JP3352897B2 - グロメット一体成形ハーネス - Google Patents
グロメット一体成形ハーネスInfo
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Description
おいて、ハーネスが乗員室とエンジン室との間など隔壁
が設けられている場所を通過するときに、当該部分に前
記ハーネスを保護するためのグロメットが一体形成され
ているハーネスに関するものあり、詳細には、前記グロ
メット内で前記ハーネスの分岐、若しくは統合が行われ
ているときの構成に係る。
ネス90(以下、ハーネス90と略称する)の構成の例
を示すものが図4であり、複数の配線用ワイヤ、例えば
2本の配線用ワイヤ91、92が乗員室とエンジン室と
の間に設けられた隔壁80を通過する際には、その部分
にゴム部材などによるグロメット93を一体形成するも
のであった。
ンジン室での使用目的により2本への分岐が必要となる
場合には、予めに配線用ワイヤ91に接合部Pを設けて
配線用ワイヤ91aと配線用ワイヤ91bとに分岐を行
わせておき、前記接合部Pの部分を覆い前記グロメット
93を一体形成するものとされている。
た従来の構成のハーネス90においては、例えば配線用
ワイヤ91と配線用ワイヤ92との両方に分岐が必要と
なると、芯線が露出する接合部Pの2箇所が極めて近接
する状態で存在するものとなり、例えばグロメット93
を形成するときの工程で両者が接触し配線不良などを生
じるものとなり、結果として1つのグロメット93内で
は1本の配線用ワイヤの分岐しか行えず、自動車の内部
配線の設計、製作の自由度が失われる問題点を生じ、こ
の点の解決が課題とされるものとなっていた。
の課題を解決するための具体的な手段として、グロメッ
ト中に複数の配線用ワイヤを貫通させて一体形成され、
前記グロメット中に配線用ワイヤの分岐、統合が行われ
る接合部が形成されて成るグロメット一体成形ハーネス
において、前記複数の配線用ワイヤは絶縁性の板状部材
にそれぞれの配線用ワイヤの線径に見合う嵌合凹部が設
けられたセパレータにより前記接合部の間隔が確保され
た状態とされて、前記セパレータを含みグロメット中に
一体形成されていることを特徴とするグロメット一体成
形ハーネスを提供することで課題を解決するものであ
る。
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係るグロメット一体成形ハーネスであり、こ
のグロメット一体成形ハーネス1はグロメット4中を複
数の配線用ワイヤ、例えば配線用ワイヤ2と配線用ワイ
ヤ3とが通過するものとして一体形成が行われている点
は従来例のものと同様である。
分岐が行われるものである点も従来例と同様であるが、
本発明では、例えばグロメット一体成形ハーネス1がヘ
ッドランプ点灯用のハーネスであって、配線用ワイヤ2
がすれ違いビーム点灯用、配線用ワイヤ3が走行ビーム
点灯用である場合のごとくに、双方の配線用ワイヤ2、
3に分岐が必要なものとされている。
合部P1、P2が極めて近接する状態で存在するものと
なり、例えばグロメット4を形成するための金型の型締
時などに配線用ワイヤ2、3に位置ズレを生じるなどし
て接合部P1と接合部P2との間に接触を生じ易く、こ
れにより、例えばすれ違いビーム点灯用スイッチを投入
するとすれ違いビーム用、走行ビーム用の全てのフィラ
メントが点灯するなどの不良原因を生じ易い状態となっ
ている。
5を設けるものであり、このセパレータ5は、図2に示
すように、例えば樹脂など絶縁性の板状部材で、例えば
矩形状、円板状など適宜な形状に形成され、その外周に
は前記配線用ワイヤ2、3に対応する数および形状とし
た嵌合凹部51が設けられている。
イヤ2が配線用ワイヤ2aと配線用ワイヤ2bとに2分
岐され、配線用ワイヤ3が同様に配線用ワイヤ3a、3
bとに2分岐が行われるものである場合には4箇所と言
うように、この実施形態においては分岐が行われる最終
の数が設けられるものとされている。
ワイヤ2、3の被覆を含む線径に略対応する孔径を有す
る孔部51aと、この孔部51aの孔径よりも狭い幅を
有し前記孔部51aを外径に連続させる溝部51bとで
略逆Ω字状に形成され、これにより一旦に嵌合凹部51
に嵌合された配線用ワイヤ2、3は脱落および移動を容
易に生じないものとされている。
2、2a、2bおよび配線用ワイヤ3、3a、3bを組
みつけた状態を示すものであり、先ず、配線用ワイヤ2
の側においては、2分岐が行われた後の配線用ワイヤ2
aと配線用ワイヤ2bとが隣り合う2つの嵌合凹部51
に各々嵌合されている。
同様に2分岐が行われた後の配線用ワイヤ3aと配線用
ワイヤ3bとが隣り合う2つの嵌合凹部51に各々嵌合
され、このときに配線用ワイヤ2a、2bが嵌合される
嵌合凹部51と、配線用ワイヤ3a、3bが嵌合される
嵌合凹部51との位置を適正化することで、配線用ワイ
ヤ2側の接合部P1と、配線用ワイヤ3側の接合部P2
との線間間隔は確実に確保され容易に接触しないものと
なる。
配線用ワイヤ2、2a、2bおよび配線用ワイヤ3、3
a、3bを組みつけた状態とした後に、このセパレータ
5を含みグロメット4を一体成形するものであり、従っ
て、接合部P1と接合部P2とはセパレータ5により間
隔が確実に確保されるものとなり、グロメット4の成形
時に生じる応力で両接合部P1、P2が接触することが
ない。
ハーネス1(図1参照)では、配線用ワイヤ間に短絡事
故などを生じる恐れが全くない状態として、グロメット
内に複数の接合部を形成可能、言い換えれば、複数の配
線用ワイヤに対して分岐を行わせることを可能とするも
のであり、このようにすることで、グロメット一体成形
ハーネスの設計、製作の自由度が増すものとなる。
ぞれが2分岐する2本として説明を行ったが、本発明は
前記配線用ワイヤの数を限定するものではなく、また、
分岐の数も限定するものではない。更に言えば、グロメ
ット中に一体成形されるセパレータの数も1枚として説
明したが、このセパレータの数も限定するものではな
い。
数の配線用ワイヤは絶縁性の板状部材にそれぞれの配線
用ワイヤの線径に見合う嵌合凹部が設けられたセパレー
タにより接合部の間隔が確保された状態とされて、前記
セパレータを含みグロメット中に一体形成されているこ
とを特徴とするグロメット一体成形ハーネスとしたこと
で、適宜な位置として嵌合凹部が設けられたセパレータ
で配線用ワイヤが移動を行い接合部間で接触を生じない
ものとする。
がグロメット中となるように一体成形を行うことで、グ
ロメットの成形工程においても接合部間に接触を生じな
いものとして、この種のグロメット一体成形ハーネスで
は従来は不可能とされたグロメット中に複数の接合部の
形成を可能とし、設計、製作の自由度を増し、自動車な
ど車両における内部配線の合理化、コストダウンなどに
極めて優れた効果を奏するものである。
実施形態を示す断面図である。
平面図である。
の組付状態を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 グロメット中に複数の配線用ワイヤを貫
通させて一体形成され、前記グロメット中に配線用ワイ
ヤの分岐、統合が行われる接合部が形成されて成るグロ
メット一体成形ハーネスにおいて、前記複数の配線用ワ
イヤは絶縁性の板状部材にそれぞれの配線用ワイヤの線
径に見合う嵌合凹部が設けられたセパレータにより前記
接合部の間隔が確保された状態とされて、前記セパレー
タを含みグロメット中に一体形成されていることを特徴
とするグロメット一体成形ハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01880397A JP3352897B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | グロメット一体成形ハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01880397A JP3352897B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | グロメット一体成形ハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213272A JPH10213272A (ja) | 1998-08-11 |
JP3352897B2 true JP3352897B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=11981758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01880397A Expired - Fee Related JP3352897B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | グロメット一体成形ハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3352897B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2789527B1 (fr) * | 1999-02-08 | 2001-03-16 | Sylea | Ensemble de traversee de cloisons |
JP4813773B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2011-11-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | グロメット一体型モールドハーネス及びこのグロメット一体型モールドハーネス搭載の自動車 |
JP6760043B2 (ja) * | 2016-12-21 | 2020-09-23 | 住友電装株式会社 | グロメット及びグロメット付きワイヤハーネス |
JP6978849B2 (ja) | 2017-04-20 | 2021-12-08 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具用グロメット |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP01880397A patent/JP3352897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10213272A (ja) | 1998-08-11 |
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