JP3356790B2 - 超音波リニアモータ - Google Patents

超音波リニアモータ

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JP3356790B2
JP3356790B2 JP19675991A JP19675991A JP3356790B2 JP 3356790 B2 JP3356790 B2 JP 3356790B2 JP 19675991 A JP19675991 A JP 19675991A JP 19675991 A JP19675991 A JP 19675991A JP 3356790 B2 JP3356790 B2 JP 3356790B2
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piezoelectric element
piezoelectric
curve
linear motor
piezoelectric elements
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隆 三井
敬介 本多
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Seiko Epson Corp
Honda Electronics Co Ltd
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Seiko Epson Corp
Honda Electronics Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動を駆動源と
し棒材に沿って駆動する超音波リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波リニアモータは、特開平0
2−30297号公報に記載されているように、振動面
をある部材に圧接させ、圧接面と振動面にある加圧力を
加える方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、振
動面をある部材に圧接させるために、加圧用のバネ、摺
動のためのベアリング機構が必要となり、リニアモータ
の小型化が阻害され、コストも高くなるという問題があ
った。本発明の目的は、棒材の外周面を駆動する超音波
リニアモータにより、小型で安価な超音波リニアモータ
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の超音波リニアモータは、互いに独立して駆
動可能で、進行方向に平行に振動する複数の第1の圧電
素子と、前記進行方向と平行に前記第1の圧電素子を貫
通する軸と、前記複数の第1の圧電素子を挟んで、前記
軸を把持可能に配置され、前記進行方向と垂直に振動す
る第2の圧電素子と、を有し、前記第1の圧電素子と前
記軸とは径方向に隙間が設定され、前記第2の圧電素子
は前記軸の外径に対し、収縮時には締め代、膨張時には
隙間ができるように設定され、前記複数の第1の圧電素
子のそれぞれに印加する交流電圧の位相差を変化させる
ことにより、駆動速度を変化させることを特徴とする。
【作用】本発明の作用は、人が棒登りをするときと似て
いる。まず第2の圧電素子のうち一方で軸をつかみ、他
方はつかまない。この状態で中央の第1の圧電素子を進
行方向に伸ばす。つぎに前記第2の圧電素子のつかむ、
つかまないを逆にしてやり、この状態で中央の前記第1
の圧電素子を縮めてやる。以上の動作により、中央の前
記第1の圧電素子の伸び量分移動する。これを繰り返す
ことにより、リニア駆動を実現する。
【0005】さらに、複数の第1の圧電素子は、互いに
独立して駆動できるので、圧電素子に位相の異なる交流
電圧を印加することにより、駆動速度を変化させること
ができる。
【0006】
【実施例】まず、本発明の背景技術を図1により説明す
る。
【0007】図1は棒材1に丸棒を使用した例で、棒材
1を包むようにして、径方向に振動するリング状圧電素
子3および4、棒材1の軸方向に振動するリング状圧電
素子2、さらに前記3つの圧電素子2、3、4の間に挟
まれる中間リング5a、5bが一体に構成されている。
圧電素子3、4の内径は棒材1の外径に対し、収縮時に
は締め代、膨張時には隙間ができるよう設定されてい
る。また、圧電素子2と中間リング5a、5bは棒材1
と径方向に隙間をとってある。
【0008】このように構成された図1において、棒材
1上を図面左から右へ駆動する場合を説明する。まず圧
電素子3は収縮の状態で、棒材1を挟み付けている。圧
電素子4は膨張の状態で棒材1とは隙間がある。この時
に圧電素子2を膨張の状態にすると、その膨張分圧電素
子4は右に移動する。つぎに圧電素子4を収縮の状態に
して、圧電素子3を膨張の状態に切り替える。この時圧
電素子2を収縮の状態にすると、その収縮分つまり前記
の膨張分圧電素子2は右に移動する。以上これまでの動
作により、圧電素子2、3、4および中間リング5a、
5bが圧電素子2の変位量分移動することとなり、この
動作を圧電素子2、3、4に超音波振動を適当な位相差
で駆動させて繰り返すことにより、高速のリニア駆動が
実現する。図2は図1の圧電素子2、3、4に加える交
流電圧の例で、曲線6は圧電素子3に加える電圧、曲線
7は圧電素子4に加える電圧、曲線8は圧電素子2に加
える電圧を示す。曲線6と曲線7は互いに反対の極性の
ため、これによって動作する圧電素子3と圧電素子4
は、一方が膨張の時は他方は収縮となり、その逆に一方
が収縮の時は他方は膨張となる。ここで圧電素子2に曲
線8の電圧を加えると、これは圧電素子4に加わる電圧
と同じ極性のため、図1において説明した動作を繰り返
すことになる。なお、駆動方向を逆の図1右から左にす
るには、圧電素子2の振動の位相を180゜変えてやれ
ばよい。つまり曲線8を反対にすればよい。次に本発明
の実施例を図3により説明する。
【0009】図3は図1における軸方向に振動する圧電
素子2を2対に増やした例で圧電素子9、10を軸方向
の振動に使用している。基本動作は図1と同様である
が、軸方向に2対の圧電素子9、10を使用しているた
め変位量が大きくなり、より高速な駆動を実現できる。
さらに、圧電素子9、10の振動の位相をずらすこと
で、駆動速度を変えることも可能である。これを図を使
って説明する。図4の曲線11は圧電素子9に加わる電
圧、曲線12は圧電素子10に加わる電圧を示す。圧電
素子9と10の変位の合計は曲線13で表され、曲線1
1と12の位相差のない図4のときが最大の変位を得ら
れる。つぎに図5は、圧電素子9に加わる電圧の曲線1
4と圧電素子10に加わる電圧の曲線15の位相をずら
したときで、圧電素子9と圧電素子10の変位の合計を
示す曲線16は、図4の曲線13より振幅が小さくな
り、変位が減ることがわかる。この結果、駆動速度も減
ることになり、圧電素子9と圧電素子10に加える電圧
の位相を変えることで駆動速度を変えることができるこ
とがわかる。なお、図1の例、図3の例とも、より大き
な変位を得るために圧電素子2、3、4、9、10に積
層型の圧電素子を使用してもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、第1の圧電素子と、第
1の圧電素子を貫通する軸と、第2の圧電素子とで構成
される駆動部のみで超音波リニアモータが構成でき、加
圧用のバネ、摺動のためのベアリング機構が不要であ
り、小型で安価な超音波リニアモータができるという効
果がある。さらに駆動電圧の位相を変えるだけで駆動方
向、駆動速度を変えることができ、制御性に優れた超音
波リニアモータができるという効果がある。
【0011】また、例えば2つの第1の圧電素子の振動
振幅が同一になるような電圧で、かつ逆位相の交流電圧
を印加することにより、第1の圧電素子を振動させたま
ま停止させることができる。そのため、この停止状態か
ら駆動状態に移行するには位相を変化させるだけで短時
間に駆動状態に移行でき、しかも一旦駆動を止めないの
で制御の誤差を小さくすることができるという効果があ
る。さらに、第1の圧電素子と軸との間に隙間が設定さ
れているため、第1の圧電素子を振動させたまま停止し
ても第1の圧電素子も軸も磨耗しないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の背景技術を示す斜視図。
【図2】図1の背景技術の駆動電圧と変位を示す図。
【図3】本発明の実施例を示す斜視図。
【図4】本発明の実施例の駆動電圧と変位を示す図。
【図5】本発明の実施例の駆動電圧と変位を示す図。
【符号の説明】
1 棒材 2 圧電素子 3 圧電素子 4 圧電素子 5a 中間リング 5b 中間リング 6 曲線 7 曲線 8 曲線 9 圧電素子 10 圧電素子 11 曲線 12 曲線 13 曲線 14 曲線 15 曲線 16 曲線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−217415(JP,A) 特開 平3−49574(JP,A) 特開 平3−49575(JP,A) 特開 平2−209336(JP,A) 特開 昭63−1384(JP,A) 特開 昭58−93477(JP,A) 特開 平2−114869(JP,A) 実開 平2−30297(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに独立して駆動可能で、進行方向に平
    行に振動する複数の第1の圧電素子と、 前記進行方向と平行に前記第1の圧電素子を貫通する軸
    と、 前記複数の第1の圧電素子を挟んで、前記軸を把持可能
    に配置され、前記進行方向と垂直に振動する第2の圧電
    素子と、 を有し、 前記第1の圧電素子と前記軸とは径方向に隙間が設定さ
    れ、前記第2の圧電素子は前記軸の外径に対し、収縮時
    には締め代、膨張時には隙間ができるように設定され、 前記複数の第1の圧電素子のそれぞれに印加する交流電
    圧の位相差を変化させることにより、駆動速度を変化さ
    せることを特徴とする超音波リニアモータ。
JP19675991A 1991-08-06 1991-08-06 超音波リニアモータ Expired - Lifetime JP3356790B2 (ja)

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US7915787B2 (en) 2007-07-20 2011-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Actuator
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