JP3338073B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP3338073B2
JP3338073B2 JP32022591A JP32022591A JP3338073B2 JP 3338073 B2 JP3338073 B2 JP 3338073B2 JP 32022591 A JP32022591 A JP 32022591A JP 32022591 A JP32022591 A JP 32022591A JP 3338073 B2 JP3338073 B2 JP 3338073B2
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル化したオーデ
ィオ信号等が任意に記憶媒体、例えば記録可能なコンパ
クトディスクを用いた情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽情報等の連続情報が光学的に
検出可能な微小ピットによりデジタル信号として記録さ
れた、いわゆる、コンパクトディスク(以下、CDと呼
ぶ)が広く使用されている。CDは再生専用の光ディス
ク再生装置(CDプレーヤ)により再生が行われるよう
になっている。
【0003】図15及び図16はCDで用いられる信号
フォーマットを説明するための略図である。図15に示
すように記録信号の1フレーム101aは、フレームの
先頭を示すフレーム同期信号101bと、データの付加
情報を示すサブコード101cと、主情報である24バ
イトデータにエラー検出訂正用パリティ符号を付加した
データフィールド101dにより構成される。尚、デー
タフィールド101dはCIRC(Cross Int
erleaved Reed SolomonCod
e)と呼ばれる非完結型インタリーブを組み合わせたエ
ラー検出訂正方式で構成される。
【0004】又、サブコード101cは図16に示すよ
うに上記フレームが98個で1つのサブコーディングフ
レーム102c(以下セクタと呼ぶ)を成し、トラック
番号(主情報が音楽情報の場合は曲番号と呼ばれる)及
びディスク上の絶対アドレス情報等が示される。上記セ
クタ長は1/75秒であるので、75のセクタで1秒と
なり、セクタ番号は分:秒:フレームの情報(フレーム
は75進)として、ディスクの最内周より順次増加する
連続した時間情報及び位置情報を成している。更にセク
タ内のデータフィールド102dは98フレーム構成に
よって2352バイトの主データと784バイトのバリ
ティで構成され、主データにオーディオ情報が配置され
る場合は、CDフォーマットによれば、標本化周波数が
44.1kHz,量子化が16ビット直線、チャンネル
数が2(ステレオ)となっているため、1秒当たりのデ
ータ数は、44.1kHz×16×2=1.4112M
ビット=176.4kバイトであり、1セクタ当たりの
データ数は、176.4kバイト/75=2352バイ
トとなり、上記の主データとして割り当てられている。
【0005】図14はCDにおけるディスク上の領域配
置を示す模式図である。ディスク100aは音楽情報等
の主情報及び上記サブコードによるセクタ番号が含まれ
る主情報記録領域100bと、上記主情報記録領域10
0bに記録された各々の主情報に関する付加情報、例え
ば各トラック番号及び各トラックの記録開始セクタ番号
と、そのトラックが音楽等のオーディオ情報か又はコン
ピュータ用データかを識別する情報等がサブコードで示
されるTOC(Table Of Contents)
領域100aより構成されている。上記フォーマットに
より、CDプレーヤにおいてはディスクの装填時に上記
TOC領域100aのサブコード情報を読み出すことに
より、各々の主情報の数(音楽情報の場合、曲数に相
当)及びその記録開始位置のセクタ番号と、情報の種別
(オーディオ又はデータ)を認知し、以後の再生指示に
対して所望のトラックの再生が、TOC領域100aの
情報と、主情報記録領域100bのサブコードによるセ
クタ番号の照合を行うことにより、アクセス動作を伴っ
て速やかに実行される。
【0006】又、CDではディスク製造者側で予め高度
な編集作業、例えば複数の曲が適当な曲間無音領域で区
切られて記録されており、ユーザー側で最も多用される
使用法である連続再生も違和感なく行われるのが通常で
ある。
【0007】これらCDは記録時に線速度一定、いわゆ
るCLV(Constant Linear Volo
city)方式で記録されている為、記録密度がディス
ク上のどの位置でも一定であり、記録容量の向上を達成
している。実際のCDプレーヤにおいては、上記信号フ
ォーマットでCLV記録されたCDの再生信号、例えば
フレーム同期信号の間隔が基準長となるよう、ディスク
の回転制御を行うことしにより、CLV制御が実行され
る。
【0008】一方、近年開発が進められている光磁気デ
ィスク等の書き換え可能型のディスクに音楽情報やコン
ピュータ情報等の各種情報を記録して使用する際に、従
来のCDとの間で再生方式を共通化し、互換性を有する
ディスク記録再生装置を提供することが望ましい。
【0009】この場合、特に情報の記録を行っていない
初期ディスクにおいては、上記CDの信号フォーマット
によるサブコードを用いた絶対アドレス情報及びCLV
制御に用いていたフレーム同期信号等、一切存在しない
ため、記録に先立った任意セクタ位置へのアクセス動作
及び、記録中にも必要なCLV制御が行えなくなる。そ
こで、前記サブコードによる絶対アドレス情報と等価な
絶対アドレスの記録方式として、絶対アドレスをバイフ
ェーズマーク変調後、各ビットが“1”か“0”かに応
じて光ディスクの案内溝をディスク半径方向の内側又は
外側に偏倚させるか又は案内溝の幅を変更するようにし
たものが提案されている(特開昭64−39632号公
報参照)。
【0010】その場合、バイフェーズマーク変調による
絶対アドレスの周波数帯域と、EFM(Eight t
o Fourteen Modulation)変調に
よる記録情報の周波数帯域とを相違させておけば、両者
を互いに分離して再生することが可能であり、記録情報
がない領域に対しても案内溝を用いた上記絶対アドレス
を用いてアクセス動作が可能である。又、CLV制御に
ついても上記絶対アドレスの再生キャリア成分を用いる
ことにより、正確なCLV制御が可能であり、記録中に
おいても同様に実施可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記書
き換え可能ディスクを用いたディスク記録再生装置にお
いては、主情報領域内の任意の位置への再記録が可能で
あるが故、前記CDのように各曲が所定の曲間時間を有
して記録されるとは限らず、例えば図11に示すように
1曲目の11aと2曲目の11cのように間に未記録部
11bが存在する場合がある。このように記録された情
報を連続再生する場合、1曲目の11aが終了した段階
から2曲目の11cを再生するまでの間、未記録部であ
る11bの領域は無音部分として再生されるが、無音部
分が長時間(例えば7秒以上)に渡る場合は聴取者にと
っては不快である。
【0012】又、図12Aに示すように、1曲目の12
aから4曲目の12gまでの記録が既になされていて、
2曲目の12c位置より別の曲である12hの記録を行
う場合において、12hが12cより短い場合は図12
Bに示すように12hと3曲目の12eとの間に旧2曲
目の後部残り12cが存在し、以後の連続再生では12
hの再生終了後、不要な12cの再生がなされてしまう
し、書き換えを行う更に新たな2曲目12iが12cよ
りも長い場合は図12Cで示すように12iと4曲目の
12gとの間に旧3曲目の後部残り12eが存在し、以
後の連続再生では12iの再生終了後、不要な12eの
再生がなされてしまう。
【0013】又、例えば図12Cにおいて、12e以降
の曲が不要である場合、即ち1曲目の12aと2曲目の
12iだけを残して3曲目以降を不要な部分として扱い
たい場合(これは一旦記録したディスクに対して全面消
去を行う事なく再使用する場合の途中段階で生ずる)に
おいても、連続再生を行えば再生装置を止めない限り必
然的に3曲目以降も再生されてしまう。
【0014】更に、記録を開始するタイミングが、曲が
開始するタイミングとほぼ同等である場合や、放送もし
くは他の記録媒体をソースとした場合には、図13に示
すように1曲目13aと2曲目13bの曲間で示すよう
な曲間がゼロに近い状態で記録される場合がある。この
場合の連続再生においては、1曲目13aの再生終了
後、直ちに2曲目13bの再生が開始され、聴取者にと
っては慌ただしくて好ましくない。
【0015】又、これらの記録再生装置においてはTO
C情報を用いてディスク上の収録内容を管理できること
により、指定の曲を指定の順序で演奏するいわゆるプロ
グラム演奏が迅速なアクセス動作と相俟って可能である
のが大きな特徴であるが、この場合、各曲が演奏終了す
る毎にアクセス動作を伴うため曲間の無音時間に対しデ
ィスク上の存在場所によって変化する不均一なアクセス
時間が付加され、均一な曲間時間による連続再生が困難
であった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報再生装
置は上述の問題点を解決するために、絶対アドレス情報
が事前形成され、音楽等の主情報が複数記録される主情
報領域と、主情報毎の曲番号と記録開始位置及び記録終
了位置が前記絶対アドレス情報に対応して示される管理
情報領域とを有する記録媒体を用いた情報記録再生装置
であって、該主情報を読み出す第1再生手段と、該管理
情報を読み出して記憶する第1メモリ手段と、第1再生
手段による該主情報を一旦記憶する第2メモリ手段と、
第2メモリ手段に記憶されている該主情報を読み出して
再生する第2再生手段と、第1メモリ手段に記憶された
該管理情報としての曲の記録終了位置を示す終了絶対ア
ドレス情報と、再生動作中に第2メモリ手段に記憶され
る再生情報に対応して逐次認識した絶対アドレス情報と
を比較する第1演算手段と、第1メモリ手段に記憶され
該終了絶対アドレス情報と第2メモリ手段の読み出
しに伴う再生情報のアドレス情報とを比較する第2演算
手段と、第1演算手段の比較で終了絶対アドレス情報と
絶対アドレス情報とが一致したという結果によって再生
情報の第2メモリ手段への書き込みを中断し、次に再生
すべき再生情報へのアクセス動作を開始すると共に、第
2演算手段の比較で終了絶対アドレス情報とアドレス情
報とが一致したという結果によって消音動作並びにタイ
マーの計数を開始し、次に再生すべき再生情報へのアク
セスが終了したら第2メモリ手段への再生情報書込みを
再開し、タイマーが所定計数値になった時点で消音動作
を解除して第2メモリ手段からの再生情報読み出しを再
開する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
【作用】本発明に係る情報記録再生装置では、予め読み
出され記録された音楽情報毎の管理情報と、再生動作中
に逐次得られる絶対アドレス情報を比較することによっ
て音楽情報の曲単位のメモリ書き込み終了を認識し、次
曲の先頭へアクセスして待機する一方、音楽情報毎の管
理情報とメモリ読みだしによる再生情報のアドレス情報
を比較することにより音楽情報の曲単位の再生終了を認
識し、タイマーを起動することによってアクセス時間を
相殺した所定の一律曲間時間経過後に次曲の再生動作が
継続されることにより、記録媒体上の音楽情報配置形態
並びに演奏順序に左右されない良好な連続再生動作が行
われる。
【0018】
【実施例】本発明を書き換え可能型ディスクを用いたデ
ィスク記録再生装置に適用した場合の一実施例につい
て、図1乃至図10に基づいて説明すれば、以下の通り
である。
【0019】図2に示すように、書き換え可能型の光デ
ィスクとしての光磁気ディスクには、その内周側端部に
管理情報領域であるTOC領域1aが設けられると共
に、TOC領域1aの外側の大部分の領域が主情報領域
1bとされている。主情報領域1bには、音楽情報が記
録される一方、TOC領域1aには、主情報1bに記録
された各情報に関する付加情報、例えば、各情報毎の曲
番号と開始絶対アドレス位置及び終了絶対アドレス位置
等が記録されるようになっている。ここで用いられる信
号フォーマットは従来例の説明で用いた図15及び図1
6のものと同一とすることができる。
【0020】第3図に示すように、光磁気ディスク1に
おけるTOC領域1a及び主情報領域1bには予め螺旋
状の案内溝2,2・・・(便宜状ハッチングで示す)が
ディスク半径方向に所定の間隔を隔てて形成されてい
る。そして、ディスク上の絶対アドレスは、バイフェー
ズマーク変調後、“1”であるか、あるいは“0”であ
るかに対応して、案内溝2,2・・・が光磁気ディスク
1の半径方向の内側又は外側に偏倚させられている。
尚、上記の絶対アドレスがディスク上の位置を表すと共
に、CLVの回転制御情報としての事前記録情報とな
る。又、ここでの絶対アドレスは前記CDフォーマット
における1セクタと対応しているため、以下、セクタと
も呼ぶことにする。
【0021】図4乃至図6は図15及び図16のフォー
マットをベースとして本実施例で用いられるデータ配置
の一実施例である。
【0022】図4は図16で示されたセクタ構造の内、
2352バイトの主データ部分についてのフォーマット
を示したものであり、主データフィールド103aはセ
クタの先頭を識別するためのセクタ同期信号103b、
セクタ毎の番地を示すセクタアドレス103c、及びユ
ーザデータ103dにより構成される。尚、セクタアド
レスとしては例えば光磁気ディスク1上に事前記録され
た上記絶対アドレス情報と同一の値となっている。これ
らのバイト構成は、CD−ROM(Compact D
isc−Read Only Memory)での例を
適用すれば、セクタ同期信号103bは12バイト、セ
クタアドレス103cは4バイト(CD−ROMではヘ
ッダと呼ばれる)を割り当てることができる。従って、
セクタ当たりのユーザデータとしては、2352−12
−4=2336バイトを用いることができる。
【0023】図5は本実施例で情報の書き換えを可能に
するために用いられるブロック構造のフォーマットを示
したものであり、記録再生動作の最小単位であるブロッ
ク(104a)は、セクタ0(104b)乃至セクタ1
4(104p)の合計15個のセクタで構成される。こ
の内、セクタ0(104b)とセクタ1(104c)、
及びセクタ13(104o)とセクタ14(104p)
はブロック単位で書き換えを行うために付加されるセク
タ群である。これは、上記のようなCDの信号フォーマ
ットを用いて情報の書き換えを行おうとすると、前記C
IRCによる非完結型インタリーブによって目的のセク
タ位置の情報が実際のディスク上では前後のセクタに分
散してしまうため、所望のセクタのみの書き換えが困難
となるためである。(詳細には特公昭64−55787
号公報等でも説明されているので参照されたい。)CD
フォーマットによれば、記録情報は総て連続している
が、書き換えを行えば記録の開始及び終了点では多数の
データ誤りが発生してしまい、CIRC本来の訂正能力
を実現しようとすると、非完結型インタリーブによる符
号伝潘長は105フレーム必要であるから、98フレー
ムで構成されるセクタに対し、前後に1.07セクタ→
2セクタの付加セクタを設けることが望ましい。又、前
部の付加セクタは記録開始点からのPLL(Phase
Locked Loop)の引き込み用領域としても
必要である。従って、上記ブロック104aは15個の
セクタの内、ユーザデータが配置されるセクタ群の前後
に各々2個の付加セクタが割り当てられていると共に、
データブロック105がセクタ2(104d)乃至セク
タ12(104n)の11個のセクタに配置され、23
36×11≒25.7kバイト≒206kビットが与え
られている。
【0024】更に、図6は実際の音楽情報に用いられる
上記ブロックの配置を表しており、音楽1曲相当のプロ
グラム106aはブロックB0(106b)乃至ブロッ
クBn(106(n))のような連続するブロックの集
合で構成されることを示している。
【0025】図9は本発明に係る情報記録再生装置の一
実施例を示すブロック図である。本実施例に係る情報記
録再生装置は前記の光磁気ディスク1を支持して回転さ
せるスピンドルモータ4と、記録及び再生時に光磁気デ
ィスク1にレーザ光を照射する光ヘッド3と、記録時に
光磁気ディスク1に磁界を印加するコイル25を備えて
いる。本情報記録再生装置はいわゆる磁界変調方式で記
録を行うように構成され、かつ記録済みの情報の上に新
たな情報を重ねて記録するオーバーライトが行えるよう
になっている。まず、基本的な情報記録動作に沿って説
明すると、入力端子20から入力されたアナログ情報
は、A/D(アナログ/デジタル)コンバータ21でデ
ジタル信号に変換された後、情報圧縮処理回路22に供
給される。情報圧縮処理回路22は、A/Dコンバータ
21から連続して入力されるデジタルオーディオ情報を
所定のアルゴリズムを用いて圧縮処理を行う部分であ
り、標本化周波数=44.1kHz、量子化ビット数=
16ビットのオーディオ情報を1チャンネル当たり12
8kbps(ここでは2チャンネルを扱うため、256
kbpsとなる。)に圧縮する。即ち、44.1kHz
×16×2≒1.41Mbpsの情報を、256kbp
sの情報に圧縮するのであるから、256k/1.41
M≒1/5.5の圧縮率が得られることになる。具体的
手法については、例えば 林 伸二『サウンド符号化の
アルゴリズムと標準化動向』(信学技報Vol.89
No.434 pp.17−22)等で紹介されている
ような種々の方式を用いることができるが、ここではそ
の内容に限定されないため説明は省略する。
【0026】又、情報圧縮処理回路22では、前記圧縮
処理の他、図4で示すセクタ内の主データフォーマット
に従ってセクタ同期信号103b、及びコントローラ1
0より与えられるセクタアドレス103cの付加をセク
タ毎に行った後、図5で示す付加セクタを生成し、圧縮
オーディオ情報と共に圧縮オーディオブロックとして一
旦バッファメモリ15に書き込んだ後、コントローラ1
0の指示により必要なタイミングで読み出されて記録デ
ータ処理回路23へ送られる。記録データ処理回路23
ではバッファメモリ15からの圧縮オーディオブロック
にCIRCによるエラー検出訂正用パリティの生成付加
を行い、コントローラ10からのサブコード情報が付加
されて、EFM変調後、更にフレーム同期信号を付加し
て、コイルドライバ25に供給されるようになってい
る。コイルドライバ25は供給された信号に基づいて、
コイル26を駆動し、それと同時に光ヘッド3から光磁
気ディスク1にレーザ光が照射されることにより、信号
の記録が行われるものである。
【0027】次に、基本的な再生動作において、光ヘッ
ド3で再生された信号は再生アンプ5で増幅され、2値
化された光磁気信号Psが再生データ処理回路9に供給
されると共に、前記事前記録情報が事前記録情報検出回
路6に送られる。事前記録情報検出回路6は例えば帯域
通過フィルタとPLLにより構成され、帯域通過フィル
タにより抽出された再生信号中の事前記録情報に対し、
PLLによって同期したクロックが生成されるようにな
っている。そして絶対アドレス情報のバイフェーズマー
ク変調からなる上記事前記録情報に同期したクロックが
CLV制御回路7に供給される。
【0028】CLV制御回路7では事前記録情報検出回
路6からの上記同期クロックと、内部で保有している基
準周波数とを比較し、その差信号でスピンドルモータ4
を制御することにより、正確なCLV制御が実施され
る。又、事前記録情報検出回路6で抽出された再生信号
中の事前記録情報は絶対アドレス検出回路8へ供給され
る。
【0029】絶対アドレス検出回路8はバイフェーズマ
ーク復調回路及びアドレスデコーダよりなり、事前記録
情報検出回路6で抽出された事前記録情報のバイフェー
ズマーク復調を行った後、アドレスデータによりディス
ク上の位置情報、即ちセクタ番号である絶対アドレス値
にデコードされて、コントローラ10へ供給される。
【0030】再生データ処理回路9では再生アンプ5か
ら供給される再生信号中の2値化光磁気信号Psからフ
レーム同期信号の分離及びEFM復調を行いサブコード
情報を分離してコントローラ10へ送出すると共に、再
生データのパリティを用いたCIRCによるエラー訂正
動作を行う。再生データ処理回路9によりエラー訂正さ
れた再生データは、圧縮オーディオブロックとしてコン
トローラ10の指示によりバッファメモリ15へ一旦書
き込まれた後、コントローラ10の指示により読み出さ
れて情報伸張処理回路16及びセクタアドレス検出回路
19へ供給される。情報伸張処理回路16ではバッファ
メモリ15から読み出される圧縮オーディオブロックの
内、圧縮されたオーディオデータについて、所定の伸張
動作(前記圧縮処理に対応する伸張処理)を行い、D/
Aコンバータ17へ逐次供給することにより、端子18
からはアナログに復元されたオーディオ情報が再生出力
される。尚、D/Aコンバータ17はコントローラ10
からの指示により、消音動作も可能なように構成されて
いる。
【0031】一方、セクタアドレス検出回路19は、バ
ッファメモリ15から読み出される圧縮オーディオブロ
ックの内、セクタアドレス部分を抜き取ってセクタアド
レス情報としてコントローラ10へ供給する。
【0032】コントローラ10は操作部13を介してユ
ーザーの記録再生指示等を受けると共に、記録再生に拘
わる曲番号、時間情報等を表示部12に逐次表示するよ
うになっている。又、絶対アドレス検出回路8からの絶
対アドレス情報(即ちセクタ値)を受けてディスク上の
光ヘッド3の位置を認識すると共に、図示しない光ヘッ
ド移動機構を用いて光ヘッドを所望の位置へ移動させる
アクセス機能を有する。又、再生データ処理回路9から
与えられるサブコード情報の認識を行うと共に、認識し
たサブコードがTOC領域の内容である場合にはTOC
メモリ11へ管理情報として記憶させ、必要に応じてT
OCメモリ11から管理情報の読みだしを行う。更に、
タイマー14をリセットした後、計数の開始を指示する
と共に、タイマー14の計数状態を逐次監視できるよう
構成される。又、記録時には情報圧縮処理回路22に対
し、絶対アドレス情報に対応したセクタアドレスを供給
すると共に、記録を行った主情報(音楽情報)に対応す
る絶対アドレス情報をTOCメモリ11に記憶し、必要
に応じてTOCメモリ11の内容をサブコード情報とし
て記録データ処理回路23に供給することによって、光
磁気ディスク1のTOC領域1aへの管理情報登録が行
われる。
【0033】更に、絶対アドレス検出回路8からの絶対
アドレス情報とTOCメモリ11に記憶されている管理
情報との比較を行う第1演算手段、及びセクタアドレス
検出部19から再生検出されるセクタアドレス情報を認
識し、TOCメモリ11に記憶されている管理情報との
比較を行う第2演算手段を構成する。又、バッファメモ
リ15への圧縮オーディオブロック書き込み、及び読み
だしの指示を上記諸動作に関連して実施する制御手段を
成す。
【0034】図7及び図8は本情報記録再生装置の基本
的な記録再生動作を更に詳細に説明するための概略タイ
ミングチャートであり、図9と併せて説明すると以下の
通りである。図7は記録時における動作を示しており、
7Aは情報圧縮処理回路22の入力情報(圧縮前のデジ
タルオーディオ情報列)、7Bは情報圧縮処理回路22
から出力されてバッファメモリ15に書き込まれる圧縮
オーディオブロック(圧縮後のオーディオ情報列)、7
Cはバッファメモリ15から読み出されて記録データ処
理回路23へ出力される圧縮オーディオブロック(記録
される圧縮オーディオブロック)の各々の関係を示す。
尚、図7中ハッチング部分は情報転送のない区間を示
す。
【0035】端子20から入力されるアナログオーディ
オ情報は連続した情報であり、A/Dコンバータ21に
よって1.41Mbpsのデジタルオーディオ情報に変
換されるが、ここでの連続情報を後述のブロック対応さ
れると、図7Aで示すようにブロックA0(107
a)、A1(107b)、A2(107c)・・・は各
々約0.8秒に相当するオーディオ情報を成しており、
情報量は、(44.1kHz×16ビット×2チャンネ
ル×0.8秒=1.12896Mビット)=141.1
2kバイトとなっている。これらの圧縮前情報列は情報
圧縮処理回路22によって、約1/5.5に圧縮される
ため、141.12kバイト/5.5≒25.66kバ
イトの圧縮オーディオ情報となり、更に、図4で示すセ
クタ同期信号及びセクタアドレス情報と、図5に示す付
加セクタ群が付加されて、図7Bで示すようにtw0よ
り若干の処理時間遅れを伴ってtw1の時点よりバッフ
ァメモリ15へ圧縮オーディオブロックB0(108
b),B1(108c),B2(108d)・・・とし
て逐次書き込まれる。
【0036】尚、図7Bに示される圧縮オーディオブロ
ックは、1ブロック当たりの上記圧縮オーディオ情報
(25.66kバイト)にセクタ同期信号(12バイト
×15セクタ)とセクタアドレス情報(4バイト×15
セクタ)、及び付加セクタ(2336バイト×4セク
タ)が加えられるため、ブロックの総容量は、25.6
6k+(12×15)+(4×15)+(2336×
4)≒35.2kバイトであり、バッファメモリ(1
5)への書き込み転送速度は、((35.2kバイト×
8ビット)/0.8秒)≒352.4kbpsとなって
いる。
【0037】一方、バッファメモリ15に書き込まれた
圧縮オーディオブロックは図7Cで示すように圧縮オー
ディオブロックのバッファメモリ15への書き込みが完
了する毎に(tw2,tw4・・・)圧縮オーディオブ
ロックB0(109b),B1(109d)・・・をバ
ッファメモリ15から読み出して記録データ処理回路2
3に出力することにより、前記一連の動作を伴って記録
が実施される。
【0038】尚、図7Cにおけるメモリ読みだし速度
(記録実施の転送速度に該当する)は、従来のCDと同
一の1.41Mbpsであり、上記メモリ書き込み転送
速度に比べると、(1.41Mbps/352.4kb
ps)≒4倍となっている。この関係は、光磁気ディス
ク1上の圧縮オーディオブロック(B0(109b),
B1(109d)・・・)が各々15セクタで構成され
ており、1セクタ当たりの時間が前述したように1/7
5秒であるから、(1/75)×15=0.2秒とな
り、前述した圧縮前のオーディオブロックA0(107
a),A1(107b),A2(107c)・・・の占
有時間である0.8称と比較しても、0.2/0.8=
4倍となっており、前記転送速度比と一致している。
【0039】従って、実際の記録動作は1ブロックの圧
縮オーディオブロック時間に対して1/4の時間で実施
されると共に、残りの3/4の時間は待機中となり、以
降これらの間欠記録動作の繰り返しにより、外部入力さ
れる連続オーディオ情報の記録が行われる。
【0040】図8は再生時における動作を示しており、
8Aは光磁気ディスク1から再生されて、再生データ処
理回路9よりバッファメモリ15に書き込まれる圧縮オ
ーディオブロック、8Bはバッファメモリ15から読み
出されて情報伸張処理回路16に供給される圧縮オーデ
ィオブロック、8Cは情報伸張処理回路16から出力さ
れる伸張後のオーディオ情報列の各々の関係を示してい
る。尚、図8中ハッチング部分は情報転送のない区間を
示す。
【0041】まず、tr0乃至tr3において、図8A
に示すように圧縮オーディオブロックB0(110a)
・・・B3(110d)が一気にバッファメモリ15に
書き込まれた後、書き込みが中断される。ここで一旦中
断するのはバッファメモリ15の容量が有限であるから
であり、本実施例においては説明の便宜上、約150k
バイトの容量を有しているため、バッファメモリ15に
蓄えられる圧縮オーディオブロック数は、(150kバ
イト/35.2kバイト)≒4.3となり、4ブロック
を記憶した時点で書き込みを中断するよう構成される。
【0042】尚、図8Aに於けるバッファメモリ書き込
み転送速度は上記記録時と対応して1.41Mbpsで
ある。並行して図8Bにおいてはtr1の時点で圧縮オ
ーディオブロックB0(110a)のバッファメモリ書
き込みが完了したことにより、読みだし動作が開始され
る。ここでの圧縮オーディオブロック(B0(111
b))のメモリ読みだし転送速度は上記記録時と対応し
て352.4kbpsである。
【0043】又、オーディオ情報伸張後のオーディオ再
生については、図8Cに示すように、tr1より若干の
処理時間遅れを伴ってtr2の時点より情報伸張処理回
路16から伸張後のオーディオ出力が開始されることに
より行われる。一方、tr4の時点に達すると図8Bに
おける圧縮オーディオブロックB0(111b)の読み
出しが完了したことによりバッファメモリ15に空きが
生じるため、図8Aに示すように圧縮オーディオブロッ
クB4(110f)の再生、即ちバッファメモリ15へ
の書き込みが行われ、再び待機状態となる。
【0044】尚、バッファメモリ15への書き込み転送
速度と読みだし転送速度の比は、(1.41Mbps/
352.4kbps)≒4倍となっており、従って、実
際の再生動作は1ブロックの圧縮オーディオブロック時
間に対して1/4の時間で実施されると共に、残りの3
/4の時間は待機中となり、以後、同様にバッファメモ
リ15に空きが生じる毎に間欠的に光磁気ディスク1か
ら圧縮オーディオブロックを読み出してバッファメモリ
15に書き込み(補給)していくことにより、連続した
オーディオ情報の再生が途切れる事なく実施される。
【0045】図1は本発明の情報記録再生装置におけ
る、上記基本的な諸動作を基にした連続再生動作の一例
を示すフローチャートであり、図10に示すような主情
報領域の音楽情報に対し、表1に示すような管理情報が
光磁気ディスク1のTOC領域1aより読み出されてT
OCメモリ11に記憶されている場合を例として説明す
る。
【0046】
【表1】
【0047】具体的には、図10において、1曲目10
aは[01分00秒01フレーム]より開始し、[04
分38秒60フレーム]で終了している。その後に長い
未記録部10bが存在し、2曲目10cは[08分15
秒31フレーム]より[12分51秒45フレーム]を
占めている。3曲目10dは初期記録されていた旧3曲
目の音楽情報領域に別の音楽情報を新しく再記録したも
のであって、[12分51秒46フレーム]より[16
分43秒20フレーム]を占めているが、2曲目10c
の終了後の曲間が存在せず、又、3曲目10dの終了後
に、再記録する前の旧3曲目の後部10eが残されてい
る状態の列である。
【0048】又、旧3曲目10eの後部には未記録部1
0fが存在し、最終曲である4曲目10gは[18分4
7秒41フレーム]より[59分59秒00フレーム]
を占めている。従ってこの例では、1曲目の後の長時間
に渡る未記録部10b、及び旧3曲目10eとその後の
未記録部10fについては再生不要とすると共に、各曲
間に所定の無音再生時間を設定して連続再生を行うこと
を目標としている。
【0049】以下に図1のフローチャート及び図10の
音楽情報配置図を用いて通常の連続再生動作、即ち1曲
目乃至4曲目までを連続再生する場合の動作を説明す
る。尚、バッファメモリ15に圧縮オーディオブロック
が満たされることによる書き込み中断(再生動作待機)
及びバッファメモリ15から圧縮オーディオブロックが
読み出されることによる書き込み再開(再生動作再開)
については図8の動作を基本として逐次実施されるもの
であり、以下の説明からは便宜上省略している。
【0050】ユーザーからの再生指示が操作部13より
与えられ、コントローラ10に指示されると(S0)、
コントローラ10はまず指定曲番号、即ちこの場合は1
曲目10aの記録開始位置である[01分00秒01フ
レーム]にアクセス動作を行い(S1)、再生を行って
バッファメモリ15への書き込みを開始する(S2)と
共に、S3にてバッファメモリ15からの読みだしを開
始し、消音動作の解除をD/Aコンバータ17に指示す
ることにより、1曲目10aのオーディオ情報が光ヘッ
ド3、再生アンプ5、再生データ処理回路9、バッファ
メモリ15、情報伸張処理回路16乃至D/Aコンバー
タ17を介しての再生が開始される。
【0051】次に、再生動作中に逐次読み出される絶対
アドレス情報を絶対アドレス検出回路8より受け(S
4)、現在再生中の曲、即ち1曲目10aの終了絶対ア
ドレス位置である[04分38秒60フレーム]に達し
ているか否かが比較される(S5)。終了絶対アドレス
位置に達していない場合はS4に戻って上記動作が繰り
返され、終了絶対アドレス位置に達するとS6にてバッ
ファメモリ15への書き込み中断の指示がなされる。
尚、この時点においてはバッファメモリ15に蓄えられ
た1曲目10a最後部の圧縮オーディオブロックが3乃
至4ブロック残されており、端子18におけるオーディ
オ情報の再生は継続している。ここで、バッファメモリ
15に保有された圧縮オーディオブロックは1ブロック
当たり伸張後のオーディオ情報換算で約0.8秒である
ため、バッファメモリ書き込みが中断された後でも2.
4乃至3.2秒の継続再生が可能である。
【0052】次に、次曲の再生候補が存在するか否かが
判断され(S7)、ここでは次曲の再生候補が2曲目1
0cであるので、次曲である2曲目10cの開始絶対ア
ドレス位置である[08分15秒31フレーム]の位置
へのアクセス動作を開始する(S8)が、アクセス所要
時間は音楽情報のディスク上配置やアクセス距離によっ
て特にスピンドルモータ4のCLV制御が伴うため一定
でなく、例えば0.1秒乃至5.0秒の幅を持つ。本例
ではこのアクセス動作により、1曲目10aの後部に存
在する不要な長い未記録領域10bの再生動作がスキッ
プされることになる。
【0053】そして、実際のアクセス動作と並行して、
現在バッファメモリ15から読み出されて再生されてい
るオーディオブロックに対するセクタアドレス情報の認
識を行い(S9)、現在再生中の曲、即ち1曲目10a
の終了絶対アドレス位置である[04分38秒60フレ
ーム]に達しているか否かが比較される(S10)。
(尚、S10における比較は終了絶対アドレスを有する
セクタを含む終了圧縮オーディオブロックの読みだしを
判定すればよいので、前記アドレス値には限定されな
い。例えば前記終了圧縮オーディオブロックは前記例で
は[04分38秒46フレーム]乃至[04分38秒6
0フレーム]となるため、いずれかの絶対アドレスを認
識後、残りの該等セクタ数を計数してもよいし、相当の
時間待ちを行ってもよい。)終了絶対アドレス位置に達
していない場合はS9に戻って上記動作が繰り返され、
終了絶対アドレス位置に達するとS11にてバッファメ
モリ15からの読み出し中断の指示がなされると共に、
D/Aコンバータ17に消音動作を行わせることによ
り、曲間相当の無音状態再生が開始される。併せて、S
12にてタイマー14をリセットすると共に計数開始を
指示し、実際のアクセス動作が終了するまで待つ(S1
3)。ここで、アクセス動作の終了状態とは、光磁気デ
ィスク1上の目的の絶対アドレス位置を見つけることを
言う。上記アクセス動作が終了するとS14にて再生動
作が再開され、再びバッファメモリ15への再生情報書
き込みが開始される。
【0054】次に、タイマー14の計数値が監視され、
一例として曲間時間を一律4秒とするのであれば、計数
値が4秒に達するまで待機状態となる(S15)。そし
て、タイマー14の計数値が4秒に達するとS3へ戻
り、実オーディオ再生動作が開始、即ちバッファメモリ
15からの読みだし開始とD/Aコンバータ17の消音
動作解除が行われ、2曲目10cの再生が開始される。
【0055】以下同様にして、2曲目10cの終了絶対
アドレス位置である[12分51秒45フレーム]に達
するまで再生(バッファメモリ書き込み)が行われた後
(S4乃至S5)、バッファメモリ15への書き込み中
断が行われ(S6)、3曲目10dを次曲としてS7
[12分51秒46フレーム]へのアクセス動作が開始
(S8)される。そしてS9乃至と10にて2曲目10
cのオーディオ再生終了が認識された後、バッファメモ
リ15からの読みだしが中断されると共に消音動作が実
施され(S11)、更にタイマー14が計数開始され
(S12)、3曲目10dへのアクセス終了が判定され
る(S13)が、この場合は2曲目10cの終了絶対ア
ドレス位置と3曲目10dの開始絶対アドレス位置が連
続しているため実際のアクセス動作は殆ど時間を所要し
ておらず、従ってアクセス終了が判定がなされて(S1
3)、S14,にて3曲目10dの再生(メモリ書き込
み)が開始されて、ほぼ4秒間の待機(S15)後、S
3へ戻ることにより、2曲目10cと3曲目10dの間
に4秒間の曲間相当無音再生が実際される。
【0056】次に、3曲目10dが再生され、その終了
絶対アドレス位置である[16分43秒20フレーム]
に達した後、再びバッファメモリ15への書き込みが中
断され(S3乃至S6)、4曲目10gを次曲として
(S7)、[18分47秒41フレーム]へのアクセス
動作が開始(S8)される。そしてS9乃至S10にて
3曲目10dのオーディオ再生終了が認識された後、バ
ッファメモリ15からの読みだしが中断されると共に消
音動作が実際(S11)される。更にタイマー14が計
数開始されS12、4曲目10gへのアクセス終了が判
定され(S13)た後、S14にて4曲目10gの再生
(メモリ書き込み)が開始されて、タイマー14が4秒
となるまで待機(S15)後、S3へ戻ることにより、
旧3曲目10e及び未記録領域10fの不要な再生動作
がスキップされ、アクセス動作所要時間を相殺した4秒
間の曲間相当無音再生が行われる。
【0057】次に、S3にてバッファメモリ15からの
読みだし開始と消音動作解除が行われ、最終曲である4
曲目10gの終了絶対アドレス位置である[59分59
秒00フレーム]に達した後、再びバッファメモリ15
への書き込みが中断され(S3乃至S6)、S7にて最
終曲であることが認識されて、S16乃至S17にて4
曲目10gのオーディオ再生終了が認識された後、バッ
ファメモリ15からの読みだしが中断されると共に消音
動作が実施S18されて一連の再生動作が終了(S1
9)する。
【0058】尚、上記例では説明では説明の便宜上、タ
イマー14が所定値に達した時点(S15)でバッファ
メモリ15からの読みだし開始及び消音動作解除(S
3)としているが、厳密にはバッファメモリ15からの
読みだし開始時点より情報圧縮処理回路からの伸張オー
ディオ情報出力までに所定の処理時間が生じるため、消
音動作を解除するのは少なくとも有意な伸張オーディオ
情報が揃った後であることは明白である。
【0059】以上のようにして、バッファメモリを有し
た圧縮オーディオブロック管理が、TOCメモリの管理
情報と絶対アドレス情報、及び圧縮オーディオブロック
に付加されたセクタアドレス情報を用いて行われ、タイ
マーによる一律の曲間時間制御により、アクセス時間を
相殺した良好な連続再生動作が可能となる。ここでは通
常の連続再生を行う例で説明したが、一般に実施されて
いる任意曲のみの指定順序によるプログラム演奏等にお
いても本発明が好適である。
【0060】尚、上記実施例においてはCDフォーマッ
トをベースに応用した例を用いて説明したが、ブロック
構成やセクタ構成は様々な形態が可能であるのは勿論の
こと、アドレス情報においても本発明の主旨を達成する
方法として種々の形態が適用可能である。又、本実施例
では圧縮されたオーディオ情報を用いた例で説明したが
それに限定されるものではなく、基本的にはバッファメ
モリの書き込み側と読み出し側に情報転送速度の差があ
れば、種々の形態で適用可能である。例えば、上記CD
フォーマットを例にすれば、ディスクの線速度を通常よ
り大きくすることにより、圧縮されない従来のCDオー
ディオ情報(標本化周波数=44.1kHz、量子化ビ
ット数=16ビット、チャンネル数=2)のままで適用
可能となる。更に、コンピュータ用外部記憶装置として
用いられる光ディスク装置はもとより、ハードディスク
装置やフロッピーディスク装置、更には磁気テープ記録
装置等の様々な記録媒体及び記録媒体形状を用いても実
施可能とできるものである。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明に係る情報記録再生
装置は、絶対アドレス情報が事前形成され、音楽等の主
情報が複数記録される主情報領域と、主情報毎の曲番号
と記録開始位置及び記録終了位置が前記絶対アドレス情
報に対応して示される管理情報領域とを有する記録媒体
を用いた情報記録再生装置であって、前記主情報を読み
出す第1再生手段と、前記管理情報を読み出して記録す
る第1メモリ手段と、第1再生手段による前記主情報を
一旦記憶する第2メモリ手段と、第2メモリ手段に記憶
されている前記主情報を読み出して再生する第2再生手
段と、第1メモリ手段に記憶された前記管理情報として
の曲の記録終了位置を示す終了絶対アドレス情報と、
生動作中に第2メモリ手段に記憶される再生情報に対応
して逐次認識した絶対アドレス情報とを比較する第1演
算手段と、第1メモリ手段に記憶された該終了絶対アド
レス情報と第2メモリ手段の読み出しに伴う再生情報
のアドレス情報とを比較する第2演算手段と、第1演算
手段の比較で終了絶対アドレス情報と絶対アドレス情報
とが一致したという結果によって再生情報の第2メモリ
手段への書き込みを中断し、次に再生すべき再生情報へ
のアクセス動作を開始すると共に第2演算手段の比較
で終了絶対アドレス情報とアドレス情報とが一致したと
いう結果によって消音動作並びにタイマーの計数を開始
し、次に再生すべき再生情報へのアクセスが終了したら
第2メモリ手段への再生情報書込みを再開し、タイマー
が所定計数値になった時点で消音動作を解除して第2メ
モリ手段からの再生読み出しを再開する制御手段を備え
てなることを特徴としている構成である。
【0062】これにより書き換え可能記録媒体又は記録
可能記録媒体への録音で発生しがちな未記録部分の不要
な再生や、書き換え動作などで生じた古い音楽情報の不
要な再生を抑制し、複数曲の連続再生を行った場合に一
律の曲間時間を有した聞き易い良好な再生動作が可能と
なる。又、曲間が存在しないか又は短すぎる場合の録音
形態であっても同様に一律の曲間時間を有した連続再生
が行える再生装置を提供できる。これらは聴感上好まし
いだけでなく、他の録音装置へダビングする場合におい
ても特に有用である。更に、指定の曲を指定の順序で演
奏するいわゆるプログラム演奏を行う場合においても、
指定の各曲が演奏終了する毎に行うアクセス動作によっ
て生じる不均一なアクセス所要時間を相殺し、均一な曲
間時間による連続再生が可能な情報再生装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報記録再生装置の連続再生動作の制御流れを
示すフローチャートである。
【図2】光磁気ディスクの概略平面図である。
【図3】光磁気ディスクの拡大平面図である。
【図4】セクタ内の主データフォーマットを示す模式図
である。
【図5】ブロック内のセクタ構成を示す模式図である。
【図6】プログラム内のブロック構成を示す模式図であ
る。
【図7】記録動作に拘わる情報の流れを示すタイミング
チャートである。
【図8】再生動作に拘わる情報の流れを示すタイミング
チャートである。
【図9】情報記録再生装置のブロック図である。
【図10】連続再生を行おうとする音楽情報の配置例を
示す模式図である。
【図11】記録媒体上における音楽情報の配置例を示す
模式図である。
【図12】記録媒体上における音楽情報の配置例を示す
模式図である。
【図13】記録媒体上における音楽情報の配置例を示す
模式図である。
【図14】コンパクトディスクの概略平面図である。
【図15】コンパクトディスクのフレーム信号フォーマ
ットを示す模式図である。
【図16】コンパクトディスクのセクタフォーマットを
示す模式図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 1a TOC領域 1b 主情報領域 2 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−179983(JP,A) 特開 昭62−185289(JP,A) 特開 昭61−145783(JP,A) 特開 昭58−208971(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/10 - 27/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶対アドレス情報が事前形成され、音楽等
    の主情報が複数記録される主情報領域と、主情報毎の曲
    番号と記録開始位置及び記録終了位置が前記絶対アドレ
    ス情報に対応して示される管理情報領域とを有する記録
    媒体を用いた情報記録再生装置であって、 該主情報を読み出す第1再生手段と、 該管理情報を読み出して記憶する第1メモリ手段と、 第1再生手段による該主情報を一旦記憶する第2メモリ
    手段と、 第2メモリ手段に記憶されている該主情報を読み出して
    再生する第2再生手段と、 第1メモリ手段に記憶された該管理情報としての曲の記
    録終了位置を示す終了絶対アドレス情報と、再生動作中
    に第2メモリ手段に記憶される再生情報に対応して逐次
    認識した絶対アドレス情報とを比較する第1演算手段
    と、 第1メモリ手段に記憶された該終了絶対アドレス情報
    第2メモリ手段の読み出しに伴う再生情報のアドレ
    ス情報とを比較する第2演算手段と、 第1演算手段の比較で終了絶対アドレス情報と絶対アド
    レス情報とが一致したという結果によって再生情報の第
    2メモリ手段への書き込みを中断し、次に再生すべき再
    生情報へのアクセス動作を開始すると共に、第2演算手
    段の比較で終了絶対アドレス情報とアドレス情報とが一
    致したという結果によって消音動作並びにタイマーの計
    数を開始し、次に再生すべき再生情報へのアクセスが終
    了したら第2メモリ手段への再生情報書込みを再開し、
    タイマーが所定計数値になった時点で消音動作を解除し
    て第2メモリ手段からの再生情報読み出しを再開する制
    御手段とを備えたことを特徴とする情報記憶再生装置。
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