JP3421468B2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JP3421468B2
JP3421468B2 JP05851495A JP5851495A JP3421468B2 JP 3421468 B2 JP3421468 B2 JP 3421468B2 JP 05851495 A JP05851495 A JP 05851495A JP 5851495 A JP5851495 A JP 5851495A JP 3421468 B2 JP3421468 B2 JP 3421468B2
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慶時 伊藤
真一 松野
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部本体に対して
先端キャップを着脱自在に設けた内視鏡の先端部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の内視鏡の先端部においては、先
端キャップは一般にゴムのような弾力性のある材料によ
って形成され、先端部本体の外面露出部はプラスチック
によって形成されていて、先端キャップを先端部本体に
対して先端側から被せて取り付けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのような内視鏡の先
端部においては、例えば実開昭59−22101号公報
に示されるように、先端キャップの外径が先端部本体の
外径より太くなりがちであり、挿入性が低下して患者に
与える苦痛を大きくしてしまう。
【0004】そこで、例えば実公平4−804号に示さ
れるように先端部本体の外径と先端キャップの外径とを
同寸法に形成すると、挿入性は改善されるが、先端キャ
ップを先端部本体から取り外す際に指先などをひっかけ
るところがない。
【0005】そのため、先端部本体から先端キャップを
取り外す際に不自然で大きな力を内視鏡の先端部に加え
て、先端部本体など挿入部の先端部分を破損してしまう
場合があった。
【0006】そこで本発明は、先端キャップを先端部本
体から容易かつ確実に取り外すことができて、取り外し
の際に破損事故等を起こすおそれのない内視鏡の先端部
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の先端部は、挿入部の先端に連結さ
れた先端部本体に対して先端キャップを着脱自在に設け
た内視鏡の先端部において、上記先端キャップの外径を
上記先端部本体の外径と略同寸法に形成すると共に、上
記先端キャップを先端部本体から取り外すための取り外
し治具を係合させる凹みを上記先端キャップの外側面に
形成したことを特徴とする。
【0008】なお、上記先端キャップが弾力性のある材
料によって形成されていてもよく、さらに、上記先端部
本体と先端キャップの少なくとも一方の外観色を上記取
り外し治具の外観色と同色にし、又は先端部本体と先端
キャップの少なくとも一方と取り外し治具とに同色の指
標を設けてもよい。
【0009】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図3は内
視鏡の先端部の正面図であり、図2はそのABCDEF
GH断面を示している。
【0010】図2に示されるように、先端部本体1は、
細長い可撓管によって形成された挿入部の先端に遠隔操
作によって屈曲自在に設けられた湾曲部2の先端部分に
連結されている。
【0011】湾曲部2は、多数の節輪3を図示されてい
ないリベットによって回動自在に連結し、その外周に網
状管4を被覆して、さらにゴムチューブ5等によって外
装し、その端部を先端部本体1の外周面に緊縛、接合さ
せて構成されている。
【0012】先端部本体1は、湾曲部2の先端に連結さ
れて外面には露出しないステンレス鋼製の金属ブロック
部1aと、金属ブロック部1aの前側に固着されて外面
に露出するプラスチックブロック部1bとによって形成
されている。
【0013】本実施例の内視鏡は、管軸の前方を観察す
るようにしたいわゆる前方視型内視鏡であり、図3に示
されるように、先端部本体1の先端面に観察窓11、照
明窓12及び鉗子チャンネル出口孔13が配置されると
共に、観察窓11に向けて開口する送気送水ノズル14
が設けられている。
【0014】図2に示されるように、観察窓11の内側
には、対物光学系16が金属製の鏡枠17内に固着され
て配置されている。表面のカバーレンズ16aは、その
外周面の途中に形成された段差部において、鏡枠17に
カシメ固定されている。18は明るさ絞り、19はスペ
ーサである。
【0015】鏡枠17の前半部外周部分には、電気絶縁
性のプラスチック材からなる絶縁環21が接合されてい
て、鏡枠17の前端部分が露出しないように形成された
凹部内に、脱泡したエポキシ系接着剤22が充填されて
いる。絶縁環21の外周面は、先端部本体1のプラスチ
ックブロック部1bに形成された孔内に嵌合していて、
その嵌合部にはシール用のOリング23が装着されてい
る。
【0016】鏡枠17の後部外周部には、金属製のシー
ルドパイプ25が嵌着、接合されていて、シールドパイ
プ25内に例えば電荷結合素子(CCD)からなる固体
撮像素子26が受像面を前向きにして固定されている。
【0017】そして、その前側には、透明なカバーガラ
ス27が密着して配置され、さらにその前面にYAGレ
ーザ光カットフィルタ28が貼着されている。このよう
な透明部材27,28を通って、対物光学系16によっ
て観察光像が固体撮像素子26の受像面に結像する。2
9は遮光用マスクである。
【0018】シールドパイプ25内には、固体撮像素子
26の後側に、固体撮像素子26に入出力される信号を
処理するための電子部品31が配線基板32に取り付け
て配置され、信号ケーブル33がそこから後方に引き通
されている。
【0019】シールドパイプ25内に配置された部品の
外周面とシールドパイプ25の外周面には、各々絶縁テ
ープ34,35が巻き付けられていて、シールドパイプ
25とその内外との間を電気絶縁している。また、シー
ルドパイプ25外面側の絶縁テープ35の後端は、信号
ケーブル33の前端外周面まで連続的に被覆している。
【0020】なお本発明は、このような固体撮像素子2
6を用いた電子的像伝送手段に代えて、イメージガイド
ファイババンドルを用いた光学的像伝送手段を用いた内
視鏡に適用してもよく、硬性内視鏡に適用してもよい。
【0021】照明光の配光角を拡げるために照明窓12
に取り付けられた凹レンズ37の内側には、内視鏡挿入
部内に通された照明用ライトガイドファイババンドルの
出射端が配置されている。
【0022】50は、例えばポリウレタンゴム等のよう
に導電性がなくて弾力性のある材料によって形成された
先端キャップであり、先端部本体1のプラスチックブロ
ック部1bの外周面に先端部本体1の先端側から被せて
取り付けられている。
【0023】先端キャップ50は、外径寸法が先端部本
体1の外径寸法と略同寸法の略円筒状に形成されてい
て、その後端は筒状に開放されているが、前端は送気送
水ノズル14部分が端面部分に形成されて先端部本体1
の前端面に被さっている。また、先端キャップ50の総
ての稜線は患者の体腔内粘膜を傷付けないよう、滑らか
に丸めて形成されている。
【0024】先端キャップ50の後半部内周面には、先
端部本体1のプラスチックブロック部1bの外周面に周
方向に形成された凹溝9にちょうど嵌まり込む大きさの
突起51が、内方に向けて突設されている。
【0025】したがって、先端部本体1に先端キャップ
50を取り付ける際には、先端キャップ50の内面の突
起51を先端部本体1の外周面に沿わせて、先端キャッ
プ50を押し拡げるように弾性変形させた状態で、先端
部本体1に先端から押し込む。
【0026】すると、先端キャップ50内に先端部本体
1が入って行き、先端キャップ50の内面の突起51が
先端部本体1の外周面の凹溝9に嵌まり込むと、先端キ
ャップ50が自己の弾性力で図2に示されるような元の
形状に戻り、先端部本体1から抜け出さない状態にな
る。そしてこの状態では、先端キャップ50の外表面と
先端部本体1の外表面との間に、ほとんど段差がない状
態になる。
【0027】IJ断面を示す図4に示されるように、挿
入部内に挿通された送気チューブ41と送水チューブ4
2の先端は、先端部本体1に管軸方向に真直に穿設され
た内に後方から差し込まれて固着されている。
【0028】両チューブ41,42とも、四フッ化エチ
レン樹脂製チューブが用いられており、湾曲部2内では
それらの外周にらせん溝が形成されていて、座屈防止用
の細いスプリング線43,44がそのらせん溝に沿って
巻回されている。
【0029】また、図3に示される送気送水ノズル14
の部分は、図4及びEK断面を示す図5に示されるよう
に、先端キャップ50の前方に突出形成されていて、送
気チューブ41と送水チューブ42とに連通して先端部
本体1内に形成された送気孔46と送水孔47とが、送
気送水ノズル14に連なる先端キャップ50内の送気送
水路53に一つに合流して連通している。
【0030】先端キャップ50は、送気送水路53が形
成された部分が先端部本体1側に向かって突出してい
て、その突出部54が、送気孔46と送水孔47とを一
つにまとめて先端部本体1の先端面に形成された開口4
8内にぴったりと嵌め込まれている。したがって、この
部分から水漏れや空気漏れが生じない。
【0031】このような構成により、送気チューブ41
と送水チューブ42を通って選択的に送られてくる空気
と水が、送気送水ノズル14から観察窓11の表面に向
かって吹き付けられる。
【0032】図2及び図3に示されるように、先端キャ
ップ50の外周面の後半部には、周方向に間隔をあけて
一対の凹み55,55が形成されている。この各凹み5
5,55の形状は、正面から見ると図3に示されるよう
に角部が滑らかに丸められたL字形であり、側面から見
ると、図2に示されるように、前端には先端キャップ5
0の外周面に対して略垂直の段差を形成する壁面55a
が形成され、後端は凹んだままの形状で先端キャップ5
0の後端に達している。
【0033】そして、先端キャップ50を先端部本体1
に着脱する際にこの凹み55,55が先端部本体1と干
渉しないように、先端部本体1には、図6に示されるよ
うに、先端キャップ50の凹み55,55と同断面形状
の凹み8,8が先端面から真直に後方に形成されてい
る。
【0034】また、先端キャップ50の前半部分には凹
み55は形成されていないが、先端キャップ50の内周
面が、先端部本体1表面の凹み8に嵌まり合うように、
凹み55部分と同じ形状に内方に突出した形状に形成さ
れている。
【0035】このように形成したことにより、先端キャ
ップ50を先端部本体1に取り付ける際には、両者の凹
み55,8どうしの位置を合わせることによって位置決
めがされ、先端キャップ50が先端部本体1に取り付い
た状態では、それらが嵌め合わされて係合することによ
り、先端キャップ50が先端部本体1に対して軸回りに
回転しないための回転止めとなる。
【0036】この先端キャップ50の凹み55,55に
は、図1に示されるように、先端部本体1から先端キャ
ップ50を取り外すために用いられる取り外し治具10
0の先端101,101が係合する。
【0037】取り外し治具100は、金属又は硬質のプ
ラスチック製であり、先端101,101が先端キャッ
プ50の凹み55,55内にちょうど係合するように突
出して形成されている。図2及び図3には、取り外し治
具100の先端101,101が先端キャップ50の凹
溝55,55に係合した状態が示されている。
【0038】このような取り外し治具100によって先
端キャップ50を先端部本体1から取り外すには、取り
外し治具100の先端101,101を先端キャップ5
0の凹み55,55内に係合させた状態で、先端部本体
1の後半部分を指先などで摘んで後方に引張ればよい。
【0039】すると、取り外し治具100によって軸方
向への移動が規制された先端キャップ50は移動せず
に、先端部本体1だけが後方に移動するので先端キャッ
プ50が先端部本体1から外れる。
【0040】先端キャップ50が先端部本体1から外れ
る際には、先端キャップ50の内周面の突起51が先端
部本体1の外周面を乗り越えるので、先端キャップ50
は弾性変形をする。
【0041】なお、先端キャップ50と先端部本体1の
少なくとも一方と取り外し治具100とを外観上同色に
形成しておき、その色を機種によって変えれば、どの先
端キャップ50の取り外しにどの取り外し治具100を
用いるべきかを間違いなく容易に判断することができ
る。先端キャップ50と先端部本体1の少なくとも一方
と取り外し治具100とに同色の指標を付してもよい。
【0042】取り外された先端キャップ50は、洗浄消
毒して再使用してもよいが、一回の使用毎に廃棄するデ
ィスポーザブルにしてもよい。なお、取り外し治具10
0を係合させるための凹み55は、先端キャップ50の
全周に形成してもよく、内視鏡には、観察窓11の表面
に向かう送気送水ノズル14を設けるだけでなく、前方
へ水を噴出させるいわゆるジェットノズルなどを設けて
もよい。
【0043】図7、図8及び図9は、被写体に対して勢
いよく水を噴出するためのいわゆるジェット噴射ノズル
114が、送気送水ノズル14とは別に先端キャップ5
0に併設された実施例である。
【0044】この実施例では、ジェット噴射ノズル11
4に真っ直ぐに連通する送水路153が形成された先端
キャップ50の部分を後方に向かって突出させ、その突
出部154が先端部本体1側の先端面に形成された副送
水孔147の開口148内に嵌め込まれている。142
は、高圧に加圧された水を副送水孔147に送るための
副送水チューブである。
【0045】また、この実施例では、取り外し治具を係
合させるための第1実施例の凹み55に代えて、目視に
よって先端部本体1の外周面の凹み8と位置合わせをす
るための目印用凹み155が先端キャップ50に形成さ
れている。したがって、先端キャップ50を先端部本体
1に正しい向きに容易に取り付けることができる。
【0046】この実施例のその他の部分は、先端部本体
1の送気孔46と送水孔47が、送気チューブ41と送
水チューブ42に通じる位置から真っ直ぐに前方に穿設
されている等、僅かな相違を除いて前述の第1の実施例
と同じなので、第1の実施例と同じ符号を付して、その
説明は省略する。
【0047】図10、図11及び図12は、側方視型の
内視鏡において、先端キャップ50の送気送水ノズル1
4に連なる送水路53が形成された部分を先端部本体1
側に向かって突出させて、その突出部54を先端部本体
1の側面に形成された開口48内に嵌め込んだ実施例で
ある。開口48には、送気孔46と送水孔47とが連通
している。図10は側面断面図、図11は平面図、図1
2は、図11におけるR−S断面図である。
【0048】金属製の先端部本体1は、可撓性のある内
視鏡挿入部の先端に形成された湾曲部2の先端に連結さ
れている。先端部本体1は、図12に示されるように、
丸棒状の素材の一側面を部分的に平らに削り取った形状
に形成されていて、その面に観察窓11と照明窓12及
び処置具突出口13が設けられている。
【0049】先端部本体1は、観察窓11と照明窓12
と処置具突出口13以外の部分が露出しないように、そ
の部分を除いて、先端キャップ50によって気密に被覆
されている。
【0050】先端キャップ50は、前端側が塞がれ後端
側が開口した形状に形成されており、観察窓11と照明
窓12と処置具突出口13が位置する部分には、開口5
6が形成されている。
【0051】先端キャップ50は、例えばフッ素ゴム等
のような弾力性のある材料からなるキャップ本体50a
と、そのキャップ本体50aの変形を抑制するようにキ
ャップ本体50aの内面側に配置されたキャップフレー
ム50bとによって形成されている。
【0052】図10に示されるように、先端キャップ5
0は主にキャップ本体50aによって形成されており、
先端部本体1の円周面に接する部分にだけ、キャップ本
体50aの内面側にキャップフレーム50bが配置され
ている。
【0053】キャップフレーム50bは、後端部付近だ
けがリング状の断面形状に形成され、その他の部分は、
観察窓11等の位置する側(図で上面側)が開口したC
字状の断面形状に形成されている。
【0054】キャップフレーム50bは、ゴムのような
弾力性はないが、多少の弾性変形はする金属又はプラス
チックにより形成されていて、キャップフレーム50b
の外面にキャップ本体50aがライニング又は接着され
て両者が一体的に構成されている。
【0055】先端キャップ50の後端部分には、先端部
本体1に取り付けられたときに先端部本体1に形成され
た凹溝9に係合して抜け止めになる内方に突出する突起
51が形成されている。
【0056】処置具突出口13の内側には、遠隔操作に
よって揺動する処置具起上片13aが収容されており、
その奥に、図12に示される処置具挿通チャンネル13
bの先端が開口配置されている。13bは、処置具起上
片13a用の操作ワイヤである。
【0057】図10に示されるように、照明窓12の部
分には、照明光を広げるための凹レンズ37が接合され
ていて、そのすぐ内側に照明用ライトガイドファイババ
ンドル38の射出端が配置されている。
【0058】観察窓11の部分には、対物光学系のカバ
ーレンズ16aが接合されていて、そのすぐ内側には光
軸を直角に曲げるプリズム16bが配置され、プリズム
16bの後方には鏡枠17内に対物レンズ16…が配置
されている。
【0059】そして、対物レンズ16…による被写体の
結像位置に、例えば電荷結合素子(CCD)からなる固
体撮像素子26の受像面が配置され、信号ケーブル33
がそこから後方に延びている。
【0060】先端部本体1のカバーレンズ16aの後端
のすぐ後ろ側には、内方に凹んで凹溝49が形成されて
いて、その凹溝49の開口48に気密的に嵌め込まれる
突出部54がキャップ本体50aに下向きに突設されて
いる。突出部54は、凹溝49の開口48に嵌め込まれ
ることによって、先端部本体1に対する先端キャップ5
0の回転止めをする機能も有している。
【0061】先端部本体1の凹溝49の後端の垂直壁に
は送気孔46と送水孔47の先端が開口しており、その
送気孔46と送水孔47に送気チューブ41と送水チュ
ーブ42が後方から接続されている。
【0062】キャップ本体50aの突出部54内には送
気送水路53が形成されていて、送気孔46と送水孔4
7が共に送気送水路53に対して開口している。そし
て、キャップ本体50aには、送気送水路53に直接連
通する送気送水ノズル14がカバーレンズ16aの表面
に向けて開口形成されている。
【0063】したがって、送気チューブ41又は送水チ
ューブ42を通って送られてくる空気又は水が、送気送
水路53を経由して送気送水ノズル14からカバーレン
ズ16aの表面に向けて噴出する。
【0064】送気送水路53から送気送水ノズル14の
出口にかけての空気と水の通路は、弾力性のあるキャッ
プ本体50aの突出部54が先端部本体1の凹溝49の
開口48に嵌め込まれて、その間が気密にシールされて
いるので、その部分では空気漏れ及び水漏れが発生しな
い。
【0065】このように形成された側方視型内視鏡の先
端部においては、内視鏡検査終了後は、先端キャップ5
0を先端部本体1から取り外すことができる。そして、
先端キャップ50が取り外されて露出した送気孔46と
送水孔47の各開口に、例えば掃除用ブラシ40を直接
挿入して、送気チューブ41、送水チューブ42内をブ
ラッシングして掃除することができる。また、取り外さ
れた先端キャップ50側に形成されている送気送水ノズ
ル14部分も、表裏両側から充分に掃除することができ
る。
【0066】図13及び図14に示される実施例は、図
10ないし図12に示される実施例の先端キャップ50
からキャップフレーム50bを取り除いたものであり、
その他の部分は図10ないし図12に示される実施例と
同じである。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、先端部本体から先端キ
ャップを取り外す際には、先端キャップの外周面に形成
した凹みに取り外し治具を係合させることにより、先端
キャップを先端部本体から簡単に取り外すことができる
ので、内視鏡の先端部を破損するような事なく容易かつ
確実に先端キャップを先端部本体から取り外すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の斜視図である。
【図2】本発明の実施例の側面(ABCDEFGH)断
面図である。
【図3】本発明の実施例の正面図である。
【図4】本発明の実施例のIJ断面図である。
【図5】本発明の実施例のEK断面図である。
【図6】本発明の実施例の先端キャップを取り外した状
態の側面図である。
【図7】第2の実施例の正面図である。
【図8】第2の実施例の側面(LMN)断面図である。
【図9】第2の実施例のPQ断面図である。
【図10】第3の実施例の側面断面図である。
【図11】第3の実施例の平面図である。
【図12】第3の実施例の正面(RS)断面図である。
【図13】第4の実施例の側面断面図である。
【図14】第4の実施例の正面断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 50 先端キャップ 55 凹み 100 取り外し治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−228729(JP,A) 特開 平4−317623(JP,A) 特開 平5−317235(JP,A) 特開 平7−184838(JP,A) 実開 昭57−195118(JP,U) 実開 平2−95009(JP,U) 実開 平6−66603(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に連結された先端部本体に対
    して先端キャップを着脱自在に設けた内視鏡の先端部
    あって上記先端部本体に取り付けられた状態における 上記先端
    キャップの外径を上記先端部本体の外径と略同寸法に形
    して、上記先端キャップを先端部本体から取り外すた
    めの取り外し治具を係合させる凹みを、上記先端キャッ
    プの外側面の後端に達する範囲に形成すると共に、 上記先端キャップの凹みと同断面形状で上記先端キャッ
    プの凹みが嵌まり込む凹みを、上記先端部本体の外周面
    の先端から上記先端キャップの後端が被さる位置までの
    範囲に 形成したことを特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記先端キャップが弾力性のある材料によ
    って形成されている請求項1記載の内視鏡の先端部。
  3. 【請求項3】上記先端部本体と先端キャップの少なくと
    も一方の外観色を上記取り外し治具の外観色と同色に
    し、又は上記先端部本体と先端キャップの少なくとも一
    方と取り外し治具とに同色の指標を設けた請求項1又は
    2記載の内視鏡の先端部。
JP05851495A 1994-03-30 1995-03-17 内視鏡の先端部 Expired - Fee Related JP3421468B2 (ja)

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