JP2558378Y2 - ワイヤハーネス取り付けクリップ - Google Patents

ワイヤハーネス取り付けクリップ

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JP2558378Y2
JP2558378Y2 JP2814992U JP2814992U JP2558378Y2 JP 2558378 Y2 JP2558378 Y2 JP 2558378Y2 JP 2814992 U JP2814992 U JP 2814992U JP 2814992 U JP2814992 U JP 2814992U JP 2558378 Y2 JP2558378 Y2 JP 2558378Y2
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clip
wire harness
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holding plate
substrate
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JP2814992U
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正美 谷口
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車、または、複写
機・パーソナルコンピューター等のオフィスオートメー
ション機器等に配設するワイヤハーネスの配設姿勢を保
持する為に、ワイヤハーネスに設けるワイヤハーネス取
り付けクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス取り付けクリップは、車
体等に穿設した係止孔に逆止状に嵌着する係止頭を有す
るクリップ本体を、クリップベースに立設した形状を有
し、そのクリップベースをワイヤハーネスの外周に取り
付け固定し、突出した係止頭を車体等の係止孔に嵌着し
てワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持する構造にな
っている。
【0003】しかし、予めワイヤハーネスに取り付ける
ワイヤハーネス取り付けクリップの係止頭と、車体側・
機器側の係止孔の位置を、正確に整合させてワンタッチ
的に「パチン」と嵌合させることは実質的に困難なた
め、ワイヤハーネスの外周に固定したクリップベースに
対してクリップ本体を若干のストロークでスライド自在
になし、クリップ本体側の係止頭を車体等の係止孔に対
して位置合せできる構造のものが、実開平1ー1165
22号公報・実公平2ー10747号公報等に示されて
公知である。
【0004】 「考案が解決しようとする課題」しかし、係止頭の位置
合せ可能になした前記公知例のうち、前者の実開平1ー
116522号公報のものは、ワイヤハーネスの外周に
巻き付けるバンド部の一部をクリップベースになし、そ
のクリップベースに対してクリップ本体をスライド自在
になしたもので、クリップ本体がワイヤハーネスの外周
に沿った円周上を線移動するに過ぎないものであり、後
者の実公平2ー10747号公報のものは、ワイヤハー
ネスの外周に、ワイヤハーネスの長手方向に平行させて
固着するクリップベースに対してクリップ本体を直線移
動するに過ぎないものである。
【0005】即ち、これ等の公知例のものは、車体等の
係止孔にワイヤハーネス側のクリップの係止頭を位置合
せする為に許容される調整運動が、単一線上の移動運動
に拘束されるので、ワイヤハーネスの配設に際して現に
存在する係止孔と係止頭の位置ずれが、吸収できないケ
ースがあり、このような場合には、クリップベース自体
の取り付け位置変更を要するので、ワイヤハーネスの配
設保持作業上の難点がある。本考案は、以上の従来技術
が有する難点を解消するワイヤハーネス取り付けクリッ
プを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本考案のワイヤハーネス取り付けクリップは「ワイヤ
ハーネス外周に取り付けるクリップベースと、相手側の
係止孔への係止頭を立設して該クリップベースに組み合
せるクリップ本体からなり、前記クリップ本体は、基板
部に柱状胴部を立設し、前記クリップベースは、該基板
部を許容スライド面上に二軸方向にスライド自在に載せ
る保持板部と、該保持板部上の該基板部の上面を抑える
可撓性の抜け止め用抑え舌片を有し、該抑え舌片は、対
向する先端部間に、前記基板部の前記保持板部上への受
け入れを許容し、かつ、前記柱状胴部の胴径より所要倍
数大となる空間部を有する構造」が特徴である。
【0007】
【作用】以上の構成の本考案のワイヤハーネス取り付け
クリップは、柱状胴部を立設したクリップ本体の基板部
が、クリップベースの保持板部の許容スライド面上に二
軸スライド自在に組み合せられ、その組み合せ姿勢にお
ける基板部の抜け止め用抑え舌片と、前記の許容スライ
ド面を確保するための該抑え舌片の先端部間の空間部
(柱状胴部の胴径より所要倍数大の空間部)が存在する
ので、保持板部上のクリップ本体の基板部は、少くとも
柱状胴部が抑え舌片に接触するまでの平面が許容スライ
ド面となって二軸スライドできると共に、そのスライド
許容範囲内のどの位置においても、抑え舌片によってク
リップベースからの抜けが防止され、クリップ機能が確
保される。そして、その柱状胴部のスライド移動に係止
頭が連動するので、相手側係止孔と係止頭との位置合せ
が二次元調整にレベルアップする。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。自
動車用ワイヤハーネスに応用した本考案の一実施例を示
す図1を参照して、本考案のワイヤハーネス取り付けク
リップは、円板形の基板部5の中央に立設した円柱状の
柱状胴部6の上端に、係止頭3を有するクリップ本体1
と、そのクリップ本体1の基板部5を載せて、許容され
るスライド面上を二軸方向にスライド自在になす保持板
部7を有し、かつ、その保持板部7上の基板部5を抑え
て抜け止めする可撓性の抜け止め用抑え舌片9を設けた
クリップベース2との組み合せからなっている。そし
て、このクリップベース2にクリップ本体1を組み合
せ、別体の巻着バンド8によってクリップベース2を、
ワイヤハーネス12の外周に取り付け固定し、クリップ
本体1の係止頭3を車体13の係止孔14に逆止状に嵌
着して、ワイヤハーネス12の配設姿勢を整えて保持す
る構造になっている。
【0009】詳しくは、クリップベース2は、円板形の
保持板部7の外縁から基部10Aが立ち上って保持板部
7と平行して中心方向に伸びる枠部10を有し、この枠
部10の先端の円形窓17に、半径方向の四個のスリッ
ト18によって分割されて対向二対となる可撓性の抑え
舌片9が周設されている。そして、この抑え舌片9を有
する枠部10と保持板部7との間隙に、クリップ本体1
の基板部5を入れて載せ、基板部5は後述する許容スラ
イド面上を二軸方向にスライドできる。
【0010】即ち、抑え舌片9は、図1(B)参照、弾
性撓して基板部5の保持板部7上への挿入を許容すると
共に、前記の許容スライド面上のどの位置に基板部5が
存在しても、その基板部5の上面を抑えて、基板部5の
抜けを防止し、かつ、先端部間に所要径D1の空間部を
有する形状と必要な弾性を有している。そして、この抑
え舌片9の先端部間の空間直径D1は、クリップ本体1
の柱状胴部6の胴部直径D2より所要倍数大きく形成さ
れており(この実施例ではD1=2.2D2)、D1径の
空間部にD2径の柱状胴部6を遊嵌するようになってい
る。
【0011】そして、前記の許容スライド面を確保する
ために、枠部10の基部10Aの対向間隔は、充分に確
保され、前記の許容スライド面の極限に基板部5が達し
ても基板部5と基部10Aが干渉しないようになってお
り、保持板部7上のクリップ本体1の基板部5は、少く
とも、柱状胴部6が抑え舌片9に接触するまでの許容ス
ライド面上を、自由にスライドできる。そして、本実施
例の円形窓17の直径は、基板部5の直径と概ね等しい
か、若干大きくなっており、ワイヤハーネスの担持外力
を受けるクリップ本体1が、前記許容スライド面のどの
位置でも、クリップベース2から外れないようになって
いる。
【0012】なお、巻着バンド8はクリップベース2の
裏面に設けたバンド挿着部11に通してワイヤハーネス
12に巻き付けセットされる。また、係止頭3は係止孔
14に逆止状に嵌着係止すると共に、その嵌着姿勢の
「がたつき」防止の圧接片4を有する従来物と同様の構
造である。
【0013】つぎに、図2を参照して本考案の他の実施
例を説明する。この図2のものは、図1実施例と同一の
クリップ本体1とクリップベース2からなるワイヤハー
ネス取り付けクリップにおいて、ベースクリップ2は、
帯状の取着部材15に取り付けられ、この取着部材15
をテープ巻き16によってワイヤハーネスの外周に取り
付ける構造になっている。
【0014】以上の各実施例のワイヤハーネス取り付け
クリップは、前記の作用がある。即ち、図1(C)
(D)参照、クリップ本体1の係止頭3の中心3Aが
「抑え舌片9の先端部間の空間部直径D1−柱状胴部6
の胴部直径D2=図1(D)の許容スライド円直径D3
の面上を二軸方向にスライド自在となり、このスライド
可能範囲のどの位置にでも係止頭3を調整セットするこ
とができる。なお、抑え舌片9の先端は若干の弾性を有
するので、柱状胴部6が抑え舌片9と接触すると、その
接触力によって抑え舌片9が若干弾性変形するので柱状
胴部5の実質的許容スライド範囲は、前記D3直径より
若干増加する。
【0015】従って、この許容スライド範囲を適量に採
択しておくと、係止頭3の二軸方向の移動調整によっ
て、ワイヤハーネスの配索において、現に存在するクリ
ップ側の係止頭3と車体・機器側の係止孔14の位置ず
れは、ワンタッチ的に調整可能になり、その位置ずれ存
在によるワイヤハーネス12の配設トラブルが解消され
る。
【0016】なお、本考案のワイヤハーネス取り付けク
リップは、前記実施例に限定されず、下記例示の変化が
ある。即ち、クリップ本体1の基板部5は方形・楕円形
でも良く、抑え舌片9を設ける枠部10は柱体枠でも良
い。また、抑え舌片9の基部となる枠部10の窓部は、
円形以外の形状になすことがあり、さらに、抑え舌片9
は、前記のスリット18が存在しない独立形舌片になし
たり、対向一対のみの配列になすことがあり、要は、弾
性撓して基板部5を保持板部7上に受け入れ、かつ、前
記許容スライド面上のどの位置のクリップ本体1がワイ
ヤハーネスの担持外力を受けても、クリップベース2か
らの抜けを防止する形状と適度の剛性弾性を有するもの
であれば良い。そして、クリップ本体1の頭部形状は前
記実施例以外のものも使用される。
【0017】
【考案の効果】以上の説明のとおり、本考案のワイヤハ
ーネス取り付けクリップは、相手側係止孔へのクリップ
側の係止頭の位置整合調整性能が、従来物より格段に向
上して、その係止頭と係止孔の位置ずれによるトラブル
を解消し、ワイヤハーネスの配設作業性と配設作業能率
を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のワイヤハーネス取り付けクリ
ップを示し、(A)はその構成部材の斜視図、(B)
(C)(D)はその組み合せ手順と使用状態を示す正面
【図2】本考案の他の実施例のワイヤハーネス取り付け
クリップの使用状態を示す正面図
【符号の説明】
1 クリップ本体 2 クリップベース 3 係止頭 4 圧接片 5 基板部 6 柱状胴部 7 保持板部 8 巻着バンド 9 抑え舌片 10 枠部 11 バンド挿着部 12 ワイヤハーネス 13 車体 14 係止孔 15 取着部材 16 テープ巻き 17 円形窓 18 スリット D1 抑え舌片の先端の空間部直径 D2 柱状胴部の胴部直径 D3 許容スライド円直径

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス外周に取り付けるクリッ
    プベースと、相手側の係止孔への係止頭を立設して該ク
    リップベースに組み合せるクリップ本体からなり、前記
    クリップ本体は、基板部に柱状胴部を立設し、前記クリ
    ップベースは、該基板部を許容スライド面上に二軸方向
    にスライド自在に載せる保持板部と、該保持板部上の該
    基板部の上面を抑える可撓性の抜け止め用抑え舌片を有
    し、該抑え舌片は、対向する先端部間に、前記基板部の
    前記保持板部上への受け入れを許容し、かつ、前記柱状
    胴部の胴径より所要倍数大となる空間部を有する構造を
    特徴とするワイヤハーネス取り付けクリップ。
  2. 【請求項2】 円形の基板部の中心に、円柱状の柱状胴
    部を立設したクリップ本体と、保持板部上の枠部の円形
    窓に、スリットによって半径方向に分割され、かつ、先
    端部間に円形の空間部を有する抜け止め用抑え舌片を設
    けたクリップベース、からなる請求項1のワイヤハーネ
    ス取り付けクリップ。
  3. 【請求項3】 枠部の円形窓の直径と基板部の直径を、
    概ね等しくした請求項2のワイヤハーネス取り付けクリ
    ップ。
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