JP3344255B2 - 画像情報処理装置 - Google Patents

画像情報処理装置

Info

Publication number
JP3344255B2
JP3344255B2 JP00985797A JP985797A JP3344255B2 JP 3344255 B2 JP3344255 B2 JP 3344255B2 JP 00985797 A JP00985797 A JP 00985797A JP 985797 A JP985797 A JP 985797A JP 3344255 B2 JP3344255 B2 JP 3344255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
image information
information
development
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00985797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1074130A (ja
Inventor
康博 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP00985797A priority Critical patent/JP3344255B2/ja
Publication of JPH1074130A publication Critical patent/JPH1074130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344255B2 publication Critical patent/JP3344255B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコンと略称する)等に代表される画
像情報処理装置に関し、特にホストコンピュータまたは
各種DTP(デスク・トップ・パブリッシング)用のパ
ソコンにて作成されたドキュメントを、PDL(ページ
記述言語)やその他の画像データフォーマットにて受け
取り、この受け取った画像データを解釈して画像形成装
置により画像形成を行って忠実かつ高品質にて再現する
画像情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアやDTPハードウ
エア/ソフトウエアの技術的進歩により、オフィスドキ
ュメントやその他の用途の様々なドキュメントにおいて
も、非常に複雑なドキュメントが作成されるようになっ
てきており、それらをより高速かつ高画質にて様々な画
像形成装置により簡単に出力したいという要求がより一
層高まってきており、その要求に答えるべく各種の様々
な画像処理装置が開発されている。
【0003】その中でも代表的なものとして、PDL等
で生成されたドキュメントを各種標準インターフェース
(イーサネット/SCSI/GPIB/シリアル/セン
トロニクス/アップルトークなどが代表的なインターフ
ェースとして挙げられる)により受け取り、この受け取
ったPDLファイルを解釈して画像形成装置にて忠実に
再現する画像処理装置が知られている。また、一般的
に、最も多く普及しているのは、画像形成装置として電
子写真方式の画像形成装置を用いた画像処理装置であ
る。ここで言うPDLの代表的なものとしては、Ado
be社のPostScriptやXerox社のInt
erpressなどが挙げられる。
【0004】また最近は、電子写真方式のカラープリン
タなどの普及が目覚ましく、先述したPDLを解釈して
画像生成を行う画像情報処理装置においても、カラープ
リンタに対応したものが幾つか発表されている。このP
DLを用いたパソコン等の画像情報処理装置100は、
図21に示すように、その内部にコード情報生成部10
1および画像展開手続部102を有し、抽象的な描画モ
デルであるPDLファイルを生成して画像形成処理装置
110に送る。画像形成処理装置110はその内部に、
画像情報展開部111、画像情報記憶部112および画
像入力/形成装置113を有し、画像情報展開部111
にてPDLを解釈しかつ展開処理を行い、生成された一
ページ分のラスター画像データを画像情報記憶部112
に記憶した後、このラスター画像データを画像入力/形
成装置113に対して出力して画像形成を行う構成とな
っている。
【0005】しかしながら、PDLを用いた上記の一従
来例に係る画像情報処理装置100では、抽象度の高い
描画モデルであるPostScript等のPDLを用
いるために処理に時間がかかってしまうとともに、高速
化のためには画像形成処理装置110の内部に存在する
画像情報展開部111に大きな処理能力が要求されるこ
とになる。また、生成されたPDLファイルがラスター
画像イメージを多く含む際には、データ転送および画像
展開の処理に対して多くの時間を費やしてしまうことに
なる。
【0006】また、例えば400dpi(dot/in
ch)でA3サイズの1ページのフルページの画像デー
タを記憶するための画像情報記憶部112としては、二
値で4メガバイト、1ピクセルを多値8bitとすると
32メガバイトの容量の画像用メモリが必要であり、カ
ラー画像の場合では、K(黒),Y(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン)の4色のページを必要とす
るため、4倍の128メガバイトという大量な画像用メ
モリが必要となる。
【0007】一般的に、二値の画像メモリを持つ画像処
理装置で多値画像の展開/画像生成を行う場合には、網
点、ディザまたは誤差拡散法等の面積階調法を用いるこ
とが多く、多値の画像を扱う画像形成装置においては、
各8ビットで256階調を持ち、カラー画像の場合には
K,Y,M,Cの各色8ビットで1ピクセル32ビット
構成のものが代表的なものとして挙げられる。
【0008】一方、近年、DTPのハードウエア/ソフ
トウエアの技術の進歩により各種入力デバイス(スキャ
ナー/ビデオスチルカメラ)やドキュメントエディター
などにより、様々な空間解像度または階調解像度を持つ
画像要素を一つのドキュメント(1ページ)の中に取り
込むことが可能であり、より複雑で高度な、そして様々
な空間解像度または階調解像度の画像要素を持つドキュ
メントが作成されるようになってきている。このように
複雑で高度な、そして様々な空間解像度または階調解像
度を持つドキュメントもPDLでは簡単に表現でき、フ
ァイルとして生成することが可能である。
【0009】PDLファイル生成時には、そのドキュメ
ントの中に含まれる異なる様々な空間解像度および階調
解像度は、PDLにて決められた入出力装置に依存しな
い固有の論理的座標空間にて記述される。一方、画像情
報処理装置においては、それらのPDL記述を解釈して
画像情報処理装置の持つ画像用メモリの空間解像度およ
び階調解像度にて展開処理を行う。通常、ここで展開処
理を行う空間解像度および階調解像度は、プリンタをは
じめとする目的の画像形成装置の空間解像度および階調
解像度と同じである。
【0010】また、カラー画像などを扱う際には、先述
したように大量の画像メモリを必要とするため、各種の
情報量圧縮方式および符号化方式を活用した前述のよう
な画像処理方式が提案されている。このような状況の
中、ここ数年は、パソコン等に代表されるような画像情
報処理装置の技術革新が著しく、安価で高い性能を持つ
画像情報処理環境が提供されるようになってきた。
【0011】このような背景と共にプリンティング環境
に対してもプリンティングアーキテクチャーに関して変
化の時が訪れてきている。それはMicrosoft
Windowsで用いられているGDI(グラフィック
ス・デバイス・インターフェース)やApple Ma
cintoshのオペレーティングシステム上で用いら
れているQuickDrawやQuickDrawGX
等に代表されるコンピュータのオペレーティングシステ
ム上で動作するドローイングメソッドを用い、表示(出
力)デバイスをプリンタに拡張した形式にて画像展開処
理のほとんどをパソコン等に代表される画像情報処理装
置にて行い、マーキングエンジンに対して出力するプリ
ンティング形式である。
【0012】このような形式のプリンティングは数年前
から存在し実際にこれまでもLowEndのプリンタに
適応可能なプリンティング形式として用いられてきてい
る。しかしながら、従来のパソコン等に代表される画像
情報処理装置の資源および処理性能に対して、ユーザー
サイドのアプリケーション処理とプリンティング処理を
同時に行わせるようなスタイルは性能的な面からLow
Endのプリンタ以外には適応可能なものではなかっ
た。
【0013】また、これまでのプリンティングスタイル
というものは、コンピュータサイドとプリンタサイドの
処理を完全に分離して、プリンティングに必要な処理お
よびその処理を実行するための資源のほとんどをプリン
タサイドに持たせることによってプリンティング環境を
構成していた。この背景には、従来のパソコン等に代表
されるような画像情報処理装置の性能がプリンティング
に用いられるフルラスターイメージを取り扱うような負
荷の大きい処理に対して耐えられる性能ではなかったと
いうことがある(特にカラーのラスターイメージングで
は)。
【0014】上記のような理由により、これまで中高速
領域のプリンティングスタイルとしては、先述したPo
stScript等に代表されるようなPDLファイル
を用いたプリンティングスタイルが主流であり、ポスト
スクリプト等のPDLにてコンピュータサイドとプリン
タサイドの依存性をなくしてプリント処理を行うような
方法が採られてきた。だが先述したように、近年のパソ
コン等に代表される画像情報処理装置の技術進歩および
性能の向上は著しく、カラーのラスターイメージングを
処理するために必要な性能を一部は満たす領域まで近づ
いてきているのが現状である。
【0015】このような状況の中、特開平7−9863
6号公報において、“ホストコンピュータとプリンタ間
の通信を実効的なものとして、リソースの利用度を最大
にする”ことを目的とした発明が提案されている。図2
2に、当該公報に開示の画像情報処理装置の構成の概略
を示す。
【0016】この画像情報処理装置200はその内部
に、コード情報生成部201、画像展開手続部202、
画像展開部203および画像情報記憶部204を有し、
コード情報もしくは符号化されたラスター画像データを
生成して画像形成処理装置300に送る。画像形成処理
装置300はその内部に、プリンタ資源実行部301、
プリンタ記憶部302および画像入力/形成装置303
を有し、プリンタ資源実行部301にてコード情報の展
開処理および符号化されたラスター画像データの復号化
処理を行い、生成された一ページ分のラスター画像デー
タをプリンタ記憶部302に記憶した後、このラスター
画像データを画像入力/形成装置303に対して出力し
て画像形成を行う構成となっている。
【0017】図23に、この他の従来例に係る画像情報
処理装置200の具体的な構成を示す。図23におい
て、画像情報処理装置200はその内部に、コード情報
生成部201、データ通信部205、コード情報蓄積部
206、コード情報インターフェース部207、コード
情報変換部208、コード情報解釈部209、画像情報
展開部203、画像展開手続部202、画像情報記憶部
204、ホスト資源記憶部210、画像展開コントロー
ル部211および画像情報通信部212を有している。
これに対して、画像形成処理装置300はその内部に、
プリンタスケジュール部304、プリンタ資源記憶部3
05、プリンタ資源実行部301、プリンタ記憶部30
2および画像入力/形成装置303を有している。
【0018】画像情報処理装置200において、コード
情報生成部201は、様々な画像情報を定められた形式
のコード情報に変換し、この変換したコード情報をコー
ド情報インターフェース部207に与える。データ通信
部205は、外部の他の画像情報処理装置内部に存在す
るコード情報生成部(図示せず)から出力されるコード
情報を受信し、この受信したコード情報をコード情報蓄
積部206に一時的に蓄積した後、コード情報インター
フェース部207に与える。
【0019】コード情報インターフェース部207にお
いては、画像展開処理に際して事前に画像展開手続部2
02にて画像展開を行い、出力処理を行うための画像入
力/形成装置303の装置依存情報および画像展開手続
部202の特性、即ちベクターデータ展開手続/ラスタ
ーデータ展開手続のいずれの機能であるかが読み込まれ
ている。そして、事前に読み込まれている装置依存情報
および画像展開手続部202の特性をもとに、装置非依
存な形のコード情報を装置依存性のあるコード情報に変
換するという処理をコード情報変換部208が行う。
【0020】実際には、コード情報インターフェース部
207が事前に画像展開手続部202の特性を読み取っ
た際に、その特性がベクターデータ展開手続機能であれ
ばベクターデータへの展開手続のほとんどは画像展開手
続部202が行うが、ラスターデータ展開手続機能であ
る場合にはラスターデータへの展開手続処理のほとんど
をコード情報変換部208が受け持つ。
【0021】ここでは、画像展開手続部202の特性が
ラスターデータ展開手続機能であることを前提に説明を
進めるものとする。コード情報インターフェース部20
7にて受け取り、かつコード情報変換部208にて装置
依存のコード情報へ変換処理を行う際に先ず、展開しよ
うとしているコード情報がどのような装置依存のコード
情報に変換されるかを調べると同時に、その装置依存の
コード情報を画像形成処理装置300の内部に存在する
資源(ここでいう資源とは、CPU、メモリ、通信イン
ターフェース等である)によって展開処理する際にかか
る処理時間をプリンタ資源記憶部305の中に存在する
画像形成処理装置300の資源データをもとに算出す
る。
【0022】算出した結果は、画像形成処理装置300
において、入力された装置依存のコード情報を画像形成
するのに必要な規定時間と比較される。比較された結
果、展開処理時間が画像形成時間よりも短ければ、即ち
画像形成処理装置300の内部の資源にて展開処理を行
っても画像形成速度に間に合うと判断された場合は、画
像形成処理装置300の内部の資源を利用して展開処理
されるものとし、画像情報展開部203から画像情報通
信部212を通して装置依存のコード情報のまま画像形
成処理装置300内のプリンタ記憶部302に送られて
一時的に記憶される。
【0023】一方、比較の結果、画像展開処理時間が画
像形成時間よりも長ければ、即ち画像形成処理装置30
0の内部の資源にて展開処理を行った際に画像形成速度
に間に合わない場合は、装置依存のコード情報はコード
情報解釈部209に渡されて解釈処理がなされ、画像情
報展開部203にてラスター画像への展開処理がなされ
る。この展開されたデータは画像展開手続部202に渡
され、さらに画像情報通信部212を介して画像形成処
理装置300内のプリンタスケジュール部304に渡さ
れ、プリンタ資源実行部301を通りプリンタ記憶部3
02を経由して画像入力/形成装置303に出力処理を
行う際に出力する時間がそのラスターデータを処理する
画像形成時間より短くなるように圧縮または符号化処理
を行い、データ量が制御された形にて画像情報記憶部2
04に蓄積される。
【0024】以上の一連の処理を一ページ分の入力コー
ド情報に対して処理する。処理された結果、画像形成処
理装置300の内部の資源にてリアルタイムに画像展開
処理および画像形成処理が可能なコード情報に対して
は、プリンタ記憶部302の内部に装置依存のコード情
報の形にて蓄積され、そうでないデータに対しては、画
像情報記憶部204の内部に圧縮または各種符号化がな
されたラスターデータの形で蓄積される。
【0025】そして、一ページ分の処理が終了すると、
画像展開コントロール部211の指示に従い、画像情報
記憶部204の中に存在する圧縮または各種符号化処理
がなされたラスターデータを、画像情報通信部212を
通して出力し、プリンタスケジュール部304およびプ
リンタ資源実行部301を経由して画像入力/形成装置
303に出力するか、プリンタスケジュール部304の
指示に従いプリンタ記憶部302の中に記憶された装置
依存のコード情報をリアルタイムにてプリンタ資源実行
部301に読み込んで画像展開処理を行い、画像入力/
形成装置303に対してラスターデータを出力すること
で画像形成処理が行われる。
【0026】一ページの画像展開/形成処理に対する全
体の制御は、基本的に画像展開コントロール部211に
て行われ、必要に応じてその制御は画像形成処理装置3
00内のプリンタスケジュール部304へ渡される。
【0027】上述した従来の画像処理装置は、高速処理
または低速な画像展開形成処理を実用的なレベルの速度
まで高速化することを目的として為されたものであり、
プリンティングに対する展開/描画処理(以下、レンダ
リングまたはイメージングと称する)に必要な機能およ
び処理資源をホストコンピュータサイドとプリンタサイ
ドの両方に持ち、プリンタのプリンティング性能とプリ
ンタサイドに用意しているレンダリング資源およびホス
トコンピュータサイドに用意されているレンダリング資
源にてドロープリミティブをレンダリングする速度とを
比較する。
【0028】そして、プリンタサイドに用意されている
レンダリング資源による展開処理がプリンティング性能
(画像形成速度)よりも早くレンダリング可能なドロー
プリミティブをレンダリングする際はプリンタサイドに
用意しているレンダリング資源を使い、不可能な場合は
ホストコンピュータサイドに用意されているレンダリン
グ資源にてドロープリミティブを事前にレンダリングし
圧縮およびエンコーディングされたデータを準備し、標
準プリンタインターフェースにてプリンタサイドに送る
とともに、伸張およびエンコーディング処理を行うこと
によりプリンティング処理の高速化を図っている。
【0029】上記のアプローチは、プリンティングに必
要なメモリ資源を低減する目的としても考えられている
が、処理しようとしている画像の複雑さにより最低メモ
リ使用量を保証するものではなく、トータル的なプリン
ティング処理に対する展開処理の高速化を目的として発
明されているものである。
【0030】またこの従来技術において、上述したよう
なアプローチをとる背景としては、ホストコンピュータ
サイドにて用意できるコンピューティング資源を用いた
レンダリング資源がまだまだプリンティングに必要なパ
フォーマンスをそれだけで満たせるものでは無いこと、
またプリンタサイドに用意されたプリンティング資源だ
けでプリント処理を行う際にはホストサイドのプリンタ
に対して用意されていたレンダリング資源が用いられて
いないということが要因として挙げられる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、プリンタサイドに用意しているレン
ダリング資源を使ってレンダリングできないドロープリ
ミティブが多く存在する場合やすべてがそうである場合
には、基本的にホストコンピュータサイドに用意されて
いるレンダリング資源にてすべてをレンダリングするこ
ととなり、その際にはプリンティングに必要なメモリ資
源をすべてホストコンピュータサイドの資源として用意
することとなる。この際は、プリンタサイドに用意され
ているプリンティング資源はまったく使用されず無駄な
資源となってしまう。
【0032】また、プリンタのプリンティング性能と、
プリンタサイドに用意しているレンダリング資源および
ホストコンピュータサイドに用意されているレンダリン
グ資源にてドロープリミティブをレンダリングする速度
とを比較するという非常に時間がかかる処理をすべての
ドロープリミティブに対して行うというオーバーヘッド
が生じてしまい、先述したような高速化のためのしくみ
が反対にプリンティング展開処理の低速化を引き起こし
てしまう結果となってしまう。
【0033】さらに、ホストコンピュータサイドのレン
ダリング資源とプリンタサイドのレンダリング資源を管
理するために余分な資源、即ち資源情報を記憶しておく
メモリ領域や、処理実行に際して必要とされるCPU等
を必要とするため、コストが高くなってしまう。
【0034】また、従来技術においては、ユーザー環境
の資源の動的な変化、即ちアプリケーションによる記憶
領域の変化、I/Oデバイスの数および動作環境の変化
によるバス転送バンド幅の変化に対しては何ら考慮され
ておらず、静的な資源の変動に対してのみ適応可能とな
っていた。
【0035】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、プリンタサイドに用
意されるプリンティングに対して必要とされてきたレン
ダリング資源を不要なものとし、より低コストにて高速
なプリンティングを可能とした画像情報処理装置を提供
することにある。
【0036】本発明はさらに、ユーザー環境の資源の動
的な変化にも対応可能な画像情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明による画像情報処
理装置は、画像情報が定められた形式で記述されたコー
ド情報を画像形成処理装置にて画像形成が可能な画像情
報に展開する画像展開処理を行うための手続処理を行う
画像展開手続手段と、この画像展開処理のうちの一部の
処理をソフトウエアにて実行する第一画像情報展開手段
と、この第一画像情報展開手段にて画像展開処理された
画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、上記画像展開
処理のうちの残りの処理をハードウエアにて実行する第
二画像情報展開手段と、画像情報記憶手段に記憶された
画像情報および第二画像情報展開手段によって画像展開
処理された画像情報を画像形成処理装置の画像転送要求
速度を満たす速度で画像形成処理装置に伝送する伝送手
段と、画像を生成する画像生成手段と、この画像生成手
段によって生成された画像を前記コード情報に変換する
画像変換手段とを備えた構成となっている。
【0038】また、画像情報が定められた形式で記述さ
れたコード情報を画像形成処理装置にて画像形成が可能
な画像情報に展開する画像展開処理を行うための手続処
理を行う画像展開手続手段と、この画像展開処理のうち
の一部の処理をソフトウエアにて実行する第一画像情報
展開手段と、この第一画像情報展開手段にて画像展開処
理された画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、上記
画像展開処理のうちの残りの処理をハードウエアにて実
行する第二画像情報展開手段と、画像情報記憶手段に記
憶された画像情報および第二画像情報展開手段によって
画像展開処理された画像情報を画像形成処理装置の画像
転送要求速度を満たす速度で画像形成処理装置に伝送す
る伝送手段とを備えた画像情報処理装置において、画像
展開手続手段は、ユーザー指定の画像展開/形成情報、
前記画像情報記憶手段の使用状況およびユーザー指定
画像展開/形成速度の少なくとも1つに基づいて最良の
画像展開/形成情報を定義する構成となっている。さら
に、画像情報が定められた形式で記述されたコード情報
を画像形成処理装置にて画像形成が可能な画像情報に展
開する画像展開処理を行うための手続処理を行う画像展
開手続手段と、この画像展開処理のうちの一部の処理を
ソフトウエアにて実行する第一画像情報展開手段と、こ
の第一画像情報展開手段にて画像展開処理された画像情
報を記憶する画像情報記憶手段と、上記画像展開処理の
うちの残りの処理をハードウエアにて実行する第二画像
情報展開手段と、画像情報記憶手段に記憶された画像情
報および第二画像情報展開手段によって画像展開処理さ
れた画像情報を画像形成処理装置の画像転送要求速度を
満たす速度で画像形成処理装置に伝送する伝送手段とを
備えた画像情報処理装置において、画像展開手続手段
は、画像展開/形成処理に際し要求される画像展開/形
成パラメータにおける第一の転送帯域幅と、前記画像情
報記憶手段と前記第二画像情報展開手段および前記伝送
手段の間の第二の転送帯域幅とを比較し、前記第一の転
送帯域幅が前記第二の転送帯域幅にて転送処理可能なよ
うに画像展開/形成処理を行うとともに、画像展開/形
成の不良が発生した際には、再度新たな画像展開/形成
パラメータにて画像展開/形成処理を行う構成となって
いる。
【0039】上記の構成において、画像情報処理装置は
その内部に、画像形成処理装置にて画像形成が可能な画
像情報に展開する処理を行うすべての資源、即ち第一画
像情報展開手段および第二画像情報展開手段を持つ。こ
れらの資源のうち、第一画像情報展開手段は画像展開処
理のうちの一部の処理をソフトウエアにて実行し、画像
形成処理装置にて画像形成が可能な画像情報に展開す
第二画像情報展開手段は画像展開処理のうちの残り
の処理をハードウエアにて実行する。この画像展開処理
を行うための手続処理は画像展開手続手段によって行わ
れる。この画像展開手続手段には、画像生成手段で生成
された画像が画像変換手段によって定められた形式で記
述されたコード情報に変換されて与えられる。第一画像
情報展開手段にて画像展開処理された画像情報は画像情
報記憶手段に記憶される。そして、画像情報記憶手段に
記憶された画像情報および第二画像情報展開手段によっ
て画像展開処理された画像情報は、伝送手段によって画
像形成処理装置にその画像転送要求速度を満たす速度で
伝送される。
【0040】換言すれば、本発明は、先述した従来技術
の背景に存在するホストコンピュータサイドにて用意で
きるコンピューティング資源を用いたレンダリング資源
がまだまだプリンティングに必要なパフォーマンスをそ
れだけで満たせるものでは無いという事実、またプリン
タサイドに用意されたプリンティング資源だけでプリン
ト処理を行う際にはホストサイドのプリンティング処理
に対して用意されていたレンダリング資源が用いられて
いないという事実に着目し、一つのアプローチとして、
プリンティングに必要なプリンタに対するレンダリング
資源をホストコンピュータがもっている資源から用意す
るレンダリング資源のほかにホストコンピュータサイド
にプリンティング処理に適したレンダリング資源を用意
することにより、ホストコンピュータサイドの資源とし
てすべてのプリンティング処理に必要な資源を準備する
ようにしたものである。
【0041】また、上記構成の画像情報処理装置におい
て、画像展開手続手段は、ユーザー指定の画像展開/形
成情報(画質)、画像情報記憶手段の使用状況(メモリ
使用量)およびユーザー指定の画像展開/形成速度(プ
リンティングスピード)の少なくとも1つに基づいてプ
リンティング処理を行うとともに、理想的でかつ最適な
ユーザー指定パラメータを自動的に選択して適応可能な
プリンティングモードを選択する。これにより、画像情
報処理装置の資源の動的な変化にも対応可能となる。
像展開手続手段はさらに、プリンティング処理に際し
て、マルチレベルイメージングを利用したプリンティン
グモード設定処理と同時にバンド幅保証のための処理を
同時に行う。これにより、I/Oデバイスの数および動
作環境の変化によるバス転送バンド幅の変化に対応で
き、いろいろな種類の画像情報処理装置に対してゼログ
ラフィープリンティングに対するリアルタイム性の保証
を行いつつプリント処理を実行することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施形態に係る画像処理装置の構成の概略を示すブ
ロック図である。
【0043】図1において、パソコン等の画像情報処理
装置10はその内部に、コード情報生成部11、画像展
開手続部12、第一画像情報展開部13、画像情報記憶
部14および第二画像情報展開部15を有し、第一画像
情報展開部13と第二画像情報展開部15とを用いて装
置内部にて一ページ分のラスター画像データの生成処理
を行い、このラスター画像データを画像情報記憶部14
に記憶した後、画像形成処理装置30の内部に存在する
画像入力/形成装置31に対してラスター画像データを
出力して画像形成を行う構成となっている。
【0044】上記構成の本実施形態に係る画像情報処理
装置10は、その内部に画像展開/生成に必要な資源お
よび手段をすべて有しており、それらの資源はプリンタ
等に代表される画像形成処理装置30との間で共有が可
能であると同時に相互利用することができる。したがっ
て、画像情報形成装置30の内部には、画像入力/形成
装置31しか存在しない。
【0045】図2は、本実施形態に係る画像情報処理装
置10の具体的な構成を示すブロック図であり、図中、
図1と同等部分には同一符号を付して示している。図2
において、画像情報処理装置10はその内部に、コード
情報生成部11、データ通信部16、コード情報蓄積部
17、コード情報インターフェース部18、コード情報
変換部19、画像展開/形成モジュール20、画像展開
コントロール部21、画像情報蓄積部22および画像情
報記憶部14を有している。また、画像展開/形成モジ
ュール20は、コード情報解釈部23、画像展開手続部
12、第一画像情報展開部13、第二画像情報展開部1
5および画像情報インターフェース部24から構成され
ている。これに対して、画像形成処理装置30はその内
部に、画像入力/形成手段31のみを有している。
【0046】画像情報処理装置10において、コード情
報生成部11は、様々な画像情報を定められた形式のコ
ード情報に変換し、この変換したコード情報をコード情
報インターフェース部18に与える。データ通信部16
は、外部の他の画像情報処理装置内部に存在するコード
情報生成部(図示せず)から出力されるコード情報を受
信し、この受信したコード情報をコード情報蓄積部17
に一時的に蓄積し、しかる後コード情報インターフェー
ス部18に与える。なお、コード情報にて送られてくる
画像データとしては、PDL(ページ記述言語)、画像
情報処理装置10の内部で取り扱われているグラフィッ
ク表示関数群、エンコーディングされたRAW画像デー
タのいずれでも取り扱い可能であるものとする。
【0047】コード情報インターフェース部18におい
ては、画像展開の処理に際して事前に画像展開手続部1
2にて画像展開を行い、出力処理を行うための画像入力
/形成装置31の装置依存情報および画像展開手続部1
2の特性、即ちベクターデータ展開手続/ラスターデー
タ展開手続のいずれの機能であるかが読み込まれてい
る。そして、事前に読み込まれている装置依存情報およ
び画像展開手続部12の特性をもとに、装置非依存な形
のコード情報を装置依存性のあるコード情報に変換する
という処理をコード情報変換部19が行う。
【0048】実際には、コード情報インターフェース部
18が事前に画像展開手続部12の特性を読み取った際
に、ベクターデータ展開手続機能であればベクターデー
タへの展開手続のほとんどは画像展開手続部12が行う
が、ラスターデータ展開手続機能である場合にはラスタ
ーデータへの展開手続処理のほとんどをコード情報変換
部19が受け持つ。以下の説明では、画像展開手続部1
2の特性がラスターデータ展開手続機能であることを前
提に進めるものとする。
【0049】コード情報インターフェース部18にて受
け取られ、かつコード情報変換部19にて装置依存のラ
スターデータに展開されたコード情報は、コード情報解
釈部23により解釈されて画像展開手続部12に渡され
る。画像展開手続部12に渡されたラスターデータは、
第一画像情報展開部13により前段の展開処理を施さ
れ、その展開結果が画像情報記憶部14に記憶される。
【0050】一ページ分のコード情報に対して同様な処
理を行い、一ページのラスター画像を画像情報記憶部1
4に蓄積する。このとき、画像情報記憶部14のメモリ
容量の削減を目的として圧縮および符号化等の処理を施
す際には、バンド単位にて上記ラスターイメージ展開処
理を行い、バンド単位にて画像情報記憶部14に蓄積さ
れたラスターデータを第二画像情報展開部15等により
圧縮し画像情報記憶部14に蓄積するような手続を行
う。
【0051】ここでは先ず、データ圧縮等の処理を行わ
ない際の処理について説明することとする。一ページ分
のコード情報を展開処理して一ページ分のラスターデー
タを画像情報記憶部14に蓄積した後、第二画像情報展
開部15に対して後段の展開処理を行うためのパラメー
タをセットする、この第二画像情報展開部15で行われ
る後段の展開処理とは、色空間変換処理、階調/解像度
変換処理、データフォーマット展開処理である。
【0052】もしも画像展開処理に際して、画像情報記
憶部14のメモリ容量の削減を目的として圧縮および符
号化を使うことがあれば、前段の第一画像情報展開手段
8の処理が終了した後、第二画像情報展開部15にて圧
縮処理を行い、後段の展開処理の際に伸張処理が行われ
ることとなる。
【0053】ここで、第二画像情報展開部15にセット
される展開処理を行うためのパラメータとしては、色空
間変換処理のための色変換テーブルパラメータ、階調/
解像度変換処理を行う際の入出力データの変換パラメー
タ、入出力データフォーマットパラメータ(面順次/点
順次/各色空間要素の並順/etc)、圧縮伸張パラメ
ータ、空間フィルタパラメータおよびトーンカーブパラ
メータなどが挙げられる。
【0054】このような各種パラメータを第二画像情報
展開部15にセットした後、画像情報記憶部14に記憶
されていた一ページ分の画像情報データを第二画像情報
展開部15に転送し、先述した後段の展開処理を画像入
力/形成装置31の動作およびビデオ同期信号に同期し
た形にて画像形成データ出力時にパイプライン処理にて
実行する。ここで言うパイプライン処理とは、ハードウ
エアにて構成された同期型のロジック回路の系の処理を
指す。
【0055】第二画像情報展開部15にてパイプライン
処理された画像データは、画像情報インターフェース部
24を通して画像形成処理装置30内の画像入力/形成
装置31に送られて画像形成処理が行われる。画像情報
インターフェース部24は、画像形成処理装置30の画
像転送要求速度を満たす速度でデータの伝送を行う。上
述した一連の処理の中で画像展開コントロール部21
は、コード情報入力から変換、解釈展開処理および画像
形成処理に対する全体の制御を行う。また、画像情報蓄
積部22は、画像展開処理が行われて画像情報記憶部1
4に展開処理されたラスターデータを一時的にストアす
るために用いられる。これらの動作に関しては後でその
詳細を述べる。
【0056】図3に、本実施形態に係る画像情報処理装
置10と、図23に示す他の従来例に係る画像情報処理
装置200との資源の比較を示す。図3では、パソコン
に代表される画像情報処理装置10,200と、一般的
なプリンタに代表される画像形成処理装置30,300
の内部の資源がどのように割り振られているか、またそ
の内部のデータの構造がどのようになっているかを示し
ている。なお、図中、図2および図23と同等部分には
同一符号を付して示してある。
【0057】図3(b)は、他の従来例に係る画像情報
処理装置200の場合を示しており、ホストコンピュー
タサイドのアプリケーション213、コード情報生成部
201、画像展開手続部202および画像情報展開部2
03は一般的に汎用型CPULSIに代表されるような
パソコン中央処理装置214の資源を使い実行されてお
り、画像情報記憶部204はパソコン主記憶装置215
の一部を活用している。また、画像情報通信部212は
パソコンハードウエア216として資源を有している。
そして、画像情報記憶部204と画像情報通信部212
との間では、内部バス217を経由してデータの転送が
行われる。
【0058】一方、プリンタサイドのプリンタスケジュ
ール部304およびプリンタ資源実行部301は一般的
に組み込み型CPU LSIに代表されるようなプリン
タ中央処理装置306の資源を使い実行され、プリンタ
資源記憶部305およびプリンタ記憶部302はプリン
タ記憶装置307を用いて実行される。また、画像入力
/形成装置303はプリンタハードウエア308として
資源を有している。そして、最終的にラスター画像デー
タに変換された画像データは、内部バス309を経由し
て画像入力/形成装置303に送られて画像形成が行わ
れる。
【0059】図3(a)は、本実施形態に係る画像情報
処理装置10の場合を示しており、ホストコンピュータ
サイドのアプリケーション25、コード情報生成部1
1、画像展開手続部12および第一画像情報展開部13
は一般的に汎用型CPU LSIに代表されるようなパ
ソコン中央処理装置26の資源を使い実行されており、
画像情報記憶部14はパソコン主記憶装置27の一部を
活用しており、第二画像情報展開部15はパソコンハー
ドウエア28としてバス拡張カードの形にて資源を有し
ている。そして、そのプリンタサイドには画像入力/形
成装置31のみが存在する構成となる。
【0060】また、パソコンとプリンタの間はビデオデ
ータ出力信号線41にてダイレクトビデオ接続されてい
るために、画像形成に際してデータ転送のオーバーヘッ
ドは一切発生しない構成となっている。また同様にし
て、本実施形態に係る画像情報処理装置10において
は、第二画像情報展開部15の処理は、画像形成動作を
行う際にパソコン主記憶装置27に用意されている画像
情報記憶部14からパソコン内部バス29を経由して第
二画像情報展開部15にDMA(direct memory access)
転送にてラスター画像データを送り、受け取ったデータ
を画像入力/形成装置31のビデオ信号に同期した形に
てハードウエアによるパイプライン処理にて実行され
る。
【0061】本構成によれば、第二画像情報展開部15
を実行する際のオーバーヘッドが全く存在しなくなり、
他の従来例に係る画像情報処理装置200のように、パ
ソコンサイドの画像情報展開部203により展開されて
画像情報記憶部204に記憶されたラスター画像データ
もしくはコード情報を画像情報通信部212を通して標
準プリンタインターフェースによって送り、プリンタサ
イドにてプリンタ資源実行部301を用いて画像展開処
理を行い、プリンタ記憶部302に対して一ページ分の
ラスター画像データを蓄積してから画像入力/形成装置
303に出力して画像形成する系に対して、はるかに高
速に画像形成処理を行うことが可能となる。
【0062】ここで、上記高速処理を行うためには、第
二画像展開部15の内部において、ビデオデータ出力に
対して同期した形のハードウエアパイプライン処理にて
その処理がとり行われるという系が発明の重要な構成要
素となってくる。他の従来例に係る画像情報処理装置2
00においてはこのような処理が不可能であった。この
点に関しては後でその構成の詳細を述べる。
【0063】また、本実施形態に係る画像情報処理装置
10においてはパソコンサイドに、画像展開処理に対し
て用いられる各種画像処理ハードウエアを第二画像情報
展開部15上に有している。このような構成を採ること
により、画像展開処理に対して用意された第二画像情報
展開部15は、パソコンの画像処理用途のアプリケーシ
ョン25からも利用可能となる。その際には、一般的に
は、アプリケーション25からプラグイモジュールとし
てそれぞれの機能が呼び出され、アプリケーション内で
の要求された画像処理を高速に処理することができる。
これに対して、他の従来例に係る画像情報処理装置20
0においては、画像情報展開部203が一般的にアプリ
ケーション213からは利用不可能である。同様に、後
段の画像展開機能はプリンタ本体内部に存在するためそ
の資源ももちろん利用不可能である。
【0064】このように本実施形態のような構成を採る
ことにより、パソコン内部の画像情報処理装置としての
資源と、画像展開/形成処理を目的とした画像形成処理
装置の資源を共有すると同時に相互活用できるため、少
ない資源にて低コストで画像情報処理装置を構成するこ
とが可能となる。
【0065】すなわち、本実施形態においては、プリン
ティングに必要なレンダリング資源として、ホストコン
ピュータがもっている資源から用意するレンダリング資
源のほかに、ホストコンピュータサイドにプリンティン
グ処理に適したレンダリング資源を用意することによ
り、ホストコンピュータサイドの資源にてすべてのプリ
ンティング処理に必要な資源を準備し、高速化に際して
それらの資源をパイプライン処理にて実行可能な系とし
て実現するとともに、プリンタ実行処理時間を完全に満
たす系を実現し、さらに上記のプリンティング実行形態
を実現するためにプリンティングに必要なレンダリング
処理プロセスを前段の処理と後段の処理の2つの処理に
分離した構成を採っている。
【0066】これにより、従来プリンタサイドに用意さ
れていたプリンティングに対して必要とされてきたレン
ダリング資源が不要となり、その結果として高速かつよ
り低コストにてプリンティング環境を提供することが可
能となる。またホストコンピュータの資源とプリンティ
ングに必要な資源を共有化および相互利用することでホ
ストコンピュータサイドのコンピューティング処理速度
もあわせて向上させることが可能となる。
【0067】また、パソコンサイドに存在する第一画像
情報展開部13にタグ情報生成処理機能を持たせること
により、オブジェクトの属性を認識してオブジェクト分
離処理を行い、それぞれのオブジェクトに対する属性情
報としてタグビット情報を生成し、タグビット情報によ
ってオブジェクトオリエンティッドな処理を行うような
場合において(この技術については、特願平7−416
41号明細書参照)、抽象度の高いポストスクリプト等
のPDLファイルからタグビット情報を生成するのでは
なく、パソコン上に存在するアプリケーションレベルの
情報を用いてタグビット生成処理を行うことが可能とな
るので、より詳細なタグビット情報生成処理が可能とな
る。
【0068】この効果は、他の従来例に係る画像情報処
理装置200と異なり、本実施形態に係る画像情報処理
装置10が、画像形成処理装置30が従来担っていた処
理をその内部で実現しているところによる。
【0069】次に、本実施形態に係る画像情報処理装置
10内の第一画像情報展開部13および第二画像情報展
開部15が各々分担して処理する各機能について具体的
に説明する。本実施形態においては、画像展開/形成処
理を画像情報処理装置10に持たせる目的から、画像展
開処理を第一画像情報展開部13と第二画像情報展開部
15とに分けて持たせている。これに伴って、第一画像
情報展開部13はインターラクティブに処理を行う必要
がある画像展開処理要素を具備し、第二画像情報展開部
15はラスター画像レンダリング処理によりハードウエ
アパイプライン処理可能な画像展開処理要素を具備して
いる。
【0070】図4は、第一画像情報展開部13の処理の
詳細を示すフローチャートである。第一画像情報展開部
13はその処理機能として、アフィン変換処理ステップ
S11、クリッピング処理ステップS12、マスキング
処理ステップS13、オブジェクト分離処理ステップS
14、タグ情報生成処理ステップS15、そしてレンダ
リング処理ステップS16の各処理ステップからなり、
これらの処理はソフトウエア処理にて第二画像情報処理
部15の処理を行う前段階で処理される。
【0071】図5は、第二画像情報展開部15の処理の
詳細を示すブロック図である。第二画像情報展開部15
は、フォーマット変換処理部51、色空間変換処理部5
2、階調変換処理部53、解像度変換処理部54、圧縮
処理部55、そして伸張処理部56の各機能を具備して
いる。そして、これらの処理は基本的にハードウエアに
よりパイプライン処理にて画像入力/形成装置31に対
して画像形成用のラスター画像データを出力する際に行
われる。したがって、画像展開処理に対する基本的な処
理オーバーヘッド時間が存在しない。
【0072】図6に、本実施形態に係る画像情報処理装
置内部の圧縮/伸張バンド処理を要した際の画像展開/
形成処理の概要を示す。本実施形態においては、先述し
たように、第一画像情報展開部13と第二画像情報展開
部15にて画像展開処理を行うとしたが、実際の画像展
開/形成処理においては、低コスト化を目的として画像
情報記憶部14の必要サイズを小さくするためにバンド
処理が行われる。
【0073】すなわち、第一画像情報展開部13により
展開処理された中間形式のラスター画像データがバンド
(バンド1〜バンドN)毎に画像情報記憶部14(14
-1〜14-N)に格納された後、第二画像情報展開部15
を用いてそれらのラスター画像データに対してフォーマ
ット変換部51、色空間変換処理部52、圧縮処理部5
5の各機能の処理を行い、これらの処理後のデータを画
像情報記憶部14に一バンド単位にて格納する。これら
の処理をバンド単位に行い、一ページ分のラスター画像
データを処理するまで繰り返す。一ページ分のラスター
画像データの処理が終了した後、画像形成処理に際し
て、画像情報記憶部14に記憶されていたデータが一斉
に、画像入力/形成処置31の要求する速度にて画像情
報インターフェース部24を経由して出力される。
【0074】図7、図8および図9は、本実施形態に係
るマルチレベルイメージング処理におけるプリンティン
グモード設定の処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態においては、従来の画像処理装置と異なり、
画像処理装置における画像展開/形成に対するプリンテ
ィングモードを複数持ち、マルチレベルイメージングを
行うことが可能な構成となっている。このマルチレベル
イメージング機能を用いて、メモリ、プリント速度、画
質をユーザー設定情報に基づきコントロールする仕組み
を第二画像情報展開部15の内部に持つ。
【0075】以下、図7〜図9のフローチャートに基づ
き、その処理について説明する。プリンティング処理に
際し、ユーザーから指定されたプリント指示に対してユ
ーザー設定情報をスキャンし(ステップS21)、先ず
はカラー処理かモノクロ処理かを判断する(ステップS
22)。ここで、カラー処理の場合にはカラー設定パラ
メータを設定し(ステップS23)、モノクロ処理の場
合にはモノクロ設定パラメータを設定する(ステップS
24)。
【0076】その後、プリント設定が自動設定か若しく
は選択設定かを判断する(ステップS25)。選択設定
の場合には、先ず選択設定パラメータをセットし(ステ
ップS26)、メモリ設定があるか否かを判断する(ス
テップS27)。そして、メモリ設定があれば、その指
定に応じてメモリ設定パラメータをセットし(ステップ
S28)、そうでなければメモリ制限をクリアする(ス
テップS29)。その後、画質設定があるか否かを判断
し(ステップS30)、画質設定があればその指定に応
じて画像設定パラメータをセットし(ステップS3
1)、画質設定がなければ画質制限をクリアする(ステ
ップS32)。
【0077】次に、画質設定がある場合は、メモリ設定
パラメータを基に画像設定パラメータがメモリ設定パラ
メータの制限を満たすか否かを判断し(ステップS3
3)、制限値外であれば、警告メッセージを出力し(ス
テップS34)、しかる後スタートへ戻る。一方、制限
値内であれば、スピード設定があるか否かを判断し(ス
テップS35)、スピード設定があれば、スピードパラ
メータをセットし(ステップS36)、スピード設定が
なければ、スピード制限をクリアする(ステップS3
7)。
【0078】その後、セットされたスピードパラメータ
がメモリ設定およびスピード設定パラメータによる制限
を満たすか否かを判断する(ステップS38)。制限値
外の場合には、ステップS24を経てスタートへ戻る。
制限値内のとき若しくはスピード制限のクリア後は、後
述するプリンティングモードテーブルを読み込み(ステ
ップS39)、各設定パラメータより最適プリンティン
グモード選択処理を行う(ステップS40)。これによ
り、プリンティングモードが決定される。
【0079】続いて、このプリンティングモードを設定
し、この設定されたプリンティングモードによりユーザ
ーがプリンティング処理を行い(ステップS41)、良
ければダイアログのOKが指示される。そして、OKで
あるか否かを判断し(ステップS42)、OKでなけれ
ばスタートへ戻る。OKであれば、プリンティング処理
を行い(ステップS43)、その処理の終了を待って
(ステップS44)、一連の選択設定の処理を終了す
る。
【0080】一方、ステップS25の自動設定/選択設
定の判断処理において、自動設定と判断した際は、自動
設定パラメータをセットし(ステップS45)、メモリ
設定があるか否かを判断する(ステップS46)。そし
て、メモリ設定があれば、その指定に応じてメモリ設定
パラメータをセットし(ステップS47)、そうでなけ
ればメモリ制限をクリアする(ステップS48)。その
後、画質設定があるか否かを判断し(ステップS4
9)、画質設定があればその指定に応じて画像設定パラ
メータをセットし(ステップS50)、画質設定がなけ
れば画質制限をクリアする(ステップS51)。
【0081】次に、画質設定がある場合は、メモリ設定
パラメータを基に画像設定パラメータがメモリ設定パラ
メータの制限を満たすか否かを判断し(ステップS5
2)、制限値外であれば、代替画質設定パラメータを設
定し(ステップS53)、しかる後ステップS50に戻
る。一方、制限値内であれば、スピード設定があるか否
かを判断し(ステップS54)、スピード設定があれ
ば、スピードパラメータをセットし(ステップS5
5)、スピード設定がなければ、スピード制限をクリア
する(ステップS56)。
【0082】その後、セットされたスピードパラメータ
がメモリ設定およびスピード設定パラメータによる制限
を満たすか否かを判断する(ステップS57)。制限値
外の場合には、代替スピード設定パラメータを設定し
(ステップS58)、しかる後ステップS55に戻る。
制限値内のとき若しくはスピード制限のクリア後は、ス
テップS39へ移行し、選択設定の場合と同様に、ステ
ップS39〜ステップS44の処理を実行する。
【0083】上述したように、自動設定/選択設定の判
断を行い、自動設定/選択設定に対応した一連の処理を
繰り返して実行することにより、制限値に適応する設定
パラメータを自動的に選択設定し、プリント処理を行う
ことができる。これにより、ユーザー環境の資源の動的
な変化、即ちアプリケーションオープンによる記憶領域
の変化などにも対応できることになる。
【0084】なお、本例では、メモリの取得記憶領域が
連続している場合を前提として説明したが、メモリの取
得記憶領域が断片化されている場合には、その断片化状
況を管理し、断片化した際の画像情報記憶部14と画像
情報インタ−フェイス部24の転送帯域幅を算出し、実
行可能な画像展開/形成パラメータにて画像形成が可能
または不可能であることを事前に判断/通知するように
しても良い。
【0085】図10に、本実施形態に係るプリンティン
グモードテーブルを示す。このプリンティングモードテ
ーブルに応じて自動設定の際のプリンティングモード選
択処理の内容を簡単に説明する。図10のプリンティン
グモードテーブルには、用紙サイズ、解像度、カラー空
間や階調変換/圧縮処理を行った際のメモリサイズが記
憶されている。プリンティングに際し、ユーザー指定の
パラメータに応じてメモリサイズ境界(図中の実線およ
び点線にて示された表の境界)、画質保証境界およびス
ピード保証境界が決められて選択手続きが行われる。
【0086】メモリサイズ境界は、ユーザーが指定した
メモリサイズ指定情報より決定される。画質保証境界
は、ユーザーが指定した画質指定情報により設定され、
自動設定に際しては自動的に判断決定されて設定され
る。なお、画質保証境界は用紙サイズに依存しないの
で、各用紙に対して同じようなアウトラインを持つ。ス
ピード保証境界は、ユーザーが指定したスピード設定に
対し、入力コード情報を展開処理した際に費やす処理時
間を事前に算出処理し、その際に生成されるデータ量お
よび処理内容の違いによる異なる画像展開処理時間によ
ってその境界が決定される。
【0087】なお、図10において、プリンティングモ
ードテーブル上の各境界から自動的に選択されたプリン
ティングモードのメモリサイズに対してアンダーライン
を付して示してある。
【0088】図11に本実施形態に係るプリント設定ダ
イアログを、図12に本実施形態に係るオプション設定
ダイアログをそれぞれ示す。このプリント設定ダイアロ
グおよびオプション設定ダイアログによって各種ユーザ
ー指定のパラメータがセットされる。
【0089】先述したように、本発明においては、画像
処理装置に必要な資源のすべてを画像情報処理装置10
の内部資源を活用して高速処理を行い、かつゼログラフ
ィープリンタのリアルタイム性を保証したプリンティン
グ処理を実現する目的において、画像情報展開手段を第
一画像情報展開部13と第二画像情報展開部15に分割
し、対話型の処理と一方通行でハードウェアによるパイ
プライン処理が可能な処理系に分類している。また、パ
イプライン処理動作を保証するために画像情報インタ−
フェイス部24を用いる。画像情報インタ−フェイス部
24の内部動作に関しては後で述べる。
【0090】しかし、現在世の中に存在するパーソナル
コンピュータ等に代表される画像情報処理装置10の内
部バスのバンド幅は各社各機種において一定値を示すも
のとはなっておらず、すべての各社各機種の画像情報処
理装置10においてパソコン内部バス29(図3(a)
を参照)のバンド幅を保証し、プリンティングに必要な
ゼログラフィープリンタに対するリアルタイム性を保証
することは非常に難しい。
【0091】このような状況の中、本発明においては、
バンド幅保証処理を設けてプリンティング処理に対する
リアルタイム性の保証をするようにしている。また、本
発明においては、プリンティング処理に際して、先述し
たマルチレベルイメージングを利用したプリンティング
モード設定処理と同時にバンド幅保証のための処理を同
時に行うようにしている。図13および図14は、本実
施形態に係るバンド幅保証処理におけるプリンティング
モード設定の処理手順を示すフローチャートである。
【0092】バンド幅保証処理では先ず、最初に設定さ
れたプリンティングモードに際してユーザーが設定した
設定情報をスキャンする(ステップS61)。このユー
ザー設定情報により転送データ量および転送シーケンス
が決定される。この決定された転送データ量および転送
シーケンスにより、必要なDMA転送モードを選択する
(ステップS62)。次いで、選択されたDMA転送モ
ードにより定められた一定サイズのデータ転送を実機上
にて実際に行い(ステップS63)、そのDMA転送処
理に費やした実測時間により機種依存のパソコン内部バ
ス29のバンド幅を実測する(ステップS64)。
【0093】そして、ここで実測されたバンド幅実測値
がユーザーから指定されたプリンティングモードを実行
するためのDMA転送モードに必要なバンド幅を満たし
ているか否かを比較する(ステップS65)。比較した
結果、必要なバンド幅を満たしているときには、ユーザ
ー指定のプリンティングモードパラメータにてプリント
処理を行う(ステップS66)。もし、実測された機種
依存のパソコン内部バス29のバンド幅が必要なバンド
幅を満たしていないようであれば、第一画像情報展開部
13により展開生成された画像情報に対してエンコーデ
ィング処理を行い、データ転送バンド幅を低減するため
のエンコーディング処理を指定するエンコーディングモ
ードを選択する(ステップS67)。
【0094】ここで処理されるエンコーディング処理
は、一般的に、グラフィックスとして表現される単一カ
ラーデータに対して適応される多階調のカラーデータと
ランレングスエンコーディング、文字/線画に対して適
応される多階調のカラーデータと二値のマスクビットマ
ップデータエンコーディング、自然画に対して適応され
るJPEG等に代表される圧縮処理である。エンコーデ
ィング処理を行い(ステップS68)、画像データ量を
作成した結果をもとにデータ転送に必要なデータ転送バ
ンド幅の算出処理を行い(ステップS69)、しかる後
再度機種依存のパソコン内部バンド29のバンド幅情報
と比較する(ステップS70)。
【0095】比較の結果、バンド幅条件を満たさなかっ
た際には、エンコーティングモードの設定を変更し(ス
テップS71)、しかる後ステップS57に移行する。
このエンコーティングモードの設定変更の際は解像度を
変更する。この処理は、バンド幅条件を満たすまで繰り
返して実行される。一方、エンコーディング処理を行っ
た後のデータ転送バンド幅がバンド幅条件を満たしてい
たら、自動設定か否かの判断を行う(ステップS7
2)。
【0096】自動設定の場合には、変更されたプリンテ
ィングモード設定メッセージを出力してモード設定の確
認をユーザに対して行う(ステップS73)。次いで、
その処理においてOKが入力されたか否かを判断し(ス
テップS74)、OKが入力されると、ステップS66
に移行してプリンティング処理を行い、その処理の終了
を待って(ステップS75)、一連の動作を終了する。
一方、OKが入力されなければ、変更後のプリンティン
グモードが否定されたとみなし、警告メッセージを出力
し(ステップS76)、しかる後スタートへ戻る。
【0097】上述した一連の処理を行うことにより、I
/Oデバイスの数および動作環境の変化によるバス転送
バンド幅の変化に対応でき、どのような種類の画像情報
処理装置に対してもゼログラフィープリンティングに対
するリアルタイム性の保証を行いつつプリント処理を実
行することが可能となる。
【0098】図15は、画像情報処理装置10が具備し
ている画像情報インタ−フェイス部24の構成を示すブ
ロック図である。この画像情報インタ−フェイス部24
は、第二画像情報展開部15と共に画像展開形成処理を
行うと同時に、上記に説明したプリンティングに対する
リアルタイム性の保証を行うDMA転送処理とエンコー
ディング処理を行った画像データを画像情報形成装置3
0に出力する際にデコーディング処理する機能を有して
いる。ここでは、リアルタイム性の保証を行うDMA転
送処理と画像データのデコーディング処理の動作に対し
て説明を行うものとする。
【0099】画像情報インタ−フェイス部24は、メモ
リリード/ライトコントロール回路81、ファンクショ
ンデータポインタレジスタ(AR1)82a、文字/線
画データポインタレジスタ(AR2)82b、カラーデ
ータポインタレジスタ(AR3)82c、自然画データ
ポインタレジスタ(AR4)82d、マルチプレクサプ
レクサ83、ファンクションデータFIFO(first-in
first-out)84a、文字/線画データFIFO84b、
カラーデータFIFO84c、自然画データFIFO8
4d、伸張回路85A,85B、遅延回路86、通信/
同期信号コントロール回路87、ファンクションコント
ロール/マルチプレクサ/タグビット生成回路88から
構成されている。
【0100】ファンクションデータポインタレジスタ8
2a、文字/線画データポインタレジスタ82b、カラ
ーデータポインタレジスタ82cおよび自然画データポ
インタレジスタ82dは、エンコーディング処理された
画像データの参照されるべきアドレスを示すものであ
り、初期設定時は、最初のページのそれぞれのエンコー
ディング画像データの存在している先頭アドレスにセッ
トされている。
【0101】図2において、画像データ出力指示が出さ
れると、画像情報インタ−フェイス部24は、画像情報
記憶部14からエンコーディングされた画像データを第
二画像情報展開部15を介して読み込む。以下、上記構
成の画像情報インタ−フェイス部24の動作について説
明する。
【0102】先ず最初に、ファンクションデータFIF
O84a、文字/線画データFIFO84b、カラーデ
ータFIFO84c、自然画データFIFO84dのそ
れぞれのデータがフル(FULL)の状態になるまでス
トアーされる。FIFO84a〜84dの各々がフル状
態になると、通信/同期信号コントロール回路87から
画像形成処理装置30に対してデータ出力のための同期
信号指示が出され、それを受けた画像形成処理装置30
は本画像情報処理装置10に対して、画像データ出力信
号線89を介して画像データ出力指示の同期信号を出力
する。
【0103】次に、画像データ出力指示の同期信号を受
けた通信/同期信号コントロール回路87は、ファンク
ションコントロール/マルチプレクサ/タグビット生成
回路88に対してFIFO84a〜84dからのデータ
を読み込む指示を送る。FIFO84a〜84dからの
データの読み込み指示を受けたファンクションコントロ
ール/マルチプレクサ/タグビット生成回路88は、フ
ァンクションデータFIFO84aからファンクション
データを読み込み、それらをデコードし、次にどのデー
タが必要なのか、またどのようなファンクションなのか
を判断する。
【0104】図16は、画像情報インタ−フェイス部2
4のファンクションコントロール/マルチプレクサ/タ
グビット生成回路88の構成を示すブロック図である。
図16において、二値データレジスタ90aは文字/線
画データ伸張回路85aから伸張されて出力された文字
/線画領域データを、カラーデータレジスタ90bはカ
ラーデータ遅延回路86から出力されたカラーデータ
を、そして自然画データレジスタ90cは自然画データ
伸張回路85bから伸張されて出力された自然画領域デ
ータをそれぞれ一時的に保持するためのレジスタであ
る。
【0105】ファンクションデコード/カウントコント
ロール回路91は、ファンクションデータFIFO84
aの出力として得られるファンクションデータを一時的
に保持しデコードして、図18のファンクションテーブ
ルにて示されているようなそれぞれのファンクション
を、二値データレジスタ90a、カラーデータレジスタ
90b、自然画データレジスタ90cおよびマルチプレ
クス/タグ生成コントロール回路92に対して指示を与
えることによって実行する。この際同時に、ファンクシ
ョン実行に必要なデータを二値データレジスタ90a、
カラーデータレジスタ90bおよび自然画データレジス
タ90cのいずれかに読み込む。
【0106】次に、例えばカラーデータを出力するファ
ンクションの場合は、カラーデータレジスタ90bから
カラーデータを読み出し、カラー/自然画マルチプレク
サ93によりカラーデータを出力し、次いで二値/カラ
ー/自然画データマルチプレクサ94により、カラー/
自然画マルチプレクサ93から出力されたカラーデータ
を出力することによってファンクションを実行する。
【0107】また、ファンクションデコード/カウント
コントロール回路91は、そのファンクションの実行ピ
クセルをカウントするために使用するカウンタを内部に
持っており、ファンクションデータのランレングスフィ
ールドで示されている同一ファンクションの実行ピクセ
ル数をカウントする。このカウンタから与えられた実行
ピクセル数だけ同一ファンクションの実行がカウントさ
れると、そのファンクションの実行は終了となり、新た
なファンクションデータが読み込まれると同時に次のフ
ァンクション実行に必要なデータが二値データレジスタ
90a、カラーデータレジスタ90bおよび自然画デー
タレジスタ90cのいずれかに読み込まれ、次のファン
クションが同様にして実行されることとなる。
【0108】文字/線画データの出力、自然画データの
出力またはそれらの組合せ出力を示すファンクションの
場合であっても同様に処理され、目的とする画像データ
のラスターイメージを得ることが可能となる。同時に、
マルチプレクス/タグ生成コントロール回路92は、実
行されたファンクションにより二値データ、カラーデー
タ/自然画データのどのデータが出力されるかを認識
し、目的とする画像データのラスターイメージを生成す
ると同時に、タグビットを生成して画像データと同期し
た形にてタグビットを出力する。
【0109】図17は、画像情報インタ−フェイス部2
4のハードウエア色変換処理部の構成を示すブロック図
である。このハードウェア色変換処理部がプリント処理
の際に第二画像情報展開部15から呼び出され、実際の
色変換動作を行う。図18に、画像情報インタ−フェイ
ス部24に対する画像形成ファンクションに関するファ
ンクションテーブルを示す。第一画像情報展開部15お
よび画像情報インタ−フェイス部24は、このファンク
ションテーブルに基づいて画像形成のためのデータエン
コーディング/デコーディング処理を行う。
【0110】図19は、本実施形態における画像入力/
形成装置31の画像処理部の構成を示すブロック図であ
る。この画像入力/形成装置31の画像処理部60は、
画像用インターフェース/タグ解釈/セレクタ部61、
γ補正部62、カラースペース変換部63、フィルタ6
4、UCR(Under Color Removal) /黒生成部65、階
調制御部66、スクリーン処理部67、レーザー駆動回
路68、同期制御/システム制御/UI制御/画像処理
制御/通信制御回路69から構成されており、図19に
記載されているように、画像入力装置70を持つコピア
形式の画像形成装置であっても良い。
【0111】その場合、画像入力装置70により読み取
られ入力された画像データは、画像入力装置レッド成分
出力信号線71、画像入力装置グリーン成分出力信号線
72および画像入力装置ブルー成分出力信号線73を経
由し、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の
カラースペースのデータとして画像用インターフェース
/タグ解釈/セレクタ部61に送られる。そして、セレ
クタ機能により、本画像情報処理装置より送られてくる
画像データと画像入力装置70からの入力画像データと
の切り替えが行われ、画像形成処理が行われる。
【0112】また、画像用インターフェース/タグ解釈
/セレクタ部61は、画像情報処理装置から画像データ
出力信号線41により送られてくる画像データを解釈す
ると同時に、タグビット出力信号線42により送られて
くるタグビットを解釈して(通常は変換処理を行わずそ
のままのビット情報にて)画像処理部60のそれぞれの
処理部62〜67に伝える。
【0113】γ補正部62、カラースペース変換部6
3、フィルタ64、UCR/黒生成部65、階調制御部
66、スクリーン処理部67のそれぞれの処理部は、そ
れぞれのタグビットの指示によりそれぞれ異なる画像処
理を行う画像処理機能と、それぞれ異なる画像処理を行
うためのLUT(ルック・アップ・テーブル)を持ち、
画像情報処理装置10より送られてきた画像データに対
してタグビットの指示にしたがってパイプライン処理に
より画像処理を行う。
【0114】ここで、例えばスクリーン処理部67の処
理について説明する。このスクリーン処理部67は、2
00/400線の2種類の万線スクリーンを持つスクリ
ーン処理部であり、画像情報処理装置10より送られて
くるタグビットは、自然画領域(3)、図形領域
(2)、文字/線画領域(1)、その他の領域と(0)
とに分類されているため、文字/線画領域(1)の場合
は、400線にて出力して、その他の領域においては2
00線にて出力されるように処理する。そして、その出
力がレーザー駆動回路68に送られることにより、画像
形成が行われる。
【0115】これと同様にして、γ補正部62ではγ補
正の係数の切り替え、カラースペース変換部63ではカ
ラースペース変換処理時のLUTの切り替え、フィルタ
64ではフィルタ処理時のフィルタ係数の切り替え、U
CR/黒生成部65ではUCR/黒生成時の係数の切り
替え、階調制御部66では階調制御時の階調制御LUT
の切り替えが行われる。
【0116】また、この画像入力/形成装置30の同期
制御/システム制御/UI制御/画像処理制御/通信制
御は、同期制御/システム制御/UI制御/画像処理制
御/通信制御回路69によって行われ、どのようなタグ
ビットの時にどのような画像処理を行うかなどの指示も
同様の回路にてソフトウエア的に動作開始前に指示され
る。また、これらの画像処理部60は、電子写真方式、
インクジェット方式、熱転写方式の中のどの方式であっ
ても良い。
【0117】図20は、本実施形態における画像データ
の属性の分類について示した概念図である。本実施形態
に係る画像情報処理装置10においては、オリジナル画
像75は、文字/線画要素抽出画像76、図形要素抽出
画像77、自然画要素抽出画像77のようにそれぞれに
分類され、タグビットの生成処理が行われる。
【0118】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像形成処理装置にて画像形成が可能な画像情報
に展開する処理を行うすべての資源、即ち第一画像情報
展開手段および第二画像情報展開手段を画像情報処理装
置に持たせ、画像展開処理のうちの一部の処理を第一画
像情報展開手段でソフトウエアにて実行するとともに、
残りの処理を第二画像情報展開手段でハードウェアにて
実行し、画像展開された画像情報を画像形成処理装置の
画像転送要求速度を満たす速度で画像形成処理装置に伝
送するようにしたことにより、画像形成に対して必要と
されてきたレンダリング資源を画像形成処理装置側に用
意する必要がなくなるため、より低コストにて高速な画
像形成が可能となる。
【0119】また、ユーザー指定の画像展開/形成情報
(画質)、画像情報記憶手段の使用状況(メモリ使用
量)およびユーザー指定の画像展開/形成速度(プリン
ティングスピード)の少なくとも1つに基づいてプリン
ティング処理を行うとともに、理想的でかつ最適なユー
ザー指定パラメータを自動的に選択して適応可能なプリ
ンティングモードを選択することで、画像情報処理装置
の資源の動的な変化にも対応可能となる。さらに、プリ
ンティング処理に際して、マルチレベルイメージングを
利用したプリンティングモード設定処理と同時にバンド
幅保証のための処理を同時に行うことで、I/Oデバイ
スの数および動作環境の変化によるバス転送バンド幅の
変化に対応でき、いろいろな種類の画像情報処理装置に
対してゼログラフィープリンティングに対するリアルタ
イム性の保証を行いつつプリント処理を実行することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構
成の概略を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の具
体的な構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る画像情報処理装置と従来例に係
る画像情報処理装置との資源の比較を示した構成図であ
る。
【図4】 第一画像情報展開部の処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 第二画像情報展開部の処理の詳細を示すブロ
ック図である。
【図6】 画像情報処理装置内部の圧縮/伸張バンド処
理を要した際の画像展開/形成処理の概要を示すブロッ
ク図である。
【図7】 マルチレベルイメージング処理におけるプリ
ンティングモード設定の処理手順を示すフローチャート
(その1)である。
【図8】 マルチレベルイメージング処理におけるプリ
ンティングモード設定の処理手順を示すフローチャート
(その2)である。
【図9】 マルチレベルイメージング処理におけるプリ
ンティングモード設定の処理手順を示すフローチャート
(その3)である。
【図10】 プリンティングモードテーブルを示す図で
ある。
【図11】 プリント設定ダイアログを示す図である。
【図12】 オプション設定ダイアログを示す図であ
る。
【図13】 バンド幅保証処理におけるプリンティング
モード設定の処理手順を示すフローチャート(その1)
である。
【図14】 バンド幅保証処理におけるプリンティング
モード設定の処理手順を示すフローチャート(その2)
である。
【図15】 画像情報インタ−フェイス部の構成を示す
ブロック図である。
【図16】 画像情報インタ−フェイス部のファンクシ
ョンコントロール/マルチプレクサ/タグビット生成回
路の構成を示すブロック図である。
【図17】 画像情報インタ−フェイス部のハードウエ
ア色変換処理部の構成を示すブロック図である。
【図18】 画像形成ファンクションに関するファンク
ションテーブルを示す図である。
【図19】 画像入力/形成装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図20】 ドキュメントの画像構成要素の分割の概念
図である。
【図21】 一従来例に係る画像処理装置を示すブロッ
ク図である。
【図22】 他の従来例に係る画像処理装置を示すブロ
ック図である。
【図23】 他の従来例に係る画像処理装置の具体的な
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,100,200 画像情報処理装置 11 コード情報生成部 12 画像展開手続部 13 第一画像情報展開部 14 画像情報記憶部 15 第二画像情報展開部 18 コード情報インターフェース部 19 コード情報変換部 20 画像展開/形成モジュール 21 画像展開コントロール部 30,110,300 画像形成処理装置 31 画像入力/形成装置 51 フォーマット変換処理部 52 色空間変換処理部 53 階調変換処理部 54 解像度変換処理部 55 圧縮処理部 56 伸張処理部 60 画像処理部 70 画像入力装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報が定められた形式で記述された
    コード情報を画像形成処理装置にて画像形成が可能な画
    像情報に展開する画像展開処理を行うための手続処理を
    行う画像展開手続手段と、 前記画像展開処理のうちの一部の処理をソフトウエアに
    て実行する第一画像情報展開手段と、 前記第一画像情報展開手段にて画像展開処理された画像
    情報を記憶する画像情報記憶手段と、 前記画像展開処理のうちの残りの処理をハードウエアに
    て実行する第二画像情報展開手段と、 前記画像情報記憶手段に記憶された画像情報および前記
    第二画像情報展開手段によって画像展開処理された画像
    情報を前記画像形成処理装置の画像転送要求速度を満た
    す速度で画像形成処理装置に伝送する伝送手段と 画像を生成する画像生成手段と、 前記画像生成手段によって生成された画像を前記コード
    情報に変換する画像変換手段と を備えたことを特徴とす
    る画像情報処理装置。
  2. 【請求項2】 画像情報が定められた形式で記述された
    コード情報を画像形成処理装置にて画像形成が可能な画
    像情報に展開する画像展開処理を行うための手続処理を
    行う画像展開手続手段と、 前記画像展開処理のうちの一部の処理をソフトウエアに
    て実行する第一画像情報展開手段と、 前記第一画像情報展開手段にて画像展開処理された画像
    情報を記憶する画像情報記憶手段と、 前記画像展開処理のうちの残りの処理をハードウエアに
    て実行する第二画像情報展開手段と、 前記画像情報記憶手段に記憶された画像情報および前記
    第二画像情報展開手段によって画像展開処理された画像
    情報を前記画像形成処理装置の画像転送要求速度を満た
    す速度で画像形成処理装置に伝送する伝送手段とを備
    え、 前記画像展開手続手段は、ユーザー指定の画像展開/形
    成情報、前記画像情報記憶手段の使用状況およびユーザ
    ー指定の画像展開/形成速度の少なくとも1つに基づい
    て最良の画像展開/形成情報を定義することを特徴とす
    る画像情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像展開手続手段は、前記画像情報
    記憶手段の取得記憶領域の断片化状況を管理し、断片化
    した際の前記画像情報記憶手段と前記伝送手段の転送帯
    域幅を算出し、実行可能な画像展開/形成パラメータに
    て画像形成が可能または不可能であることを事前に判断
    /通知することを特徴とする請求項記載の画像情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 画像情報が定められた形式で記述された
    コード情報を画像形成処理装置にて画像形成が可能な画
    像情報に展開する画像展開処理を行うための手続処理を
    行う画像展開手続手段と、 前記画像展開処理のうちの一部の処理をソフトウエアに
    て実行する第一画像情報展開手段と、 前記第一画像情報展開手段にて画像展開処理された画像
    情報を記憶する画像情報記憶手段と、 前記画像展開処理のうちの残りの処理をハードウエアに
    て実行する第二画像情報展開手段と、 前記画像情報記憶手段に記憶された画像情報および前記
    第二画像情報展開手段によって画像展開処理された画像
    情報を前記画像形成処理装置の画像転送要求速度を満た
    す速度で画像形成処理装置に伝送する伝送手段とを備
    え、 前記画像展開手続手段は、画像展開/形成処理に際し要
    求される画像展開/形成パラメータにおける第一の転送
    帯域幅と、前記画像情報記憶手段と前記第二画像情報展
    開手段および前記伝送手段の間の第二の転送帯域幅とを
    比較し、前記第一の転送帯域幅が前記第二の転送帯域幅
    にて転送処理可能なように画像展開/形成処理を行うと
    ともに、画像展開/形成の不良が発生した際には、再度
    新たな画像展開/形成パラメータにて画像展開/形成処
    理を行うことを特徴とする画像情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像展開手続手段は、前記第一の転
    送帯域幅が前記第二の転送帯域幅にて転送処理可能なよ
    うに画像展開/形成処理を行う際に、符号化および圧縮
    処理されたデータ形式を適応的に選択して用いることを
    特徴とする請求項記載の画像情報処理装置。
JP00985797A 1996-06-24 1997-01-23 画像情報処理装置 Expired - Fee Related JP3344255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00985797A JP3344255B2 (ja) 1996-06-24 1997-01-23 画像情報処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-162963 1996-06-24
JP16296396 1996-06-24
JP00985797A JP3344255B2 (ja) 1996-06-24 1997-01-23 画像情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1074130A JPH1074130A (ja) 1998-03-17
JP3344255B2 true JP3344255B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=26344669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00985797A Expired - Fee Related JP3344255B2 (ja) 1996-06-24 1997-01-23 画像情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344255B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1074130A (ja) 1998-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063957B2 (ja) 画像処理装置
EP2481206B1 (en) Image processing apparatus and processing method therefor
JP3275807B2 (ja) 画像処理装置
JPH0888774A (ja) ラスタ画像プロセツサにおける損失のある及び損失のない圧縮
JPH11339023A (ja) 構成設定可能な画像処理パイプラインを操作する方法
US20070031047A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
US6204933B1 (en) Information print system and image processing apparatus
JP2830690B2 (ja) 画像処理装置
US6985258B1 (en) Print system
US7072060B2 (en) Print control apparatus, print control method, and memory medium
JP3344255B2 (ja) 画像情報処理装置
JP3346051B2 (ja) 画像処理装置
JP3695498B2 (ja) 画像処理装置
JP3550979B2 (ja) 画像処理装置
JP4131205B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラム
JPH11203071A (ja) 画像処理装置
JP2000227848A (ja) 画像処理装置
JP2001169120A (ja) 画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム
JP3829895B2 (ja) 画像処理装置
JPH10136179A (ja) データ処理装置
JP3459740B2 (ja) 印刷制御装置及び方法及び印刷装置
JPH1198343A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4500393B2 (ja) 画像形成システム、情報処理装置、及び、画像処理装置の制御方法
JP4474001B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP3533657B2 (ja) 印刷システム、プリンタ、プリンタドライバ及びプログラム記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070830

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees