JP3355984B2 - 高速撮像装置 - Google Patents

高速撮像装置

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JP3355984B2 JP06034597A JP6034597A JP3355984B2 JP 3355984 B2 JP3355984 B2 JP 3355984B2 JP 06034597 A JP06034597 A JP 06034597A JP 6034597 A JP6034597 A JP 6034597A JP 3355984 B2 JP3355984 B2 JP 3355984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速(例えば通常
の2倍速や3倍速等)のプログレシブ走査(順次走査)
撮像信号を得ることのできる高速撮像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、EDTV2の信号源として採用さ
れているプログレシブ走査(順次走査)信号が注目を集
めている。このプログレシブ信号は、高画質(インタレ
ースフリッカがない、垂直解像度,動解像度が高い)、
圧縮効率が高い、パソコンとの整合性がよい等の特徴が
あり、これからのデジタル放送時代に適した方式であ
る。
【0003】プログレシブ信号を扱う機器としては、す
でに放送用カメラ,VTRが商品化されておりスイッチ
ャ等その他の放送用機器も開発が進められている。以下
信号源としてのプログレシブ対応カメラについて図1
6,図17,図18を用いて説明する。
【0004】図16はプログレシブ方式のカメラの構成
を示す回路ブロック図である。図16において、70,
71,72はプログレシブ撮像信号を出力するCCD
(チャージ・カップルド・デバイス)、73,74,7
5は黒レベル、白レベル等を調整するアナログプロセス
回路、76,77,78はデジタル信号に変換するA/
D変換器、79,80,81はプログレシブ信号をイン
タレース信号に時間伸長し2ラインを同時に出力するフ
ィールドメモリ、19はガンマ補正、マトリックス、エ
ンハンサ等カメラのメインの処理を施すデジタルプロセ
ス回路、20はプログレシブの規格に信号を変換するプ
ログレシブエンコード回路、21はシリアル出力のため
の伝送回路、82はCCD駆動回路である。以下簡単の
ためにプログレシブ信号はP信号、インタレース信号は
I信号と記述する。
【0005】また図17(a),(b)はCCDの動作
説明図、図18(a)〜(c)はP信号の信号処理の説
明図である。
【0006】図16で、CCD70,71,72は時分
割転送を特徴とするM−FIT(マルチプル・フレーム
インターライン・トランスファー)CCDであり、P信
号を出力可能なCCDである。図17(a)に示すよう
に、M−FITCCDは例えばNTSC方式対応の場
合、受光部は垂直方向に500個のPD(フォトダイオ
ード)を持ち、その電荷を転送する垂直CCDの段数は
従来のFITCCDと同じ250段である。また蓄積部
は従来の倍の500段である。ここで読み出し及び高速
転送パルスは同図(b)のように、VBLK(垂直ブラ
ンキング)期間内に垂直CCD及び蓄積部の不要電荷を
除去するための掃き出しパルスの後、奇数ラインのPD
読み出しパルスにより奇数ラインのPDの電荷を垂直C
CDに読み出し、1回目の高速転送により蓄積部の半分
の段数まで転送する。続いて偶数ラインのPD読み出し
パルスにより偶数ラインのPDの電荷を垂直CCDに読
み出し、2回目の高速転送パルスで奇数ラインのPDの
電荷と同様に蓄積部の半分の段数まで転送する。同時に
蓄積部の上半分に蓄積していた奇数ラインのPDの電荷
は、蓄積部の下半分の領域まで転送される。その後、図
示していないが水平ブランキング期間のラインシフトパ
ルスで蓄積部の電荷が1ラインずつ水平CCDへ転送さ
れ、水平走査期間に水平転送パルスにより出力アンプへ
転送される。ラインシフト及び水平転送を通常のインタ
レースの倍の速度で行うことにより1フィールドの映像
期間(1/60秒)に全てのライン信号が出力され、P
信号が得られる。
【0007】このようにして得られたP信号はアナログ
プロセス回路73,74,75で黒レベルの調整のため
のブラックバランス処理や、白レベルの調整のためのホ
ワイトバランス処理等が施されA/D変換器76,7
7,78へ出力される。A/D変換器76,77,78
ではCCD70,71,72が例えば52万画素ワイド
CCDであれば、36MHzのクロックでデジタル信号
に変換する。次段のフィールドメモリ79,80,81
は時間伸長処理とラインの並び換え処理を行う。これを
簡単に説明する。
【0008】図18(a)は1フィールド期間を示すV
レートパルスであり、この期間に出力されるCCDの信
号は前述したように同図(b)に示す走査線構造にな
る。つまり奇数ラインの信号群が出力された後偶数ライ
ンの信号群が通常の倍の速度で出力される。これを正規
の並びのP信号にするには、同図(c)に示すようにフ
ィールドメモリで一度書き込んだ後、奇数ライン偶数ラ
インを交互に読み出すようにすればプログレシブ化が可
能である。ここでは後段の処理の都合上、同図(c)の
下段に示すように各信号をI信号系へ時間伸長し、かつ
奇数ラインと偶数ラインの2系統を同時化して出力する
ように読み出す。フィールドメモリ79,80,81か
らはこの2系統の信号をメイン信号Rm,Gm,Bm,
サブ信号Rs,Gs,Bsとして出力する。メイン信
号,サブ信号はそれぞれ奇数ラインの信号群か偶数ライ
ンの信号群であり次フィールドでは入れ換るように構成
される。
【0009】デジタルプロセス回路19ではガンマ処
理,エンハンサ処理,マトリックス処理等カメラプロセ
スのメインの処理を施し、2系統のI信号のメイン信号
(Ym:輝度信号,Pbm、Prm:色差信号),サブ
信号(Ys:輝度信号,Pbs、Prs:色差信号)と
して次段へ出力する。プログレシブエンコード回路20
ではメイン,サブの2系統の輝度信号,色差信号よりP
信号の規格にあった13.5MHzレートの輝度メイン
信号Ym’、輝度サブ信号Ys’及び6.75MHzの
色差信号Pb’,Pr’信号に変換し出力する(Pb,
PrはI信号に変換される)。伝送回路21ではそれら
の信号を所定の信号レートにシリアル化し出力する。
【0010】ところで高画質なスローモーション画像を
得るために、通常より高速(例えば3倍速)の撮像動作
を行う高速撮像装置が必要とされている。近年はCCD
もワイドアスペクトで高画素タイプが主流となり、それ
にともないCCDの駆動周波数も高周波数になってきて
いる。故に性能上及び処理の低速化のためにCCDを3
倍速で動作させず、2個のCCDを1.5倍速で動作さ
せ、メモリにより時間変換し3倍速信号を得るような方
式が提案されている。図19に従来提案されている3倍
速の高速撮像装置の主要部分の構成を示す。
【0011】図19で83,84は1.5倍速で駆動さ
れるCCDA及びCCDB、85、86は黒レベル、白
レベル等を調整するアナログプロセス回路、87、88
はデジタル信号に変換するA/D変換器、89,90は
ガンマ補正、マトリックス、エンハンサ等カメラのメイ
ンの処理を施すデジタルプロセス回路、91,92,9
3,94はフィールドメモリA1,A2,B1,B2、
95は切り換え回路である。以下、図20(a)〜
(m)を用いて簡単に動作を説明する。
【0012】図20(a)〜(c)はそれぞれ通常,
1.5倍速,3倍速のVレートパルスである。CCDA
83及びCCDB84の読み出しパルスは、同図(d)
及び(h)のように1.5倍速のVレートに同期する形
で出力される。但しそれぞれのCCDへの読みだしパル
スが3倍速の1フィールド期間分ずれて出力されるの
で、走査されるフィールド期間は同図(g)及び(k)
のようになる。また3倍速の信号では蓄積時間が1/1
80秒なので、同図(e)及び(i)に示すシャッタパ
ルスがそれぞれのCCDへ出力される。このようにして
得られた1.5倍速の信号はそれぞれアナログプロセス
回路85,86で所定の処理が施された後、A/D変換
器87,88で通常のクロックの1.5倍のクロックで
デジタル信号に変換され、デジタルプロセス回路89,
90へ出力される。デジタルプロセス回路89,90で
はガンマ処理,エンハンサ処理,マトリックス処理等カ
メラプロセスのメインの処理を施し、次段のフィールド
メモリへ出力する。フィールドメモリA1(91),A
2(92)では同図(l)のように、書き込みと読み出
しを交互に行い、かつ読み出しは書き込みの2倍の速度
で読み出すことにより3倍速の信号を3倍速の1フィー
ルドの期間おきに出力している。フィールドメモリB1
(93),B2(94)も同様な処理(同図(l))を
行うことにより、3倍速の信号をフィールドメモリA1
(91),A2(92)が出力していない期間に出力し
ている。各フィールドメモリの出力信号は切り換え回路
95で切り換え合成され、同図(m)に示す3倍速出力
信号が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年注目さ
れているP方式においても高画質なスローモーション画
像を提供できる高速撮像装置が強く要望されている。P
方式の例えば3倍速カメラを実現しようとすると、現在
実用化されている52万画素ワイドCCDの場合、CC
Dの駆動周波数がP方式にするだけで36MHzであ
り、これを3倍速で動作させるには108MHzで駆動
させなくてはならい。現在のCCDの最高レベルがHD
やATV対応の約74MHz動作のCCDであることを
考慮すればとても性能を出すことは不可能であると共
に、デジタル処理の電力も増大する。
【0014】また、1.5倍速でCCDを駆動するよう
にすれば、54MHzの駆動となりCCDの性能を確保
することは可能であるが、回路系が2系統必要なうえに
フィールドメモリも余分に必要であり、回路規模が増大
する。さらに、従来の高速撮像装置のようにフィールド
単位で2個のCCDの出力信号を切り換えると、CCD
やアナログプロセスの特性のばらつきによりフリッカが
目立ち高画質な映像を提供することができない。
【0015】このようにP方式の高速撮像装置を実現す
るには以上の課題を有していた。本発明はかかる点に鑑
み、回路規模及び消費電力の増大を抑え、かつ特に視覚
的に目立つフィールド単位のフリッカの妨害なしにP方
式の高速撮像信号を得ることができる高画質な、高速撮
像装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、色分解光学系でレンズにより映し出され
た光学像をRch(赤色),Bch(青色)Gch(緑
色)の3色に分割しさらにそれぞれの色を2分割しメイ
ン系、サブ系として出力する。その各色出力に対応し撮
像信号を得るための6個のCCDとCCD駆動回路とを
有し、前記メイン系のRch,Gch,Bch用CCD
とサブ系のRch,Gch,Bch用CCDの信号の読
み出し方を変え、1V(垂直映像)期間にメイン系の各
CCDは常にメインライン(奇数ラインまたは偶数ライ
ン)信号のみを出力し、サブ系の各CCDは常にサブラ
イン(偶数ラインまたは奇数ライン)信号のみを出力す
るように構成したものである。これにより、高画質な高
速プログレシブ撮像信号が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、レンズに
より映し出された光学像をRch(赤色),Bch(青
色),Gch(緑色)の3色に分割しさらにそれぞれの
色を2分割しメイン系、サブ系として出力する色分解光
学系と、前記色分解光学系の各色出力に対応し撮像信号
を得るための6個のCCD(チャージ・カップルド・デ
バイス)と、前記メイン系のRch,Gch,Bch用
CCDとサブ系のRch,Gch,Bch用CCDの信
号の読み出し方を変え、1V(垂直映像)期間にメイン
系の各CCDは常にメインライン(奇数ラインまたは偶
数ライン)信号のみを出力し、サブ系の各CCDは常に
サブライン(偶数ラインまたは奇数ライン)信号のみを
出力するように駆動するCCD駆動回路とを備え、前記
CCD駆動回路を通常の速度より高速で動作させるよう
にしたものであり、色分解光学系で、メイン系のRc
h,Gch、Bch光学像とサブ系のRch,Gch,
Bch光学像が得られる。それぞれの出力に対応する6
個のCCDが駆動回路により、1垂直映像期間にメイン
系の各CCDは常にメインライン信号のみを出力し、サ
ブ系の各CCDは常にサブライン信号のみを出力するよ
うに駆動される。これにより各色同時にメインライン信
号と、サブライン信号とが得られる作用を有する。
【0018】本発明の第2の発明は、レンズにより映し
出された光学像をRch(赤色),Bch(青色)とメ
イン,サブの2系統のGch(緑色)に分割する色分解
光学系と、前記色分解光学系の各色出力に対応し撮像信
号を得るための4個のCCD(チャージ・カップルド・
デバイス)と、前記Rch,Bch及びメインのGch
用のCCDとサブのGch用CCDの信号の読み出し方
を変え、1垂直映像期間にRch,Bch及びメインの
Gch用のCCDは常にメインライン(奇数ラインまた
は偶数ライン)信号のみを出力し、サブのGch用CC
Dは常にサブライン(偶数ラインまたは奇数ライン)信
号のみを出力するように駆動するCCD駆動回路と、前
記各CCDの出力信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器と、前記A/D変換器の出力信号のRch及びB
chのメインライン信号からそれぞれのサブライン信号
を生成し同時化して出力するI/P変換垂直フィルタ
と、前記A/D変換器の出力信号のGchのメインライ
ン,サブラインの信号に所定の遅延を与え前記I/P変
換垂直フィルタの出力信号とタイミングを合わせるため
のディレイ回路とを備え、前記CCD駆動回路を通常の
速度より高速で動作させるようにしたものであり、色分
解光学系でRch,Bchの光学像とメイン,サブの2
系統のGch光学像が得られる。それぞれの出力に対応
する4個のCCDが駆動回路により、1垂直映像期間に
Rch,BchとメインのGch用CCDは常にメイン
ライン信号のみを出力し、サブのGch用CCDは常に
サブライン信号のみを出力するように駆動される。これ
によりGchはメインライン信号と、サブライン信号が
同時に得られる。各CCD出力信号はA/D変換器でデ
ジタル信号に変換される。またI/P変換垂直フィルタ
によりRch及びBchはメインライン信号からサブラ
インの信号が作成され同時化され出力される。さらにデ
ィレイ回路でGchのメインライン及びサブラインの信
号はRch及びBchのメインライン信号,サブライン
信号とタイミングが合わされる作用を有する。
【0019】本発明の第3の発明は、レンズにより映し
出された光学像をRch(赤色),Bch(青色)とメ
イン,サブの2系統のGch(緑色)に分割する色分解
光学系と、前記色分解光学系の各色出力に対応し撮像信
号を得るための4個のCCD(チャージ・カップルド・
デバイス)と、前記Rch,Bch用のCCDとメイ
ン,サブのGch用のCCDで信号の読み出し方を変
え、1垂直映像期間にRch,Bch用のCCDはPD
(フォトダイオード)ミックスによるインタレース信号
をメインライン信号として出力し、メイン,サブのGc
h用CCDは常に片方のラインを捨て、メイン用CCD
がメインライン(奇数ラインまたは偶数ライン)信号の
みを、サブ用CCDがサブライン(偶数ラインまたは奇
数ライン)信号のみを出力するように駆動するCCD駆
動回路と、前記各CCDの出力信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力信号の
Rch及びBchのメインライン信号からそれぞれのサ
ブライン信号を生成し同時化して出力するI/P変換垂
直フィルタと、前記A/D変換器の出力信号のGchの
メインライン,サブラインの信号に所定の遅延を与え前
記I/P変換垂直フィルタ出力信号とタイミングを合わ
せるためのディレイ回路とを備え、前記CCD駆動回路
を通常の速度より高速で動作させようにしたものであ
り、色分解光学系でRch,Bchの光学像とメイン,
サブの2系統のGch光学像が得られる。それぞれの出
力に対応する4個のCCDが駆動回路により、1垂直映
像期間にRch,BchのCCDはPDミックスによる
インタレース信号がメインライン信号として出力され、
メインのGch用CCDは常にメインライン信号のみを
出力し、サブのGch用CCDは常にサブライン信号の
みを出力するように駆動される。これによりGchはメ
インライン信号と、サブライン信号が同時に得られる。
各CCD出力信号はA/D変換器でデジタル信号に変換
される。またI/P変換垂直フィルタによりRch及び
Bchはメインライン信号からサブラインの信号が作成
され同時化され出力される。さらにディレイ回路でGc
hのメインライン及びサブラインの信号はRch及びB
chのメインライン信号,サブライン信号とタイミング
が合わされるという作用を有する。
【0020】本発明の第4の発明は、レンズにより映し
出された光学像をRch(赤色)とBch(青色)を含
む色光と、とGch(緑色)の2つに分割し、さらにそ
れぞれの色光をメイン,サブの2系統に分割する色分解
光学系と、前記色分解光学系のRchとBchを含む色
光出力に対応して撮像信号を得るため画素毎に交互にR
chとBchの色光を通すストライプ状のフィルタを備
えた2個のCCD(チャージ・カップルド・デバイス)
と、前記色分解光学系のGchの色光に対応して撮像信
号を得るための通常のCCD2個と、前記メイン系のR
chとBchを含む色光用並びにGchの色光用CCD
と前記サブ系のRchとBchを含む色光用並びにGc
hの色光用CCDで信号の読み出し方を変え、1垂直映
像期間にメイン系の各CCDは常にメインライン(奇数
ラインまたは偶数ライン)信号のみを出力し、サブ系の
各CCDは常にサブライン(偶数ラインまたは奇数ライ
ン)信号のみを出力するように駆動するCCD駆動回路
と、前記RchとBchを含む色光のメイン及びサブ用
のCCDの出力信号をそれぞれ画素毎に分割しRchの
画素データ及びBchの画素データを並列に同時化して
メインのRch,Bch及びサブのRch,Bch画素
データを出力する画素分割回路と、前記各画素分割回路
の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記Gchの色光用メイン,サブのCCD出力信号をそ
れぞれデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A
/D変換されたメインのRch,Bch及びサブのRc
h,Bch画素データのクロックレートを前記A/D変
換されたGchの色光用メイン,サブのCCD出力信号
データのクロックレートに合わせるためのクロックアッ
プレート回路と、前記Gch用のA/D変換器の出力信
号のタイミングを前記クロックアップレート回路の各出
力信号のタイミングに合わせるためのディレイ回路とを
備え、前記CCD駆動回路を通常の速度より高速で動作
させるようにしたものであり、色分解光学系でメイン,
サブ2系統のRchとBchを含む光学像とメイン,サ
ブの2系統のGch光学像が得られる。RchとBch
を含む光学像に対しては画素毎に交互にRchとBch
の色光を通すストライプ状のフィルタを備えたCCDに
より、RchとBchの画素データが交互に得られる。
この画素データは画素分割回路により、メイン,サブ系
でそれぞれRchのデータとBchのデータに分割され
る。またRchとBchを含む光学像に対するメイン,
サブ及びGchのメイン,サブのそれぞれの出力に対応
する4個のCCDは駆動回路により、1垂直映像期間に
メイン系の各CCDは常にメインライン信号のみを出力
し、サブ系の各CCDは常にサブライン信号のみを出力
するように駆動される。画素分割されたRchとBch
のメイン,サブの信号及びGchのメイン,サブの信号
はA/D変換器でデジタル信号に変換され、クロックア
ップレート回路でRch及びBchの信号はGchの信
号のデータレートに合わせられる。またGchの信号に
はディレイ回路でRch及びBchの信号のタイミング
に合わせられるという作用を有する。
【0021】本発明の第5の発明は、上記第4の発明に
加え、クロックアップレート回路が、入力されるRch
とBchの画素データをそれぞれのデータのクロックレ
ートの2倍のクロックでサンプリングし、さらにRCh
とBchの空間的サンプリング位置に合った位相に合わ
せるためのディレイフリップフロップと、前記空間的サ
ンプリング位置に合った位相のRchとBchの信号を
加算する加算器と、前記加算器の出力信号の高域成分
で、前記RChとBchの空間的サンプリング位置に合
った位相のRchとBcの高域成分を置き換える高域置
換回路を備えるものであり、クロックアップレート回路
のディレイフリップフロップでRch及びBchの空間
的位相が合わせられ、それらの信号が加算器で加算さ
れ、高域置換回路において加算信号の高域成分でRch
及びBchの高域成分が置き換えられる作用を有する。
【0022】本発明の第6の発明は、上記第4の発明に
加え、画素毎に交互にRchとBchの色光を通すスト
ライプ状のフィルタを備えたメイン及びサブ用の2個の
CCDを、空間的に水平方向へ1画素ずらして配置し、
Gchのメイン用CCDとサブ用CCDについても空間
的に水平方向へ0.5画素ずらして配置するようにし、
クロックアップレート回路及び、ディレイ回路が、メイ
ン用CCDとサブ用CCDの空間的位相を合わせるため
の位相補償回路を備えるものであり、画素毎に交互にR
chとBchの色光を通すストライプ状のフィルタを備
えたメイン及びサブ用の2個のCCDが、空間的に水平
方向へ1画素ずらして配置される。Gchについても、
メイン及びサブ用の2個のCCDが、空間的に水平方向
へ0.5画素ずらして配置される。さらにクロックアッ
プレート回路の位相補償回路で、Rch,Bchのメイ
ンとサブの空間的サンプリング位置の位相合わせが、及
びディレイ回路でGchのメインとサブの空間的サンプ
リング位置の位相合わせがそれぞれ行われるという作用
を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による高
速撮像装置の回路構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1はRchのメイン用CCD、2はRchのサ
ブ用CCD、3はGchのメイン用CCD、4はGch
のサブ用CCD、5はBchのメイン用CCD、6はB
chのサブ用CCDであり、すべてM−FITCCDで
ある。7〜12は黒レベル,白レベル等を調整するアナ
ログプロセス回路、13〜18はデジタル信号に変換す
るA/D変換器、19はガンマ補正、マトリックス補
正、エンハンサ等カメラのメインの処理を施すデジタル
プロセス回路、20はプログレシブの規格に信号を変換
するプログレシブエンコード回路、21はシリアル出力
のための伝送回路、22はCCD駆動回路である。
【0024】以上のように構成された本発明の実施の形
態1の高速撮像装置について、図2及び図3を用いて説
明する。図2(a),(b)は図1の各メイン系CCD
とサブ系のCCDの読み出しパルス、及び高速転送パル
スの動作説明図であり、図3(a)〜(g)は3倍速動
作の説明図である。
【0025】図1の各CCDには、図示していない色分
解光学系からR,G,Bの色光が2分割され、それぞれ
メイン,サブの2系統として光学像が入力される。メイ
ン系の各CCD1,3,5と、サブ系の各CCD2,
4,6はCCD駆動回路22によりそれぞれ図2
(a),(b)に示す読み出しパルス及び転送パルスが
与えられる。つまりメイン系のCCDでは、奇数画素の
PDが読み出された後、2回の高速転送パルスにより、
蓄積部の下半分の領域まで転送される。その後、映像期
間の水平ブランキング期間のラインシフトパルスで1ラ
インずつ水平CCDへ転送され、水平転送パルスにより
水平走査に同期して読み出される。また偶数画素のPD
信号は2回高速転送の後に垂直CCDに読み出されるの
で、次のVBLK期間の掃き出しパルスにより掃き捨て
られる。一方サブ系のCCDはメイン系のCCDと読み
出しパルスの位置が逆になっており、偶数画素のPD信
号が読み出され、奇数画素のPD信号が捨てられる。こ
こで図3の(d)及び(f)のように例えばGchのメ
インCCD3及びサブCCD4を、1/180秒毎に図
2の読み出しパルスを供給し、走査線の走査速度が1/
90秒のVレートに対応するようにすれば、1.5倍速
の駆動で同図(e)及び(g)の走査線構造の実線部分
が得られる。(読み出しパルスを正規のものにし、1.
5倍速で駆動すれば同図(e)及び(g)の実線と点線
の組み合わせた走査線構造となる。)つまり、Gchメ
インCCDからはメインライン(奇数ライン)のみが、
GchサブCCDからはサブライン(偶数ライン)のみ
が出力される。Rch,Bchについても全く同様であ
る。これらの信号はこの後、アナログプロセス回路7〜
12、A/D変換器13〜18、デジタルプロセス回路
19,プログレシブエンコード回路20,伝送回路21
で各処理が施されるが、それらの動作は図16の従来例
と全く同様であり、その説明は省略する。本実施の形態
1が従来例と違うところは、並列化するための並び換え
のフィールドメモリが不要であること、かつ3倍速の信
号を得るのにライン単位でCCDの出力を切り換え、フ
ィールド単位では切り換えていない点である。
【0026】このように本発明の実施の形態1によれ
ば、回路規模を削減できると共に、従来のフィールド単
位のフリッカを防止でき高画質な高速撮像信号を得る特
有の効果がある。
【0027】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による高速撮像装置の回路構成を示すブロック図で
ある。
【0028】図4で1はRchのメイン用CCD、3は
Gchのメイン用CCD、4はGchのサブ用CCD、
5はBchのメイン用CCDであり、すべてMーFIT
CCDである。7,9,10,11は黒レベル,白レベ
ル等を調整するアナログプロセス回路、13,15,1
6,17はデジタル信号に変換するA/D変換器、2
3,26はメイン系の信号からサブ系の信号を生成し、
同時化して出力するI/P変換垂直フィルタ、24,2
5はタイミング調整用のディレイ回路、19はガンマ補
正、マトリックス補正、エンハンサ等カメラのメインの
処理を施すデジタルプロセス回路、20はプログレシブ
の規格に信号を変換するプログレシブエンコード回路、
21はシリアル出力のための伝送回路、27はCCD駆
動回路である。
【0029】以上のように構成された本発明の実施の形
態2の高速撮像装置の動作について図5を用いて説明す
る。図5は、図4のI/P変換垂直フィルタ23,26
及びディレイ回路24,25の内部構成を示すブロック
図である。図5で28,29,30,36,37,3
8,39はラインメモリ、31,32,33,34は任
意の係数を信号に乗ずる乗算器、35は加算器である。
図4でデジタルプロセス回路19,プログレシブエンコ
ード回路20及び伝送回路21は従来例とまったく同様
な回路でありその動作説明は省略する。
【0030】本実施の形態において、図4の各CCDに
は、図示していない色分解光学系からR,Bの光学像
と、2分割されたGchのメイン,サブの2系統の光学
像が入力される。各CCDは、駆動回路27により第1
の実施例と同様な駆動が施される。つまりメイン系のC
CD1,3,5からはメインライン(奇数ライン)のみ
が、サブ系のCCD4からはサブライン(偶数ライン)
のみが通常の速度の1.5倍速で出力される。これらの
信号は、アナログプロセス回路7,9,10,11で所
定の処理が施された後、A/D変換器13,15,1
6,17でデジタル信号に変換される。この時点で実施
の形態1と違うのは、Gchに関してはメインライン,
サブラインの2系統の信号があるが、Rch,Bchに
関してはメインラインのみになっている点である。P信
号の処理を行うためには、同時化され、かつインターレ
ース系に時間伸長されたメイン及サブの2系統の信号が
必要であり、Rch,Bchはサブの信号を作成する必
要がある。
【0031】この動作を行うのが、I/P変換垂直フィ
ルタ23,26である。図5に示すI/P変換垂直フィ
ルタ23,26の内部構成で、Rodd(Rm)入力及
びBodd(Bm)はそれぞれRch,Bchのメイン
ラインの入力信号である。本来I/P変換を行うために
は、入力メインライン(奇数ライン)をI系からP系へ
時間圧縮し、圧縮された入力ライン間に作成されるサブ
ライン(偶数ライン)を0挿入する形でP信号とし、こ
の信号を複数のラインメモリに入力し、その出力信号に
重み付けして加算することにより、メインラインに垂直
フィルタをかけ、サブラインの信号を得る。またメイン
ラインにはフィルタが掛からないような係数を選択すれ
ばそのままの信号が出力される。本実施の形態の場合、
I系のメインラインからI系のメインライン及びサブラ
インを並列化して出力すればいいので、図5に示すよう
に例えばI系で4タップのフィルタの場合、I系で動作
するラインメモリ28,29,30のそれぞれの入力,
出力信号に所望の特性を出す係数K1〜K4を乗算器3
4,33,32,31で掛けてその信号を加算器35で
加算することにより、サブラインを得ている。メインラ
インはタイミングを合わせるため、ラインメモリ29の
出力よりとる。またディレイ回路24,25はI系で動
作するラインメモリ36,37及び38,39より構成
されており、これによりI/P変換垂直フィルタのディ
レイにGchのメインライン,サブラインを合わせてい
る。このようにして、Rch,Gch,Bchのメイン
ライン,サブラインを得ることができ、P信号の処理が
可能となる。
【0032】本実施の形態2が従来例と違うところは、
実施の形態1と同様に並列化するための並び換えのフィ
ールドメモリが不要であること、かつ3倍速の信号を得
るのにライン単位でCCDの出力を切り換え、フィール
ド単位では切り換えていない点である。また実施の形態
1に比べCCDが4個で高速撮像装置が実現できる。
【0033】このように本実施の形態によれば、回路規
模をさらに削減できると共に、従来のフィールド単位の
フリッカを防止でき高画質な高速撮像信号を得る特有の
効果がある。
【0034】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3による高速撮像装置の回路構成を示すブロック図で
ある。
【0035】図6で40はRchのメイン用CCD、3
はGchのメイン用CCD、4はGchのサブ用CC
D、41はBchのメイン用CCDであり、すべてMー
FITCCDである。7,9,10,11は黒レベル,
白レベル等を調整するアナログプロセス回路、13,1
5,16,17はデジタル信号に変換するA/D変換
器、42,45はメイン系の信号からサブ系の信号を生
成し、同時化して出力するI/P変換垂直フィルタ、4
3,44はタイミング調整用のディレイ回路、19はガ
ンマ補正、マトリックス補正、エンハンサ等カメラのメ
インの処理を施すデジタルプロセス回路、20はプログ
レシブの規格に信号を変換するプログレシブエンコード
回路、21はシリアル出力のための伝送回路、46はC
CD駆動回路である。
【0036】以上のように構成された本発明の実施の形
態3の高速撮像装置の動作について図7,図8を用いて
説明する。図7(a),(b)はPD(フォトダイオー
ド)ミックスの動作説明図、図8(a)〜(i)は本実
施の形態の3倍速動作の説明図である。図6でデジタル
プロセス回路19,プログレシブエンコード回路20及
び伝送回路21は従来例とまったく同様な回路でありそ
の動作説明は省略する。また、42,45のI/P変換
垂直フィルタ及び43,44のディレイ回路も、本発明
の実施の形態2とまったく同様な回路であり、その詳し
い動作説明は省略する。
【0037】本実施の形態において図6の各CCDに
は、図示していない色分解光学系からR,Bの光学像
と、2分割されたGchのメイン,サブの2系統の光学
像が入力される。各CCDは、駆動回路46によりRc
hのCCD40及びBchのCCD41がPDミックス
されたメインラインの信号を通常I動作の速度の3倍速
で出力するように動作し(インタレース動作)、Gch
のメイン及びサブ用のCCDは実施の形態1と同様な駆
動が施される。つまりGchのメイン系CCD3からは
メインライン(奇数ライン)のみが、サブ系のCCD4
からはサブライン(偶数ライン)のみが通常P動作の速
度の1.5倍速で出力される。これらの信号は、アナロ
グプロセス回路7,9,10,11で所定の処理が施さ
れた後、A/D変換器13,15,16,17でデジタ
ル信号に変換される。さらにI/P変換垂直フィルタ4
2,45でRch,BchはPDミックスされたメイン
ラインの信号から、サブラインの信号を作成し、メイン
ラインと同時化して出力する。Gchのメイン,サブラ
インの信号はディレイ回路43,44でタイミングが合
わされる。
【0038】PDミックスとは図7の(b)に示すよう
に、奇数画素,偶数画素のPD読み出しパルスが掃き出
しパルス後ほぼ同タイミングで与えられ、PDの全電荷
を垂直CCDに読み出した後、同図(a)に示すように
隣接する2ラインの画素データがミックスされることを
いう。このミックスされるペアのラインはフィールド毎
に入れ換わる。本実施の形態3の場合、RchとBch
のCCDがこの駆動をされる。図8は本実施の形態3に
おける3倍速動作の説明図であるが、Rch,Bchの
CCDの読み出しパルスは同図(d)のように1/18
0秒毎にPDミックスの読み出しがされる。これはイン
タレース動作での3倍速動作となる。故に出力される走
査線構造は同図(e)のようになる。つまりフィールド
毎にメインラインは奇数ラインと偶数ラインが入れ換わ
る。一方Gchのメイン用CCD及びサブ用CCDは前
述したように、同図(f),(h)のような読み出しパ
ルスで、片方のラインの信号が捨てられるため、同図
(g),(i)のような出力走査線構造となる。
【0039】本実施の形態が従来例と違うところは、実
施の形態1,2と同様に並列化するための並び換えのフ
ィールドメモリが不要であること、かつ3倍速の信号を
得るのにライン単位でCCDの出力を切り換え、フィー
ルド単位では切り換えていない点である。また実施の形
態2に比べRch,Bchの垂直解像度はPDミックス
の関係上劣化するが、扱える信号量が倍となり、感度,
S/Nが向上する。
【0040】このように本実施の形態によれば、回路規
模をさらに削減できると共に、従来のフィールド単位の
フリッカを防止でき、かつRch,BchについてもC
CDを2個ずつ使用したときと同等の信号量を得ること
ができ、高画質な高速撮像信号を得る特有の効果があ
る。
【0041】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4による高速撮像装置の回路構成を示すブロック図で
ある。
【0042】図9で47はRch及びBch色光のメイ
ン用CCD、3はGchのメイン用CCD、4はGch
のサブ用CCD、48はRch及びBch色光のサブ用
CCDであり、すべてMーFITCCDである。49,
50はRch及びBchの色光のメイン用及びサブ用の
CCD47,48の画素出力データを分割する画素分割
回路、51,52,9,10,53,54は黒レベル,
白レベル等を調整するアナログプロセス回路、55,5
6,15,16,57,58はデジタル信号に変換する
A/D変換器、59,62はデータのクロックレートを
上げるためのクロックアップレート回路、60,61は
タイミング調整用のディレイ回路、19はガンマ補正、
マトリックス補正、エンハンサ等カメラのメインの処理
を施すデジタルプロセス回路、20はプログレシブの規
格に信号を変換するプログレシブエンコード回路、21
はシリアル出力のための伝送回路、63はCCD駆動回
路である。
【0043】以上のように構成された本発明の実施の形
態4の高速撮像装置の動作について図10及び図11を
用いて説明する。図10(a)〜(k)は図9の画素分
割回路49,50、クロックアップレート回路59,6
2及びディレイ回路60,61の動作説明図である。ア
ナログプロセス回路51,52,9,10,53,5
4,デジタルプロセス回路19,プログレシブエンコー
ド回路20及び伝送回路21は従来例とまったく同様な
回路でありその動作説明は省略する。
【0044】本実施の形態において図9の各CCDに
は、図示していない色分解光学系によりRch(赤色)
とBch(青色)を含む色光と、Gch(緑色)の2つ
に分割され、さらにそれぞれの色光がメイン,サブの2
系統に分割された光学像が入力される。RchとBch
を含む色光出力には、画素毎に交互にRchとBchの
色光を通すストライプ状のフィルタを備えたCCDが備
えられている。
【0045】駆動回路63によりメイン系のCCD4
7,3と、サブ系のCCD4,48で駆動の仕方が変え
られる。駆動の仕方は本発明の実施の形態1と同様であ
り、メイン系のCCD47,3はメインライン(奇数ラ
イン)のみを、サブ系のCCD4,48はサブライン
(偶数ライン)のみを出力するように駆動される。
【0046】Hレートでの各信号の状態は、Rch,B
chのメインの色光用CCD47が図10(b)のよう
に2fckレート(2fckは、CCD駆動周波数とす
る。)でRchの画素と、Bchの画素を交互に出力す
る。画素分割回路49は同図(c)のようにRchとB
chの画素データを並列化しfckレートで次段へ出力
する。クロックアップレート回路59は同図(d)に示
すようにA/D変換された画素分割データをCCDの駆
動周波数のクロックレートの2fckへクロックアップ
する。図中網掛け部がクロックアップで作成されたデー
タである。同様にRch,Bchのサブの色光用CCD
48が図10(e)のように2fckレートでRchの
画素と、Bchの画素を交互に出力する。画素分割回路
50は同図(f)のようにRchとBchの画素データ
を並列化しfckレートで次段へ出力する。クロックア
ップレート回路62は同図(g)に示すようにA/D変
換された画素分割データをCCDの駆動周波数のクロッ
クレートの2fckへクロックアップする。図中網掛け
部がクロックアップで作成されたデータである。ディレ
イ回路60,61はGchのメインCCD3及びサブC
CD4の出力(同図(h)及び(j))を、クロックア
ップレート回路59,62のRch及びBchの画素デ
ータ出力のタイミングと合わせる(同図(i)及び
(k))。
【0047】このようにして、Rch,Gch,Bch
のそれぞれメイン,サブのデータが得られ次段のデジタ
ルプロセス回路19へ入力される。この後の処理は従来
例と同様な処理が行われる。
【0048】Rch,Bchの水平周波数特性は、画素
分割されているので、図11に示す網掛け部のような帯
域制限を行う必要がある。このようにすれば折り返し成
分が混入することはない。
【0049】本実施の形態が従来例と違うところは、実
施の形態1〜3と同様に並列化するための並び換えのフ
ィールドメモリが不要であること、かつ3倍速の信号を
得るのにライン単位でCCDの出力を切り換え、フィー
ルド単位では切り換えていない点である。また実施の形
態2,3に比べI/P変換垂直フィルタを使用しない
分、Rch,BchもGchと同様の垂直解像度が得ら
れる。
【0050】このように本実施の形態によれば、回路規
模をさらに削減できると共に、従来のフィールド単位の
フリッカを防止でき、かつRch,BchについてもG
chと同様の垂直解像度を得ることができ、高画質な高
速撮像信号を得る特有の効果がある。
【0051】(実施の形態5)次に本発明の実施の形態
5を図12〜図14を用いて説明する。図12は図9に
示す実施の形態4の、クロックアップレート回路59,
62の内部構成を示すブロック図である。図12で、6
4,65,66はディレイフリップフロップ、67は加
算器、68,69は加算器67の出力信号で、Rch,
Bchの高域成分を置き換える高域置換回路である。図
12のクロックアップレート回路59,62に入力され
るRch,Bchの信号はディレイフリップフロップ6
4,65,66により2fckレートで再サンプリング
され、かつそれぞれRchとBchの空間的位相に合わ
せられる。RchとBchの画素は相互に他を補間する
かたちになっているので、空間的位相を合わせて加算す
れば所謂画素ずらし効果により、無彩色時にそれぞれの
画素のサンプリングによる折り返し成分をキャンセルで
きる。図13(a)はRch,Bchの信号帯域を網掛
け部としたときのRchとBchの折り返し成分を示し
ている。加算器67の出力信号は同図(b)のようにな
り、信号帯域への折り返し成分はキャンセルされる。高
域置換回路68,69の周波数特性を同図(c)に示す
ような特性とすれば、前記加算信号によりRch,Bc
hの高域成分が置き換えられ、同図(d)に示す周波数
特性となる。低域に若干折り返し成分が残るが、特に視
覚的に目立つサンプリング周波数(fck)付近の折り
返し成分はなくなる。
【0052】なお本実施の形態において、CCD駆動の
仕方や他の処理は実施の形態4と同様である。
【0053】また図14(a)に示すように、Rch,
Bchの信号帯域(網掛け部)をさらに拡大すると、折
り返し成分は1次の折り返し成分だけでなく、2次の折
り返し成分も混入してくる。この場合Rch,Bchの
加算信号は同図(b)のようになり、2次の折り返し成
分が残る。高域置換特性を同図(c)とすれば、高域置
換されたRch,Bchの周波数特性は同図(d)のよ
うになり、サンプリング周波数(fck)付近の1次の
折り返し成分はなくなるが2次の折り返し成分が残留し
ている。この2次の折り返し成分は、GchとRchも
しくはBchを空間的に半画素ずらし、Gchと、Rc
h,Bchの加算信号との画素ずらし効果により除去す
ることができる。この処理は、次段のデジタルプロセス
回路19で例えば高帯域の輝度信号を作成するとき、ク
ロックを4fckレートまで上げ、Gch+0.5×
(Rch+Bch)の演算を行えばよい。
【0054】この信号でRch,Gch,Bchの各信
号の高域成分を置き換えることで2次の折り返し成分も
除去できる。
【0055】本実施の形態が従来例と違うところは、実
施の形態1〜4と同様に並列化するための並び換えのフ
ィールドメモリが不要であること、かつ3倍速の信号を
得るのにライン単位でCCDの出力を切り換え、フィー
ルド単位では切り換えていない点である。また実施の形
態2,3に比べI/P変換垂直フィルタを使用しない
分、Rch,BchもGchと同様の垂直解像度が得ら
れる。また実施の形態4に比べ、クロックアップレート
回路59,62にRchとBchによる高域置換処理を
行う高域置換回路68,69を設けることによりRch
とBchの水平帯域を広げることができる。
【0056】このように本実施の形態によれば、回路規
模を削減できると共に、従来のフィールド単位のフリッ
カを防止できる。またRch,BchについてもGch
と同様の垂直解像度を得ることができると共に、Rch
とBchの水平帯域の減少を防ぐことができ、高画質な
高速撮像信号を得る特有の効果がある。
【0057】(実施の形態6)次に本発明の実施の形態
6による高速撮像装置について、図15を用いて説明す
る。本実施の形態の回路構成は、実施の形態4もしくは
実施の形態5と同様であるが、図15(a),(b)及
び(f),(g)に示すように、Gchのメイン系のC
CD3とサブ系のCCD4を半画素ピッチずらして配置
し、Rch,Bchのメイン用のCCD47とRch,
Bchのサブ用のCCD48を1画素ピッチずらして配
置する。各CCDの出力信号はGchのメイン及びサブ
が同図(c),(d)のようになり、Rch,Bch用
のメイン及びサブが同図(h),(i)のようになる。
それぞれ2fckレートのデータである。Rch,Bc
hの方はその後画素分割回路で画素分割と同時化が行わ
れ、同図(j)のようにfckレートのデータとなる。
ここで本実施の形態の場合は、各メイン及びサブのCC
Dが空間的にずらされて配置されているので、その空間
的サンプリング位置に合った位相にあわせるため、Rc
h,Bchについてはクロックアップレート回路59、
62の位相補償回路で同図(k)のような位相関係にな
るように、例えばサブ側に1クロック(2fck)ディ
レイさせるためのディレイフリップフロップを1段多く
もつ。またGchについてはディレイ回路60,61で
同図(e)のような位相関係になるように、例えばサブ
側に1クロック(4fck)ディレイさせるためのディ
レイフリップフロップを1段多くもつ。もちろんディレ
イ回路60,61のGch出力はRch及びBchの信
号とのタイミングは合わせて出力する。
【0058】なお本実施の形態において、CCD駆動の
仕方や他の処理は実施の形態4と同様である。
【0059】ところでP信号を出力する撮像装置におい
ても同時にI信号の出力を備えている。I信号の生成方
法はP信号形態のメインラインとサブラインを例えばデ
ジタルプロセス回路で加算することで得ている。本実施
の形態の場合以上説明したような信号を出力することに
より、デジタルプロセス回路19でメイン系の信号とサ
ブ系の信号が加算されると、CCDのサンプリング周波
数までの帯域を持った信号でも相互の画素データが他の
データを補間し所謂画素ずらし効果により、1次の折り
返し成分が完全に除去された(実施の形態5での高域置
換処理において、低域部に残る折り返し成分も除去され
る。)I信号を得ることができる。
【0060】本実施の形態が従来例と違うところは、実
施の形態1〜5と同様に並列化するための並び換えのフ
ィールドメモリが不要であること、かつ3倍速の信号を
得るのにライン単位でCCDの出力を切り換え、フィー
ルド単位では切り換えていない点である。また実施の形
態2,3に比べI/P変換垂直フィルタを使用しない
分、Rch,BchもGchと同様の垂直解像度が得ら
れる。また実施の形態4,5に比べ、各メイン及びサブ
のCCDを空間的にずらして配置し、空間的サンプリン
グ位置に合った位相にあわせるための位相補償回路をク
ロックアップレート回路59,62及びディレイ回路6
0,61に設けることにより折り返し成分を含まない高
帯域のI信号を得ることができる。
【0061】このように本発明の実施の形態6によれ
ば、回路規模を削減できると共に、従来のフィールド単
位のフリッカを防止できる。またRch,Bchについ
てもGchと同様の垂直解像度を得ることができると共
に、I信号出力においても折り返し成分のない高画質な
高速撮像信号を得る特有の効果がある。
【0062】なお本発明の全ての実施の形態において、
メインラインを奇数ライン,サブラインを偶数ラインと
設定したが、メインラインを偶数ライン,サブラインを
奇数ラインと設定してもよい。また上記設定をフィール
ド毎に入れ換えてもよい。
【0063】また本発明の全ての実施の形態において、
メイン系のCCDとサブ系のCCDで駆動の仕方を換え
ているが、駆動は同じにして、メイン系のCCDとサブ
系CCDの空間的位置を垂直方向に1ラインずらして配
置するようにしてもよい。また、I信号出力のCCDと
してはM−FITCCDでなく、通常のFITCCDで
もよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、R
ch,Gch,Bch用のCCDをそれぞれメイン用と
サブ用の2個ずつ持ち、メイン用とサブ用で駆動を変え
ることにより、高速撮像の信号処理を、必要とする速度
の1/2の速度で実現でき、低速な処理が可能である。
また、フィールド単位で切り換えることによるフリッカ
をなくすことができると共に、従来プログレッシブ走査
方式の撮像装置で必要であったフィールドメモリをなく
すことができ、回路規模を削減できる。また、Gchの
みメイン用とサブ用のCCDを備え、Rch,Bchは
1個のCCDとすることでさらなる回路規模の削減がで
きる。また1個しかないRch,BchのCCDの駆動
をPDミックス駆動にすることで、Rch,Bchの扱
える信号量を増大させ、感度,S/Nアップがはかれ
る。また、Rch,Bchの信号を1画素おきに出力可
能なストライプフィルタを備えたCCDをメインとサブ
1個づつ備えることによりRch,BchにおいてもG
chと同様な垂直解像度を得ることができる。また、高
域置換処理をRchとBchの信号で行うことにより、
ストライプフィルタCCDによるRch,Bchの水平
帯域の減少を防ぐことができる。また、各メイン及びサ
ブのCCDを空間的にずらして配置し、空間的サンプリ
ング位置に合った位相に合わせるための位相補償回を備
えることにより、I信号出力においても折り返し成分の
ない高画質な信号を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による高速撮像装置の回
路構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の各メイン系CCDとサブ系の
CCDの読み出しパルス、及び高速転送パルスの動作説
明図
【図3】同実施の形態1による高速撮像装置の3倍速動
作の説明図
【図4】本発明の実施の形態2による高速撮像装置の回
路構成を示すブロック図
【図5】同実施の形態2のI/P変換垂直フィルタ及び
ディレイ回路の内部構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3による高速撮像装置の回
路構成を示すブロック図
【図7】PD(フォトダイオード)ミックスの動作説明
【図8】本発明の実施の形態3による高速撮像装置の3
倍速動作の説明図
【図9】本発明の実施の形態4による高速撮像装置の回
路構成を示すブロック図
【図10】同高速撮像装置の画素分割回路、クロックア
ップレート回路及びディレイ回路の動作説明図
【図11】同高速撮像装置のRch,Bchの水平周波
数特性図
【図12】本発明の実施の形態5による高速撮像装置の
クロックアップレート回路の内部を示すブロック図
【図13】同高速撮像装置のRch,Bchの水平周波
数特性説明図
【図14】同高速撮像装置のRch,Bchの水平周波
数特性説明図
【図15】本発明の実施の形態6による高速撮像装置の
CCD配置及び動作説明図
【図16】従来のP方式のカメラの構成を示すブロック
【図17】M−FITCCDの動作説明図
【図18】従来のプログレシブ方式のカメラのP信号の
信号処理の説明図
【図19】従来の3倍速の高速撮像装置の主要部分の構
成図
【図20】従来の3倍速の高速撮像装置の動作説明図
【符号の説明】
1〜6,40,41,47,48 M−FITCCD 7〜12,51〜54 アナログプロセス回路 13〜18,55〜58 A/D変換器 22,27,46,63 CCD駆動回路 23,26,42,45 I/P変換垂直フィルタ 24,25,43,44,60,61 ディレイ回路 49,50 画素分割回路 59,62 クロックアップレート回路 28〜30,36〜39 ラインメモリ 31〜34 乗算器 35,67 加算器 64〜66 ディレイフリップフロップ 68,69 高域置換回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/04 - 9/11 H04N 5/222 - 5/257 H04N 5/335

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズにより映し出された光学像をRc
    h(赤色),Bch(青色),Gch(緑色)の3色に
    分割しさらにそれぞれの色を2分割しメイン系、サブ系
    として出力する色分解光学系と、前記色分解光学系の各
    色出力に対応し撮像信号を得るための6個のCCD(チ
    ャージ・カップルド・デバイス)と、前記メイン系のR
    ch,Gch,Bch用CCDとサブ系のRch,Gc
    h,Bch用CCDの信号の読み出し方を変え、1垂直
    映像期間にメイン系の各CCDは常にメインライン(奇
    数ラインまたは偶数ライン)信号のみを出力し、サブ系
    の各CCDは常にサブライン(偶数ラインまたは奇数ラ
    イン)信号のみを出力するように駆動するCCD駆動回
    路とを備え、前記CCD駆動回路を通常の速度より高速
    で動作させ高速なプログレシブ走査撮像信号を得ること
    を特徴とする高速撮像装置。
  2. 【請求項2】 レンズにより映し出された光学像をRc
    h(赤色),Bch(青色)とメイン,サブの2系統の
    Gch(緑色)に分割する色分解光学系と、前記色分解
    光学系の各色出力に対応し撮像信号を得るための4個の
    CCD(チャージ・カップルド・デバイス)と、前記R
    ch,Bch及びメインのGch用のCCDとサブのG
    ch用CCDの信号の読み出し方を変え、1垂直映像期
    間にRch,Bch及びメインのGch用のCCDは常
    にメインライン(奇数ラインまたは偶数ライン)信号の
    みを出力し、サブのGch用CCDは常にサブライン
    (偶数ラインまたは奇数ライン)信号のみを出力するよ
    うに駆動するCCD駆動回路と、前記各CCDの出力信
    号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/
    D変換器の出力信号のRch及びBchのメインライン
    信号からそれぞれのサブライン信号を生成し同時化して
    出力するI/P変換垂直フィルタと、前記A/D変換器
    の出力信号のGchのメインライン,サブラインの信号
    に所定の遅延を与え前記I/P変換垂直フィルタの出力
    信号とタイミングを合わせるためのディレイ回路とを備
    え、前記CCD駆動回路を通常の速度より高速で動作さ
    せ高速なプログレシブ走査撮像信号を得ることを特徴と
    する高速撮像装置。
  3. 【請求項3】 CCDが時分割転送を特徴とするM−F
    IT(マルチプル・フレームインターライン・トランス
    ファー)CCDであり、CCD駆動回路がRch,Bc
    h及びメインのGch用のM−FITCCDに対しては
    掃き出しパルスの後に、奇数画素(または偶数画素)の
    ホトダイオード読み出しパルスを出力し奇数画素(また
    は偶数画素)のホトダイオード信号を垂直CCD部に読
    み出し、1回の転送で蓄積部の段数の半分まで転送する
    高速転送を2回行い、その後に偶数画素(または奇数画
    素)のホトダイオード読み出しパルスを出力し偶数画素
    (または奇数画素)の信号を垂直CCD部に読み出して
    おくことにより、次の掃き出しパルスで偶数画素(また
    は奇数画素)のホトダイオード信号を捨てるように駆動
    し、サブのGch用のM−FITCCDに対しては掃き
    出しパルスの後に、偶数画素(または奇数画素)のホト
    ダイオード読み出しパルスを出力し偶数画素(または奇
    数画素)のホトダイオード信号を垂直CCD部に読み出
    し、1回の転送で蓄積部の段数の半分まで転送する高速
    転送を2回行い、その後に奇数画素(または偶数画素)
    のホトダイオード読み出しパルスを出力し奇数画素(ま
    たは偶数画素)の信号を垂直CCD部に読み出しておく
    ことにより、次の掃き出しパルスで奇数画素(または偶
    数画素)のホトダイオード信号を捨てるように駆動する
    請求項2に記載の高速撮像装置。
  4. 【請求項4】 CCDが通常のFIT(フレームインタ
    ーライン・トランスファー)CCDであり、CCD駆動
    回路がRch,Bch及びメインのGch用FITCC
    Dに対しては掃き出しパルスの前に偶数画素(または奇
    数画素)のホトダイオード読み出しパルスを出力し偶数
    画素(または奇数画素)のホトダイオード信号を垂直C
    CD部に読み出し、前記掃き出しパルスにより前記読み
    出された偶数画素(または奇数画素)のホトダイオード
    信号を捨て、次に奇数画素(または偶数画素)のホトダ
    イオード読み出しパルスを出力し奇数画素(または偶数
    画素)のホトダイオード信号を垂直CCD部に読み出
    し、高速転送パルスで蓄積部へ転送するように駆動し、
    サブのGch用FITCCDに対しては掃き出しパルス
    の前に奇数画素(または偶数画素)のホトダイオード読
    み出しパルスを出力し奇数画素(または偶数画素)のホ
    トダイオード信号を垂直CCD部に読み出し、前記掃き
    出しパルスにより前記読み出された奇数画素(または偶
    数画素)のホトダイオード信号を捨て、次に偶数画素
    (または奇数画素)のホトダイオード読み出しパルスを
    出力し偶数画素(または奇数画素)のホトダイオード信
    号を垂直CCD部に読み出し、高速転送パルスで蓄積部
    へ転送するように駆動する請求項2に記載の高速撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 レンズにより映し出された光学像をRc
    h(赤色),Bch(青色)とメイン,サブの2系統の
    Gch(緑色)に分割する色分解光学系と、前記色分解
    光学系の各色出力に対応し撮像信号を得るための4個の
    CCD(チャージ・カップルド・デバイス)と、前記R
    ch,Bch用のCCDとメイン,サブのGch用のC
    CDで信号の読み出し方を変え、1垂直映像期間にRc
    h,Bch用のCCDはPD(フォトダイオード)ミッ
    クスによるインタレース信号をメインライン信号として
    出力し、メイン,サブのGch用CCDは常に片方のラ
    インを捨て、メイン用CCDがメインライン(奇数ライ
    ンまたは偶数ライン)信号のみを、サブ用CCDがサブ
    ライン(偶数ラインまたは奇数ライン)信号のみを出力
    するように駆動するCCD駆動回路と、前記各CCDの
    出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前
    記A/D変換器の出力信号のRch及びBchのメイン
    ライン信号からそれぞれのサブライン信号を生成し同時
    化して出力するI/P変換垂直フィルタと、前記A/D
    変換器の出力信号のGchのメインライン,サブライン
    の信号に所定の遅延を与え前記I/P変換垂直フィルタ
    出力信号とタイミングを合わせるためのディレイ回路と
    を備え、前記CCD駆動回路を通常の速度より高速で動
    作させ高速なプログレシブ走査撮像信号を得ることを特
    徴とする高速撮像装置。
  6. 【請求項6】 レンズにより映し出された光学像をRc
    h(赤色)とBch(青色)を含む色光と、とGch
    (緑色)の2つに分割し、さらにそれぞれの色光をメイ
    ン,サブの2系統に分割する色分解光学系と、前記色分
    解光学系のRchとBchを含む色光出力に対応して撮
    像信号を得るため画素毎に交互にRchとBchの色光
    を通すストライプ状のフィルタを備えた2個のCCD
    (チャージ・カップルド・デバイス)と、前記色分解光
    学系のGchの色光に対応して撮像信号を得るための通
    常のCCD2個と、前記メイン系のRchとBchを含
    む色光用並びにGchの色光用CCDと前記サブ系のR
    chとBchを含む色光用並びにGchの色光用CCD
    で信号の読み出し方を変え、1垂直映像期間にメイン系
    の各CCDは常にメインライン(奇数ラインまたは偶数
    ライン)信号のみを出力し、サブ系の各CCDは常にサ
    ブライン(偶数ラインまたは奇数ライン)信号のみを出
    力するように駆動するCCD駆動回路と、前記Rchと
    Bchを含む色光のメイン及びサブ用のCCDの出力信
    号をそれぞれ画素毎に分割しRchの画素データ及びB
    chの画素データを並列に同時化してメインのRch,
    Bch及びサブのRch,Bch画素データを出力する
    画素分割回路と、前記各画素分割回路の出力信号をデジ
    タル信号に変換するA/D変換器と、前記Gchの色光
    用メイン,サブのCCD出力信号をそれぞれデジタル信
    号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換されたメ
    インのRch,Bch及びサブのRch,Bch画素デ
    ータのクロックレートを前記A/D変換されたGchの
    色光用メイン,サブのCCD出力信号データのクロック
    レートに合わせるためのクロックアップレート回路と、
    前記Gch用のA/D変換器の出力信号のタイミングを
    前記クロックアップレート回路の各出力信号のタイミン
    グに合わせるためのディレイ回路とを備え、前記CCD
    駆動回路を通常の速度より高速で動作させ高速なプログ
    レシブ走査撮像信号を得ることを特徴とする高速撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 クロックアップレート回路が、入力され
    るRchとBchの画素データをそれぞれのデータのク
    ロックレートの2倍のクロックでサンプリングし、さら
    にRChとBchの空間的サンプリング位置に合った位
    相に合わせるためのディレイフリップフロップと、前記
    空間的サンプリング位置に合った位相のRchとBch
    の信号を加算する加算器と、前記加算器の出力信号の高
    域成分で、前記RChとBchの空間的サンプリング位
    置に合った位相のRchとBcの高域成分を置き換える
    高域置換回路を備えている請求項6に記載の高速撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 画素毎に交互にRchとBchの色光を
    通すストライプ状のフィルタを備えたメイン及びサブ用
    の2個のCCDを、空間的に水平方向へ1画素ずらして
    配置し、Gchのメイン用CCDとサブ用CCDにつて
    も空間的に水平方向へ0.5画素ずらして配置するよう
    にし、クロックアップレート回路及び、ディレイ回路
    が、メイン用CCDとサブ用CCDの空間的位相を合わ
    せるための位相補償回路を備えている請求項6に記載の
    高速撮像装置。
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