JP3341311B2 - フレキシブル配線板およびその製造方法 - Google Patents

フレキシブル配線板およびその製造方法

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JP3341311B2
JP3341311B2 JP26599392A JP26599392A JP3341311B2 JP 3341311 B2 JP3341311 B2 JP 3341311B2 JP 26599392 A JP26599392 A JP 26599392A JP 26599392 A JP26599392 A JP 26599392A JP 3341311 B2 JP3341311 B2 JP 3341311B2
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太 松井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の操作パネル
等に用いられる部品実装、インピーダンス特性、可撓性
などに優れたフレキシブル配線板およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフレキシブル配線板は、銅箔をフ
レキシブル基板上に貼り、エッチング法により回路部分
を残し、他の部分を除去して導電回路を形成するもの
か、または、銀粉末などの導電粉末を樹脂ワニスに分散
した導電ペーストにて導電回路をフレキシブル基板上に
印刷するものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフレキシブル配線板では、前者においてはエッチン
グによる廃液の処理等のためコスト高でかつ環境問題等
にも課題を有するとともに、さらに銅箔の耐折り曲げ性
が充分でないという課題をも有するものであった。ま
た、後者においては耐折り曲げ性は充分であるが配線抵
抗が高く、半田付けが不可能であるという課題があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、絶縁フィルムの屈曲部分を含んで耐折り曲
げ性に優れ、配線抵抗が低く、半田付け可能な低コスト
のフレキシブル配線板およびその製造法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、絶縁フィルム上に配線パターンを導電ペー
ストにより印刷形成された印刷導電回路層と、前記絶縁
フィルムの屈曲部分を除いた印刷導電回路層上にメッキ
により形成されたメタル層と、前記絶縁フィルムの屈曲
部分の印刷導電回路層上および前記メタル層上の、少な
くとも半田付けランド・接続部分を除く部分に形成され
たカバーコート絶縁層からなる構成としたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、メタル層を例えば銅メッキ上
に半田メッキまたは金メッキとすることにより容易に半
田付けすることが可能であり、従来の銅箔エッチング法
のような廃液処理は必要なく、工程も簡素化できるため
低コストで提供することができるとともに、さらに耐折
り曲げ性についても、従来の銅箔の場合は180°数回
の折り曲げで断線していたが、本発明によるフレキシブ
ル配線板によればメタル層が断線しても印刷導電回路層
は断線することはなく、かつ屈曲部分にはメタル層を構
成しないものであるため、この部分を含めて耐折り曲げ
性は極めて良好となるものである。
【0007】
【実施例】図1(a)〜図1(c)は、前提例1として
のフレキシブル配線板である。同図によると、2は印刷
導電回路層であり、絶縁フィルム1上にスクリーン印刷
等によりパターン形成されている。3は前記印刷導電回
路層2上にメッキにより形成されたバルクメタル層であ
る。4は絶縁層であり、半田付けランド部5aの周囲を
囲む部分に形成されている。5は半田部でありバルクメ
タルにより形成された半田付ランド部5aへチップ部品
6、リード部品7を半田付けするものである。
【0008】なお、印刷導電回路層2は絶縁フィルム1
に対して密着性の良好なポリエステル樹脂またはエポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変性樹脂等に、
銀、銅、パラジウム等の導電粉末を分散した導電ペース
トにより形成されており、バルクメタル層3は電気メッ
キまたは無電解メッキにより印刷導電回路層2上に形成
された銅、半田、ニッケル、金等から成るものである。
絶縁層4は可撓性を有し絶縁フィルム1に対して密着性
の良好な塩化ビニール樹脂、ウレタン樹脂またはエポキ
シ樹脂あるいはそれらの変性樹脂を主成分とするもので
ある。絶縁フィルム1としてはポリイミド、ポリエステ
ル、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフ
ェニレンサルファイド等が使用される。
【0009】そして、図2(a),(b)は、前提例2
示すものであり、同図において、図1の前提例1と異
なる点のみ説明すると、補強板8を絶縁フィルム1の裏
面側に形成し半田付け部分等の折り曲げに対して強くし
た点である。補強板8としてはポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステルフィルム、アルミ板等が使用され
る。
【0010】また、図3の前提例3に示すように、ジャ
ンパー用印刷導電回路層9を絶縁層4上に形成してもよ
い。9のジャンパー用印刷導電回路層は下層回路のバル
クメタルに密着性が良好な図1の前提例1と同様な導電
ペーストで形成されている。また、このジャンパー用印
刷導電回路層9上にメッキによりバルクメタル層を形成
してもよい。
【0011】そして、図4は本発明の請求項1によるフ
レキシブル配線板を示すものであり、図1の前提例1に
対して同図に示すように、屈曲部分Cを除いた形でバル
クメタル層3を形成している点が異なっている。この構
成により図1の前提例1より優れた折り曲げ性を確保す
ることができるものである。
【0012】なお、以上の説明による絶縁層4は印刷方
式で形成したが、絶縁フィルムのラミネート方式で形成
してもよいものである。
【0013】以上のように上記図4に示す本発明の請求
項1によるフレキシブル配線板においては、絶縁フィル
ム1上に密着性・可撓性に優れた印刷導電回路層2と、
絶縁フィルム1の屈曲部分を除く印刷導電回路層2上に
メッキにより形成されたメタル層3と、前記絶縁フィル
ム1の屈曲部分の印刷導電回路層2上および前記メタル
層3上で、少なくとも半田付けランド部5aを除く部分
に可撓性を有する絶縁層4を設けることにより、屈曲部
分を含んでエッチング法により形成された導電回路層よ
りも優れた可撓性を有し、メタル層3により半田付けが
可能となり、さらにエッチング法により形成された導電
回路と同等の低い配線抵抗を実現でき、さらにエッチン
グ法に比べ工程の簡素化、資源の有効理由を図ることが
できる低コストの優れたフレキシブル配線板を実現でき
る等の効果を有するものである。
【0014】次に図5(a),(b)は、前提例4を説
明する図であり、同図によると、15は印刷導電回路層
であり絶縁フィルム11上にスクリーン印刷等によりパ
ターン形成されている。19は前記印刷導電回路層15
上にメッキにより形成されたバルクメタル層である。1
6は絶縁層であり接続部を除く部分に印刷形成されてい
る。以上のようにバルクメタルにより形成された接続部
は、エッチングにより形成された半田部14を除きカバ
ーコート絶縁フィルム13で覆われた銅導体12半田
付け接続できるものである。
【0015】なお、印刷導電回路層15は絶縁フィルム
11に対して密着性の良好なポリエステル樹脂またはエ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変性樹脂等
に、銀、銅、パラジウム等の導電粉末を分散した導電ペ
ーストにより形成されており、バルクメタル層19は電
気メッキまたは無電解メッキにより印刷導電回路層15
上に形成された銅、半田、ニッケル、金等のバルクメタ
ルである。絶縁層16は可撓性を有し絶縁フィルム1に
対して密着性の良好な塩化ビニール樹脂、ウレタン樹脂
またはエポキシ樹脂あるいはそれらの変性樹脂を主成分
とするものである。絶縁フィルム11としてはポリイミ
ド、ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリフェニレンサルファイド等が使用されること
などは、前提例1の場合と同じである。
【0016】また、図6の前提例5に示すように、バル
クメタル層19aを半田部14が形成されている接続部
のみに形成してもよい。
【0017】このように、上記前提例4,5においては
銅導体12からなるポリイミド銅張板にそれらのフレキ
シブル配線板を接続した構成であって、ポリイミド銅張
板は耐熱温度が高いため部品との半田接続が容易とな
り、さらに両側の接続部分がメタルであるため半田接続
ができるために接続信頼性が優れており、ヒートシール
等の工程の省略も図れる。また、印刷導電回路層15上
にメッキにより形成されたメタル層9であるため配線抵
抗が低く部分的にしかポリイミド銅張板を使用する必要
がないため低コストの優れたフレキシブル配線板を実現
できるものである。
【0018】次に、図7により本発明の請求項4による
フレキシブル配線板について説明する。同図によると、
21は絶縁フィルム、22はこの絶縁フィルム21上に
形成された印刷導電回路層、23はこの印刷導電回路層
22上に選択的に形成されたカバーコート絶縁層、24
は上記印刷導電回路層22上に形成されたバルクメタル
層、25はカバーコート絶縁層、26は上記印刷導電回
路層22およびバルクメタル層24上に形成された他の
印刷導電回路層、27は他のカバーコート絶縁層、28
は絶縁フィルム21に接着された補強板である。
【0019】同図に示すフレキシブル配線板において
は、印刷導電回路層22は75μmのポリエステルフィ
ルムを絶縁フィルム21とし導電ペースト(東洋紡製D
X−121H)を所定パターンにてスクリーン印刷した
後150℃30分間乾燥させて形成した。カバーコート
絶縁層23は絶縁レジストペースト(四国化成製FC−
30G)をスクリーン印刷し、印刷導電回路層22と同
一条件で乾燥した。バルクメタル層24は銅15μm電
解メッキ後半田5μm電解メッキをおこなった。さらに
カバーコート絶縁層25を形成すると共に、印刷導電回
路層22と同様に他の印刷導電回路層26およびカバー
コート絶縁層23と同様に他のカバーコート絶縁層27
をスクリーン印刷により形成し多層配線とした。補強板
28は1mmのアルミ板を用いた。
【0020】なお、印刷導電回路層22は絶縁フィルム
21に対して密着性の良好なポリエステル樹脂またはエ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変性樹脂等
に、銀、銅、パラジウム等の導電粉末を分散した導電ペ
ーストから選定することができ、バルクメタル層24は
電気メッキまたは無電解メッキにより印刷導電回路層2
2上に形成され、銅、半田、ニッケル、金等のバルクメ
タルが選定できる。カバーコート絶縁層23、25およ
び27は可撓性を有し絶縁フィルム21に対して密着性
の良好なゴム系樹脂、ビニール系樹脂、ウレタン系樹脂
またはエポキシ系樹脂あるいはそれらの変性または混合
樹脂を主成分とするものから選定できる。絶縁フィルム
21としてはポリイミド、ポリエステル、ポリエーテル
イミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファ
イド等が使用できる。
【0021】以上の構成としたものは、絶縁フィルム2
1上に密着性・可撓性に優れた印刷導電回路層22と、
この印刷導電回路層22の折り曲げ性を必要とする部分
(B部)に、バルクメタル層24を設けることなく可撓
性のカバーコート絶縁層23および25を形成したもの
であるため、折り曲げ性を必要とする部分(B部)を含
めてエッチング法により形成された導電回路層よりも優
れた可撓性を有し、バルクメタル層24上では半田付け
が可能で、さらにエッチング法により形成された導電回
路と同等の低い配線抵抗を実現でき、さらにエッチング
法に比べ工程の簡素化、資源の有効利用を図ることがで
きる低コストの優れたフレキシブル配線板を実現でき
しかも多層配線の構成も容易にできるものである。
【0022】続いて、図8を用いて、本発明の請求項2
によるフレキシブル配線板について説明する。同図によ
ると、33は絶縁フィルム、34は絶縁フィルム33上
の印刷導電回路、32はこの印刷導電回路34上に形成
されたバルクメタル層、35はカバーコート絶縁層、3
7は絶縁フィルム33に挟み込まれた補強板である。上
記印刷導電回路層34は絶縁フィルム33上にスクリー
ン印刷等によりパターン形成され、バルクメタル層32
は前記印刷導電回路層34上にメッキにより形成され、
カバーコート絶縁層35は接続端子部Cを除く部分に形
成されている。補強板37は接続端子部Cを補強するた
めに絶縁フィルム33を折り曲げた間に形成する。
【0023】なお、印刷導電回路層34は絶縁フィルム
33に対して密着性の良好なポリエステル樹脂またはエ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変性樹脂等
に、銀、銅、パラジウム等の導電粉末を分散した導電ペ
ーストにより形成されており、バルクメタル層32は電
気メッキまたは無電解メッキにより印刷導電回路層34
上に形成された銅、半田、ニッケル、金等のバルクメタ
ルである。カバーコート絶縁層35は可撓性を有し絶縁
フィルム33に対して密着性の良好な塩化ビニール樹
脂、ウレタン樹脂またはエポキシ樹脂あるいはそれらの
変性樹脂を主成分とするものである。絶縁フィルム33
としてはポリイミド、ポリエステル、ポリエーテルイミ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポ
リエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド等
が使用される。補強板37としてはポリエステルフィル
ム、フェノール積層板、ガラスエポキシ積層板、アルミ
金属板等が使用される。
【0024】図9は図8に記載したフレキシブル配線板
の端部をコネクタとして使用した具体例であり、プリン
ト基板38のランド部39に半田40によりフレキシブ
ル配線板の端部を半田付したものである。
【0025】なお、図10(a),(b)に示すよう
に、補強板37aアルミ金属板等の半田付可能な金属
で形成、プリント基板38のランド部39にこの補強
板37aも半田40により半田付して接続強度を向上さ
せたものであってもよい
【0026】以上のように上記本発明の請求項2による
フレキシブル配線板は接続部Cを補強板37を挟んで折
り曲げて形成したので、プリント基板への装着の容易な
フレキシブル配線板を提供できるものである。
【0027】次に、本発明の請求項3によるフレキシブ
ル配線板について図11により説明する。同図による
と、41は絶縁フィルムであり、この絶縁フィルム41
上にスクリーン印刷等によりシールド用印刷導電層47
を形成し、絶縁層44を介してその上に印刷導電回路層
42をスクリーン印刷等によりパターン形成する。43
は前記印刷導電回路層42上にメッキにより形成された
バルクメタル層であり、さらに、絶縁層44を半田付け
ランド部の周囲を囲む部分に形成する。45は半田部で
あり、バルクメタルにより形成されたランド部へ部品4
6を半田付けするものである。
【0028】なお、印刷導電回路層42およびシールド
用印刷導電層47は絶縁フィルム41および絶縁層44
に対して密着性の良好なポリエステル樹脂またはエポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変性樹脂等に、
銀、銅、パラジウム等の導電粉末を分散した導電ペース
トにより形成されており、バルクメタル層43は電気メ
ッキまたは無電解メッキにより印刷導電回路層42上に
形成された銅、半田、ニッケル、金等のバルクメタルで
ある。絶縁層44は可撓性を有し絶縁フィルム41に対
して密着性の良好な塩化ビニール樹脂、ウレタン樹脂ま
たはエポキシ樹脂あるいはそれらの変性樹脂を主成分と
するものである。絶縁フィルム41としてはポリイミ
ド、ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリフェニレンサルファイド等が使用される。
【0029】なお、図12に示すように、補強板48を
絶縁フィルム41の裏面側に形成し、半田付け部分等の
折り曲げに対して強くしてもよく、補強板48としては
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィル
ム、アルミ板等が使用できる。
【0030】また、図13に示すように、バルクメタル
層43間を橋絡するジャンパー用印刷導電回路層49を
絶縁層44上に形成してもよい。
【0031】さらに図14に示すように、バルクメタル
層43を屈曲部Dを除いた部分メッキにより形成する
と、上述の図4に示したものと同様に優れた折り曲げ性
確保できるものになる。
【0032】また、図15に示すように、絶縁フィルム
41の印刷導電回路層42が形成された反対側の絶縁フ
ィルム41上にシールド用印刷導電層47aを形成する
とともに、さらにその上に絶縁層44を形成してもよ
い。また、このシールド用印刷導電層47上にバルクメ
タル層をメッキにより形成しても良い。
【0033】以上のように本発明の請求項3によるもの
は、シールド用印刷導電層47または47aを設けるこ
とにより低コストの優れたシールド機能を有するフレキ
シブル配線板を提供できるものである。
【0034】続いて、本発明の請求項5によるフレキシ
ブル配線板を図16により説明する。同図によると、5
1は絶縁フィルムであり、この絶縁フィルム51上に印
刷導電回路層52を形成するとともに、重ねてカバーコ
ート絶縁層53を設けている。54は絶縁フィルム51
の裏面側に形成された印刷粘着材層であり、55はこの
印刷粘着材層54上に形成された印刷離型材層であり、
56は同じく印刷粘着材層54に接着された補強板であ
る。
【0035】上記構成のものについて、さらに詳細に説
明すると、導電回路層52はワークサイズ500×30
0mm材厚75μmのポリエステルフィルム(製品取れ
数30丁取り)を絶縁フィルム51とし導電ペースト
(東洋紡製DX−121H)を所定パターンにてスクリ
ーン印刷した後150℃30分間乾燥させて形成した。
カバーコート絶縁層53は絶縁レジストペースト(藤倉
化成製XB−803A)をスクリーン印刷し印刷導電回
路層52と同一条件で乾燥した。次にフィルム裏面に粘
着ペースト(藤倉化成製UPA−046)をスクリーン
印刷し紫外線硬化させて粘着材層54を形成し、離型マ
スキングペースト(スリーボンド製TB−3044)を
スクリーン印刷し紫外線硬化させて離型材層55を形成
した。補強板56は1mmのアルミ板を本フレキシブル
配線板の外形加工後離型材層55を剥がして貼り付けた
ものである。
【0036】なお、上記の粘着材層54に用いる粘着材
は塩化ビニル系、酢酸ビニル系等のビニル系樹脂、クロ
ロプレンゴム系、ニトリルゴム系、天然ゴム等のゴム系
樹脂、アクリル系、ポリオレフィン系、ウレタン系、ポ
リエステル系、エポキシ系、シリコン系各樹脂あるいは
それらの共重合系樹脂、ブレンド樹脂から要求粘着強度
に合わせて選択すればよく、溶剤乾燥タイプ、熱硬化タ
イプ、紫外線硬化タイプ等樹脂乾燥のタイプに合わせて
乾燥設備を選定する。また離型材層55の離型材につい
てはフレキシブル配線板としての製品性能上必要なもの
ではなく副材料であるため適当な剥離力が得られるもの
であればよい。
【0037】また、補強板56はポリエステル等の軟質
板とガラスエポキシやアルミ板のような硬質板があり、
一般的には軟質板の場合はあらかじめ粘着材を塗布した
補強板をフレキシブル配線板の外形加工前に貼り付けて
おきフレキシブル配線板と補強板を一括して外形加工し
ても良く、粘着材印刷後離型材を印刷する代わりに貼り
付けても良いものである。
【0038】なお、上記の説明は印刷導電回路層52を
用いたフレキシブル配線板について説明したが、導電回
路層がもっとも一般的に使用されている銅箔エッチング
回路配線であっても、また両面配線板、多層配線板であ
ってもよい。
【0039】以上のように本発明の請求項5による構成
とすると、印刷ワークサイズでフレキシブル配線板の表
面または裏面に粘着材層と離型材層を一括して印刷形成
することができるため作業性がきわめてよいのみならず
粘着材および離型材はペースト状態のものをスクリーン
印刷するため材料ロスは皆無に近く貼り付けではないた
めシワの問題もない。さらに、印刷マスクは必要なもの
の両面粘着シートの予備外形加工やそのための金型が不
要であり、多数個取り両面粘着シートのような連結部分
が不要であるためフレキシブル配線板外形加工時に粘着
のりが金型に付着せず、従って頻繁な金型清掃も必要な
いなどの効果を有するものである。
【0040】なお粘着材および離型材の印刷は絶縁フィ
ルム形態がロール状、シート状のいずれであっても実質
的に粘着材および離型材のそれぞれの印刷機を連結させ
て連続で印刷形成することで、生産性の向上と粘着材の
粘着性によるトラブルをも防止することが可能となる。
【0041】次に、本発明の請求項6および請求項7に
よるフレキシブル配線板を図17により説明する。同図
によると、61は絶縁フィルムであり、この絶縁フィル
ム61上に印刷導電回路層62を形成するとともに、6
3はこの印刷導電回路層62の端部が露出するように形
成したカバーコート絶縁層である。
【0042】なお、上記印刷導電回路層62の露出部分
にメッキによりバルクメタル層を形成しても良い。ま
た、64aは絶縁フィルム61の裏面側の端部に形成さ
れた軟質補強材層であり、64bはこの軟質補強材層6
4a上に形成された硬質補強材層であり、以上のように
フレキシブル配線板の端部を形成してコネクタ部分を設
けたものである。
【0043】上記構成のものについて、さらに詳細に説
明すると、印刷導電回路層62はワークサイズ500×
300mm材厚75μmのポリエステルフィルム(製品
取れ数30丁取り)を絶縁フィルム61として導電ペー
スト(東洋紡製DX−121H)を所定パターンにてス
クリーン印刷した後150℃30分間乾燥させて形成し
た。カバーコート絶縁層63は絶縁レジストペースト
(藤倉化成製XB−803A)をスクリーン印刷し印刷
導電回路層62と同一条件で乾燥した。次にフィルム裏
面の端部に軟質補強材ペースト(セメダイン製EP−1
70/希釈溶剤イソホロン5重量%)をスクリーン印刷
し150℃30分間硬化させて軟質補強材層64aを形
成し、この軟質補強材層64aに重ねて硬質補強材ペー
スト(セメダイン製EP−170,47.5重量%/E
P−171,47.5重量%/希釈溶剤イソホロン5重
量%)をスクリーン印刷し150℃30分間硬化させ硬
質補強材層64bを形成し軟質補強材層64aと硬質補
強材層64bの合計材厚を200μmとした。
【0044】そして、上記構成のフレキシブル配線板と
従来使用されている粘着材20μm付きポリエチレンテ
レフタレートフィルム180μmを補強板として貼り付
けたフレキシブル配線板についてコネクター挿抜試験を
行った結果、従来技術によるフレキシブル配線板は20
回で印刷導電回路層62が削れたのに対し上記本発明
よる補強材層64a,64bを設けたフレキシブル配線
板は50回で印刷導電回路層62が削れた。
【0045】なお、補強材は塩化ビニル等のビニル系樹
脂、クロロプレンゴム系、ニトリルゴム系、天然ゴム等
のゴム系樹脂、アクリル系、ポリオレフィン系、ウレタ
ン系、ポリエステル系、エポキシ系、シリコン系各樹脂
あるいはそれらの共重合系樹脂、ブレンド樹脂から要求
強度に合わせて選択すればよいものである。
【0046】また、上記は印刷導電回路層62を用い
たフレキシブル配線板について説明したが、導電回路層
がもっとも一般的に使用されている銅箔エッチング回路
配線であっても、また両面配線板、多層配線板であって
よい。
【0047】以上のように本発明の請求項6および請求
項7による構成とすると、印刷ワークサイズでフレキシ
ブル配線板の所定の場所に補強材層64a,64bを多
数個分一括して印刷形成することができるため作業性が
きわめてよいのみならず補強材はペースト状態のものを
スクリーン印刷するため材料ロスは皆無に近く貼り付け
ではないためシワの問題もない。さらに、印刷マスクは
必要なものの補強シートの粘着材塗布、予備外形加工や
そのための金型が不要であり、フレキシブル配線板外形
加工時に粘着のりが金型に付着することがなく、従って
頻繁な金型清掃も必要ないものである。
【0048】また、2回重ね印刷構成とし、1回目を軟
質材で2回目を硬質材で印刷構成したほうが端部のコネ
クター挿抜性が大幅に改善されるものである。
【0049】次に、本発明の請求項8によるフレキシブ
ル配線板について図18により説明する。同図による
と、71は絶縁フィルムであり、この絶縁フィルム71
上に配線パターンを導電ペーストによりスクリーン印刷
形成された印刷導電回路層72と、この印刷導電回路層
72上にメッキ法によりバルクメタル層73を形成し、
バルクメタル層73上の少なくともスルホールランド部
E・外部接続部Fを除く部分にカバーコート絶縁層74
を可撓性を有する絶縁ペーストでスクリーン印刷して形
成し、さらに導電ペーストによりスルホールランド部を
接続する印刷導電回路層75をスクリーン印刷形成し、
前記印刷導電回路層75上にメッキ法によりバルクメタ
ル層76を形成し、バルクメタル層76上の少なくとも
外部接続部Fを除く部分にカバーコート絶縁層77をス
クリーン印刷形成するとともに、絶縁フィルム71の裏
面に補強板78を装着したものである。
【0050】なお上記構成について、さらに詳細に説明
すると、印刷導電回路層72および75は銀ペースト
(東洋紡製DX−121H)をスクリーン印刷し150
℃30分間乾燥させた。印刷導電回路層72,75は絶
縁フィルム71あるいはカバーコート絶縁層74に対し
て密着性の良好なポリエステル樹脂またはエポキシ樹
脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変性樹脂等に、銀、
銅、パラジウム等の導電粉末を分散した導電ペーストを
使用できる。バルクメタル層73および76は電気メッ
キまたは無電解メッキにより印刷導電回路層72および
75上に形成された銅、半田、ニッケル、金等のバルク
メタルである。
【0051】上記構成においては、バルクメタル層73
は15μmの電解銅メッキに、バルクメタル層76は1
0μmの電解銅メッキ後5μmの半田めっきをおこなっ
た。カバーコート絶縁層74および77はフレキシブル
絶縁インキ(四国化成FC−30G)をスクリーン印刷
し、150℃30分間乾燥させたものであり、可撓性を
有し絶縁フィルム71およびバルクメタル層73および
76に対して密着性の良好なゴム系樹脂、ビニール系樹
脂、ウレタン系樹脂またはエポキシ系樹脂あるいはそれ
らの変性または混合樹脂を主成分とするものである。絶
縁フィルム71はポリエステルフィルム、ポリイミド、
ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイド等を使用することも可能である。
【0052】以上の構成によると、エッチング法により
形成された導電回路層よりも優れた可撓性を有し、バル
クメタル層73上へは半田付けが可能となるとともにさ
らにエッチング法により形成された導電回路と同等の低
い配線抵抗を実現でき、さらにエッチング法に比べ工程
の簡素化、資源の有効利用を図ることができる低コスト
の優れたスルホールランド部を有するフレキシブル配線
板を提供できるものである。
【0053】続いて、本発明の請求項9によるフレキシ
ブル配線板の製造法を、図19(a)〜図19(h)に
より説明する。
【0054】同図によると、81は絶縁フィルム、82
は印刷導電回路層、83はバルクメタル層、84は絶縁
層、85はスルホール孔であり、各製造工程について以
下に順次説明する。
【0055】図19(a)は絶縁フィルム81上にスク
リーン印刷により印刷導電回路層82をパターン形成す
る工程であり、図19(b)は焼付を行う焼付工程であ
る。図19(c)は絶縁フィルム81の裏面上にスクリ
ーン印刷により印刷導電回路層82aをパターン形成す
る工程であり、図19(d)は焼付を行う焼付工程であ
る。図19(e)は所定の位置にスルホール孔85を穿
設する工程であり、図19(f)は導電ペーストをスル
ホール孔85に塗布し印刷導電回路層82bを形成する
工程である。図19(g)はメッキによりバルクメタル
層83を形成する工程であり、図19(h)は少なくと
も半田付ランド・接続部を除く部分にカバーコート絶縁
層を形成する工程である。
【0056】なお、印刷導電回路層82〜82bは絶縁
フィルム81に対して密着性の良好なポリエステル樹脂
またはエポキシ樹脂、ウレタン樹脂あるいはそれらの変
性樹脂等に、銀、銅、パラジウム等の導電粉末を分散し
た導電ペーストにより形成されており、バルクメタル層
83は電気メッキまたは無電解メッキにより印刷導電回
路層82上に形成された銅、半田、ニッケル、金等のバ
ルクメタルである。絶縁層84は可撓性を有し絶縁フィ
ルム81に対して密着性の良好な塩化ビニール樹脂、ウ
レタン樹脂またはエポキシ樹脂あるいはそれらの変性樹
脂を主成分とするものである。絶縁フィルム81として
はポリイミド、ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエー
テルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド等が使用
される。
【0057】次に、本発明の請求項10によるフレキシ
ブル配線板の製造法を、図20(a)〜(g)により説
明する。なお、前述の図19に示した構成との同一部分
には同一番号を付与して説明する。
【0058】図(a)は絶縁フィルム81の所定の位
置にスルホール孔85を穿設する工程であり、図20
(b)は絶縁フィルム81上にスクリーン印刷により印
刷導電回路層82をパターン形成する工程である。この
とき印刷導電回路層82を形成するための導電ペースト
は、図20(b)に示すようにスルホール孔85内に入
り込む。図20(c)は焼付を行う焼付工程である。図
20(d)は絶縁フィルム81の裏面上にスクリーン印
刷により印刷導電回路層82aをパターン形成する工程
、このときにもスルホール孔85内に導電ペーストが
入り込んでスルホール孔85内が繋がる。そして、図2
0(e)は焼付を行う工程であり、図20(f)にてメ
ッキによりバルクメタル層83を形成する工程であり、
図20(g)は少なくとも半田付ランド・接続部を除く
部分にカバーコート絶縁層84を形成する工程である。
【0059】なお上記に加えて補強を必要な部分にポリ
エステルフィルム、フェノール積層板、ガラスエポキシ
積層板、金属板等の補強板を形成することも可能であ
り、また絶縁層上にさらに印刷導電回路層を形成するこ
とにより多層配線した両面フレキシブル配線板の製造も
可能である。
【0060】以上に説明した本発明の請求項9および1
0によるフレキシブル配線板の製造方法によると、絶縁
フィルム81上に量産性にすぐれたスクリーン印刷方式
により密着性・可撓性に優れた印刷導電回路層82と、
この印刷導電回路層上にメッキにより形成されたバルク
メタル層83と、少なくとも半田付けランド・接続部を
除く部分に可撓性を有する絶縁層84を設けることによ
り、従来のエッチング法により形成された導電回路層よ
りも優れた可撓性を有し、バルクメタル層83上は半田
付けが可能となるとともに、さらにエッチング法により
形成された導電回路と同等の低い配線抵抗を実現でき、
また、従来エッチング法、描画方式に比べ工程の簡素
化、資源の有効利用を図ることができる低コストの優れ
たフレキシブル配線板を実現できるものである。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上のように、絶縁フィルム上
に配線パターンを導電ペーストにより印刷形成された印
刷導電回路層と、前記絶縁フィルムの屈曲部分を除いた
印刷導電回路層上にメッキにより形成されたメタル層
と、前記絶縁フィルムの屈曲部分の印刷導電回路層上お
よび前記メタル層上の、少なくとも半田付けランド・接
続部分を除く部分に形成されたカバーコート絶縁層から
なり、耐折り曲げ性に優れ、配線抵抗が低く、半田付け
可能な低コストのフレキシブル配線板の提供を可能とし
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)前提例1としてのフレキシブル配線板
視図 (b)同図1(a)に示した要部であるA1部の側断面
図 (c)同図1(a)に示した要部であるA2部の側断面
【図2】(a)前提例2としてのフレキシブル配線板
要部側断面図 (b)同前提例2としての他の構成のフレキシブル配線
板の要部側断面図
【図3】前提例3としてのフレキシブル配線板の側断面
【図4】本発明の請求項1によるフレキシブル配線板
側断面図
【図5】(a)前提例4としてのフレキシブル配線板
上面図 (b)同側断面図
【図6】前提例5としてのフレキシブル配線板の側断面
【図7】本発明の請求項4によるフレキシブル配線板
側断面図
【図8】本発明の請求項2によるフレキシブル配線板
斜視図
【図9】同図8に示すフレキシブル配線板の端部をコネ
クタとして使用した具体例の要部側断面図
【図10】(a)同本発明の請求項2によるフレキシブ
ル配線板の他の形態を示す側断面図 (b)同上面図
【図11】本発明の請求項3によるフレキシブル配線板
の側断面図
【図12】同補強板を形成した場合の側断面図
【図13】同ジャンパー用印刷導電回路層を有する場合
の側断面図
【図14】同屈曲部を有する場合の側断面図
【図15】同本発明の請求項3によるフレキシブル配線
板の他の形態を示す側断面図
【図16】本発明の請求項5によるフレキシブル配線板
の側断面図
【図17】本発明の請求項6および請求項7によるフレ
キシブル配線板の側断面図
【図18】本発明の請求項8によるフレキシブル配線板
の側断面図
【図19】(a)〜(h)本発明の請求項9によるフレ
キシブル配線板の製造法を説明す る図
【図20】(a)〜(g)本発明の請求項10によるフ
レキシブル配線板の製造法を説明する図
【符号の説明】
1,11,21,41,51,61,71,81 絶縁
フィルム 2,15,22,42,52,62,72,82 印刷
導電回路層 3,19,24,43,73,83 バルクメタル層 4,16,25,44,84 絶縁層 12 銅導体 23,53,63,74 カバーコート絶縁層 28,37 補強板 47 シールド用印刷導電層 54 印刷粘着材層 55 印刷離型材層 64a 軟質補強材層 64b 硬質補強材層 85 スルホール孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−34493(JP,A) 特開 昭56−142698(JP,A) 特開 昭56−90590(JP,A) 特開 昭61−179593(JP,A) 特開 平4−145690(JP,A) 特開 平3−141683(JP,A) 特開 昭64−90587(JP,A) 実開 平2−54274(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/24 H05K 1/02 H05K 3/12 H05K 3/28 H05K 3/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁フィルム上に形成された印刷導電回
    路層と、前記絶縁フィルムの屈曲部分を除いた前記印刷
    導電回路層上にメッキにより形成されたメタル層と、
    記絶縁フィルムの屈曲部分の印刷導電回路層上および前
    記メタル層上の、少なくとも半田付ランド・接続部を除
    く部分に形成されたカバーコート絶縁層からなるフレキ
    シブル配線板。
  2. 【請求項2】 絶縁フィルム上に形成された印刷導電回
    路層と、前記印刷導電回路層上にメッキにより形成され
    たメタル層と、少なくともこのメタル層の接続端子部を
    除く部分に形成されたカバーコート絶縁層とからなるフ
    レキシブル配線板であって、前記接続端子部は、補強板
    を挟んで折り曲げ形成されて構成されたフレキシブル配
    線板。
  3. 【請求項3】 絶縁フィルム上に形成された印刷導電回
    路層と、前記印刷導電回路層上にメッキにより形成され
    たバルクメタル層と、前記印刷導電回路層と反対側のフ
    ィルム上もしくは絶縁層を介して前記印刷導電回路層の
    下部もしくは上部のいずれかに形成されたシールド用印
    刷導電層と、少なくとも半田付ラド・接続部を除く部分
    形成されたカバーコート絶縁層からなるフレキシブル
    配線板。
  4. 【請求項4】 絶縁フィルム上に形成された印刷導電回
    路層と、前記印刷導電回路層上にメッキにより形成され
    たメタル層と、少なくともこのメタル層の接続端子部を
    除く部分に形成されたカバーコート絶縁層とからなるフ
    レキシブル配線板であって、前記カバーコート絶縁層上
    にさらに印刷導電回路層を形成したフレキシブル配線
    板。
  5. 【請求項5】 絶縁フィルム上に形成された導電回路層
    と、前記導電回路層の少なくとも半田付けランド部、接
    続部を除く部分にカバーコート絶縁層を形成したフレキ
    シブル配線板において、表面または裏面の所望の場所に
    スクリーン印刷により粘着材層または粘着材層に重ねて
    離型材層を形成したことを特徴とするフレキシブル配線
    板。
  6. 【請求項6】 絶縁フィルム上に形成された導電回路層
    と、前記導電回路層の 少なくとも半田付けランド部、接
    続部を除く部分にカバーコート絶縁層を形成したフレキ
    シブル配線板において、絶縁フィルムの裏面側に補強板
    としてスクリーン印刷により補強材層を印刷形成したこ
    とを特徴とするフレキシブル配線板。
  7. 【請求項7】 補強材層を軟質補強材層と硬質補強材層
    とで構成した請求項6記載のフレキシブル配線板。
  8. 【請求項8】 絶縁フィルム上に形成された印刷導電回
    路層と、前記印刷導電回路層上にメッキ法によりメタル
    層を形成し、メタル層上の少なくともスルホールランド
    部・外部接続部を除く部分にカバーコート絶縁層を形成
    し、次にスルホールランド部を接続する印刷導電回路層
    を形成し、この印刷導電回路層上にメッキ法により他の
    メタル層を形成したことを特徴とするフレキシブル配線
    板。
  9. 【請求項9】 絶縁フィルムの両面上に導電ペーストを
    スクリーン印刷方式にて所定のパターンを印刷し、焼付
    を行うことにより、印刷導電回路層を形成し、さらに、
    所定の位置に孔を穿設し導電ペーストによるスルホール
    層を形成し、次に前記印刷導電回路層上にメッキにより
    バルクメタル層を形成し、さらに少なくとも半田付ラン
    ド・接続部を除く部分にカバーコート絶縁層を形成した
    ことを特徴とするフレキシブル配線板の製造方法。
  10. 【請求項10】 絶縁フィルム上のスルホール層の必要
    な所定の位置に孔を穿設し、絶縁フィルムの両面上に導
    電ペーストをスクリーン印刷方式にてスルホール孔を含
    む所定のパターンを印刷し、焼付を行うことにより、印
    刷導電回路層を形成し、この印刷導電回路層上にメッキ
    によりバルクメタル層を形成し、さらに少なくとも半田
    付ランド・接続部を除く部分にカバーコート絶縁層を形
    成したことを特徴とするフレキシブル配線板の製造方
    法。
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