JP3378720B2 - 分散処理システム - Google Patents

分散処理システム

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JP3378720B2
JP3378720B2 JP03844396A JP3844396A JP3378720B2 JP 3378720 B2 JP3378720 B2 JP 3378720B2 JP 03844396 A JP03844396 A JP 03844396A JP 3844396 A JP3844396 A JP 3844396A JP 3378720 B2 JP3378720 B2 JP 3378720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワークステーショ
ン、パソコン等の情報処理端末装置と画像形成装置とを
ネットワーク接続した分散処理処理システムと、当該分
散処理システムにおけるネットワークの接続方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワークステーションやパソコン等が接続
されたネットワークに接続され、ワークステーション等
で作成した原稿のデータ等を印刷したりコピーしたりす
るためコピー機能やファクシミリ機能、プリンタ機能お
よびスキャナ機能を有するデジタル複合機が使用されて
いる。この種のデジタル複合機でワークステーション等
で作成した原稿のデータ等を印刷する場合は、まずオペ
レータがデジタル複合機の操作部を操作して動作モード
をプリントモードに設定してから、各種の条件を設定す
る。その後、所定のワークステーション等でオペレータ
が印刷要求を入力してデジタル複合機に印刷するデータ
を転送する。デジタル複合機は転送されたデータを印刷
する。転送されたデータの印刷が終了するとオペレータ
は印刷物を取り出した後にデジタル複合機の動作モード
をプリントモードから解除する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにネットワ
ークに接続されたデジタル複合機でワークステーション
などで作成した原稿のデータなどを印刷する場合、ワー
クステーションなどはあらかじめネットワークに接続さ
れたデジタル複合機の装置構成、例えば給紙トレイの用
紙サイズや用紙量、ソータの状態や機能などを把握して
いる必要がある。また、ネットワークに接続されたデジ
タル複合機はスタンドアロン型として使用する場合と操
作が異なる。また、デジタル複合機が使用中であるかど
うかも確認する必要がある。このためワークステーショ
ンなどのオペレータが原稿などの印刷を行うときには、
その都度、デジタル複合機の所に行って給紙トレイの用
紙サイズなどの状態や使用中か否かを確認してから、動
作モードをプリントモードに設定する必要があった。そ
して、このプリントモードに設定した後、ワークステー
ションなどの所に戻り、ワークステーションなどで印刷
要求をしてから再びデジタル複合機のところへ行って印
刷物を回収する必要があった。このためオペレータはワ
ークステーションなどをデジタル複合機の間を往復しな
ければならず、時間が無駄になっていた。
【0004】また、ワークステーションなどのオペレー
タが原稿などの印刷を行うときに、その都度、デジタル
複合機のところへ行って動作モートをプリントモートに
設定する必要があるため、デジタル複合機の状態によっ
ては最も近い位置に設定してあるデジタル複合機を利用
することができなかった。このような場合は、オペレー
タが利用しているワークステーションから遠く離れた所
に設定してあるデジタル複合機を利用しなければなら
ず、オペレータの負担がさらに多くなっていた。
【0005】この発明は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、ワークステーションなどの
データの印刷処理などを実行するときに、簡単に画像形
成装置の状態を確認して処理することができる分散処理
システムを提供することにある
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、情報処理端末装置と画像形成装置と
をネットワークによって接続した分散処理システムにお
いて、あらかじめ設定された条件が成立したときには前
記端末装置と前記画像形成装置との間の回線を接続する
手段と、前記条件が成立したときに、前記画像形成装置
側の画像形成条件を前記情報処理端末装置側に送信する
手段と、前記情報処理端末装置側に設けられ、前記送信
された画像形成条件を表示する手段とを備え、前記回線
を接続する手段が、前記情報処理端末装置からサービス
要求があったときに、前記画像形成装置にサービス適否
の問い合わせを行い、前記画像形成装置がサービス可能
であるならば、前記情報処理端末と画像形成装置との回
線を接続することを特徴とする。
【0007】
【0008】第の手段は、第1手段において、前記
画像形成装置が複数の機能を備えた複写機からなること
を特徴としている。
【0009】第の手段は、第の手段において、前記
複数の機能が、プリンタ機能に、コピー機能、スキャナ
機能、ファクシミリ機能の少なくとも1つを付加したも
のであることを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しこの発明の実
施形態について説明する。
【0017】1.第1の実施形態 図1はこの発明の第1の実施形態に係る分散処理システ
ムを示す接続図である。図に示すように、ネットワーク
1には複数のワークステーション(以下、WSという)
2−1,2−2とパソコン(以下、PCという)3−
1,3−2とデジタル複合機(以下、複合機という)4
−1,4−2およびサービス統括制御装置5が接続され
ている。また、ネットワーク1に接続された他のネット
ワーク1aにはWS2−3とPC3−3および複合機4
−3が接続されている。
【0018】サービス統括制御装置5はネットワーク
1,1aに接続された複合機4−1〜4−3やWS2−
1等を統括して制御するものであり、装置全体を管理す
るCPU5aと各種制御プログラムやデータを記憶する
メモリ5bとサービス機能管理部5cおよび通信制御部
5dとを有する。サービス機能管理部5cはWS2−1
等からサービスの要求があったときに各複合機4−1〜
4−3にサービス適否の問い合わせを行い、サービスの
可能な複合機とWS2−1等との回線を接続する。
【0019】複合機4−1〜4−3はコピー機能、ファ
クシミリ機能、プリンタ機能およびスキャナ機能を有
し、図2のブロック図に示すように、装置全体を管理す
るCPU4aと、各種制御プログラムやデータを記憶す
るメモリ4bと、操作部4c、表示部4d、スキャナ部
4e、プリンタ部4f、ファクシミリ部4g、データベ
ース管理部4h、ジョブ管理部4i、サービス管理部4
j、デバイス管理部4k、オペレーション管理部4l、
データ管理部4m、サービス機能情報格納部4nおよび
通信制御部4oを有する。
【0020】データベース管理部4hはフォント、フォ
ーム、読取画像やファクシミリ受信データ、使用履歴デ
ータ等を管理したりアクセスしたり保存したりする。ジ
ョブ管理部4iはWS2−1〜2−3やPS3−1〜3
−3のユーザが指定する1つのジョブが複数のサービス
およびデバイスによって遂行される場合に、それらを1
つの単位として状態管理や完了報告等を行う。サービス
管理部4jはコピーサービス、ファクシミリサービス、
プリンタサービスおよびスキャナサービス等の各種サー
ビスの管理、実行、完了通知、状態管理を行う。デバイ
ス管理部4kは各種物理デバイスを使用するための管
理、アクセス、状態管理、属性管理を行う。データ管理
部4mはWS2−1〜2−3やPS3−1〜3−3から
転送されたデータをスプールする。サービス機能情報格
納部4nには自装置に収納された各種機能を示す外観図
情報と操作パネル情報、各種仕様およびバージョンを記
憶する。オペレーション管理部4lは操作部4cの入力
情報等を有し、表示部4dの表示情報を管理し、WS2
−1等からの要求によりサービス機能情報格納部4nに
記憶した外観図情報等を読み出して出力する。また、オ
ペレーション管理部4lはデータ管理部4mでスプール
されたデータの内容を表示部4dに表示する。通信制御
部4oはネットワーク1,1aとの通信を制御する。
【0021】WS2−1〜2−3やPS3−1〜3−3
は、図3のブロック図に示すように、装置全体を管理す
るCPU2aと、各種制御プログラムやデータを記憶す
るメモリ2bと、マウス等のポインティングデバイス2
dにより表示画面上で移動するカーソルを有する操作表
示部2cと、操作表示部2cの表示処理や操作処理を制
御する操作表示制御部2eおよび通信制御部2fを有す
る。
【0022】上記のように構成された分散処理システム
のWS2−1で複合機にサービスを要求し実行するとき
の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0023】WS2−1の使用者がWS2−1で作成し
たデータを印刷する場合等のサービスを複合機4−1〜
4−3で実行する場合は、図4に示すように、WS2−
1の操作表示部2cを操作してサービス統括制御装置5
に印刷サービスの要求を送る。サービス統括制御装置5
のサービス機能管理部5cはWS2−1から印刷サービ
スの要求を受けると、WS2−1に最も近い位置にある
複合機4−1の動作状態を確認するため複合機4−1に
サービス実行の可否を問い合わせる。サービス実行可否
の問い合わせを受けた複合機4−1のオペレーション管
理部4lは複合機4−1の操作パネル情報等を確認し、
複合機4−1が他で使用中あるいはペーパジャムや故障
中で印刷サービス等が実行できない場合は、サービス実
行「否」の応答をサービス統括制御装置5に返す。この
応答を受けたサービス統括制御装置5のサービス機能管
理部5cはWS2−1から次に近い位置にある複合機4
−2の動作状態を確認するため複合機4−2にサービス
実行の問い合わせをする。サービス実行の問い合わせを
受けた複合機4−2のオペレーション管理部4lは複合
機4−2が使用中でも故障中でもないことを確認する
と、サービス提供「可」の応答をサービス統括制御装置
5に返す。このサービス提供可の応答を受けたサービス
統括制御装置5のサービス機能管理部5cは複合機4−
2にサービスの要求をして、WS2−1と複合機4−2
の回線を接続する。その後、WS2−1から複合機4−
2にデータを転送し、印刷サービス等を実行する。所定
のサービス実行が終了すると複合機4−2からサービス
完了通知をサービス統括制御装置5とWS2−2に送
る。サービス統括制御装置5のサービス機能管理部5c
はサービス完了通知を受けると複合機4−2にサービス
終了を通知し、WS2−1と複合機4−2の回線を
「断」にする。
【0024】このようにWS2−1からサービスの要求
があったときに最も近い複合機4−1から順にサービス
の実行の適否を確認してWS2−1と複合機の回線を接
続するから、サービスの実行が可能な複合機の中からW
S2−1に一番近い位置にある複合機4−2を選択して
サービスを実行させることができる。
【0025】次に、上記のようにして複合機4−2と回
線が接続したWS2−1からデータを転送して印刷サー
ビスを実行するときの動作を図5のフローチャートを参
照して説明する。
【0026】複合機4−2と回線が接続したWS2−1
の操作表示部2cを操作して複合機4−2に外観図情報
を要求すると、複合機4−2のオペレーション管理部4
lはサービス機能情報格納部4nから外観図情報を読み
出して通信制御部4oに送る。通信制御部4oは送られ
た外観図情報をWS2−1に送信する。WS2−1の操
作表示制御部2eは送られた外観図情報をメモリ2bに
格納し操作表示部2cに表示する。WS2−1の使用者
はこの表示を確認することにより複合機4−2の機器構
成等を知ることができる。この複合機4−2の外観図情
報をWS2−1に送信するときに複合機4−2のオペレ
ーション管理部4lは外観図情報とともにその使用やバ
ージョンを送信してWS2−1に表示すると、WS2−
1の使用者が複合機4−2の機器構成等をより詳しく知
ることができる。
【0027】WS2−1の使用者は表示された複合機4
−2の外観図情報を確認したら、外観図情報に示された
各構成部例えば給紙トレイをポインティングデバイス2
dにより指示し、指示された構成部の情報の転送を要求
する。CPU2aは選択された構成部の指定情報を通信
制御部2fを介して複合機4−2に送る。複合機4−2
のオペレーション管理部4lは選択された構成部の仕様
や状態をサービス機能情報格納部4nから読み出して通
信制御部4oを介してWS2−1に送る。WS2−1の
操作表示制御部2eは送られた構成部、例えば給紙トレ
イの仕様やそのときの状態を操作表示部2cに表示す
る。WS2−1の使用者はこの表示を確認することによ
り複合機4−2の各構成部の状態等を知ることができ
る。
【0028】この複合機4−2の各構成部の状態等を確
認したWS2−1の使用者は、再び外観図情報をメモリ
2bから読み出して表示し、ポインティングデバイス2
dにより操作パネルを指示し、操作パネル情報の転送を
要求する。CPU2aはこの要求を通信制御部2fを介
して複合機4−2に送る。複合機4−2のオペレーショ
ン管理部4lは送られた操作パネル情報転送要求により
サービス機能情報格納部4nから操作パネル情報を読み
出して通信制御部4oを介してWS2−1に送る。WS
2−1の操作表示制御部2eは送られた操作パネル情報
を操作表示部2cに表示する。WS2−1の使用者はこ
の表示を確認してから、操作パネル情報に表示された動
作モード選択部の印刷動作モードをポインティングデバ
イス2dにより指定し、印刷動作モード指定を通信制御
部2fを介して複合機4−2に送る。複合機4−2のサ
ービス管理部4iは送られた印刷動作モード指定によ
り、複合機4−2の動作モードを印刷モードに設定す
る。複合機4−2のオペレーション管理部4lは動作モ
ードが印刷モードに設定されたことを確認するとその旨
を表示した操作パネル情報をWS2−1に送り表示させ
る。
【0029】WS2−1の使用者は複合機4−2が印刷
モードに設定されたことを確認すると、複合機4−2の
プリンタ部4fのオンスイッチをポインティングデバイ
ス2dで指示して、プリンタ部4fのオン指令情報の転
送を要求する。このプリンタ部4fのオン指令情報を受
けた複合機4−2のサービス管理部4jはプリンタ部4
fの電源をオンにしてWS2−1から転送されるデータ
の印刷を実行させる。WS2−1から転送させるデータ
の印刷が終了し、その旨がWS2−1に送られWS2−
1の使用者は複合機4−2が印刷モードに設定されたこ
とを確認すると、複合機4−2のプリンタ部4fのオフ
スイッチをポインティングデバイス2dで指示して、プ
リンタ部4fのオフ指令情報の転送を要求する。このオ
フ指令情報により複合機4−2のサービス管理部4jは
プリンタ部4fの電源をオフにする。
【0030】このようにしてWS2−1で複合機4−2
の各構成部の使用や状態および操作パネルの状態を確認
し、複合機4−2の各種動作モードを設定するとともに
各種動作を実行させることができるから、WS2−1等
で要求する各種サービス短時間に確実に実行させること
ができる。
【0031】2.第2の実施形態 以下、第2の実施形態に係る分散処理システムについて
説明する。
【0032】2.1 分散処理システム環境 この実施形態に係る分散処理システムは、ネットワーク
と、パーソナルコンピュータ(PC)/ワークステーシ
ョン(WS)と、イメージ入出力装置と、ブローカとか
ら基本的に構成されている。
【0033】図6は、この実施形態における分散処理シ
ステムを示すブロック図である。同図において、分散処
理システムは、ネットワーク101と、パーソナルコン
ピュータ(以下、「パソコン」とも称する。)102−
1,102−2もしくはワークステーションと、イメー
ジ入力装置としてのプリンタ103−1,103−2、
スキャナ104、および複合機(MFP−Multi Functi
on Peripheral)105−1,105−2と、ブローカ
106とから構成されている。複合機(MFP)105
−1,105−2は、プリンタ機能、複写機能、ファク
シミリ機能およびスキャナ機能などを一体に備えた装置
であり、ブローカ106は、第1の実施形態におけるサ
ービス統括制御装置と同義であり、ネットワーク101
に接続されている入出力装置が有する機能情報を維持、
管理し、クライアントとサーバの接続を確立する役目を
請け負うミドルウエアである。なお、この実施形態で
は、クライアントはパソコン102が該当し、サーバは
イメージ入出力装置が該当する。ブローカ106は、C
PU106a、ROM106b、RAM106c、通信
制御部106dおよび機能情報データベース106eを
備え、ワークステーションもしくはパソコン上に構築さ
れるのが一般的である。なお、CPU106aはブロー
カ106の全体を管理し、ROM106bにはCPU1
06aの各種制御プログラムが格納され、RAM106
cはデータを記憶したりCPU106aのワークエリア
として機能する。また、通信制御部106dは、ネット
ワーク101に接続されている各構成要素からサービス
の要求があったとき、機能情報データベース106eに
格納されている機能情報に基づいて、サービス可能な構
成要素を選択し、構成要素間の回線を接続するという制
御を行う。
【0034】2.2 ハードウエア構成 前記ネットワーク101に接続されている各構成要素の
内、複合機(MFP)105は図7に示すように、当該
複合機105全体の制御を司るCPU105a、CPU
105aの制御下にあるROM105b、RAM105
c、NVRAM105d、操作パネル105e、スキャ
ン/プリントエンジン105f、記憶装置105g、通
信制御部105hおよびモデム105iからなり、操作
パネル105eはパネル制御部105iを介して、スキ
ャン/プリントエンジン105fはエンジン制御部10
5kを介して、記憶装置105gはディスク制御部10
5lを介してそれぞれCPU105に接続されている。
【0035】ROM105bにはプログラムコード、フ
ォントおよびその他のスタティックな情報が格納され、
RAM105cはデータを保存したりCPU105aの
ワークエリアとして機能し、一時的な記憶場所として利
用される。NVRAM105dには不揮発性の情報が格
納される。操作パネル105eとパネル制御部105j
は、ユーザとのインターフェイスを図るためのもので、
ユーザからの指示が複合機105側(CPU105a)
に入力され、複合機105側からの情報が表示される。
スキャン/プリントエンジン105fおよびエンジン制
御部105kは、イメージデータの入出力ユニットとし
て紙原稿の読み取りや紙への印刷を実行する。記憶装置
105gおよびディスク制御装置105lは大量のイメ
ージデータを蓄積するときなどに使用される大容量蓄積
デバイスである。通信制御部105hはイーサーネット
などのネットワーク(LAN)101に接続され、外部
機器との通信を可能とし、モデム105iは公衆回線
(WAN)と接続され、外部機器との通信を可能とす
る。
【0036】2.3 ソフトウエア構成 図8に前記複合機に代表されるOA機器111のソフト
ウエアの構成を示す。各種ドライバ112はハードウエ
ア113を制御するためのインターフェイスを提供する
ものであり、リアルタイムOS114では、それらイン
ターフェイスをタスク単位として捉え、それらタスクの
スケジューリングや排他制御を実現し、システムコール
あるいはアプリケーションAPI(以下、まとめて「A
PI」と称する。)として提供され、このAPIを利用
して各種マネージャ群がユーザ(クライアントに同義)
110とのインターフェイスを実現する。前記各種マネ
ージャ群は、データベースマネージャ115、サービス
マネージャ116、ジョブマネージャ117、デバイス
マネージャ118、およびオペレーションマネージャ1
19とからなる。
【0037】このうち、データベースマネージャ115
は、OA機器111のリソース115aを管理、アクセ
ス、および保存するためのプロセスである。ここでリソ
ース115aとしては、図にも示しているが、フォン
ト、外字、フォーム、読み取り画像、FAX受信デー
タ、使用履歴データ、課金データなどがある。
【0038】サービスマネージャ116は、各種サービ
スの管理、実行、完了通知、監視状態などを実行するプ
ロセスである。なお、ここでいう各種サービスとは、プ
リンタサービス116a、スキャンサービス116b、
FAXサービス116cおよびAIサービス116dな
どである。
【0039】ジョブマネージャ117は、ユーザが指定
する1つのジョブが複数のサービスおよびデバイスによ
って遂行される場合、それらの1つの単位として状態管
理、完了通知を実行するプロセスである。
【0040】デバイスマネージャ118は、各種物理デ
バイスを使用するための管理、アクセス、状態監視、属
性管理などを実行するプロセスで、各種物理デバイスと
は、印刷装置118a、スキャン装置118b、紙送り
装置118cおよびメディア装置118dなどである。
【0041】オペレーションマネージャ119は、OA
機器111の操作パネル情報119aを有し、ユーザ側
に操作パネル105eの表示内容や操作内容をインタラ
クティブに通信するプロセスである。これによってユー
ザ側では、各種のマネージャ115〜119に対して情
報取得、実行指示、状態取得および完了通知取得を行う
ことができる。
【0042】2.4 装置構成 図9に複合機105の正面図を示す。この複合機105
は、印刷装置(プロッタ)118a、スキャン装置(ス
キャナ)118b、紙送り装置(ペーパーフィーダ、ペ
ーパーソータ)118c、FAXモデム105i(図
7)などの物理デバイスと、外部記憶装置105g、メ
モリ(RAM105c、NVRAM105d)、フォン
トなどの物理リソースを有し、ユーザインターフェイス
のための操作パネル105eを備えている。なお、図9
において、符号118c−1は給紙トレイ、118c−
2はドキュメントフィーダ、118c−3は排紙ビンを
それぞれ示す。また、この実施形態では、排紙ビン11
8c−3は複数個(複数段)設けられ、排紙ビンごとの
表示部およびロック機構が備えられている。
【0043】また、サーバとクライアント、図8の例で
いうとOA機器(複合機−MFP)110とPC110
との接続形態としては、 (1)1対1接続 (2)複数のクライアント/1つのサーバ(マルチクラ
イアント/シングルサーバ) (3)複数のクライアント/複数のサーバ(マルチクラ
イアント/マルチサーバ) の3つの形態が考えられ、外観図情報としては、 (1)ビットマップデータ (2)ベクトルデータ (3)オブジェクトデータ の3つがある。なお、オブジェクトデータはトレイなど
部品単位で設定される。
【0044】2.5 装置選択アルゴリズム 2.5.1 マルチクライアント/シングルサーバ 図10のフローチャートを参照し、マルチクライアント
/シングルサーバの接続形態における装置選択アルゴリ
ズムを示す。すなわち、図10は、複合機105には印
刷処理能力データ、すなわち「印刷可能サイズ」、「印
刷可能解像度」などの能力が設定され、各能力の実現可
能値は列挙型で宣言されているという前提で、シングル
サーバに相当する複合機(MFP)105の印刷可能サ
イズを、A4、B5、B6、A6、B6、A7、印刷可
能解像度を400dpiとし、第1のクライアント(ク
ライアント1−PC1)は「A4、600dpiで印刷
したい。」、第2のクライアント(クライアント2−P
C2)は「A4、400dpiで印刷したい。」、第3
のクライアント(クライアント3−PC3)は「A3、
400dpiで印刷したい。」という要求を持っている
ときのシーケンスを示している。
【0045】このシーケンスによれば、クライアント1
(PC1)がまずサーバ(MFP)に対して使用したい
A4サイズが処理できるかどうかの返答を要求する(サ
イズの処理能力取得要求)[ステップ1001]、サー
バ(MFP)側から処理能力がある旨、返答が返ってき
て処理能力OKであることがクライアント1(PC1)
に認識される(処理能力=OKの返信)[ステップ10
02]。次いで、クライアント1(PC1)は、600
dpiの解像度で処理できるかどうか問い合わせる(解
像度の処理能力取得要求)[ステップ1003]。これ
に対し、サーバの処理能力は400dpiなので、サー
バ側からは処理能力がない旨返答する(処理能力=NG
の返信)[ステップ1004]。これによってクライア
ント1はサーバがクライアント1の要求に応えることが
できないことを認識する。
【0046】次いで、クライアント2がサーバに対して
クライアント1と同様に処理可能サイズを問い合わせ
[ステップ1005]、処理可能である旨回答を得る
[ステップ1006]。今度は解像度について問い合わ
せる[ステップ1007]。サーバの解像度は400d
piなので、解像度の要求に応えることができる旨回答
する[ステップ1008]。これに基づいて、クライア
ント2はサーバに対し装置予約要求を送信する[ステッ
プ1009]。この予約要求に応じてサーバからは予約
が受け入れられたこと(予約OK)を返信する[ステッ
プ1010]。このようにしてサーバに予約することに
よってサーバが有するサービスを利用することが可能な
状態、言い換えればオンライン状態になる。
【0047】クライアント3はA3のサイズを印刷した
いので、サーバに対してA3の処理能力があるかどう
か、すなわちサイズ= A3の処理能力取得要求を送信す
る[ステップ1011]。これに対し、サーバの処理能
力サイズはA4なので、処理能力はない旨、すなわち、
処理能力=NGである旨返信する[ステップ101
2]。これによって、クライアント3はサーバがクライ
アント3の要求には応えられないことを認識する。
【0048】2.5.2 マルチクライアント/マルチ
サーバ 複数のクライアントと複数のサーバがネットワークで接
続されているときには、例えば、第1のサーバ(サーバ
1−MFP1)は、(イ)印刷可能サイズがA4,B
5,A5,B6,A6,B6,A7で、印刷可能解像度
が400dpi、第2のサーバ(サーバ2−MFP2)
は、(ロ)印刷可能サイズがA3,A4,B5,A5,
B6,A6,B6,A7で、印刷可能解像度が400d
pi、第3のサーバ(サーバ3−MFP3)は、(ハ)
印刷可能サイズがA4,B5,A5,B6,A6,A7
で、印刷可能解像度が600dpi、の能力があり、ク
ライアント側では、第1のクライアント(クライアント
1)はA4、400dpi、第2のクライアント(クラ
イアント2)はA4、400dpi、第3のクライアン
ト(クライアント3)はA3、400dpiでそれぞれ
印刷したい場合には、図11のフローチャートに示すよ
うな手順で処理される。
【0049】すなわち、まず、サーバ1、サーバ2、サ
ーバ3がそれぞれブローカ106に上記(イ)ないし
(ハ)の処理能力を通知し[ステップ1101,110
2,1103]、ブローカ106では、サーバ1〜3か
ら通知された処理能力情報を保存しておく。一方、クラ
イアント側では、ブローカ106にA4、400dpi
の処理能力のあるサーバについて問い合わせる(処理能
力取得要求)[ステップ1104]。ブローカ106は
この取得要求に応じてサーバ1および2が要求に応えら
れる旨、返答する[ステップ1105]。この返答に対
応してクライアント1はサーバ1に対して装置予約要求
を出し[ステップ1106]、サーバ1はクライアント
1に対して利用許可を返答し[ステップ1107]、ク
ライアント1とサーバ1とがオンライン状態になる。
【0050】2.6 外観図情報 2.6.1 外観図情報のデータ構造 複合機(MFP)には、その装置の外観図情報が (1) ラスタデータ (2) グラフィックスコマンド (3) 論理装置情報 など、何らかのフォーマットで初期化時に保存されてお
り、装置構成に変化があった場合、例えば給紙トレイの
段数が増加した場合などは、その外観図情報を書き換え
るようになっている。
【0051】このうちラスタデータは図12に示すよう
なデータ構造となっており、視点のパラメータとして正
面、背面の他に上面、右側面、左側面などのデータを持
つことも可能である。グラフィックスコマンドは図13
に示すようなデータ構造となっており、2次元コマンド
体系の場合は、正面、背面、上面などのデータを有す
る。さらに、論理装置情報の場合には、図14に示すよ
うなデータ構造となっている。なお、これらの図におい
て、「ID」は装置IDであり、印刷エンジン、フロン
トカバー、給紙トレイ、排紙トレイ、ADFなどを示
す。また、「TYPE」は装置ごとの種類を示すもの
で、例えば、給紙トレイの場合、500枚トレイ、25
0枚トレイ、反転トレイなどを意味する。「POSIT
ION」は1段目、2段目などの位置を示す。そして、
上記装置IDとTYPEごとにラスタデータあるいはグ
ラフィックスコマンドの形式で装置の外観図データを保
有している。
【0052】2.6.2 外観図情報授受アルゴリズム 上記外観図情報の書き換えは図15のフローチャートに
示すような処理手順で実行される。すなわち、このアル
ゴリズムでは、まず、次の装着可能論理装置リストを取
得する[ステップ1501]。次いで装着可能論理装置
リストデータであるIDが0であるかどうかをチェック
する[ステップ1502]。ここで、装着可能論理装置
リストデータとは図15(b)に示しているいるように
ID1がプリントエンジン、ID2が給紙トレイなどに
定義されているものである。そこで、IDが0でなけれ
ば外観図データ構造が論理装置情報フォーマットと一致
しているかどうか確認し[ステップ1503]、一致し
ていれば前述のTYPE[ステップ1504]およびP
OSITION[ステップ1505]を取得し、論理装
置情報データを作成して[ステップ1506]、次の装
着可能論理装置リストを取得するためにステップ150
1に戻る。
【0053】また、ステップ1503で外観図データ構
造と論理装置情報フォーマットが一致しないと判断され
たときには、外観図データ構造がグラフィックコマンド
かどうかチェックし[ステップ1507]、グラフィッ
クコマンドであれば外観図データ構造をグラフィックコ
マンドに追加して[ステップ1508]ステップ150
1に戻る。一方、ステップ1507で外観図データ構造
がグラフィックコマンドでないと判断されたときには、
外観図情報にその装置のラスタデータを書き込んで[ス
テップ1509]ステップ1501に戻る。これらの処
理を繰り返し、ステップ1502でIDが0と判断され
ると、この処理を終了する[ステップ1510]。
【0054】2.6.3 外観図の表示とポインティン
グデバイスで指示されたときの応答 2.6.3.1 ラスタデータの場合 図16は、クライアントとサーバとの間で実行される外
観図の表示に関するラスタデータによる処理の流れを示
すフローチャートである。
【0055】使用するサーバの外観図をクライアント側
の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面
は縦400ドット、横600ドットであるので、まず、
クライアント側からサーバ側に外観図情報要求を送信す
る[ステップ1601]。この場合、コマンドCMD=
01とドット情報(X=600,Y=400)とが送信
される。これに応じてサーバ側では、外観図ラスタデー
タを取得し[ステップ1602]、X/Yサイズをクラ
イアント側の表示サイズにあわせて拡大もしくは縮小す
る[ステップ1603]。そして、外観図データとして
クライアント側に返信する[ステップ1604]。クラ
イアント側では、受信した外観図データに基づいて表示
画面に表示する(もしくは表示用メモリに書き込む)
[ステップ1605]。ユーザもしくはオペレータは、
PCの表示を見て、希望する用紙サイズである例えば2
段目のトレイの場所を図示しないポインティングデバイ
スで指定すると[ステップ1606]、PC側ではポイ
ンティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ
1607]、サーバ側に取得した座標を通知する[ステ
ップ1608]。
【0056】サーバ側では、受信した座標位置を計算
し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し、前
述の装置ID、TYPE、POSITIONを取得する
[ステップ1609]。そして、そのデバイスの情報を
取得し[ステップ1610]、デバイスの状態や能力を
表現する文字列を作成する[ステップ1611]。その
文字列とは、例えば「第2給紙トレイ¥n A4サイズ、
500枚¥n READY¥n 」というものである。な
お、ここでは、¥n は改行を表わしている。このように
して作成された文字列は、サーバ側からクライアント側
に送信され[ステップ1612]、クライアント側で
は、この送信された文字列を外観図に加えて表示画面に
表示する[ステップ1613]。
【0057】2.6.3.2 グラフィックスコマンド
の場合 図17は、クライアントとサーバとの間で実行される外
観図の表示に関するグラフィックスコマンドによる処理
の流れを示すフローチャートである。
【0058】使用するサーバの外観図をクライアント側
の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面
は前述のように縦400ドット、横600ドットである
ので、まず、クライアント側からサーバ側に外観図情報
要求を送信する[ステップ1701]。この場合、コマ
ンドCMD=02とドット情報(X=600,Y=40
0)とが送信される。これに応じてサーバ側では、外観
図グラフィックスデータを取得し[ステップ170
2]、クライアントの要求に応じて外観図グラフィック
スデータをクライアント側に送出する[ステップ170
3]。同時に、サーバ側ではグラフィックスコマンドを
解釈し、ラスタデータに展開する[ステップ170
4]。クライアント側でも同様にグラフィックスコマン
ドを解釈し、ラスタデータに展開する[ステップ170
5]。ラスタデータに展開された外観図情報はクライア
ントの表示画面に表示される(もしくは表示用メモリに
書き込まれる)[ステップ1706]。ユーザもしくは
オペレータは、PCの表示を見て、希望する用紙サイズ
である例えば2段目のトレイの場所を図示しないポイン
ティングデバイスで指定すると[ステップ1707]、
PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取
得し[ステップ1708]、サーバ側に取得した座標を
通知する[ステップ1709]。
【0059】サーバ側では、受信した座標位置を計算
し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し、前
述のID、TYPE、POSITIONを取得する[ス
テップ1710]。そして、そのデバイスの情報を取得
し[ステップ1711]、デバイスの状態や能力を表現
する文字列を作成する[ステップ1712]。その文字
列とは、前述のような例えば「第2給紙トレイ¥n A4
サイズ、500枚¥n READY¥n 」というものであ
る。このようにして作成された文字列は、サーバ側から
クライアント側に送信され[ステップ1713]、クラ
イアント側では、この送信された文字列を外観図に加え
て表示画面に表示する[ステップ1714]。 2.6.3.3 論理装置情報の場合 図18は、クライアントとサーバとの間で実行される外
観図の表示に関するグラフィックスコマンドによる処理
の流れを示すフローチャートである。
【0060】使用するサーバの外観図をクライアント側
の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面
は前述のように縦400ドット、横600ドットである
ので、まず、クライアント側からサーバ側に外観図情報
要求を送信する[ステップ1801]。この場合、コマ
ンドCMD=03とドット情報(X=600,Y=40
0)とが送信される。これに応じてサーバ側では、外観
図論理装置情報を取得し[ステップ1802]、当該外
観図論理装置情報にID、TYPE、POSITION
があれば[ステップ1803]、クライアント側にI
D、TYPE、POSITIONを送出する[ステップ
1804]。また、表示用データを取り出して送信する
[ステップ1805]。クライアント側では、ID、T
YPE、POSITIONを保管し[ステップ180
6]、サーバ側から送信された外観図データをクライア
ントの表示画面に表示する(もしくは表示用メモリに書
き込む)[ステップ1807]。ユーザもしくはオペレ
ータは、PCの表示を見て、希望する用紙サイズである
例えば2段目のトレイの場所を図示しないポインティン
グデバイスで指定すると[ステップ1808]、PC側
ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し
[ステップ1809]、サーバ側に取得した座標に対応
する前記ID、TYPE、POSITIONを通知する
[ステップ1810]。
【0061】サーバ側では、受信したID、TYPE、
POSITIONから該当するデバイスの情報を取得し
[ステップ1811]、デバイスの状態や能力を表現す
る文字列を作成する[ステップ1812]。その文字列
とは、前述のような例えば「第2給紙トレイ¥n A4サ
イズ、500枚¥n READY¥n 」というものであ
る。このようにして作成された文字列は、サーバ側から
クライアント側に返送され[ステップ1813]、クラ
イアント側では、この送信された文字列を外観図に加え
て表示画面に表示する[ステップ1814]。
【0062】なお、これらの3つのパターンにおいて
は、クライアント側はいずれも通信プロトコルに従えば
よいだけであり、サーバ(MFP)側の固有の情報は一
切持っている必要はない。
【0063】2.7 遠隔クライアントからの動作モー
ドの設定 2.7.1 ラスタデータおよびグラフィクスデータの
場合 図19は、遠隔クライアントから動作モードを設定する
場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0064】使用するサーバの外観図をクライアント側
の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面
は縦400ドット、横600ドットであるので、まず、
クライアント側からサーバ側に画面情報要求を送信する
[ステップ1901]。この場合、コマンドCMD=0
3とドット情報(X=600,Y=400)とが送信さ
れる。これに応じてサーバ側では、画面データを取得し
[ステップ1902]、X/Yサイズをクライアント側
の表示サイズにあわせて拡大もしくは縮小する[ステッ
プ1903]。そして、画面データとしてクライアント
側に返信する[ステップ1904]。クライアント側で
は、受信した画面データに基づいて表示画面に表示する
(もしくは表示用メモリに書き込む)[ステップ190
5]。なお、サーバ側の表示画面は符号1900で示す
ようなもので、縦400ドット、横600ドットの表示
画面に対し、「印刷方向」と「縦」と「横」というよう
な設定画面になる。この画面がプリンタなどの条件設定
画面であり、リモート側、言い換えればクライアント側
でポインティングデバイスでクリックすることによりサ
ーバ側の設定値を変えることができる。そこで、ユーザ
もしくはオペレータは、PCの表示を見て、例えば印刷
方向「横」の部分をポインティングデバイスでで指定す
ると[ステップ1906]、PC側ではポインティグさ
れた指示座標(x,y)を取得し[ステップ190
7]、サーバ側に取得した座標を通知する[ステップ1
908]。サーバ側では、通知された座標位置を計算
し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し、そ
の領域に対応した指示部分、すなわち、クライアント側
でクリックされた表示部分に対応する動作指示を実行す
ることになる。例えば、前記サーバ側の表示画面でスタ
ートキー部分をクライアント側からクリックすると、サ
ーバをスタートさせることができる。ステップ1909
でサーバ側で指示された領域がどの領域かが判断される
と、設定された値、この場合は「横」が保存され[ステ
ップ1910]、サーバ側では次の画面データを取得す
るとともに[ステップ1911]、クライアント側に設
定値が保存された旨、返答する[ステップ1912]。
【0065】2.7.2 ボタン情報で送受信する場合 図20は、遠隔クライアントから動作モードをボタン情
報で設定する場合の処理の流れを示すフローチャートで
ある。なお、ボタン情報とは後述の図21ないし図23
に示すようなもので、表示画面にサーバの動作を指示す
るボタンを表示し、そのボタンの機能および位置をクラ
イアント側に送信して、クライアント側で当該ボタンの
位置をクリックして動作させることができるような情報
のことである。
【0066】使用するサーバの外観図をクライアント側
の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面
は前述のように縦400ドット、横600ドットである
ので、まず、クライアント側からサーバ画面情報要求を
送信する[ステップ2001]。この場合、コマンドC
MD=03とドット情報(X=600,Y=400)と
が送信される。これに応じてサーバ側では、windo
w_ptrで示されるボタン情報を取得し[ステップ2
002]、当該ボタン情報があれば[ステップ200
3]、クライアント側にボタン情報を送出する。この場
合のボタン情報は、ID情報、X,Y座標、幅、高さ、
TYPEなどである[ステップ2004]。さらに、T
YPEで示されるボタンラスタデータを取得して送信す
る[ステップ2005]。クライアント側では、送信さ
れたID、TYPE、POSITIONを保管し[ステ
ップ2006]、サーバ側から送信されたデータをクラ
イアントの表示画面に表示する(もしくは表示用メモリ
に書き込む)[ステップ2007]。ユーザもしくはオ
ペレータは、PCの表示を見て、希望するボタンの位置
を図示しないポインティングデバイスで指定すると[ス
テップ2008]、PC側ではポインティグされた指示
座標(x,y)を取得し[ステップ2009]、取得し
た座標から対応するボタンIDを算出し[ステップ20
10]、サーバ側に取得した座標に対応するボタンID
を通知する[ステップ2011]。
【0067】サーバ側では、受信したボタンIDから設
定された値、この場合は「横」を保存し[ステップ20
12]、次の画面データを取得する[ステップ201
3]とともにクライアント側に設定された値を保存した
旨通知する[ステップ2014]。なお、ステップ20
13以降は、ステップ2001に戻り、2回目以降の処
理を繰り返す。その際、ステップ2002における前記
window_ptrで示されるデータは、以降nex
t_ptrで示されるボタン情報となる。
【0068】前記ボタン情報のデータ構造は図21に示
すようになっており、windowポインタからボタン
データがリスト構造になっている。ここで、「ID」は
ボタンごとに付けられた識別子、「TYPE」はボタン
形状、「X座標」は左上原点からのX軸方向座標、「Y
座標」は左上原点からのY方向座標、「幅」はボタンの
幅、「高さ」はボタンの高さ、「next_ptr」は
次のボタンへのポインタ(0でターミネイト)である。
【0069】図22は表示画面に表示されたボタン情報
の具体例で、テンキー、スタートキーなどがX座標およ
びY座標に対応して割り振られている。図23はボタン
のラスタデータ構造を示す図である。
【0070】2.8 遠隔クライアントからの動作指示 図24は、遠隔クライアントからサーバに動作を指示す
る場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0071】動作を指示する場合、表示画面の表示内容
を参照して実行させるので、まず、クライアント側から
サーバ側に画面情報を要求する。この場合、クライアン
ト側の表示画面は縦400ドット、横600ドットであ
るので、コマンドコードと表示サイズ、すなわち、コマ
ンドCMD=03と、ドット情報(X=600,Y=4
00)とを送信する[ステップ2401]。これに応じ
てサーバ側では、画面データを取得し[ステップ240
2]、X/Yサイズをクライアント側の表示サイズにあ
わせて拡大もしくは縮小する[ステップ2403]。そ
して、画面データとしてクライアント側に返信する[ス
テップ2404]。クライアント側では、受信した画面
データに基づいて表示画面に表示する(もしくは表示用
メモリに書き込む)[ステップ2405]。ユーザもし
くはオペレータは、PCの表示を見て、「スタート」ボ
タン部分2400をポインティングデバイスで指定する
と[ステップ2406]、PC側ではポインティグされ
た指示座標(x,y)を取得し[ステップ2407]、
サーバ側に取得した座標を通知する[ステップ240
8]。サーバ側では、通知された座標位置を計算し、そ
の位置がどの領域に対応しているかを判断し[ステップ
2409]、その領域に対応した指示部分、すなわち、
クライアント側でクリックされたスタートボタン位置と
判断し、コピージョブを開始する[ステップ241
0]。そして、動作指示を承知した旨クライアント側に
返答する[ステップ2411]。
【0072】なお、ボタン情報で動作指示を実行させる
場合の処理手順は、図20に示した動作モードを動作指
示に置き換えた処理手順を同様になるので、ここでの説
明は省略する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
あらかじめ設定された条件が成立したときには端末装置
と画像形成装置との間の回線を接続する手段と、前記条
件が成立したときに、前記画像形成装置側の画像形成条
件を端末装置側に送信する手段と、前記端末装置側に設
けられ、前記送信された画像形成条件を表示する手段と
を備えているので、ワークステーションなどのデータの
印刷処理などを実行するときに、端末装置側の表示装置
によって簡単に画像形成装置の状態を確認して処理する
ことが可能となる。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る分散処理シス
テムを示す接続図である。
【図2】図1における複合機の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1におけるワークステーション(WS)の構
成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態におけるWSと複合機との回線
接続動作を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態における印刷動作を示すフロー
チャートである。
【図6】第2の実施形態に係る分散処理システムを示す
接続図である。
【図7】図6における複合機のハードウエアの構成を示
す図である。
【図8】図6におけるユーザと複合機(OA機器)のソ
フトウエア構成を示す図である。
【図9】複合機の外観を示す図である。
【図10】図6のシステムにおけるマルチクライアント
/シングルサーバの場合の装置選択アルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図11】図6のシステムにおけるマルチクライアント
/マルチサーバの場合の装置選択アルゴリズムを示すフ
ローチャートである。
【図12】サーバからクライアント側に送信される外観
図情報(ラスタデータ)のデータ構造を示す図である。
【図13】サーバからクライアント側に送信される外観
図情報(グラフィックスコマンド)のデータ構造を示す
図である。
【図14】サーバからクライアント側に送信される外観
図情報(論理装置情報)のデータ構造を示す図である。
【図15】サーバからクライアント側に送信される外観
図情報の授受アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図16】ラスタデータの場合の外観図の表示とポイン
ティングデバイスで指示されたときの応答までの処理の
流れを示すフローチャートである。
【図17】グラフィックスコマンドの場合の外観図の表
示とポインティングデバイスで指示されたときの応答ま
での処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】論理装置情報の場合の外観図の表示とポイン
ティングデバイスで指示されたときの応答までの処理の
流れを示すフローチャートである。
【図19】遠隔クライアントからの動作モードの設定に
おける処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】ボタン情報で遠隔クライアントからの動作モ
ードを設定する場合の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図21】ボタン情報のデータ構造を示す図である。
【図22】ボタンの表示状態を示す図である。
【図23】ボタンのラスタデータ構造を示す図である。
【図24】遠隔クライアントからの動作指示における処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,101 ネットワーク 2 ワークステーション(WS) 3,102 パソコン(PC) 4 複合機 4a CPU 4d 表示部 4f プリンタ部 4g ファクシミリ部 4j サービス管理部 4k デバイス管理部 4l オペレーション管理部 4m データ管理部 4n サービス機能情報格納部 4o 通信制御部 5 サービス統括制御装置 5a CPU 5b メモリ 5c サービス機能管理部 5d 通信制御部 105 複合機(MFP) 105a CPU 106 ブローカ 110 ユーザ(クライアント) 111 OA機器 115 データベースマネージャ 116 サービスマネージャ 117 ジョブマネージャ 118 デバイスマネージャ 119 オペレーションマネージャ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理端末装置と画像形成装置とをネ
    ットワークによって接続した分散処理システムにおい
    て、 あらかじめ設定された条件が成立したときには前記端末
    装置と前記画像形成装置との間の回線を接続する手段
    と、 前記条件が成立したときに、前記画像形成装置側の画像
    形成条件を前記情報処理端末装置側に送信する手段と、 前記情報処理端末装置側に設けられ、前記送信された画
    像形成条件を表示する手段と、 を備え、 前記回線を接続する手段が、前記情報処理端末装置から
    サービス要求があったときに、前記画像形成装置にサー
    ビス適否の問い合わせを行い、前記画像形成装置がサー
    ビス可能であるならば、前記情報処理端末と画像形成装
    置との回線を接続することを特徴とする分散処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置が複数の機能を備えた
    複写機からなることを特徴とする請求項1記載の分散処
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の機能が、プリンタ機能に、ス
    キャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能の少なくと
    も1つを付加したものであることを特徴とする請求項
    記載の分散処理システム。
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