JP3581855B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はワークステーション、パソコン等の情報処理端末装置と画像形成装置とをネットワーク接続した分散処理処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークステーションやパソコン等が接続されたネットワークに接続され、ワークステーション等で作成した原稿のデータ等を印刷したりコピーしたりするためコピー機能やファクシミリ機能、プリンタ機能およびスキャナ機能を有するデジタル複合機が使用されている。この種のデジタル複合機でワークステーション等で作成した原稿のデータ等を印刷する場合は、まずオペレータがデジタル複合機の操作部を操作して動作モードをプリントモードに設定してから、各種の条件を設定する。その後、所定のワークステーション等でオペレータが印刷要求を入力してデジタル複合機に印刷するデータを転送する。デジタル複合機は転送されたデータを印刷する。転送されたデータの印刷が終了するとオペレータは印刷物を取り出した後にデジタル複合機の動作モードをプリントモードから解除する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにネットワークに接続されたデジタル複合機でワークステーションなどで作成した原稿のデータなどを印刷する場合、ワークステーションなどはあらかじめネットワークに接続されたデジタル複合機の装置構成、例えば給紙トレイの用紙サイズや用紙量、ソータの状態や機能などを把握している必要がある。また、ネットワークに接続されたデジタル複合機はスタンドアロン型として使用する場合と操作が異なる。また、デジタル複合機が使用中であるかどうかも確認する必要がある。このためワークステーションなどのオペレータが原稿などの印刷を行うときには、その都度、デジタル複合機の所に行って給紙トレイの用紙サイズなどの状態や使用中か否かを確認してから、動作モードをプリントモードに設定する必要があった。そして、このプリントモードに設定した後、ワークステーションなどの所に戻り、ワークステーションなどで印刷要求をしてから再びデジタル複合機のところへ行って印刷物を回収する必要があった。このためオペレータはワークステーションなどをデジタル複合機の間を往復しなければならず、時間が無駄になっていた。
【0004】
また、ワークステーションなどのオペレータが原稿などの印刷を行うときに、その都度、デジタル複合機のところへ行って動作モートをプリントモートに設定する必要があるため、デジタル複合機の状態によっては最も近い位置に設定してあるデジタル複合機を利用することができなかった。このような場合は、オペレータが利用しているワークステーションから遠く離れた所に設定してあるデジタル複合機を利用しなければならず、オペレータの負担がさらに多くなっていた。
【0005】
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ワークステーションなどのデータの印刷処理などを実行するときに、使用者が端末装置からシステムのネットワークに接続された画像形成装置の構成やサービス実行可否などの状態を簡単に確認して、各種サービスを迅速に実行することができる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の手段は、ユーザーが画像形成装置の各種サービスを利用するために操作表示制御部を有する端末装置と、前記端末装置からサービスの要求があったときに利用可能な装置の適否の問い合わせ及び/又は適応する装置と前記端末装置との回線を接続するサービス統括制御装置とが接続されたネットワークに接続可能な画像形成装置であって、前記画像形成装置は、自装置における各種機能を示す外観図情報、操作パネル情報、及び各構成部の仕様及び/又は状態の少なくとも1つを含むサービス機能情報を格納するサービス機能情報格納部と、前記サービス機能情報を端末装置と通信する通信制御部と、前記サービス総括制御装置から問い合わせがあった場合に前記サービス機能情報格納部よりサービス機能情報を確認してサービス実行可否について応答するオペレーション管理部と、から構成され、前記オペレーション管理部は前記応答の結果に基づき前記サービス統括制御装置によって自装置と回線を接続した端末装置から前記サービス機能情報の要求があったときに前記サービス機能情報格納部から自装置のサービス機能情報を読み出して前記通信制御部に送り、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された画像形成装置の外観図情報に示された構成部の状態について要求があった場合に、対応する該構成部の状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記通信制御部に送信し、前記通信制御部は送られた画像形成装置の外観図情報に示された構成部の状態を前記端末装置に送信することを特徴としている。
【0007】
第2の手段は、第1の手段において、前記オペレーション管理部は端末装置から外観図情報に示された自装置の操作パネルが指定されたときにサービス機能情報格納部から操作パネル情報を読み出して前記通信制御部に送り、前記通信制御部は送られた操作パネル情報を要求があった端末装置に送信することを特徴としている。
【0008】
第3の手段は第2の手段において、コピー、ファクシミリ、プリンタ及びスキャナの少なくとも1つのサービスの管理、実行、完了通知、状態管理の少なくとも1つを行うサービス管理部をさらに備え、前記オペレーション管理部は、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された自装置の操作パネル情報の構成部の情報について要求があった場合に、該操作パネルの選択指示された構成部の状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記サービス管理部に送り、前記サービス管理部は前記選択指示された構成部の情報により画像形成装置の動作モードを設定することを特徴としている。
【0009】
第4の手段は、第3の手段において、前記オペレーション管理部は、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された自装置の操作パネルの、選択指示された操作部の情報について要求があった場合に、前記選択指示された操作部の仕様及び/又は状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記サービス管理部に送り、前記サービス管理部は選択指示された操作部の情報により自装置の動作を実行させることを特徴としている。
【0010】
第5の手段は、第4の手段において、前記オペレーション管理部は、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された自装置の操作パネルの、選択指示された操作部の情報について要求があった場合に、前記選択指示された操作部の仕様及び/又は状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記サービス管理部に送り、前記サービス管理部は選択指示された操作部の情報により自装置の動作を実行させることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しこの発明の実施形態について説明する。
【0012】
1.第1の実施形態
図1はこの発明の第1の実施形態に係る分散処理システムを示す接続図である。図に示すように、ネットワーク1には複数のワークステーション(以下、WSという)2−1,2−2とパソコン(以下、PCという)3−1,3−2とデジタル複合機(以下、複合機という)4−1,4−2およびサービス統括制御装置5が接続されている。また、ネットワーク1に接続された他のネットワーク1aにはWS2−3とPC3−3および複合機4−3が接続されている。
【0013】
サービス統括制御装置5はネットワーク1,1aに接続された複合機4−1〜4−3やWS2−1等を統括して制御するものであり、装置全体を管理するCPU5aと各種制御プログラムやデータを記憶するメモリ5bとサービス機能管理部5cおよび通信制御部5dとを有する。サービス機能管理部5cはWS2−1等からサービスの要求があったときに各複合機4−1〜4−3にサービス適否の問い合わせを行い、サービスの可能な複合機とWS2−1等との回線を接続する。
【0014】
複合機4−1〜4−3はコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能およびスキャナ機能を有し、図2のブロック図に示すように、装置全体を管理するCPU4aと、各種制御プログラムやデータを記憶するメモリ4bと、操作部4c、表示部4d、スキャナ部4e、プリンタ部4f、ファクシミリ部4g、データベース管理部4h、ジョブ管理部4i、サービス管理部4j、デバイス管理部4k、オペレーション管理部4l、データ管理部4m、サービス機能情報格納部4nおよび通信制御部4oを有する。
【0015】
データベース管理部4hはフォント、フォーム、読取画像やファクシミリ受信データ、使用履歴データ等を管理したりアクセスしたり保存したりする。ジョブ管理部4iはWS2−1〜2−3やPS3−1〜3−3のユーザが指定する1つのジョブが複数のサービスおよびデバイスによって遂行される場合に、それらを1つの単位として状態管理や完了報告等を行う。サービス管理部4jはコピーサービス、ファクシミリサービス、プリンタサービスおよびスキャナサービス等の各種サービスの管理、実行、完了通知、状態管理を行う。デバイス管理部4kは各種物理デバイスを使用するための管理、アクセス、状態管理、属性管理を行う。データ管理部4mはWS2−1〜2−3やPS3−1〜3−3から転送されたデータをスプールする。サービス機能情報格納部4nには自装置に収納された各種機能を示す外観図情報と操作パネル情報、各種仕様およびバージョンを記憶する。オペレーション管理部4lは操作部4cの入力情報等を有し、表示部4dの表示情報を管理し、WS2−1等からの要求によりサービス機能情報格納部4nに記憶した外観図情報等を読み出して出力する。また、オペレーション管理部4lはデータ管理部4mでスプールされたデータの内容を表示部4dに表示する。通信制御部4oはネットワーク1,1aとの通信を制御する。
【0016】
WS2−1〜2−3やPS3−1〜3−3は、図3のブロック図に示すように、装置全体を管理するCPU2aと、各種制御プログラムやデータを記憶するメモリ2bと、マウス等のポインティングデバイス2dにより表示画面上で移動するカーソルを有する操作表示部2cと、操作表示部2cの表示処理や操作処理を制御する操作表示制御部2eおよび通信制御部2fを有する。
【0017】
上記のように構成された分散処理システムのWS2−1で複合機にサービスを要求し実行するときの動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0018】
WS2−1の使用者がWS2−1で作成したデータを印刷する場合等のサービスを複合機4−1〜4−3で実行する場合は、図4に示すように、WS2−1の操作表示部2cを操作してサービス統括制御装置5に印刷サービスの要求を送る。サービス統括制御装置5のサービス機能管理部5cはWS2−1から印刷サービスの要求を受けると、WS2−1に最も近い位置にある複合機4−1の動作状態を確認するため複合機4−1にサービス実行の可否を問い合わせる。サービス実行可否の問い合わせを受けた複合機4−1のオペレーション管理部4lは複合機4−1の操作パネル情報等を確認し、複合機4−1が他で使用中あるいはペーパジャムや故障中で印刷サービス等が実行できない場合は、サービス実行「否」の応答をサービス統括制御装置5に返す。この応答を受けたサービス統括制御装置5のサービス機能管理部5cはWS2−1から次に近い位置にある複合機4−2の動作状態を確認するため複合機4−2にサービス実行の問い合わせをする。サービス実行の問い合わせを受けた複合機4−2のオペレーション管理部4lは複合機4−2が使用中でも故障中でもないことを確認すると、サービス提供「可」の応答をサービス統括制御装置5に返す。このサービス提供可の応答を受けたサービス統括制御装置5のサービス機能管理部5cは複合機4−2にサービスの要求をして、WS2−1と複合機4−2の回線を接続する。その後、WS2−1から複合機4−2にデータを転送し、印刷サービス等を実行する。所定のサービス実行が終了すると複合機4−2からサービス完了通知をサービス統括制御装置5とWS2−2に送る。サービス統括制御装置5のサービス機能管理部5cはサービス完了通知を受けると複合機4−2にサービス終了を通知し、WS2−1と複合機4−2の回線を「断」にする。
【0019】
このようにWS2−1からサービスの要求があったときに最も近い複合機4−1から順にサービスの実行の適否を確認してWS2−1と複合機の回線を接続するから、サービスの実行が可能な複合機の中からWS2−1に一番近い位置にある複合機4−2を選択してサービスを実行させることができる。
【0020】
次に、上記のようにして複合機4−2と回線が接続したWS2−1からデータを転送して印刷サービスを実行するときの動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0021】
複合機4−2と回線が接続したWS2−1の操作表示部2cを操作して複合機4−2に外観図情報を要求すると、複合機4−2のオペレーション管理部4lはサービス機能情報格納部4nから外観図情報を読み出して通信制御部4oに送る。通信制御部4oは送られた外観図情報をWS2−1に送信する。WS2−1の操作表示制御部2eは送られた外観図情報をメモリ2bに格納し操作表示部2cに表示する。WS2−1の使用者はこの表示を確認することにより複合機4−2の機器構成等を知ることができる。この複合機4−2の外観図情報をWS2−1に送信するときに複合機4−2のオペレーション管理部4lは外観図情報とともにその使用やバージョンを送信してWS2−1に表示すると、WS2−1の使用者が複合機4−2の機器構成等をより詳しく知ることができる。
【0022】
WS2−1の使用者は表示された複合機4−2の外観図情報を確認したら、外観図情報に示された各構成部例えば給紙トレイをポインティングデバイス2dにより指示し、指示された構成部の情報の転送を要求する。CPU2aは選択された構成部の指定情報を通信制御部2fを介して複合機4−2に送る。複合機4−2のオペレーション管理部4lは選択された構成部の仕様や状態をサービス機能情報格納部4nから読み出して通信制御部4oを介してWS2−1に送る。WS2−1の操作表示制御部2eは送られた構成部、例えば給紙トレイの仕様やそのときの状態を操作表示部2cに表示する。WS2−1の使用者はこの表示を確認することにより複合機4−2の各構成部の状態等を知ることができる。
【0023】
この複合機4−2の各構成部の状態等を確認したWS2−1の使用者は、再び外観図情報をメモリ2bから読み出して表示し、ポインティングデバイス2dにより操作パネルを指示し、操作パネル情報の転送を要求する。CPU2aはこの要求を通信制御部2fを介して複合機4−2に送る。複合機4−2のオペレーション管理部4lは送られた操作パネル情報転送要求によりサービス機能情報格納部4nから操作パネル情報を読み出して通信制御部4oを介してWS2−1に送る。WS2−1の操作表示制御部2eは送られた操作パネル情報を操作表示部2cに表示する。WS2−1の使用者はこの表示を確認してから、操作パネル情報に表示された動作モード選択部の印刷動作モードをポインティングデバイス2dにより指定し、印刷動作モード指定を通信制御部2fを介して複合機4−2に送る。複合機4−2のサービス管理部4iは送られた印刷動作モード指定により、複合機4−2の動作モードを印刷モードに設定する。複合機4−2のオペレーション管理部4lは動作モードが印刷モードに設定されたことを確認するとその旨を表示した操作パネル情報をWS2−1に送り表示させる。
【0024】
WS2−1の使用者は複合機4−2が印刷モードに設定されたことを確認すると、複合機4−2のプリンタ部4fのオンスイッチをポインティングデバイス2dで指示して、プリンタ部4fのオン指令情報の転送を要求する。このプリンタ部4fのオン指令情報を受けた複合機4−2のサービス管理部4jはプリンタ部4fの電源をオンにしてWS2−1から転送されるデータの印刷を実行させる。WS2−1から転送させるデータの印刷が終了し、その旨がWS2−1に送られWS2−1の使用者は複合機4−2が印刷モードに設定されたことを確認すると、複合機4−2のプリンタ部4fのオフスイッチをポインティングデバイス2dで指示して、プリンタ部4fのオフ指令情報の転送を要求する。このオフ指令情報により複合機4−2のサービス管理部4jはプリンタ部4fの電源をオフにする。
【0025】
このようにしてWS2−1で複合機4−2の各構成部の使用や状態および操作パネルの状態を確認し、複合機4−2の各種動作モードを設定するとともに各種動作を実行させることができるから、WS2−1等で要求する各種サービス短時間に確実に実行させることができる。
【0026】
2.第2の実施形態
以下、第2の実施形態に係る分散処理システムについて説明する。
【0027】
2.1 分散処理システム環境
この実施形態に係る分散処理システムは、ネットワークと、パーソナルコンピュータ(PC)/ワークステーション(WS)と、イメージ入出力装置と、ブローカとから基本的に構成されている。
【0028】
図6は、この実施形態における分散処理システムを示すブロック図である。同図において、分散処理システムは、ネットワーク101と、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」とも称する。)102−1,102−2もしくはワークステーションと、イメージ入力装置としてのプリンタ103−1,103−2、スキャナ104、および複合機(MFP−Multi Function Peripheral)105−1,105−2と、ブローカ106とから構成されている。複合機(MFP)105−1,105−2は、プリンタ機能、複写機能、ファクシミリ機能およびスキャナ機能などを一体に備えた装置であり、ブローカ106は、第1の実施形態におけるサービス統括制御装置と同義であり、ネットワーク101に接続されている入出力装置が有する機能情報を維持、管理し、クライアントとサーバの接続を確立する役目を請け負うミドルウエアである。なお、この実施形態では、クライアントはパソコン102が該当し、サーバはイメージ入出力装置が該当する。ブローカ106は、CPU106a、ROM106b、RAM106c、通信制御部106dおよび機能情報データベース106eを備え、ワークステーションもしくはパソコン上に構築されるのが一般的である。なお、CPU106aはブローカ106の全体を管理し、ROM106bにはCPU106aの各種制御プログラムが格納され、RAM106cはデータを記憶したりCPU106aのワークエリアとして機能する。また、通信制御部106dは、ネットワーク101に接続されている各構成要素からサービスの要求があったとき、機能情報データベース106eに格納されている機能情報に基づいて、サービス可能な構成要素を選択し、構成要素間の回線を接続するという制御を行う。
【0029】
2.2 ハードウエア構成
前記ネットワーク101に接続されている各構成要素の内、複合機(MFP)105は図7に示すように、当該複合機105全体の制御を司るCPU105a、CPU105aの制御下にあるROM105b、RAM105c、NVRAM105d、操作パネル105e、スキャン/プリントエンジン105f、記憶装置105g、通信制御部105hおよびモデム105iからなり、操作パネル105eはパネル制御部105iを介して、スキャン/プリントエンジン105fはエンジン制御部105kを介して、記憶装置105gはディスク制御部105lを介してそれぞれCPU105に接続されている。
【0030】
ROM105bにはプログラムコード、フォントおよびその他のスタティックな情報が格納され、RAM105cはデータを保存したりCPU105aのワークエリアとして機能し、一時的な記憶場所として利用される。NVRAM105dには不揮発性の情報が格納される。操作パネル105eとパネル制御部105jは、ユーザとのインターフェイスを図るためのもので、ユーザからの指示が複合機105側(CPU105a)に入力され、複合機105側からの情報が表示される。スキャン/プリントエンジン105fおよびエンジン制御部105kは、イメージデータの入出力ユニットとして紙原稿の読み取りや紙への印刷を実行する。記憶装置105gおよびディスク制御装置105lは大量のイメージデータを蓄積するときなどに使用される大容量蓄積デバイスである。通信制御部105hはイーサーネットなどのネットワーク(LAN)101に接続され、外部機器との通信を可能とし、モデム105iは公衆回線(WAN)と接続され、外部機器との通信を可能とする。
【0031】
2.3 ソフトウエア構成
図8に前記複合機に代表されるOA機器111のソフトウエアの構成を示す。各種ドライバ112はハードウエア113を制御するためのインターフェイスを提供するものであり、リアルタイムOS114では、それらインターフェイスをタスク単位として捉え、それらタスクのスケジューリングや排他制御を実現し、システムコールあるいはアプリケーションAPI(以下、まとめて「API」と称する。)として提供され、このAPIを利用して各種マネージャ群がユーザ(クライアントに同義)110とのインターフェイスを実現する。前記各種マネージャ群は、データベースマネージャ115、サービスマネージャ116、ジョブマネージャ117、デバイスマネージャ118、およびオペレーションマネージャ119とからなる。
【0032】
このうち、データベースマネージャ115は、OA機器111のリソース115aを管理、アクセス、および保存するためのプロセスである。ここでリソース115aとしては、図にも示しているが、フォント、外字、フォーム、読み取り画像、FAX受信データ、使用履歴データ、課金データなどがある。
【0033】
サービスマネージャ116は、各種サービスの管理、実行、完了通知、監視状態などを実行するプロセスである。なお、ここでいう各種サービスとは、プリンタサービス116a、スキャンサービス116b、FAXサービス116cおよびAIサービス116dなどである。
【0034】
ジョブマネージャ117は、ユーザが指定する1つのジョブが複数のサービスおよびデバイスによって遂行される場合、それらの1つの単位として状態管理、完了通知を実行するプロセスである。
【0035】
デバイスマネージャ118は、各種物理デバイスを使用するための管理、アクセス、状態監視、属性管理などを実行するプロセスで、各種物理デバイスとは、印刷装置118a、スキャン装置118b、紙送り装置118cおよびメディア装置118dなどである。
【0036】
オペレーションマネージャ119は、OA機器111の操作パネル情報119aを有し、ユーザ側に操作パネル105eの表示内容や操作内容をインタラクティブに通信するプロセスである。これによってユーザ側では、各種のマネージャ115〜119に対して情報取得、実行指示、状態取得および完了通知取得を行うことができる。
【0037】
2.4 装置構成
図9に複合機105の正面図を示す。この複合機105は、印刷装置(プロッタ)118a、スキャン装置(スキャナ)118b、紙送り装置(ペーパーフィーダ、ペーパーソータ)118c、FAXモデム105i(図7)などの物理デバイスと、外部記憶装置105g、メモリ(RAM105c、NVRAM105d)、フォントなどの物理リソースを有し、ユーザインターフェイスのための操作パネル105eを備えている。なお、図9において、符号118c−1は給紙トレイ、118c−2はドキュメントフィーダ、118c−3は排紙ビンをそれぞれ示す。また、この実施形態では、排紙ビン118c−3は複数個(複数段)設けられ、排紙ビンごとの表示部およびロック機構が備えられている。
【0038】
また、サーバとクライアント、図8の例でいうとOA機器(複合機−MFP)110とPC110との接続形態としては、
(1)1対1接続
(2)複数のクライアント/1つのサーバ(マルチクライアント/シングルサーバ)
(3)複数のクライアント/複数のサーバ(マルチクライアント/マルチサーバ)
の3つの形態が考えられ、外観図情報としては、
(1)ビットマップデータ
(2)ベクトルデータ
(3)オブジェクトデータ
の3つがある。なお、オブジェクトデータはトレイなどの部品単位で設定される。
【0039】
2.5 装置選択アルゴリズム
2.5.1 マルチクライアント/シングルサーバ
図10のフローチャートを参照し、マルチクライアント/シングルサーバの接続形態における装置選択アルゴリズムを示す。すなわち、図10は、複合機105には印刷処理能力データ、すなわち「印刷可能サイズ」、「印刷可能解像度」などの能力が設定され、各能力の実現可能値は列挙型で宣言されているという前提で、シングルサーバに相当する複合機(MFP)105の印刷可能サイズを、A4、B5、B6、A6、B6、A7、印刷可能解像度を400dpiとし、第1のクライアント(クライアント1−PC1)は「A4、600dpiで印刷したい。」、第2のクライアント(クライアント2−PC2)は「A4、400dpiで印刷したい。」、第3のクライアント(クライアント3−PC3)は「A3、400dpiで印刷したい。」という要求を持っているときのシーケンスを示している。
【0040】
このシーケンスによれば、クライアント1(PC1)がまずサーバ(MFP)に対して使用したいA4サイズが処理できるかどうかの返答を要求する(サイズの処理能力取得要求)[ステップ1001]、サーバ(MFP)側から処理能力がある旨、返答が返ってきて処理能力OKであることがクライアント1(PC1)に認識される(処理能力=OKの返信)[ステップ1002]。次いで、クライアント1(PC1)は、600dpiの解像度で処理できるかどうか問い合わせる(解像度の処理能力取得要求)[ステップ1003]。これに対し、サーバの処理能力は400dpiなので、サーバ側からは処理能力がない旨返答する(処理能力=NGの返信)[ステップ1004]。これによってクライアント1はサーバがクライアント1の要求に応えることができないことを認識する。
【0041】
次いで、クライアント2がサーバに対してクライアント1と同様に処理可能サイズを問い合わせ[ステップ1005]、処理可能である旨回答を得る[ステップ1006]。今度は解像度について問い合わせる[ステップ1007]。サーバの解像度は400dpiなので、解像度の要求に応えることができる旨回答する[ステップ1008]。これに基づいて、クライアント2はサーバに対し装置予約要求を送信する[ステップ1009]。この予約要求に応じてサーバからは予約が受け入れられたこと(予約OK)を返信する[ステップ1010]。このようにしてサーバに予約することによってサーバが有するサービスを利用することが可能な状態、言い換えればオンライン状態になる。
【0042】
クライアント3はA3のサイズを印刷したいので、サーバに対してA3の処理能力があるかどうか、すなわちサイズ= A3の処理能力取得要求を送信する[ステップ1011]。これに対し、サーバの処理能力サイズはA4なので、処理能力はない旨、すなわち、処理能力=NGである旨返信する[ステップ1012]。これによって、クライアント3はサーバがクライアント3の要求には応えられないことを認識する。
【0043】
2.5.2 マルチクライアント/マルチサーバ
複数のクライアントと複数のサーバがネットワークで接続されているときには、例えば、第1のサーバ(サーバ1−MFP1)は、
(イ)印刷可能サイズがA4,B5,A5,B6,A6,B6,A7で、印刷可能解像度が400dpi、
第2のサーバ(サーバ2−MFP2)は、
(ロ)印刷可能サイズがA3,A4,B5,A5,B6,A6,B6,A7で、印刷可能解像度が400dpi、
第3のサーバ(サーバ3−MFP3)は、
(ハ)印刷可能サイズがA4,B5,A5,B6,A6,A7で、印刷可能解像度が600dpi、
の能力があり、クライアント側では、第1のクライアント(クライアント1)はA4、400dpi、第2のクライアント(クライアント2)はA4、400dpi、第3のクライアント(クライアント3)はA3、400dpiでそれぞれ印刷したい場合には、図11のフローチャートに示すような手順で処理される。
【0044】
すなわち、まず、サーバ1、サーバ2、サーバ3がそれぞれブローカ106に上記(イ)ないし(ハ)の処理能力を通知し[ステップ1101,1102,1103]、ブローカ106では、サーバ1〜3から通知された処理能力情報を保存しておく。一方、クライアント側では、ブローカ106にA4、400dpiの処理能力のあるサーバについて問い合わせる(処理能力取得要求)[ステップ1104]。ブローカ106はこの取得要求に応じてサーバ1および2が要求に応えられる旨、返答する[ステップ1105]。この返答に対応してクライアント1はサーバ1に対して装置予約要求を出し[ステップ1106]、サーバ1はクライアント1に対して利用許可を返答し[ステップ1107]、クライアント1とサーバ1とがオンライン状態になる。
【0045】
2.6 外観図情報
2.6.1 外観図情報のデータ構造
複合機(MFP)には、その装置の外観図情報が
(1) ラスタデータ
(2) グラフィックスコマンド
(3) 論理装置情報
など、何らかのフォーマットで初期化時に保存されており、装置構成に変化があった場合、例えば給紙トレイの段数が増加した場合などは、その外観図情報を書き換えるようになっている。
【0046】
このうちラスタデータは図12に示すようなデータ構造となっており、視点のパラメータとして正面、背面の他に上面、右側面、左側面などのデータを持つことも可能である。グラフィックスコマンドは図13に示すようなデータ構造となっており、2次元コマンド体系の場合は、正面、背面、上面などのデータを有する。さらに、論理装置情報の場合には、図14に示すようなデータ構造となっている。なお、これらの図において、「ID」は装置IDであり、印刷エンジン、フロントカバー、給紙トレイ、排紙トレイ、ADFなどを示す。また、「TYPE」は装置ごとの種類を示すもので、例えば、給紙トレイの場合、500枚トレイ、250枚トレイ、反転トレイなどを意味する。「POSITION」は1段目、2段目などの位置を示す。そして、上記装置IDとTYPEごとにラスタデータあるいはグラフィックスコマンドの形式で装置の外観図データを保有している。
【0047】
2.6.2 外観図情報授受アルゴリズム
上記外観図情報の書き換えは図15のフローチャートに示すような処理手順で実行される。すなわち、このアルゴリズムでは、まず、次の装着可能論理装置リストを取得する[ステップ1501]。次いで装着可能論理装置リストデータであるIDが0であるかどうかをチェックする[ステップ1502]。ここで、装着可能論理装置リストデータとは図15(b)に示しているいるようにID1がプリントエンジン、ID2が給紙トレイなどに定義されているものである。そこで、IDが0でなければ外観図データ構造が論理装置情報フォーマットと一致しているかどうか確認し[ステップ1503]、一致していれば前述のTYPE[ステップ1504]およびPOSITION[ステップ1505]を取得し、論理装置情報データを作成して[ステップ1506]、次の装着可能論理装置リストを取得するためにステップ1501に戻る。
【0048】
また、ステップ1503で外観図データ構造と論理装置情報フォーマットが一致しないと判断されたときには、外観図データ構造がグラフィックコマンドかどうかチェックし[ステップ1507]、グラフィックコマンドであれば外観図データ構造をグラフィックコマンドに追加して[ステップ1508]ステップ1501に戻る。一方、ステップ1507で外観図データ構造がグラフィックコマンドでないと判断されたときには、外観図情報にその装置のラスタデータを書き込んで[ステップ1509]ステップ1501に戻る。これらの処理を繰り返し、ステップ1502でIDが0と判断されると、この処理を終了する[ステップ1510]。
【0049】
2.6.3 外観図の表示とポインティングデバイスで指示されたときの応答
2.6.3.1 ラスタデータの場合
図16は、クライアントとサーバとの間で実行される外観図の表示に関するラスタデータによる処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
使用するサーバの外観図をクライアント側の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面は縦400ドット、横600ドットであるので、まず、クライアント側からサーバ側に外観図情報要求を送信する[ステップ1601]。この場合、コマンドCMD=01とドット情報(X=600,Y=400)とが送信される。これに応じてサーバ側では、外観図ラスタデータを取得し[ステップ1602]、X/Yサイズをクライアント側の表示サイズにあわせて拡大もしくは縮小する[ステップ1603]。そして、外観図データとしてクライアント側に返信する[ステップ1604]。クライアント側では、受信した外観図データに基づいて表示画面に表示する(もしくは表示用メモリに書き込む)[ステップ1605]。ユーザもしくはオペレータは、PCの表示を見て、希望する用紙サイズである例えば2段目のトレイの場所を図示しないポインティングデバイスで指定すると[ステップ1606]、PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ1607]、サーバ側に取得した座標を通知する[ステップ1608]。
【0051】
サーバ側では、受信した座標位置を計算し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し、前述の装置ID、TYPE、POSITIONを取得する[ステップ1609]。そして、そのデバイスの情報を取得し[ステップ1610]、デバイスの状態や能力を表現する文字列を作成する[ステップ1611]。その文字列とは、例えば「第2給紙トレイ¥n A4サイズ、500枚¥n READY¥n 」というものである。なお、ここでは、¥n は改行を表わしている。このようにして作成された文字列は、サーバ側からクライアント側に送信され[ステップ1612]、クライアント側では、この送信された文字列を外観図に加えて表示画面に表示する[ステップ1613]。
【0052】
2.6.3.2 グラフィックスコマンドの場合
図17は、クライアントとサーバとの間で実行される外観図の表示に関するグラフィックスコマンドによる処理の流れを示すフローチャートである。
【0053】
使用するサーバの外観図をクライアント側の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面は前述のように縦400ドット、横600ドットであるので、まず、クライアント側からサーバ側に外観図情報要求を送信する[ステップ1701]。この場合、コマンドCMD=02とドット情報(X=600,Y=400)とが送信される。これに応じてサーバ側では、外観図グラフィックスデータを取得し[ステップ1702]、クライアントの要求に応じて外観図グラフィックスデータをクライアント側に送出する[ステップ1703]。同時に、サーバ側ではグラフィックスコマンドを解釈し、ラスタデータに展開する[ステップ1704]。クライアント側でも同様にグラフィックスコマンドを解釈し、ラスタデータに展開する[ステップ1705]。ラスタデータに展開された外観図情報はクライアントの表示画面に表示される(もしくは表示用メモリに書き込まれる)[ステップ1706]。ユーザもしくはオペレータは、PCの表示を見て、希望する用紙サイズである例えば2段目のトレイの場所を図示しないポインティングデバイスで指定すると[ステップ1707]、PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ1708]、サーバ側に取得した座標を通知する[ステップ1709]。
【0054】
サーバ側では、受信した座標位置を計算し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し、前述のID、TYPE、POSITIONを取得する[ステップ1710]。そして、そのデバイスの情報を取得し[ステップ1711]、デバイスの状態や能力を表現する文字列を作成する[ステップ1712]。その文字列とは、前述のような例えば「第2給紙トレイ¥n A4サイズ、500枚¥n READY¥n 」というものである。このようにして作成された文字列は、サーバ側からクライアント側に送信され[ステップ1713]、クライアント側では、この送信された文字列を外観図に加えて表示画面に表示する[ステップ1714]。
2.6.3.3 論理装置情報の場合
図18は、クライアントとサーバとの間で実行される外観図の表示に関するグラフィックスコマンドによる処理の流れを示すフローチャートである。
【0055】
使用するサーバの外観図をクライアント側の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面は前述のように縦400ドット、横600ドットであるので、まず、クライアント側からサーバ側に外観図情報要求を送信する[ステップ1801]。この場合、コマンドCMD=03とドット情報(X=600,Y=400)とが送信される。これに応じてサーバ側では、外観図論理装置情報を取得し[ステップ1802]、当該外観図論理装置情報にID、TYPE、POSITIONがあれば[ステップ1803]、クライアント側にID、TYPE、POSITIONを送出する[ステップ1804]。また、表示用データを取り出して送信する[ステップ1805]。クライアント側では、ID、TYPE、POSITIONを保管し[ステップ1806]、サーバ側から送信された外観図データをクライアントの表示画面に表示する(もしくは表示用メモリに書き込む)[ステップ1807]。ユーザもしくはオペレータは、PCの表示を見て、希望する用紙サイズである例えば2段目のトレイの場所を図示しないポインティングデバイスで指定すると[ステップ1808]、PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ1809]、サーバ側に取得した座標に対応する前記ID、TYPE、POSITIONを通知する[ステップ1810]。
【0056】
サーバ側では、受信したID、TYPE、POSITIONから該当するデバイスの情報を取得し[ステップ1811]、デバイスの状態や能力を表現する文字列を作成する[ステップ1812]。その文字列とは、前述のような例えば「第2給紙トレイ¥n A4サイズ、500枚¥n READY¥n 」というものである。このようにして作成された文字列は、サーバ側からクライアント側に返送され[ステップ1813]、クライアント側では、この送信された文字列を外観図に加えて表示画面に表示する[ステップ1814]。
【0057】
なお、これらの3つのパターンにおいては、クライアント側はいずれも通信プロトコルに従えばよいだけであり、サーバ(MFP)側の固有の情報は一切持っている必要はない。
【0058】
2.7 遠隔クライアントからの動作モードの設定
2.7.1 ラスタデータおよびグラフィクスデータの場合
図19は、遠隔クライアントから動作モードを設定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0059】
使用するサーバの外観図をクライアント側の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面は縦400ドット、横600ドットであるので、まず、クライアント側からサーバ側に画面情報要求を送信する[ステップ1901]。この場合、コマンドCMD=03とドット情報(X=600,Y=400)とが送信される。これに応じてサーバ側では、画面データを取得し[ステップ1902]、X/Yサイズをクライアント側の表示サイズにあわせて拡大もしくは縮小する[ステップ1903]。そして、画面データとしてクライアント側に返信する[ステップ1904]。クライアント側では、受信した画面データに基づいて表示画面に表示する(もしくは表示用メモリに書き込む)[ステップ1905]。なお、サーバ側の表示画面は符号1900で示すようなもので、縦400ドット、横600ドットの表示画面に対し、「印刷方向」と「縦」と「横」というような設定画面になる。この画面がプリンタなどの条件設定画面であり、リモート側、言い換えればクライアント側でポインティングデバイスでクリックすることによりサーバ側の設定値を変えることができる。そこで、ユーザもしくはオペレータは、PCの表示を見て、例えば印刷方向「横」の部分をポインティングデバイスでで指定すると[ステップ1906]、PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ1907]、サーバ側に取得した座標を通知する[ステップ1908]。サーバ側では、通知された座標位置を計算し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し、その領域に対応した指示部分、すなわち、クライアント側でクリックされた表示部分に対応する動作指示を実行することになる。例えば、前記サーバ側の表示画面でスタートキー部分をクライアント側からクリックすると、サーバをスタートさせることができる。ステップ1909でサーバ側で指示された領域がどの領域かが判断されると、設定された値、この場合は「横」が保存され[ステップ1910]、サーバ側では次の画面データを取得するとともに[ステップ1911]、クライアント側に設定値が保存された旨、返答する[ステップ1912]。
【0060】
2.7.2 ボタン情報で送受信する場合
図20は、遠隔クライアントから動作モードをボタン情報で設定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。なお、ボタン情報とは後述の図21ないし図23に示すようなもので、表示画面にサーバの動作を指示するボタンを表示し、そのボタンの機能および位置をクライアント側に送信して、クライアント側で当該ボタンの位置をクリックして動作させることができるような情報のことである。
【0061】
使用するサーバの外観図をクライアント側の表示装置に表示する場合、クライアント側の表示画面は前述のように縦400ドット、横600ドットであるので、まず、クライアント側からサーバ画面情報要求を送信する[ステップ2001]。この場合、コマンドCMD=03とドット情報(X=600,Y=400)とが送信される。これに応じてサーバ側では、window_ptrで示されるボタン情報を取得し[ステップ2002]、当該ボタン情報があれば[ステップ2003]、クライアント側にボタン情報を送出する。この場合のボタン情報は、ID情報、X,Y座標、幅、高さ、TYPEなどである[ステップ2004]。さらに、TYPEで示されるボタンラスタデータを取得して送信する[ステップ2005]。クライアント側では、送信されたID、TYPE、POSITIONを保管し[ステップ2006]、サーバ側から送信されたデータをクライアントの表示画面に表示する(もしくは表示用メモリに書き込む)[ステップ2007]。ユーザもしくはオペレータは、PCの表示を見て、希望するボタンの位置を図示しないポインティングデバイスで指定すると[ステップ2008]、PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ2009]、取得した座標から対応するボタンIDを算出し[ステップ2010]、サーバ側に取得した座標に対応するボタンIDを通知する[ステップ2011]。
【0062】
サーバ側では、受信したボタンIDから設定された値、この場合は「横」を保存し[ステップ2012]、次の画面データを取得する[ステップ2013]とともにクライアント側に設定された値を保存した旨通知する[ステップ2014]。なお、ステップ2013以降は、ステップ2001に戻り、2回目以降の処理を繰り返す。その際、ステップ2002における前記window_ptrで示されるデータは、以降next_ptrで示されるボタン情報となる。
【0063】
前記ボタン情報のデータ構造は図21に示すようになっており、windowポインタからボタンデータがリスト構造になっている。ここで、「ID」はボタンごとに付けられた識別子、「TYPE」はボタン形状、「X座標」は左上原点からのX軸方向座標、「Y座標」は左上原点からのY方向座標、「幅」はボタンの幅、「高さ」はボタンの高さ、「next_ptr」は次のボタンへのポインタ(0でターミネイト)である。
【0064】
図22は表示画面に表示されたボタン情報の具体例で、テンキー、スタートキーなどがX座標およびY座標に対応して割り振られている。図23はボタンのラスタデータ構造を示す図である。
【0065】
2.8 遠隔クライアントからの動作指示
図24は、遠隔クライアントからサーバに動作を指示する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0066】
動作を指示する場合、表示画面の表示内容を参照して実行させるので、まず、クライアント側からサーバ側に画面情報を要求する。この場合、クライアント側の表示画面は縦400ドット、横600ドットであるので、コマンドコードと表示サイズ、すなわち、コマンドCMD=03と、ドット情報(X=600,Y=400)とを送信する[ステップ2401]。これに応じてサーバ側では、画面データを取得し[ステップ2402]、X/Yサイズをクライアント側の表示サイズにあわせて拡大もしくは縮小する[ステップ2403]。そして、画面データとしてクライアント側に返信する[ステップ2404]。クライアント側では、受信した画面データに基づいて表示画面に表示する(もしくは表示用メモリに書き込む)[ステップ2405]。ユーザもしくはオペレータは、PCの表示を見て、「スタート」ボタン部分2400をポインティングデバイスで指定すると[ステップ2406]、PC側ではポインティグされた指示座標(x,y)を取得し[ステップ2407]、サーバ側に取得した座標を通知する[ステップ2408]。サーバ側では、通知された座標位置を計算し、その位置がどの領域に対応しているかを判断し[ステップ2409]、その領域に対応した指示部分、すなわち、クライアント側でクリックされたスタートボタン位置と判断し、コピージョブを開始する[ステップ2410]。そして、動作指示を承知した旨クライアント側に返答する[ステップ2411]。
【0067】
なお、ボタン情報で動作指示を実行させる場合の処理手順は、図20に示した動作モードを動作指示に置き換えた処理手順を同様になるので、ここでの説明は省略する。
【0068】
以上説明したように、本発明によれば、ワークステーションなどのデータの印刷処理などを実行するときに、使用者が端末装置からシステムのネットワークに接続された画像形成装置の構成やサービ実行可否などの状態を簡単に確認して、各種サービスを迅速に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る分散処理システムを示す接続図である。
【図2】図1における複合機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1におけるワークステーション(WS)の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態におけるWSと複合機との回線接続動作を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態における印刷動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態に係る分散処理システムを示す接続図である。
【図7】図6における複合機のハードウエアの構成を示す図である。
【図8】図6におけるユーザと複合機(OA機器)のソフトウエア構成を示す図である。
【図9】複合機の外観を示す図である。
【図10】図6のシステムにおけるマルチクライアント/シングルサーバの場合の装置選択アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図11】図6のシステムにおけるマルチクライアント/マルチサーバの場合の装置選択アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図12】サーバからクライアント側に送信される外観図情報(ラスタデータ)のデータ構造を示す図である。
【図13】サーバからクライアント側に送信される外観図情報(グラフィックスコマンド)のデータ構造を示す図である。
【図14】サーバからクライアント側に送信される外観図情報(論理装置情報)のデータ構造を示す図である。
【図15】サーバからクライアント側に送信される外観図情報の授受アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図16】ラスタデータの場合の外観図の表示とポインティングデバイスで指示されたときの応答までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】グラフィックスコマンドの場合の外観図の表示とポインティングデバイスで指示されたときの応答までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】論理装置情報の場合の外観図の表示とポインティングデバイスで指示されたときの応答までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】遠隔クライアントからの動作モードの設定における処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】ボタン情報で遠隔クライアントからの動作モードを設定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】ボタン情報のデータ構造を示す図である。
【図22】ボタンの表示状態を示す図である。
【図23】ボタンのラスタデータ構造を示す図である。
【図24】遠隔クライアントからの動作指示における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,101 ネットワーク
2−1〜3 ワークステーション(WS)
3−1〜3,102 パソコン(PC)
4−1〜3 複合機
4a CPU
4d 表示部
4f プリンタ部
4g ファクシミリ部
4j サービス管理部
4k デバイス管理部
4l オペレーション管理部
4m データ管理部
4n サービス機能情報格納部
4o 通信制御部
5 サービス統括制御装置
5a CPU
5b メモリ
5c サービス機能管理部
5d 通信制御部
105 複合機(MFP)
105a CPU
106 ブローカ
110 ユーザ(クライアント)
111 OA機器
115 データベースマネージャ
116 サービスマネージャ
117 ジョブマネージャ
118 デバイスマネージャ
119 オペレーションマネージャ

Claims (4)

  1. ユーザーが画像形成装置の各種サービスを利用するために操作表示制御部を有する端末装置と、前記端末装置からサービスの要求があったときに利用可能な装置の適否の問い合わせ及び/又は適応する装置と前記端末装置との回線を接続するサービス統括制御装置とが接続されたネットワークに接続可能な画像形成装置であって、
    前記画像形成装置は、自装置における各種機能を示す外観図情報、操作パネル情報、及び各構成部の仕様及び/又は状態の少なくとも1つを含むサービス機能情報を格納するサービス機能情報格納部と、前記サービス機能情報を端末装置と通信する通信制御部と、前記サービス総括制御装置から問い合わせがあった場合に前記サービス機能情報格納部よりサービス機能情報を確認してサービス実行可否について応答するオペレーション管理部と、から構成され、
    前記オペレーション管理部は前記応答の結果に基づき前記サービス統括制御装置によって自装置と回線を接続した端末装置から前記サービス機能情報の要求があったときに前記サービス機能情報格納部から自装置のサービス機能情報を読み出して前記通信制御部に送り、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された画像形成装置の外観図情報に示された構成部の状態について要求があった場合に、対応する該構成部の状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記通信制御部に送信し、
    前記通信制御部は送られた画像形成装置の外観図情報に示された構成部の状態を前記端末装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記オペレーション管理部は端末装置から外観図情報に示された自装置の操作パネルが指定されたときにサービス機能情報格納部から操作パネル情報を読み出して前記通信制御部に送り、
    前記通信制御部は送られた操作パネル情報を要求があった端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. コピー、ファクシミリ、プリンタ及びスキャナの少なくとも1つのサービスの管理、実行、完了通知、状態管理の少なくとも1つを行うサービス管理部をさらに備え、
    前記オペレーション管理部は、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された自装置の操作パネル情報の構成部の情報について要求があった場合に、該操作パネルの選択指示された構成部の状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記サービス管理部に送り、
    前記サービス管理部は前記選択指示された構成部の情報により画像形成装置の動作モードを設定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 前記オペレーション管理部は、前記端末装置の操作表示制御部より指示選択された自装置の操作パネルの、選択指示された操作部の情報について要求があった場合に、前記選択指示された操作部の仕様及び/又は状態を前記サービス機能情報格納部から読み出して前記サービス管理部に送り、
    前記サービス管理部は選択指示された操作部の情報により自装置の動作を実行させることを特徴とする請求項3記戟の画像形成装置。
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