記
    ダイスが前記上型に対し斜め方向に移動を開始してプレ
    ス素材を押圧し始めるタイミングから前記上型がプレス
    終了点に到達するまでの前記上型の下降量とに基づい
    て、前記ダイスがプレス素材を押圧する方向を定める
    とを特徴とする絞り成形方法。
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