JP3275807B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3275807B2
JP3275807B2 JP33722097A JP33722097A JP3275807B2 JP 3275807 B2 JP3275807 B2 JP 3275807B2 JP 33722097 A JP33722097 A JP 33722097A JP 33722097 A JP33722097 A JP 33722097A JP 3275807 B2 JP3275807 B2 JP 3275807B2
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Fujifilm Business Innovation Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の画像データ
を圧縮した第1圧縮データと、第1の画像データとは異
なる第2の画像データを圧縮した第2圧縮データと、第
1の画像データまたは第2の画像データのいずれかを選
択する選択データを圧縮した第3圧縮データを入力とし
て画像を合成する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等のネットワーク
や公衆回線の発達および画像圧縮技術の進歩により、画
像データの伝送速度は飛躍的に向上している。これに伴
い、伝送可能な画像データの高解像度化、高階調化、カ
ラー化が進んでおり、400dpi(dot per
inch)のフルカラー画像も実用的な伝送対象となっ
てきている。ところで、このようなフルカラー画像をネ
ットワークあるいは公衆回線を通じて伝送する際には、
通常、画像を圧縮する。そのときの圧縮アルゴリズムと
しては、一般的にはJPEGアルゴリズムが用いられて
いる。また、画像ファイリングなどの画像の蓄積も盛ん
に行なわれており、カラー画像の蓄積には同様にJPE
Gアルゴリズムなどを用いて圧縮されたデータが使用さ
れている。
【0003】ここで、JPEGアルゴリズムについて説
明する。まず、圧縮アルゴリズムについて説明する。入
力された画像データは、必要ならば例えばRGB色空間
からL* * * 色空間へというように色空間変換が施
された後、8画素×8画素のブロックに分割され、ブロ
ックごとにDCT(Discrete CosineT
ransform)によって周波数領域に変換され、ブ
ロックと同じ大きさの量子化テーブルで量子化された
後、ジグザグスキャンでブロックデータからラスターデ
ータに変換され、2次元ハフマン符号化によって圧縮デ
ータとなる。伸長アルゴリズムは、圧縮アルゴリズムの
逆のアルゴリズムであり、ハフマン復号、ラスター−ブ
ロック変換、逆量子化、IDCT(Inverse D
CT)によって画像データが復元される。
【0004】しかし、上述の説明からもわかるように、
JPEGアルゴリズムでは非可逆過程である量子化を行
なうため、伸長された画像は圧縮前の画像データよりも
画質が劣化した画像となる。通常、量子化テーブルには
圧縮率を稼ぐために高周波成分ほど量子化ステップが粗
くなる量子化テーブルが用いられる。そのため、特に文
字や線画のように高周波成分を多く含むエッジが存在す
る部分で、画質の劣化が著しく、また圧縮率も低下して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、高画質を保ったまま画像の
伝送および蓄積を可能とするとともに高速伝送を可能と
し、しかも正確に画像を合成して再生することができる
画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、画像データ
を第1の画像データと、第2の画像データと、第1の画
像データまたは第2の画像データのいずれかを選択する
選択データの3つのデータに分離し、それぞれ符号化し
た圧縮データを入力して、画像を合成復元する。入力さ
れた3つの圧縮データは、それぞれの特性に応じて最適
な解像度変換処理や、色変換処理、圧縮処理等の画像構
造変換処理を施しておくことができる。このように各画
像データに適した処理を行なった圧縮データを受け付
け、画像データを合成することによって、送信時あるい
は蓄積時のデータ量を減少させることができるととも
に、高画質を維持することができる。
【0007】このように分離した画像データを圧縮して
伝送あるいは蓄積する場合、圧縮アルゴリズムの性質
上、画素ごとに各圧縮データを伝送あるいは蓄積するこ
とはできず、ライン単位、複数ラインからなるストライ
プ単位あるいはページ単位で各圧縮データを順次伝送あ
るいは蓄積する必要がある。このようにして所定の単位
で圧縮された圧縮データが入力された場合を考えると、
合成復元の際には各圧縮データを単純に伸長しても、分
離された各画像データの画素が同時に得られる可能性は
低く、そのままではもとの画像を復元することはできな
い。
【0008】本発明では、入力された圧縮データをいっ
たん記憶手段に記憶し、またはそれぞれ伸長処理を行な
った後、あるいはそれぞれ伸長処理および画像変換処理
を行なった後の伸長データをいったん記憶手段に記憶
し、それぞれの画像データの合成時のタイミングを合わ
せる。あるいは、合成時に先に伸長された選択データを
記憶手段に記憶しておき、後から伸長された第1、第2
伸長データを合成してもよい。このとき、第1、第2伸
長データのいずれかを先に記憶手段に格納しておき、第
3伸長データである選択データを用いて、他方の伸長デ
ータを選択的に記憶手段に書き込むことによって、タイ
ミングを合わせながら合成してもよい。
【0009】このようにして、入力された時点では合成
する3つの画像データのタイミングが合っていなくて
も、タイミングを合わせながら合成処理を行なうことが
できるので、正確に画像を合成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示す概略構成図である。図中、11
は受信部、12a〜12cは伸長部、13a〜13c,
17は画像変換部、14は合成部、15は記憶部、16
は制御部である。また、CDCは受信部11と記憶部1
5と伸長部12a、CDIは受信部11と記憶部15と
伸長部12b、CDSは受信部11と記憶部15と伸長
部12c、DDCは伸長部12aと画像変換部13a、
DDIは伸長部12bと画像変換部13b、DDSは伸
長部12cと画像変換部13c、IDCは画像変換部1
3aと合成部14、IDIは画像変換部13bと合成部
14、IDSは画像変換部13cと合成部14、CPD
は合成部14と画像変換部17を、それぞれ接続する信
号線である。
【0011】受信部11は、送信側からコードデータの
送信要求があった場合に、伝送路からコードデータを受
信可能となるよう伝送路を接続し、コードデータの受信
を開始する。コードデータの受信が開始されると、受信
中のコードデータが所定のフォーマットに従っているこ
とを確認した後、送られてきたデータを受信する。例え
ば公衆回線でのファクシミリ通信とLAN上での通信と
いったようにデータを伝送する際の通信プロトコルが異
なる複数の伝送路からコードデータの受信が可能なシス
テムでは、まず伝送経路に応じた通信プロトコル処理を
行なって、コードデータが受信可能な状態で画像処理装
置を伝送路に接続し、次いでコードデータの受信を行な
う。コードデータの受信が終了すると、伝送終了処理を
行なって伝送路との接続を終了する。
【0012】送られてくるデータは、後述するように、
第1の画像データを圧縮した第1圧縮データと、第2の
画像データを圧縮した第2圧縮データと、第1の画像デ
ータまたは第2の画像データのいずれかを選択する選択
データを圧縮した第3圧縮データと、種々の属性情報を
含む各種のヘッダ情報を含んでいる。受信したデータの
内容を確認し、ヘッダ情報を制御部16へ、第1圧縮デ
ータを信号線CDCへ、第2圧縮データを信号線CDI
へ、第3圧縮データを信号線CDSへそれぞれ出力す
る。各圧縮データを出力する信号線の切り換えは、制御
部16がヘッダ情報などを参照して制御する。なお、受
信したデータが所定のフォーマットでない場合には、以
降の処理は行なわないように制御することができる。す
べてのコードデータを受信すると、伝送路との接続を終
了する。この例ではこのように受信部11によって各圧
縮データを受け取るので、この受信部11は本発明の入
力手段を構成する。
【0013】伸長部12aは、信号線CDCに出力され
る第1圧縮データを、この第1圧縮データの圧縮方式に
対応する伸長方式で伸長し、第1伸長データを信号線D
DCに出力する。伸長部12bは、信号線CDIに出力
される第2圧縮データを、この第2圧縮データの圧縮方
式に対応する伸長方式で伸長し、第2伸長データを信号
線DDIに出力する。伸長部12cは、信号線CDSに
出力される第3圧縮データを、その第3圧縮データの圧
縮方式に対応する伸長方式で伸長し、第3伸長データを
信号線DDSに出力する。受信部11によって抽出され
た各圧縮データは、その内容に応じて選択された圧縮方
式にて圧縮されている。そのため、上述のように各伸長
部12a〜12cでは、各圧縮データに対応する圧縮方
式を用いて伸長処理し、その結果であるラスター画像を
以降の処理に渡す。なお、各伸長部での伸長方式および
伸長パラメータは、制御部16がヘッダ情報などから抽
出し、各伸長部12a〜12cに設定する。各伸長部1
2a〜12cは、制御部16によって設定された伸長方
式および伸長パラメータに従って伸長処理を行なう。
【0014】画像変換部13aは、信号線DDCに出力
される第1伸長データに画像変換処理を施し、第1変換
画像データとして信号線IDCに出力する。画像変換部
13bは、信号線DDIに出力される第2伸長データに
画像変換処理を施し、第2変換画像データとして信号線
IDIに出力する。画像変換部13cは、信号線DDS
に出力される第3伸長データに画像変換処理を施し、変
換選択データとして信号線IDSに出力する。なお、各
画像変換部13a〜13cで行なう画像変換処理の内容
および処理パラメータは、制御部16がヘッダ情報など
に基づいて設定する。各画像変換部13a〜13cは、
制御部16によって設定された画像変換処理内容および
処理パラメータに従って画像変換処理を行なう。
【0015】画像変換処理としては、分離された各画像
データを合成するために画像構造を統一するための処
理、例えば階調数変換、色空間変換、解像度変換等を行
なうことができる。受信したコードデータは送信側で各
画像データに対して最適な階調数、色空間、解像度など
に変換されているので、そのままでは合成処理を行なう
ことができない場合が生じる。このような場合に対応
し、画像変換部13a〜13cでは、各伸長データに対
して適合した処理を行なう。そのため各画像変換部13
a〜13cは同じ処理パラメータで同じ処理を行なうと
は限らず、それぞれが独立して画像変換処理を行なうこ
とになる。
【0016】また、合成した画像を出力装置に出力する
場合、送信側と出力装置とで、解像度、1画素あたりの
ビット数(階調数)、色空間などの画像構造が異なるこ
とがある。その場合、各伸長データを出力装置で出力で
きる画像構造に変換する必要がある。そのための解像度
変換、階調数変換、色空間変換などの変換処理を画像変
換部13a〜13cで必要に応じて行なうことができ
る。なお、この出力装置の画像構造にあわせるための変
換処理は、画像変換部17で行なってもよい。
【0017】さらに、合成された画像データを出力装置
から出力する場合には、各伸長データに応じた出力装置
に対応するための異なる処理を施すこともできる。例え
ばスクリーン処理等は、各伸長データが分離されている
状態で変換処理を施した方が高画質の画像を出力するこ
とができる。
【0018】なお、この画像変換部13a〜13cにお
いて何も処理を行なわず、あるいはこの画像変換部13
a〜13cを設けずに、各伸長データを直接、合成部1
4に入力するように構成することもできる。
【0019】合成部14は、信号線IDCに出力される
第1変換画像データと信号線IDIに出力される第2変
換画像データとを、信号線IDSに出力される変換選択
データに従って合成し、合成画像データを信号線CPD
に出力する。送られてくるコードデータは分離された画
像データをそれぞれ圧縮したものであるため、伸長した
だけでは分離されたままであり、もとの画像とはならな
い。そのため、この合成部14で合成処理を行なう必要
がある。合成処理は、例えば変換選択データの画素値が
‘1’の場合に第1変換画像データ上の同じ位置の画素
を、画素値が‘0’の場合に第2変換画像データ上の同
じ位置の画素を選択することにより実現可能である。も
ちろん、変換選択データの画素値は逆の値でもよいし、
他のデータや条件を考慮していずれのデータを選択する
かを決定し、合成してもよい。なお、この合成部14と
画像変換部13a〜13cによって画像処理手段を構成
している。
【0020】記憶部15は、データを一時記憶する記憶
媒体を含むタイミング調整用バッファである。記憶媒体
とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられてい
る読取書込装置に対して、データに応じて、磁気、光、
電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに
対応する信号の形式でデータの内容を書き込み、あるい
は読み出すことができるものである。例えば、磁気ディ
スク、光磁気ディスク、CD−R、コンピュータに内蔵
されるメモリ等、種々のものが存在する。
【0021】記憶部15の記憶容量は、最低限、ストラ
イプ単位で第1圧縮データ、第2圧縮データ、第3圧縮
データを同時に保持できる容量が必要である。また、デ
ータの入出力のタイミング制御は、制御部16により行
なわれる。
【0022】図2は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における記憶部の一例を示す構成図である。図
中、21a〜21cは記憶媒体、22は記憶制御部であ
る。なお、信号線CTRLは図1の制御部16、信号線
MIOCは信号線CDC、信号線MIOIは信号線CD
I、信号線MIOSは信号線CDSにそれぞれ接続され
る。なお、信号線CTRLにはデータを記憶するかデー
タを読み出すかを示す信号と、データを記憶する場合は
データを記憶媒体のどこに記憶するのかを示し、またデ
ータを読み出す場合は記憶媒体のどこに記憶されている
データを出力するのかを示すアドレス信号と、データの
記憶あるいは読み出しのタイミングを制御する信号を最
低限含む。
【0023】記憶制御部22は、制御部16から記憶媒
体21a〜21cのいずれかにデータ記憶要求があった
場合に、該当する記憶媒体を記憶可能な状態とし、制御
部16から記憶媒体21a〜21cのいずれか1つ以上
にデータ出力要求があった場合に、該当する記憶媒体を
出力可能な状態とする。なお、少なくとも各記憶媒体2
1a〜21cからのデータの読み出しは、最低限、記憶
媒体21aおよび記憶媒体21bについては同時に行な
えるものとする。
【0024】図1に戻り、制御部16は、受信部11を
経て入力されるヘッダ情報から1ページあるいはストラ
イプ単位の画像を復元する上で必要なデータを抽出し、
抽出したデータに基づいて各処理部を制御する。具体的
には、最低限、以下の制御を行なう。第1に、1ページ
あるいはストライプ単位の主走査方向の画素数、副走査
方向のライン数、1画素あたりのビット数、ストライプ
単位で送られてくる場合の1ページ内のストライプ画像
の数などの情報に応じて、ラスター画像が正常に復元さ
れているかどうかを検知し、正常に復元されなかった場
合にエラー処理を行う。例えば、ヘッダ情報に記述され
ている副走査方向のライン数より復元された画像の副走
査方向のライン数が少なかった場合には不足分を例えば
白色等の特定色画素で補充し、画像を復元している途中
でそれまでに復元した画像の副走査方向のライン数がヘ
ッダ情報に記述されている副走査方向のライン数に達し
た場合には、その時点で復元処理を中断する。
【0025】第2に、分離された各画像データの1画素
あたりのビット数、各分離画像の解像度、色空間に基づ
いて、画像変換処理部13a〜13cにおける階調数変
換処理、解像度変換処理および色空間変換処理などの実
行の是非を決定し、変換処理を行なう場合には、処理パ
ラメータを決定して、画像変換処理部13a〜13cに
必要なパラメータを設定する。例えば、解像度変換処理
を行なう場合には各伸長データの解像度が一致するよう
に解像度変換比率を決定し、また、各伸長データごとに
解像度変換手法を決定する。また、色空間変換処理を行
なう場合には変換パラメータを決定して設定する。合成
画像データを特定の画像出力装置に出力させる場合、そ
の特定の画像出力装置にあわせた処理を行なうように、
画像出力装置の1画素あたりのビット数、解像度、色空
間等も考慮して、各変換処理の実行の是非および処理パ
ラメータを決定することもできる。例えば解像度変換処
理を行なう場合には、画像出力装置の解像度に変換する
ための解像度変換比率を決定して画像変換処理部13a
〜13cに必要なパラメータを設定すればよい。また、
画像出力装置に特有の処理、例えばスクリーン処理等を
行なわせるように設定することも可能である。
【0026】第3に、各圧縮データの圧縮方式および圧
縮パラメータに基づいて伸長部12a〜12cに伸長方
式および伸長パラメータを設定する。
【0027】画像変換部17は、合成部14から信号線
CPDに出力される合成画像データに対して、画像変換
処理を施して出力する。上述の画像変換部13a〜13
cとは異なり、合成された後の画像データに対してすべ
ての領域に対して画一的な画像変換処理を必要に応じて
施す。例えば特定の画像出力装置に出力する場合に、そ
の画像出力装置に応じた画像変換処理を行なうことがで
きる。なおこの画像変換部17も、画一的な画像変換処
理の必要がなければ何も処理を行なわなくてよいし、ま
たこの画像変換部17を設けずに、合成部14の出力を
そのまま本発明の画像処理装置の出力としてもよい。
【0028】上述した本発明の実現にあたっては、それ
ぞれの処理を実現するハードウェアの組み合わせまたは
ASIC(Application Specific
Integrated Circuit)等を含む専
用ハードウェアにより実現する方法のほか、例えばDS
P(Digital Signal Processe
r)やMPU(Micro Processor Un
it)等を含む汎用ハードウェアとその制御ソフトウェ
アにより実現する方法もある。上述した各処理は実現方
法には依存しておらず、いずれかの方法のみで実現して
もよいし、両方法を併用してもよい。
【0029】本発明の画像処理装置に入力されるデータ
について、具体例を用いながら説明してゆく。図3は、
本発明の画像処理装置において入力されるデータの具体
例の説明図である。例えば原画像情報が図3(A)に示
すような絵柄や文字の混在したカラー画像であったとす
る。図3(A)に示す画像では、文字「JAPAN」と
ともに中間調の日本地図が描かれている。また、文字
「JAPAN」も各文字ごとに異なる色によって描かれ
ている。図示の都合上、異なる色にはハッチングを変え
て示し、黒色部分は黒画素、白色部分は白画素である。
【0030】図3(A)に示す画像は、例えばプリント
記述言語(以下PDLと略す)をデコンポーズしてラス
ター画像に変換することによって得られる。あるいは、
もとからこのようなラスター画像であってもよい。
【0031】図3(A)に示すような原画像を、PDL
からラスター画像への変換の際、あるいはラスター画像
から画素ごとに複数の領域に分類し、2つの画像データ
とその2つの画像データのいずれの画素を選択するかを
示す選択データに分離する。分離の方法についてはどの
ような方法でもよいが、伝送の際に圧縮することを考慮
すると、文字や線画等のエッジを多く含む文字・線画領
域と、エッジの比率が文字・線画領域に比べて少なく、
画素値の変化が緩やかな部分が多い写真等の絵柄領域を
分離する事が望ましい。
【0032】図3(B)〜(D)ではこのように文字線
画領域と絵柄領域に分離した場合を示している。ここで
は、写真などの絵柄部分を第1の画像データとして分離
する。すなわち図3(B)に示すように中間調の日本地
図の部分が第1の画像データとして分離される。以下、
この第1の画像データを絵柄画像と呼ぶ。また、文字線
画部分の色情報を第2の画像データとして分離する。す
なわち図3(C)に示すように文字「JAPAN」の色
情報のみが第2の画像データとして分離される。以下、
この第2の画像データを文字色画像と呼ぶ。図3
(B),(C)においても、異なる色にはハッチングを
変えて示し、黒色部分は黒画素、白色部分は白画素であ
る。
【0033】選択データは、第1の画像データ(絵柄画
像)または第2の画像データ(文字色画像)のいずれか
を選択するデータである。文字や線画を構成する画素に
ついて第2の画像データを選択するようなデータを保持
させればよい。このとき、文字や線画を構成する画素の
集合は文字線画の形状を示す情報である。そのため、図
3(D)に示すように文字「JAPAN」の形状情報が
選択画像プレーンに分離される。図3(D)では、文字
色画像を選択する画素を黒で示し、絵柄画像を選択する
画素を白で示している。
【0034】ここで、図3(B)に示す絵柄画像は、写
真や絵柄などのカラー多値の画像を表現するため、色お
よび階調を保持するデータ長が必要である。例えば1画
素1色あたり8bitのデータで構成することができ
る。また図3(C)に示す文字色画像は、各画素ごとに
文字の色を表現するカラー多値の画像データである必要
がある。そのため、この文字色画像も例えば1画素1色
あたり8bitのデータで構成することができる。ただ
し、文字の形状を保持しなくてよいので、例えば一様な
色の文字であれば1文字ごとの色パレットでよい。その
ため図3(C)に示す例では、文字の外接矩形を用い、
文字の存在領域に一様な色領域として示している。さら
に図3(D)に示す選択データは、上述のように文字や
線画の形状が保持されているので解像度が高い方が望ま
しい。しかし絵柄画像または文字色画像のいずれかを選
択するだけであるので、ここでは1画素あたり1bit
の情報があればよく、2値データとして扱うことができ
る。例えば絵柄画像上の同じ位置の画素を選択する画素
値を‘0’、文字色画像上の同じ位置の画素を選択する
画素値を‘1’とすることができる。もちろん、逆でも
よい。
【0035】これら3つの画像データから元の画像へと
再合成する場合、図3(D)の文字線画の形状を表わす
部分(黒部分)は図3(C)の文字色画像を出力し、そ
れ以外の部分(白部分)は図3(B)の絵柄画像を出力
することで原画像が復元できる。
【0036】もちろん、分離方法は上記に限定されるわ
けではなく、例えば文字・線画部分の外接矩形等を利用
して選択データを作成し、文字色画像の代わりに文字・
線画を抽出した画像データとしてもよい。また、上述の
説明ではカラー画像の場合について説明しているが、あ
る色成分のみあるいは白黒多値の画像であってもよい。
また、1画素あたりのビット数、つまり階調数は上記に
限定されるものではない。
【0037】このように分離された画像データ(以下分
離画像データと呼ぶ)は、例えば文字色画像はLemp
el−Ziv、絵柄画像はJPEG、選択データはMM
Rといったように、各分離画像データごとにその内容に
応じて圧縮方式を選択し、それぞれ圧縮することができ
る。これによってそれぞれの分離画像データごとに最適
な方法で圧縮されるので、文字線画部分および絵柄部分
とも画質を維持したまま高圧縮率で圧縮することが可能
となる。そのため、この画像データを伝送する場合には
高画質の画像を伝送時間を短縮することができ、また画
像データを蓄積する場合には高画質を維持したまま小さ
い容量で蓄積することができる。
【0038】なお、各分離画像データの圧縮は、それぞ
れページ単位で行なってもよいし、あるいは各分離画像
を例えば8ラインずつあるいは画像の切れ目ごとといっ
たように、各分離画像を同様に副走査方向にN個(Nは
自然数)のストライプ画像に分割し、分割された各部分
画像ごとに行なってもよい。以下においては、ストライ
プ画像に分割することを前提として説明する。
【0039】また、各分離画像データは、圧縮前にそれ
ぞれの内容に応じた画像処理を施しておくことができ
る。例えば解像度変換処理や、文字色画像や絵柄画像に
ついては色空間処理、階調数変換処理等を行なうことが
できる。もちろん、他の種々の画像処理を行なってもよ
い。例えば解像度変換処理は、上述のように文字色画像
については低解像度でよいので、他の画像データに比べ
て低解像度に変換し、さらにデータ量を削減することが
可能である。また、絵柄画像についても、選択データよ
りも低い解像度に変換することもできる。
【0040】図4は、本発明の画像処理装置において入
力されるデータのフォーマットの一例の説明図である。
上述のようにして圧縮された各分離画像データは、所定
のフォーマットに従って1つのコードデータにまとめら
れる。図4(A)に1ページ分のコードデータのフォー
マットの一例を示す。図4(A)において、PHは、コ
ードデータを1ページのラスター画像に復元する上で必
要な情報を記述するページヘッダであり、それに続いて
各ストライプ画像のデータが繰り返し続く。各ストライ
プごとの画像データは、ストライプヘッダSHと選択デ
ータ、文字色画像、絵柄画像の圧縮データで構成されて
いる。SHn(n=1,2、…、N)は、コードデータ
から各ストライプ画像を復元する上で必要な情報を記述
するストライプヘッダである。CODE1-n (n=1、
2、…、N)は分割した選択データを圧縮した第3圧縮
データ(以下選択コードと呼ぶ)、CODE2-n (n=
1、2、…、N)は分割された文字色画像を圧縮した第
2圧縮データ(以下文字色コードと呼ぶ)、CODE
3-n (n=1、2、…、N)は分割された絵柄画像を圧
縮した第1圧縮データ(以下絵柄コードと呼ぶ)であ
る。EOPはページの終わりを示す符号である。
【0041】図4(B)にページヘッダPHのフォーマ
ット例を示す。図4(B)に示すフォーマットにおい
て、DSCは後続のデータがこのフォーマットに従って
いることを示す符号、SOPはページの始まりを示す符
号、FLPHはページヘッダ自身の長さを示す情報、P
DAT1 〜PDATi (iは自然数)はページの情報で
ある。ページの情報としては、例えば主走査方向の画素
数、副走査方向のライン数、色空間、各分離画像データ
の1画素あたりのビット数、各分離画像データの解像
度、各分離画像データの圧縮方式および圧縮パラメー
タ、コードデータ内での各分離画像データの圧縮コード
の順序、ストライプ画像の数などを含む。
【0042】図4(C)にストライプヘッダSHのフォ
ーマット例を示す。図4(C)に示すフォーマットにお
いて、SOSはストライプの始まりを示す符号、FLP
Hはページヘッダ自身の長さを示す情報、SDAT1
SDATj (jは自然数)はストライプの情報である。
ストライプの情報としては、例えばストライプ画像の副
走査方向のライン数、各圧縮コードの長さなどを含む。
【0043】なお、画像の副走査方向での分割を行なわ
ない場合には、ページヘッダPHの後に選択データ、文
字色画像、絵柄画像のそれぞれをページ全体で圧縮した
データが所定の順序で続くことになる。また、画像を複
数ページ分1つのドキュメントとして送信する場合に
は、該ドキュメントの全容を示す情報を先頭に、ドキュ
メントの終わりを示す情報を最後尾に付加し、両情報の
間に図4(A)に示した1ページ分のコードデータをド
キュメントのページ数分配置すればよい。
【0044】図5は、本発明の画像処理装置において入
力されるデータのフォーマットの変形例の説明図であ
る。例えばカラー画像を伝送あるいは蓄積する場合に
は、各色成分ごとのデータについてフォーマット化する
必要がある。一例としてRGB色空間のデータについて
考えると、文字色画像、絵柄画像については1画素あた
りR,G,Bそれぞれの色のデータが存在する。それぞ
れの色のデータをフォーマット化する方法としてはいく
つかある。例えば図5(A)に示すように、文字色コー
ドCODE2-n (n=1、2、…、N)と絵柄コードC
ODE3-n (n=1、2、…、N)中に3色のデータを
それぞれ配置する方法や、図5(B)に示すように、各
色ごとに文字色コードと絵柄コードを配置する方法もあ
る。さらには、図5(C)に示すように各色ごとにスト
ライプヘッダSHとコードデータの並びを繰り返した
り、図5(D)に示すように、図4(A)に示す1ペー
ジ分のコードデータを各色ごとに生成する方法もある。
この場合、選択コードは各色に共通であるので、最初に
送る色成分のデータ中に含めればよい。
【0045】もちろん、上記のフォーマットは一例であ
り、各分離画像データを圧縮して1つのコードデータと
して多重化したものであって、該コードデータから1ペ
ージの画像を復元できる情報を含むものであれば、別の
フォーマットであってもかまわない。また、図5に示し
た色空間は一例であって、どのような色空間であっても
かまわない。以下の説明では、一例として、図4に示し
たフォーマットのデータが入力されるものとして説明す
る。
【0046】以上の動作を経て得られたコードデータ
は、インターネットやLAN等のネットワークや公衆回
線を通じて伝送される。あるいは、画像ファイリング装
置やデータベースなどに登録格納される。
【0047】この画像処理装置の第1の実施の形態で
は、上述のようにフォーマット化されたコードデータを
伝送する場合を想定し、伝送されてきたコードデータを
1ページのラスター画像に復元するものである。その復
元過程には、ネットワークや公衆回線からコードデータ
を受け取り、以降の処理にコードデータ中の情報を抽出
して出力する受信処理、各分離画像を圧縮した圧縮コー
ドを伸長する伸長処理、および分離されている画像を1
つのラスター画像に合成する合成処理が最低限必要であ
る。そのほか、合成時に各分離画像データの画像構造を
一致させ、あるいは画像をより原画像に忠実に再現する
ために、色変換や解像度変換等の画像変換処理が必要と
なる場合がある。従って、処理の順序としては各処理の
入出力の関係上、受信処理→伸長処理→(画像変換処理
→)合成処理(→画像変換処理)といった順序となる。
合成処理前に行なう画像変換処理は、各分離画像データ
ごとに画像変換処理を行なうため、それぞれの分離画像
に適した変換処理を行なうことができる。また合成処理
後に行なう画像変換処理は、合成された1プレーンのラ
スター画像に対して変換処理を行なうため、変換処理に
要するハードウェア量ひいては装置コストを低減でき
る。画像変換処理は、合成処理前のみ、あるいは合成処
理後のみでもよいし、処理の特質に応じて両方で行なっ
てもよい。
【0048】ところで、伝送されてくるコードデータは
図4に示したような所定のフォーマットに従っているた
め、各分離画像はページ単位あるいはストライプ単位で
順に処理される。例えば図4に示したフォーマットで
は、ページ単位あるいはストライプ単位で選択コード、
文字色コード、絵柄コードの順に送られてくる。しかし
合成部14で合成処理を行なう際には、対応する画素の
3つの画像データが同時に入力される必要がある。その
ため、コードデータを受信してから合成処理までの間で
分離画像データ間の同期を取らなけらばならない。この
第1の実施の形態では、コードデータを受信した時点で
各圧縮データをいったん記憶部15に記憶し、同期を合
わせて読み出して伸長処理以降の処理を行なうように構
成している。このような構成では、同期を合わせるため
の記憶部15の容量が最も少なくて済むという利点を有
している。
【0049】図6は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における動作の一例を説明するためのタイミン
グチャートである。上述のように記憶部15で各分離画
像データ間の同期を取る様子を、図6に示すタイミング
チャートを用いて説明する。なお、図6において、DC
CDnはn番目のストライプ画像の第1伸長データ、D
IDnはn番目のストライプ画像の第2伸長データ、D
SDnはn番目のストライプ画像の第3伸長データ、C
DCCDnはn番目のストライプ画像の第1変換画像デ
ータ、CDIDnはn番目のストライプ画像の第2変換
画像データ、CDSDnはn番目のストライプ画像の第
3変換選択データ、CPDnはn番目のストライプ画像
の合成画像データ、CCPDnはn番目のストライプ画
像の出力画像をそれぞれ表わし、斜線部分は無効データ
期間を表わしている。
【0050】図4に示したフォーマットのコードデータ
が順次入力端Aに入力される。受信部11はまずページ
ヘッダPHを受信する。そして、受信中のコードデータ
が図4に示したフォーマットに従っているか否かを、符
号DSCがこのページヘッダPHの例えば先頭に存在す
るか否かを検知することにより確認する。その後受信部
11は、ページヘッダPHを制御部16に渡す。また、
次に入力される1番目のストライプ画像のストライプヘ
ッダSH1 も制御部16に渡す。ページヘッダPHおよ
びストライプヘッダSHn の抽出は、ページヘッダPH
あるいはストライプヘッダSHn から抽出されたページ
ヘッダの長さあるいは各ストライプヘッダの長さのデー
タに応じて、制御部16により制御される。受信中のコ
ードデータの先頭に符号DSCが存在しない場合には、
後続のデータは出力しない。
【0051】ストライプヘッダSH1 に続き、1番目の
ストライプ画像の選択コードCODE1-1 が入力され、
信号線CDSに出力される。この選択コードCODE
1-1 は記憶部15に記憶させる。次に入力される文字色
コードCODE2-1 は信号線CDCに出力され、これも
記憶部15に記憶させる。絵柄コードCODE3-1 は信
号線CDIに出力されるが、これは記憶部15に記憶さ
せると同時に伸長部12bに入力される。このとき、選
択コードCODE1-1 および文字色コードCODE2-1
は記憶部15から読み出されて、それぞれ伸長部12c
および伸長部12aに入力される。ここで各圧縮データ
は、画像変換部13a〜13cの出力において同位置の
画素が同時に出力されるタイミングで伸長部12a〜1
2cに入力される。具体的には、制御部16が画像変換
部13a〜13cの出力データ量に応じて各圧縮コード
の記憶部15からの読み出しタイミングを制御する。
【0052】なお、受信部11における選択コード、文
字色コード、絵柄コードの切り分けは、ページヘッダP
HおよびストライプヘッダSHn 内の、コードデータ内
での各分離画像の圧縮コードの順序および各圧縮コード
の長さに応じて、制御部16により制御される。
【0053】伸長部12a〜12cは、ページヘッダP
HあるいはストライプヘッダSHnから抽出された各圧
縮コードの圧縮方式および圧縮パラメータに応じて制御
部16により制御され、各伸長部12a〜12cは、設
定された伸長方式および伸長パラメータに従って伸長処
理を行なう。これにより、伸長部12a〜12cにそれ
ぞれ入力された文字色コードCODE2-1 、絵柄コード
CODE3-1 、選択コードCODE1-1 は、それぞれが
圧縮されたときの圧縮アルゴリズムに対応する伸長アル
ゴリズムに従って伸長されて画像変換部13a〜13c
に入力される。
【0054】画像変換部13a〜13cに入力された各
伸長データは、それぞれの画像変換処理を施されて合成
部14に入力される。各画像変換部13a〜13cでの
処理内容および処理パラメータは、ページヘッダPHあ
るいはストライプヘッダSHn から抽出された、受信し
たコードデータが表わす各分離画像データの1画素あた
りのビット数(階調数)、各分離画像データの解像度、
色空間、さらには復元した画像の出力先の1画素あたり
のビット数(階調数)、解像度、色空間などに応じて制
御部16が各画像変換部13a〜13cに設定する。各
画像変換部13a〜13cは、設定された処理内容およ
び処理パラメータにしたがって画像変換処理を行なう。
【0055】なお、図6における信号線DDC,DD
I,DDS,IDC,IDI,IDSの信号のタイミン
グからもわかるように、伸長処理および画像変換処理
は、各分離画像データに対してほぼ並行して行なわれ
る。
【0056】そして、画像変換部13a〜13cから出
力線IDC,IDI,IDSに出力される第1ないし第
3変換画像データは、それぞれの画素について同期して
おり、合成部14において第1、第2変換画像データは
第3変換画像データ(選択データ)に基づいて合成され
る。
【0057】合成部14において合成されて信号線CP
Dに出力された合成画像データは、画像変換部17にお
いて必要に応じて出力装置に応じた画像変換処理が施さ
れ、出力端Bから1番目のストライプ画像として出力さ
れる。
【0058】以下、2番目以降のストライプ画像につい
ても、上述の処理からページヘッダPHの処理を除いた
処理を同様にすべてのストライプ画像に適用していき、
ページ終了符号EOPを検出すると1ページ分の復元処
理を終了する。
【0059】以上により、例えば図4に示すようなフォ
ーマットに従って順次送られてきたコードデータを正確
に1ページのラスター画像に復元することができる。ま
た、合成した画像を出力装置に出力する際には、出力装
置に対応した画像変換処理がなされているので、プリン
タでのプリントアウトあるいはディスプレイヘの表示も
支障なく行なうことができる。
【0060】図7は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態を示す概略構成図である。図中の符号は図1と
同様であり、第1の実施の形態と同様の部分の説明を省
略する。この第2の実施の形態では、上述の第1の実施
の形態とは記憶部15の接続が異なる。すなわち、各分
離画像データ間の同期化を行なうタイミングが異なる。
この第2の実施の形態では、記憶部15は信号線DD
C,DDI,DDSに接続されている。すなわち図7に
おいて、CDCは受信部11と伸長部12a、CDIは
受信部11と伸長部12b、CDSは受信部11と伸長
部12c、DDCは伸長部12aと記憶部15と画像変
換部13a、DDIは伸長部12bと記憶部15と画像
変換部13b、DDSは伸長部12cと記憶部15と画
像変換部13cを、それぞれ接続する信号線である。
【0061】このように各伸長データを記憶部15に記
憶させる構成では、処理時間の見極めが難しい伸長部1
2a〜12cの処理タイミングを考慮しなくてよいので
比較的タイミングが取りやすく、また解像度変換された
分離画像データが含まれていればデータ量も比較的少な
いので容量も比較的少なくて済むという利点がある。
【0062】図8は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態における動作の一例を説明するためのタイミン
グチャートである。この第2の実施の形態において記憶
部15で各分離画像データ間の同期を取る様子を、図8
に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、図
中の信号名などは図6と同様である。
【0063】図4に示したフォーマットのコードデータ
が順次入力端Aに入力される。受信部11はまずページ
ヘッダPHを受信する。そして、受信中のコードデータ
が図4に示したフォーマットに従っているか否かを、符
号DSCがこのページヘッダPHの例えば先頭に存在す
るか否かを検知することにより確認する。その後受信部
11は、ページヘッダPHを制御部16に渡す。また、
次に入力される1番目のストライプ画像のストライプヘ
ッダSH1 も制御部16に渡す。
【0064】ストライプヘッダSH1 に続き、次に入力
される1番目のストライプ画像の選択コードCODE
1-1 を伸長部12cに入力する。次に入力される文字色
コードCODE2-1 は伸長部12aに入力する。さらに
絵柄コードCODE3-1 は伸長部12bに入力する。伸
長部12a〜12cでは、それぞれ入力された文字色コ
ードCODE2-1 、絵柄コードCODE3-1 、選択コー
ドCODE1-1 を、それぞれが圧縮されたときの圧縮ア
ルゴリズムに対応する伸長アルゴリズムに従って伸長
し、順に出力する。順に出力される第3伸長データ、第
1伸長データ、第2伸長データは、順に記憶部15に記
憶される。
【0065】第2伸長データについては、記憶部15に
記憶させると同時に画像変換部13bに入力される。こ
のとき、第1伸長データ、第3伸長データは記憶部15
から読み出されて、それぞれ画像変換部13aおよび画
像変換部13cに入力される。ここで各伸長データは、
画像変換部13a〜13cの出力において同位置の画素
が同時に出力されるタイミングで画像変換部13a〜1
3cに入力される。具体的には、制御部16が画像変換
部13a〜13cの出力データ量に応じて各伸長データ
の記憶部15からの読み出しタイミングを制御する。
【0066】画像変換部13a〜13cに入力された各
伸長データは、それぞれの画像変換処理が施される。図
8における信号線IDC,IDI,IDSの信号のタイ
ミングからもわかるように、画像変換処理は、各分離画
像データに対してほぼ並行して行なわれる。
【0067】画像変換部13a〜13cから出力される
第1変換画像データ、第2変換画像データ、変換選択デ
ータは、画素ごとにタイミングの揃ったデータとして合
成部14に入力される。合成部14において第1、第2
変換画像データは第3変換画像データ(選択データ)に
基づいて合成される。
【0068】合成部14において合成されて信号線CP
Dに出力された合成画像データは、画像変換部17にお
いて必要に応じて出力装置に応じた画像変換処理が施さ
れ、出力端Bから1番目のストライプ画像として出力さ
れる。なお制御部16は、上述の処理過程において、第
1の実施例と同様の制御動作を行なう。
【0069】以下、2番目以降のストライプ画像につい
ても、上述の処理からページヘッダの入力を除いた処理
を同様にすべてのストライプ画像に適用していき、ペー
ジ終了符号EOPを検出すると1ページの復元処理を終
了する。
【0070】以上により、例えば図4に示すようなフォ
ーマットに従って順次送られてきたコードデータを正確
に1ページのラスター画像に復元することができる。ま
た、合成した画像を出力装置に出力する際には、出力装
置に対応した画像変換処理がなされているので、例えば
プリンタでのプリントアウトあるいはディスプレイヘの
表示なども支障なく行なうことができる。
【0071】図9は、本発明の画像処理装置の第3の実
施の形態を示す概略構成図である。図中の符号は図1と
同様であり、第1の実施の形態と同様の部分の説明を省
略する。この第3の実施の形態では、上述の第1の実施
の形態とは記憶部15の接続が異なる。すなわち、各分
離画像データ間の同期化を行なうタイミングが異なる。
この第3の実施の形態では、記憶部15は信号線ID
C,IDI,IDSに接続されている。すなわち図9に
おいて、CDCは受信部11と伸長部12a、CDIは
受信部11と伸長部12b、CDSは受信部11と伸長
部12c、IDCは画像変換部13aと記憶部15と合
成部14、IDIは画像変換部13bと記憶部15と合
成部14、IDSは画像変換部13cと記憶部15と合
成部14を、それぞれ接続する信号線である。
【0072】このように第1変換画像データ、第2変換
画像データ、変換選択データを記憶部15に記憶させる
構成では、合成処理の直前でタイミングを合わせること
ができるので、伸長部12a〜12cや画像変換部13
a〜13cにおける処理時間などに左右されず、最も簡
単に合成時のタイミングを合わせることができる。な
お、この第3の実施の形態において、画像変換部13a
〜13cを機能させず、あるいは画像変換部13a〜1
3cを組み込まないで構成する場合には、上述の第2の
実施の形態において画像変換部13a〜13cを機能さ
せず、あるいは画像変換部13a〜13cを組み込まな
い構成と実質的に同じ構成となる。
【0073】図10は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態における動作の一例を説明するためのタイミ
ングチャートである。この第3の実施の形態において記
憶部15で各分離画像データ間の同期を取る様子を、図
10に示すタイミングチャートを用いて説明する。な
お、図中の信号名などは図6と同様である。
【0074】図4に示したフォーマットのコードデータ
が順次入力端Aに入力される。受信部11はまずページ
ヘッダPHを受信する。そして、受信中のコードデータ
が図4に示したフォーマットに従っているか否かを、符
号DSCがこのページヘッダPHの例えば先頭に存在す
るか否かを検知することにより確認する。その後受信部
11は、ページヘッダPHを制御部16に渡す。また、
次に入力される1番目のストライプ画像のストライプヘ
ッダSH1 も制御部16に渡す。
【0075】ストライプヘッダSH1 に続き入力される
1番目のストライプ画像の選択コードCODE1-1 を伸
長部12cに、文字色コードCODE2-1 を伸長部12
aに、絵柄コードCODE3-1 を伸長部12bにそれぞ
れ入力する。伸長部12a〜12cでは、それぞれ入力
された文字色コードCODE2-1 、絵柄コードCODE
3-1 、選択コードCODE1-1 を、それぞれが圧縮され
たときの圧縮アルゴリズムに対応する伸長アルゴリズム
に従って伸長し、順に出力する。順に出力される第3伸
長データ、第1伸長データ、第2伸長データは、順に画
像変換部13c,13a,13bに入力される。
【0076】画像変換部13a〜13cに入力された各
伸長データは、それぞれの画像変換処理が施されて、順
に記憶部15に記憶される。第2変換画像データは、記
憶部15に記憶するとともに合成部14に入力される。
このとき、変換選択データおよび第1変換画像データは
記憶部15から読み出されて合成部14に入力される。
ここで、第1変換画像データ、第2変換画像データ、変
換選択データは、合成部14の入力において同位置の画
素が同時に入力されるよう、制御部16により記憶部1
5からの読み出しタイミングを制御される。これによっ
て合成部14で合成する際には、第1変換画像データ、
第2変換画像データ、変換選択データが画素ごとにタイ
ミングの揃ったデータとして入力される。
【0077】合成部14に入力された第1変換画像デー
タおよび第2変換画像データは、変換選択データに基づ
いて合成され、1番目のストライプ画像の合成画像デー
タが出力される。
【0078】合成部14において合成されて信号線CP
Dに出力された合成画像データは、画像変換部17にお
いて必要に応じて出力装置に応じた画像変換処理が施さ
れ、出力端Bから1番目のストライプ画像として出力さ
れる。なお制御部16は、上述の処理過程において、第
1の実施例と同様の制御動作を行なう。
【0079】以下、2番目以降のストライプ画像につい
ても、上述の処理からページヘッダの入力を除いた処理
を同様にすべてのストライプ画像に適用していき、ペー
ジ終了符号EOPを検出すると1ページの復元処理を終
了する。
【0080】以上により、例えば図4に示すようなフォ
ーマットに従って順次送られてきたコードデータを正確
に1ページのラスター画像に復元することができる。ま
た、合成した画像を出力装置に出力する際には、出力装
置に対応した画像変換処理がなされているので、例えば
プリンタでのプリントアウトあるいはディスプレイヘの
表示なども支障なく行なうことができる。
【0081】図11は、本発明の画像処理装置の第4の
実施の形態を示す概略構成図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。18は記
憶部である。この第4の実施の形態では、上述の第1の
実施の形態とは記憶部15の接続および構成が異なる。
この第4の実施の形態では、記憶部15は合成部14に
接続されており、合成部14による合成処理時に記憶部
15を用いて行なう例を示している。図11において、
CDCは受信部11と伸長部12a、CDIは受信部1
1と伸長部12b、CDSは受信部11と伸長部12
c、MEMは合成部14と記憶部18を、それぞれ接続
する信号線である。
【0082】記憶部18は、合成部14によって画像を
合成する際に用いられる。図12は、本発明の画像処理
装置の第4の実施の形態における記憶部の一例を示す構
成図である。図中、31は記憶媒体、32は記憶制御部
であり、信号線CTRLは制御部16、信号線MIOは
信号線MEMにそれぞれ接続される。なお、信号線CT
RLは、データの記憶かデータの出力かを示す信号と、
データの記憶を行なう場合はデータを記憶媒体31のど
こに記憶するのかを示すとともにデータの出力を行なう
場合は記憶媒体のどこに記憶されているデータを出力す
るのかを示すアドレス信号、およびデータの記憶あるい
はデータの出力のタイミングを制御する信号を最低限含
んでいる。
【0083】記憶媒体31は、上述の記憶部15で用い
る記憶媒体と同様のものを用いることができる。記憶制
御部32は、制御部16からデータの記憶要求があった
場合に記憶媒体31を記憶可能な状態とし、制御部16
からデータの出力要求があった場合に記憶媒体31を出
力可能な状態とする。なお、記憶媒体31にデータを記
憶する領域は、例えば図12(B)に示すように、選択
データを記憶する選択データ記憶領域と、第1画像デー
タおよび第2画像データを記憶する画像記憶領域に分け
て用いるように制御されるものとする。このとき、画像
記憶領域は第1画像データまたは第2画像データの一方
を記憶できる容量があればよく、上述の第3の実施の形
態における記憶部15よりも小さい容量で構成すること
が可能である。
【0084】図13は、本発明の画像処理装置の第4の
実施の形態における動作の一例を説明するためのタイミ
ングチャートである。図中の信号名などは図6と同様で
ある。図4に示したフォーマットのコードデータが順次
入力端Aに入力される。受信部11はまずページヘッダ
PHを受信する。そして、受信中のコードデータが図4
に示したフォーマットに従っているか否かを、符号DS
CがこのページヘッダPHの例えば先頭に存在するか否
かを検知することにより確認する。その後受信部11
は、ページヘッダPHを制御部16に渡す。また、次に
入力される1番目のストライプ画像のストライプヘッダ
SH1 も制御部16に渡す。
【0085】ストライプヘッダSH1 に続き入力される
1番目のストライプ画像の選択コードCODE1-1 を伸
長部12cに、文字色コードCODE2-1 を伸長部12
aに、絵柄コードCODE3-1 を伸長部12bにそれぞ
れ入力する。伸長部12a〜12cでは、それぞれ入力
された文字色コードCODE2-1 、絵柄コードCODE
3-1 、選択コードCODE1-1 を、それぞれが圧縮され
たときの圧縮アルゴリズムに対応する伸長アルゴリズム
に従って伸長し、順に出力する。順に出力される第3伸
長データ、第1伸長データ、第2伸長データは、順に画
像変換部13c,13a,13bに入力される。画像変
換部13a〜13cに入力された各伸長データは、それ
ぞれの画像変換処理が施されて、合成部14に出力され
る。
【0086】合成部14に入力された変換選択データお
よび第1変換画像データはそのまま順に記憶部18に記
憶される。第2変換画像データが合成部14に入力され
ると、合成部14は、入力された第2変換画像データの
画素に対応させて記憶部18に先に記憶させた変換選択
データを記憶部18から読み出す。そして、読み出した
変換選択データが第2画像データを選択するデータであ
る場合のみ、入力された第2変換画像データを、記憶部
18に記憶されている第1変換画像データの同位置の画
素に上書きする。これにより、画素ごとに選択的に第1
画像データまたは第2画像データが記憶部18に記憶さ
れることになる。
【0087】記憶部18に記憶されている第1変換画像
データは、第2変換画像データの各画素による上書き処
理の可否が決定され、上書きする場合には上書き処理が
終了した画素から順に合成部14に出力される。合成部
14は、記憶部15から出力されたデータを合成画像デ
ータとして出力する。なお、図13では信号線MEMに
合成画像データの読み出しタイミングを記載していない
が、この例では第2画像データCDID1 の書き込みと
同じタイミングで行なわれる。もちろん、第2画像デー
タの書き込みがすべて終了した時点で、合成画像データ
の読み出しを開始してもよい。
【0088】合成部14において合成されて信号線CP
Dに出力された合成画像データは、画像変換部17にお
いて必要に応じて出力装置に応じた画像変換処理が施さ
れ、出力端Bから1番目のストライプ画像として出力さ
れる。なお制御部16は、上述の処理過程において、第
1の実施例と同様の制御動作を行なう。
【0089】以下、2番目以降のストライプ画像につい
ても、上述の処理からページヘッダの入力を除いた処理
を同様にすべてのストライプ画像に適用していき、ペー
ジ終了符号EOPを検出すると1ページの復元処理を終
了する。
【0090】以上により、例えば図4に示すようなフォ
ーマットに従って順次送られ、タイミングのずれている
各コードデータを正確に合成し、1ページのラスター画
像に復元することができる。また、合成した画像を出力
装置に出力する際には、出力装置に対応した画像変換処
理がなされているので、例えばプリンタでのプリントア
ウトあるいはディスプレイヘの表示なども支障なく行な
うことができる。
【0091】以上、本発明の画像処理装置について、い
くつかの実施の形態を示した。本発明は、上述の実施の
形態に限定されるものではない。例えば、上述の各実施
の形態ではいずれも1ページの画像を副走査方向に分割
したストライプ単位で処理することを前提としている
が、このようなストライプ単位への分割を行なわずにペ
ージ単位で処理することもできる。この場合には、記憶
部15の記憶容量を最低限ページ単位で第1画像デー
タ、第2画像データ、選択データを同時に記憶できる容
量とし、あるいは記憶部18の記憶容量を最低限ページ
単位で第1画像データまたは第2画像データと選択デー
タを同時に記憶できる容量とし、ページ内の分割数を1
として処理を行なえばよい。
【0092】また、ストライプ単位で処理する場合で
も、分割数をいくつに設定してもよく、分割数の変更に
よって復元画像の内容が変わることはない。また、上述
の各実施の形態ではストライプ単位のまま出力している
が、例えば画像変換部17などにおいてページ単位の画
像に展開してから合成することもできる。さらにカラー
画像を出力する場合には、出力装置によって点順次、す
なわち各画素ごとに各色成分の値を続けて入力するもの
と、面順次、すなわち各色成分ごとに各画素値を続けて
入力するものがあり、このようなデータの並べ替え処理
も例えば画像変換部17などにおいて行なうように構成
してもよい。
【0093】また、原画像を文字色画像、絵柄画像、選
択データに分離する方法や分離後の画像の形態も、上述
の例に限定されるわけではなく、2つの画像データと該
2つの画像データのいずれの画素を選択するかを示すデ
ータに分離するのであれば、どのような分離方法あるい
は分離形態であってもかまわない。また、各圧縮コード
を多重化したコードデータのフォーマットについても、
図4や図5に示したフォーマットに限定されることはな
い。
【0094】図14は、本発明の画像処理装置の第1の
応用例を示すシステム構成図である。図中、41はパー
ソナルコンピュータ、42はワークステーション、43
はスキャナ、44,45はプリンタ、46はLANであ
る。図14に示す例では、LAN(Local Are
a Network)46にパーソナルコンピュータ4
1、ワークステーション42、スキャナ43、プリンタ
44,45等が接続されている。もちろん、これら以外
の機器が接続されていたり、別のLANや公衆回線等と
接続されていてもよい。
【0095】このようなシステムでは、例えばパーソナ
ルコンピュータ41やワークステーション42からプリ
ンタ44やプリンタ45へ、あるいはスキャナ43から
パーソナルコンピュータ41やワークステンション42
へまたはプリンタ44やプリンタ45へ、といったよう
にコードデータが伝送される。この場合、第1の画像デ
ータと第2の画像データと選択データに分離して、それ
ぞれ最適な方法で圧縮処理して伝送することによって、
高画質で高速に伝送することができる。
【0096】伝送されてきたコードデータを受け取る例
えばプリンタ44やプリンタ45に本発明の画像処理装
置を実装しておくことができる。プリンタ44,45で
は、受け取ったコードデータをプリントアウトする際
に、本発明の画像処理装置を用いてコードデータをプリ
ントアウト可能なラスター画像に変換し、被記録媒体に
画像を形成することができる。また、パーソナルコンピ
ュータ41あるいはワークステーション42にも本発明
の画像処理装置を実装することができる。受け取ったコ
ードデータをディスプレイに表示する際に、本発明の画
像処理装置を用いてコードデータを表示可能なラスター
画像に変換して表示させることができる。いずれの場合
も、高画質の画像を正確に合成して出力させることがで
きる。
【0097】図15は、本発明の画像処理装置の第2の
応用例を示すシステム構成図である。図中、51はパー
ソナルコンピュータ、52はスキャナ、53はモデム、
54は多機能コピー機、55はファクシミリ端末、56
は公衆回線である。この例では、公衆回線を用いて画像
を伝送する場合の例を示している。
【0098】パーソナルコンピュータ51には、画像を
入力するためのスキャナ52と、パーソナルコンピュー
タ51を公衆回線56に接続するためのモデム53等が
接続されている。もちろん、他の種々の機器が接続され
ていてよい。例えば画像入力機器としてデジタルカメラ
などが接続されていてもよい。パーソナルコンピュータ
51では、スキャナ52などの画像入力機器から画像を
取り込み、必要に応じて任意に画像処理や画像編集など
を行なうことができる。また、グラフィックス機能など
を用いて画像を作成することも可能である。
【0099】このようにしてパーソナルコンピュータ5
1で生成された画像を、モデム53を用いて公衆回線5
6を介して遠隔地のファクシミリ端末へ伝送することが
できる。この場合に、第1の画像データと第2の画像デ
ータと選択データに分離して、それぞれ最適な方法で圧
縮処理したコードデータで伝送することによって、高画
質の画像を高速に伝送することができる。
【0100】近年、コピー機の多機能化により、通信機
能を有する多機能コピー機が開発されている。このよう
な多機能コピー機54の通信機能として、第1の画像デ
ータと第2の画像データと選択データに分離して、それ
ぞれ最適な方法で圧縮処理したコードデータで伝送する
機能を持たせることによって、高画質で高速に伝送する
ことができる。この例では、多機能コピー機54は通信
回線56を介してファクシミリ端末55へ画像を伝送す
る。
【0101】ファクシミリ端末55は、公衆回線56を
介してパーソナルコンピュータ51や多機能コピー機5
4などからコードデータを受信する。コードデータを受
信するファクシミリ端末55に本発明の画像処理装置を
実装しておくことができる。受け取ったコードデータを
プリントアウトする際に、本発明の画像処理装置を用い
てコードデータをプリントアウト可能なラスター画像に
変換することができる。もちろん、パーソナルコンピュ
ータ51や多機能コピー機54に本発明の画像処理装置
を実装し、第1の画像データ、第2の画像データ、選択
データに分離したコードデータを相互に伝送することが
できるように構成することもできる。
【0102】上述の第1および第2の応用例で示したよ
うに、本発明の画像処理装置は伝送経路やコードデータ
を受け取る装置の形態、あるいは変換後のラスター画像
の出力先によらずに実装することができる。また、上述
の第1および第2の応用例のようにコードデータを伝送
しなくても、例えば画像ファイリング装置のように画像
を蓄積しておき、任意の時点で取り出すようなシステム
にも応用することができ、高画質の画像を小容量の記憶
域に格納することが可能となり、システム構成を小さく
することが可能である。もちろん、伝送および蓄積を組
み合わせたシステムに対しても応用することができる。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1の画像データを圧縮した第1圧縮データ
と、第1の画像データとは異なる第2の画像データを圧
縮した第2圧縮データと、第1の画像データまたは第2
の画像データのいずれかを選択する選択データを圧縮し
た第3圧縮データが、ページ単位あるいはページを副走
査方向に分割したストライプ画像単位で順次送られてく
るコードデータから画像を合成復元することを可能とす
ることによって、高画質の画像を高速に伝送することが
でき、また画像の蓄積容量を低減することができる。ま
た、このようなコードデータが送られてきた場合に、あ
る画素に対応する各圧縮データの受信が同時でなくて
も、正確に画像を合成することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を
示す概略構成図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける記憶部の一例を示す構成図である。
【図3】 本発明の画像処理装置において入力されるデ
ータの具体例の説明図である。
【図4】 本発明の画像処理装置において入力されるデ
ータのフォーマットの一例の説明図である。
【図5】 本発明の画像処理装置において入力されるデ
ータのフォーマットの変形例の説明図である。
【図6】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける動作の一例を説明するためのタイミングチャート
である。
【図7】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態を
示す概略構成図である。
【図8】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態に
おける動作の一例を説明するためのタイミングチャート
である。
【図9】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態を
示す概略構成図である。
【図10】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
における動作の一例を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図11】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図12】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
における記憶部の一例を示す構成図である。
【図13】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
における動作の一例を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図14】 本発明の画像処理装置の第1の応用例を示
すシステム構成図である。
【図15】 本発明の画像処理装置の第2の応用例を示
すシステム構成図である。
【符号の説明】
11…受信部、12a〜12c…伸長部、13a〜13
c,17…画像変換部、14…合成部、15,18…記
憶部、16…制御部、21a〜21c…記憶媒体、22
…記憶制御部、31…記憶媒体、32…記憶制御部、4
1…パーソナルコンピュータ、42…ワークステーショ
ン、43…スキャナ、44,45…プリンタ、46…L
AN、51…パーソナルコンピュータ、52…スキャ
ナ、53…モデム、54…多機能コピー機、55…ファ
クシミリ端末、56…公衆回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穴吹 哲士 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 3/00 300 H04N 1/41

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像データを圧縮した第1圧縮デ
    ータと前記第1の画像データとは異なる第2の画像デー
    タを圧縮した第2圧縮データと前記第1の画像データま
    たは前記第2の画像データのいずれかを画素毎に選択す
    る選択データを圧縮した第3圧縮データを入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記第1圧縮デー
    タと前記第2圧縮データと前記第3圧縮データを記憶す
    る記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記第1圧縮デ
    ータと前記第2圧縮データと前記第3圧縮データを前記
    記憶手段より読み出して各圧縮データごとに伸長してそ
    れぞれ第1伸長データと第2伸長データと第3伸長デー
    タを生成する伸長手段と、該伸長手段により伸長された
    前記第3伸長データに従って前記第1伸長データあるい
    は前記第2伸長データのいずれかを画素毎に選択するこ
    とにより画像の合成処理を行なう合成手段を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の画像データを圧縮した第1圧縮デ
    ータと前記第1の画像データとは異なる第2の画像デー
    タを圧縮した第2圧縮データと前記第1の画像データま
    たは前記第2の画像データのいずれかを画素毎に選択す
    る選択データを圧縮した第3圧縮データを入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記第1圧縮デー
    タと前記第2圧縮データと前記第3圧縮データを各圧縮
    データごとに伸長してそれぞれ第1伸長データと第2伸
    長データと第3伸長データを生成する伸長手段と、該伸
    長手段により伸長された各伸長データを記憶する記憶手
    段と、該記憶手段に記憶された各伸長データを読み出し
    前記第3伸長データに従って前記第1伸長データあるい
    は前記第2伸長データのいずれかを画素毎に選択するこ
    とにより画像の合成処理を行なう合成手段を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 第1の画像データを圧縮した第1圧縮デ
    ータと前記第1の画像データとは異なる第2の画像デー
    タを圧縮した第2圧縮データと前記第1の画像データま
    たは前記第2の画像データのいずれかを画素毎に選択す
    る選択データを圧縮した第3圧縮データを入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記第1圧縮デー
    タと前記第2圧縮データと前記第3圧縮データを各圧縮
    データごとに伸長してそれぞれ第1伸長データと第2伸
    長データと第3伸長データを生成する伸長手段と、該伸
    長手段により伸長された各伸長データに対してそれぞれ
    画像変換処理を施す画像変換手段と、該画像変換手段に
    より画像変換処理が施された各伸長データを記憶する記
    憶手段と、該記憶手段に記憶された前記画像変換処理が
    施された各伸長データを読み出し該画像変換処理が施さ
    れた前記第3伸長データに従って画像変換処理が施され
    た前記第1伸長データあるいは画像変換処理が施された
    前記第2伸長データのいずれかを画素毎に選択すること
    により画像の合成処理を行なう合成手段を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、少なくとも1ページ分
    の記憶容量を有する記憶媒体を含むことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、各データの同期合わせ
    のための1ページ分の記憶容量より少ない記憶容量を有
    する記憶媒体を含むことを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 第1の画像データを圧縮した第1圧縮デ
    ータと前記第1の画像データとは異なる第2の画像デー
    タを圧縮した第2圧縮データと前記第1の画像データま
    たは前記第2の画像データのいずれかを画素毎に選択す
    る選択データを圧縮した第3圧縮データを入力する入力
    手段と、該入力手段により入力された前記第1圧縮デー
    タと前記第2圧縮データと前記第3圧縮データを各圧縮
    データごとに伸長してそれぞれ第1伸長データと第2伸
    長データと第3伸長データを生成する伸長手段と、記憶
    手段と、前記伸長手段により伸長された前記第3伸長デ
    ータをいったん前記記憶手段に格納した後に前記第3伸
    長データを前記記憶手段から読み出しながら該第3伸長
    データに従って前記第1伸長データあるいは前記第2伸
    長データのいずれかを画素毎に選択して前記記憶手段に
    書き込むことにより前記記憶手段上に合成画像を形成す
    る合成手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記合成手段は、前記第1伸長データま
    たは前記第2伸長データを前記記憶手段に格納した後、
    前記第3伸長データを用いて前記第2伸長データまたは
    前記第1伸長データを前記記憶手段に格納されている前
    記第1伸長データまたは前記第2伸長データ上に選択的
    に書き込むことにより合成画像を形成することを特徴と
    する請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記伸長手段により伸長された各伸長デ
    ータに対してそれぞれ画像変換処理を施す画像変換手段
    をさらに有し、該画像変換手段によって画像変換処理が
    施された第1伸長データと第2伸長データと第3伸長デ
    ータが前記合成手段に渡されることを特徴とする請求項
    6または請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 第1のストライプ画像データを圧縮した
    第1圧縮データと前記第1のストライプ画像データとは
    異なる第2のストライプ画像データを圧縮した第2圧縮
    データと前記第1のストライプ画像データまたは前記第
    2のストライプ画像データのいずれかを画素毎に選択す
    るストライプ選択データを圧縮した第3圧縮データを入
    力する入力手段と、該入力手段により入力された前記第
    1圧縮データと前記第2圧縮データと前記第3圧縮デー
    タを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前
    記第1圧縮データと前記第2圧縮データと前記第3圧縮
    データを前記記憶手段より読み出し各圧縮データごとに
    伸長してそれぞれ第1伸長データと第2伸長データと第
    3伸長データを生成する伸長手段と、該伸長手段により
    伸長された前記第3伸長データに従って前記第1伸長デ
    ータあるいは前記第2伸長データのいずれかを画素毎に
    選択することにより画像の合成処理を行なう合成手段を
    有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 第1のストライプ画像データを圧縮し
    た第1圧縮データと前記第1のストライプ画像データと
    は異なる第2のストライプ画像データを圧縮した第2圧
    縮データと前記第1のストライプ画像データまたは前記
    第2のストライプ画像データのいずれかを画素毎に選択
    するストライプ選択データを圧縮した第3圧縮データを
    入力する入力手段と、該入力手段により入力された前記
    第1圧縮データと前記第2圧縮データと前記第3圧縮デ
    ータを各圧縮データごとに伸長してそれぞれ第1伸長デ
    ータと第2伸長データと第3伸長データを生成する伸長
    手段と、該伸長手段により伸長された各伸長データを記
    憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された各伸長デー
    タを読み出し前記第3伸長データに従って前記第1伸長
    データあるいは前記第2伸長データのいずれかを画素毎
    に選択することにより画像の合成処理を行なう合成手段
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 第1のストライプ画像データを圧縮し
    た第1圧縮データと前記第1のストライプ画像データと
    は異なる第2のストライプ画像データを圧縮した第2圧
    縮データと前記第1のストライプ画像データまたは前記
    第2のストライプ画像データのいずれかを画素毎に選択
    するストライプ選択データを圧縮した第3圧縮データを
    入力する入力手段と、該入力手段により入力された前記
    第1圧縮データと前記第2圧縮データと前記第3圧縮デ
    ータを各圧縮データごとに伸長してそれぞれ第1伸長デ
    ータと第2伸長データと第3伸長データを生成する伸長
    手段と、該伸長手段により伸長された各伸長データに対
    してそれぞれ画像変換処理を施す画像変換手段と、該画
    像変換手段により画像変換処理が施された各伸長データ
    を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記画
    像変換処理が施された各伸長データを読み出し該画像変
    換処理が施された前記第3伸長データに従って画像変換
    処理が施された前記第1伸長データあるいは画像変換処
    理が施された前記第2伸長データのいずれかを画素毎に
    選択することにより画像の合成処理を行なう合成手段を
    有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 第1のストライプ画像データを圧縮し
    た第1圧縮データと前記第1のストライプ画像データと
    は異なる第2のストライプ画像データを圧縮した第2圧
    縮データと前記第1のストライプ画像データまたは前記
    第2のストライプ画像データのいずれかを画素毎に選択
    するストライプ選択データを圧縮した第3圧縮データを
    入力する入力手段と、該入力手段により入力された前記
    第1圧縮データと前記第2圧縮データと前記第3圧縮デ
    ータを各圧縮データごとに伸長してそれぞれ第1伸長デ
    ータと第2伸長データと第3伸長データを生成する伸長
    手段と、記憶手段と、前記伸長手段により伸長された前
    記第3伸長データをいったん前記記憶手段に格納した後
    に前記第3伸長データを前記記憶手段から読み出しなが
    ら該第3伸長データに従って前記第1伸長データあるい
    は前記第2伸長データのいずれかを画素毎に選択して前
    記記憶手段に書き込むことにより前記記憶手段上に合成
    画像を形成する合成手段を有することを特徴とする画像
    処理装置。
  13. 【請求項13】 第1のストライプ画像データを圧縮し
    た第1圧縮データと前記第1のストライプ画像データと
    は異なる第2のストライプ画像データを圧縮した第2圧
    縮データと前記第1のストライプ画像データまたは前記
    第2のストライプ画像データのいずれかを画素毎に選択
    するストライプ選択データを圧縮した第3圧縮データを
    入力する入力手段と、該入力手段により入力された前記
    第1圧縮データと前記第2圧縮データと前記第3圧縮デ
    ータを各圧縮データごとに伸長してそれぞれ第1伸長デ
    ータと第2伸長データと第3伸長データを生成する伸長
    手段と、該伸長手段により伸長された前記第3伸長デー
    タに従って前記第1伸長データあるいは前記第2伸長デ
    ータのいずれかを画素毎に選択することによりストライ
    プ画像の合成処理を行なう合成手段と、該合成手段によ
    り合成されたストライプ画像をページ展開するページ展
    開手段を有することを特徴とする画像処理装置。
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