JP3355837B2 - 感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置 - Google Patents

感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置

Info

Publication number
JP3355837B2
JP3355837B2 JP32588594A JP32588594A JP3355837B2 JP 3355837 B2 JP3355837 B2 JP 3355837B2 JP 32588594 A JP32588594 A JP 32588594A JP 32588594 A JP32588594 A JP 32588594A JP 3355837 B2 JP3355837 B2 JP 3355837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
tank
photosensitive material
ultrafiltration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32588594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07234516A (ja
Inventor
暁夫 笠倉
健志 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP32588594A priority Critical patent/JP3355837B2/ja
Publication of JPH07234516A publication Critical patent/JPH07234516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3355837B2 publication Critical patent/JP3355837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像露光された感光性材
料を現像する感光性材料用現像液の再生方法及び感光性
材料の現像装置に関する。さらに詳しくは、現像廃液を
少なくすることが可能な感光性材料用現像液の再生方法
及び感光性材料の現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版などの感光性材料を多
数現像する従来の感光性材料の自動現像処理装置は、現
像処理を繰り返すに伴って、現像液中に感光性材料より
溶出した成分が次第に蓄積して現像液が疲労するため、
また、空気による疲労や、現像液からの水分の蒸発等も
あり、充分な現像ができなくなる。このため、現像液や
一部の現像液成分を含有する水溶液を補充するか、現像
液の交換が必要となる。しかし、現像液や現像液成分の
補充量や交換頻度を増加させると廃液量が増加する問題
と共に操作が煩雑となる問題があった。また、逆に補充
量や交換頻度を少なくすると、現像性の問題と共に、感
光性平版印刷版より溶出した成分が現像液に溶存し得な
くなって、スラッジ化し、配管等の目詰まりの原因とな
る。
【0003】従来これらの対策として、現像槽に蓋を設
けて、現像液の蒸発や空気との接触を減少させる方法
や、特開平1−310354号公報に記載の感光性平版
印刷版を下方に向け挿入し、現像液中に浸漬する方法
(以下、ディップ現像槽と略す。)等が提案されてい
る。更には特開平1−310355号公報に記載のディ
ップ現像槽の現像液の液面に浮き蓋を設けたものや、特
開昭63−177140号公報に記載のように現像液中
の溶存気体を除去する装置等が提案されている。
【0004】また、現像液に溶存し得なくなったスラッ
ジ化した成分やゴミ等を除去するために除去用フィルタ
ーを備えた感光性平版印刷版用自動現像機が従来より普
及しているが、除去成分の増加に伴い、フィルターの目
詰まりが生じるため、フィルターの交換頻度が多いとい
う問題点があった。この目詰まりの対策として、特開平
2−1864号公報には現像液を逆流させることによ
り、フィルター内のゴミを除去することが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
及び装置では感光性材料より溶出した成分を除去して、
現像液中に蓄積することを防止したものでないため、現
像液成分の補充量や現像液の交換頻度が依然として多
く、現像廃液量も多いという難点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる難
点を克服すべく鋭意検討の結果、使用済現像液中の感光
性材料より溶出した成分をも除去できる特定の分画分子
量の限外濾過膜を備えた限外濾過装置を用い、また、該
限外濾過装置からの透過液に現像処理によって損なわれ
たアルカリ成分および他の現像液成分の少なくとも1成
分を添加することにより、充分な現像性能を有する現像
液を再生できること、それにより現像液の寿命を延長
し、廃液量を減少させ、従って、現像液の交換量および
頻度を減少させても感光性材料に対する優れた現像性を
長期にわたって保つことが可能となることを見出し、本
発明に到達した。
【0007】即ち、本発明の目的は、現像液の寿命を延
長し、現像廃液量を飛躍的に減少することを可能とする
感光性材料の再生方法及び感光性材料の現像装置を提供
することにある。本発明の別の目的は、現像液の交換量
および頻度を減少させても感光性材料に対する均一な現
像性を長期間保つことが可能な感光性材料の再生方法及
び感光性材料の現像装置を提供することにある。
【0008】しかして、かかる本発明の目的は、感光性
材料の現像処理に使用した現像液を分画分子量100,
000以下(タンパク質での分子量表示)の限外濾過膜
を備えた限外濾過装置で限外濾過処理を行い、該濾過の
透過液にアルカリ成分及び他の少なくとも1つの現像液
成分を現像液より高濃度となるように加えて補充液と
し、該補充液を感光性材料の現像処理に供せられる現像
液に補充することを特徴とする感光性材料用現像液の再
生方法、及び、感光性材料を現像処理する現像処理槽
(1)と濃縮化タンク(15)と前記現像処理槽から前
記濃縮化タンクへ使用済現像液を供給する管路(21)
と分画分子量100,000以下(タンパク質での分子
量表示)の限外濾過膜を備えた限外濾過装置(14)と
前記濃縮化タンクから前記限外濾過装置へ使用済現像液
を供給する管路(27)と前記限外濾過装置から非透過
液を濃縮化タンクへ戻す管路(23)と限外濾過の透過
液とアルカリ成分及び他の少なくとも1つの現像液成分
を含有する水溶液を混合して補充液を製造する混合タン
ク(13)と前記限外濾過装置から限外濾過の透過液を
混合タンクへ供給する管路(26)と混合タンクへアル
カリ成分及び他の少なくとも1つの現像液成分を含有す
る水溶液を供給する管路(25)と前記混合タンクから
現像処理槽へ補充液を供給する管路(20)とを具備し
てなることを特徴とする感光性材料の現像装置、によっ
て容易に達成される。
【0009】以下、本発明につき、詳細に説明する。本
発明に適用できる感光性材料は露光後の現像液に対する
溶解性の変化を利用して現像する感光性材料であれば、
特に限定されるものではないが、例えば、画像露光され
たポジ型感光性平版印刷版またはネガ型感光性平版印刷
版等があげられる。該感光性平版印刷版は、支持体上
に、例えば、キノンジアジド系化合物、ジアゾ樹脂、光
重合性化合物などの感光性物質とアルカリ可溶性樹脂を
含有するアルカリ水現像可能な感光層を有するものなど
がある。
【0010】本発明に使用される現像液は、アルカリ成
分を含有し、かつ、感光性材料に応じたその他成分を適
宜選択されるものであって、従来から使用されているも
のを含めて各種の現像液を使用することができる。例え
ば、感光性材料として感光性平版印刷版を用いる場合に
用いる現像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等のアルカリ成分と珪酸塩と水を主成分と
して、その他、pH調節剤、界面活性剤等の添加物、場
合により溶剤などを加え、pH10〜13程度にしたも
のが挙げられる。これらはネガ型、ポジ型、ネガ−ポジ
両用型等がある。
【0011】本発明に使用されるアルカリ成分及び他の
少なくとも1つの現像液成分とは、特に限定されるもの
ではないが、現像液中で現像処理によって損耗される複
数の成分であって、使用する感光性材料と現像液により
適宜選択することが好ましい。前記アルカリ成分及び他
の少なくとも1つの現像液成分の添加は、添加成分を高
濃度に含有する水溶液(以下、調整液と略する。)を使
用して行うことが好ましい。調整液に含有される成分
は、調整液中で溶解していることが一般的であるが、後
で詳述する限外濾過装置からの透過液と混合させたとき
に速やかに溶解または分散するものであれば、調整液中
では固体状であってもよい。
【0012】現像液として、前記の感光性平版印刷版に
特に好適なアルカリ成分と珪酸塩と水とを主成分とする
ものを用いる場合には、調整液としてアルカリ成分及び
珪酸塩を高濃度に含有することが好ましく、アルカリ成
分、珪酸塩及び界面活性剤などを高濃度に含有するとさ
らに好適である。また、本発明において、限外濾過装置
からの透過液と調整液とを混合して(以下、補充液と略
する。)現像処理槽内に残存する現像液中に添加する
が、現像処理槽内に残存する現像液は現像成分が損耗さ
れているため、補充液中の補充成分の濃度は、未使用の
現像液より高濃度であることが必要である。例えば、p
Hでは0.5〜1.5程度高くすることが好ましい。
【0013】本発明に使用される限外濾過装置(14)
は分画分子量100,000以下(タンパク質での分子
量表示)の限外濾過膜を備えたものであれば特に限定さ
れるものではないが、現像液がアルカリ性の場合は少な
くともpH10以上で、好ましくはpH10〜13で使
用可能な膜を用いることが好ましい。また、各分子量に
よる溶質阻止率はブロードであってもかまわない。膜材
質としては、ポリサルホンまたはポリエーテルサルホン
であることが好ましい。
【0014】限外濾過膜の分画分子量の選定としては、
現像に供する感光材料の組成中で用いられているバイン
ダーポリマーの平均分子量と同じオーダーのものを用い
るのが好ましい。限外濾過膜の分画分子量がバインダー
ポリマーの平均分子量に比較して極端に小さい場合に
は、濾過速度が十分に上がらないことがあり、また、分
画分子量がバインダーポリマーの平均分子量に比較して
極端に大きい場合には、溶質除去効率が低くなってしま
うことがある。
【0015】限外濾過膜の有効膜面積としては、単位時
間当たりの処理量が大きい方が好ましいが、装置の小型
化等の観点から大きすぎても不都合であり、従って0.
01m2 〜10m2 程度の範囲から選択されることが一
般的で好ましくは0.03m 2 〜5m2 である。限外濾
過膜の形態は使用する濾過器のモジュールに合わせたも
のであればいかなるものでもかまわないが、装置の小型
化等の観点から中空糸または積層された平膜が好まし
く、また、処理量が多い場合などはチューブ型やスパイ
ラル型等が好ましい。さらに中空糸膜を使用する場合
は、内圧型であっても外圧型であってもかまわない。ま
た積層された平膜を使用する場合は、ペリスタリックポ
ンプ(チューブポンプ)と組合わせたタンジェンシャル
フローにすることにより、濃度分極を抑止すると好適で
ある。
【0016】前記限外濾過器のモジュールの材質として
は、現像液により短時間で侵食を受けない材質であれ
ば、金属製でもプラスチック製でもいかなるものでもか
まわないが、好ましくはステンレス等の金属またはポリ
サルホン等のプラスチックといった耐アルカリ性の材質
が良い。上記限外濾過膜や濾過モジュールは、1体のみ
の使用でもまた複数組み合わせての使用でもかまわな
い。
【0017】次に、本発明の感光性材料用現像液の再生
方法を利用した現像装置について説明する。本発明に使
用する現像処理槽(1)は、感光性材料を現像液を用い
て現像するものであって、特に限定されるものではな
く、従来から提案されている諸方式が採用可能である。
例えば、シャワー方式、浸漬方式やブラシ方式などが挙
げられる。本発明では、シャワー方式または浸漬方式で
あることが好ましい。
【0018】前記現像処理槽(1)は、未使用現像液ま
たは補充液を供給する管路と、現像使用済現像液を排出
する管路を備えている。前記管路の供給口や排出口の形
態や位置は、採用する現像方式により任意に決定するこ
とが可能で、現像処理槽の上部及び/または下部などに
設置可能である。使用済現像液の排出は、現像液面を一
定に管理することが容易なため、オーバーフロー方式を
採用することが好ましい。
【0019】本発明に使用される濃縮化タンク(15)
は、前記現像処理槽(1)から供給される使用済現像液
を保存し、限外濾過装置(14)へ適宜供給する手段を
有している。また、限外濾過処理後の限外濾過膜未透過
液が再度濃縮化タンクへ戻る手段を有し、限外濾過を複
数回行って、濃縮化された未透過液を、濃縮化タンク
(15)内、または、限外濾過装置とを連結する管路の
任意の位置に設置された廃液排出手段によって現像装置
外へ排出可能な構成となっていると好適である。
【0020】また、現像処理槽(1)から供給される使
用済現像液を一時的に蓄積するために、現像処理槽と濃
縮化タンクとの間に使用済現像液貯蔵タンク(バッファ
ータンク)を設置すると、現像処理槽における処理に対
して、限外濾過処理の時間や間隔などを任意に設定可能
となるので好ましい。本発明に使用される混合タンク
(13)は、限外濾過装置の透過液と少なくとも調整液
とを混合して、補充液を作製するタンクであり、限外濾
過装置の透過液の供給を受ける管路、調整液の供給を受
ける管路および現像処理槽へ補充液を供給する管路を備
えている。混合タンクは内部に撹拌装置を備えている
と、液の混合を迅速に行うことが可能となり、補充液の
均一性を維持できるので好ましい。
【0021】前記混合タンク(13)から現像処理槽
(1)へ補充液を供給する管路に、補充液貯蔵タンク
(バッファーバンク)が設けられていると、使用済現像
液の再生と現像処理槽への補充液の供給とを独立して行
えるので好適である。以下に、本発明の感光性材料用現
像液の再生方法および感光性材料の現像装置を図面およ
び具体例によりさらに具体的に説明するが、本発明はそ
の要旨を超えない限り、以下の図面および具体例に限定
されるものではない。
【0022】本発明の感光性材料用現像液の再生方法お
よび現像装置を図1を用いて説明する。なお、以下に説
明する現像装置は同一ハウジング内に収容されていて
も、複数のハウジング内に収容されていてもよい。感光
性材料は、現像処理槽(1)に搬送され、所定の現像処
理を受けた後、排出される。補充液貯蔵タンク(10)
内には、現像処理槽(1)に供給する補充液が貯蔵され
ている。使用済現像液貯蔵タンク(11)内には、現像
処理槽(1)から排出される使用済現像液が貯蔵されて
いる。調整液貯蔵タンク(12)内には、後述する混合
タンクに供給する調整液が貯蔵されている。混合タンク
(13)内には、限外濾過装置の透過液と調整液貯蔵タ
ンクからの調整液とを混合して補充液を製造、貯蔵する
タンクである。限外濾過装置(14)は、限外濾過膜を
備え、使用済現像液を限外濾過する装置である。濃縮化
タンク(15)は、使用済現像液を濃縮化するタンクで
ある。
【0023】まず、現像処理槽(1)にて現像処理に供
した使用済現像液は、上部からのオーバーフローまたは
底部に設けられた排出口から、管路(21)を経由し
て、使用済現像液貯蔵タンク(11)に送液される。使
用済現像液貯蔵タンク(11)内の液が一定量になる
と、使用済現像液は管路(24)を経由して濃縮化タン
ク(15)に送液される。使用済現像液の送液は、例え
ば、使用済現像液貯蔵タンク(11)内にレベルセンサ
ーなどの液面検知手段を設け、該センサーからの信号に
基づいて、管路(24)に設けた送液手段を作動させる
ことによって行うことが好ましい。使用済現像液貯蔵タ
ンク(11)内が規定量以下になれば、送液手段を停止
し、再び、現像処理槽(1)からの使用済現像液を使用
済現像液貯蔵タンク(11)内に蓄積する。濃縮化タン
ク(15)への送液が完了すると、濃縮化タンク(1
5)とフィルターハウジング(16)の間に設けられた
送液ポンプが作動し、使用済現像液はフィルターハウジ
ング(16)を経由して限外濾過装置(14)に送液さ
れる。
【0024】フィルターハウジング(16)は、本発明
の現像装置に必須のものではないが、使用済現像液の固
形物を除去するために設置されることが好ましい。フィ
ルターとしては圧力損失が低いものが好ましく、例え
ば、ストレーナーやコンパクトなカートリッジタイプの
フィルターなどが用いられる。使用済現像液は限外濾過
装置(14)に入り、限外濾過膜により分離処理され
る。該限外濾過膜を透過した透過液は管路(26)を経
由して、混合タンク(13)に送られる。また、限外濾
過膜を透過しない使用済現像液(非透過液)は再び濃縮
化タンク(15)内に戻されて濃縮化される。このと
き、限外濾過膜にかかる圧力は、送液ポンプの流量と限
外濾過装置(14)の循環側に設けられたバルブの開閉
具合などにより制御され、圧力が限外濾過膜の最適使用
圧力になるように予め設定されていると好適である。
【0025】以上の分離濃縮化の工程は、連続的に行わ
れることが好ましく、その結果、濃縮化タンク(15)
内の溶液の溶質濃度が次第に高くなり、液量が減少す
る。濃縮化タンク(15)内の液量が所定量以下または
溶質濃度が所定量以上に達した場合に、送液ポンプを停
止させるなどによって分離濃縮化工程を終了し、次い
で、濃縮化タンク(15)内に設けられたドレインバル
ブを開き、濃縮化タンク(15)内に蓄積された溶液
は、廃液としてドレインパイプから系外に排出される。
また、濃縮化タンク(15)、管路(23)や管路(2
7)などから廃液を連続的に排出することにより、溶質
濃度を一定以下に維持してもよい。
【0026】次に、上記濃縮度と調整液の関係について
説明する。限外濾過処理開始前に濃縮化タンク(15)
にあった液量をV24とし、また、濾過終了後、現像処理
装置外に排出された液量をV28とすると、限外濾過処理
による濃縮度(濃縮倍率の逆数の1との差)yは(1)
式で与えられる。
【数1】y=1−(V28/V24) (1) 混合タンク(13)に送られた透過液は、補充液と所定
比率kで混合される。この比率は、透過液と補充液の混
合により、再生現像液として現像処理槽に一定量加えら
れたとき、十分な現像液感度が得られる活性度を有する
比率となるように決定される。補充液は補充液タンクに
貯蔵され、混合タンク(13)との間の管路(25)の
途中に設けられた図示しない送液ポンプで所定量送液さ
れる。この所定量をV25とし、透過液量をV26すると所
定量は次式で与えられる。
【0027】
【数2】V25=V26/k (2) V26は、(1)式から濃縮度yとV24を用いて現わせる
ので、結局所定量は
【数3】V26=yV24/k (3) となる。しかし、実際には液量のマスバランスを考えV
25=V28となるのが好ましく、この関係が保たれるよう
補充液濃度で調整する方が好ましい。
【0028】混合タンク(13)で、透過液と補充液は
混合され、補充液が調整される。得られた補充液は補充
液貯蔵タンク(10)へ送液される。補充液貯蔵タンク
(10)に貯蔵された補充液は、例えば現像処理槽から
の補充要求信号等により所定量が、図示しないポンプに
より現像処理槽に送液される。
【0029】
【実施例】実施例として感光性平版印刷版に本発明の感
光材料の現像液の再生使用方法を適用した場合を以下に
示すが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例および比較例に限定されるものではない。 (感光性平版印刷版の作成)厚さ0.24mmのアルミ
ニウム板(材質1050、調質H16)を5重量%の水
酸化ナトリウム水溶液中で60℃1分間脱脂処理を行っ
た後、0.5モル塩酸水溶液中において25℃で電流密
度60A/dm2 で30秒間電解エッチング処理を行い
砂目立てした。次いで5重量%水酸化ナトリウム水溶液
中で60℃1分間デスマット処理をした後、20重量%
硫酸溶液中で20℃、電流密度3A/dm2 で1分間陽
極酸化処理を行った。これを洗浄及び乾燥した後、下記
組成の感光液を調液し前記砂目板に乾燥後の塗膜重量が
2.0g/m2 になるように塗布乾燥してポジ型の感光
性平版印刷版を得た。
【0030】
【表1】 ピロガロールとアセトンの縮重合により得られたポリヒドロキシフェニルにナ フトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸クロライドをエステル化率20 %になるようエステル化させた化合物(重量平均分子量 3,000) ・・・・・22重量部 m−クレゾール/p−クレゾール(7/3)とホルムアルデヒドの共縮重合に よるノボラック樹脂(重量平均分子量 7,000) ・・・・・72重量部 ビクトリアピュアブルーBOH ・・・・・・1重量部 3,4−ジメトキシ安息香酸 ・・・・・・4重量部 2−トリクロロメチル−5−〔β−(2−ベンゾフリル)ビニル〕−1,3, 4−オキサジアゾール ・・・・・・1重量部 ジエチレングリコールジメチルエーテル ・・・2000重量部
【0031】得られたポジ型の感光性平版印刷版にポジ
の原画フィルムを真空密着させ、1mの距離から3kW
のメタルハライドランプを用いて60秒間露光した。
尚、ポジの原画フィルムは画線部の面積率が50%のも
のを使用した。 (感光性平版印刷版用現像液及び補充液の準備)下記組
成の現像液を30リットル準備した。
【0032】
【表2】 水酸化カリウム(48.6%水溶液) ・・・・・1125g Aタイプ珪酸カリウム(40%水溶液) ・・・・・5250g 界面活性剤(エマルゲン147) ・・・・・・7.5g p−tert−ブチル安息香酸 ・・・・・・・15g エチレンジアミン4酢酸 ・・・・・・4.5g 脱塩酸 ・・・ 上記組成を含めて30リットルになるように調整。
【0033】また下記組成の補充液を10リットル準備
した。
【0034】
【表3】 水酸化カリウム(48.6%水溶液) ・・・・・6000g Aタイプ珪酸カリウム(40%水溶液) ・・・・・7500g 界面活性剤(エマルゲン147) ・・・・・・・50g p−tert−ブチル安息香酸 ・・・・・・100g エチレンジアミン4酢酸 ・・・・・・・30g 脱塩酸 ・・・ 上記組成を含めて10リットルになるように調整。
【0035】(自動現像機及び濾過装置)感光性平版印
刷版用の自動現像機としては三菱化成(株)製のMKC
860JXRを用いた。従って前記した図1に概要を示
した現像液再生の装置群は現像機とは別体として設け
た。 (感光性平版印刷版の現像)自動現像機の現像処理槽に
前記現像液を25リットル仕込み、また、現像液4.5
リットルに前記補充液を500ml加えた液を初期再生
現像液とし再生現像液貯蔵タンクに仕込み、さらに補充
液貯蔵タンクに補充液10リットルを仕込んだ。
【0036】自動現像機を作動させ、現像装置内の現像
液の温度を27℃にして現像可能な状態とした。そこで
前記の感光性平版印刷版(1000mm×800mm)
を挿入すると、現像処理槽通過に20秒かかり、さら
に、ドライヤーを経て合計45秒かかって現像された。
そこで5分間に5枚上記感光性平版印刷版を処理するこ
とにした。従って5分間あたりの感光性平版印刷版の処
理量は4m2 となるので、一回当たりの再生現像液供給
量を経時補充分を加えて808mlと設定し、限外濾過
を25分に1回の割合で行うこととした。
【0037】前記感光性平版印刷版(1000mm×8
00mm)を上述した処理で第1日目に500版処理
(約8時間)し、そのまま1昼夜放置し、第2日目に感
度が第1日目と同一感度になるように日間補充(補充液
+透過液)を手動で行い、再び上述した処理で500版
処理(約8時間)を行った。さらに同様にして、1日8
時間500版の処理を6日間行い、合計で3000版
(2400m2 :初期仕込み液換算で96m2 /l)の
処理を行った。尚、比較例として、再生処理をバイパス
させた実験も行った。比較例では再生現像液の代わりと
して、上記補充液を水で4倍に希釈したものを用いた以
外は実施例と同様に処理を行った。この場合の処理補充
量は50(ml/m2 )であり経時補充量は2(ml/
分)とした。
【0038】上記感光性平版印刷版の処理において、現
像液中に感光性平版印刷版より溶出した成分が次第に蓄
積してしまうことによる液疲労の影響を調べるために、
250版に1版の割合で感光性平版印刷版のステップ感
度(クリアー段数)を調べた。また、それと同時に現像
液タンク内の現像液を10mlサンプリングし、それを
蒸留水で200倍に希釈したときのUV吸収(280n
m)を測定することにより、溶出したノボラック樹脂の
量を定量した。さらに、自動現像機から系外に排出され
た1日毎の廃液量、処理補充と経時補充に要した補充液
量、及び、日間補充に要した補充液量を調べた。これら
の結果を、実施例は表−1に、比較例は表−2にまとめ
て記した。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】表−1および表−2に示した結果から、各
日の廃液を合計した総廃液量は実施例では52.5リッ
トルであり比較例では140リットルである。また、日
間補充量を補充液ベースにし、処理及び経時疲労に要し
た補充液と合計して総補充液量を計算すると、実施例で
は35.7リットルであり比較例では36.3リットル
であった。補充液量の減少は、主に日間補充により達成
されていることが分かる。
【0042】結果をより詳細に分析すると、比較例では
2000版の段階でステップ感度が3/4段も下がって
おり、通常の使用であれば、この段階で現像液の総入れ
替えが必要である。しかし、実施例では3000版の段
階でもまだ使用が可能である。以上の結果から本実施例
の現像液の再生使用方法により現像液中に感光性平版印
刷版より溶出した成分が除去され、安定した現像が得ら
れ、現像液の寿命が長くなったことが分かる。さらに、
廃液量も1/3近くまで減じていることが分かる。ま
た、再生現像液のベースになる補充液量も若干ながら減
少していることが分かる。
【0043】
【発明の効果】本発明の感光性材料用現像液の再生方法
または感光性材料の現像装置を用いることにより、使用
済現像液中に感光性材料より溶出した成分が次第に蓄積
することが防止され、その結果、現像液の寿命を伸は
し、現像廃液量と調整液量を大幅に削減することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光性材料現像処理装置の概要を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 現像処理槽 10 補充液貯蔵タンク 11 使用済現像液貯蔵タンク 12 調整液貯蔵タンク 13 限外濾過モジュール透過液と調整液の混合タン
ク 14 限外濾過モジュール 15 濃縮化タンク 16 フィルターハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−31591(JP,A) 特開 平4−172355(JP,A) 特開 平5−337470(JP,A) 特開 平5−72680(JP,A) 特開 平5−72698(JP,A) 特開 平5−327183(JP,A) 特開 昭51−121958(JP,A) 実開 平5−94275(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/26 G03F 7/30 501 B01D 61/14 500 C02F 1/44 ZAB

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性材料の現像処理に使用した現像液
    を分画分子量100,000以下(タンパク質での分子
    量表示)の限外濾過膜を備えた限外濾過装置で限外濾過
    処理を行い、該濾過の透過液にアルカリ成分及び他の少
    なくとも1つの現像液成分を現像液より高濃度となるよ
    うに加えて補充液とし、該補充液を感光性材料の現像処
    理に供せられる現像液に補充することを特徴とする感光
    性材料用現像液の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記感光性材料が感光性平版印刷版であ
    ることを特徴とする請求項1記載の感光性材料現像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記他の現像液成分が珪酸塩であること
    を特徴とする請求項2記載の感光性現像液の再生方法。
  4. 【請求項4】 感光性材料を現像処理する現像処理槽
    (1)と濃縮化タンク(15)と前記現像処理槽から前
    記濃縮化タンクへ使用済現像液を供給する管路(21)
    と分画分子量100,000以下(タンパク質での分子
    量表示)の限外濾過膜を備えた限外濾過装置(14)と
    前記濃縮化タンクから前記限外濾過装置へ使用済現像液
    を供給する管路(27)と前記限外濾過装置から非透過
    液を濃縮化タンクへ戻す管路(23)と限外濾過の透過
    液とアルカリ成分及び他の少なくとも1つの現像液成分
    を含有する水溶液を混合して補充液を製造する混合タン
    ク(13)と前記限外濾過装置から限外濾過の透過液を
    混合タンクへ供給する管路(26)と混合タンクへアル
    カリ成分及び他の少なくとも1つの現像液成分を含有す
    る水溶液を供給する管路(25)と前記混合タンクから
    現像処理槽へ補充液を供給する管路(20)とを具備し
    てなることを特徴とする感光性材料の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像処理槽がシャワー方式または浸
    漬方式であり、使用済現像液がオーバーフロー方式で前
    記現像処理槽から排出される構造であることを特徴とす
    る請求項4記載の感光性材料の現像装置。
JP32588594A 1993-12-27 1994-12-27 感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置 Expired - Lifetime JP3355837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32588594A JP3355837B2 (ja) 1993-12-27 1994-12-27 感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33323293 1993-12-27
JP5-333232 1993-12-27
JP32588594A JP3355837B2 (ja) 1993-12-27 1994-12-27 感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07234516A JPH07234516A (ja) 1995-09-05
JP3355837B2 true JP3355837B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=26571984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32588594A Expired - Lifetime JP3355837B2 (ja) 1993-12-27 1994-12-27 感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3355837B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241077A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ製造における現像液濃度調整方法および現像装置
JP2010145919A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Toppan Printing Co Ltd 現像装置および現像方法
JP2010145918A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Toppan Printing Co Ltd 現像装置および現像方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811224A (en) * 1994-08-24 1998-09-22 Bayer Corporation Process for rejuvenating developer in printing plate development
US6074561A (en) * 1995-10-23 2000-06-13 Phoenankh Corp. Apparatus and method for recovering photoresist developers and strippers
JP4645449B2 (ja) * 2003-10-28 2011-03-09 凸版印刷株式会社 現像装置
JP4665498B2 (ja) * 2004-12-09 2011-04-06 凸版印刷株式会社 現像装置及び現像方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241077A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ製造における現像液濃度調整方法および現像装置
JP2010145919A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Toppan Printing Co Ltd 現像装置および現像方法
JP2010145918A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Toppan Printing Co Ltd 現像装置および現像方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07234516A (ja) 1995-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3355837B2 (ja) 感光性材料用現像液の再生方法及び感光性材料の現像装置
JP3513517B2 (ja) 版面現像において現像液を若返らせるための方法と装置
KR20100037037A (ko) 나노 여과에 의한 레지스트 박리액 연속 사용 시스템
JP3343162B2 (ja) 写真廃液の処理方法
WO1996020434A1 (en) Method and apparatus for treating developer for pigment-containing nonsilver photosensitive material, and automatic developing machine
US5112491A (en) Management of waste solution containing photoresist materials
CN1991594A (zh) 显影溶液回收处理方法以及显影溶液回收处理装置
JPS63158552A (ja) 平版印刷版の製造方法
JPH08123041A (ja) 感光材料の処理方法及び装置
JPH07168369A (ja) 感光性平版印刷版用現像機
CN107445412A (zh) 一种印刷混合废水综合处理回用***及其使用方法
EP0762200B1 (en) Method and device for the selective extraction of halide ions from photographic baths
GB2132635A (en) Regeneration of photographic fixing agents
JPH0627683A (ja) 非銀塩感光材料の処理方法及びそれに用いる装置
JPH11244893A (ja) 有機性汚水処理装置の運転方法
JPH0934086A (ja) 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置
JP2516001B2 (ja) 平版印刷版の製版方法
JPH0943854A (ja) Ps版自動現像機の使用方法
JPH07281451A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び装置
JPH10113661A (ja) 浸漬型膜濾過設備における浸漬水濃縮方法およびその装置
JPH09329898A (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH08234443A (ja) 顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理方法、その処理装置及び自動現像装置
JP2002244255A (ja) 写真排液からの汚染物質の除去方法
JP3360953B2 (ja) 感光材料の処理方法及び処理装置
JPH0950134A (ja) Ps版自動現像機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004

Year of fee payment: 10