JP3363924B2 - 液晶表示パネルのicの実装方法 - Google Patents

液晶表示パネルのicの実装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルを構成する
基板上に、この液晶パネルを駆動するための半導体集積
回路装置(以下駆動ICと記載する)を導電接着剤によ
ってフェイスダウンボンディングしてなる、液晶パネル
への駆動ICの実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動ICを、液晶パネル、例えば
液晶表示パネルを構成する基板にフェイスダウンボンデ
ィングする液晶表示パネルの一つとして、図3と図4と
に示す構造のものが知られている。図3は液晶表示パネ
ルを示す平面図であり、図4は図3のB−B線における
断面を示す断面図である。以下図3と図4とを交互に用
いて従来の実装方法を説明する。
【0003】従来の液晶表示パネルは、第1のガラス基
板201の上に画素パターン204と同一工程にて、駆
動IC206の電極と対応するパターン電極203を導
電性を有する薄膜で形成する。そして、この第1のガラ
ス基板201の上に形成するパターン電極203と、駆
動IC206の電極部にあらかじめ形成した突起電極2
07とを導電接着剤208にて電気的接続と機械的接続
とを行っている。
【0004】また、第2のガラス基板202には、画素
パターン205を形成している。
【0005】この液晶表示パネルは、第1のガラス基板
201と第2のガラス基板202とを所定距離隔てて、
画素パターン204と画素パターン205を形成した面
を対向させ、周辺をシール剤210で封止している。
【0006】第1のガラス基板201と第2のガラス基
板202との重なった領域で、かつシール剤210の内
側の部分には液晶(図示せず)を封入している。
【0007】第1のガラス基板201の上に、画素パタ
ーン204と同一工程にて形成するパターン電極203
と、駆動IC206の電極部にあらかじめ形成した接続
用電極、例えば突起電極207とを導電接着剤208に
て、駆動IC206の素子形成面を下にして実装するフ
ェイスダウンボンディングを行い、電気的接続と、機械
的接続とを行っている。さらに、その駆動IC206を
含むガラス基板表面を樹脂209にて樹脂封止してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記実装方法は簡便な
実装手段で、高密度多端子な接続が可能で小型かつ廉価
な液晶パネルを達成するうえで有効である。
【0009】しかし突起電極207を形成する駆動IC
206と、第1のガラス基板201上に駆動IC206
の電極部パターンに対応して形成するパターン電極20
3とをフェイスダウンボンディングした液晶表示パネル
は、パターン電極203と突起電極207との電気的接
続が安定して接続できず、不完全な物があり量産上問題
がある。
【0010】本発明はかかる点に着目し、その目的とす
るところは、導電接着剤を用いて液晶パネルのガラス基
板上に形成したパターン電極と駆動ICをフェイスダウ
ンボンディングしてなる液晶パネルの、電気的接続を確
実にすることが可能な液晶パネルへの駆動ICの実装方
法及びそれを用いた液晶パネルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ICに配設された接続用電極と液晶表示パ
ネルの基板に配設されたパターン電極とを接続する液晶
表示パネルのICの実装方法に於いて、前記接続用電極
と前記パターン電極とを、樹脂に導電粒を混入した導電
接着剤を介してフェイスダウンボンディングする事によ
り電気的に接続し、さらに前記基板の裏面より前記導電
粒の表面と前記パターン電極との間に残る樹脂が局部的
に焼失し、且つ前記導電粒が溶解しない量のレーザ光を
照射することで前記導電粒と前記パターン電極との間
接続を安定化させることを特徴とする。
【0012】また、前記レーザ光の照射に先立って、前
記導電接着剤を硬化させ接着と電気的接続をなしたこと
を特徴とする
【0013】また、前記フェイスダウンボンディングの
後であり、前記レーザ光の照射に先立って、少なくとも
ICを封止樹脂で封止したことを特徴とする
【0014】また、前記導電粒が銀とパラジウムが混合
された粉末よりなることを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明の液晶表示パネルへの駆動ICの実装
方法を示す平面図であり、図2は図1のA−A線におけ
る断面を示す断面図である。以下図1と図2とを交互に
用いて本発明の実装方法を説明する。
【0024】第1の基板101には、画素パターン10
4を形成する。さらに、第2の基板102には画素パタ
ーン105を形成している。
【0025】この液晶表示パネルは、ガラスからなる第
1の基板101と第2の基板102とを所定距離隔て
て、画素パターン104と画素パターン105の形成し
た面を対向させ、周辺をシール剤103で封止する。
【0026】この第1の基板101と第2の基板102
とが重なった領域で、さらにシール剤103の内側の部
分には液晶(図示せず)を封入している。
【0027】第1の基板101上に、画素パターン10
4と同一工程にて、駆動IC107の電極部に対応した
パターン電極106を形成する。
【0028】そして、この第1の基板101上に形成し
たパターン電極106と、駆動IC107の電極部にあ
らかじめ形成した突起電極111とを導電接着剤108
にてフェイスダウンボンディングする。その後、レーザ
ー光107を駆動IC107とパターン電極106との
接続部に照射し、電気的接続と、機械的接続とを取って
いる。
【0029】本実施例では導電接着剤108として、導
電粒であるAg/Pdの微粉末をエポキシ樹脂に混入し
たAg/Pdペーストを使用した。
【0030】このAg/Pdペーストからなる導電接着
剤108をガラス基板上にスキージーで広げ、その後、
駆動IC107の突起電極111をAg/Pdペースト
上に接触させて、駆動IC107上に形成する突起電極
111に導電接着剤108を転写するスタンプ方式で、
突起電極111上に導電接着剤108を形成する。
【0031】このスタンプ方式は駆動IC107上に形
成する突起電極111に、均一な量の導電接着剤108
を転写することができる。
【0032】導電接着剤108を転写した突起電極11
1を持つ駆動IC107を、第1の基板101上に形成
したパターン電極106の所定の位置にフェイスダウン
ボンディングし、駆動IC107の突起電極111の反
対側から軽く押しつける。
【0033】その後、第1の基板101のパターン電極
106の形成した面の反対側から第1の基板101を透
過し、さらに酸化インジュウムなどの透明導電膜で形成
するパターン電極106を透過して、導電接着剤108
にレーザー光109を照射する。さらにその後、導電接
着剤108の本硬化を行う。
【0034】本実施例では第1の基板101とパターン
電極106とを透過することができる波長を持つYAG
レーザーを、レーザー光109として使用した。なおY
AGレーザー以外でも、レーザー光109としては、第
1の基板101とパターン電極106とを透過し、導電
接着剤108に熱エネルギーを与えられる他の波長を持
つレーザー光も使用することが可能である。
【0035】従来例で説明した実装方法における接続不
良の液晶パネルの不良原因を調査した結果、突起電極上
に転写したAg/Pdペーストからなる導電接着剤10
8とパターン電極106との界面において、導電接着剤
108のAg/Pd粒表面にエポキシ樹脂層が介在し、
Ag/Pd粒がパターン電極106に接触しないために
電気的接続不安定が起こることが判明した。
【0036】本発明のレーザー光109照射により、接
続部のAg/Pd粒の表面のエポキシ樹脂が局部加熱に
より焼失し、また周辺のエポキシ樹脂は硬化し、Ag/
Pd粒が直接パターン電極106に接触するために、電
気的接続が安定して取れることになる。
【0037】さらに、導電接着剤108を転写した突起
電極111を持つ駆動IC107を第1の基板101上
に形成したパターン電極106の所定の位置にフェイス
ダウンボンディングし、導電接着剤108を硬化させ
る。その後に、電気的接続の不安定な部分に前記のYA
Gレーザーのレーザー光109を照射することにより、
安定な電気的接続を取ることもできる。
【0038】またさらに、第1の基板101上に画素パ
ターン104と同一工程にて形成したパターン電極10
6と、駆動IC107の電極部にあらかじめ形成した突
起電極111とを、導電接着剤108にてフェイスダウ
ンボンディングし電気的接続と機械的接続とを行い、そ
の駆動IC206を含むガラス基板表面を樹脂209に
て樹脂封止した後に、前記のレーザー光109照射して
も同様の効果がある。
【0039】レーザー光109を駆動IC107の接続
部に照射する上記の方法で電気的、機械的接続の安定し
た液晶表示パネルを量産的に、安定して得ることができ
る。
【0040】なお本実施例は、第1の基板101と第2
の基板102とにガラス基板を使用した液晶表示パネル
について説明したが、プラスチック基板を使用した液晶
表示パネルにも使用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、駆動ICの接続部にレーザー光照射することで
電気的、機械的をより安定した確実なものにできるた
め、信頼性が向上する効果が得られる。
【0042】またさらに、本発明は従来の製造工程を生
かしながらできるため、不要な設備投資も不要である。
【0043】近年、より高密度な液晶表示パネルが要求
され、これによりより高密度実装を可能にする実装方式
が要求されてきた。本発明はこの要求にも答え得るもの
である。
【0044】従来例で説明した実装方法における接続不
良に本発明の如くレーザー光を照射したところ電気的接
続が安定して取れたことから、本願発明は不良品を良品
に修正するのに有効であり製品の歩留まり向上が得ら
れ、その結果として製品のコストダウンが得られる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における液晶表示パネルの駆動
ICの実装方法を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例における液晶表示パネルの駆動
ICの実装方法を示す断面図である。
【図3】従来の液晶表示パネルの駆動ICの実装方法を
示す平面図である。
【図4】従来の液晶表示パネルの駆動ICの実装方法を
示す断面図である。
【符号の説明】
101 第1の基板 102 第2の基板 106 パターン電極 107 駆動IC 108 導電接着剤 109 レーザー光 110 封止樹脂 111 突起電極

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICに配設された接続用電極と液晶表示
    パネルの基板に配設されたパターン電極とを接続する液
    晶表示パネルのICの実装方法に於いて、 前記接続用電極と前記パターン電極とを、樹脂に導電粒
    を混入した導電接着剤を介してフェイスダウンボンディ
    ングする事により電気的に接続し、さらに前記基板の裏
    面より前記導電粒の表面と前記パターン電極との間に残
    る樹脂が局部的に焼失し、且つ前記導電粒が溶解しない
    量のレーザ光を照射することで前記導電粒と前記パター
    ン電極との間接続を安定化させることを特徴とする液
    晶表示パネルのICの実装方法。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光の照射に先立って、前記導
    電接着剤を硬化させ接着と電気的接続をなしたことを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示パネルのICの実装
    方法。
  3. 【請求項3】 前記フェイスダウンボンディングの後で
    あり、前記レーザ光の照射に先立って、少なくともIC
    を封止樹脂で封止したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の液晶表示パネルのICの実装方法
  4. 【請求項4】 前記導電粒が銀とパラジウムが混合され
    た粉末よりなることを特徴とする請求項1乃至3の一に
    記載の液晶表示パネルのICの実装方法。
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KR100350852B1 (ko) * 1999-10-05 2002-09-09 밍-퉁 센 전기-광학 장치 및 그 제조방법
KR20010095014A (ko) * 2000-03-31 2001-11-03 카나야 오사무 적층형 표시패널 및 그 제조방법, 유지장치, 압착지그 및구동소자 실장방법
KR100740762B1 (ko) * 2005-02-10 2007-07-19 오므론 가부시키가이샤 접합 방법 및 접합 장치

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