JP3371018B2 - 外壁の目地構造およびその防水材 - Google Patents

外壁の目地構造およびその防水材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外壁の面材間に形成
される目地に乾式目地工法で施される外壁の目地構造お
よびその防水材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、一対の外壁パ
ネル31,31間の外壁材32,32間に形成される目
地33は、バックアップ材34と湿式シーリング材35
とによる湿式シーリング工法で水密処理している。36
は外壁下地材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、湿式工法であ
るため、次の各種の問題点がある。すなわち、a.施工
時期が天候に左右されて工期が長くなる。b.専門の職
人が必要になるうえ、汚れ作業であるために職人の確保
が難しい。c.品質が職人の腕により左右されて安定し
ない。d.外壁材32の伸縮による目地幅の変動により
シーリング材35が切れることがある。e.施工が確実
に行われたかを施工後に確認することが難しい。f.プ
レコート外壁材に対して色合わせが困難である。
【0004】このため、乾式目地工法が種々試みられて
いるが、目地溝は寸法ばらつきが大きく、単に弾性シー
ル材を目地溝に圧入する等の構造では、確実な水密性を
得ることが難しい。
【0005】この発明の目的は、乾式工法で施工でき
て、確実な防水性が得られ、かつ化粧も行い易い外壁の
目地構造およびその防水材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の外壁の目地構
造は、外壁の面材間に形成された目地溝内に、板ばね状
防水材と目地仕上材とを内外に配置して嵌合させたもの
である。板ばね状防水材は、ウェブ部に波形断面部分を
有する溝形のものであり、その開口側が室外側を向く姿
勢で、両フランジで目地溝内面に圧接状態に嵌合させ
る。目地仕上材はゴム状弾性体からなる。 上記板ばね状
防水材は、溝形に加工した金属製の板ばねまたは硬質の
樹脂成形品からなる溝形の部材であって、そのウェブ部
の全体が蛇腹状の波形断面部分となったものであっても
良いばね状防水材は、ウェブ部に波形断面部分を有
する外向き溝形の金属製板ばねと、この板ばねの両フラ
ンジの先端を覆う軟質材とで構成しても良い。この場合
に、上記軟質材は、外側の側面に複数の弾性ひれ部を有
しているものであっても良い。
【0007】
【作用】この構成によると、目地仕上材と板ばね状防水
材とで二重に防水が行われ、防水性が高められる。板ば
ね状防水材は、ウェブ部に波形断面部分を有する溝形の
板ばね状であるため、広い変位幅に渡って適度の弾性係
数の弾性が得られる。そのため、多少の目地寸法のばら
つきにも追随して目地溝内面との圧接状態を維持し、水
密性を確保することができる。目地仕上材は、目地溝の
化粧と防水を兼ねる。板ばね状防水材を板ばねと軟質材
で構成した場合は、板ばねの復元力で目地溝内面への押
し付け力が得られ、かつ軟質材で目地溝内面との密着性
が得られる。そのため、強い押付け力で高い密着性が得
られ、優れた防水性が得られる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。この外壁の目地構造は、一対の隣接する外壁パネル
1,1間の目地溝2に適用される。各外壁パネル1は、
パネルフレーム3の屋外面に、各々外壁面材である外壁
下地材4および外壁材5を貼付けたものである。各外壁
パネル1のパネルフレーム3は角パイプ等からなる柱6
に取付けられる。外壁下地材4は耐水合板等からなり、
外壁材5にはセメント板やスレート板等が用いられる。
【0009】前記目地溝2に、板ばね状防水材7と目地
仕上材8とを内外に配置して各々圧入状態に嵌合させ
る。板ばね状防水材7は、溝形に加工した金属製の板ば
ね、または硬質の樹脂成形品からなり、そのウェブ部は
全体が蛇腹状の波形断面部分7aとなっている。板ばね
状防水材7の両フランジ7bは、外壁材5、または外壁
材5と外壁下地材4との両方の小口に圧接させる。必要
な場合は、両フランジ7bを接着剤で目地溝2の内面に
接着する。接着剤は、粘着剤であっても良い。また、接
着剤は、施工時に塗布しても、予めフランジ7bに塗布
して剥型シート等で覆っておいても良い。目地仕上材8
は、ゴムまたは合成樹脂等のゴム状弾性体からなり、両
側面に複数枚の弾性ひれ部8aが一体に形成してある。
【0010】この構成によると、目地仕上材8と板ばね
状防水材7とで二重に防水が行われ、防水性が高められ
る。板ばね状防水材7は、ウェブ部に波形断面部分7a
を有する溝形の板ばねからなるため、広い変位幅に渡っ
て適度の弾性係数の弾性が得られる。そのため、多少の
目地寸法のばらつきにも追随して目地溝内面との圧接状
態を維持し、雨水の確実な止水が行える。したがって自
由度の高い納まりとなる。また、施工後の外壁材5の伸
縮に伴う目地幅の変動に対しても、その変動に追従で
き、安定した防水性が得られる。目地仕上材8は、ゴム
等の弾性体からなるため、目地溝2の化粧も兼ね、外壁
材5がプレコートの場合でも色を合わせ易い。しかも汚
れが生じ難い。さらに、板ばね状防水材7および目地仕
上材8を圧入するだけの乾式工事で施工できるため、シ
ール工事が簡単でシーリング専門職を必要とせず、作業
者の技能によって品質が左右されない。また、シール工
事完了後でも点検が容易に行える。
【0011】図2および図3はこの発明の他の実施例を
示す。この例では、板ばね状防水材11を、金属製板ば
ね12とその両フランジ12bの先端を覆う軟質材13
とで構成している。金属性板ばね12は、ウェブ部の中
央に波形断面部分12aを有する外向き溝形のものであ
る。軟質材13は、軟質のゴムまたは合成樹脂等からな
り、外側の側面に複数の弾性ひれ部13aを有してい
る。その他の構成は前記実施例と同様である。この構成
の場合は、金属製板ばね12の復元力で目地溝2の内面
への押し付け力が得られ、かつ軟質材13で目地溝内面
との密着性が得られる。そのため、強い押付け力で高い
密着性が得られ、より一層優れた防水性が得られる。
【0012】なお、前記各実施例は縦目地に適用した場
合つき説明したが、この発明は横目地の場合にも適用す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明の外壁の目地構造は、目地溝内
に板ばね状防水材と目地仕上材とを設け、板ばね状防水
材はウェブ部に波形断面部分を有する溝形のものとした
ため、目地寸法の多少のばらつきによっても確実な防水
性を得ることができ、かつ化粧も行い易い。また、乾式
工法で施工できるため、工期が短縮され、専門職が不要
で品質も安定し、シーリングの切れの問題もなく、施工
後の点検も容易に行える。板ばね状防水材を板ばねと軟
質材で構成した場合は、強い押付け力で高い密着性が得
られ、より一層優れた防水性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す水平断面図である。
【図2】この発明の他の実施例の水平断面図である。
【図3】同実施例における板ばね状防水材の部分斜視図
である。
【図4】従来例の水平断面図である。
【符号の説明】
1…外壁パネル、2…目地溝、3…パネルフレーム、4
…外壁下地材、5…外壁材、6…柱、7…板ばね状防水
材、7a…波形断面部分、8…目地仕上材、11…板ば
ね状防水材、12…金属製板ばね、12a…波形断面部
分、13…軟質材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁の面材間に形成された目地溝内に、
    溝形に加工した金属製の板ばねまたは硬質の樹脂成形品
    からなる溝形の板ばね状防水材であって、そのウェブ部
    の全体が蛇腹状の波形断面部分となっている板ばね状防
    水材を、その開口側が室外側を向く姿勢で、両フランジ
    が目地溝内面に圧接する状態に嵌合させ、この防水材よ
    りも室外側に位置して、ゴム状弾性体からなる目地仕上
    材を前記目地溝に嵌合させた外壁の目地構造。
  2. 【請求項2】 外壁の面材間に形成された目地溝内に、
    ウェブ部に波形断面部分を有する溝形の板ばね状防水材
    を、両フランジで目地溝内面に圧接状態に嵌合させ、こ
    の防水材よりも室外側に位置して、ゴム状弾性体からな
    る目地仕上材を前記目地溝に嵌合させ、上記板ばね状防
    水材が、ウェブ部に波形断面部分を有する外向き溝形の
    金属製板ばねと、この板ばねの両フランジの先端を覆う
    軟質材とからなり、上記軟質材は外側の側面に複数の弾
    性ひれ部を有している外壁の目地構造。
  3. 【請求項3】 ウェブ部に波形断面部分を有する溝形の
    金属製板ばねと、この板ばねの両フランジの先端を覆う
    軟質材とからなり、上記軟質材は外側の側面に複数の弾
    性ひれ部を有し、外壁の面材間に形成された目地溝内
    外向きに嵌合される防水材。
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