JP3345183B2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JP3345183B2
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隆之 荻野
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾力性のある部材に
よって形成された先端キャップが先端部本体に対して着
脱自在に設けられた内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】図6はそのような従来の内視鏡の先端部
を略示しており、内視鏡の挿入性を低下させないよう
に、先端キャップ50の外径は先端部本体1の最大外径
とほぼ同じ外径寸法に形成されている。
【0003】先端キャップ50はほぼ円筒状に形成され
ているので、先端キャップ50が被せられている部分で
は先端部本体1の外径は細くなっていて、先端部本体1
の最先端部の外径dも、全周にわたってその最大外径D
より細く形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の照明窓12に
は、図6に示されるようにカバーレンズ37が嵌め込ま
れているが、他の構成要素との兼ね合いでカバーレンズ
の37外縁部は先端部本体1の外縁部側にできるだけ寄
せて配置されることが多い。
【0005】しかし、先端部本体1の最先端部の外縁
は、安全性確保のために丸く面取りされているので、カ
バーレンズ37のエッジが先端部本体1から部分的に飛
び出さないようにするために、面取り部分を避けてカバ
ーレンズ37を内側に寄せて配置しなければならない。
【0006】したがって、上述のように先端部本体1の
最先端部の外径が最大外径より細く形成されていると、
その分だけカバーレンズ37を小さく形成しなければな
らなくなってしまうので、それに伴ってカバーレンズ3
7の内側に配置される照明用ライトガイドファイババン
ドル100も細くなり、その結果、照明能が低くなって
しまっていた。また、鉗子チャンネル等についても同様
の事情が発生して、チャンネルの有効内径が細くなって
しまう欠点が生じていた。
【0007】そこで本発明は、照明窓や鉗子チャンネル
などの大きさを犠牲にすることなく先端部本体の外径と
同じ外径寸法の先端キャップを着脱自在にした内視鏡の
先端部を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の先端部は、挿入部先端の先端部本
体に対して着脱自在な先端キャップを、弾力性のある部
材によって、上記先端部本体の最大外径とほぼ同じ外径
寸法の筒状に形成し、上記先端部本体の外周面に形成さ
れた凹部に上記先端キャップの内周面に形成された凸部
を係合させるようにした内視鏡の先端部において、上記
先端部本体の最先端部の外径を上記最大外径と同寸法に
形成して、その最先端部の一部分に、上記先端キャップ
と係合する切り欠き部を少なくとも一か所形成したこと
を特徴とする。
【0009】なお、上記切り欠き部に係合する部分から
連続して上記先端部本体の先端面を部分的に覆う帯状部
を形成して、上記先端部本体に設けられた観察窓の表面
に流体を吹きつけるためのノズルを上記帯状部に形成し
てもよい。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡の先端部の正面図、図3はその側面図であり、図4
は観察光学系と送気ノズル部とを含むように断面を組み
合わせて示す側面断面図である。
【0011】図3及び図4に示されるように、細長い可
撓管によって形成された挿入部の先端に遠隔操作によっ
て屈曲自在に設けられた湾曲部2の先端部分に、先端部
本体1が連結されている。6は、湾曲部2を被覆する外
皮ゴムチューブである。
【0012】本実施例の内視鏡は、管軸の前方を観察す
るようにしたいわゆる前方視型内視鏡であり、図2に示
されるように、先端部本体1の先端面に観察窓11、照
明窓12及び鉗子チャンネル出口孔13が配置されると
共に、観察窓11に向けて開口する送気ノズル14と送
水ノズル15が設けられている。
【0013】図4に示されるように、先端部本体1の先
端面は、光学的なケラレが発生しないようにするため
に、観察窓11の部分だけが他の部分に比べて盛り上が
って形成されている。
【0014】観察窓11の内側には、対物光学系16が
鏡枠17内に固着されて配置されている。18は明るさ
絞り、19は対物レンズ間のスペーサ、20は金属製の
シールド筒である。
【0015】鏡枠17の外周面は先端部本体1に形成さ
れた孔内に嵌合していて、その嵌合部にはシール用のO
リング23が装着されている。一方、鏡枠17の後部外
周部には、金属製のシールドパイプ25が嵌着、接合さ
れている。
【0016】シールドパイプ25内には、例えば電荷結
合素子(CCD)からなる固体撮像素子26が受像面を
前向きにして固定されていて、対物光学系16によって
観察光像が固体撮像素子26の受像面に結像する。27
は透明なカバーガラス、29は遮光用マスクである。
【0017】シールドパイプ25内には、固体撮像素子
26に入出力される信号を処理するための電子部品31
が配線基板32に取り付けて配置され、そこから後方に
信号ケーブルが引き通されている。
【0018】シールドパイプ25内に配置された部品の
外周面とシールドパイプ25の外周面には、各々絶縁テ
ープ34,35が巻き付けられていて、シールドパイプ
25とその内外との間を電気絶縁している。
【0019】なお本発明は、このような固体撮像素子2
6を用いた電子的像伝送手段に代えて、イメージガイド
ファイババンドルなど光学的像伝送手段を用いた内視鏡
に適用してもよく、硬性内視鏡に適用してもよい。
【0020】照明光の配光角を拡げるために図2に示さ
れる照明窓12に取り付けられた凹レンズからなるカバ
ーレンズ37の内側には、照明用ライトガイドファイバ
バンドルの出射端が配置されている。
【0021】送気及び送水ノズル14,15の内側に
は、図4に示されるように、先端部本体1に送気及び送
水孔41,42が管軸と平行方向に形成されていて、そ
こに後方から送気及び送水管43,44が連通接続され
ている。
【0022】先端キャップ50は、例えばポリウレタン
ゴム等のように導電性がなくて弾力性のある材料によっ
て形成されていて、先端部本体1の外周面に、先端部本
体1の先端側から着脱自在に取り付けられている。な
お、先端キャップ50の全ての稜線は、患者の体腔内粘
膜を傷付けないように、滑らかに丸めて形成されてい
る。
【0023】先端キャップ50は、外径寸法が先端部本
体1の外径寸法と略同寸法の円筒形状に形成されてい
て、その後端部は筒状に開放されているが、前端側は、
上半部側だけが帯状に先端部本体1の前端面に密着して
被さるようになっていて、そこに送気及び送水ノズル1
4,15が形成されている。但し観察窓11部分は透孔
になっている。
【0024】そして、送気及び送水ノズル14,15を
送気及び送水孔41,42に対して正確に位置決めする
ために、図4及び先端キャップ50を裏側から見た図5
に示されるように、送気及び送水孔41,42内を全部
塞がない程度に送気及び送水孔41,42内に嵌め込ま
れる突起51,51が、後方に向けて先端キャップ50
に一体に形成されている。
【0025】その結果、送気及び送水管43,44内を
送られてきた空気又は水が、途中で漏れることなく、送
気及び送水孔41,42を通って送気及び送水ノズル1
4,15から観察窓11の表面に向けて噴出される。
【0026】図4及び先端部本体1から先端キャップ5
0が取り外された状態を示す図1に示されるように、先
端部本体1の外周面の中間部分には、凹溝9が周方向に
形成されている。
【0027】この凹溝9より前側の、先端部本体1の最
先端部の外径寸法は後方の最大外径部分と同じ寸法に形
成されていて、最先端部には、上半部の左右にだけ外縁
から一定の深さに切り欠いた円弧状の切り欠き10,1
0が形成されている。
【0028】図1及び図2に示されるように、照明窓1
2と鉗子チャンネル出口孔13とは、切り欠き10,1
0のない部分、即ち先端部本体1の最先端部の最大外径
と同寸法部分の内側に配置されている。
【0029】したがって、照明窓12と鉗子チャンネル
出口孔13とを可能な限り外側に寄せて配置することが
でき、その結果、太いライトガイドファイババンドルと
太い鉗子チャンネルとを内蔵させて、内視鏡としての高
い基本性能を得ることができる。
【0030】先端キャップ50は、先端部本体1の切り
欠き10,10に係合することによって回転方向の位置
決めが行われ、送気及び送水ノズル14,15が形成さ
れている先端キャップ50の前面帯状部は、その切り欠
き10,10との係合部分を介して側部の円筒状部分と
繋がっている。
【0031】先端キャップ50の筒状部の内面側には、
先端部本体1の凹溝9にちょうど嵌まり込む大きさの突
起52が内方に向けて突設されている。したがって、先
端キャップ50を先端部本体1の先端側から先端部本体
1の外周面に沿って押し広げるように押し込むことによ
り、先端キャップ50の突起52が先端部本体1の凹溝
9に嵌まり込む。
【0032】その状態では先端キャップ50は自己の弾
性力によって元の形状に戻り、先端部本体1から抜け出
さない状態に係止される。そしてこの状態では、図3に
示されるように、先端キャップ50は、送気及び送水ノ
ズル14,15が形成された帯状部だけが、凹溝9に係
合した筒状部から前方に回り込んで先端部本体1に取り
付けられた状態になり、先端部本体1に対して全く回転
せず、しかも先端部本体1の表面から周方向には全く出
っ張らない。
【0033】使用後には、先端キャップ50を後方から
めくるようにして前方へ押し出せば、先端キャップ50
を先端部本体1から取り外すことができ、それによっ
て、送気及び送水孔41,42内をブラッシングにより
掃除することができる。なお先端キャップ50は、使い
捨てにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、先端部本体の外径と同
じ外径寸法の先端キャップを先端部本体に対して着脱自
在にしながら、切り欠き部を除いて先端部本体の最先端
部の外径を後方の最大外径と同寸法に形成したことによ
り、照明窓又は鉗子チャンネル出口孔等を可能な限り外
側まで配置することができるので、太いライトガイドフ
ァイババンドルや太い鉗子チャンネルを内蔵させて、内
視鏡としての高い基本性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の先端部本体から先端キャップが外され
た状態の斜視図である。
【図2】実施例の正面図である。
【図3】実施例の側面図である。
【図4】実施例の側面断面図である。
【図5】実施例の先端キャップの背面図である。
【図6】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 10 切り欠き部 14,15 ノズル 50 先端キャップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部先端の先端部本体に対して着脱自在
    な先端キャップを、弾力性のある部材によって、上記先
    端部本体の最大外径とほぼ同じ外径寸法の筒状に形成
    し、上記先端部本体の外周面に形成された凹部に上記先
    端キャップの内周面に形成された凸部を係合させるよう
    にした内視鏡の先端部において、 上記先端部本体の最先端部の外径を上記最大外径と同寸
    法に形成して、その最先端部の一部分に、上記先端キャ
    ップと係合する切り欠き部を少なくとも一か所形成した
    ことを特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記先端キャップに、上記切り欠き部に係
    合する部分から連続して上記先端部本体の先端面を部分
    的に覆う帯状部が形成されていて、上記先端部本体に設
    けられた観察窓の表面に流体を吹きつけるためのノズル
    が上記帯状部に形成されている請求項1記載の内視鏡の
    先端部。
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