JP3120297B2 - 車両の上面洗浄装置 - Google Patents

車両の上面洗浄装置

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JP3120297B2
JP3120297B2 JP04054877A JP5487792A JP3120297B2 JP 3120297 B2 JP3120297 B2 JP 3120297B2 JP 04054877 A JP04054877 A JP 04054877A JP 5487792 A JP5487792 A JP 5487792A JP 3120297 B2 JP3120297 B2 JP 3120297B2
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茂夫 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行フレームに揺動可
能に吊り下げ支持したガイドレールと、このガイドレー
ルに沿って昇降可能なトップブラシとを備え、前記走行
フレームを走行させながら前記トップブラシの、前記ガ
イドレールに沿った昇降を制御して、該トップブラシに
より車両上面をブラシング洗浄し得るようにした、車両
の上面洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる車両の上面洗浄装置として、実開
昭47−968号公報に記載されたものが従来公知であ
る。
【0003】この上面洗浄装置は、トップブラシで車両
上面を洗浄する時、車両に当接したトップブラシが該車
両から受ける反力によってガイドレールを揺動させ、そ
の揺動を検出してトップブラシをガイドレールに沿って
昇降させることにより該トップブラシを車両の上面に沿
って移動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の上
面洗浄装置は、ガイドレールの垂下位置からの揺動角が
所定値以上になるとトップブラシをシリンダで上昇さ
せ、揺動角が前記所定値以下になるとトップブラシを重
力で下降させている。したがって、車両上面が上り傾斜
になっている部位では、トップブラシの面圧が大きく
問題がある。
【0005】そこで、前記ブラシング洗浄のときにガイ
ドレールを、垂下位置から走行フレームの走行方向前側
に所定量揺動させた所定傾斜位置に保持することによ
り、トップブラシが車両から受ける反力を、該ブラシを
ガイドレールに沿って上昇させる方向に作用させ、該ブ
ラシが迅速に上昇状態に移行するようにしてトップブラ
シの面圧が大きくなるのを防止することが考えられる。
【0006】しかしながら、このようにガイドレールを
傾斜させたままの状態で車両上面をブラシング洗浄する
と、車両上面が下り傾斜となっている部位では、その下
り傾斜面に略沿うようにトップブラシが下降するため、
トップブラシの面圧が小さくなって洗浄効果が悪くなる
問題がある。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、トップブラシにより車両上面をブラシング洗浄する
ときに、車両上面が上り傾斜となっている部位ではトッ
プブラシの面圧が大きくなるのを防止しながら、車両上
面が下り傾斜となっている部位ではトップブラシの面圧
低下を抑えることができて洗浄効果を確保可能な、車両
の上面洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、走行フレームに揺動可能に吊り下げ支持
したガイドレールと、このガイドレールに沿って昇降可
能なトップブラシとを備え、前記走行フレームを走行
せながら前記トップブラシの、前記ガイドレールに沿っ
た昇降を制御して、該トップブラシにより車両上面をブ
ラシング洗浄し得るようにした、車両の上面洗浄装置に
おいて、前記ガイドレールを、垂下位置から前記走行
レームの走行方向前側に所定量揺動させた所定傾斜位置
に保持する傾斜手段と、前記トップブラシが車両天井面
に達したことを検出する位置検出手段と、前記トップブ
ラシが車両天井面に達したことを前記位置検出手段が検
出するのに応じて、前記傾斜手段を不作動にする制御手
段とを備えたことを第1の特徴とし,またこの特徴に加
えて、前記トップブラシを上昇駆動する上昇駆動手段を
備え、この上昇駆動手段の作動により前記トップブラシ
を前記ガイドレールに沿って上昇させるようにしたこと
を第2の特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は洗車機の全体正面図、図2は同じく全体側面
図、図3は図2の3−3線断面図、図4は作用の説明
図、図5および図6は案内枠の揺動角に基づく制御内容
を示す図である。
【0011】図1および図2に示すように、洗車機は床
面に敷設した左右一対の走行レール1,1に前後各2個
の駆動輪2,2と従動輪3,3を案内されて走行する門
型の走行フレーム4を備える。前記駆動輪2,2はイン
バータにより回転速度が調整可能な走行用モータ5,5
に接続され、これにより走行フレーム4は走行レール
1,1に沿って前後方向に高速および低速で往復走行す
ることができる。
【0012】走行フレーム4の上部には、左右方向に配
設された1本のトップブラシ昇降駆動軸6の両端部が一
対の軸受け7,7によって回転自在に支持される。車両
の上面を洗浄するトップブラシ8の昇降を案内する案内
枠9は、左右一対のガイドレール10,10と、これら
ガイドレール10,10の上端間を一体に結合する中空
の案内枠揺動軸11とを備える。案内枠揺動軸11は前
記トップブラシ昇降駆動軸6の外周に同軸に嵌合し、左
右一対の軸受け12,12によってトップブラシ昇降駆
動軸6に相対回転自在に支持される。
【0013】つまり、トップブラシ昇降駆動軸6は軸受
け7,7によって走行フレーム4に回転自在に支持され
るとともに、そのトップブラシ昇降駆動軸6に軸受け1
2,12によって案内枠揺動軸11が揺動自在に支持さ
れる。これにより、案内枠揺動軸11の外部にトップブ
ラシ昇降駆動軸6を配設した場合に比べて、案内枠9の
吊り下げ支持部の構造を簡略化することが可能となり、
その結果として走行フレーム4の全高を低く抑えること
が可能となる。
【0014】左右のガイドレール10,10と走行フレ
ーム4とは一対のシリンダ13,13によって接続さ
れ、このシリンダ13,13を伸縮駆動することによ
り、案内枠9を垂下位置より図2のa方向およびb方向
に揺動させることができる。
【0015】図3を併せて参照すると明らかなように、
ガイドレール10,10は断面コ字状に形成され、その
内部には断面L字状のガイド板14が固着される。左右
のガイドレール10,10には、ガイド板14とガイド
レール10の内壁との間に案内される2個のガイドロー
ラ15,15とガイドレール10の内壁に案内される1
個のガイドローラ16とを有する左右一対の台車17
A,17Bが、互いに同期して昇降し得るように支持さ
れる。左右の台車17A,17Bにはトップブラシ支持
軸18の左右両端部が固着され、そのトップブラシ支持
軸18に回転自在に嵌合するトップブラシ回転軸19の
一端に設けたスプロケット20と一方の台車17Bに設
けたトップブラシ回転用モータ21のスプロケット22
がチェン23を介して接続され、これによりトップブラ
シ8が回転駆動される。
【0016】走行フレーム4にはインバータにより回転
速度を調整可能なトップブラシ昇降用モータ24が設け
られ、そのトップブラシ昇降用モータ24のスプロケッ
ト25とトップブラシ昇降駆動軸6の一方の端部に設け
たスプロケット26とがチェン27で接続される。また
ガイドレール10,10の内部においてトップブラシ昇
降駆動軸6に設けた2個のスプロケット28,28と該
ガイドレール10,10の下端に設けた2個のスプロケ
ット29,29間にはチェン30,30が巻き掛けら
れ、それらチェン30,30の両端は各台車17A,1
7Bに結着される。尚、組付けを容易に行うために、前
記スプロケット28,28の直径は案内枠揺動軸11の
内径、および軸受12、12が装着されるガイドレール
10,10の端部開口よりも小さく形成されている。
【0017】而して、トップブラシ昇降用モータ24を
駆動するとトップブラシ昇降駆動軸6が回転し、トップ
ブラシ8を支持する左右の台車17A,17Bはガイド
レール10,10に案内されて高速および低速で昇降す
る。このとき、ガイドレール10,10の内部に洗浄水
が浸入しないように、ガイドレール10,10の開口面
にスリットを有するゴム板31,31が張設される。
【0018】トップブラシ昇降駆動軸6の他方の端部に
設けたスプロケット32と走行フレーム4の下部に設け
たスプロケット33とに巻き掛けられたチェン34に
は、トップブラシ8が重力で下降しようとする力に対抗
するバランスウエイト35が固着される。
【0019】案内枠9の一方のガイドレール10にはト
ップブラシ8の下限位置と上限位置をそれぞれ検出する
下限検出スイッチ36と上限検出スイッチ37が設けら
れ、これら両検出スイッチ36,37は一方の台車17
Aに設けた磁石38により作動する。トップブラシ昇降
駆動軸6の一端にはロータリエンコーダ39が設けら
れ、前記上限検出スイッチ37が作動状態から不作動状
態になった時から前記ロータリエンコーダ39の出力パ
ルスをトップブラシ8が下降する時は加算し、上昇する
時は減算することによりトップブラシ8の昇降位置が検
出される。
【0020】走行フレーム4には案内枠9の揺動端を規
制する一対のストッパ40,41が設けられ、案内枠9
は両ストッパ40,41の間を垂下位置を中心としてa
方向に+6°まで、b方向に−6°まで揺動することが
できる。また走行フレーム4には前記各ストッパ40,
41に対応して前方振れ検出スイッチ42と後方振れ検
出スイッチ43とが設けられ、案内枠9が矢印a方向に
振れて前記ストッパ40に当接するとガイドレール10
に設けた磁石44により前記前方振れ検出スイッチ42
が作動し、案内枠9が矢印b方向に振れて前記ストッパ
41に当接すると前記磁石44により前記後方振れ検出
スイッチ43が作動する。
【0021】またトップブラシ昇降駆動軸6の他端に相
対回転自在に支持された駆動ギヤ45がロータリエンコ
ーダ46の従動ギヤ47に噛合し、前記駆動ギヤ45と
ガイドレール10がピン48で連結され、これにより案
内枠9の揺動が駆動ギヤ45および従動ギヤ47を介し
てロータリエンコーダ46に伝達される。したがって、
走行フレーム4の往行時には前方振れ検出スイッチ42
が作動状態から不作動状態になった時から、また走行フ
レーム4の復行時には後方振れ検出スイッチ43が作動
状態から不作動状態になった時から、ロータリエンコー
ダ46の出力パルスを往行時はガイドレール10,10
が前方振れ検出スイッチ42から離れる方向へ揺動する
時は加算し、前記スイッチ42に近づく方向へ揺動する
時は減算し、復行時はガイドレール10,10が後方振
れ検出スイッチ43から離れる方向へ揺動する時は加算
し、前記スイッチ43に近づく方向へ揺動する時は減算
して案内枠9の揺動角を検出することができる。
【0022】一方の走行用モータ5にはロータリエンコ
ーダ55が設けられ、走行フレーム4の行位置が、図
示せぬスタート位置検出スイッチが作動状態から不作動
状態になった時から、前記ロータリエンコーダ55が出
力するパルスを走行フレーム4が往行する時は加算し、
復行する時は減算することにより求められる。
【0023】更に、走行フレーム4には、開閉レール4
9に沿って開閉する左右一対のサイドブラシ50,5
0、左右一対の昇降レール51,51に沿って昇降する
トップノズル52、および左右一対のサイドノズル5
3,53が装着される。
【0024】走行フレーム4に設けられた制御装置54
には、前記下限検出スイッチ36、上限検出スイッチ3
7、前方振れ検出スイッチ42、後方振れ検出スイッチ
43、ロータリエンコーダ39,46,55等の検出器
からの信号が入力され、それら信号と予め記憶されたプ
ログラムとに基づいて前記走行用モータ5,5、トップ
ブラシ回転用モータ21、トップブラシ昇降用モータ2
4等の駆動が制御される。
【0025】上記実施例において、シリンダ13,13
は本発明の傾斜手段を構成し、更にトップブラシ昇降用
モータ24は本発明の上昇駆動手段を構成し、更にまた
制御装置54は本発明の制御手段を構成する。
【0026】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0027】走行フレーム4を図示せぬスタート位置検
出スイッチが作動する図4(A)の4a位置に停止さ
せ、トップブラシ8を上限検出スイッチ37が作動する
上限位置に上昇させる。またシリンダ13,13を伸長
駆動し、案内枠9を走行フレーム4の往行方向(図2の
矢印a方向)に揺動させてストッパ40に当接させ、前
方振れ検出スイッチ42が作動する位置(即ち所定傾斜
位置)に停止させる。この状態から制御装置54に設け
た図示せぬスタートボタンを押すと、トップブラシ8が
矢印方向に回転して下降する。トップブラシ8が下限検
出スイッチ36が作動する下限位置に下降すると、走行
フレーム4が車両Vに向けて高速走行を開始する。
【0028】やがてトップブラシ8が車両Vに当接し、
その反力で案内枠9が矢印b方向に所定角度揺動したこ
とをロータリエンコーダ46が検出すると、トップブラ
シ昇降用モータ24が駆動されてトップブラシ8がガイ
ドレール10,10に沿って上昇する。トップブラシ8
の上昇によって案内枠9の揺動角が減少すると、前記ト
ップブラシ昇降用モータ24が停止してトップブラシ8
の上昇が停止する。つまり、トップブラシ8の面圧が高
いほど該トップブラシ8の矢印b方向への揺動角が大き
くなるため、その揺動角に応じてトップブラシ8の上昇
速度と走行フレーム4の走行速度を変化させて前記面圧
を速やかに減少させている。
【0029】これを図5(A),(B)に基づいて更に
詳しく説明すると、トップブラシ8の面圧が低い時、す
なわち案内枠9の揺動角がストッパ40に当接する6°
から4°までの間では、トップブラシ8の昇降を停止し
て走行フレーム4を高速走行させる。トップブラシ8の
面圧が高まって揺動角が4°から2°の範囲になると、
走行フレーム4を高速走行させたままトップブラシ8を
低速上昇に切り換え、揺動角が2°から0°の範囲にな
ると、走行フレーム4を高速走行させたままトップブラ
シ8を高速上昇に切り換える。トップブラシ8の面圧が
更に高まって揺動角が0°から−2°の範囲になると、
トップブラシ8を高速上昇させたまま走行フレーム4の
往行速度を低速に切り換え、揺動角が−2°からストッ
パ41に当接する−6°の間では、トップブラシ8を高
速上昇させたまま走行フレーム4を停止させる。要する
に、面圧の増加により案内枠9が矢印b方向に大きく揺
動するほど、トップブラシ8の上昇速度を増加させると
ともに走行フレーム4の往行速度を低下させ、これによ
り面圧を適切な大きさに保持することができる。而し
て、案内枠9の揺動角に基づいてトップブラシ8の上昇
と上昇停止を繰り返しながら、そのトップブラシ8で車
両Vのボンネット面とフロントガラス面を洗浄する。
【0030】尚、揺動角が0°〜−2°の範囲になって
走行フレーム4が低速走行に移り次に揺動角が0°以上
になった時、走行フレーム4を即座に高速走行に移行さ
せず、タイマを作動させて所定時間低速走行を継続して
から高速走行に切り換えれば、走行速度が高速と低速の
間で頻繁に切り換わるのを防止することができる。
【0031】また、図5(B)の制御に代えて、図5
(C)の制御を行うこともできる。すなわち、(B)の
制御では揺動角が2°の位置でトップブラシ8の低速上
昇と高速上昇が切り換えられているが、(C)の制御で
は0°の位置で切り換えられる。更に、(B)の制御で
は揺動角が0°の位置で走行フレーム4の高速走行と低
速走行が切り換えられているが、(C)の制御では2°
の位置で切り換えられる。この場合も、揺動角が2°〜
0°の範囲になって走行フレーム4が低速走行に移り次
に揺動角が2°以上になった時、走行フレーム4を即座
に高速走行に移行させず、タイマを作動させて所定時間
低速走行を継続してから高速走行に切り換えれば、走行
速度が高速と低速の間で頻繁に切り換わるのを防止する
ことができる。
【0032】走行用モータ5に接続されたロータリエン
コーダ55で検出した走行フレーム4の走行位置が予め
設定されたLになってトップブラシ8が車両Vの天井面
に達すると(図4(A)の4b位置)、傾斜手段として
シリンダ13,13が不作動状態になって案内枠9は
案内枠揺動軸11回りに自由に揺動可能な状態となり、
以後、図6に示す制御が行われる。而してロータリエン
コーダ55と、走行フレーム4の走行位置が予め設定さ
れたLになったことを判断する制御装置54の機能とが
協働して本発明の位置検出手段を構成している。
【0033】シリンダ13,13が不作動になると、矢
印方向に回転するトップブラシ8が車両Vの天井面から
受ける反力によって案内枠9は垂下位置よりも矢印b方
向に揺動し、図4(B)の4cに示す状態となる。シリ
ンダ13,13を不作動にしてから所定時間経過後、ト
ップブラシ8の面圧が適切であって案内枠9の揺動角が
−4°から−2°の範囲にあれば、トップブラシ8の昇
降を停止した状態で走行フレーム4を高速走行させる。
トップブラシ8が例えば車両Vのリヤガラス面に達して
面圧が減少し、揺動角が−2°から−1°の範囲になる
と、トップブラシ8を低速下降させるとともに走行フレ
ーム4を低速走行させ、更に揺動角が−1°以上になる
と、走行フレーム4を低速走行させたままトップブラシ
8を高速下降させ、これにより面圧の回復が図られる。
【0034】トップブラシ8がトランクの後端に設けた
スポイラー等に当接して面圧が上昇し、揺動角が−6°
から−4°の範囲になると、トップブラシ8を低速上昇
させるとともに走行フレーム4を高速走行させ、面圧の
過剰な上昇が抑えられる。このようにして、トップブラ
シ8が車両のリヤガラス面とトランク面を洗浄して車両
の後端に達すると、トップブラシ8を下限位置まで下降
させる。
【0035】尚、揺動角が−2°以上になった時にタイ
マを作動させて所定時間だけ走行フレーム4を低速走行
させれば、リヤガラス面を低速でブラシングして洗浄効
果を高めることができる。また揺動角が−2°以上にな
ってトップブラシ8を下降させる時、トップブラシ回転
用モータ21に流れる電流を検出する電流検出装置等の
負荷検出手段がトップブラシ回転用モータ21の負荷が
所定値を越したことを検出したら、トップブラシ8の下
降を停止することにより適切な面圧に制御できる。
【0036】而して、走行フレーム4が図4(B)の4
d位置に達すると往行を停止してトップブラシ8を逆回
転させ、更にシリンダ13,13を収縮駆動して案内枠
9を矢印b方向に揺動させ、その案内枠9がストッパ4
1に当接して後方振れ検出スイッチ43が作動する位置
に停止させる。続いて、走行フレーム4を復行させて前
記往行工程と同様の動作を行わせながら車両Vの上面を
洗浄する。
【0037】すなわち、走行フレーム4が図4(A)の
4b位置に達するまでは、図5の揺動角の正負を前述と
逆に読み代え、トップブラシ8の上昇速度と走行フレー
ム4の走行速度を制御しながら車両Vのトランク面、リ
ヤガラス面、および天井面を洗浄する。走行フレーム4
が図4(A)の4b位置に達するとシリンダ13,13
を不作動状態とした後、図6の揺動角の正負を前述と逆
に読み代え、トップブラシ8の昇降速度と走行フレーム
4の走行速度を制御しながら車両Vの天井面、フロント
ガラス面、およびボンネット面を洗浄する。そして、走
行フレーム4が図4(A)の4a位置に達すると復行を
停止して洗浄工程を終了する。
【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0039】例えば、実施例では位置検出手段として走
行用モータ5に設けたロータリエンコーダ55を用いて
いるが、前記位置検出手段として走行フレーム4の走行
開始からの時間を測定するタイマを用いることも可能で
ある。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、走行フレ
ームに揺動可能に吊り下げ支持したガイドレールと、こ
のガイドレールに沿って昇降可能なトップブラシとを備
え、前記走行フレームを走行させながら前記トップブラ
シの、前記ガイドレールに沿った昇降を制御して、該ト
ップブラシにより車両上面をブラシング洗浄し得るよう
にした、車両の上面洗浄装置において、前記ガイドレー
ルを、垂下位置から前記走行フレームの走行方向前側に
所定量揺動させた所定傾斜位置に保持する傾斜手段と、
前記トップブラシが車両天井面に達したことを検出する
位置検出手段と、前記トップブラシが車両天井面に達し
たことを前記位置検出手段が検出するのに応じて、前記
傾斜手段を不作動にする制御手段とを備えるので、トッ
プブラシによる車両上面のブラシング洗浄時に、車両上
面が上り傾斜となっている部位ではトップブラシの面圧
が大きくなるのを防止でき、一方、車両上面が下り傾斜
となっている部位ではトップブラシの面圧低下を抑えて
洗浄効果を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】作用の説明図
【図5】案内枠の揺動角に基づく制御内容を示す図
【図6】案内枠の揺動角に基づく制御内容を示す図
【符号の説明】
V 車両 4 走行フレー 8 トップブラシ 10 ガイドレール 13,13 シリンダ(傾斜手段) 24 トップブラシ昇降用モータ(上昇駆動手段) 54 制御装置(制御手段、位置検出手段) 55 ロータリエンコーダ(位置検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行フレームに揺動可能に吊り下げ支持
    したガイドレールと、このガイドレールに沿って昇降可
    能なトップブラシとを備え、前記走行フレームを走行
    せながら前記トップブラシの、前記ガイドレールに沿っ
    た昇降を制御して、該トップブラシにより車両上面をブ
    ラシング洗浄し得るようにした、車両の上面洗浄装置に
    おいて、 前記ガイドレールを、垂下位置から前記走行フレームの
    走行方向前側に所定量揺動させた所定傾斜位置に保持す
    る傾斜手段と、 前記トップブラシが車両天井面に達したことを検出する
    位置検出手段と、 前記トップブラシが車両天井面に達したことを前記位置
    検出手段が検出するのに応じて、前記傾斜手段を不作動
    にする制御手段とを備えたことを特徴とする、車両の上
    面洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記トップブラシを上昇駆動する上昇駆
    動手段を備え、この上昇駆動手段の作動により前記トッ
    プブラシを前記ガイドレールに沿って上昇させるように
    したことを特徴とする、請求項1に記載の車両の上面洗
    浄装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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