JP2887189B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents
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Description
に対しディジタル化されたオーディオ信号等を記録およ
び再生する情報記録再生装置に関するものである。
生には、様々な装置が用いられてきたが、近年のディジ
タル技術の進歩により、光ディスク装置を始めとしたデ
ィジタル記録再生装置が実用化されている。例えば、コ
ンパクトディスクプレーヤは、コンパクトディスク(以
降、CDと称する)を媒体として用いた再生専用の光デ
ィスク装置であり、高音質等の利点により広く一般に普
及している。
ク101は、音楽情報等の連続情報が光学的に検出可能
な微小ピットによりディジタル情報として記録されたデ
ィスク媒体であり、TOC(Table Of Contents) 領域1
01aと、主情報領域101bとを有している。主情報
領域101bには、音楽情報等の主情報および後述する
サブコード102b(図13参照)によるセクタ番号が
記録されている。TOC領域101aには、上記の主情
報の個々に関する付加情報がサブコード102bとして
記録されている。付加情報は、各トラック番号、各トラ
ックの記録開始セクタ番号、そのトラックが音楽等のオ
ーディオ信号かまたはコンピュータ用データかを識別す
る情報等の情報である。
フォーマットで各信号が記録されている。記録信号のフ
レーム102は、フレーム102の先頭を示すフレーム
同期信号102a、データの付加情報を示すサブコード
102b、およびデータフィールド102cにより構成
されている。データフィールド102cは、主情報であ
る24バイトデータにエラー検出訂正用パリティを付加
したものであり、CIRC(Cross Interleave Reed Sol
omon Code)と呼ばれる非完結型インターリーブを組み合
わせたエラー検出訂正方式により構成されている。
8個のフレームで形成されており、フレーム同期信号1
03a、98個のサブコード102bからなるサブコー
ディングフレーム103b、およびデータフィールド1
03cにより構成されている。サブコーディングフレー
ム103bは、トラック番号(主情報が音楽情報の場合
は曲番号と呼ばれる)やディスク上の絶対アドレス情報
等を示す。セクタ103は、セクタ長が1/75秒であ
るので、75個で1秒となる。また、セクタ番号は、
分:秒:フレームの情報(フレームは75進)として主
情報領域101bの最内周より順次増加する連続した時
間情報および位置情報を示す。
ム構成によって2352バイトの主データと784バイ
トのパリティとを有しており、1秒当たりのデータ数お
よび1セクタ当たりのデータ数が次のように設定されて
主データとして割り当てられている。主データにオーデ
ィオ情報が配置される場合、CDフォーマットによれ
ば、標本化周波数が44.1kHz、量子化が16ビッ
ト直線、チャンネル数が2(ステレオ)となっている。
したがって、1秒当たりのデータ数は、 44.1kHz×16×2=1.4112Mビット=1
76.4kバイト となる。そして、1セクタ当たりのデータ数は、 176.4kバイト/75=2352バイト となる。
成されるフォーマットに基づいてTOC領域101aの
サブコード情報が読み出される。そして、各々の主情報
の数(音楽情報の場合は曲数)、主情報の記録開始位置
のセクタ番号、および主情報の種別(オーディオまたは
コンピュータ用データ)が認知される。さらに、以降の
再生指示に対して、TOC領域101aの情報と主情報
領域101bのサブコード102bとによるセクタ番号
の照合が行われることにより、所望のトラックの再生が
アクセス動作を伴って速やかに実行される。
stant Linear Velocity)方式で記録されているため、記
録密度がCDのどの位置でも一定になっており、記録容
量の向上を達成している。実際のCDプレーヤにおいて
は、上記の信号フォーマットでCLV記録されたCDの
再生信号(例えばフレーム同期信号102a)の間隔が
基準長となるように、CDの回転制御を行うことによ
り、CLV制御が実行される。
気ディスク等の書き換え可能型のディスクに音楽情報や
コンピュータ情報等の各種情報の記録が可能なディスク
記録再生装置の開発が進められている。このようなディ
スク記録再生装置は、実用化に際し、従来のCDとの間
で再生方式を共通化して互換性を備えることが望まし
い。
未記録の初期ディスクに記録を行う場合、記録に先立っ
た任意のセクタへのアクセス動作および記録中に必要な
CLV制御が行えなくなるという不都合が生じる。これ
は、初期ディスクには、CDの信号フォーマットによる
サブコードを用いた絶対アドレス情報およびCLV制御
に用いていたフレーム同期信号等が一切存在しないから
である。
特開昭64−39632号公報では、サブコードによる
絶対アドレス情報と等価な絶対アドレスの記録方式が提
案されている。この手法では、絶対アドレスをバイフェ
ーズマーク変調した後、各ビットが“1”であるか
“0”であるかに応じて、初期ディスクの案内溝をディ
スク半径方向の内側または外側に偏らせるか、あるいは
案内溝の幅を変更する。
変調による絶対アドレスの周波数帯域と、EFM(Eight
to Fourteen Modulation)変調による記録情報の周波数
帯域とを相違させることにより、両者を互いに分離して
再生することが可能になる。したがって、案内溝による
上記の絶対アドレスを用いることにより、記録情報がな
い領域に対してもアクセス動作が可能である。また、上
記の絶対アドレスの再生キャリア成分を用いることによ
り、再生時は勿論のこと、記録時においても正確なCL
V制御が可能になる。
換え可能ディスクを記録媒体として用いたディスク記録
再生装置においては、従来のCDと同様に録音を行った
各曲にプログラム番号(曲番)を付与して、ディスク状
記録媒体の特徴であるクイックランダムアクセスを利用
した高速選曲が可能となる。このような高速選曲におい
て、CDでみられるようなアクセス終了後の速やかな演
奏開始を行うためには、録音時に録音開始するタイミン
グと録音する曲が演奏開始するタイミングを合致させる
必要がある。
は、従来のコンパクトカセット等を記録媒体として用い
たテープレコーダと同様に、録音に関する機構部分が安
定して動作するようになるまでの所要時間のために、実
際の録音動作の開始はユーザーが録音ボタンを押した時
点より若干遅れるのが通常である。このため、一般ユー
ザーが上記のような正確な録音操作を行うことは、専門
家により編集されて作成されるCDとは異なり困難にな
る。
場合は、曲の頭に不要な無音部分等が録音される。する
と、再生時に高速アクセスによる選曲を行っても、不要
な無音部分等が再生されることにより、実際の音楽部分
の再生が遅れてしまう。また、録音開始のタイミングが
遅れた場合は曲の頭が欠けた録音となり、さらに好まし
くない状態になる。
の録音(通常ダビングと呼ばれる)では音源が手元に存
在するため再録音することが可能であるが、手元にない
音源からの録音は失敗が許されない。特に、FM放送等
では、録音したい曲の演奏が始まる以前にアナウンサー
のナレーションが入り、ナレーションをカットして録音
を行おうとすると、曲の演奏開始タイミングと録音開始
タイミングとを合致させることはさらに困難となる。こ
のため、FM放送等からの録音では、ユーザーは、録音
に際し操作の困難さと緊張感を強いられることになる。
のであって、機構部分の動作遅れのために、録音する曲
等の頭欠けを防止することを目的としている。
置は、上記の課題を解決するために、絶対アドレス情報
に基づいて光磁気ディスク等の記録媒体に連続情報の記
録・再生を行う情報記録再生装置において、以下の2つ
の構成を各々有していることを特徴としている。
続情報を記憶する記憶手段と、記録の準備を指示する記
録準備指示手段と、上記記録準備指示手段による準備指
示があった時点から連続情報を上記記憶手段に書込転送
速度で所定の大きさに分割したブロック毎に書き込ませ
る書込制御手段と、上記記録準備指示手段による準備指
示があった時点で連続情報の記録を行うべき記録媒体上
の絶対アドレス情報位置へ上記記録手段を移動させるア
クセス制御手段と、記録の開始を指示する記録開始指示
手段と、上記記録開始指示手段による指示のあった時点
で所定時間以前からの上記記憶手段に記憶された連続情
報を上記記憶手段から書込転送速度より速い読出転送速
度でブロック毎に間欠的に読み出させる第1読出制御手
段と、上記第1読出制御手段の制御により読み出された
情報を読み出し毎に上記記録媒体に記録させる第1記録
制御手段とを備えている。
報を記憶する記憶手段と、記録の準備を指示する記録準
備指示手段と、上記記録準備指示手段による準備指示が
あった時点から連続情報を上記記憶手段に書込転送速度
で所定の大きさに分割したブロック毎に書き込ませる書
込制御手段と、上記記録準備指示手段による準備指示が
あった時点で連続情報の記録を行うべき記録媒体上の絶
対アドレス情報位置へ上記記録手段を移動させるアクセ
ス制御手段と、連続情報における記録開始該当部を検出
する検出手段と、上記検出手段により記録開始該当部が
検出された時点で所定時間以前からの上記記憶手段に記
憶された連続情報を上記記憶手段から書込転送速度より
速い読出転送速度でブロック毎に間欠的に読み出させる
第2読出制御手段と、上記第2読出制御手段の制御によ
り読み出された情報を読み出し毎に上記記録媒体に記録
させる第2記録制御手段とを備えている。
続情報が、記録準備指示手段による準備指示があってか
ら、書込制御手段により書込転送速度でブロック毎に記
憶手段に書き込まれる。そして、記録開始指示手段によ
り、例えば、ユーザーによる入力操作に基づいて記録開
始の指示があると、記憶手段から連続情報が読み出され
る。
により、記録開始の指示があった点で所定時間以前から
読出転送速度でブロック毎に間欠的に読み出される。ま
た、読出転送速度が上記の書込転送速度より速いので、
連続情報は、読み出された状態では元の状態に比べ時間
軸上で圧縮される。
憶手段から時間軸上で圧縮して読み出すことにより、ユ
ーザーによる記録の指示があってから、それ以前の記憶
情報に記憶されている連続情報を記録するようになって
いる。それゆえ、記録に関する機構部分の動作遅れによ
る影響を受けることなく、連続情報の記録を行うことが
できる。
音楽等の連続情報が、記録準備指示手段による準備指示
があってから、書込制御手段により書込転送速度でブロ
ック毎に記憶手段に書き込まれる。そして、連続情報が
音楽情報である場合、例えば、無音部分から音楽部分に
変化する点を記録開始該当部とすれば、検出手段によ
り、上記の変化点が検出されると、記憶手段から連続情
報が読み出される。
により、上記の変化点で所定時間以前から読出転送速度
でブロック毎に間欠的に読み出される。また、読出転送
速度が上記の書込転送速度より速いので、連続情報は、
読み出された状態では元の状態に比べ時間軸上で圧縮さ
れる。
情報記録再生装置と同様、記録に関する機構部分の動作
遅れによる影響を受けることなく、連続情報の記録を行
うことができる。
第1の実施例について図1ないし図10に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
は、図2に示す光磁気ディスク1が記録媒体として用い
られる。光磁気ディスク1は、書き換え可能型の光ディ
スクであり、その内周側端部に管理情報領域であるTO
C領域1aが設けられるとともに、TOC領域1aの外
周側の大部分の領域が主情報領域1bとして設けられて
いる。
音楽情報が主情報として記録されるようになっている。
また、上記のTOC領域1aには、主情報領域1aに記
録された各情報に関する付加情報、例えば各情報毎の曲
番号や開始絶対アドレス位置および終了絶対アドレス位
置が記録されるようになっている。なお、この光磁気デ
ィスク1の記録における信号フォーマットは、前述した
従来のCDの信号フォーマットと同一であるので、その
説明を省略する。
1の記録面には、予め螺旋状の案内溝2…(便宜上ハッ
チングで示す)がディスク半径方向に沿って所定の間隔
をおいて形成されている。また、この案内溝2…を利用
して、光磁気ディスク1上の絶対アドレスが設定される
ようになっている。
“1”であるか“0”であるかに対応して、案内溝2…
を光磁気ディスク1の半径方向の内側または外側に偏ら
せることにより設定される。その絶対アドレスは、光磁
気ディスク1上の位置を表すとともに、CLVの回転制
御情報としての事前記録情報となる。また、ここでの絶
対アドレスは、前述のCDフォーマットにおける1セク
タと対応しているため、以降適宜、セクタとも称する。
データ配置の一例を示すものであって、上記のCDフォ
ーマットを基本にしている。
ち、2352バイトの主データ部分すなわち主データフ
ィールド3についてのフォーマットを示すものである。
この主データフィールド3は、セクタの先頭を識別する
ためのセクタ同期信号3a、セクタ毎の番地を示すセク
タアドレス3b、およびユーザデータ3cにより構成さ
れている。
ィスク1上に事前に記録された上記の絶対アドレス情報
と同一の値となっている。このようなフォーマットで
は、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory) で
の例を適用すれば、セクタ同期信号3aに12バイトを
割り当て、セクタアドレス3bに4バイト(CD−RO
Mではヘッダと呼ばれる)を割り当てることができる。
したがって、セクタ当たりのユーザデータ3cとして
は、 2352−12−4=2336バイト を用いることができる。
にするために用いられるブロックBk のフォーマットを
示すものである。ブロックBk (kは0および正の整
数)は、記録再生動作において扱われる情報の最小単位
となるものであり、合計15個のセクタS0 〜S14によ
り構成されている。このうち、セクタS0 ・S1 ・S13
・S14は、ブロック単位で情報の書き換えを行うために
付加されるセクタ群である。このセクタ群は、以下の理
由により設けられている。
を行おうとすると、前述のCIRCによる非完結インタ
ーリーブによって目的のセクタ位置の情報が実際のディ
スク上では前後のセクタに分散してしまうため、所望の
セクタのみの書き換えが困難となる。これについては、
特公平1−55787号公報等に詳細に説明されてい
る。
は総て連続しているが、書き換えを行うと記録の開始点
および終了点で多数のデータ誤りが生じてしまう。そこ
で、CIRC本来の訂正能力を実現しようとすると、非
完結インターリーブによる符号伝播長として105フレ
ームが必要となる。したがって、98フレームで構成さ
れるセクタの前後に、 105/98≒1.07セクタ が少なくとも必要であり、実際にはセクタ数を整数とす
ることから2つずつの付加セクタを設けることが望まし
い。また、前部の付加セクタは記録開始点からのPLL
(Phase Locked Loop) の引き込み用領域としても必要で
ある。
セクタS0 〜S14のうち、セクタS2 〜S12に前記のユ
ーザデータ3cとしてデータブロック4が配されてい
る。このデータブロック4としては、 2336×11≒25.7バイト≒206kビット が与えられている。また、セクタS2 〜S12の前後に
は、付加セクタとしてセクタS0 ・S1 とセクタS13・
S14とがそれぞれ配置されている。
ックBk の配置を表している。音楽1曲分に相当するプ
ログラム5は、複数のブロックBk (k=0〜n)のよ
うな連続するブロックの集合で構成されている。
成について説明する。
ク記録再生装置は、スピンドルモータ11を備えてい
る。スピンドルモータ11は、光磁気ディスク1を支持
して回転させるモータである。このスピンドルモータ1
1は、CLV制御回路12により一定の線速度で回転す
るように制御されている。
ド13と、コイル14とを備えており、記録済みの情報
の上に新たな情報を重ねて記録する、いわゆるオーバー
ライトが可能な磁界変調方式を採用している。このディ
スク記録再生装置では、光磁気ディスク1に対し、光ヘ
ッド13によりレーザ光を照射して記録または再生を行
うとともに、記録時にコイルドライバ15にて記録する
情報で変調された磁界をコイル14により光磁気ディス
ク1に印加するようになっている。
系処理部16と、再生系処理部17と、事前記録情報検
出回路18と、絶対アドレス検出回路19と、コントロ
ーラ20と、TOCメモリ21と、操作部22と、表示
部23と、入力端子24と、出力端子25とを備えてい
る。
26、情報圧縮処理回路27、記録バッファメモリ2
8、および記録データ処理回路29とが設けられてい
る。
ら入力されるアナログのオーディオ信号(音楽情報)
を、標本化周波数44.1kHz、量子化ビット数16
でディジタル信号に変換する回路である。
タ26から出力されたディジタル信号を、所定のアルゴ
リズムを用いて圧縮する回路である。この情報圧縮処理
回路27は、ディジタル信号をチャンネル当たり128
kbpsに圧縮する。
ルのオーディオ信号を扱うため、2チャンネル分のディ
ジタル信号が256kbpsに圧縮されることになる。
換言すれば、44.1×16×2≒1.41Mbpsの
情報を256kpsに圧縮するのであるから、情報圧縮
処理回路27におけるディジタル信号の圧縮率は、 256k/1.41M≒1/5.5 となる。
ば、林 伸二『サウンド符号化のアルゴリズムと標準化
動向』(電子情報通信学会技術研究報告 Vol.89
No.434 pp.17−22)等で紹介されてい
るような種々の方式を用いることができるので、ここで
はその詳細な説明を省く。
縮処理の他、図4に示した主データフィールド3cのフ
ォーマットにしたがって、セクタ同期信号3aおよびコ
ントローラ20から与えられるセクタアドレス3bをセ
クタ毎に付加した後、図5に示した付加セクタを生成す
るようになっている。上記の情報圧縮処理回路27から
は、圧縮オーディオ情報とともに上記の付加セクタが圧
縮オーディオブロックとして送出される。
は、上記の圧縮オーディオブロックを一旦記憶する半導
体メモリである。この記録バッファメモリ28は、コン
トローラ20の制御により、圧縮オーディオブロックを
情報圧縮処理回路27から転送されてきた書込転送速度
で所定の大きさに分割したブロック毎に順次書き込むと
ともに、書込転送速度より速い読出転送速度で複数ブロ
ック毎に読み出すようになっている。
次の各種の処理を行う回路である。 (1)CIRCによるエラー検出訂正用のパリティの生
成 (2)記録バッファメモリ28から読み出された圧縮オ
ーディオブロックに対する上記パリティの付加 (3)圧縮オーディオブロックに対するコントローラ2
0からのサブコード情報の付加 (4)パリティおよびサブコード情報が付加された圧縮
オーディオブロックのEFM変調 (5)EFM変調後の圧縮オーディオブロックに対する
フレーム同期信号の付加 そして、上記の記録データ処理回路29から出力される
記録信号は、コイルドライバ14に与えられるようにな
っている。
再生データ処理回路31、再生バッファメモリ32、情
報伸長処理回路33、およびD/Aコンバータ34とが
設けられている。
された微弱な再生信号を増幅する増幅器であり、併せて
再生信号の波形等化と2値化、フォーカスエラー信号や
トラッキングエラー信号の生成等を行うようになってい
る。
次の各種の処理を行う回路である。 (1)再生アンプ30を経た再生信号中の2値化光磁気
信号(Ps)からのフレーム同期信号の分離 (2)2値化光磁気信号(Ps)のEFM復調 (3)EFM復調後の再生データからのサブコード情報
の分離 (4)再生データのパリティを用いたCIRCによるエ
ラー訂正 すなわち、再生データ処理回路31は、記録時に記録デ
ータ処理回路29により圧縮オーディオブロックに対し
施された処理に応じた上記の各処理を行うことにより、
圧縮オーディオブロックを復元するようになっている。
理回路31から出力された圧縮オーディオブロックを、
一旦記憶する半導体メモリである。この再生バッファメ
モリ32は、コントローラ20の制御により、上記の圧
縮オーディオブロックを再生データ処理回路31から転
送されてきた書込転送速度で順次書き込むとともに、書
込転送速度より遅い読出転送速度で読み出すようになっ
ている。
モリ32から読み出される圧縮オーディオブロックの圧
縮オーディオ情報について情報圧縮処理回路27での圧
縮処理に対応する伸長処理を行う回路である。また、情
報伸長処理回路33は、上記の圧縮オーディオブロック
から、セクタアドレス情報を抜き取ってコントローラ2
0に送出するようになっている。
路33から出力されたディジタルのオーディオ信号をア
ナログに変換する回路である。
他の構成要素について説明する。
30からの再生信号より、バイフェーズマーク変調され
た絶対アドレス情報を事前記録情報として取り込み、こ
の事前記録情報に同期したクロックを発生する回路であ
る。この事前記録情報検出回路18は、例えば、帯域通
過フィルタおよびPLLにより構成されており、帯域通
過フィルタにより再生信号から抽出された事前記録情報
に同期したクロックをPLLによって得るようになって
いる。
ており、この局部発振器が発生する一定周波数の基準信
号と、事前記録情報検出回路18から出力されるクロッ
クとを周波数および位相で比較し、その差信号に基づい
てスピンドルモータ11の回転を制御するようになって
いる。
ズマーク復調回路およびアドレスデコーダにより構成さ
れている回路である。この絶対アドレス検出回路19
は、事前記録情報検出回路18で抽出された事前記録情
報のバイフェーズマーク復調を行った後、復調された事
前記録情報をアドレスデコーダにより光磁気ディスク1
上の位置情報、すなわちセクタ番号である絶対アドレス
値にデコードしてコントローラ20に送出するようにな
っている。
装置の各部を制御する制御装置であり、以下の各機能を
備えている。
とともに、記録再生に関わる曲信号、時間情報等を表示
部23に随時表示させる。
セス制御手段) 絶対アドレス検出回路19からの絶対アドレス情報(セ
クタ値)を受けて、光磁気ディスク1上の光ヘッド13
の位置を認識するとともに、図示しない光ヘッド移動機
構を制御して光ヘッド13を所定の位置へ移動(アクセ
ス)させる。
の認識を行う。認識したサブコード情報が前記のTOC
領域1aの内容である場合に、そのサブコード情報をT
OCメモリ21に管理情報として記憶させ、必要に応じ
てTOCメモリ21から管理情報を読み出させる。
対応したセクタアドレスを供給する。同じく、記録時
に、記録する主情報に対応する絶対アドレス情報を、T
OCメモリ21に記憶させるとともに、必要に応じてT
OCメモリ21から読み出させてサブコード情報として
記録データ処理回路29に供給する。これらによって、
光磁気ディスク1のTOC領域1aへの管理情報の登録
が行われるようになっている。
り入力された記録開始の指示を受けて、記録に関係する
各部の動作を開始させる。
(書込制御手段・第1読出制御手段) 記録バッファメモリ28に対し、データ読み出しをデー
タ書き込みより速い速度で行わせる。この読み出しは、
上記の記録開始の指示があった時点で所定の時間(読出
先行時間)以前からの情報について行われる。また、ブ
ロック単位でのデータ書き込みと、複数ブロック単位で
の間欠的なデータ読み出しとを行わせる。一方、再生バ
ッファメモリ32に対し、データ読み出しをデータ書き
込みより遅い速度で行わせる。上記の速度比について
は、後に詳述する。
のデータを、光磁気ディスク1の主情報領域1bに記録
させるように各部を制御する。
ク記録再生装置における記録および再生の基本的な動作
を、図8および図9のシーケンス図を参照に説明する。
(a)は、情報圧縮処理回路27に入力されるオーディ
オ情報列を示している。同図の(b)は、記録バッファ
メモリ28に書き込まれる圧縮オーディオブロック(圧
縮後のオーディオ情報列)を示している。同図の(c)
は、記録データ処理回路29に入力される圧縮オーディ
オブロック(記録される圧縮オーディオブロック)を示
している。なお、同図の(b)および(c)におけるハ
ッチング部分は情報転送のない区間を示している。
ーディオ信号は、連続した情報であり、A/Dコンバー
タ26により1.41Mbpsのディジタルオーディオ
信号に変換されて、オーディオ情報列A0 ・A1 ・A2
…となる。同図の(a)に示すように、オーディオ情報
列A0 ・A1 ・A2 …は、後述のブロックに対応させる
と、それぞれ約0.8秒に相当するオーディオ情報をな
している。そして、その情報量は、 44.1kHz×16ビット×2チャンネル×0.8秒 =1.12896Mビット=141.12kバイト となる。
により、約(1/5.5)に圧縮されるため、 141.12kバイト/5.5≒25.66kバイト の圧縮情報となる。また、上記の情報列は情報圧縮処理
回路27で、セクタ同期信号と、セクタアドレス情報
と、図5に示した付加セクタ群(セクタS0 ・S1・S
13・S14)とが付加される。そして、その情報列は、同
図の(b)に示すように時刻tw0 より若干の遅れを伴
って時刻tw1 の時点より記録バッファメモリ28に圧
縮オーディオブロックB0 ・B1 ・B2 …として順次書
き込まれる。
B1 ・B2 …は、上記の圧縮オーディオ情報(25.6
6kバイト)に、セクタ同期信号(12バイト×15セ
クタ)とセクタアドレス情報(4バイト×15セク
タ)、および付加セクタ(2336バイト×4セクタ)
が加えられるためブロックの総容量が次のようになる。 25.66k+(12×15)+(4×15)+(23
36×4)≒35.2kバイト したがって、記録バッフアメモリ28への書込転送速度
は、 (35.2kバイト×8ビット)/0.8秒≒352.
4kbps となる。
れた圧縮オーディオブロックは、同図の(c)に示すよ
うに、書き込みが完了する時刻tw2 ・tw4 …毎に圧
縮オーディオブロックB0 ’・B1 ’…として読み出さ
れ、記録データ処理回路29に入力される。このときの
記録バッファメモリ28の読出速度(記録情報の転送速
度に相当する)は、従来のCDと同一の1.41Mbp
sであり、上記の書込転送速度に比べると、 1.41Mbps/352.4kbps≒4倍 となる。
ィオブロックB0 ’・B1 ’…がそれぞれ15セクタで
構成されており、1セクタ当たりの時間は前述のように
(1/75)秒である。したがって、各圧縮オーディオ
ブロックB0 ’・B1 ’…の時間間隔が(1/75)×
15=0.2秒であり、前記のオーディオブロックA0
・A1 ・A2 …の占有時間である0.8秒と比較しても
(0.8/0.2)=4倍となって、上記の転送速度比
と一致している。
作は、1ブロックの圧縮オーディオブロックの時間間隔
に対して(1/4)の時間で実施される。また、残りの
(3/4)の時間は待機状態となり、以降これらの間欠
記録動作が繰り返される。
記録データは、記録データ処理回路29で記録に先立っ
てEFM変調等の処理が施された後、コイルドライバ1
5に与えられる。そして、コイル14が、コイルドライ
バ15により駆動されて光磁気ディスク1に対し磁界を
印加することにより、外部から入力された連続オーディ
オ情報の記録が行われる。
(a)は、再生バッファメモリ32に書き込まれる圧縮
オーディオブロックを示している。同図の(b)は、情
報伸長処理回路33に入力される圧縮オーディオブロッ
ク(伸長前のオーディオ情報列)を示している。同図の
(c)は、D/Aコンバータ34に入力されるオーディ
オ情報列を示している。なお、同図の(a)ないし
(c)におけるハッチング部分は情報転送のない区間を
示している。
読み取られた再生信号は、再生アンプ30で増幅等の処
理が施される。その再生信号は、再生データ処理回路3
1で復調等の処理が施された後、圧縮オーディオブロッ
クとなって再生バッファメモリ32に転送される。
ら時刻tr3 までの間、圧縮オーディオブロックB0 ’
〜B3 ’が一気に再生バッファメモリ32に書き込ま
れ、時刻tr3 から時刻tr4 までの間は一旦書込が中
断する。ここで書き込みが中断するのは、再生バッファ
メモリ32の容量がほぼ満たされたからであり、図9に
おいては、説明の便宜上、4ブロック分の容量であった
場合について示している。なお、上記の書き込み時の書
込転送速度は、記録時における記録バッファメモリ28
の読出転送速度と同じく1.41Mbpsである。
に示すように、時刻tr1 の時点で圧縮オーディオブロ
ックB0 ’の書き込みが終了すると、すぐに圧縮オーデ
ィオブロックB0 ’の読み出しが開始する。このときの
読出転送速度は、記録時における記録バッファメモリ2
8の書込転送速度と同じく352.4kbpsである。
このため、圧縮オーディオブロックB0 ’は、時間軸上
で伸長された圧縮オーディオブロックB0 として読み出
されることになる。
の読み出しが完了したことにより、再生バッファメモリ
32に空きが生じる。すると、同図の(a)に示すよう
に、続いて圧縮オーディオブロックB4 ’の書き込みが
時刻tr6 まで行われ、再生バッファメモリ32が再び
待機状態になる。
クB1 の読み出しが開始される。さらに、圧縮オーディ
オブロックB1 の読み出しが完了した時刻tr7 から時
刻tr9 まで、圧縮オーディオブロックB5 ’の書き込
みが行われる。一方、時刻tr7 に圧縮オーディオブロ
ックB2 の読み出しが開始される。以降、このような書
き込みと読み出しとが並行に行われる。
る書込転送速度と読出転送速度との比は、 1.41Mbps/352.4kbps≒4倍 となっている。したがって、光磁気ディスク1からの再
生動作は、1ブロックの圧縮オーディオブロックの時間
間隔に対して(1/4)の時間で実施されるとともに、
残りの(3/4)の時間は待機中となる。以降、同様に
再生バッファメモリ32に空きが生じる毎に間欠的に、
光磁気ディスク1からの圧縮オーディオブロックを再生
バッファメモリ32に順次書き込んで補給していくこと
により、連続したオーディオ情報の転送が行われる。
圧縮オーディオブロックB0 ・B1・B2 …は、情報伸
長処理回路33で記録時における情報圧縮処理回路27
での圧縮処理に対応した伸長処理が施されて、圧縮前の
オーディオ情報列A0 ・A1・A2 …に戻される。この
とき、情報圧縮処理回路27からは、オーディオ情報列
A0 ・A1 ・A2 …が、圧縮オーディオブロックB0 ・
B1 ・B2 …の読み出し開始時から若干の処理時間遅れ
を伴って、それぞれ時刻tr2 ・tr5 ・tr8 …に出
力される。
1 ・A2 …は、D/Aコンバータ34によりアナログの
オーディオ信号に変換されて、出力端子25から外部に
出力される。
上記の基本的な諸動作に基づいた頭欠け防止の録音動作
の一例について、図10のフローチャートに基づき、併
せて図1のシーケンス図を参照しながら説明していく。
音動作に関わる信号の流れを示している。同図の(a)
は、情報圧縮処理回路27へのオーディオ情報(A0 ・
A1…An+2 )の入力を示している。同図の(b)は、
記録バッファメモリ28に入力される圧縮オーディオブ
ロック(B0 ・B1 …Bn+2 )を示している。同図の
(c)は、記録バッファメモリ28から記録データ処理
回路29に入力される圧縮オーディオブロック(B0 ’
・B1 ’…Bn ’)を示している。
報圧縮処理回路27での処理時間遅れを便宜上省略す
る。また、ここでの記録バッファメモリ28は、圧縮オ
ーディオブロックを少なくとも5ブロック記憶できる容
量を有しているものとする。
示手段)によりコントローラ20に与えられると、ま
ず、コントローラ20による指示で記録バッファメモリ
28へのデータ書き込みが開始する(S1)。次いで、
コントローラ20により、録音ブロック該当アドレス
(以降単に、録音アドレスと称する)Arが設定される
(S2)。録音アドレスArは、録音可能な主情報領域
1bの空き領域の先頭部に設定され、TOCメモリ21
内の管理情報に基づいて判断される。なお、ここでの録
音アドレスArは、録音の対象となる圧縮オーディオブ
ロック毎の先頭絶対アドレスを示している。
ヘッド13のアクセス動作が行われ(S3)、ユーザー
からの録音開始指示が操作部22によりコントローラ2
0に与えられるまで待機状態となる(S4)。録音開始
指示が入力されると、記録バッファメモリ28への圧縮
オーディオブロックの1ブロック単位の書き込みが終了
するまでさらに待機状態となる(S5)。
と、記録バッファメモリ28における圧縮オーディオブ
ロック書き込みのメモリアドレスがコントローラ20に
認識される(S6)。ここでのメモリアドレス値は、S
5にて圧縮オーディオブロックの1ブロック単位の書き
込みが終了した時点を想定しているため、次に書き込み
を行う圧縮オーディオブロックの先頭メモリアドレス値
として得られる。次に、記録バッファメモリ28におけ
る圧縮オーディオブロック読み出しのメモリアドレスが
設定される(S7)。
指示があった時点より読出先行時間として0.8秒以上
過去にさかのぼったオーディオ情報からの録音を想定し
ている。したがって、S7で設定される読み出しのメモ
リアドレス値は、上記のS6で得られた書き込みのメモ
リアドレス値に対し圧縮オーディオブロックとして2ブ
ロック分、過去にさかのぼったオーディオ情報に該当す
るメモリアドレス値として求められる。
秒に該当していることから、上記の2ブロック分は
(0.8×2=1.6秒)の時間となる。これにより、
上記の録音開始指示時点よりも0.8秒から1.6秒ま
での時間、過去にさかのぼったオーディオ情報とこれに
該当するアドレスとの関係が得られる。
ロック分の圧縮オーディオブロックが読み出されて記録
データ処理回路29に供給され、録音アドレスArに該
当する光磁気ディスク1上の録音ブロック位置からの記
録が実施される(S8)。
になる。
に、時刻t0 から記録バッファメモリ28の書き込みが
開始する。
REC すなわち同図の(a)に示すオーディオ入力のオー
ディオブロックA3 が入力されている時点でユーザーの
録音開始指示があったとすると、時刻t3 の時点で同図
の(b)に示す圧縮オーディオブロックB3 の記録バッ
ファメモリ28への書き込み終了が認識される。
読み出しアドレスとして、圧縮オーディオブロックB2
に該当するアドレスが設定される。
に、記録バッファメモリ28に記憶されている圧縮オー
ディオブロックB2 ・B3 が圧縮オーディオブロックB
2 ’・B3 ’として読み出され、その記録がコイル14
の磁界印加および光ヘッド13の光照射によりなされ
る。このようにして、オーディオ情報の先頭部分が記録
される。
録 圧縮オーディオブロックの2ブロック分の記録が終了す
ると、録音アドレスArの更新が行われる(S9)。こ
こでは、S8により、2ブロック分が記録済みであるた
め、新たな記録アドレスArが、現在の記録アドレスA
rの値に対し2ブロック分、すなわち(15×2)=3
0セクタを加えた値とされる。
オーディオブロックの1ブロック分の書き込みが終了す
るのを待って(S10)、記録バッファメモリ28より
1ブロック分の第1圧縮オーディオブロックが読み出さ
れて録音アドレスArに該当する光磁気ディスク1上の
録音ブロック位置への記録が行われる(S11)。
(S12)。ここでは、圧縮オーディオブロックの記録
に対する更新であるので(1×15=15)セクタが加
えられた値として設定される。そして、ユーザーの録音
停止指示があるか否かが判定され(S13)、ここで停
止がない場合はS10に戻ることにより、上記のような
間欠記録動作が繰り返される。
になる。
に、圧縮オーディオブロックB4 の記録バッファメモリ
28への書き込みが終了する時刻t5 の時点で、圧縮オ
ーディオブロックB4が圧縮オーディオブロックB4 ’
として記録バッファメモリ28から読み出される。そし
て、圧縮オーディオブロックB4 ’は、光磁気ディスク
1上の録音アドレスArの位置へ記録される。以降、同
様に時刻t6 ・t7 ・t8 …の各々のタイミングで圧縮
オーディオブロックB5 ’・B6 ’・B7 ’…の記録が
間欠的に実施される。
録を行った録音ブロックに相当する記録開始および記録
終了絶対アドレス位置情報がTOCメモリ21で更新
(付加)される(S14)。さらに、光磁気ディスク1
上のTOC領域1aへのアクセス動作が行われ(S1
5)、TOCメモリ21の内容が新たな管理情報として
TOC領域1aへ記録されて(S16)、一連の動作が
終了する。
の圧縮オーディオ連続再生動作により所望の音楽情報の
再生が行われる。
ッファメモリ28を用いた圧縮オーディオブロックの間
欠的な記録繰り返しによる動作を行うとともに、録音開
始指示を行った時点よりも読出先行時間だけ過去にさか
のぼったオーディオ情報からの録音を行うようになって
いる。これにより、ユーザーが曲の始まりを聞いてから
すぐに録音開始指示を行っても、光ヘッド13のアクセ
ス動作等による遅れ時間により曲の頭が欠けることを防
止することができる。また、曲が始まる前の無音部分が
不要に長く録音されることもなくなる。
停止指示があった場合、録音動作を即時に停止させてい
るが、記録バッファメモリ28に保持されている未記録
の圧縮オーディオブロックを記録してからS14の動作
を行うようにしてもよい。また、本実施例においては、
過去にさかのぼったオーディオ情報から録音を行うよう
にしているが、ユーザーの使用目的や操作反応速度の個
人差等により操作部22等にて上記の読出先行時間を選
択または設定できるよう構成することにより、利便性が
増すものである。
置に適用した第2の実施例について図11に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、本実施例において
前記の実施例1と同等の機能を有する構成要素について
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。また、
記録・再生に関するデータフォーマット等は、前記の実
施例1で説明したものと同様であるので、便宜上その説
明を省略する。
スク記録再生装置は、前記実施例1のディスク記録再生
装置の構成に加えて、さらにレベル検出回路35を備え
ている。
26からのディジタルオーディオ情報を入力してその信
号レベルをモニタし、ディジタルオーディオ情報におけ
る曲間等の無音部分から無音部分でない部分(非無音部
分)への変化点を記録開始該当部として検出してコント
ローラ20’に送出するようになっている。
けるコントローラ20(図7参照)の(1)ないし
(5)の各機能と次の(6)’および(7)’の機能を
備えている。
(書込制御手段・第2読出制御手段) 記録バッファメモリ28に対し、データ読み出しをデー
タ書き込みより速い速度で行わせる。この読み出しは、
上記の記録開始該当部が検出された時点で所定の時間
(読出先行時間)以前からの情報について行われる。ま
た、ブロック単位でのデータ書き込みと、複数ブロック
単位での間欠的なデータ読み出しとを行わせる。
を、前記実施例1で説明した基本的な記録の諸動作に関
連して実施する。
装置においては、前記実施例1での説明(図10のS4
参照)にある操作部22からの録音開始指示の代わりに
レベル検出回路35の検出結果を用いている。これによ
り、外部より入力されるオーディオ情報の曲間に相当す
る無音部分が終了して実際の演奏が開始したことが検出
される。そして、その検出結果を録音開始の指示とし
て、前記実施例1と同様、読出先行時間だけ過去にさか
のぼった圧縮オーディオ情報からの録音が行われる。
を入力される連続情報をモニタした結果で判定するよう
になっているので、さらに利便性が増すものである。
しては、入力されるオーディオ情報の信号レベルが例え
ば−60〔dB〕を越えたことを検出することにより容
易に実施可能である。また、当然のことながら、A/D
コンバータ26の入力側、すなわちアナログ信号段階で
上記のレベル検出を行っても構わない。
いては、CDフォーマットを基本にし、それを応用した
例について説明したが、本発明は、このようなフォーマ
ットに限定されるものではない。すなわち、ブロック構
成やセクタ構成は様々な形態が可能であるのは勿論であ
り、アドレス情報についても種々の形態が適用可能であ
る。しかも、オーディオ情報だけでなく画像情報やその
他の視覚的あるいは聴覚的な連続情報を取り扱う場合に
おいても、本発明が適用できることは言うまでもない。
ィオ情報を用いた例について説明したが、本発明は、そ
れに限定されるものではなく、基本的にはバッファメモ
リの書き込み側と読み出し側に前述したような情報転送
速度の差があれば種々の形態で適用可能である。例え
ば、上記のCDフォーマットを例にすれば、ディスクの
線速度を通常より大きくすることにより、圧縮されない
従来のCDオーディオ情報(標本化周波数44.1kH
z、量子化ビット16ビット、チャンネル数2)のまま
で適用可能となる。
憶装置として用いられる光ディスク装置はもとより、ハ
ードディスク装置やフロッピーディスク装置、さらには
磁気テープ記録装置においても本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で実施可能である。
うに、連続情報を記憶する記憶手段と、記録の準備を指
示する記録準備指示手段と、上記記録準備指示手段によ
る準備指示があった時点から連続情報を上記記憶手段に
書込転送速度で所定の大きさに分割したブロック毎に書
き込ませる書込制御手段と、上記記録準備指示手段によ
る準備指示があった時点で連続情報の記録を行うべき記
録媒体上の絶対アドレス情報位置へ上記記録手段を移動
させるアクセス制御手段と、記録の開始を指示する記録
開始指示手段と、上記記録開始指示手段による指示のあ
った時点で所定時間以前からの上記記憶手段に記憶され
た連続情報を上記記憶手段から書込転送速度より速い読
出転送速度でブロック毎に間欠的に読み出させる第1読
出制御手段と、上記第1読出制御手段の制御により読み
出された情報を読み出し毎に上記記録媒体に記録させる
第1記録制御手段とを備えている構成である。
憶するとともに、その連続情報の読み出し速度を書き込
み速度よりも高く設定しているので、録音開始指示があ
ると記憶手段に記憶されたオーディオ情報がブロック単
位で一気に記録媒体に記録される。このため、記録手段
に記憶された連続情報を記録開始指示手段による指示の
あった時点で所定時間以前からさかのぼって読み出して
記録を行っても、この読み出された情報の元の連続情報
に対する遅れ時間は、録音動作の最初の段階で生じるの
みである。
ィオ情報の記録媒体への実記録動作は、大きな遅れ時間
を伴うことなく実施できる。すなわち、録音終了指示を
行った後、しばらくの間記録動作が継続されることがな
く、操作性が良好に保たれるのである。
設定できるようにすれば、使用目的や音楽ソースの形態
(CDやFM放送等)、さらにはユーザーが記録対象と
する連続情報の記録開始時期を確認してから記録指示を
行うまでの反応時間などに合わせて最適な時期に記録を
開始させることができる。
すれば、ユーザーは、録音の待機状態において録音を行
う曲を聴取し、曲の演奏が開始されたことを確認した後
に録音開始を操作する。すると、上記のように、その操
作が行われた時点から所定時間過去にさかのぼったオー
ディオ情報から録音される。それゆえ、適切なタイミン
グで録音を開始させることができ、曲の先頭に不要な無
音部分がなく、また、曲の頭欠けのない良好な録音が可
能になり、特にFM放送等からの録音時の録音操作が容
易になる。
録音に際し、所望の曲のみをダビングしていく場合にお
いては、演奏される曲の内容が所望のものと一致してい
るかどうかを確かめた後、録音開始を指示できる。それ
ゆえ、従来のように録音を開始してから選曲誤りに気付
くといった間違いを防止できる。
指示があった時点より実際の録音開始動作を行うまでの
メカニカルな動作所要時間を考慮する必要がなくなる。
このため、機構を複雑化させることがなく、機構のコス
トアップを回避できる。
に適用した場合、ユーザーは、録画の待機状態において
録画する画像情報をテレビモニタ等で確認した後に録画
開始を操作することができる。それゆえ、オーディオ情
報を記録する場合と同様に、頭欠けのない録画を行うこ
とができる。
ように、連続情報を記憶する記憶手段と、記録の準備を
指示する記録準備指示手段と、上記記録準備指示手段に
よる準備指示があった時点から連続情報を上記記憶手段
に書込転送速度で所定の大きさに分割したブロック毎に
書き込ませる書込制御手段と、上記記録準備指示手段に
よる準備指示があった時点で連続情報の記録を行うべき
記録媒体上の絶対アドレス情報位置へ上記記録手段を移
動させるアクセス制御手段と、連続情報における記録開
始該当部を検出する検出手段と、上記検出手段により記
録開始該当部が検出された時点で所定時間以前からの上
記記憶手段に記憶された連続情報を上記記憶手段から書
込転送速度より速い読出転送速度でブロック毎に間欠的
に読み出させる第2読出制御手段と、上記第2読出制御
手段の制御により読み出された情報を読み出し毎に上記
記録媒体に記録させる第2記録制御手段とを備えている
構成である。
様、曲の先頭における無音部分や曲の頭欠けのない良好
な録音が可能になるとともに、複雑化による機構のコス
トアップを回避することができる。
すれば、録音の待機状態としておくことで、録音するオ
ーディオ情報等の連続情報の演奏開始が記録開始該当部
として検出手段により検出され、その検出により自動的
に録音を開始させることができる。このように、自動的
に最適な録音開始位置が決定されるため、操作性をより
向上させることができる。
採用すれば、機構構造を複雑化することなく、しかも良
好な操作性で、連続情報の記録を適正な位置で開始させ
て行うことができるという効果を奏する。
装置において音楽情報の録音する際の具体的な動作例を
示すシーケンス図である。
ク記録再生装置に共通して用いられる光磁気ディスクを
示す平面図である。
構造を示す拡大図である。
装置で採用される記録再生方式における主データフィー
ルドのフォーマットを示す説明図である。
装置で採用される記録再生方式におけるブロックのフォ
ーマットを示す説明図である。
示す説明図である。
装置の概略構成を示すブロック図である。
作を示すシーケンス図である。
作を示すシーケンス図である。
報の記録を行う際の動作手順を示すフローチャートであ
る。
生装置の概略構成を示すブロック図である。
る。
ム信号のフォーマットを示す説明図である。
フォーマットを示す説明図である。
段、第1記録制御手段、 アクセス制御手段) 20’ コントローラ(書込制御手段、第2読出制御手
段、第2記録制御手段、 アクセス制御手段) 22 操作部(記録準備指示手段、記録開始指示手
段) 28 記録バッファメモリ(記憶手段) 35 レベル検出回路(検出手段)
Claims (2)
- 【請求項1】絶対アドレス情報に基づいて記録媒体に連
続情報の記録・再生を行う情報記録再生装置において、 連続情報を記憶する記憶手段と、記録の準備を指示する記録準備指示手段と、 上記記録準備指示手段による準備指示があった時点から
連続情報を上記記憶手段に書込転送速度で所定の大きさ
に分割したブロック毎に書き込ませる書込制御手段と、上記記録準備指示手段による準備指示があった時点で連
続情報の記録を行うべき記録媒体上の絶対アドレス情報
位置へ上記記録手段を移動させるアクセス制御手段と、 記録の開始を指示する記録開始指示手段と、 上記記録開始指示手段による指示のあった時点で所定時
間以前からの上記記憶手段に記憶された連続情報を上記
記憶手段から書込転送速度より速い読出転送速度でブロ
ック毎に間欠的に読み出させる第1読出制御手段と、 上記第1読出制御手段の制御により読み出された情報を
読み出し毎に上記記録媒体に記録させる第1記録制御手
段とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項2】絶対アドレス情報に基づいて記録媒体に連
続情報の記録・再生を行う情報記録再生装置において、 連続情報を記憶する記憶手段と、記録の準備を指示する記録準備指示手段と、 上記記録準備指示手段による準備指示があった時点から
連続情報を上記記憶手段に書込転送速度で所定の大きさ
に分割したブロック毎に書き込ませる書込制御手段と、上記記録準備指示手段による準備指示があった時点で連
続情報の記録を行うべき記録媒体上の絶対アドレス情報
位置へ上記記録手段を移動させるアクセス制御 手段と、 連続情報における記録開始該当部を検出する検出手段
と、 上記検出手段により記録開始該当部が検出された時点で
所定時間以前からの上記記憶手段に記憶された連続情報
を上記記憶手段から書込転送速度より速い読出転送速度
でブロック毎に間欠的に読み出させる第2読出制御手段
と、 上記第2読出制御手段の制御により読み出された情報を
読み出し毎に上記記録媒体に記録させる第2記録制御手
段とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287393A JP2887189B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 情報記録再生装置 |
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JPH06309789A JPH06309789A (ja) | 1994-11-04 |
JP2887189B2 true JP2887189B2 (ja) | 1999-04-26 |
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JP10287393A Expired - Fee Related JP2887189B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 情報記録再生装置 |
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- 1993-04-28 JP JP10287393A patent/JP2887189B2/ja not_active Expired - Fee Related
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