JP3391326B2 - 燃料タンクの蒸発ガス抑制装置 - Google Patents

燃料タンクの蒸発ガス抑制装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置に関し、特に、自動車等の車両に装備される
燃料タンクの蒸発ガス抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される燃料
タンクの蒸発ガス抑制装置おいては、エンジンの吸気通
路と燃料タンクとを連通する連通路の途中に蒸発ガス
(ベーパ)を回収(吸着保持)する蒸発ガス収集装置
(キャニスタ)を有するものがあり、その一例が特開平
8−121279号公報に記載されている。
【0003】図3に示される如く、この燃料タンクの蒸
発ガス抑制装置においては、燃料タンク本体100への
給油に先だって、給油スイッチ102が操作されると、
電子制御ユニット104の制御下で、電磁弁106が開
くと共に、コンプレッサ108が作動して、燃料タンク
本体100内の蒸発ガスがパイプ110、112及びキ
ャニスタ113を介してリザーバ114内に送り込ま
れ、その後、圧力センサ116により検出される燃料タ
ンク本体100の内圧が大気圧以下になると、電磁弁1
06が閉じると共にコンプレッサ108が作動を停止
し、フューエルリッド118が開いて、給油可能とする
ことにより、給油時における蒸発ガスの大気中への放出
を低減している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
料タンクの蒸発ガス抑制装置では、例えば、電磁弁10
6が故障等によって閉じたままになった場合には、燃料
タンク本体100からキャニスタ113を介してリザー
バ114へ至る通路が遮断されてしまう。この結果、燃
料タンク本体100内の蒸発ガスをキャニスタ113を
介してリザーバ114へ送ることができなくなり、タン
ク内圧を下げることができないため、実質的に給油不可
能となる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、給油時に燃料
タンク本体と蒸発ガス収集装置とを連通する通路に配設
した制御弁が開弁しない場合にも、タンク内圧を下げる
ことができる燃料タンクの蒸発ガス抑制装置を提供する
ことが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、燃料タンク本体と蒸発ガス収集装置とを連通する通
路に、給油時に開弁する制御弁を設け、給油時に前記制
御弁を開弁して前記燃料タンク本体の内圧を低下させる
燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、エンジン駆動
時に、前記燃料タンクと前記蒸発ガス収集装置を連通す
る連通装置と、給油時に前記制御弁が開弁しない場合に
は、エンジンを駆動させるエンジン駆動手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0007】従って、給油時に制御弁が開弁せず、燃料
タンク本体の内圧が低下しない場合には、エンジン駆動
手段によってエンジンが駆動される。この結果、連通装
置により燃料タンクと蒸発ガス収集装置とが連通状態と
なる。このため、給油時に制御弁が開弁しない場合に
も、燃料タンク本体内の蒸発燃料ガスを蒸発ガス収集装
置へ送ることができるため、燃料タンク本体の内圧を下
げることができる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、前記制御弁は
電磁弁であり、前記連通装置は前記電磁弁をバイパスす
る通路と、該通路に設けたダイヤフラム弁と、を備えて
おり、前記ダイヤフラム弁の負圧室が前記電磁弁の下流
側に連通されていることを特徴とする。
【0009】従って、給油時に電磁弁が開弁せず、燃料
タンク本体の内圧が低下しない場合には、エンジン駆動
手段によってエンジンが駆動される。この結果、エンジ
ンの吸気負圧によりダイヤフラム弁を開弁させることが
でき、燃料タンクと蒸発ガス収集装置とが連通状態とな
る。このため、給油時に電磁弁が開弁しない場合にも、
燃料タンク本体内の蒸発燃料ガスを蒸発ガス収集装置へ
送ることができるため、燃料タンク本体の内圧を下げる
ことができる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2のいずれかに記載の燃料タンクの蒸発ガス抑制
装置において、前記エンジン駆動手段は、車両が制動状
態にあることが確認できた場合にのみ、前記エンジンを
駆動させることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1または請求項2のいずれ
かに記載の内容に加えて、車両が制動状態にあることが
確認できた場合にのみ、エンジンを駆動するため、安全
性を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置の一実施形態を図1及び図2を用いて説明す
る。
【0013】図1に示すように、本実施形態の燃料タン
クの蒸発ガス抑制装置では、燃料タンク本体10の側壁
部にインレットパイプ(燃料充填管)12の一方の端部
が貫通しており、インレットパイプ12の端部は燃料タ
ンク本体10内に挿入されている。また、インレットパ
イプ12の他方の端部は車両側壁部13に設けられた給
油口14に達している。
【0014】給油口14には、給油キャップ16が取付
けられており、給油の際には、フューエルリッド18を
開け、給油キャップ16を外すことで、図示を省略した
給油ガンが挿入可能となっている。なお、給油時、イン
レットパイプ12内の燃料液面が上昇し、給油ガンに設
けたセンサが満タン状態を検出すると、給油ガンからの
給油が自動的に停止(オートストップ)するようになっ
ている。また、車両側壁部13には、フューエルリッド
18の開放を自動的に行うと共に、フューエルリッド1
8を閉塞位置に保持するフューエルリッド開閉装置20
が配設されている。このフューエルリッド開閉装置20
は、例えば、ソレノイド、モータ等で構成されており、
制御装置22に接続されている。なお、制御装置22は
エンジン駆動手段となっており、図示を省略したエンジ
ン制御装置にエンジン駆動信号及びエンジン停止信号を
出力可能となっている。また、制御装置22は、車室内
に配設されたフューエルリッド開閉操作スイッチ23に
接続されており、作業者がフューエルリッド開閉操作ス
イッチ23をオン操作することによって、制御装置22
からフューエルリッド開閉装置20へ開信号が送られ、
フューエルリッド18が開くようになっている。また、
インレットパイプ12には、通気管24が配設されてい
る。
【0015】燃料タンク本体10とキャニスタ26とを
結ぶ通路としてのブリーザライン28における燃料タン
ク本体側の部位には、大口径の給油弁30と小口径の圧
力開放弁32とを備えた制御弁34が並列に配設されて
いる。
【0016】図2に示される如く、給油弁30の口径R
1は、給油弁30を通過する蒸発ガスの流量を燃料タン
ク本体10の圧力開放が所定時間内に完了する流量にで
きる大きさに設定されており、給油弁30が開弁した場
合には、燃料タンク本体側からキャニスタ側への蒸発ガ
スの通気抵抗によって給油が妨げられることが無い。ま
た、圧力開放弁32の口径R2は、圧力開放弁32を通
過する蒸発ガスの流量をキャニスタ26において吸着可
能な流量に制限する大きさに設定されており、圧力開放
弁32のみが開弁した場合には、圧力開放弁32の口径
の大きさによって、圧力開放弁32を通過可能な蒸発ガ
スの流量がキャニスタ26において吸着可能となる流量
に制限される。
【0017】給油弁30と圧力開放弁32は、それぞれ
制御装置22によって開閉制御される電磁弁によって構
成されており、給油弁30が閉弁状態にあっても、圧力
開放弁32が開弁すると、ブリーザライン28が連通す
るようになっている。なお、給油弁30においては、オ
フ時(通電していない時)、内蔵したスプリング40に
よって弁体42がブリーザライン28を閉塞している。
同様に圧力開放弁32においても、オフ時(通電してい
ない時)、内蔵した付勢手段(図示省略)によって弁体
がブリーザライン28を閉塞している。
【0018】制御装置22は、圧力開放弁32を開弁
し、燃料タンク本体10の内圧が低下した後、給油弁3
0を開弁するようになっている。また、制御装置22
は、車両走行中、例えば、車速センサ70により所定値
以上の車速が検出された場合には、給油弁30及び圧力
開放弁32を閉弁するようになっている。
【0019】また、制御弁34をバイパスする通路36
には、ダイヤフラム弁によって構成された逃がし弁38
が設けられており、バイパスする通路36と逃がし弁3
8とで連通装置39を構成している。また、逃がし弁3
8の負圧室38A側が制御弁34のキャニスタ側35に
連通されている。
【0020】ブリーザライン28における燃料タンク本
体内の開口部には、フロートバルブ50とカットオフバ
ルブ52が並列に配設せれており、フロートバルブ50
は満タン状態で閉塞する位置、カットオフバルブ52は
満タン状態では未閉塞となる位置にそれぞれ配設されて
いる。
【0021】なお、図示を省略したが、キャニスタ26
はパージラインによって、エアクリーナに連通するサー
ジタンクに連通されており、パージラインの中間部に
は、D−VSV(デューティ、バキュームスイッチング
バルブ)が配設されている。これにより、サージタンク
の負圧を利用して、キャニスタ26をパージすることが
可能になっている。また、キャニスタ26には、図示を
省略した大気弁が配設されている。
【0022】また、燃料タンク本体10の上壁には、燃
料タンク本体10の内圧を検出する圧力センサ60が配
設されており、圧力センサ60は燃料タンク本体10の
内圧を検知してその検出値(データ)を制御装置22に
送るようになっている。更に、燃料タンク本体10の内
部には、ポンプユニット66が配設されており、ポンプ
ユニット66にはエンジンへの燃料供給管68が連結さ
れている。
【0023】また、制御装置22は車速センサ70の他
に、ATミッション位置検知スイッチ72、サイドブレ
ーキ位置検知スイッチ74にも接続されており、車速デ
ータ、ATミッション位置データ、サイドブレーキ位置
データが制御装置22に入力されるようになっている。
【0024】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0025】なお、説明の便宜上、作用を(1)車両駐
車中、(2)車両走行中、及び(3)給油中に分けて説
明する。
【0026】(1)車両駐車中 駐車中、即ち、車両のイグニッションスイッチがオフさ
れていると、制御装置22は電源オフとなり給油弁30
及び圧力開放弁32は閉弁状態となるが、燃料タンク本
体側の内圧が、キャニスタ側の内圧に比べて所定値以上
大きくなった場合には、この圧力差により、逃がし弁3
8が開弁する。即ち、燃料タンク本体10の内圧が所定
圧より小さい場合には逃し弁38は閉塞されているが、
これより大きい場合には、逃し弁38が開弁される。こ
のため、燃料タンク本体側からキャニスタ側へ蒸発ガス
が流れ、駐車時に燃料タンク本体10の内圧が所定値以
上となることを防止できる。
【0027】(2)車両走行中 車両走行中、例えば、イグニッションスイッチがオンさ
れた場合には、制御装置22は車両が走行状態にあると
判断し、閉弁状態にある給油弁30と圧力開放弁32の
うちの口径が比較的小さい圧力開放弁32を先ず開弁す
る。このため、圧力開放弁32の口径の大きさによっ
て、圧力開放弁32を通過可能な蒸発ガスの流量が、キ
ャニスタ26において吸着可能な流量に制限される。こ
の結果、蒸発ガス内に含まれる炭化水素をキャニスタ2
6において確実に吸着することができる。
【0028】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が所定値以下になったところで、口径
が比較的大きい給油弁30も開弁する。この結果、給油
弁30の開放力を小さくできると共に、圧力開放弁32
を開弁した後に、口径が比較的大きい給油弁30を開弁
して燃料タンク本体側からキャニスタ側へ蒸発ガスを流
すため、燃料タンク本体10の圧力開放に必要な時間
(燃料タンク本体側からキャニスタ側への蒸発ガスの流
出時間)を短縮できる。
【0029】更に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が大気圧になったところで(圧力開放
終了時点)、または、車速センサにより検知した車速が
所定値以上となったところで(走行開始時に)、制御装
置22により給油弁30のみが閉弁される。この結果、
圧力開放弁32のみによって、燃料タンク本体10とキ
ャニスタ26とが連通されるので、蒸発ガスが燃料タン
ク本体側からキャニスタ側へ必要以上に流出するのを抑
制できる。
【0030】(3)給油中 フューエルリッド開閉操作スイッチ23がオンされ、制
御装置22が給油開始と判断すると、制御装置22は先
ず口径が比較的小さい圧力開放弁32を開弁する。この
ため、圧力開放弁32の口径の大きさによって、圧力開
放弁32を通過可能な蒸発ガスの流量が、キャニスタ2
6において吸着可能な流量に制限される。この結果、蒸
発ガス内に含まれる炭化水素をキャニスタ26において
確実に吸着することができる。
【0031】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が所定値以下になったところで、制御
装置22は、口径が比較的大きい給油弁30も開弁す
る。この結果、給油弁30の開放力を小さくできると共
に、燃料タンク本体10の圧力開放に必要な時間(燃料
タンク本体側からキャニスタ側への蒸発ガスの流出時
間)を短縮できる。
【0032】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が大気圧になったところで、制御装置
22は、フューエルリッド開閉装置20を作動してフュ
ーエルリッド18を開放し、給油可能とする。
【0033】一方、圧力開放弁32または給油弁30が
固着、断線等の故障等によって閉じたままになり、燃料
タンク本体10の内圧が低下しない状態を圧力センサ6
0が検出した場合には、制御装置22は、フューエルリ
ッド開閉装置20によりフューエルリッド18を閉塞位
置に保持すると共に、制御装置22からの出力信号によ
ってエンジンを駆動させる。この結果、エンジンの吸気
負圧により逃がし弁38を開弁させることができ、燃料
タンク本体10とキャニスタ26とが連通状態となる。
【0034】このため、給油時に電磁弁34が開弁しな
い場合にも、燃料タンク本体10内の蒸発燃料ガスをキ
ャニスタ26へ送ることができるため、燃料タンク本体
10の内圧を下げることができる。従って、圧力センサ
60で検出した燃料タンク本体10の内圧が大気圧にな
ったところで、制御装置22は、エンジンを停止させる
と共に、フューエルリッド開閉装置20を作動してフュ
ーエルリッド18を開放し、給油可能とするので、給油
キャップ16を開けた場合にも、給油口14からの蒸発
ガスや燃料の吹き返しを防止できる。
【0035】更に、制御装置22は、車速センサ70か
らの車速データに基づき、例えば、車速が0と判定した
場合、且つ、ATミッション位置検知スイッチ72から
のATミッション位置データに基づき、ATミッション
位置がパーキング位置にあると判定した場合、且つ、サ
イドブレーキ位置検知スイッチ74からのサイドブレー
キ位置データに基づき、サイドブレーキがオンの位置に
あると判定した場合にのみ、車両が制動状態にあること
判定しエンジンを駆動させる。この結果、安全性を向上
することができる。
【0036】なお、圧力開放弁32または給油弁30に
故障が無く、正常に給油が終了しフューエルリッド18
が閉塞された場合には、図示を省略したフューエルリッ
ド閉塞検知スイッチがオンすることで、制御装置22
は、給油終了と判断し、圧力開放弁32及び給油弁30
を閉弁する。また、上記した給油開始及び給油終了の判
定は、必ずしもフューエルリッド操作開閉スイッチ2
3、フューエルリッド閉塞検知スイッチによって行う必
要はない。即ち、給油中はキャップ16が外されるた
め、これを検出して給油開始及び給油終了の判定を行っ
ても良い。また、フューエルリッド18の開閉状態を検
知するスイッチ等からの信号によって給油開始及び給油
終了の判定を行っても良い。
【0037】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、制御装置22におい
て、車速センサ70からの車速データに基づき、例え
ば、車速が0と判定した場合、且つ、ATミッション位
置検知スイッチ72からのATミッション位置データに
基づき、ATミッション位置がパーキング位置にあると
判定した場合、且つ、サイドブレーキ位置検知スイッチ
74からのサイドブレーキ位置データに基づき、サイド
ブレーキがオンの位置にあると判定した場合にのみ、車
両が制動状態にあると判定しエンジンを駆動させたが、
これらの条件の一部が満たされたと判定した場合に、車
両が制動状態にあると判定しエンジンを駆動させても良
い。また、マニアルミッション位置検知スイッチからの
マニアルミッション位置データに基づき、マニアルミッ
ション位置がニュートラル位置にあると判定した場合等
の他の判定条件と組み合わせ、これらの各条件が満たさ
れた場合に、車両が制動状態にあると判定しエンジンを
駆動させても良い。
【0038】また、本実施形態では、燃料タンク本体1
0の内圧が低下しない状態を圧力センサ60が検出した
場合に、制御装置22はフューエルリッド開閉装置20
によりフューエルリッド18を閉塞位置に保持すると共
に、制御装置22からの出力信号によってエンジンを駆
動させたが、これに代えて、燃料タンク本体10の内圧
が低下しない状態を圧力センサ60が検出した場合に、
フューエルリッド開閉装置20によりフューエルリッド
18の閉塞位置に保持するのみ(エンジンは駆動させな
い)としても良い。この場合には、フューエルリッド1
8の閉塞位置に保持されていることによって、燃料タン
ク本体10の内圧が低下しない状態を作業者に知らせる
ことで、作業者がエンジンを所定時間駆動させ、エンジ
ン停止後、再度フューエルリッド開閉操作スイッチ23
を操作することで、燃料タンク本体10の内圧を下げる
ことができる。
【0039】また、給油弁30、圧力開放弁32、及び
逃し弁38の構成は本実施形態の構成に限定されない。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、燃料タンク本
体と蒸発ガス収集装置とを連通する通路に、給油時に開
弁する制御弁を設け、給油時に制御弁を開弁して燃料タ
ンク本体の内圧を低下させる燃料タンクの蒸発ガス抑制
装置において、エンジン駆動時に、燃料タンクと蒸発ガ
ス収集装置を連通する連通装置と、給油時に制御弁が開
弁しない場合には、エンジンを駆動させるエンジン駆動
手段と、を有するため、給油時に燃料タンク本体と蒸発
ガス収集装置とを連通する通路に配設した制御弁が開弁
しない場合にも、タンク内圧を下げることができるとい
う優れた効果を有する。
【0041】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、制御弁は電磁
弁であり、連通装置は電磁弁をバイパスする通路と、通
路に設けたダイヤフラム弁と、を備えており、ダイヤフ
ラム弁の負圧室が電磁弁の下流側に連通されているた
め、給油時に燃料タンク本体と蒸発ガス収集装置とを連
通する通路に配設した制御弁が開弁しない場合にも、タ
ンク内圧を下げることができるという優れた効果を有す
る。
【0042】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2のいずれかに記載の燃料タンクの蒸発ガス抑制
装置において、エンジン駆動手段は、車両が制動状態に
あることが確認できた場合にのみ、エンジンを駆動させ
るため、請求項1または請求項2のいずれかに記載の内
容に加えて、安全性を向上することができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る燃料タンクの蒸発ガ
ス抑制装置における制御弁を示す拡大断面である。
【図3】従来の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
10 燃料タンク本体 22 制御装置(エンジン駆動手段) 23 フューエルリッド開閉操作スイッチ 26 キャニスタ(蒸発ガス収集装置) 28 ブリーザライン(燃料タンク本体と蒸発ガス収
集装置とを結ぶ通路) 30 給油弁 32 圧力開放弁 34 弁装置 36 制御弁をバイパスする通路(連通装置) 38 逃がし弁(連通装置) 39 連通装置 60 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−125154(JP,A) 特開 平8−121279(JP,A) 特開 平10−47186(JP,A) 実開 平5−74957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/077 F02M 37/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク本体と蒸発ガス収集装置とを
    連通する通路に、給油時に開弁する制御弁を設け、給油
    時に前記制御弁を開弁して前記燃料タンク本体の内圧を
    低下させる燃料タンクの蒸発ガス抑制装置において、 エンジン駆動時に、前記燃料タンクと前記蒸発ガス収集
    装置を連通する連通装置と、 給油時に前記制御弁が開弁しない場合には、エンジンを
    駆動させるエンジン駆動手段と、 を有することを特徴とする燃料タンクの蒸発ガス抑制装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御弁は電磁弁であり、 前記連通装置は前記電磁弁をバイパスする通路と、該通
    路に設けたダイヤフラム弁と、を備えており、 前記ダイヤフラム弁の負圧室が前記電磁弁の下流側に連
    通されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料タ
    ンクの蒸発ガス抑制装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジン駆動手段は、車両が制動状
    態にあることが確認できた場合にのみ、前記エンジンを
    駆動させることを特徴とする請求項1または請求項2の
    いずれかに記載の燃料タンクの蒸発ガス抑制装置。
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