JP3371949B2 - 軟質管の継ぎ手 - Google Patents

軟質管の継ぎ手

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JP3371949B2
JP3371949B2 JP11626298A JP11626298A JP3371949B2 JP 3371949 B2 JP3371949 B2 JP 3371949B2 JP 11626298 A JP11626298 A JP 11626298A JP 11626298 A JP11626298 A JP 11626298A JP 3371949 B2 JP3371949 B2 JP 3371949B2
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誠 中井
均 井上
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株式会社松下ライト
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液体を貯溜したタ
ンクなどに軟質管を接続するための継ぎ手に関するもの
で、管先端を板バネで鉛直方向から挟持するようにして
管を固定するようにしたことを技術的特徴とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばビールサーバーなど液
体を貯溜したタンクなどにビニール管などの軟質管を接
続する場合に継ぎ手が利用されている。従来の継ぎ手は
一般に、リング状で内周に複数の爪を周設した板バネを
軟質管の挿入口付近に配設し、軟質管を押圧、挿入する
ことで板バネの爪の弾性力を利用して軟質管を保持する
ようにしたものである。
【0003】また、かかる構造において、一部では上記
リング状の板バネの一ヶ所を切断し、管周方向の弾性力
を高めて、管周方向から締め付けるようにした継ぎ手も
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の継ぎ手は、一度軟質管を挿入すると板バネの内周の
爪が管に食い込んで、管を取り外すことが容易でないと
いう問題があった。その一方で、不測の事態から爪の弾
性力以上の力で管が軸方向に引っ張られると、管が抜け
てしまい液体が漏出する場合もあった。さらに、管を斜
め方向から挿入すると、液の流路がスムーズでなくな
り、例えばビールサーバーなどにおいては、ビールに乱
流を生じ品質を損なうおそれがあった。また、斜め方向
から管が挿入されると、挿入口から液が漏れ出し易いと
いう欠点もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記各課題を解決するた
め本発明は、軟質管の継ぎ手において、内側に噛合爪を
有する一対の扇状の板バネを継ぎ手本体の軟質管の挿入
口に対向して配設し、該板バネを管軸に対して鉛直方向
に絞り込み可能として軟質管を挟持するという手段を採
用した。
【0006】そして具体的には、継ぎ手本体の軟質管の
挿入孔に通じて一対の嵌入溝を構成し、内側に噛合爪を
有する扇状の板バネを挟持した板バネホルダーの一対
管軸に対して鉛直方向に対向して嵌入溝に嵌入し、この
板バネホルダーの外周面にテーパー面を設けると共に、
上記板バネホルダーを抱持して継ぎ手本体に螺着可能な
キャップの内側に上記板バネホルダーのテーパー面と摺
り合わされるテーパー面を設け、キャップの螺合により
板バネホルダーを管軸に対して鉛直方向に押し込んで軟
質管を挟持するという構成を採用した。
【0007】また、軟質管の挿入口内に、軟質管の内径
内に密に挿入される案内管を流路から延長して設けると
いう手段も採用した。
【0008】上記構成にかかる軟質管の継ぎ手は、軟質
管の先端部を管軸に対して鉛直方向から挟持するように
したものであるから、管を強固に固定できるものであ
る。そしてその際、板バネホルダーのテーパー面とキャ
ップ内側のテーパー面を摺合させることによりキャップ
の前進移動を板バネホルダーの鉛直方向への移動に変換
して軟質管を挟持するものである。
【0009】また、流路に延長して設けた案内管は、軟
質管の内径内に密に挿入することで、軟質管を挿入口に
対しまっすぐ挿入することを可能とすると共に、管が斜
めになった場合にも、液漏れ等のおそれを生じないもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る軟質管の継ぎ
手を図面に示す実施の形態に基づいて詳述する。図1
は、継ぎ手の分解正面図であり、図において1は継ぎ手
本体、2は板バネホルダー、3は板バネホルダー2に挟
持された板バネ、4は板バネホルダー2を包持するよう
に継ぎ手本体1に螺着されるキャップである。図2に示
すように、この継ぎ手本体1において、5は継ぎ手本体
の外周面に螺旋状に設けた一対の凹溝で、キャップ4を
90度回転させることで本体1に螺合するようにキャッ
プを案内するもの、6は板バネ3を挟持した板バネホル
ダー2が嵌入する一対の嵌入溝であって、図2(C)に
示すように、下述する軟質管の挿入口に通じて管軸と鉛
直方向に対向して設けたものである。7は継ぎ手本体1
の一端に開口する液体の流路、8は該流路7と連通し他
端に開口する軟質管の挿入口である。この流路7と挿入
口8の連絡部分には、必要に応じて、接続する軟質管
(H)の内径内に密に挿入される案内管9を上記嵌入溝
6の内側まで流路7から延長して設けている。なお、こ
の継ぎ手本体1とタンク本体(図示せず)との接続構造
は省略している。
【0011】図3は板バネホルダー2であって、板バネ
3を挟持して上記継ぎ手本体1の嵌入溝6にそれぞれ嵌
入させるものであるが、図3(A)に示す扇状で内周に
凹部を有する板バネホルダー本体2aと図3(B)に示
す押さえ板2bとで板バネ3を挟持するようにしたもの
である。この板バネホルダー2の外周面には下述するキ
ャップ4の内周面に設けるテーパー面4bと摺り合わさ
れて該ホルダー2を嵌入溝6の内側に押圧するためのテ
ーパー面2cを周設している。
【0012】図4は板バネ3で、上記板バネホルダー2
の内周凹部に収納可能な扇状で内周側に軟質管に食い込
む複数の噛合爪3aを突設したものである。
【0013】図5は継ぎ手本体1に螺合するキャップ4
であるが、その一端内周側には上記継ぎ手本体1の外周
の凹溝5に嵌入して螺合するための一対の突起4aを対
向して設けている。また、その内側に上記板バネホルダ
ー2に設けたテーパー面2cと摺合されるテーパー面4
bを周設している。
【0014】次に、この継ぎ手に軟質管(H)をつなぐ
動作を図6について述べると、先ず図6(A)に示すよ
うに軟質管をキャップ4に挿入したうえで、継ぎ手本体
1の挿入口8の奥まで挿入する。挿入口8の奥端には案
内管9を延長して設けているので軟質管8の内径内にこ
の案内管9が挿入されるようにしつつ軟質管を挿入す
る。案内管9があることにより、管はまっすぐに挿入口
8に挿入されることになると共に、該部からの液漏れを
防止する。
【0015】軟質管(H)を挿入すると、嵌入溝6の上
下から板バネ3を挟持した板バネホルダー2を嵌入させ
たうえでキャップ4を螺合させる。キャップ4の突起4
aを継ぎ手本体1の凹溝5に嵌入させて90度回転させ
ると、突起4aが凹溝5に案内されてキャップ4全体は
凹溝5に沿って回転しながら矢印方向に前進する(図6
(B)参照)。キャップ4が前進すると、キャップ4の
内周に設けたテーパー面4bが板バネホルダー2のテー
パー面2cに当接するが、さらにキャップ4が前進する
ことで互いのテーパー面が摺合して、板バネホルダー2
を嵌入溝6に沿って管軸と鉛直方向に絞り込むことにな
る。即ちキャップ4が前進すると、板バネは軟質管を挟
持する鉛直方向に押し込まれることになる。従って最終
的に、挿入口8内に挿入した軟質管(H)は図6
(C)、(D)に示すように、板バネ3と案内管9によ
って強固に挟持されることになって容易に抜けることが
ない。なお、上例においてはキャップ4を90度回転さ
せることで継ぎ手本体1に螺着するようにしているが、
これに限定するものでなく、継ぎ手本体にねじ溝を構成
してキャップをねじ込むようにしても、同様に板バネは
鉛直方向に押し込まれることになる。
【0016】また、軟質管(H)を取り外したい場合、
キャップ4を逆回転させて板バネホルダー2を露出させ
る。板バネホルダー2は鉛直方向に簡単に抜き出すこと
ができるので、上下方向に引っ張れば軟質管に食い込ん
だ板バネ3は容易に抜き出され、軟質管は規制されなく
なる。そこで軟質管を挿入口8から引き出せば容易に取
り外すことができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる軟質
管の継ぎ手は、軟質管を扇状の板バネで鉛直方向に両側
から挟持するようにしたので、軟質管を極めて強固に保
持できる。また、板バネホルダーを容易に着脱できるよ
うにしているので、軟質管の取付、取り外しも容易に行
うことができる。
【0018】また、軟質管の装着の際、挿入口内に案内
管を突出して設けているので、液の流路を常に管に対し
て直線状にすることが可能となるほか、仮に管が斜めに
なったとしても、液が漏出することが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る継ぎ手の分解正面図である。
【図2】(A)は継ぎ手本体の正面図及び右側面図、
(B)は平面図、(C)は平面図の中央縦断面図であ
る。
【図3】(A)は板バネホルダー本体の正面図及び側面
図、(B)は押さえ板の側面図である。
【図4】板バネの側面図である。
【図5】(A)はキャップの正面図及び側面図、(B)
はA−A線断面図である。
【図6】(A)は分解断面図、(B)は軟質管の接続の
過程を示す断面図、(C)は接続状態を示す断面図、
(D)は板バネの噛合状態を示す部分図である。
【符号の説明】
1 継ぎ手本体 2 板バネホルダー 2c テーパー面 3 板バネ 4 キャップ 4b テーパー面 5 凹溝 6 嵌入溝 7 流路 8 挿入口 9 案内管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/00 F16L 33/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継ぎ手本体の軟質管の挿入孔に通じて一対
    の嵌入溝を構成し、内側に噛合爪を有する扇状の板バネ
    を挟持した板バネホルダーの一対を管軸に対して鉛直方
    向に対向して嵌入溝に嵌入し、この板バネホルダーの外
    周面にテーパー面を設けると共に、上記板バネホルダー
    を抱持して継ぎ手本体に螺着可能なキャップの内側に上
    記板バネホルダーのテーパー面と摺り合わされるテーパ
    ー面を設け、キャップの螺合により板バネホルダーを管
    軸に対して鉛直方向に押し込んで軟質管を挟持するよう
    にした軟質管の継ぎ手。
  2. 【請求項2】軟質管の挿入口内に、軟質管の内径内に密
    に挿入される案内管を流路から延長して設けた請求項1
    記載の軟質管の継ぎ手。
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