JP3339201B2 - X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランク - Google Patents

X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランク

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JP3339201B2
JP3339201B2 JP23568294A JP23568294A JP3339201B2 JP 3339201 B2 JP3339201 B2 JP 3339201B2 JP 23568294 A JP23568294 A JP 23568294A JP 23568294 A JP23568294 A JP 23568294A JP 3339201 B2 JP3339201 B2 JP 3339201B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI、VLSI,U
LSI等をはじめとする半導体集積回路の製造に代表さ
れるような極めて微細なパターンを、X線リソグラフィ
ーで形成する際に必要となるX線露光用マスク及びX線
露光用マスクを製造するための中間製造品であるX線露
光用マスクブランクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、X線露光用マスクは、図8に示
すように、X線吸収性パターン膜1、該X線吸収性パタ
ーン膜1を支持するX線透過支持膜3、該X線透過支持
膜3を外周側で支持する支持枠体5とからなる。また、
X線露光用マスクブランクとは、X線吸収性膜をX線吸
収性パターン膜1に加工する前の状態であり、該X線吸
収性膜、X線透過支持膜3、支持枠体5を形成する前の
支持基板とからなる。また、X線露光用マスク、X線露
光用マスクブランクともに、支持枠体5を形成する前に
支持基板の裏面にガラス台座11を貼合せてある構造の
ものもある。
【0003】X線パターン露光操作に使用する図8に示
すようなX線露光用マスクは、例えば、半導体基板(シ
リコン基板)表面に塗布して設けられたX線感光性のレ
ジスト膜(若しくはフォトレジスト膜)上に平行に近接
して設置し、このX線露光用マスクを透してX線をパタ
ーン照射し、上記レジスト膜の一部をX線によって選択
的に露光し、現像処理することにより、パターン状に半
導体基板表面を露出させるために用いるものである。そ
して、この表面露出部位を選択的に種々の方法で加工す
ることにより所望の半導体素子を得ることができる。
【0004】ところで、上記X線感光性のレジスト膜の
露光に当たっては、半導体基板とX線露光用マスクの位
置合わせ(アライメント)のため、この両者のそれぞれ
には予めアライメントマーク(見当合わせ用マーク)が
設けられている。そして、両者を平行に所定間隔をあけ
て近接させた後、上記X線露光用マスクを透して、上記
レジスト膜に感光しない波長(真空中又は大気中におけ
る波長が400〜700nmの可視域にある特定の波
長)のアライメント光を照射し、その半導体基板表面と
X線露光用マスク表面からの反射光とを計測して、両ア
ライメントマークの位置を合致させることにより、半導
体基板とX線露光用マスクの位置合わせを行っている。
【0005】しかるに、上記X線透過支持膜3の屈折率
nは、大気の屈折率n0 と大きく相違するため、この支
持膜3の表裏両面でアライメント光の反射が生じ、生じ
た反射光と上記半導体基板表面からの被測定光とが互い
に干渉して、その光強度が増大若しくは減少し、又は回
折現象が生じて、その結果として、アライメント精度の
低下を引き起こすことがある。係る精度の低下は上記X
線透過支持膜3の光学的膜厚を厳密に制御すれば防ぐこ
とができるが、この様な可視光線の干渉を防ぐための厳
密な膜厚制御は困難である。
【0006】一方、このX線露光用マスクのX線透過支
持膜3の表裏両面に、図8に示すように、X線透過支持
膜3の屈折率nの平方根に略等しい屈折率を有する第1
反射防止膜2と第2反射防止膜4を設けることにより、
上記X線透過支持膜3の表裏両面からの反射光を相殺或
いは抑制し、延いては上記アライメント精度を向上させ
得ることが知られている。
【0007】この様なX線露光用マスク構造を得るに
は、先ず、後において全体の構造的支持枠体5となるシ
リコン基板による枠体基板上に、X線透過支持膜3裏面
側の第2反射防止膜4と、X線透過支持膜3と、X線透
過支持膜3表面(主面)側の第1反射防止膜2と、重金
属薄膜によるX線吸収性膜(後にX線吸収性パターン膜
1となる形成膜)とを順次形成してX線露光用マスクブ
ランクを得る。次いで、このX線吸収性膜を露光用マス
クパターン形状にパターン化してX線吸収性パターン膜
と、アライメントマークとを同時に形成した後、上記シ
リコン基板による枠体基板を、バックエッチングにより
選択的にパターンエッチングして、枠体5と、X線及び
アライメント光の透過する窓部7とを形成することによ
り原理的には作製することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記第1,第
2反射防止膜2,4としては二酸化珪素膜(SiO2
若しくはアルミナ膜(Al2 3 )が用いられるが、こ
の様な構造のX線露光用マスクの作製においては、X線
透過支持膜3裏面側の第2反射防止膜4が、X線及びア
ライメント光の透過する窓部7を形成する際にシリコン
製の枠体基板のエッチャントとして使用する熱アルカリ
溶液に対して耐性がないため、バックエッチングする際
にX線透過支持膜3裏面側の第2反射防止膜もエッチン
グされてしまい、最悪の場合は前記第2反射防止膜が全
て剥離してしまう。
【0009】そこで、図8に示すように、通常はバック
エッチング後に最終工程としてX線透過支持膜3裏面側
に、第2反射防止膜4を補充するように、補充反射防止
膜4aを再度形成することになるが、この場合は、厚さ
が0.5乃至3.0μm程度の薄膜よりなるX線透過支
持膜3の裏面側から補充反射防止膜4aを形成するプロ
セスを行うため、前記X線透過支持膜3が加工装置内や
真空装置内で破壊されてしまうとともに、X線透過支持
膜3裏面側に補充形成される補充反射防止膜4aのもつ
内部応力によってX線吸収性パターン膜1が位置変位し
てしまう危険が避けられなかった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、X線透過支持膜裏面側
から補充反射防止膜4aを補充形成するプロセスを省略
できるようにすることにより、X線透過支持膜が加工装
置内や真空装置内で破壊する危険性と、X線透過支持膜
裏面側に補充形成される補充反射防止膜の内部応力等に
よるX線吸収性パターン膜の位置変位とを回避して、X
線露光用マスクとX線露光用マスクブランクの位置精度
を向上させることにある。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明の第1発明は、図1
の側断面図に示すように窓部7が孔設されたシリコン製
の枠体5と、枠体5に支持されたX線透過支持膜3と、
X線透過支持膜3上に設けられた重金属からなるX線吸
収性パターン1とを有し、X線吸収性パターン1とX線
透過支持膜3との間に第1反射防止膜2と、X線透過支
持膜3と枠体5との間に第2反射防止膜4とをそれぞれ
具備するX線露光用マスクにおいて、軽元素の物質から
なる第1反射防止膜2と、軽元素の物質からなるX線透
過支持膜3と、熱アルカリ溶液に耐性のある酸化錫膜
(SnO2 )からなる第2反射防止膜4とを備えること
を特徴とするX線露光用マスクAである。
【0012】また、上記第1発明のX線露光用マスク
は、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2が酸化
錫膜(SnO2 )であるX線露光用マスクである。
【0013】また、上記第1発明のX線露光用マスク
は、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2がアル
ミナ膜であるX線露光用マスクである。
【0014】また、上記第1発明のX線露光用マスク
は、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2が二酸
化珪素膜であるX線露光用マスクである。
【0015】また、上記第1発明のX線露光用マスク
は、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2がサイ
アロン膜であるX線露光用マスクである。
【0016】また、上記第1発明のX線露光用マスク
は、前記軽元素の物質からなるX線透過支持膜3が窒化
珪素膜であるX線露光用マスクである。
【0017】また、上記第1発明のX線露光用マスク
は、前記軽元素の物質からなるX線透過支持膜3が炭化
珪素膜であるX線露光用マスクである。
【0018】次に、本発明の第2発明は、図2の側断面
図に示すように、シリコン製の枠体基板9上に、熱アル
カリ溶液に耐性のある酸化錫膜(SnO2 )からなる第
2反射防止膜4と、軽元素の物質からなるX線透過支持
膜3と、軽元素の物質からなる第1反射防止膜2と、重
金属からなるX線吸収性膜8がこの順序で設けられてい
ることを特徴とするX線露光用マスクブランクBであ
る。
【0019】また、上記第2発明のX線露光用マスクブ
ランクは、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2
が酸化錫膜(SnO2 )であるX線露光用マスクブラン
クである。
【0020】また、上記第2発明のX線露光用マスクブ
ランクは、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2
がアルミナ膜であるX線露光用マスクブランクである。
【0021】また、上記第2発明のX線露光用マスクブ
ランクは、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2
がサイアロン膜であるX線露光用マスクブランクであ
る。
【0022】また、上記第2発明のX線露光用マスクブ
ランクは、前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜2
が二酸化珪素膜であるX線露光用マスクブランクであ
る。
【0023】また、上記第2発明のX線露光用マスクブ
ランクは、前記軽元素の物質からなるX線透過支持膜3
が窒化珪素膜であるX線露光用マスクブランクである。
【0024】また、上記第2発明のX線露光用マスクブ
ランクは、前記軽元素の物質からなるX線透過支持膜3
が炭化珪素膜であるX線露光用マスクブランクである。
【0025】
【実施例】以下に、本発明に係わる第1発明のX線露光
用マスクA及び該X線露光用マスクAの製造に用いる第
2発明のX線露光用マスクブランクBについて、その実
施例を、図3(a)〜(d)の側断面図に示すそれらの
製造工程に従って以下に詳細に説明する。なお、上記第
1発明のX線露光用マスクにおいて、第1反射防止膜2
は、酸化錫膜、アルミナ膜、二酸化珪素膜、サイアロン
膜のうちのいずれかであり、X線透過支持膜3は、窒化
珪素膜、炭化珪素膜のうちのいずれかであって、その組
み合わせについては特に限定されないものであり、ま
た、上記第2発明のX線露光用マスクブランクにおい
て、第1反射防止膜2は、酸化錫膜、アルミナ膜、二酸
化珪素膜、サイアロン膜のうちのいずれかであり、X線
透過支持膜3は、窒化珪素膜、炭化珪素膜のうちのいず
れかであって、その組み合わせについては特に限定され
ないものである。
【0026】まず図3(a)、シリコン基板からなる枠
体基板9表面(主面)に、X線透過支持膜3の裏面側相
当部となる第2反射防止膜4を、スパッタリング法など
の薄膜形成法を用いて成膜する。
【0027】次に図3(b)、薄膜形成法を用いて成膜
された前記第2反射防止膜4上に、X線透過支持膜3
を、また前記枠体基板9裏面に、バックエッチング用の
保護膜10(レジスト膜、エッチングレジスト膜等)
を、それぞれスパッタリング法などの公知の薄膜形成法
を用いて成膜する。
【0028】しかる後、図3(c)、X線透過支持膜3
上に、第1反射防止膜2をスパッタリング法などの薄膜
形成法を用いて成膜し、さらにその第1反射防止膜2上
に、スパッタリング法等の薄膜形成法を用いてX線吸収
性膜8を成膜して、X線露光用マスクブランクBを完成
する。
【0029】次に、図3(d)、前記保護膜10を、フ
ォトリソグラフィ法などを用いてパターニングして、バ
ックエッチングマスク6(エッチングレジストパターン
膜)を形成して、該バックエッチングマスク6をX線露
光用マスクAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエ
ッチングにより形成するためのエッチングマスクとして
用いる。
【0030】また、同図3(d)、前記X線吸収性膜8
を、電子線リソグラフィ法若しくはフォトリソグラフィ
法などの手法を用いてパターニングして、所望露光用マ
スクパターンとしての微細なX線吸収性パターン膜1を
得る。
【0031】最後に、同図3(d)、前記バックエッチ
ングマスク6をエッチングマスクとして、前記シリコン
製の枠体基板9を、第2反射防止膜4面に到達するま
で、熱アルカリ溶液をエッチャントとしてバックエッチ
ングして、図1に示すように、枠体5と窓部7を設ける
ことによりX線露光用マスクAが得られる。
【0032】上記第1発明のX線露光用マスクA、及び
X線露光用マスクブランクBにおいて、それぞれ前記第
1反射防止膜2と第2反射防止膜4の膜厚は、d=λ/
4n(d;膜厚、λ;X線露光波長、n;膜の屈折率)
が最適である。もし、膜厚がこの値からずれていてもか
なり高い効果を得られるが、なるべくこの値に近い方が
効果が高い。製品の要求仕様にもよるが、この値に近け
れば実用上はこの値から多少のずれがあっても上記反射
防止膜として使用でき、例えば、前記膜厚dに対して±
30%以内の範囲でも実用上はかなりの反射防止作用を
有する。
【0033】また、前記第1反射防止膜厚2と第2反射
防止膜4のそれぞれ膜厚dは、本発明においては特に限
定はされないものの、反射防止膜自身の応力を制御する
という観点から、実際には少なくとも片側(前記第1反
射防止膜2と第2反射防止膜4のいずれか一方)の反射
防止膜の膜厚dは200nm以下が望ましい。
【0034】また、前記第1反射防止膜2に使用される
サイアロン膜とは、シリコン、アルミニウム、酸素及び
窒素からなる合金であり、サイアロンターゲットを用い
てスパッタリングにより形成することが可能である。
【0035】図4は、本発明の第1発明のX線露光用マ
スクの他の実施例を示す側断面図であり、図1に示す第
1発明の一実施例におけるX線露光用マスクのバックエ
ッチングマスク6面に、接着剤を介して、予め窓部相当
部を貫設したガラス基板11を貼り合わせるようにした
ものである。
【0036】また、図5は、X線吸収性パターン膜1を
パターン形成する以前のX線露光用マスクブランクの他
の実施例を示す側断面図であり、図6、図7は、X線吸
収性パターン膜1をパターン形成する以前のX線露光用
マスクブランクのその他の実施例を示す側断面図であ
る。
【0037】
【作用】本発明に係るX線露光用マスクA及びX線露光
用マスクブランクBは、アライメント光(位置整合のた
めの光)の反射を抑止するための反射防止膜が、X線透
過支持膜3表面と裏面の両面に、第1反射防止膜2と、
熱アルカリ溶液に対して耐性のある第2反射防止膜4と
して、それぞれ具備されていることから、十分な反射防
止作用による良好なアライメント精度が得られる。
【0038】また、上記第2反射防止膜4は、枠体基板
に窓部をパターンエッチングする際にエッチャントとし
て使用する熱アルカリ溶液に対して十分な耐性があるの
で、窓部7のバックエッチングに伴う同第2反射防止膜
4の変質や損傷が回避され、設計値通りの反射防止効果
が期待でき、結果的に、X線透過支持膜3が加工装置内
や真空装置内で破壊されてしまう危険性を大幅に減少で
きる。
【0039】また、本発明に係るX線露光用マスクA、
X線露光用マスクブランクBは、X線透過支持膜3裏面
側にある第2反射防止膜4が、シリコン基板のエッチャ
ントである熱アルカリ溶液に対してエッチングされにく
い薄膜であるため、窓部7のバックエッチングに伴う同
第2反射防止膜4の変質や損傷が回避され、設計値通り
の反射防止効果が期待できる。
【0040】以下に、本発明の具体的実施例を示す。
【0041】<実施例1>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0042】次に、第2反射防止膜4を形成した上記シ
リコン製枠体基板9の表裏両面に、厚さ2μmの窒化珪
素膜(SiNX )をスパッタリング法にて成膜し、枠体
基板の表面(主面)側である第2反射防止膜4上に窒化
珪素膜によるX線透過支持膜3を形成し、枠体基板9の
裏面側に窒化珪素膜による保護膜6を形成した。(図3
(b)参照)
【0043】そして、枠体基板9の主面側の上記X線透
過支持膜3上に、スパッタリング法により150nm厚
の酸化錫膜を成膜して、X線透過支持膜3の主面(表
面)側における酸化錫膜による第1反射防止膜2を形成
した。さらに、第1反射防止膜2上に、スパッタリング
法を用いてタンタル膜(Ta)を厚さ700nmに成膜
することによりX線吸収性膜8を形成して、本発明のX
線露光用マスクブランクBを得た。(図2、図3(c)
参照)
【0044】次に、上記X線露光用マスクブランクBの
X線吸収性膜8を電子線リソグラフィー法やフォトリソ
グラフィー法を用いてパターニングして所望のX線吸収
性パターン膜1を得た。(図3(d)参照)
【0045】また、枠体基板9裏面に形成された窒化珪
素膜による保護膜10をフォトリソグラフィ法を用いて
パターニングし、枠体基板9に窓部7を設けるためのバ
ックエッチングマスク6を形成した。(図3(d)参
照)
【0046】最後に、枠体基板9裏面を、前記バックエ
ッチングマスク6(エッチングレジストパターン膜)を
用いて、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム水溶
液により第2反射防止膜4面に到達するまでバックエッ
チングして、枠体基板9を枠体5に形成するとともに窓
部7を形成し、本発明のX線露光用マスクAを得た。
(図1参照)
【0047】このようにして作製した図1に示す本発明
のX線露光用マスクAでは、X線透過支持膜3の裏面側
にある第2反射防止膜4が、窓部7形成用のバックエッ
チングのエッチャントに対して耐性があるため、バック
エッチング後に第2反射防止膜4を形成していた従来の
危険なプロセスを経る必要がなく、また、X線露光用マ
スクブランクB作成前に設計した通りの第2反射防止膜
4による反射防止作用を有するX線露光用マスクAが得
られた。
【0048】<実施例2>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0049】次に、第2反射防止膜4が形成された上記
シリコン製の枠体基板9の表裏(主面側と裏面側)両面
に、厚さ2μmの炭化珪素膜(SiC)をスパッタリン
グ法にて成膜し、枠体基板9表面(主面)側に炭化珪素
膜によるX線透過支持膜3を形成し、裏面側に炭化珪素
膜による保護膜10を形成した。(図3(b)参照)
【0050】そして、枠体基板9表面(主面)側のX線
透過支持膜3上に、スパッタリング法により100nm
厚のアルミナ膜を成膜して、X線透過支持膜3表面(主
面)側にアルミナ膜による第1反射防止膜2を形成し
た。(図3(c)参照)
【0051】さらに、この第1反射防止膜2上に、スパ
ッタリング法を用いてタンタル膜を700nm成膜し
て、X線吸収性膜8を形成することにより、本発明のX
線露光用マスクブランクBを得た。(図2、図3(c)
参照)
【0052】次に、上記X線露光用マスクブランクBの
枠体基板9裏面側に形成されている炭化珪素膜による保
護膜10を、フォトリソグラフィ法を用いてパターニン
グして、バックエッチングマスク6を形成した。(図3
(d)参照)
【0053】続いて、上記X線露光用マスクブランクB
の枠体基板9表面(主面側)のタンタル膜によるX線吸
収性膜8を電子線リソグラフィー法やフォトリソグラフ
ィー法を用いてパターニングして所望のX線吸収性パタ
ーン膜1を得た。(図3(d)参照)
【0054】最後に、上記X線露光用マスクブランクB
のシリコン製の枠体基板9裏面を、炭化珪素膜によるバ
ックエッチングマスク6をエッチングマスクとして、濃
度30%、液温90℃の水酸化カリウム水溶液を用い
て、第2反射防止膜4面に到達するまでバックエッチン
グして、枠体基板9を枠体5に形成するとともに窓部7
を形成し、本発明のX線露光用マスクAを得た。(図1
参照)
【0055】このようにして作製した本発明のX線露光
用マスクAのX線透過支持膜3裏面側の第2反射防止膜
4は、バックエッチングのエッチャントに耐性があるた
め、バックエッチング後にX線透過支持膜3裏面側の第
2反射防止膜4を形成していた従来の危険なプロセスを
経る必要がなく、また、第2反射防止膜4は、X線露光
用マスクブランクB作成前に設計した通りの反射防止作
用を有するX線露光用マスクAが得られた。
【0056】<実施例3>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0057】次に、その第2反射防止膜4が形成された
枠体基板9両面に、厚さ2μmの炭化珪素膜をスパッタ
リング法にて成膜し、枠体基板9の主面側に、炭化珪素
膜によるX線透過支持膜3を形成し、裏面側に炭化珪素
膜による保護膜10を形成した。(図3(b)参照)
【0058】そして、枠体基板9主面側のX線透過支持
膜3上に、スパッタリング法により150nm厚の酸化
錫膜を成膜して、酸化錫膜による第1反射防止膜2を形
成した。(図3(c)参照)
【0059】さらに、この第1反射防止膜2上に、スパ
ッタリング法を用いてタンタル膜を700nm成膜し
て、タンタル膜によるX線吸収性膜8を形成することに
より、X線露光用マスクブランクBを得た。(図3
(c)参照)
【0060】次に、上記X線露光用マスクブランクB表
面(主面側)のタンタル膜によるX線吸収性膜8を、電
子線リソグラフィー法やフォトリソグラフィー法を用い
てパターニングして、所望のX線吸収体パターン膜1を
得た。(図3(d)参照)
【0061】また、上記X線露光用マスクブランクBの
裏面側の炭化珪素膜による保護膜10を、フォトリソグ
ラフィ法を用いてパターニングして、バックエッチング
マスク6を形成した。(図3(d)参照)
【0062】最後に、上記X線露光用マスクブランクB
の枠体基板9裏面のバックエッチングマスク6をエッチ
ングマスクとして、濃度30%、液温90℃の水酸化カ
リウム水溶液により、第2反射防止膜4面に到達するま
で枠体基板9をバックエッチングして、枠体5と窓部7
を形成した。(図4参照)
【0063】その後に、上記枠体基板9裏面のバックエ
ッチングマスク6上に、接着剤を介して窓部相当部を予
め孔設してあるパイレックスガラスをガラス台座11と
して貼合わせることにより、本発明のX線露光用マスク
を得た。(図4参照)
【0064】このようにして作製した本発明のX線露光
用マスクAでは、X線透過支持膜3裏面側の第2反射防
止膜4が、バックエッチングのエッチャントに耐性があ
るため、バックエッチング後に第2反射防止膜を形成し
ていた従来の危険なプロセスを経る必要がなく、また、
X線露光用マスクブランクB作成前に設計した通りの反
射防止効果を有するX線露光用マスクAが得られた。
【0065】<実施例4>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0066】次に、第2反射防止膜4が形成された枠体
基板9表裏(主面と裏面)両面に厚さ2μmの窒化珪素
膜をスパッタリング法にて成膜して、枠体基板9表面側
に窒化珪素膜によるX線透過支持膜3を形成し、裏面側
に窒化珪素膜による保護膜10を形成した。(図3
(b)参照)
【0067】そして、枠体基板9主面側のX線透過支持
膜3上に、スパッタリング法により100nm厚の二酸
化珪素膜を成膜して第1反射防止膜2を形成し、さら
に、第1反射防止膜2上に、スパッタリング法を用いて
タンタル膜を700nm成膜してX線吸収性膜8を形成
してX線露光用マスクブランクBを得た。(図3(c)
参照)
【0068】次に、上記X線露光用マスクブランクBの
窒化珪素膜による保護膜10をフォトリソグラフィ法等
を用いてパターニングすることにより、バックエッチン
グマスク6を得た。(図3(d)参照)
【0069】続いて、上記X線露光用マスクブランクB
のX線吸収性膜8を、電子線リソグラフィー法やフォト
リソグラフィー法を用いてパターニングして所望のX線
吸収性パターン膜1を設ける。(図4参照)
【0070】次に枠体基板9裏面のバックエッチングマ
スク6をエッチングマスクとして、濃度30%、液温9
0℃の水酸化カリウム水溶液により、枠体基板9裏面
を、第2反射防止膜4面に到達するまでバックエッチン
グして、枠体5と窓部7を形成する。(図4参照)
【0071】次に、枠体基板9裏面のバックエッチング
マスク6面に、接着剤を介して、窓部を予め設けてある
パイレックスガラスをガラス台座11として貼合わせる
ことにより、本発明のX線露光用マスクAを得た。(図
4参照)
【0072】このようにして作製した本発明のX線露光
用マスクAでは、X線透過支持膜3裏面側の第2反射防
止膜4が、バックエッチングのエッチャントに耐性があ
るため、バックエッチング後に第2反射防止膜4を形成
していた従来の危険なプロセスを経る必要がなく、ま
た、X線露光用マスクブランクB作成前に設計した通り
の反射防止作用を有するX線露光用マスクAが得られ
た。
【0073】<実施例5>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0074】次に、その枠体基板9表裏(主面と裏面)
両面に厚さ2μmの窒化珪素膜をスパッタリング法にて
成膜して、窒化珪素膜によるX線透過支持膜3と、窒化
珪素膜による保護膜10を形成した。(図3(b)参
照)
【0075】そして、窒化珪素膜によるX線透過支持膜
3上に、スパッタリング法により130nm厚のサイア
ロン膜を成膜して第1反射防止膜2を形成し、さらに、
このサイアロン膜による第1反射防止膜2上に、スパッ
タリング法を用いてタンタル膜を700nm成膜してX
線吸収性膜8を形成した。(図3(c)参照)
【0076】続いて、フォトリソグラフィ法等を用い
て、窒化珪素膜による保護膜10をパターニングして、
バックエッチングマスク6を形成した。(図3(d)参
照)
【0077】さらに、上記バックエッチングマスク6面
に、ガラス台座11として予め窓部を設けたパイレック
スガラスを接着剤を介して貼合わせることにより、本発
明のX線露光用マスクブランクBを得た。(図5参照)
【0078】続いて、上記X線露光用マスクブランクB
を、電子線リソグラフィー法やフォトリソグラフィー法
を用いて、X線吸収性膜8をパターニングして所望のX
線吸収性パターン膜1を設け、最後に、枠体基板9裏面
のバックエッチングマスク6をエッチングマスクとし
て、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム水溶液に
より、枠体基板9裏面をバックエッチングすることによ
り、枠体5と窓部7を形成し、本発明のX線露光用マス
クAを得た。(図4参照)
【0079】このようにして作製した本発明のX線露光
用マスクAでは、X線透過支持膜3の裏面側の第2反射
防止膜4が、バックエッチングのエッチャントに耐性が
あるため、バックエッチング後に第2反射防止膜4を形
成していた従来の危険なプロセスを経る必要がなく、ま
た、X線露光用マスクブランク作成前に設計した通りの
反射防止作用を有するX線露光用マスクAが得られた。
【0080】<実施例6>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0081】次に、その枠体基板9表裏(主面と裏面)
両面に厚さ2μmの炭化珪素膜をスパッタリング法にて
成膜して、炭化珪素膜によるX線透過支持膜3と、炭化
珪素膜による保護膜10を形成した。(図3(b)参
照)
【0082】そして、X線透過支持膜3上に、スパッタ
リング法により150nm厚の酸化錫膜を成膜して第1
反射防止膜2を形成し、さらに、この第1反射防止膜2
上にスパッタリング法を用いてタンタル膜を700nm
成膜してX線吸収性膜8を形成して、本発明のX線露光
用マスクブランクBを得た。(図3(c)参照)
【0083】続いて、フォトリソグラフィ法等を用いて
炭化珪素膜による保護膜10をパターニングして、バッ
クエッチングマスク6を形成し、そのバックエッチング
マスク6をエッチングマスクとして、濃度30%、液温
90℃の水酸化カリウム水溶液により、枠体基板9裏面
を第2反射防止膜4面に到達するまでバックエッチング
して、枠体5と窓部7を形成した。(図6参照)
【0084】続いて、電子線リソグラフィー法やフォト
リソグラフィー法を用いてX線吸収性膜8をパターニン
グして所望のX線吸収性パターン膜1を設けことによ
り、本発明のX線露光用マスクAを得た。(図1参照)
【0085】このようにして作製した本発明のX線露光
用マスクAでは、X線透過支持膜3裏面側の第2反射防
止膜4が、バックエッチングのエッチャントに耐性があ
るため、バックエッチング後に第2反射防止膜4を形成
していた従来の危険なプロセスを経る必要がなく、ま
た、X線露光用マスクブランクB作成前に設計した通り
の反射防止作用を有するX線露光用マスクが得られた。
【0086】<実施例7>大きさが3インチ径、厚さ1
mmのシリコン製の枠体基板9表面(主面)側に厚さ1
50nmの酸化錫膜をスパッタリング法にて成膜して、
酸化錫膜による第2反射防止膜4を形成した。(図3
(a)参照)
【0087】次に、その枠体基板9表裏(主面と裏面)
両面に厚さ2μmの窒化珪素膜をスパッタリング法にて
成膜して、窒化珪素膜によるX線透過支持膜3と、窒化
珪素膜による保護膜10を形成した。(図3(b)参
照)
【0088】そして、X線透過支持膜3上に、スパッタ
リング法により150nm厚の酸化錫膜を成膜して、第
1反射防止膜2を形成し、さらに、この第1反射防止膜
2上に、スパッタリング法を用いてタンタル膜を700
nm成膜してX線吸収性膜8を形成した。(図3(c)
参照)
【0089】続いて、フォトリソグラフィ法等を用い
て、窒化珪素膜による保護膜10をパターニングしてバ
ックエッチングマスク6を形成し、さらに、バックエッ
チングマスク6面に、ガラス台座11として予め窓部を
設けたパイレックスガラスを接着剤を介して貼合わせ
る。(図5参照)
【0090】さらに、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、枠体基板9裏面より、濃度30
%、液温90℃の水酸化カリウム水溶液によりバックエ
ッチングすることにより、枠体5と窓部7を形成して、
本発明のX線露光用マスクブランクBを得た。(図6参
照)
【0091】続いて、電子線リソグラフィー法やフォト
リソグラフィー法を用いてX線吸収性膜8をパターニン
グして所望のX線吸収性パターン膜1を設けることによ
り、本発明のX線露光用マスクAを得た。(図1参照)
【0092】このようにして作製した本発明のX線露光
用マスクAでは、X線透過支持膜3裏面側の第2反射防
止膜4が、バックエッチングのエッチャントに耐性があ
るため、バックエッチング後に第2反射防止膜4を形成
していた従来の危険なプロセスを経る必要がなく、ま
た、X線露光用マスクブランクB作成前に設計した通り
の反射防止作用を有するX線露光用マスクAが得られ
た。
【0093】
【発明の効果】本発明に係るX線露光用マスク及びX線
露光用マスクブランクは、X線透過性支持膜の表裏両面
に備える第1反射防止膜と第2反射防止膜のうち少なく
とも第2反射防止膜は、熱アルカリ溶液に対して十分な
耐性があるため、バックエッチングする際にエッチング
されてしまったり、剥離してしまうことがないため、第
2反射防止膜の剥離による加工装置内や真空装置内での
X線透過支持膜の破壊の危険性を回避できる効果があ
る。
【0094】また、本発明に係るX線露光用マスク及び
X線露光用マスクブランクは、従来のようなX線透過支
持膜裏面側に対する第2反射防止膜の補充形成が不要で
あるため、補充形成される反射防止膜の内部応力等によ
るX線吸収性パターン膜の位置変位の発生がなく、X線
露光用マスクとX線露光用マスクブランクの位置精度を
向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明のX線露光用マスクの一実施例におけ
る側断面図である。
【図2】第2発明のX線露光用マスクブランクの一実施
例における側断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、第1発明に係るX線マスク
の一実施例、及び第2発明に係るX線露光用マスクブラ
ンクの一実施例における製造工程を順に示す側断面図で
ある。
【図4】第1発明のX線露光用マスクの他の実施例にお
ける側断面図である。
【図5】第2発明のX線露光用マスクブランクの他の実
施例における側断面図である。
【図6】第2発明のX線露光用マスクブランクのその他
の実施例における側断面図である。
【図7】第2発明のX線露光用マスクブランクのその他
の実施例における側断面図である。
【図8】従来のX線露光用マスクの一例を説明する側断
面図である。
【符号の説明】
1…X線吸収性パターン膜 2…X線支持膜主面側の第
1反射防止膜 3…X線透過支持膜 4…X線透過支持膜裏面側反射防
止膜 5…シリコン製の枠体 6…バックエッチングマスク(エッチングレジストパタ
ーン膜) 7…窓部 8…X線吸収製膜 9…枠体基板 10…保
護膜 11…ガラス台座 A…X線露光用マスク B…X線露光用マスクブランク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−51066(JP,A) 特開 平6−61125(JP,A) 特開 平5−315229(JP,A) 特開 平5−136030(JP,A) 特開 平3−173638(JP,A) 特開 昭61−128251(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16 H01L 21/027

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓部7が孔設されたシリコン製の枠体5
    と、枠体5に支持されたX線透過支持膜3と、X線透過
    支持膜3上に設けられた重金属からなるX線吸収性パタ
    ーン1とを有し、X線吸収性パターン1とX線透過支持
    膜3との間に第1反射防止膜2と、X線透過支持膜3と
    枠体5との間に第2反射防止膜4とをそれぞれ具備する
    X線露光用マスクにおいて、軽元素の物質からなる第1
    反射防止膜2と、軽元素の物質からなるX線透過支持膜
    3と、熱アルカリ溶液に耐性のある酸化錫膜からなる第
    2反射防止膜4とを備えることを特徴とするX線露光用
    マスク。
  2. 【請求項2】前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜
    2が酸化錫膜である請求項1記載のX線露光用マスク。
  3. 【請求項3】前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜
    2がアルミナ膜である請求項1記載のX線露光用マス
    ク。
  4. 【請求項4】前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜
    2が二酸化珪素膜である請求項1記載のX線露光用マス
    ク。
  5. 【請求項5】前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜
    2がサイアロン膜である請求項1記載のX線露光用マス
    ク。
  6. 【請求項6】前記軽元素の物質からなるX線透過支持膜
    3が窒化珪素膜である請求項1記載のX線露光用マス
    ク。
  7. 【請求項7】前記軽元素の物質からなるX線透過支持膜
    3が炭化珪素膜である請求項1記載のX線露光用マス
    ク。
  8. 【請求項8】シリコン製の枠体基板9上に、熱アルカリ
    溶液に耐性のある酸化錫膜からなる第2反射防止膜4
    と、軽元素の物質からなるX線透過支持膜3と、軽元素
    の物質からなる第1反射防止膜2と、重金属からなるX
    線吸収性膜8がこの順序で設けられていることを特徴と
    するX線露光用マスクブランク。
  9. 【請求項9】前記軽元素の物質からなる第1反射防止膜
    2が酸化錫膜である請求項8記載のX線露光用マスクブ
    ランク。
  10. 【請求項10】前記軽元素の物質からなる第1反射防止
    膜2がアルミナ膜である請求項8記載のX線露光用マス
    クブランク。
  11. 【請求項11】前記軽元素の物質からなる第1反射防止
    膜2がサイアロン膜である請求項8記載のX線露光用マ
    スクブランク。
  12. 【請求項12】前記軽元素の物質からなる第1反射防止
    膜2が二酸化珪素膜である請求項8記載のX線露光用マ
    スクブランク。
  13. 【請求項13】前記軽元素の物質からなるX線透過支持
    膜3が窒化珪素膜である請求項8記載のX線露光用マス
    クブランク。
  14. 【請求項14】前記軽元素の物質からなるX線透過支持
    膜3が炭化珪素膜である請求項8記載のX線露光用マス
    クブランク。
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