JP3357569B2 - ダッシュボード - Google Patents

ダッシュボード

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JP3357569B2
JP3357569B2 JP09345397A JP9345397A JP3357569B2 JP 3357569 B2 JP3357569 B2 JP 3357569B2 JP 09345397 A JP09345397 A JP 09345397A JP 9345397 A JP9345397 A JP 9345397A JP 3357569 B2 JP3357569 B2 JP 3357569B2
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ドーベルニュ ジャン
ビエリ フレデリック
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プラスティク オムニウム オート アンテリュール
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K37/00—Dashboards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特には自動車であ
る乗り物用ダッシュボードに関する。
【０００２】
【従来の技術】ダッシュボードは、特には自動車のよう
な乗り物に適用するために開発されているが、他の乗り
物、船舶、飛行機及び／又は陸上用車両(land vehicle)
にも使用可能である。
【０００３】一般に、産業活動の分野において、ダッシ
ュボードを、アクセサリ又は装置及び／又は付属品又は
設備を備えた内部の装置群として使用可能である。その
場合、ダッシュボードは、固定されているか移動可能に
取付けられているかにかかわらず、運転、制御、指揮、
又はその他の状況に応じて使用される。
【０００４】今日、ダッシュボードは、一般に、成形プ
ラスチック又は金属材料の挿入体によって形成されたパ
ネル、あるいは表面層によって覆われることが可能な皿
状板により構成されている。ダッシュボードは、多数の
ハウジング及び／又は管を隠し、更にそれらの領域内に
設けられた付属品、アクセサリ、空気調和装置及び／又
は電気装置を支持する。
【０００５】そのような装置において、ハウジング及び
／又は管を固定する方法は、乗り物の型式及び／又はバ
ージョンによってかなり異なる。例えば、あるものは、
パネルの後面に結合され、あるものは、乗り物の本体の
前面本体パネルに結合される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】現在知られているダッ
シュボードは、重いアクセサリ及び／又は付属品の荷重
を確実に伝達するための支持及び／又は固定のために、
多数の中間部材を使用する必要がある。更に、多数の組
立工程が必要であり、多数の処理される部品をストック
する必要がある。
【０００７】更に、ダッシュボードは、外側の仕上げ面
の多様化のために、構成部品の数が増加してしまう。
【０００８】現在知られているダッシュボードの組立が
特に困難な点として、ダッシュボードの組立には、“目
にみえない”組立工程がしばしば不可欠である。この組
立は、車両本体の製造工程において、限られた空間内で
行われなければならない。
【０００９】更に、ダッシュボードの組立のために、車
両の製造は遅くなってしまう。特に車両に組立られる付
属品が多い場合、車両の製造速度は低下してしまう。
【００１０】本発明の目的は、異なるバージョンの車両
に共通な部品を使用することにより、上述した問題点を
克服した乗り物用ダッシュボードを提供することであ
る。
【００１１】本発明の他の目的は、バージョンが異なる
部品の数を制限することが可能な乗り物用ダッシュボー
ドを提供することである。
【００１２】本発明の他の目的は、コスト及び／又は製
造限界に悪影響を与えることなくトリム構造体の多様化
を促進することが可能な乗り物用ダッシュボードを提供
することである。
【００１３】本発明の他の目的は、“目に見えない”作
業工程を減少させることによって組立を容易にした乗り
物用ダッシュボードを提供することである。
【００１４】本発明の他の目的は、一部材として取付け
可能でありかつダッシュボード内に組み込まれる、すべ
てのアクセサリ及び／又は付属品を予め組立可能な乗り
物用ダッシュボードを提供することである。
【００１５】本発明により、ダッシュボードを軽量化す
ることができ、かつダッシュボードに必要な空間を減少
することができる。
【００１６】本発明の他の目的及び効果は、以下の説明
によって明らかになるが、以下の説明は、例示であって
限定ではない。
【００１７】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも乗
り物のアクセサリ及び／又は内部の付属品を組み込むこ
とが可能な構造を有する、特には自動車である乗り物用
ダッシュボードにおいて、乗り物の型式に応じた一定の
構成を有しかつ前記乗り物の本体に結合される基部のフ
レーム構造体と、乗り物の付属品のバージョンに従って
一部が一定でありかつ一部が可変である構成を有し、か
つ前記基部のフレーム構造体に結合される、内部のフレ
ーム構造体と、前記ダッシュボードを美的に仕上げるた
めに、前記基部のフレーム構造体及び／又は前記内部の
フレーム構造体を覆うことが可能な可変な構成を有する
トリム構造体とを具備することを特徴とするダッシュボ
ードに関する。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明は、特には自動車である乗
り物用ダッシュボードに関する。
【００１９】ダッシュボードは、特には自動車のような
乗り物に適用するために開発されているが、他の乗り
物、船舶、飛行機及び／又は陸上用車両(land vehicle)
にも使用可能である。
【００２０】一般に、産業活動の分野において、ダッシ
ュボードを、アクセサリ及び／又は付属品を備えた内部
の装置群として使用可能である。その場合、ダッシュボ
ードは、固定されているか移動可能に取付けられている
かにかかわらず、運転、制御、指揮、又はその他の状況
に応じて使用される。
【００２１】ダッシュボードは、広い意味では、自動車
のための内部の装置であり、搭乗者の区画の前部に設け
られている。ダッシュボードは、少なくとも自動車の様
々なアクセサリ及び／又は内部の付属品を組み込むのに
適した構造体である。その結果、搭乗者の安全性の高い
運転が容易になり、搭乗者の区画及び／又は他の点での
内部の快適性が向上する。
【００２２】図１に示すように、アクセサリ及び／又は
内部の付属品１は、例えば換気装置、ヒータ及び／又は
空気調和装置を有し、詳細にはそれらは、脈動装置２、
ラジエータ３、粉塵フィルタ４、分配装置５、加熱フラ
ップ６、リサイクルフラップ７、及び可能ならば蒸発装
置８を有する。
【００２３】例えば、ペダル装置９、ステアリングコラ
ム１０、ヒューズボックス１２、インストラメントハウ
ジング１２、カーラジオハウジング１３、電気配線部１
４、膨張可能なクッション装置１５及び／又は拡声器１
６を有することも可能である。
【００２４】図２において、本実施形態のダッシュボー
ドは、基部のフレーム構造体１７と、内部のフレーム構
造体１８と、トリム構造体１９とを有する。
【００２５】基部のフレーム構造体１７は、乗り物の型
式に合わせて予め構成されている。つまり、自動車がほ
ぼ同じ大きさの場合には、構成、付属品のバージョン、
運転位置等に関する条件にかかわらず、同一のフレーム
構造体１７をそれぞれの異なる自動車に使用可能であ
る。
【００２６】本実施形態では、基部のフレーム構造体１
７は、例えば前部本体パネルの領域において、自動車の
本体に結合される。
【００２７】内部のフレーム構造体１８の構成は、自動
車の付属品のバージョンに従って、一部一定でありかつ
一部可変である。つまり、内部のフレーム構造体１８の
構成は、部分的に変更可能である。それぞれの内部のフ
レーム構造体１８の構成は、他の内部のフレーム構造体
１８の構成と比べて、特には構造物の有無及び／又は様
々なアクセサリ及び／又は内部の付属品１の位置に依存
して、異なる。
【００２８】本実施形態では、内部のフレーム構造体１
８は基部のフレーム構造体１７に結合され、内部のフレ
ーム構造体１８と基部のフレーム構造体１７とは、アク
セサリ及び／又は内部の付属品１を支持する。
【００２９】トリム構造体１９は、変更可能であり、か
つ基部のフレーム構造体１７及び／又は内部のフレーム
構造体１８を覆い、ダッシュボードを美的に処理するこ
とができる。
【００３０】好適には、アクセサリ及び／又は内部の付
属品１のすべてが基部のフレーム構造体１７及び／又は
内部のフレーム構造体１８の領域に設けられるが、それ
らの数はトリム構造体１９によって制限される。
【００３１】トリム構造体１９はアクセサリ及び／又は
内部の付属品１の支持を行うことができる。アクセサリ
及び／又は内部の付属品１は、搭乗者に面した部分を有
し、そこには例えば、グローブ用区画２０、空気拡散グ
リル２１及び／又は拡声器、インストラメントハウジン
グ１２の前部２２、換気、加熱及び／又は空気調和のた
めの制御パネル２３、及び／又はカーラジオのための制
御パネル２４が配置されている。
【００３２】本実施形態では、多数の異なるダッシュボ
ードに同一の基部のフレーム構造体１７を使用可能であ
る。それらのダッシュボードを例えば“バージョン
Ａ”、“バージョンＢ”、及び“バージョンＣ”と称す
る場合、各バージョンによって、トリム構造体１９及び
／又は運転位置が異なる。内部のフレーム構造体１８
は、基部のフレーム構造体１７とトリム構造体１９との
間の中間部として、部分的に異なるバージョン及び型式
を有して適合される。
【００３３】例えば、内部のフレーム構造体１８は、自
動車が空気調和装置を有するか否かに依存して蒸発装置
８を組み込む。更に、一つのバージョンにおいて、片側
にはペダル装置９とステアリングコラム１１とが、反対
側には膨張可能なクッション装置１５が、内部のフレー
ム構造体１８の左側と右側にそれぞれ取付けられ、他の
バージョンにおいて、それらの位置は互いに逆にされ
る。それらの位置は、自動車が左ハンドルであるか右ハ
ンドルであるかに依存している。
【００３４】図１に関し、本発明の特有の実施形態の型
式では、基部のフレーム構造体１７は、荷重伝達表面を
有する及び／又は構成することが可能であり、荷重伝達
表面は、同一の型式の自動車のために一定に構成され
た、少なくともアクセサリ及び／又は内部の付属品１の
ために形成されている。
【００３５】“同一の型式の自動車のために一定に構成
されたアクセサリ及び／又は内部の付属品１”という表
現が意味することとして、アクセサリ及び／又は内部の
付属品１は、全体の寸法及び取付け方法に関して、レイ
アウト及び／又は構造が実質的に同一である。
【００３６】本実施形態において、同一の型式の自動車
のために一定に構成されたアクセサリ及び／又は内部の
付属品１は、換気、加熱及び／又は空気調和装置の部品
によって形成されている。
【００３７】基部のフレーム構造体１７は、例えばペダ
ル装置９、ステアリングコラム１０及び／又は膨張可能
なクッション装置１５を支持することも可能である。
【００３８】本実施形態では、内部のフレーム構造体１
８は、自動車のバージョンが異って構成されたアクセサ
リ及び／又は内部の付属品１のすべて又は一部を支持す
る及び／又はそれらと協働することが可能である。つま
り、アクセサリ及び／又は内部の付属品１の有無、アク
セサリ及び／又は内部の付属品１の構造及び／又はレイ
アウトは、自動車のバージョンに従って異なる。
【００３９】内部のフレーム構造体１８に支持された、
及び／又は内部のフレーム構造体１８と協働する、異な
って構成されたアクセサリ及び／又は内部の付属品１
は、例えば、インストラメントハウジング１２、カーラ
ジオハウジング１３、電気配線部１４及び／又は拡声器
１６によって形成されている。
【００４０】基部のフレーム構造体１７と内部のフレー
ム構造体１８とにアクセサリ及び／又は内部の付属品１
を振り分ける振り分け方は、当然ながら、例示であり、
限定ではない。
【００４１】それゆえ例えば、電気配線部１４も基部の
フレーム構造体１７によって支持可能である。すべての
自動車に共通する部分は、基部のフレーム構造体１７に
形成され、共通しない他の部分は、内部のフレーム構造
体１８に形成される。
【００４２】例えばすべてが一定である構成、一部が一
定でありかつ一部が可変である構成、及びすべてが可変
である構成の原理に従って、アクセサリ及び／又は内部
の付属品１は取付けられる。同一の型式の自動車のため
に一定に構成されたすべてが一定のアクセサリ及び／又
は内部の付属品１は、基部のフレーム構造体１７に取付
けられる。自動車のバージョンが異なる場合に一部が一
定でありかつ一部が可変であるアクセサリ及び／又は内
部の付属品１は、内部のフレーム構造体１８に取付けら
れる。トリム構造体１９には、外側の仕上げ部のアクセ
サリ及び／又は内部の付属品１が取付けられる。
【００４３】すべてが一定であるアクセサリ及び／又は
内部の付属品１は、例えば換気及び加熱装置の部品によ
って形成されている。一部が一定でありかつ一部が不変
であるアクセサリ及び／又は内部の付属品１は、例えば
蒸発装置８、ペダル装置９、ステアリングコラム１０、
インストラメントハウジング１２、カーラジオハウジン
グ１３、電気配線部１４、膨張可能なクッション装置１
５及び／又は拡声器１６によって形成されている。
【００４４】一部が一定でありかつ一部が不変であるア
クセサリ及び／又は内部の付属品１のペダル装置９、ス
テアリングコラム１０、インストラメントハウジング１
２、カーラジオハウジング１３、電気配線部１４、膨張
可能なクッション装置１５は、自動車が左ハンドルか右
ハンドルかに依存して異なる位置に配置される。蒸発装
置８及び／又は拡声器１６はオプションであることが可
能である。
【００４５】図３（ａ）〜図３（ｃ）は、図２に示す本
発明の三つのダッシュボードのバージョンＡ、Ｂ、Ｃの
それぞれの、基部のフレーム構造体１７、内部のフレー
ム構造体１８及びトリム構造体１９の側部の断面図であ
る。
【００４６】上述したように、基部のフレーム構造体１
７は三つのバージョンのそれぞれで共通である。
【００４７】内部のフレーム構造体１８は、拡声器１６
の数及び／又は配置に適合するように構成されている。
しかし、注目されることとして、図面に示すように、内
部のフレーム構造体１８は、様々な横の空気拡散装置２
５A 、２５B 、２５C を支持するために同一の断面を有
する。
【００４８】図面に部分的に示したトリム構造体１９
は、それぞれのバージョンで完全に異なっている。
【００４９】図４（ａ）〜図４（ｃ）において、基部の
フレーム構造体１７は、それぞれのバージョンで構成が
同一であり、内部のフレーム構造体１８は、様々な中央
の空気拡散装置２６A 、２６B 、２６C を支持するため
に、部分的に修正して適合されている。
【００５０】ダッシュボードの残りの部分の領域におい
て、トリム構造体１９の断面は、それぞれのバージョン
でかなり変更されている。
【００５１】本発明の特有の一実施形態において、基部
のフレーム構造体１７は、車両のための横の補強部材を
形成可能である。基部のフレーム構造体１７の寸法を、
例えば車両の幅に対応させることが可能である。基部の
フレーム構造体１７は、一方の翼部から他方の翼部まで
延長しており、横方向の衝撃に抗する補強を行う。
【００５２】本実施形態では、基部のフレーム構造体１
７は、例えば前部の扉に近接する翼部の領域において、
車両の本体に結合されることが可能である。
【００５３】基部のフレーム構造体１７は、例えば金属
材料又は補強ファイバを使用した補強用熱可塑性材料に
よって形成されている。
【００５４】図１において注目できることとして、本発
明のダッシュボードは例えば自動的に支持を行う手段を
有し、自動的に支持を行う手段により、車両に固定され
る前に、ダッシュボードにアクセサリ及び／又は内部の
付属品１のすべてを予備組立することが可能である。
【００５５】本発明の一実施形態において、ダッシュボ
ードは、ダッシュボードの取付けが行われる車両の製造
時に、単一の交換可能なブロックとして取付け可能であ
る。
【００５６】自動的に支持を行う手段は、図１及び図４
（ａ）〜図４（ｃ）に示すように、少なくとも部分２７
を有する。部分２７は、基部のフレーム構造体１７及び
／又は内部のフレーム構造体１８上に設けられている。
部分２７により、まずアクセサリ及び／又は内部の付属
品１の第一の部品と内部のフレーム構造体１８とを基部
のフレーム構造体１７上に取付け、続いて、トリム構造
体１９によって内部のフレーム構造体１８を覆う前に、
アクセサリ及び／又は内部の付属品１の第二の部品を内
部のフレーム構造体１８上に取付けることが可能にな
る。
【００５７】図１に一点鎖線で示すように、基部のフレ
ーム構造体１７には、まず、脈動装置２、ラジエータ
３、粉塵フィルタ４、加熱フラップ６、リサイクルフラ
ップ７、及び中央の閉鎖要素２８が取付けられる。それ
らは、空気の流れを案内することができる。更に、中央
の閉鎖要素２８上には、分配装置５が取付けられる。
【００５８】基部のフレーム構造体１７上には、特には
ペダル装置９及び／又はステアリングコラム１０のよう
な、一部が一定でありかつ一部が可変である部品を取付
け可能である。ステアリングコラム１０は、車両が右ハ
ンドルか左ハンドルかに依存して、右側又は左側に取付
けられる。
【００５９】続いて、基部のフレーム構造体１７上に
は、インストラメントハウジング１２及び／又はカーラ
ジオハウジング１３、電気配線部１４及び／又は拡声器
１６と共に、内部のフレーム構造体１８が取付けられ、
結合される。
【００６０】自動的に支持を行う手段は、更に穴及び／
又は切り欠き部分３０を有する。穴及び／又は切り欠き
部分３０により、基部のフレーム構造体１７から車両の
前部の本体パネルまで、内部のフレーム構造体１８から
基部のフレーム構造体１７まで、及び／又は図３及び図
４に示すように、トリム構造体１９から内部のフレーム
構造体１８までの通路が形成される。図示していない本
発明の一実施形態において、膨張可能なクッション装置
１５は、内部のフレーム構造体１８に設けられた穴を通
じて、基部のフレーム構造体１７に結合されている。
【００６１】上述したように、ダッシュボードを車両内
に一部材として固定するために、自動的に支持を行う手
段は、例えば基部のフレーム構造体１７上に設けられた
開口３２を有する。更に、必要な場合には、くさび３３
により、基部のフレーム構造体１７を、車両の本体内に
適合することもできる。その結果、基部のフレーム構造
体は、横方向の衝撃に耐えるために補強部材として機能
することができる。
【００６２】本発明の特有の一実施形態において、部分
２７は前面が開放しており、アクセサリ及び／又は内部
の付属品１の取付け方向を設けてある。その結果、“目
にみえない”状態での作業を回避し、内部における取付
けを連続的に容易に行うことができる。
【００６３】トリム構造体１９は、例えば基部のフレー
ム構造体１７及び／又は内部のフレーム構造体１８に結
合される。
【００６４】図３（ａ）〜図３（ｃ）及び図４（ａ）〜
図４（ｃ）において、必要な場合、本発明のダッシュボ
ードは空気の流れの循環を案内する手段を有する。空気
の流れの循環を案内する手段は、一方では基部のフレー
ム構造体１７上に、他方では内部のフレーム構造体１８
上に設けられる。空気の流れの循環を案内する手段は、
例えば溝３４と、内部のフレーム構造体１８とによって
形成される。溝３４は、基部のフレーム構造体１７上に
設けられる。内部のフレーム構造体１８は、溝３４のた
めのカバー３５を、溝３４と部分的に向かい合って形成
している。その結果、例えばダッシュボードの上側の端
部及び／又は横の端部の方向に空気を循環させるための
管３６を形成できる。
【００６５】必要な場合、カバー３５は、車両の付属品
のバージョンに従って配列された流れの方向付け用羽根
を有する。
【００６６】更に、トリム構造体１９は、例えば美的な
外観のための少なくとも一つの面を備えた一つ又は複数
の材料部分３７を有する。
【００６７】材料部分３７は、例えばポリプロピレンに
よって射出成形され、織物上に成形された部分を有し、
材料部分３７には、塗装による装飾及び／又はしぼ付け
を行うことが可能である。
【００６８】トリム構造体１９の美的な外観は、パネル
３７を湾曲させることによって強めることも可能であ
る。
【００６９】当然ながら、当業者ならば、本発明の範囲
から逸脱することなく、本発明の他の実施形態を予想で
きるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のダッシュボードの一実施形態の部分分
解図である。
【図２】本発明のダッシュボードの一実施形態の三つの
異なる型式の斜視図である。
【図３】図２に示す実施形態の三つの異なる型式の横の
端部領域の断面図である。
【図４】図２に示す実施形態の三つの異なる型式の中央
領域の断面図である。
【符号の説明】
１…アクセサリ及び／又は内部の付属品 １７…基部のフレーム構造体 １８…内部のフレーム構造体 １９…トリム構造体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−52683（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−96774（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−77659（ＪＰ，Ａ) 実開 昭50−14136（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60K 37/00 B60K 37/04 B62D 25/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも乗り物のアクセサリ及び／又
    は内部の付属品（１）を組み込むことが可能な構造を有
    する、特には自動車である乗り物用ダッシュボードにお
    いて、 乗り物の型式に応じて予め定められた構成を有しかつ前
    記乗り物の本体に結合される基部のフレーム構造体（１
    ７）を具備し、前記基部のフレーム構造体（１７）は、
    少なくともアクセサリ及び／又は内部の付属品が同一の
    型式の乗り物に対して同様に構成されている場合には荷
    重伝達表面を形成することが可能であって、かつ、乗り
    物のための横の補強部を形成可能であり、更に乗り物の
    付属品のバージョンに従って一部が一定でありかつ一部
    が可変である構成を有し、かつ前記基部のフレーム構造
    体（１７）に結合される中間のフレーム構造体（１８）
    を具備し、前記中間のフレーム構造体（１８）は、乗り
    物のバージョンによって異なるように構成されるアクセ
    サリ及び／又は内部の付属品（１）のすべて又は一部を
    支持することが可能であり、更に前記ダッシュボードを
    美的に仕上げるために、前記基部のフレーム構造体（１
    ７）及び／又は前記内部のフレーム構造体（１８）を覆
    うことが可能な可変な構成を有するトリム構造体（１
    ９）と、 アクセサリ及び／又は内部の付属品（１）を乗り物内に
    固定する前に、アクセサリ及び／又は内部の付属品を前
    記ダッシュボード上に一体に予め組み立てることが可能
    な支持手段とを具備し、前記支持手段には少なくとも前
    記基部のフレーム構造体と前記中間のフレーム構造体と
    が含まれ、 前記基部のフレーム構造体は、少なくとも換気部品、暖
    房及び／又は空調部品と前記中間のフレーム構造体とか
    らなる第一の部分を前記基部のフレーム構造体に順次取
    り付けるための開口を前面に有し、前記中間のフレーム
    構造体は、前記トリム構造体によって覆われる前に換気
    部品、暖房及び／又は空調部品からなる第二の部分を前
    記中間のフレーム構造体に順次取り付けるための開口を
    前面に有し、 前記ダッシュボードが前記乗り物に一部材として固定さ
    れ得るようにするための開口が前記基部のフレーム構造
    体に設けられており、 基部のフレーム構造体（１７）に固定されることになる
    中間のフレーム構造体（１８）の一部は、様々なバージ
    ョンの車両の付属品について共通になっており、トリム
    構造体（１９）に固定されることになる中間のフレーム
    構造体（１８）の他の部分は、車両の付属品のバージョ
    ンに対応して形成されていることを特徴とするダッシュ
    ボード。
  2. 【請求項２】 空気の流れを案内して循環させる手段を
    更に具備し、該手段を、前記基部のフレーム構造体（１
    ７）上と、前記中間のフレーム構造体（１８）上とに設
    けたことを特徴とする請求項１に記載のダッシュボー
    ド。
  3. 【請求項３】 前記空気の流れを案内して循環させる手
    段は、前記基部のフレーム構造体（１７）上に設けられ
    た溝（３４）と、空気の循環用管（３６）を構成するよ
    うに前記溝のカバーを部分的に向かい合って形成してい
    る前記中間のフレーム構造体（１８）とによって形成さ
    れることを特徴とする請求項２に記載のダッシュボー
    ド。
  4. 【請求項４】 前記カバー（３５）は、乗り物の付属品
    のバージョンに従って配列された流れの方向付け用羽根
    を具備することを特徴とする請求項３に記載のダッシュ
    ボード。
  5. 【請求項５】 前記トリム構造体（１９）は、美的外観
    を有する面を少なくとも一つ備えた材料部分（３７）を
    有する一つ又は複数のパネルを具備することを特徴とす
    る請求項１に記載のダッシュボード。
JP09345397A 1996-04-11 1997-04-11 ダッシュボード Expired - Fee Related JP3357569B2 (ja)

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