JP3382584B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP3382584B2 JP2000105407A JP2000105407A JP3382584B2 JP 3382584 B2 JP3382584 B2 JP 3382584B2 JP 2000105407 A JP2000105407 A JP 2000105407A JP 2000105407 A JP2000105407 A JP 2000105407A JP 3382584 B2 JP3382584 B2 JP 3382584B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,洗浄ブラシで自動
車の車体表面をブラシング洗浄する洗車機に関する。 【0002】 【従来の技術】図7(A)〜(C)は従来の洗車機によ
る自動車Vのブラシング洗浄工程を示すもので,先ず洗
車機01をレール02,02左端のスタート位置に停止
させて左右のサイドブラシ03,03を閉位置において
回転させるとともにトップブラシ04を下降位置におい
て回転させ,続いて洗車機01を自動車Vに向けて往行
させる〔(A)参照〕。 【0003】サイドブラシ03が自動車Vの前面に接触
したことが適宜の検出手段により検出されると,トップ
ブラシ04を鎖線で示す上方格納位置へ上昇させると同
時に,洗車機01の往行を停止する〔(B)参照〕。 【0004】続いて洗車機01を僅かに復行させた後,
サイドブラシ03,03を閉位置から開位置へ向けて移
動させることにより自動車Vの前面をブラシング洗浄す
る。サイドブラシ03,03が開位置に達すると,トッ
プブラシ04を再び下降させて洗車機01の往行を再開
した後,サイドブラシ03,03を閉じ方向へ移動させ
て自動車Vの側面に当接させる。 【0005】而して,トップブラシ04とサイドブラシ
03,03で自動車Vの上面と側面をブラシング洗浄
し,サイドブラシ03,03が自動車Vの後面のブラシ
ング洗浄を終えて閉位置に達すると洗車機01の往行を
停止する〔(C)参照〕。 【0006】続いて,トップブラシ04とサイドブラシ
03,03の回転を停止して洗車機01をスタート位置
に向けて復行させ,乾燥手段で自動車Vの表面を乾燥さ
せる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の洗車
機では,洗浄ブラシとしてのサイドブラシ03が自動車
Vの車体前面に引っ掛かるのを防ぐために,該ブラシ0
3を離隔位置としての開位置に移動させて洗車機01の
自動車Vに対する相対運動(往行)を再開させた後,自
動車Vの車体表面をブラシング洗浄する洗浄位置へ移動
させている。そのため,該ブラシ03を開位置にして洗
車機01を往行している間に該ブラシ03と対応する車
体表面に洗い残しが生じる問題があった。 【0008】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,上記問題を解決することができる洗車機を提供する
ことを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,洗浄ブラシをフレームに設け,そのフレ
ームと自動車とを該自動車の前後方向に相対運動させ
て,洗浄ブラシで自動車の車体表面をブラシング洗浄す
る洗車機において,前記フレームと自動車とを該自動車
の前後方向に相対運動させる走行駆動手段と,前記洗浄
ブラシを,それが車体表面を前記ブラシング洗浄する洗
浄位置とその洗浄位置よりも車体表面から離れた離隔位
置とに移動させる移動手段と,前記フレームと自動車と
の相対位置を検出する相対位置検出手段と,前記洗浄ブ
ラシが前記離隔位置に保持されて自動車に対しその前方
から後方へ相対運動し,その後に前記洗浄ブラシが前記
洗浄位置に移動し且つ自動車に対しその前方へ相対運動
して車体表面をブラシング洗浄し,その後に前記洗浄ブ
ラシが前記離隔位置に保持されて自動車に対しその後方
へ相対運動し,その後に前記洗浄ブラシが前記洗浄位置
に移動して,前記ブラシング洗浄した車体表面よりも後
部の車体表面をブラシング洗浄するように,前記相対位
置検出手段の検出信号に基づいて前記走行駆動手段及び
前記移動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
とする。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。 【0011】添付図面において,図1は洗車機の全体正
面図,図2は洗車機の全体側面図,図3は,前記洗車機
の参考的な作用の一例(参考例)の説明図,図4は図3
に対応するフローチャート,図5は本発明の実施例の作
用の説明図,図6は図5に対応するフローチャートであ
る。 【0012】先ず,図1および図2に示すように,フレ
ームとしての走行フレーム1は各一対の遊輪2,2と駆
動輪3,3によって自動車Vの前後方向に沿って延びる
左右一対のレール4,4上に支持される。前記駆動輪
3,3はモータ5によって回転駆動され,これにより前
記走行フレーム1はレール4,4上を往行および復行す
る。走行フレーム1の下部には,一方のレール4の近傍
に固設したカム6に当接して走行フレーム1がスタート
位置にあることを検出するスタート位置検出スイッチ7
が設けられる。また,前記モータ5から一方の駆動輪3
への動力伝達経路には,該駆動輪3と連動して回転する
ロータリエンコーダ8が設けられる。このロータリエン
コーダ8は前記スタート位置からの走行フレーム1の移
動量Lを検出する。 【0013】走行フレーム1には,自動車Vの上面をブ
ラシング洗浄する昇降可能なトップブラシ9と,車両の
前後面および左右両側面をブラシング洗浄する開閉可能
な左右一対のサイドブラシ10,10と,車両の側面下
部をブラシング洗浄する開閉可能な左右一対のロッカー
ブラシ11,11とが設けられる。 【0014】トップブラシ6は左右一対の揺動アーム1
2,12の先端に回転自在に軸支され,一方の揺動アー
ム12の基端に設けたモータ13に接続されて回転駆動
される。揺動アーム12,12は支持軸14,14を介
して走行フレーム1に上下揺動自在に軸支されており,
一方の支持軸14に固着したアーム15の先端が走行フ
レーム1との間に配設したシリンダ16に接続される。
従って,シリンダ16を伸長作動させることによりトッ
プブラシ9を上方の格納位置に上昇させ,またシリンダ
16を不作動にすることによりトップブラシ9を自重で
下降させ,自動車Vの上面に沿わせることができる。他
方の支持軸14にはスイッチバー17が固着され,トッ
プブラシ9が乗用車タイプの自動車Vのフロントガラス
面に当接する高さに上昇すると,前記スイッチバー17
によりフロントガラス検出スイッチ18が作動する。こ
のフロントガラス検出スイッチ18は,フロントガラス
の位置を検出することができる。 【0015】一対のサイドブラシ10,10の回転軸1
9,19は上下に延びる保持筒20,20に支持されて
おり,この保持筒20,20が固着される台車21,2
1は,揺動軸22,22により走行フレーム1に回動自
在に支持された案内レール23に沿って走行自在に支持
される。そして,サイドブラシ10,10の回転軸1
9,19は台車21,21に取り付けたモータ24,2
4により回転駆動される。案内レール23の揺動軸2
2,22の両端に固着した中立アーム25,25の上端
と走行フレーム1との間には中立ばね26,26が縮設
されており,この中立ばね26,26で前記案内レール
23を中立位置に付勢することにより,通常の状態にお
いてサイドブラシ10,10は垂直姿勢に保持される。 【0016】サイドブラシ10,10に外力が加わる
と,このサイドブラシ10,10は台車21,21およ
び案内レール23と共に前記揺動軸22,22回りに走
行フレーム1の移動方向に揺動する。その際,サイドブ
ラシ10,10の揺動は前記一方の中立アーム25に近
接して配置された振れ検出スイッチ27により検出され
る。 【0017】各台車21,21はそれぞれリンク28,
28を介して走行フレーム1に連結されており,そのリ
ンク28,28と走行フレーム1間にシリンダ29,2
9が配設される。また,前記台車21,21には一端に
ウエイト30,30を吊り下げて中間部を滑車31,3
1に巻き掛けたワイヤ32,32の他端が結着される。
従って,前記シリンダ29,29を伸長作動させれば左
右の台車21,21はサイドブラシ10,10と共に互
いに離間するように外側に移動し,前記シリンダ29,
29を不作動とすればサイドブラシ10,10はウエイ
ト30,30に作用する重力で自動車Vの側面に追従す
るように内側に移動する。そして,案内レール23に
は,サイドブラシ10,10が相互に離間した開位置に
あることを検出する開き検出スイッチ33,33と,サ
イドブラシ10,10が相互に接近した閉位置にあるこ
とを検出する閉じ検出スイッチ34,34が設けられ
る。 【0018】走行フレーム1には回転軸35,35を介
して開閉アーム36,36が支持され,その開閉アーム
36,36の先端にはモータ37,37で回転駆動され
る前記ロッカーブラシ11,11が支持される。回転軸
35,35と走行フレーム1間にはシリンダ38,38
とばね39,39が設けられ,このシリンダ38,38
を収縮作動させることによりロッカーブラシ11,11
は開位置に駆動され,またシリンダ38,38を不作動
とすると,前記ばね39,39の弾発力でロッカーブラ
シ11,11は閉位置に駆動される。 【0019】走行フレーム1には,自動車Vの上面およ
びトップブラシ9に向けて洗浄水を噴射する洗浄水配管
40と,自動車Vを乾燥させるためのエアーを噴出する
トップノズル41およびサイドノズル42,42が設け
られる。更に走行フレーム1には,前記各モータ5,
5;13,13;24,24;37,37の駆動,およ
び各シリンダ16;29,29;38,38の駆動等を
制御するための制御装置43が設けられる。なお,符号
44,44は洗浄する自動車Vの前輪の位置を規制して
該自動車Vを所定位置に停止させるための停止位置指示
器である。 【0020】次に,前記洗車機の参考的な作用の一例
(以下,単に参考例という)を,図3(A)〜(D)お
よび図4に基づいて説明する。 【0021】走行フレーム1をレール4,4の左端位置
に移動させてスタート位置検出スイッチ7がカム6によ
り作動する位置に停止させるとともに,自動車Vをその
前輪が停止位置指示器44,44に挟まれる所定の位置
に停止させる。 【0022】制御装置43に設けた図示せぬスタートボ
タンを押すと,トップブラシ9,サイドブラシ10,1
0,およびロッカーブラシ11,11が回転を開始し,
洗浄水配管40が洗浄水の噴出を開始する。これと同時
に各シリンダ16;29,29;38,38が不作動と
なり,トップブラシ9は下降位置へ向けて,サイドブラ
シ10,10およびロッカーブラシ11,11は閉位置
に向けて移動する。そして,サイドブラシ10,10が
閉位置に達して閉じ検出スイッチ34,34が作動する
と,走行フレーム1が自動車Vに向けて往行を開始する
〔(A)およびステップS1参照〕。 【0023】走行フレーム1の往行に伴ってトップブラ
シ9が自動車Vのボンネット前部のブラシング洗浄を開
始するとともに,ロッカーブラシ11,11が車体の前
下部を洗浄を開始する。やがて閉位置にあるサイドブラ
シ10,10が車体前面に当接して振れ検出スイッチ2
7が作動すると走行フレーム1の往行を一旦停止させ
る。これと同時に,シリンダ16を作動させてトップブ
ラシ9を上昇位置へ移動させ,その回転を停止させると
ともに,シリンダ38,38を作動させてロッカーブラ
シ11,11を開位置へ移動させ,その回転を停止させ
る〔(B)およびステップS2参照〕。このとき,前記
スタート位置からの走行フレーム1の往行距離L2 は,
ロータリエンコーダ8により検出されて記憶される。 【0024】次に,走行フレーム1を50mm〜100
mm復行させて停止させた後,シリンダ29,29を作
動させてサイドブラシ10,10を開位置に向けて移動
させながら自動車Vの前面をブラシング洗浄する。そし
て,サイドブラシ10,10が開位置に達して開き検出
スイッチ33,33が作動すると,走行フレーム1をス
タート位置へ向けて復行させる〔ステップS3参照〕。 【0025】前記復行により走行フレーム1のスタート
位置からの距離LがL1 になると,走行フレーム1の復
行を停止させるとともに,シリンダ16を不作動にして
トップブラシ9を下降させ,その回転を開始する。
〔(C)およびステップS4参照〕。前記距離L1 は先
に求めた距離L2 から定数Aを引いたもので,前記定数
Aの大きさは,(C)に示す走行フレーム1の停止位置
において下降したトップブラシ9が自動車Vの車体上面
前部に当接するように予め決定される。なお,走行フレ
ーム1の復行距離Aは,ロータリエンコーダ8により検
出される。 【0026】続いて,走行フレーム1の往行を再び開始
するとともに,シリンダ38,38を不作動にしてロッ
カーブラシ11,11を閉位置へ移動させ,その回転を
開始する〔ステップS5参照〕。これにより,トップブ
ラシ9は自動車Vの上面を,ロッカーブラシ11,11
は自動車Vの下部側面を,車体の前部から後部に向けて
ブラシング洗浄する。前記走行フレーム1の再往行によ
りサイドブラシ10,10が車体側面に当接し得る位置
に達すると,シリンダ29,29を不作動にしてサイド
ブラシ10,10を閉位置に向けて移動させ,車体側面
をブラシング洗浄する。 【0027】やがて,サイドブラシ10,10が自動車
Vの側面から後面をブラシング洗浄して閉じ検出スイッ
チ34,34が作動すると,各シリンダ16;29,2
9;38,38を作動させることにより,トップブラシ
9を上昇位置へ向けて,サイドブラシ10,10および
ロッカーブラシ11,11を開位置に向けて移動させる
とともに,各ブラシ9;10,10;11,11の回転
と洗浄水の噴射を停止する〔(D)およびステップS6
参照〕。 【0028】最後にトップノズル41およびサイドノズ
ル42からエアーを噴出させながら走行フレーム1をス
タート位置に向けて復行させ,自動車Vの表面の乾燥が
行われる。 【0029】而して,この参考例では,トップブラシ9
による自動車Vの車体上面前部のブラシング洗浄が2度
に亘って行われるため,汚れの著しい車体前部の洗浄効
果を高めることができる。しかしながら洗浄ブラシとし
てのサイドブラシ10,10が自動車Vの車体前面に引
っ掛かるのを防ぐために,サイドブラシ10,10を離
隔位置としての開位置に移動させて走行フレーム1の往
行を再開させた後に自動車Vの車体側面に当接する洗浄
位置へ移動させており,従って,サイドブラシ10,1
0を開位置にして走行フレーム1を往行している間に該
ブラシ10,10と対応する車体側面に洗い残しが生じ
るという従来例と同様の問題がある。 【0030】次に,本発明の実施例の作用を図5(A)
〜(D)および図6に基づいて説明する。 【0031】走行フレーム1と自動車Vを前述と同じ所
定位置に停止させてスタートボタンを押すと,トップブ
ラシ9およびロッカーブラシ11,11が回転を開始し
て下降位置および閉位置に向けて移動し,洗浄水配管4
0が洗浄水の噴出を開始する。このとき,サイドブラシ
10,10は,離隔位置としての開位置のままで回転を
停止している。トップブラシ9およびロッカーブラシ1
1,11がそれぞれ下降位置および閉位置に達すると,
走行フレーム1が往行を開始する〔(A)およびステッ
プS8参照〕。 【0032】走行フレーム1の往行に伴ってトップブラ
シ9が自動車Vのボンネット前部のブラシング洗浄を開
始するとともにロッカーブラシ11,11が車体の前下
部を洗浄を開始し,やがてトップブラシ9が自動車Vの
フロントガラスに当接してフロントガラス検出スイッチ
18が作動すると,走行フレーム1の往行を停止する
〔(B)およびステップS9参照〕。 【0033】続いて,ロッカーブラシ11,11を開位
置へ移動させて停止し,同時にサイドブラシ10,10
を回転させて自動車Vの側面に沿わせた洗浄位置まで閉
じ側に移動させた後,トップブラシ9で自動車Vの上面
を,サイドブラシ10,10で自動車Vの側面から前面
をブラシング洗浄しながら走行フレーム1を復行させる
〔ステップS10参照〕。 【0034】前記復行により走行フレーム1のスタート
位置からの距離LがL3 になると,走行フレーム1の復
行を停止させる〔(C)およびステップS11参照〕。
前記距離L3 は図3(C)のL1 と同様にしてロータリ
エンコーダ8により検出されるもので,その走行フレー
ム1の停止位置においてトップブラシ9は自動車Vの車
体上面前端に当接するように設定される。 【0035】続いて,ロッカーブラシ11,11を回転
させて閉位置に移動させた後,走行フレーム1の往行を
再び開始し,トップブラシ9で自動車Vの上面を,ロッ
カーブラシ11,11で自動車Vの下部側面をブラシン
グ洗浄する〔ステップS12参照〕。 【0036】やがてサイドブラシ10,10が車体前面
に当接して振れ検出スイッチ27が作動すると走行フレ
ーム1の往行を一旦停止させ,これと同時にトップブラ
シ9を上昇位置へ移動させて回転を停止させ,またロッ
カーブラシ11,11を開位置へ移動させて回転を停止
させる。 【0037】次に,走行フレーム1を50mm〜100
mm復行させて停止させた後,シリンダ29,29を作
動させてサイドブラシ10,10を開位置に向けて移動
させながら自動車Vの前面をブラシング洗浄する。そし
て,サイドブラシ10,10が開位置に達して開き検出
スイッチ33,33が作動すると,トップブラシ9を下
降位置へ移動させて回転させ,更にロッカーブラシ1
1,11を閉位置に移動させて回転させた後,走行フレ
ーム1を往行させる。 【0038】走行フレーム1が所定距離往行すると,そ
れまで開位置にあったサイドブラシ10,10を自動車
Vの側面に沿わせた洗浄位置まで移動させ,以後図4の
ステップS6,S7と同様にして,トップブラシ9,サ
イドブラシ10,10,ロッカーブラシ11,11によ
り自動車Vの後端部までをブラシング洗浄する〔(D)
およびステップS13,S14参照〕。 【0039】而して,サイドブラシ10,10を開位置
にして走行フレーム1を往行している間に該ブラシ1
0,10と対応する車体側面を,ステップ10による走
行フレーム1の復行の際にサイドブラシ10,10でブ
ラシング洗浄するため,洗い残しを防ぐことができる。
また,トップブラシ9による自動車Vの車体前部のブラ
シング洗浄が3度に亘って行われるため,その洗浄効果
を一層高めることができる。しかも,ロッカーブラシ1
1,11との干渉によりトップブラシ9の下限位置を低
くすることができない場合でも,ステップS10の復行
時にロッカーブラシ11,11を開位置とし,該ロッカ
ーブラシ11,11との干渉を避けた状態でトップブラ
シ9が自動車Vの前部上面をブラシング洗浄するので,
ボンネット先端部分が低く下がった自動車Vであって
も,そのボンネット先端部分を確実に洗浄することがで
きる。 【0040】以上の実施例において,サイドブラシ10
が本発明の洗浄ブラシに該当し,またモータ5が本発明
の走行駆動手段に該当する。さらにフロントガラス検出
スイッチ18,ロータリエンコーダ8および振れ検出ス
イッチ27が本発明の相対位置検出手段に該当する。ま
たシリンダ29およびウエイト30が本発明の移動手段
を構成する。また制御装置43が本発明の制御手段に該
当する。 【0041】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することなく,種々の小設
計変更を行うことができる。 【0042】例えば,フロントガラス検出スイッチ18
に代えて,走行フレーム1がスタート位置から予め設定
した距離だけ移動したことを検出するロータリエンコー
ダ8を用いることができる。この場合,ロータリエンコ
ーダ8は本発明の相対位置検出手段に該当する。 【0043】 【発明の効果】以上のように本発明によれば,洗浄ブラ
シが自動車の車体表面に引っ掛かるのを回避するために
該ブラシを離隔位置に保持して自動車に対しその後方に
相対運動させるようにしても,その相対運動している間
に該ブラシと対応する車体表面は,その後に該ブラシを
洗浄位置に移動させ且つ自動車に対しその前方に相対運
動させることで的確にブラシング洗浄され,従って前記
対応する車体表面の洗い残しをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】洗車機の全体正面図 【図2】洗車機の全体側面図 【図3】前記洗車機の参考的な作用の一例(参考例)の
説明図 【図4】図3に対応するフローチャート 【図5】本発明の実施例の作用の説明図 【図6】図5に対応するフローチャート 【図7】従来の洗車機の作用の説明図 【符号の説明】 1・・・走行フレーム(フレーム) 5・・・モータ(走行駆動手段) 8・・・ロータリエンコーダ(相対位置検出手段) 10・・サイドブラシ(洗浄ブラシ) 18・・フロントガラス検出スイッチ(相対位置検出手
段) 27・・振れ検出スイッチ(相対位置検出手段) 29・・シリンダ(移動手段) 30・・ウエイト(移動手段) 43・・制御装置(制御手段) V・・・自動車

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗浄ブラシをフレームに設け,そのフレ
    ームと自動車とを該自動車の前後方向に相対運動させ
    て,洗浄ブラシで自動車の車体表面をブラシング洗浄す
    る洗車機において,前記フレームと自動車とを該自動車
    の前後方向に相対運動させる走行駆動手段と,前記洗浄
    ブラシを,それが車体表面を前記ブラシング洗浄する洗
    浄位置とその洗浄位置よりも車体表面から離れた離隔位
    置とに移動させる移動手段と,前記フレームと自動車と
    の相対位置を検出する相対位置検出手段と,前記洗浄ブ
    ラシが前記離隔位置に保持されて自動車に対しその前方
    から後方へ相対運動し,その後に前記洗浄ブラシが前記
    洗浄位置に移動し且つ自動車に対しその前方へ相対運動
    して車体表面をブラシング洗浄し,その後に前記洗浄ブ
    ラシが前記離隔位置に保持されて自動車に対しその後方
    へ相対運動し,その後に前記洗浄ブラシが前記洗浄位置
    に移動して,前記ブラシング洗浄した車体表面よりも後
    部の車体表面をブラシング洗浄するように,前記相対位
    置検出手段の検出信号に基づいて前記走行駆動手段及び
    前記移動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
    とする洗車機。
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