JP3340788B2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP3340788B2
JP3340788B2 JP09647593A JP9647593A JP3340788B2 JP 3340788 B2 JP3340788 B2 JP 3340788B2 JP 09647593 A JP09647593 A JP 09647593A JP 9647593 A JP9647593 A JP 9647593A JP 3340788 B2 JP3340788 B2 JP 3340788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ等の電子部
品をシャーシ等の被取付部に絶縁状態を保ってねじ止め
固定する際に採用して好適な電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばアルミ電解コンデンサ等の電子
部品は、通常、円筒形のアルミ製ケースにコンデンサ素
子を収納し、かつ蓋を被せて密封した構造となってい
る。また、このような電子部品のアルミ製ケースは、絶
縁性を確保するために、薄い絶縁性チューブ等の外装材
によって絶縁被覆されている。
【0003】この種の電子部品をシャーシ等の取付基板
に取付けるために従来は、金属製バンドからなる取付脚
が用いられていた。その際、治具等を用いて、取付脚を
電子部品の底部や中央部等の所定位置に、直接あるいは
厚い絶縁性の筒体を内側に介在させた状態で組付け、こ
の取付脚で取付基板等に固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た金属製バンドによる従来の取付脚を用いたのでは、電
子部品の所定位置に取付けるために特殊な治具を必要と
する等、位置決めが面倒で、その取付け作業が煩雑かつ
困難であるという欠点があった。
【0005】また、上述したような電子部品は、車輌や
自動車等のように振動を受け易い場所に取付けた場合
に、振動によって動いて取付脚との関係で位置が変わ
り、その結果として他の電子部品等との結線が切れた
り、外れたりするという結線不良等の問題を生じること
を避けられないものであった。したがって、上述した電
子部品を取付基板に取付け固定した状態で、車輌等のよ
うな振動条件下に置かれるものに搭載するにあたって
は、耐振性も問題とされている。
【0006】さらに、従来構造において、ケース外側に
巻かれる絶縁性外装は薄い。通常この種の金属性バンド
を用いて取付けるアルミ電解コンデンサは実用上600
V程度の電圧で使用する場合もある。このコンデンサの
外側を、従来の金属製バンドによる取付脚を用いて取付
け固定した場合には、十分な耐圧が得られず、絶縁不良
を生じる虞れがあった。
【0007】しかも、このような従来構造では、取付脚
が金属製であるために、複数個の電子部品をシャーシ等
の取付基板上に並べて取付けようとする際に、絶縁のた
めに十分に離隔しなければならず、機器の小型化を妨げ
るという欠点もあった。そして、取付脚の内側に絶縁性
筒体を介在させた場合には、コスト高を招くという問題
もあった。
【0008】特に、このような従来構造では、取付脚が
金属製バンドによるため、絶縁性を保つために、金属製
のシャーシに代えて絶縁性基板を用いることが考えられ
るが、このような絶縁基板は、コスト高を招き、重量も
重くなってしまう。しかも、複数個の電子部品を並設
し、これらを直列接続する場合には、金属製の取付脚同
士が直接接触しないように、十分な沿面距離を取らなけ
ればならない等の欠点もあった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、電子部品を、絶縁性を保ちかつ耐振性をも
配慮し、被取付部に対して取付け固定するにあたって、
面倒な位置決め、取付作業を必要とせず、きわめて簡単
にしかも確実に取付け固定することが可能で、しかも確
実な絶縁状態を保って基板に並設することも可能で、振
動等の悪影響も受け難く、断線不良等を防止することが
でき、機器の小型化やコスト低減化も図れる電子部品を
得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る電子部品は、周囲に外向き突起が設
けられた電子部品と、その周囲を絶縁被覆して嵌装され
かつその一端部で電子部品の外向き突起を一端側から係
止する絶縁性を有する第1の取付脚と、第1の取付脚の
周囲に嵌装されて一体的に組立てられ電子部品を絶縁被
覆するとともにこの電子部品の外向き突起を他端側から
第1の取付脚の一端部との間に挾み込んで係止する内向
き突起を一端側に有する第2の取付脚とを備えたもので
ある。
【0011】また、本発明に係る電子部品は、第1の取
付脚の一端部に、複数条のすり割りを軸線方向に向って
形成することにより弾性変形可能な複数の弾性変形片を
有するすり割り部を構成し、さらにこの第1の取付脚の
すり割り部の外側を、端部側に向って縮径するテーパ面
で形成するとともに、その外側に嵌装される第2の取付
脚の内壁部を、各弾性変形片を電子部品側に密着させる
テーパ面形状に形成したものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、電子部品の周囲に設けた外向
き突起を第1の取付脚の一端部と第2の取付脚の一端側
の内向き突起とで挾み込んで電子部品を係止保持し、か
つこれらの取付脚を一体的に組立ているので、耐振性、
位置精度を保って被取付部に対し取付け固定される。さ
らに、第1の取付脚および第2の取付脚は、電子部品を
絶縁被覆するように嵌装されるので、絶縁性にも優れた
ものとなる。
【0013】また、本発明によれば、第1の取付脚の一
端側に複数条のすり割りによるすり割り部とその外側の
テーパ面とを形成させ、さらにこれに対向する第2の取
付脚のテーパ形状の内壁部によって、第1の取付脚を電
子部品に押付けて被覆しているので、第1の取付脚のす
り割り部における弾性変形片が、電子部品に強く押し付
けて保持され、耐振性が確保され、断線不良等の問題の
ない状態で、被取付部に対し取付け固定される。
【0014】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係る電子部品の一
実施例を示し、これらの図において、本実施例では、ア
ルミ電解コンデンサ等からなる略円筒形状を呈する電子
部品1を、第1および第2の取付脚2,3を介して、被
取付部としての取付基板4に対し取付け固定する場合を
説明する。
【0015】ここで、図1において5は電子部品1の有
底円筒状の金属製ケースである。6は、この金属製ケー
ス5の中央部に近接する外周面に周方向に沿って突設さ
れた断面が略R状の連続した外向き突起である。なお、
この外向き突起6は、金属製ケース5の周囲に周方向に
所定間隔をおいて断続的に設けてもよい。また、7は金
属製ケース5に被覆した絶縁性チューブによる外装、8
は金属製ケース5の底部に外装7の端で押し付けた絶縁
性の薄い板材である。
【0016】前記第1の取付脚2は、図1、図2の
(a),(b)から明らかな通り、全体が略円筒形を呈
する絶縁樹脂製部材であり、上端側の端部9を外向き突
起6の一端側の近傍に臨ませて配置させた状態で、電子
部品1に嵌装して取付けられ、これを絶縁被覆するよう
になっている。
【0017】ここで、この第1の取付脚2の端部9は、
電子部品1側の外向き突起6の一端側に当接してこれを
係止保持するように、端部内面が湾曲した傾斜面として
形成されている。また、この第1の取付脚2の略中央部
の周囲において対向する二個所にはつば10,10が形
成され、これらのつば10,10には後述するねじ止め
用のねじ挿通用の貫通穴10a,10aが形成されてい
る。
【0018】前記第2の取付脚3は、図1および図3か
ら明らかなように、略円筒形状を呈する絶縁樹脂製部材
として形成され、その内径が第1の取付脚2の外径と略
一致している。そして、この第2の取付脚3は、第1の
取付脚2のつば10,10よりも上端側に嵌装し、上端
側の端部11を、電子部品1の外向き突起6の他端側に
配置させて第1の取付脚2を被覆する状態で取付けてい
る。
【0019】ここで、この第2の取付脚3の上端側の端
部11の内壁部には、内向き突起12が設けられてい
る。この内向き突起12は、図1、図3の(b)に示さ
れるように、前記電子部品1の外向き突起6の第1の取
付脚2の端部9との間に挾み込むように、略台形状を呈
し、前記第1の取付脚2の厚さと略同じ高さをもって形
成されている。すなわち、この第2の取付脚3の上端側
端部11の内側には、前記外向き突起6の他端面形状に
合わせて湾曲形状の窪み13が形成され、外向き突起6
の他端側に接触するようになっている。
【0020】なお、この第2の取付脚3の周囲で対向す
る位置には、つば14,14が突設され、このつば1
4,14は第2の取付脚3の下部から中央部までを根本
とし、上面15を中央部から下部に向って傾斜して引き
出している。また、これらのつば14,14には、前記
第1の取付脚2側と同様に、貫通穴10aに対応する位
置に、貫通穴16,16が設けられている。
【0021】このような構成において、電子部品1を取
付基板4に取付けるには、まず、第1の取付脚2の一部
を基板4に設けた穴18に挿入し、つば10,10を基
板4の表面に載せる。この際、つば10,10に設けた
貫通穴10a,10aの位置を、基板4に予め設けたね
じ穴19の位置に合わせる。
【0022】次に、電子部品1を、穴18を貫通して第
1の取付脚2に挿入し、外向き突起6を上端側端部9に
当接させて支持させる。さらに、第2の取付脚3を、電
子部品1に通して第1の取付脚2に嵌装させて被覆す
る。なお、第2の取付脚3のつば14,14は、第1の
取付脚2のつば10,10の位置に合わせる。
【0023】また、第2の取付脚3の内向き突起12,
12は、電子部品1の外向き突起6の他端側に接触させ
る。そして、この第2の取付脚3によって第1の取付脚
2を被覆した後、ねじ20を貫通穴16,10aを貫通
させてねじ穴19に螺合することにより、電子部品1を
基板4に固定して、電子部品1の基板4への取付けが完
了する。
【0024】このような実施例構造によれば、金属製ケ
ース5に設けた外向き突起6を、第1の取付脚2の一端
部9と第2の取付脚3における上端側端部11の内向き
突起12とによって挾み込んで係止保持する構造となっ
ている。
【0025】したがって、このような構成によれば、第
1の取付脚2および第2の取付脚3の位置決めが容易に
行なえる。また、上下動等の振動に対しても、電子部品
1を確実に保持して固定できる。特に、電子部品1の外
向き突起6が、これを挾み込む第1の取付脚2の端部9
および第2の取付脚3の内向き突起12での傾斜面によ
る面接触状態により保持されることから、より確実に保
持して固定することができる。そして、第1の取付脚2
および第2の取付脚3が絶縁樹脂製であるため、電子部
品1と金属製の取付基板4との間の絶縁状態も確保でき
る。
【0026】図5ないし図7は本発明の別の実施例を示
すものであり、これらの図において前述した図1ないし
図4と同一または相当する部分には同一番号を付して説
明は省略する。
【0027】さて、この実施例では、第1の取付脚2の
上端部に、複数条のすり割り30を略U字状の切欠きと
して軸線方向に向って形成することにより弾性変形可能
な複数の弾性変形片31を有するすり割り部32を形成
させている。
【0028】さらに、この第1の取付脚2のすり割り部
32の外側を、端部側に向って縮径するようなテーパ面
33で形成するとともに、その外側に嵌装される第2の
取付脚3の内壁部35を、その取付時に各弾性変形片3
1を電子部品1側に密着させるようなテーパ面形状に形
成している。
【0029】ここで、上述した第1の取付脚2のテーパ
面33は、その上端部の外周面が途中から上端に行く程
厚さが薄くなるテーパ状に形成している。また、第2の
取付脚3のテーパ状の内壁部35は、その上端部の内壁
が上端に行く程厚くなるような形状で形成されている。
なお、この実施例では、第2の取付脚3における上端部
内壁の内向き突起12のすぐ下側にR状の窪み13を設
け、これに電子部品1の外向き突起6が係合するような
構造としているが、この窪み13は省略してもよい。
【0030】そして、上述した構成によっても、前述し
た実施例と同様に、第1の取付脚2を基板4の穴18に
挿入し、つば10,10を基板4の表面に載せ、その貫
通穴10a,10aの位置を、基板4のねじ穴19の位
置に合わせる。次で、穴18内に貫通して保持されてい
る第1の取付脚2内に、電子部品1を挿通させて保持さ
せ、その外向き突起6を、第1の取付脚2上端側のすり
割り部32の弾性変形片31上端側に当接させて支持さ
せ、さらに第2の取付脚3を、電子部品1に通して第1
の取付脚2に嵌装させて被覆し、そのつば14,14
を、第1の取付脚2のつば10,10の位置に合わせ
る。
【0031】また、第2の取付脚3の内向き突起12,
12を、電子部品1の外向き突起6の他端側に接触さ
せ、この第2の取付脚3によって第1の取付脚2を被覆
した後、ねじ20を貫通穴16,10aを貫通させてね
じ穴19に螺合することにより、電子部品1を被取付部
となる基板4に固定して、その取付けが完了する。
【0032】そして、このような実施例構造によれば、
金属製ケース5に設けた外向き突起6の両端側に第1の
取付脚2のすり割り部32の先端と第2の取付脚3の内
向き突起12とが位置し、これらによって挾み込まれた
状態で、電子部品1が係止保持され、取付脚2,3によ
り取付基板4上にねじ止め固定される。この最後のねじ
止めによって第1の取付脚2の先端とケース5の突起6
との間にわずかな隙間ができる。
【0033】特に、この第1の取付脚2に対し第2の取
付脚3を嵌装し、ねじ20により取付基板4上に固定す
ることにより、弾性を持たされた第1の取付脚2端部の
すり割り部32が、第2の取付脚3のテーパ状内壁部3
5によって内向きへの締付け力を与えられ、各弾性変形
片31が、電子部品1の外周に強く押し付けられるた
め、第1の取付脚2と電子部品1とが一体化される。さ
らに、第1の取付脚2および第2の取付脚3も、テーパ
部分によって一体化され、完全に固定される。そして、
これらの取付脚2,3と電子部品1の外向き突起6とに
よって、電子部品1の基板4への取付位置も精度よく行
なえるばかりでなく、上下動等の振動に対しても、電子
部品1を確実に固定できる。
【0034】また、このような電子部品1によれば、電
子部品1の周囲に、第1、第2の取付脚2,3を一方向
から順次嵌装するだけで、電子部品1を取付基板4に取
付け固定でき、取付け作業が容易で、しかも確実な取付
け固定状態が得られ、断線不良も防止でき、電子部品1
の絶縁性も確保できる。
【0035】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは勿論であり、たとえば第1、第2の取付脚2,3
における被取付部としての取付基板4への取付部構造等
を始め、種々の変形例が考えられよう。また、上述した
実施例では、電子部品1として、アルミ電解コンデンサ
を例示したが、これに限定されないことも言うまでもな
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子部
品によれば、周囲に外向き突起が設けられた電子部品を
絶縁被覆するように嵌装されかつその一端部で電子部品
の外向き突起を一端側から係止する絶縁性を有する第1
の取付脚と、第1の取付脚に嵌装されて一体的に組立て
られ電子部品を絶縁被覆するとともにこの電子部品の外
向き突起を他端側から第1の取付脚の一端部との間に挾
み込んで係止する内向き突起を一端側に有する第2の取
付脚とを備えているので、簡単な構造にもかかわらず、
以下に列挙する種々優れた効果を奏する。
【0037】すなわち、電子部品の外向き突起を、電子
部品を絶縁被覆するように嵌装される第1の取付脚の一
端部と第2の取付脚の一端側の内向き突起とによって挾
み込むことにより、簡単かつ確実に係止保持し、これら
の取付脚を介して被取付部に対し取付け固定することが
可能となる。
【0038】特に、電子部品を、外向き突起の個所と本
体部との二個所で固定できるため、車輌等のような振動
条件下にあっても、振動、衝撃に対して強く、安定した
取付け固定状態を確保することができる。
【0039】さらに、電子部品の周囲に設けた外向き突
起を、第1、第2の取付脚を取付ける際の基準とするこ
とが可能で、電子部品と取付脚との位置決めが容易であ
り、組立、取付作業も容易になる。
【0040】また、本発明に係る電子部品によれば、第
1の取付脚の一端部に、複数条のすり割りを軸線方向に
向って形成し弾性変形可能な複数の弾性変形片を有する
すり割り部を構成し、さらにこの第1の取付脚のすり割
り部の外側を、端部側に向って縮径するようなテーパ面
で形成するとともに、その外側に嵌装される第2の取付
脚の内壁部を、各弾性変形片を電子部品側に密着させる
ようなテーパ面形状で形成したので、簡単な構造にもか
かわらず、前述した効果に加えて、以下に列挙する優れ
た効果を奏する。
【0041】すなわち、第2の取付脚を第1の取付脚に
嵌装させて被覆した際に、第1の取付脚のすり割り部に
おける弾性変形片を電子部品に強く押し付けることが可
能で、第1、第2の取付脚の各端部を外向き突起の両端
側に配置させて挾み込んでいるため、電子部品は、振動
しても、外向き突起の個所で取付脚との位置関係を保っ
た状態で固定することが可能で、これにより断線不良等
の問題をなくせる。
【0042】特に、すり割り部の弾性変形片で締め込ん
で保持した場合において、車輌等に搭載された振動条件
下での振動、衝撃等に対して強く、安定した取付固定状
態を確保することができる。
【0043】また、本発明によれば、第1の取付脚およ
び第2の取付脚は、両者とも絶縁性を有し、これらを電
子部品の周囲に被覆しているため、確実な絶縁性を確保
でき、数千ボルトの回路でも複数個の直列、並列回路が
容易であり、たとえば電子部品を複数個並べて配設する
場合に、互に接近して配置することが可能となり、機器
の小型化が図れ、コスト低減化も可能となる。これは、
金属製のバンドを必要としないことからも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の一実施例を示す被取付
部としての取付基板への取付け状態を示す概略断面図で
ある。
【図2】図1で用いた第1の取付脚を示し、(a)は概
略平面図、(b)は概略断面図である。
【図3】図1で用いた第2の取付脚を示し、(a)は概
略平面図、(b)は概略断面図である。
【図4】本発明を適用して好適な電子部品と取付脚との
組立状態を示す概略斜視図である。
【図5】本発明に係る電子部品の別の実施例を示す被取
付部としての取付基板への取付け状態を示す概略断面図
である。
【図6】図5で用いた第1の取付脚を示し、(a)は概
略平面図、(b)は概略断面図である。
【図7】図5で用いた第2の取付脚を示し、(a)は概
略平面図、(b)は概略断面図である。
【符号の説明】
1 電子部品 2 第1の取付脚 3 第2の取付脚 4 取付基板(被取付部) 6 内向き突起 9 上端側端部 10 つば 10a 貫通穴 11 上端側端部 12 内向き突起 13 窪み 14 つば 16 貫通穴 18 穴 19 ねじ穴 20 ねじ 30 すり割り 31 弾性変形片 32 すり割り部 33 テーパ面 35 テーパ状内壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 清治 栃木県芳賀郡二宮町大字久下田1065番地 日立エーアイシー株式会社内 (72)発明者 工藤 斉 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平6−120082(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 2/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に外向き突起が設けられた電子部品
    と、 この電子部品の周囲を絶縁被覆して嵌装されかつその一
    端部で前記電子部品の外向き突起を一端側から係止する
    絶縁性を有する第1の取付脚と、 この第1の取付脚の周囲に嵌装されて一体的に組立てら
    れ前記電子部品を絶縁被覆するとともにこの電子部品の
    外向き突起を他端側から係止して前記第1の取付脚の一
    端部との間に挾み込む内向き突起を一端側に有する第2
    の取付脚とを備えたことを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子部品において、 第1の取付脚の一端部に、複数条のすり割りを軸線方向
    に向って形成することにより、弾性変形可能に構成した
    ことを特徴とする電子部品。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子部品において、 第1の取付脚におけるすり割り部を構成する弾性変形片
    の外側を、端部側に向って縮径するようなテーパ面で形
    成するとともに、その外側に嵌装される第2の取付脚の
    内壁部を、前記各弾性変形片を電子部品に密着させるテ
    ーパ面形状に形成したことを特徴とする電子部品。
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