JP3384468B2 - パネル取付用コネクタ - Google Patents
パネル取付用コネクタInfo
- Publication number
- JP3384468B2 JP3384468B2 JP13992494A JP13992494A JP3384468B2 JP 3384468 B2 JP3384468 B2 JP 3384468B2 JP 13992494 A JP13992494 A JP 13992494A JP 13992494 A JP13992494 A JP 13992494A JP 3384468 B2 JP3384468 B2 JP 3384468B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- opening
- panel
- elastic arm
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/73—Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
- H01R13/74—Means for mounting coupling parts in openings of a panel
- H01R13/741—Means for mounting coupling parts in openings of a panel using snap fastening means
- H01R13/743—Means for mounting coupling parts in openings of a panel using snap fastening means integral with the housing
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はパネル取付用コネクタ、
特に別個に取付部材を必要とせずに、パネルに形成され
た開口にハウジングを挿入するだけで簡単にパネルに取
り付けることのできるパネル取付用コネクタに関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】従来、パネル取付用コネクタとしては、
例えば実開平1-124684号に開示されているようにネジ等
の取付部材を用いてハウジングをパネルに固定する固定
式のものと、実公昭60-15268号に開示されているように
ハウジングをパネルの開口に挿入するだけでハウジング
が開口と係合してパネルに保持されるように構成された
簡易取付式のものとが知られている。 【０００３】固定式のものはネジ等の取付部材を必要と
するため部品点数が多くなり、しかも取付作業に手間が
かかる等の不具合があるのに対し、簡易取付式のものは
部品点数が少なく、取付作業も容易であり便利である。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】簡易取付式のコネクタ
は、ハウジングがパネルに固定されないので、ハウジン
グとパネルとの間にガタが生じやすい。ガタがあると異
音が発生するなどの不具合を生じるので、ガタが無いよ
うにハウジングをパネルにしっかり保持できるようにす
ることが望ましい。ガタはハウジングの前後、左右、上
下全ての方向に生じる可能性があるが、従来の簡易取付
式のコネクタにおいて全ての方向のガタを有効に防止し
得る適当なものはなかった。 【０００５】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、ハウジングの前後、左右、上下全ての
方向のガタを有効に防止し得る簡易取付式のパネル取付
用コネクタを提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のパネル取付式コネクタは、ハウジングの側面か
らハウジング外方へ突出した、パネルの開口からのハウ
ジングの前方への抜けを阻止する突部と、開口にハウジ
ングを挿入するときに開口の端面と摺接してハウジング
の内方へ撓みながら開口の端面と係合し、この端面をハ
ウジング外方へ向けて押圧する、ハウジングの左右の両
側面に設けられた第１弾性アームおよびハウジングの上
下の両側面に設けられた第２弾性アームとを備えてな
り、第１弾性アームおよび第２弾性アームの一方は、開
口の端面を押圧する部分の前側に開口からのハウジング
の後方への抜けを阻止する後向きの段部が形成され、他
方は開口の端面を押圧する部分がこの端面の前縁および
後縁にそれぞれ開口の内方側から斜めに当接してハウジ
ングの前後方向への移動を規制する凹状に形成されてい
ることを特徴とするものである。 【０００７】ここで、ハウジングの前方とは、パネル開
口へのハウジングの挿入方向と同じ方向を示し、後方と
はこの挿入方向とは反対の方向を示す。 【０００８】 【作用および発明の効果】本発明のパネル取付用コネク
タによれば、パネルの開口にハウジングを挿入すると、
ハウジングの左右の両側面に設けられた第１弾性アーム
が開口の端面と係合しこれをハウジングの左右方向外方
へ向けて押圧することにより、ハウジングの左右方向の
ガタが防止されるとともに、ハウジングの上下の両側面
に設けられた第２弾性アームが開口の端面と係合しこれ
をハウジングの上下方向外方へ向けて押圧することによ
り、ハウジングの上下方向のガタが防止される。しか
も、第１弾性アームおよび第２弾性アームの一方は、開
口の端面を押圧する部分が凹状に形成されていて端面の
前縁および後縁にそれぞれ開口の内方から斜めに当接し
てハウジングの前後方向の移動を規制するので、ハウジ
ングの前後方向のガタも防止される。 【０００９】また、本発明のコネクタでは第１弾性アー
ムおよび第２弾性アームの一方に形成された凹状の部分
で、ハウジングの前後方向の移動を規制するので、第１
弾性アームおよび第２弾性アームの他方に形成された後
向きの段部およびハウジングに形成された突部は、ハウ
ジングに前後方向への強い力が作用したときのみパネル
と当接してハウジングの開口からの抜けを防止し、通常
はパネルと接触しないようにすることが可能である。そ
うした場合ハウジングとパネルとの接触する部分が少な
くなるので、異音の発生を抑制することができ、また段
部と突部とでパネルを挾持するように構成した場合には
パネルの厚みに誤差がある場合（特に厚みが増大した場
合）に対応が困難となるのに対し、そのような場合にも
容易に対応することが可能となる。 【００１０】 【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。 【００１１】図１は本発明の一実施例によるパネル取付
用コネクタの外観を示す図で、同図（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図、（ｃ）は右側面図、（ｄ）は背面図で
ある。図２はパネルに取り付けられたコネクタを示す平
面図、図３は図２におけるIII-III 線断面図である。 【００１２】図示したコネクタ10はパネル20に形成され
た開口21に挿入されるハウジング11を備え、ハウジング
11には、ハウジング11の左右の両側面11ａからそれぞれ
後方かつ外方へ斜めに突出して延びた１対の第１弾性ア
ーム12と、ハウジング11の上下の両側面11ｂからそれぞ
れ後方かつ外方へ斜めに突出した延びた２対の第２弾性
アーム13と、ハウジング11の後端部において各側面11
ａ，11ｂから外方へ突出した大小計８個の突部14とがそ
れぞれハウジング11と一体に形成されている。 【００１３】第１弾性アーム12は、ハウジング11を開口
21に挿入するときに開口21の端面21ａと摺接する斜面部
12ａと、斜面部12ａを乗り越えた開口21の端面21ａと係
合しこれをハウジング11の外方へ向けて押圧する押圧面
部12ｂと、斜面部12ａと押圧面部12ｂとの間に形成され
た後向きの段部12ｃとを備えている。 【００１４】一方、第２弾性アーム13は、ハウジング11
を開口21に挿入するときに開口21の端面21ａと摺接する
斜面部13ａと、斜面部13ａを乗り越えた開口21の端面21
ａと係合しこれをハウジング11の外方へ向けて押圧する
略Ｖ字型凹状に形成された押圧面部13ｂとを備えてい
る。 【００１５】次に、コネクタ10をパネル20へ取り付ける
手順を説明する。コネクタ10の取付けは、図２および図
３に示すパネル20の開口21に図中右側からハウジング11
を正面側を先頭にして挿入するだけでよい。挿入する過
程で、第１弾性アーム12の斜面部12ａおよび第２弾性ア
ーム12の斜面部13ａにそれぞれ開口21の端面21ａが摺接
し、第１弾性アーム12および第２弾性アーム13はそれぞ
れハウジング11の内方へ撓んでいく。さらに、ハウジン
グ11を挿入すると開口21の端面21ａが第１，第２弾性ア
ーム12，13の斜面部12ａ，13ａをそれぞれ乗り越え、第
１，第２弾性アーム12，13の押圧面部12ｂ，13ｂと係合
する。このとき第１，第２弾性アーム12，13は弾性によ
りそれぞれ外方へ若干復元するとともに押圧面部12ｂ，
13ｂで開口21の端面21ａをハウジング11の外方へ向けて
押圧する。 【００１６】さらに、ハウジング11を挿入すると突部14
がパネル12の右側の面に当接し、ハウジング11のそれ以
上の挿入方向（前方）への移動は阻止される。また、図
２および図３に示す状態からハウジング11を右方へ移動
させる、すなわちハウジング11を開口21から引き抜こう
とすると、第１弾性アーム12の段部12ｃがパネル20の左
側の面と当接し（厳密には本実施例ではパネル20の開口
21の左右両側が図３に示すようにパネル20の左側に切り
起されているので、段部12ｃはこの切り起された部分の
先端に当接することになる）、これによりハウジング11
の引抜きが阻止される。 【００１７】図２および図３に示す状態すなわち第１，
第２弾性アーム12，13がそれぞれ開口21の端面21ａと係
合している状態においては、第１弾性アーム12の押圧面
部12ｂが開口21の左右の端面21ａを外方へ向けて押圧す
るので、ハウジング11の左右方向のガタが防止され、第
２弾性アーム13の押圧面部13ｂが開口21の上下の端面21
ａを外方へ向けて押圧するので、ハウジング11の上下方
向のガタが防止される。また、第２弾性アーム13の凹状
に形成された押圧面部13ｂは、開口21の端面21ａの前縁
および後縁に開口21の内方側から斜めに当接してハウジ
ング11の前後方向（挿抜方向）への移動を規制するの
で、ハウジング11の前後方向のガタも防止される。 【００１８】なお、本実施例のコネクタ10では、第１弾
性アーム12の段部12ｃと突部14との間隔をパネル20の厚
み（本実施例では切り起こされた部分の長さを含む）よ
りも若干長くなるように設定し、ハウジング11がパネル
20に取り付けられた状態では少なくとも突部14がパネル
20と接触しないように構成するのが好ましい。これによ
りハウジング11とパネル20との接触面積を少なくすると
ともに、パネル20の厚みに多少の差があった場合でも
（特に厚みが増した場合でも）十分に対応することが可
能となる。 【００１９】以上、本発明のパネル取付用コネクタの実
施例を説明したが、本発明のパネル取付用コネクタは、
かかる実施例の具体的態様に限定されるものではなく、
種々の態様をとることが可能である。 【００２０】例えば前記実施例において第１弾性アーム
に凹状の押圧面部を設け、第２弾性アームに段部を設け
てもよい。また、一方の弾性アームに凹状の押圧面部と
共に段部を設けてもよい。さらに、前記実施例では第２
弾性アームの押圧面部が略Ｖ字型の凹状に形成されてい
るが、押圧面部の形状は略Ｕ字型の凹状とするなど種々
の態様をとることが可能である。
特に別個に取付部材を必要とせずに、パネルに形成され
た開口にハウジングを挿入するだけで簡単にパネルに取
り付けることのできるパネル取付用コネクタに関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】従来、パネル取付用コネクタとしては、
例えば実開平1-124684号に開示されているようにネジ等
の取付部材を用いてハウジングをパネルに固定する固定
式のものと、実公昭60-15268号に開示されているように
ハウジングをパネルの開口に挿入するだけでハウジング
が開口と係合してパネルに保持されるように構成された
簡易取付式のものとが知られている。 【０００３】固定式のものはネジ等の取付部材を必要と
するため部品点数が多くなり、しかも取付作業に手間が
かかる等の不具合があるのに対し、簡易取付式のものは
部品点数が少なく、取付作業も容易であり便利である。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】簡易取付式のコネクタ
は、ハウジングがパネルに固定されないので、ハウジン
グとパネルとの間にガタが生じやすい。ガタがあると異
音が発生するなどの不具合を生じるので、ガタが無いよ
うにハウジングをパネルにしっかり保持できるようにす
ることが望ましい。ガタはハウジングの前後、左右、上
下全ての方向に生じる可能性があるが、従来の簡易取付
式のコネクタにおいて全ての方向のガタを有効に防止し
得る適当なものはなかった。 【０００５】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、ハウジングの前後、左右、上下全ての
方向のガタを有効に防止し得る簡易取付式のパネル取付
用コネクタを提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のパネル取付式コネクタは、ハウジングの側面か
らハウジング外方へ突出した、パネルの開口からのハウ
ジングの前方への抜けを阻止する突部と、開口にハウジ
ングを挿入するときに開口の端面と摺接してハウジング
の内方へ撓みながら開口の端面と係合し、この端面をハ
ウジング外方へ向けて押圧する、ハウジングの左右の両
側面に設けられた第１弾性アームおよびハウジングの上
下の両側面に設けられた第２弾性アームとを備えてな
り、第１弾性アームおよび第２弾性アームの一方は、開
口の端面を押圧する部分の前側に開口からのハウジング
の後方への抜けを阻止する後向きの段部が形成され、他
方は開口の端面を押圧する部分がこの端面の前縁および
後縁にそれぞれ開口の内方側から斜めに当接してハウジ
ングの前後方向への移動を規制する凹状に形成されてい
ることを特徴とするものである。 【０００７】ここで、ハウジングの前方とは、パネル開
口へのハウジングの挿入方向と同じ方向を示し、後方と
はこの挿入方向とは反対の方向を示す。 【０００８】 【作用および発明の効果】本発明のパネル取付用コネク
タによれば、パネルの開口にハウジングを挿入すると、
ハウジングの左右の両側面に設けられた第１弾性アーム
が開口の端面と係合しこれをハウジングの左右方向外方
へ向けて押圧することにより、ハウジングの左右方向の
ガタが防止されるとともに、ハウジングの上下の両側面
に設けられた第２弾性アームが開口の端面と係合しこれ
をハウジングの上下方向外方へ向けて押圧することによ
り、ハウジングの上下方向のガタが防止される。しか
も、第１弾性アームおよび第２弾性アームの一方は、開
口の端面を押圧する部分が凹状に形成されていて端面の
前縁および後縁にそれぞれ開口の内方から斜めに当接し
てハウジングの前後方向の移動を規制するので、ハウジ
ングの前後方向のガタも防止される。 【０００９】また、本発明のコネクタでは第１弾性アー
ムおよび第２弾性アームの一方に形成された凹状の部分
で、ハウジングの前後方向の移動を規制するので、第１
弾性アームおよび第２弾性アームの他方に形成された後
向きの段部およびハウジングに形成された突部は、ハウ
ジングに前後方向への強い力が作用したときのみパネル
と当接してハウジングの開口からの抜けを防止し、通常
はパネルと接触しないようにすることが可能である。そ
うした場合ハウジングとパネルとの接触する部分が少な
くなるので、異音の発生を抑制することができ、また段
部と突部とでパネルを挾持するように構成した場合には
パネルの厚みに誤差がある場合（特に厚みが増大した場
合）に対応が困難となるのに対し、そのような場合にも
容易に対応することが可能となる。 【００１０】 【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。 【００１１】図１は本発明の一実施例によるパネル取付
用コネクタの外観を示す図で、同図（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図、（ｃ）は右側面図、（ｄ）は背面図で
ある。図２はパネルに取り付けられたコネクタを示す平
面図、図３は図２におけるIII-III 線断面図である。 【００１２】図示したコネクタ10はパネル20に形成され
た開口21に挿入されるハウジング11を備え、ハウジング
11には、ハウジング11の左右の両側面11ａからそれぞれ
後方かつ外方へ斜めに突出して延びた１対の第１弾性ア
ーム12と、ハウジング11の上下の両側面11ｂからそれぞ
れ後方かつ外方へ斜めに突出した延びた２対の第２弾性
アーム13と、ハウジング11の後端部において各側面11
ａ，11ｂから外方へ突出した大小計８個の突部14とがそ
れぞれハウジング11と一体に形成されている。 【００１３】第１弾性アーム12は、ハウジング11を開口
21に挿入するときに開口21の端面21ａと摺接する斜面部
12ａと、斜面部12ａを乗り越えた開口21の端面21ａと係
合しこれをハウジング11の外方へ向けて押圧する押圧面
部12ｂと、斜面部12ａと押圧面部12ｂとの間に形成され
た後向きの段部12ｃとを備えている。 【００１４】一方、第２弾性アーム13は、ハウジング11
を開口21に挿入するときに開口21の端面21ａと摺接する
斜面部13ａと、斜面部13ａを乗り越えた開口21の端面21
ａと係合しこれをハウジング11の外方へ向けて押圧する
略Ｖ字型凹状に形成された押圧面部13ｂとを備えてい
る。 【００１５】次に、コネクタ10をパネル20へ取り付ける
手順を説明する。コネクタ10の取付けは、図２および図
３に示すパネル20の開口21に図中右側からハウジング11
を正面側を先頭にして挿入するだけでよい。挿入する過
程で、第１弾性アーム12の斜面部12ａおよび第２弾性ア
ーム12の斜面部13ａにそれぞれ開口21の端面21ａが摺接
し、第１弾性アーム12および第２弾性アーム13はそれぞ
れハウジング11の内方へ撓んでいく。さらに、ハウジン
グ11を挿入すると開口21の端面21ａが第１，第２弾性ア
ーム12，13の斜面部12ａ，13ａをそれぞれ乗り越え、第
１，第２弾性アーム12，13の押圧面部12ｂ，13ｂと係合
する。このとき第１，第２弾性アーム12，13は弾性によ
りそれぞれ外方へ若干復元するとともに押圧面部12ｂ，
13ｂで開口21の端面21ａをハウジング11の外方へ向けて
押圧する。 【００１６】さらに、ハウジング11を挿入すると突部14
がパネル12の右側の面に当接し、ハウジング11のそれ以
上の挿入方向（前方）への移動は阻止される。また、図
２および図３に示す状態からハウジング11を右方へ移動
させる、すなわちハウジング11を開口21から引き抜こう
とすると、第１弾性アーム12の段部12ｃがパネル20の左
側の面と当接し（厳密には本実施例ではパネル20の開口
21の左右両側が図３に示すようにパネル20の左側に切り
起されているので、段部12ｃはこの切り起された部分の
先端に当接することになる）、これによりハウジング11
の引抜きが阻止される。 【００１７】図２および図３に示す状態すなわち第１，
第２弾性アーム12，13がそれぞれ開口21の端面21ａと係
合している状態においては、第１弾性アーム12の押圧面
部12ｂが開口21の左右の端面21ａを外方へ向けて押圧す
るので、ハウジング11の左右方向のガタが防止され、第
２弾性アーム13の押圧面部13ｂが開口21の上下の端面21
ａを外方へ向けて押圧するので、ハウジング11の上下方
向のガタが防止される。また、第２弾性アーム13の凹状
に形成された押圧面部13ｂは、開口21の端面21ａの前縁
および後縁に開口21の内方側から斜めに当接してハウジ
ング11の前後方向（挿抜方向）への移動を規制するの
で、ハウジング11の前後方向のガタも防止される。 【００１８】なお、本実施例のコネクタ10では、第１弾
性アーム12の段部12ｃと突部14との間隔をパネル20の厚
み（本実施例では切り起こされた部分の長さを含む）よ
りも若干長くなるように設定し、ハウジング11がパネル
20に取り付けられた状態では少なくとも突部14がパネル
20と接触しないように構成するのが好ましい。これによ
りハウジング11とパネル20との接触面積を少なくすると
ともに、パネル20の厚みに多少の差があった場合でも
（特に厚みが増した場合でも）十分に対応することが可
能となる。 【００１９】以上、本発明のパネル取付用コネクタの実
施例を説明したが、本発明のパネル取付用コネクタは、
かかる実施例の具体的態様に限定されるものではなく、
種々の態様をとることが可能である。 【００２０】例えば前記実施例において第１弾性アーム
に凹状の押圧面部を設け、第２弾性アームに段部を設け
てもよい。また、一方の弾性アームに凹状の押圧面部と
共に段部を設けてもよい。さらに、前記実施例では第２
弾性アームの押圧面部が略Ｖ字型の凹状に形成されてい
るが、押圧面部の形状は略Ｕ字型の凹状とするなど種々
の態様をとることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例によるパネル取付用コネクタ
の外観を示す図 【図２】パネルに取り付けられたコネクタを示す平面図 【図３】図２におけるIII-III 線断面図 【符号の説明】 10 コネクタ 11 ハウジング 12 第１弾性アーム 12ｃ 段部 13 第２弾性アーム 14 突部 20 パネル 21 開口
の外観を示す図 【図２】パネルに取り付けられたコネクタを示す平面図 【図３】図２におけるIII-III 線断面図 【符号の説明】 10 コネクタ 11 ハウジング 12 第１弾性アーム 12ｃ 段部 13 第２弾性アーム 14 突部 20 パネル 21 開口
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(56)参考文献 特開 昭57−158919（ＪＰ，Ａ)
特開 昭52−92391（ＪＰ，Ａ)
実開 昭59−80982（ＪＰ，Ｕ)
実開 平３−116677（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭53−154391（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−133081（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−124684（ＪＰ，Ｕ)
実公 昭60−15268（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01R 13/74
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 パネルに形成された開口に挿入されて該
パネルに取り付けられるハウジングと、該ハウジングの
側面からハウジング外方へ突出した、前記開口からの前
記ハウジングの前方への抜けを阻止する突部と、前記開
口に前記ハウジングを挿入するときに前記開口の端面と
摺接して前記ハウジングの内方へ撓みながら前記開口の
端面と係合し、該端面を前記ハウジング外方へ向けて押
圧する、前記ハウジングの左右の両側面に設けられた第
１弾性アームと、該第１弾性アームに形成され、前記開
口の端面を押圧する部分の前側に前記開口からの前記ハ
ウジングの後方への抜けを阻止する後向きの段部とを備
えたパネル取付用コネクタにおいて、 前記ハウジングの上下の両側面に設けられ、前記開口に
前記ハウジングを挿入するときに前記開口の端面と摺接
して前記ハウジングの内方へ撓みながら前記開口の端面
と係合し、該端面をハウジング外方へ向けて押圧する第
２弾性アームをさらに備え、 該第２弾性アームは、前記開口の端面を押圧する部分が
該端面の前縁および後縁にそれぞれ該開口の内方側から
斜めに当接して前記ハウジングの前後方向への移動を規
制する凹状に形成されていることを特徴とするパネル取
付用コネクタ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13992494A JP3384468B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | パネル取付用コネクタ |
| US08/457,943 US5658167A (en) | 1994-06-22 | 1995-05-31 | Panel-mounted connector |
| MYPI95001657A MY130550A (en) | 1994-06-22 | 1995-06-20 | Panel-mounted connector |
| CN95107075.4A CN1128419A (zh) | 1994-06-22 | 1995-06-22 | 面板安装用连接器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13992494A JP3384468B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | パネル取付用コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087993A JPH087993A (ja) | 1996-01-12 |
| JP3384468B2 true JP3384468B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15256838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13992494A Expired - Lifetime JP3384468B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | パネル取付用コネクタ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5658167A (ja) |
| JP (1) | JP3384468B2 (ja) |
| CN (1) | CN1128419A (ja) |
| MY (1) | MY130550A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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