JP2505720Y2 - キャブのボディ構造 - Google Patents

キャブのボディ構造

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JP2505720Y2
JP2505720Y2 JP1989145753U JP14575389U JP2505720Y2 JP 2505720 Y2 JP2505720 Y2 JP 2505720Y2 JP 1989145753 U JP1989145753 U JP 1989145753U JP 14575389 U JP14575389 U JP 14575389U JP 2505720 Y2 JP2505720 Y2 JP 2505720Y2
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JP
Japan
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grill
lid
cross member
floor cross
cab
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JP1989145753U
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JPH0384280U (ja
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哲郎 佐伯
正巳 武田
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はキャブのボディ構造の改良に関する。
(従来の技術) キャブのフロントボディにあっては、フロントアウタ
パネルとフロントインナパネルとの空隙内に各種の配管
や配線などを設置する関係から、これらの点検整備の容
易化を図るため、フロントアウタパネルを開閉式のフロ
ントリッドに構成したものが知られている。
ところで、キャブフロントボディの下側には通常、両
サイドにヘッドランプが、これのランプ間にフロントグ
リルが配設される。また、フロントボディのインナパネ
ルには運転室に開口する換気孔が設けられる。
そして、フロントグリル開口部からの走行風はフロン
トパネル下方のラジエータを通して後方へと流れると共
に、一部がフロントインナパネルの下部にぶつかってフ
ロントボディ内の空隙に沿って上昇して換気孔へと供給
されるようになっている。
このため、例えば雨天走行時には外気と共に吹き込む
雨滴がフロントボディ内の空隙に入り、換気孔などから
運転室側に侵入するという問題点があった。
そこで、フロントグリルにおいて、フロントボディの
インナパネル下部に対向する一部のグリル開口部を塞ぐ
ようにしたものが提案されている(実公昭63-2325号、
同63-2326号公報)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来例では雨滴などの侵入
経路を遮断する上で、グリル開口面積を減らすことにな
るため、その分ラジエータの冷却性能が悪化するという
不具合があった。
(課題を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解消するため、フロン
トボディのアウタパネルを開閉式のフロントリッドに構
成したキャブのボディ構造において、フロントリッド下
部にフロントグリルを一体的に形成すると共に、フロン
トグリルに面するフロアクロスメンバにグリル開口部か
らの走行風を後方のラジエータに導く通風口を形成する
一方、フロントリッド裏面のグリル上部からリッドとフ
ロントインナパネルとの間の空隙を遮蔽するようにフロ
アクロスメンバの通風口に向けて延びる仕切板を設け、
かつ該仕切板の後端部はフロアクロスメンバの通風口の
内側に臨むように延設するものとした。
(作用) フロントグリル開口部からの走行風は、フロアクロス
メンバの通風口内に後端部を臨ませた仕切板により確実
にフロントボディ内への流れが規制され、またその分ラ
ジエータを通過する風量が増加する。したがって、運転
室内への雨滴などの侵入防止効果とラジエータ性能が確
実に向上する。
(実施例) 第1.2図において、1はキャブフロントボディ2に設
けた開閉式のフロントリッドで、フロントリッド1は上
辺部にて図示しない左右のヒンジを介してフロントウイ
ンド3の下部に取り付けられる。
フロントリッド1の下部にはフロントグリル4が一体
成形され、リッド1内面に後述する仕切板5が基端でネ
ジ止めされる。
フロントボディ2のインナパネル6下端には略コの字
状断面の開口側をグリル開口部4Aに向けてフロアクロス
メンバ7が取り付けられ、クロスメンバ7の底面にグリ
ル開口部4Aからの走行風を後方のラジエータ8へ導く通
風口9が形成される。
仕切板5はこの場合、フロントボディ2のインナパネ
ル6に開口した換気孔10との位置関係から一部のグリル
開口部4Aを対象として既述のように配設され(第1図参
照)、リッド1とインナパネル6との空隙11を斜めに横
切ってその後端部がフロアクロスメンバ7の通風口9に
臨むように延設される(第2図参照)。
このような構成に基づき、フロントリッド1のグリル
開口部4Aからの走行風は仕切板5を介してフロアクロス
メンバ7の通風口9内にまで導かれるので、フロアクロ
スメンバ7よりも前方のフロントボディ2内の空隙11へ
と流れ込むようなことがなく、確実にラジエータ8方向
へと流れる。したがって、ラジエータ8を通過する風量
が増加して良好な冷却性能が得られると共に、雨滴など
が空隙11に侵入するのを効果的に防止することができ
る。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、フロントリッド下部
にフロントグリルを一体的に形成すると共に、フロント
グリルに面するフロアクロスメンバにグリル開口部から
の走行風を後方のラジエータに導く通風口を形成する一
方、フロントリッド裏面のグリル上部からリッドとフロ
ントインナパネルとの間の空隙を遮蔽するようにフロア
クロスメンバの通風口に向けて延びる仕切板を設け、か
つ該仕切板の後端部はフロアクロスメンバの通風口の内
側に臨むように延設することにより、フロントボディ内
の空隙へと走行風が流れ込むのを防止するようにしたの
で、運転室内への雨滴などの侵入を確実に防止しつつラ
ジエータ性能の向上を図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すキャブの前面図、第2
図はそのSA-SA断面図である。 1……フロントリッド、2……フロントボディ、4……
フロントグリル、4A……グリル開口部、5……仕切板、
6……フロントインナパネル、7……フロアクロスメン
バ、8……ラジエータ、9……通風口、11……空隙。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントボディのアウタパネルを開閉式の
    フロントリッドに構成したキャブのボディ構造におい
    て、フロントリッド下部にフロントグリルを一体的に形
    成すると共に、フロントグリルに面するフロアクロスメ
    ンバにグリル開口部からの走行風を後方のラジエータに
    導く通風口を形成する一方、フロントリッド裏面のグリ
    ル上部からリッドとフロントインナパネルメとの間の空
    隙を遮蔽するようにフロアクロスメンバの通風口に向け
    て延びる仕切板を設け、かつ該仕切板の後端部はフロア
    クロスメンバの通風口の内側に臨むように延設したこと
    を特徴とするキャブのボディ構造。
JP1989145753U 1989-12-18 1989-12-18 キャブのボディ構造 Expired - Lifetime JP2505720Y2 (ja)

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JPH0384280U JPH0384280U (ja) 1991-08-27
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JP7100822B2 (ja) * 2018-02-01 2022-07-14 いすゞ自動車株式会社 車両の前部構造

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