JP3343951B2 - 電動車両 - Google Patents

電動車両

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JP3343951B2
JP3343951B2 JP24476992A JP24476992A JP3343951B2 JP 3343951 B2 JP3343951 B2 JP 3343951B2 JP 24476992 A JP24476992 A JP 24476992A JP 24476992 A JP24476992 A JP 24476992A JP 3343951 B2 JP3343951 B2 JP 3343951B2
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動車両に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電動車両は、モータを駆動して出
力トルクを発生させ、モータの回転をそのまま駆動輪に
伝達するか、トランスミッションによって減速した後、
駆動輪に伝達するようになっている。このような電動車
両においては、出力トルク制御装置が設けられていて、
シフトレバーなどの操作によって前進レンジ、後進レン
ジ及びニュートラルレンジを選択することができ、アク
セルペダルなどを踏み込むことによって、モータの出力
トルクを制御することができるようになっている。
【0003】図2は従来の電動車両のブロック図であ
る。図において、11は図示しないCPU、RAM、R
OM等から成る出力トルク制御装置、12は電動車両の
車速を例えば図示しない出力軸の回転数で検出する車速
検出手段、13はアクセル開度を図示しないアクセルペ
ダルの踏込量で検出するアクセル開度検出手段、14は
図示しないシフトレバーなどを運転者が操作することに
よって選択されたレンジをシフトレバーの位置、すなわ
ちレンジ位置で検出するレンジ位置検出手段である。
【0004】また、12aは前記車速検出手段12から
の回転数の信号によって車速を計算する車速計算手段、
13aは前記アクセル開度検出手段13からのアクセル
ペダルの踏込量の信号によってアクセル開度を計算する
アクセル開度計算手段、14aは前記レンジ位置検出手
段14からのレンジ位置の信号によって、選択されたレ
ンジを判断するレンジ判断手段である。
【0005】15は前記車速計算手段12aが計算した
車速の信号及びアクセル開度計算手段13aが計算した
アクセル開度の信号を受けて、出力トルク指令値を計算
する出力トルク指令値計算手段、17は該出力トルク指
令値計算手段15が計算した出力トルク指令値を出力す
る出力トルク指令値出力手段、18は前記レンジ判断手
段14aが判断したレンジの信号を受けて、出力トルク
指令値出力手段17からの出力トルク指令値を必要に応
じてカットする出力トルク指令値出力カット手段であ
る。そして、該出力トルク指令値出力カット手段18か
ら必要に応じてカットされた出力トルク指令値がトルク
指令信号として出力され、図示しないモータに送られ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電動車両においては、運転者がアクセルペダルを踏
み込みながらシフトレバーを操作してニュートラルレン
ジ(Nレンジ)から前進レンジ(Dレンジ)に切り替え
た場合(以下、「N→Dシフト」という。)、即座にカ
ットされていた出力トルク指令値が復元されると、出力
トルクが急激に立ち上がってしまう可能性がある。
【0007】図3は従来の電動車両における出力トルク
指令値のタイムチャートである。図において、破線は検
出した車速及びアクセル開度から出力トルク指令値計算
手段15(図2)が計算した出力トルク指令値を示し、
実線は出力トルク制御装置11から実際にトルク指令信
号として出力される出力トルク指令値である。この場
合、エンジンと自動変速機から成る従来の車両において
は、シフトレバーをニュートラルレンジ位置に置いてア
クセルペダルを踏み込むと空ぶかし状態となり、エンジ
ン音、振動等が大きくなる。したがって、運転者はニュ
ートラルレンジでアクセルペダルを踏み込むのを無意識
に抑制するため、極端に大きな出力トルクでのN→Dシ
フトはあり得ない。たとえあるとしても、それは運転者
の意思に基づくものであり、問題はない。
【0008】一方、モータを駆動源とする電動車両にお
いては、ドライブバイワイヤシステムによって運転が行
われるため、シフトレバーなどを操作することによって
ニュートラルレンジが選択されていると、確実に、か
つ、無音、無振動で出力トルクがカットされてしまう。
そのため、運転者が無意識にアクセルペダルを比較的深
く踏み込みながらN→Dシフトをしてしまう可能性があ
る。
【0009】その場合、図に示すように出力トルク指令
値出力カット手段18から実際に出力される出力トルク
指令値は、N→Dシフト時に急激に立ち上がってしま
い、それに伴って出力トルクも急激に立ち上がるため、
円滑な走行を行うことができない。本発明は、前記従来
の電動車両の問題点を解決して、出力トルクが急激に立
ち上がることがなく、円滑な走行を行うことができる電
動車両を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
動車両においては、モータと、車速を検出する車速検出
手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段
と、選択されたレンジを判断するレンジ判断手段と、検
出した車速及びアクセル開度に基づいて前記モータに対
する出力トルク指令値を計算する出力トルク指令値計算
手段とを有する。そして、該出力トルク指令値計算手段
は、停止レンジが選択されたときに、検出した実際のア
クセル開度を0〔%〕と擬制し、停止レンジから走行レ
ンジに切り替えられたときに、0〔%〕と擬制された実
際のアクセル開度に対応させて前記出力トルク指令値を
算出する。
【0011】
【0012】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
電動車両においては、モータと、車速を検出する車速検
出手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手
段と、選択されたレンジを判断するレンジ判断手段と、
検出した車速及びアクセル開度に基づいて前記モータに
対する出力トルク指令値を計算する出力トルク指令値計
算手段とを有する。そして、該出力トルク指令値計算手
段は、停止レンジが選択されたときに、検出した実際の
アクセル開度を0〔%〕と擬制し、停止レンジから走行
レンジに切り替えられたときに、0〔%〕と擬制された
実際のアクセル開度に対応させて前記出力トルク指令値
を算出する。
【0013】
【0014】この場合、停止レンジが選択されたとき
に、検出した実際のアクセル開度が0〔%〕と擬制さ
れ、停止レンジから走行レンジに切り替えられたとき
に、0〔%〕と擬制された実際のアクセル開度に対応さ
せて前記出力トルク指令値が算出される。
【0015】したがって、運転者が特に意識することな
くアクセルペダルを踏み込んでも、出力トルクが急激に
立ち上がることがないので、アクセルペダルの踏込量に
対応する出力トルクで円滑な走行を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を説明す
るための前提となる電動車両のブロック図である。図に
おいて、11は図示しないCPU、RAM、ROM等か
ら成る出力トルク制御装置、12は電動車両の車速を、
例えば、図示しない出力軸の回転数で検出する図示しな
い回転数センサ等から成る車速検出手段、13はアクセ
ル開度を図示しないアクセルペダルの踏込量に基づいて
検出する図示しないアクセルセンサ等から成るアクセル
開度検出手段、14は図示しないシフトレバー等を運転
者が操作することによって選択されたレンジをシフトレ
バーの位置、すなわち、レンジ位置に基づいて検出する
図示しないシフトスイッチ等から成るレンジ位置検出手
段である。
【0017】また、12aは前記車速検出手段12から
の回転数の信号によって車速を計算する車速計算手段、
13aは前記アクセル開度検出手段13からのアクセル
ペダルの踏込量の信号によってアクセル開度を計算する
アクセル開度計算手段、14aは前記レンジ位置検出手
段14からのレンジ位置の信号によって、選択されたレ
ンジを判断するレンジ判断手段である。
【0018】15は前記車速計算手段12aが計算した
車速の信号、アクセル開度計算手段13aが計算したア
クセル開度の信号、及びレンジ判断手段14aが判断し
たレンジの信号を受けて、図示しないモータに対する出
力トルク指令値を計算する出力トルク指令値計算手段、
16は停止レンジから走行レンジに切り替えられたとき
に、前記出力トルク指令値を補正して出力トルクなまし
処理を行う出力トルク指令値補正手段である。
【0019】また、17は前記出力トルク指令値計算手
段15が計算した出力トルク指令値を出力する出力トル
ク指令値出力手段、18は前記レンジ判断手段14aが
判断したレンジの信号を受けて、出力トルク指令値出力
手段17からの出力トルク指令値を必要に応じてカット
する出力トルク指令値出力カット手段である。該出力ト
ルク指令値出力カット手段18から必要に応じてカット
された出力トルク指令値がトルク指令信号として出力さ
れ、図示しない駆動源としてのモータに送られる。
【0020】次に、前記構成の電動車両の動作について
図4を併用して説明する。図4は本発明の実施例を説明
するための前提となる出力トルク指令値のタイムチャー
トである。図において、破線は検出した車速及びアクセ
ル開度に基づいて出力トルク指令値計算手段15が計算
した出力トルク指令値を示し、実線は出力トルク制御装
置11から実際にトルク指令信号として出力される出力
トルク指令値を示す。
【0021】前記構成の電動車両において、運転者が例
えばシフトレバーを前進レンジ(Dレンジ)位置に置い
てアクセルペダルを踏み込むと、出力トルク指令値計算
手段15は、前記車速計算手段12aが計算した車速の
信号、及び前記アクセル開度計算手段13aが計算した
アクセル開度の信号を受けてモータに対する出力トルク
指令値を計算する。
【0022】そして、該出力トルク指令値はそのまま出
力トルク指令値出力手段17から出力され、出力トルク
指令値出力カット手段18に入力される。該出力トルク
指令値出力カット手段18においては、出力トルク指令
値をカットすることなく、そのままトルク指令信号とし
て出力する。次に、運転者がシフトレバーをニュートラ
ルレンジ位置に置いてアクセルペダルを踏み込むと、出
力トルク指令値計算手段15は、前記車速計算手段12
aが計算した車速の信号、及び前記アクセル開度計算手
段13aが計算したアクセル開度の信号を受けて、出力
トルク指令値を計算して出力トルク指令値出力手段17
に対して出力する。
【0023】ところが、この時、ニュートラルレンジが
選択されていることを前記レンジ判断手段14aが判断
し、ニュートラルレンジの信号を前記出力トルク指令値
出力カット手段18に対して出力するため、出力トルク
指令値出力カット手段18が出力トルク指令値出力手段
17からの出力トルク指令値をカットする。したがっ
て、図4に示すように、ニュートラルレンジが選択され
ている間の実際に出力される出力トルク指令値は0にな
る。
【0024】次に、ニュートラルレンジから前進レンジ
に切り替えると、出力トルク指令値計算手段15は、前
記車速計算手段12aが計算した車速の信号、及び前記
アクセル開度計算手段13aが計算したアクセル開度の
信号を受けて出力トルク指令値を計算する。一方、前進
レンジが選択されたことを前記レンジ判断手段14aが
判断すると、前進レンジの信号を出力トルク指令値補正
手段16に対して出力する。そして、該出力トルク指令
値補正手段16は、出力トルク指令値を補正する。
【0025】この場合、出力トルクなまし処理が行わ
れ、出力トルク指令値は図4に示すように徐々に立ち上
げられる。図5は本発明の実施例を説明するための前提
となる出力トルク制御装置の動作を示すフローチャート
である。ステップS1 初期設定を行う。ステップS2
回転数センサ、アクセルセンサ、シフトスイッチ等に
よって検出した回転数、アクセルペダルの踏込量及びレ
ンジ位置の信号を、それぞれ車速計算手段12a(図
1)、アクセル開度計算手段13a及びレンジ判断手段
14aに入力する。ステップS3 車速計算手段12a
が回転数の信号から車速を計算する。ステップS4 ア
クセル開度計算手段13aがアクセルペダルの踏込量の
信号からアクセル開度を計算する。ステップS5 レン
ジ判断手段14aがレンジ位置の信号から選択されたレ
ンジを判断する。ステップS6 出力トルク指令値計算
手段15が、車速計算手段12aが計算した車速の信
号、及びアクセル開度計算手段13aが計算したアクセ
ル開度の信号を受けて出力トルク指令値を計算する。ス
テップS7 レンジ判断手段14aが判断したレンジが
ニュートラルレンジであるか否かを判断する。ニュート
ラルレンジである場合はステップS8に、ニュートラル
レンジ以外である場合はステップS9に進む。ステップ
S8 出力トルク指令値出力カット手段18が出力トル
ク指令値出力手段17からの出力トルク指令値をカット
し、出力トルク指令値を0とする。ステップS9 出力
トルク指令値補正手段16が前記出力トルク指令値に対
して出力トルクなまし処理を行う。ステップS10 出
力トルク指令値をトルク指令信号としてモータに対して
出力し、ステップS2に戻る。
【0026】次に、前記ステップS9の出力トルクなま
し処理について説明する。図6は出力トルクなまし処理
のタイムチャートである。この場合、検出された車速及
びアクセル開度に対応するトルク指令値(以下、「要求
トルク指令値」という。)をT1 、前回(例えば32
〔ms〕前)の出力トルク指令値をT0 、今回の出力ト
ルク指令値をTout としたとき、 D=T1 −T0out =T0 +D/4 とすることによって出力トルクなまし処理が行われる。
【0027】ただし、要求トルク指令値T1 の変化率が
極端に大きい場合は、Dの値の上限を10/32〔m
s〕とする。次に、本発明の実施例を説明するための前
提となる他の電動車両について説明する。この場合、少
なくとも2種類以上の出力トルクなまし処理を行うこと
ができるようになっている。すなわち、通常の走行時に
おいてもアクセル開度に対する出力トルク指令値のレス
ポンスが高すぎると、出力トルクの変動が発生するた
め、出力トルクなまし処理が必要になる。そこで、第
1、第2のなまし率が設定され、それらを切り替えて使
用することができるようになっている。
【0028】この場合、第1のなまし率より第2のなま
し率が大きくなるように設定し、第1のなまし率を通常
の走行時に使用し、第2のなまし率をN→Dシフト時に
使用する。なお、通常の走行時及びN→Dシフト時のな
まし率を同一にすると、ドライブフィーリング上、成立
しない場合がある。図7は本発明の実施例を説明するた
めの前提となる他の出力トルク制御装置の動作を示すフ
ローチャート、図8は本発明の実施例を説明するための
前提となる他の出力トルク指令値のタイムチャートであ
る。
【0029】図8において、破線は検出した車速及びア
クセル開度から出力トルク指令値計算手段15(図1)
が計算した出力トルク指令値を示し、実線は出力トルク
制御装置11から実際にトルク指令信号として出力され
る出力トルク指令値である。 ステップS11 出力トルク指令値計算手段15が、車
速計算手段12aが計算した車速の信号、及びアクセル
開度計算手段13aが計算したアクセル開度の信号を受
けて出力トルク指令値を計算する。 ステップS12 レンジ判断手段14aが判断したレン
ジがニュートラルレンジであるか否かを判断する。ニュ
ートラルレンジである場合はステップS14に、ニュー
トラルレンジ以外である場合はステップS13に進む。 ステップS13 第2のなまし率による出力トルクなま
し処理を行う。 ステップS14 出力トルク指令値出力カット手段18
が出力トルク指令値出力手段17からの出力トルク指令
値をカットし、出力トルク指令値を0とする。 ステップS15 N→Dシフトであるか否かを判断す
る。N→Dシフトである場合はステップS16に、N→
Dシフト以外である場合はステップS13に進む。 ステップS16 第1のなまし率による出力トルクなま
し処理を行う。
【0030】次に、本発明の実施例を説明するための前
提となる更に他の電動車両について説明する。図9は本
発明の実施例を説明するための前提となる更に他の出力
トルク制御装置の動作を示すフローチャート、図10は
本発明の実施例を説明するための前提となる更に他の出
力トルク指令値のタイムチャートである。図10におい
て、破線は検出した車速及びアクセル開度に基づいて出
力トルク指令値計算手段15(図1)が計算した出力ト
ルク指令値を示し、実線は出力トルク制御装置11から
実際にトルク指令信号として出力される出力トルク指令
値を示す。
【0031】この場合、ニュートラルレンジが選択され
ている間の出力トルク指令値を0にするだけでなく、N
→Dシフトが行われた後においてもアクセル開度が0
〔%〕でない場合は、前進レンジが選択されていること
をレンジ判断手段14aが判断してもそれを無視し、ア
クセル開度が0〔%〕になったことを検出した後に初め
て前進レンジが選択されていることを判断する。 ステップS21 出力トルク指令値計算手段15が、車
速計算手段12aが計算した車速の信号、及びアクセル
開度計算手段13aが計算したアクセル開度の信号を受
けて出力トルク指令値を計算する。 ステップS22 N→Dシフトであるか否かを判断す
る。N→Dシフトである場合はステップS24に、N→
Dシフト以外である場合はステップS23に進む。ステ
ップS23 出力トルクなまし処理を行う。 ステップS24 アクセル開度が0〔%〕であるか否か
を判断する。0〔%〕である場合はステップS23に、
0〔%〕でない場合はステップS25に進む。 ステップS25 出力トルク指令値出力カット手段18
が出力トルク指令値出力手段17からの出力トルク指令
値をカットし、出力トルク指令値を0とする。そして、
ニュートラルレンジが選択されているとの判断を継続す
る。
【0032】次に、前記各電動車両を前提にして本発明
の実施例について説明する。本実施例においては、ニュ
ートラルレンジを選択した状態でアクセルペダルを踏み
込むと、そのときのアクセル開度を0〔%〕と擬制し、
更に踏み込むにつれてアクセル開度が高くなるようにし
ている。こうすることによって、N→Dシフト時にアク
セルペダルを踏み込んでいても、出力トルク指令値を小
さくすることができる。
【0033】図11は本発明の電気自動車の車速と出力
トルク指令値の関係図である。前述したように、出力ト
ルク指令値計算手段15(図1)が、車速計算手段12
aが計算した車速の信号、及びアクセル開度計算手段1
3aが計算したアクセル開度の信号を受けて出力トルク
指令値を計算する。ところが、実際に出力トルク指令値
計算手段15から出力トルク指令値出力手段17に対し
て出力される出力トルク指令値は、アクセル開度に対応
して小さくされ、図に示すようにアルセル開度がα
〔%〕(α<100)である時の出力トルク指令値は、
アクセル開度が100〔%〕である時より小さく設定さ
れる。
【0034】したがって、実際は、アクセル開度が10
0〔%〕であるときの出力トルク指令値に、アクセル開
度に対応する出力係数を乗じてトルク指令値を計算す
る。本実施例においては、N→Dシフト時にアクセルペ
ダルを踏み込んでいても、出力係数を小さくして制御す
ることによって出力トルク指令値を小さくするようにし
ている。
【0035】図12は本発明の実施例におけるアクセル
開度と出力トルク指令値の関係図、図13は本発明の実
施例における出力トルク制御装置の動作を示すフローチ
ャートである。図12において、pはアクセル開度が0
〔%〕のときに出力係数を0〔%〕とする基準特性を示
す特性線であり、アクセル開度がA〔%〕のときに特性
線qで示す特性で、アクセル開度がB〔%〕のときに特
性線rで示す特性で出力係数が設定される。
【0036】したがって、ニュートラルレンジでアクセ
ルペダルを踏み込んでアクセル開度をA〔%〕としたと
きは、出力トルク制御装置11(図1)内部ではアクセ
ル開度が0〔%〕であると認識し、A〜100〔%〕の
区間を100で分割する。すなわち、特性線qで示す特
性によって出力トルク指令値を計算する。また、ニュー
トラルレンジでアクセルペダルを踏み込んでアクセル開
度をB〔%〕としたときは、出力トルク制御装置11内
部ではアクセル開度が0〔%〕であると認識し、B〜1
00〔%〕の区間を100で分割する。すなわち、特性
線rで示す特性によって出力トルク指令値を計算する。
【0037】このように、ニュートラルレンジにおいて
は、アクセル開度0点学習を行い、検出されている実際
のアクセル開度をごく短い周期ごとに0〔%〕と認識し
て、特性線をp→q→rに示すように更新する。そし
て、N→Dシフト後は、前記アクセル開度0点学習は低
開度側に更新(r→q→p)するが、高開度側には更新
しない。したがって、例えば、N→Dシフトの直前の特
性が特性線qで示すものであった場合、その後アクセル
開度がB〔%〕になるまでアクセルペダルを踏み込んで
も特性線rで示す特性には更新されず、特性線qで示す
特性が維持され、出力係数はC〔%〕になる。
【0038】このように、N→Dシフト時のアクセル開
度が0〔%〕とされ、更にアクセルペダルが踏み込まれ
ると出力トルクが発生させられ、アクセルペダルが戻さ
れるとアクセル開度0点学習によってアクセル開度を0
〔%〕と擬制する点は低開度側に更新される。 ステップS31 アクセル開度計算手段13a(図1)
がアクセルペダルの踏込量の信号からアクセル開度を計
算する。 ステップS32 ニュートラルレンジであるか否かを判
断する。ニュートラルレンジである場合はステップS3
4に、前進レンジである場合はステップS33に進む。 ステップS33 低開度側のみにアクセル開度0点学習
を行う。 ステップS34 ニュートラルレンジにおけるアクセル
開度0点学習を行う。 ステップS35 出力トルク指令値計算手段15が、車
速計算手段12aが計算した車速の信号、及びアクセル
開度0点学習を行うことによって計算したアクセル開度
の信号を受けて出力トルク指令値を計算する。
【0039】なお、前記実施例において、停止レンジと
してニュートラルレンジを、走行レンジとして前進レン
ジを選択して説明しているが、停止レンジとしてパーキ
ングレンジとニュートラルレンジは等価であり、走行レ
ンジとしてリバースレンジ、ローレンジ等と前進レンジ
は等価である。なお、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形するこ
とが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための前提となる電
動車両のブロック図である。
【図2】従来の電動車両のブロック図である。
【図3】従来の電動車両における出力トルク指令値のタ
イムチャートである。
【図4】本発明の実施例を説明するための前提となる出
力トルク指令値のタイムチャートである。
【図5】本発明の実施例を説明するための前提となる出
力トルク制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】出力トルクなまし処理のタイムチャートであ
る。
【図7】本発明の実施例を説明するための前提となる他
の出力トルク制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施例を説明するための前提となる他
の出力トルク指令値のタイムチャートである。
【図9】本発明の実施例を説明するための前提となる更
に他の出力トルク制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の実施例を説明するための前提となる
更に他の出力トルク指令値のタイムチャートである。
【図11】本発明の電気自動車の車速と出力トルク指令
値の関係図である。
【図12】本発明の実施例におけるアクセル開度と出力
トルク指令値の関係図である。
【図13】本発明の実施例における出力トルク制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 車速検出手段 13 アクセル開度検出手段 14a レンジ判断手段 15 出力トルク指令値計算手段 16 出力トルク指令値補正手段 18 出力トルク指令値出力カット手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 15/20 H02P 6/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、車速を検出する車速検出手段
    と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    選択されたレンジを判断するレンジ判断手段と、検出し
    た車速及びアクセル開度に基づいて前記モータに対する
    出力トルク指令値を計算する出力トルク指令値計算手段
    とを有するとともに、該出力トルク指令値計算手段は、
    停止レンジが選択されたときに、検出した実際のアクセ
    ル開度を0〔%〕と擬制し、停止レンジから走行レンジ
    に切り替えられたときに、0〔%〕と擬制された実際の
    アクセル開度に対応させて前記出力トルク指令値を算出
    することを特徴とする電動車両。
  2. 【請求項2】 前記出力トルク指令値計算手段は、停止
    レンジが選択されたときに、検出した実際のアクセル開
    度を0〔%〕と擬制し、停止レンジから走行レンジに切
    り替えられたときに、0〔%〕と擬制された実際のアク
    セル開度に対応させて設定された出力係数を求め、該出
    力係数に基づいて前記出力トルク指令値を算出する請求
    項1に記載の電動車両。
  3. 【請求項3】 前記出力トルク指令値計算手段は、検出
    した実際のアクセル開度と100〔%〕との間を100
    で分割することによって表される特性に基づいて出力ト
    ルク指令値を計算する請求項1に記載の電動車両。
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