JP3337769B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3337769B2
JP3337769B2 JP20919193A JP20919193A JP3337769B2 JP 3337769 B2 JP3337769 B2 JP 3337769B2 JP 20919193 A JP20919193 A JP 20919193A JP 20919193 A JP20919193 A JP 20919193A JP 3337769 B2 JP3337769 B2 JP 3337769B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E40/30Reactive power compensation

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータのよ
うな、複数の巻線を有するモータの各巻線をロータの所
定の回転位置に対応する転流タイミングで順次通電する
ためのスイッチング回路を有するインバータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年エアコンや冷蔵庫において、コンプ
レッサの能力可変や電力消費量の節約のために直流モー
タの一種であるブラシレスモータを採用しこれをインバ
ータ装置によって駆動することが行われている。ブラシ
レスモータの場合、通常、巻線の通電相を決定するため
にロータの回転位置信号を必要とするが、エアコンや冷
蔵庫のコンプレッサのようにモータが冷媒に晒される
等、モータの使用環境によっては位置検出センサーを配
置することが困難な場合がある。このため、本願発明者
等は、モータの巻線の誘起電圧を検出しこれを電気的に
処理することにより回転位置信号を得る技術を開発しこ
れを特願昭62ー162654号として出願した。
【0003】以下、その出願の発明がパルス幅変調(以
下、単にPWMと称する)方式で実施される場合を例に
し、これを従来技術として図15〜図17を参照しなが
ら説明する。図15に示されたインバータ装置におい
て、交流電源1に接続される直流電源回路2は全波整流
回路3、リアクトル4aおよび平滑用コンデンサ4bか
らなり、この直流電源回路2の正側直流電源線5と負側
直流電源線6との間にはスイッチング回路としてスイッ
チング素子例えばスイッチング用トランジスタ7〜12
からなる三相ブリッジ回路13が接続され、その出力端
子14u,14v,14wにブラシレスモータ15の各
巻線15u,15v,15wの端子が接続されている。
【0004】上記三相ブリッジ回路13において、正側
直流電源線5と出力端子14u,14v,14wとの間
に接続された3個のトランジスタ7,9,11は正側ス
イッチング素子に対応し、負側直流電源線6と出力端子
14u,14v,14wとの間に接続された3個のトラ
ンジスタ8,10,12は負側スイッチング素子に対応
し、これら各トランジスタ7〜12が所定の順序でオン
オフ制御されると、ブラシレスモータ15はその各巻線
15u〜15wが120度(電気角、以下同様)の位相
差をもって順次繰り返し通電されることにより回転駆動
される。この場合、一つのトランジスタは120度オ
ン、240度オフのオンオフ周期で制御され且つオン期
間では、図16に示すPWM信号P1 によってデューテ
ィの制御がなされるので、ブラシレスモータ15の各巻
線15u〜15wの端子電圧Vu,Vv,Vwは図16
に示す波形になる。
【0005】図17はPWM制御を伴わない場合の巻線
15uの端子電圧Vuおよび電流Iuの波形を示す。こ
の波形において、約60度(期間Ta )の区間に渡る傾
斜部分は巻線15uの誘起電圧、細長い正負パルスは三
相ブリッジ回路13の各トランジスタ7〜12と並列に
接続されたダイオードD1 〜D6 によるパルス電圧、ま
た、V0 は直流電源線5、6間に接続された抵抗分圧回
路16によって形成された基準電圧である。この図17
から、転流タイミングは誘起電圧と基準電圧V0 とがク
ロスする時点(以下、単にゼロクロス時点と称する)か
ら約30度遅れていることが理解される。
【0006】前記端子電圧Vu,Vv,Vwは位置検出
手段としての位置信号回路17に設けられたコンパレー
タ18〜20によって前記基準電圧V0 と比較されるこ
とにより、ブラシレスモータ15が有するロータの位置
情報として図16に示すような端子電圧Vu〜Vwの1
80度区間認識用の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´
に変換される。更にこれら基本波信号Vu´,Vv´,
Vw´が通電信号形成手段としての波形合成回路21に
与えられ、ここでPWM信号P1 との照合により正パル
ス成分のみの時間幅180度の連続方形波からなり且つ
互に120度の位相差を有する認識波形信号Ua,V
a,Waに変換される。この認識波形信号Ua,Va,
Waの開始点(立上り時点)および終了点(立下り時
点)はゼロクロス時点に一致している。
【0007】更にこの波形合成回路21内では、これに
保有された第1および第2のタイマー機能のうち、第1
のタイマー機能によって前記3つの認識波形信号Ua,
Va,Waから時間幅Tbが各々60度をもつ6個の第
1の位相区分パターンX1 〜X6 を形成し、更に第2の
タイマー機能によって第1の各位相区分パターンX1〜
X6 の終点を起点とする時間幅が各々30度をもつ6個
の第2の位相区分パターンY1 〜Y6 を形成する。そし
て、波形合成回路21は、最終的に上記のような第2の
位相区分Y1 〜Y6 信号から図16に示す通電信号U
p,Un,Vp,Vn,Wp,Wnを合成する。
【0008】ここで、通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnの開始点は、第2の位相区分パターンY
1 〜Y6 の終了点に一致しているので、ゼロクロス時点
から30度遅れた時点となり、従って、これら通電信号
Up,Un,Vp,Vn,Wp,Wnの位相パターン
は、三相ブリッジ回路13のトランジスタ7〜12に要
求された転流タイミングパターンに一致することとな
る。
【0009】一方、速度判定回路22は、波形合成回路
21からブラシレスモータ15の回転速度検出信号とし
て与えられた通電信号Wnと速度指令信号Scとから速
度偏差を判定し、その速度偏差に対応した速度偏差信号
Sdを出力してこれをパルス幅変調回路23に与える。
このパルス幅変調回路23はPWM信号P1 のデューテ
ィを速度偏差信号Sdの大きさに応じるように制御す
る。このようにデューティが制御されたPWM信号P1
は駆動手段を構成するゲート回路24の各ゲート部2
5,27,29によって前記通電信号Up,Vp,W
p,と合成例えば論理積をとられながら三相ブリッジ回
路13の正側トランジスタ7,9,11のベースにベー
ス制御信号として供給されてこれらがPWM信号P1 の
オンオフモードでオンオフ制御される。また、負側トラ
ンジスタ8,10,12のベースには前記通電信号U
n,Vn,Wnのみがゲート部26,28,30を介し
て供給されてPWMモードを伴わないオンオフ制御がな
され、この結果、トランジスタ7〜12が通電信号Up
〜Wnにより図16に示すパターンでオンオフ制御され
ることによってブラシレスモータ15が駆動を継続する
と共に図16に示されるPWM信号P1 によるデューテ
ィ制御によってその速度制御がなされる。
【0010】ここで、PWM信号P1 のオンモードとは
そのパルス信号のハイレベルおよびロウレベルのうち、
トランジスタをオンさせるレベル(ハイレベルに設定)
のモードをいい、オフモードとはトランジスタをオフさ
せるレベル(ロウレベルに設定)のモードをいう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
なように、各相の巻線15u,15v,15wには、ゼ
ロクロス時点から30度遅れて120度の区間通電され
る。図18の(a),(b)および(c)には、ブラシ
レスモータ15のU相巻線15uの誘起電圧とPWM制
御を伴わない場合の印加電圧および電流の関係を示す。
同図(a)〜(c)から明らかなように、巻線15uに
印加される直流電源回路2の電圧は誘起電圧のピーク時
点Tpを中心に120度の範囲で対称波形となる。これ
に対し、巻線15uに流れる電流Iuは、電圧の印加開
始時点から傾斜状に徐々に増加して時間T1 だけ遅れて
定常状態に達し、また電圧の印加終了時点から傾斜状態
に徐々に減少して時間T2 (T1 と同等)だけ遅れてゼ
ロになる。従って、巻線15uに流れる電流Iuの波形
は誘起電圧のピーク時点Tpに対し非対称となり位相差
を生ずる。このことは、PWM制御を行った場合でも同
様に生ずる。
【0012】一般にモータの発生トルクは、誘起電圧と
電流の積で表されるため、誘起電圧のピーク時点Tpに
対し電流が非対称の波形となる従来では、モータの効率
が低下することとなる。特にエアコン等では、限られた
電源容量で最大に出力して急速な冷暖房が要求される
し、また省エネルギー、ランニングコストなどの面から
も効率向上が望まれている。
【0013】そこで、転流タイミングを誘起電圧と基準
電圧V0 とがクロスする時点から30度遅れた時点では
なく、図18の(d)に示すように、誘起電圧と基準電
圧V0 とがクロスする時点から30度遅れた時点よりも
一定角度(図18の(d)に示す時間Tdに相当)だけ
早い時点に定めることが考えられる。このようにする
と、図18の(e)に示すように、電流Iuの波形は、
誘起電圧のピーク時点Tpに対し対称形となり、この結
果、いわゆる力率が改善されるから電流Iuも小さくな
る。
【0014】しかしながら、上記遅れ時間T1 およびT
2 は常に一定ではなく、負荷トルク(電流)が大きいほ
ど長く、回転速度(誘起電圧)が大きいほど短くなる
等、場合場合に応じて変化する。このため、転流タイミ
ングをゼロクロス時点から30度よりも小さな一定角度
遅れた一定時点に定めても、十分なる効率向上は望めな
い。
【0015】本発明の目的は、モータの巻線への電圧印
加の開始時点および終了時点からの巻線電流の遅れ時間
がモータの負荷トルクや回転速度により一定せず場合場
合で異なるという事情があっても、巻線電流を誘起電圧
に対して同位相となるように流すことができ、モータの
効率向上を図ることができるインバータ装置を提供する
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のインバー
タ装置は、モータが有する複数相の巻線に順次通電する
ための、並列にダイオードを有する複数のスイッチング
素子からなるスイッチング回路と、前記モータが有する
ロータの位置情報を得る位置検出手段と、前記スイッチ
ング素子の転流時における前記巻線の蓄積エネルギーの
放出による前記ダイオードの通電時間を検出し、この検
出時間をスイッチング素子の転流時間とする転流時間検
出手段と、転流タイミングを前記位置情報と転流時間と
に基づいて決定し、その転流タイミングに対応する通電
信号を得る通電信号形成手段と、前記通電信号に基づい
て前記スイッチング素子を駆動する駆動手段とを具備し
てなるものである。請求項2記載のインバータ装置は、
転流時間検出手段が、ダイオードの通電時間を、巻線の
端子電圧と基準電圧との比較により検出するように構成
されていることを特徴とするものである。
【0017】請求項3記載のインバータ装置は、モータ
が有する複数相の巻線に順次通電するための、並列にダ
イオードを有する複数のスイッチング素子からなるスイ
ッチング回路と、パルス幅変調信号を得るパルス幅変調
回路と、前記モータが有するロータの位置情報を得る位
置検出手段と、前記スイッチング素子の転流時における
前記巻線の蓄積エネルギーの放出による前記ダイオード
の通電時間を検出し、その検出時間を前記パルス幅変調
信号の周期およびデューティに基づき補正してスイッチ
ング素子の転流時間を決定する転流時間検出手段と、転
流タイミングを前記位置情報と転流時間とによって決定
し、その転流タイミングに対応する通電信号を得る通電
信号形成手段と、前記通電信号およびパルス幅変調信号
に基づいて前記スイッチング素子を駆動する駆動手段と
を具備してなるものである。
【0018】請求項4記載のインバータ装置は、モータ
が有する複数相の巻線に順次通電するために、正側直流
電源線と巻線の端子との間に接続された並列にダイオー
ドを有する複数の正側スイッチング素子および負側直流
電源線と巻線の端子との間に接続された並列にダイオー
ドを有する複数の負側スイッチング素子からなるスイッ
チング回路と、パルス幅変調信号を得るパルス幅変調回
路と、前記モータが有するロータの位置情報を得る位置
検出手段と、前記スイッチング素子の転流時における前
記巻線の蓄積エネルギーの放出による前記ダイオードの
通電時間を巻線の端子電圧と基準電圧との比較により検
出し、その検出時間をスイッチング素子の転流時間とす
る転流時間検出手段と、転流タイミングを前記位置情報
と転流時間とによって決定し、その転流タイミングに対
応する通電信号を得る通電信号形成手段と、前記正側ス
イッチング素子および負側スイッチング素子のうち、前
記パルス幅変調信号によってオンオフ制御する側のスイ
ッチング素子を選択するために前記通電信号の切り替わ
り毎に変化する選択信号を得る選択信号形成手段と、前
記正側スイッチング素子間で転流が行われるときには前
記負側スイッチング素子をパルス幅変調信号のオンオフ
モードに従いオンオフ制御すると共に、負側スイッチン
グ素子間で転流が行われるときには正側スイッチング素
子をパルス幅変調信号のオンオフモードに従いオンオフ
制御すべく、前記通電信号、パルス幅変調信号および選
択信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動する駆動
手段とを具備してなるものである。請求項5記載のイン
バータ装置は、位置検出手段が巻線の端子電圧に基づい
て位置情報を得るように構成されていることを特徴とす
るものである。
【0019】
【作用】巻線に流れる電流が電圧の印加開始と同時にゼ
ロから定常状態に立上らず、電圧の印加終了と同時に定
常状態からゼロに立下らず、時間的に遅れを生ずる現象
は磁気エネルギーの蓄積およびその蓄積したエネルギー
の放出が逆起電力の影響を受けるからであり、従って電
圧の印加開始時の電流の遅れ時間と電圧の印加終了時の
電流の遅れ時間は略等しい。また、電圧の印加終了時に
巻線に蓄積されたエネルギーの放出に要する時間、すな
わち巻線の電流が定常状態からゼロになるまでの遅れ時
間はスイッチング素子の転流時間に略一致する。そし
て、そのとき流れる電流はスイッチング素子と並列に接
続されたダイオードを通じて巻線に還流するので、ダイ
オードの通電時間を検出することにより、スイッチング
素子の転流時間が分かることとなる。
【0020】従って、請求項1記載の手段によれば、位
置検出手段により得たロータの位置情報だけでなく、こ
の位置情報と転流時間検出手段により得た転流時間とか
ら転流タイミングを決定し、その転流タイミングに対応
する通電信号を形成するので、巻線電流を誘起電圧に対
し同位相となるように流すことができる。
【0021】請求項2記載の手段によれば、ダイオード
の通電時間を検出する構成が簡単となる。請求項3記載
の手段によれば、ダイオードの通電時間の検出を巻線の
端子電圧と基準電圧との比較により行う場合、パルス幅
変調信号のオンオフモードによりスイッチング素子がオ
ンオフされると、巻線の端子電圧と基準電圧の比較によ
ってはダイオードの通電時間を正確に検出できなくなる
場合が生ずるが、巻線の端子電圧と基準電圧との比較に
より得たダイオードの通電時間をパルス幅変調信号の周
期およびデューティにより補正するので、ダイオードの
通電時間を実際の通電時間に近付けることができる。
【0022】請求項4記載の手段によれば、パルス幅変
調信号によりオンオフ制御するスイッチング素子を場合
に応じて正側スイッチング素子と負側スイッチング素子
との間で切り替えるので、ダイオードの通電時間の検出
を巻線の端子電圧と基準電圧との比較により行っても、
巻線の端子電圧の変化がダイオードの通電終了時に同期
して現れるようになる。
【0023】請求項5記載の手段によれば、ロータの位
置情報を巻線の端子電圧と基準電圧との比較により得る
ので、ホール素子などの位置検出素子を設けなくとも済
む。
【0024】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1〜
図8を参照しながら説明するが、図15と異なる部分に
ついてのみ説明する。この実施例では、図15に示され
た従来のインバータ装置における通電信号形成手段とし
ての波形成形回路21はマイクロコンピュータ31から
構成されている。このマイクロコンピュータ31は、波
形成形回路21のすべての機能に加え、後述するよう
に、転流タイミングを変化させる機能、特定の期間を認
識するための第3のタイマー機能、およびダイオードD
1 〜D6 の通電時間を検出するための転流時間検出手段
としての第4のタイマー機能を有する。
【0025】上記特定期間の認識は、認識波形信号U
a,Va,Waの立上りおよび立下がりタイミング近
傍、換言すればブラシレスモータ15の各巻線15u,
15v,15wの誘起電圧を含む端子電圧Vu,Vv,
Vwと基準電圧V0 とがクロスする時点の近傍を認識す
るためのものである。そのため、マイクロコンピュータ
31が有する第3のタイマー機能は、図2に示すよう
に、第2の各位相区分パターンY1 〜Y6 の終了点から
時間Z1 〜Z6 を計測する。
【0026】後述の説明から明らかとなるが、この第3
のタイマー機能による時間Z1 〜Z6 の計測によって、
マイクロコンピュータ31は第1の各位相区分パターン
X1〜X6 の終点(ゼロクロス時点)と同一の終点を持
つ時間幅15度(Tb/4)相当時間の特定期間Tiを
認識し、この特定期間Ti内においてコンパレータ18
〜20からの基本波信号Vu´,Vv´,Vw´を入力
するようにしている。このように基本波信号Vu´,V
v´,Vw´の入力を特定期間Tiに限定することによ
り、ダイオードD1 〜D6 によるパルス電圧が基準電圧
V0 とクロスする時点をゼロクロス時点と誤認識するこ
とを防止している。
【0027】マイクロコンピュータ31によるゼロクロ
ス時点の認識は、コンパレータ18〜20からの基本波
信号Vu´,Vv´,Vw´およびパルス幅変調回路2
3からのPWM信号P1 とマイクロコンピュータ31が
有するメモリに記憶された位置検出用比較データとの比
較により行われる。位置検出用比較データは、次の表1
に示すように、第1の各位相区分パターンX1 〜X6 毎
に、基本波信号Vu´,Vv´,Vw´およびPWM信
号P1 のハイレベル(H)・ロウレベル(L)モードと
して構成されている。
【0028】
【表1】
【0029】そして、マイクロコンピュータ31は、第
1の各位相区分パターンX1 〜X6においては、現在進
行中の位相区分パターンの位置検出用比較データを入力
し、前記特定期間Ti内で検出した基本波信号Vu´,
Vv´,Vw´およびPWM信号P1 のハイ・ロウの状
態がその入力した位相区分の比較データと一致したと
き、ゼロクロス時点すなわち進行中であった第1の位相
区分パターンの終了時点が且つ次の第1の位相区分パタ
ーンの開始点と認識する。
【0030】さて、図18にT1,T2で示す巻線への
電圧印加開始および終了に対する電流の遅れは、巻線へ
の磁気エネルギーの蓄積および放出が逆起電力に逆らっ
て行われるから生ずるものである。この場合、巻線に蓄
積されるエネルギーと巻線から放出されるエネルギーと
は同一であるから、T1とT2とは等しく、また蓄積エ
ネルギーの放出に要する時間はトランジスタの転流時間
に等しい。従って、トランジスタの転流時間を計測し、
転流タイミングをゼロクロス時点から30度遅れた時点
よりも転流時間の1/2相当時間だけ早めれば、誘起電
圧に対する巻線電流の位相のずれをなくすことができる
こととなる。
【0031】一方、トランジスタの転流が行われている
ときには、蓄積エネルギーの放出による電流がトランジ
スタと並列のダイオードを通じて流れる。そこで、この
実施例では、ダイオードD1 〜D6 の通電時間を検出
し、これをトランジスタ7〜12の転流時間として決定
するようにしている。そして、そのダイオードD1 〜D
6 が通電中にあることの認識は巻線15u〜15wの端
子電圧と基準電圧V0 との比較により行うようにしてい
るが、ここでダイオードD1 〜D6 が通電中にあること
を巻線15u〜15wの端子電圧と基準電圧V0 との比
較結果である基本波信号Vu´,Vv´,Vw´により
認識できる理由を説明する。
【0032】ダイオードD1 〜D6 が通電中にある場合
の基本波信号Vu´,Vv´,Vw´のレベルは、転流
するトランジスタによって異なる。図4は負側トランジ
スタ8,10,12のいずれかがオン期間にあるとき、
正側トランジスタ7,9,11のうち2つのトランジス
タ間で転流が行われる場合(図2の第2の位相区分パタ
ーンY1 ,Y3 ,Y5 の終了時点)の一例として、第2
の位相区分パターンY3 の終了時点での転流、すなわち
負側トランジスタ12がオン期間にあるとき、正側トラ
ンジスタ7のオン期間が終了(オフ期間が開始)し、正
側トランジスタ9のオン期間が開始される場合を例に取
って示しており、(a)は転流前、(b)は転流中、
(c)は転流後を示す。
【0033】図4(a)の転流前では、矢印A1 で示す
ように、正側直流電源線5→トランジスタ7→巻線15
u→巻線15w→トランジスタ12→負側直流電源線6
の経路で電流が流れる。トランジスタ7がオフしトラン
ジスタ9がオンすることにより転流が開始されると、図
4(b)に矢印A2 で示すように、巻線15uの蓄積エ
ネルギーの放出による電流が巻線15u→巻線15w→
トランジスタ12→ダイオードD2 の経路で流れると同
時に、直流電源回路2の電圧印加により矢印A3 で示す
ように正側直流電源線5→トランジスタ9→巻線15v
→巻線15w→トランジスタ12→負側直流電源線6の
経路で新たな電流が流れ始める。そして、矢印A2 で示
す経路を流れる電流は巻線15uの蓄積エネルギーの放
出により次第に減少し、その電流がゼロとなったところ
で転流が終了し、転流後は図4(c)に矢印A3 で示す
電流だけが流れる。
【0034】このような転流時期において、PWM制御
を伴わない場合の端子電圧Vuの波形と、電流Iuと、
端子電圧Vuとコンパレータ18による比較結果である
基本波信号Vu´とを図5に示す。なお、図5の記号
a,b,cは各々図4の(a),(b),(c)と同一
の時点を示す。
【0035】端子電圧Vuは、転流前ではトランジスタ
7のオンにより正側直流電源線5の電位に略等しく、転
流中はダイオードD2 の導通により負側直流電源線6の
電位に略等しく、転流後は巻線15uの誘起電圧が現れ
る。転流は誘起電圧が基準電圧V0 を越えている間に終
了するから、端子電圧Vuと基準電圧V0 との比較結果
である基本波信号Vu´はダイオードD2 に電流が流れ
ている間(転流中)はロウレベルを維持し、転流が終了
するとハイレベルに変化する。このため、通電信号U
p,Vpの切り替え時点から基本波信号Vu´がロウレ
ベルにある時間を計測することにより、転流時間を検出
することができるものである。以上は第2の位相区分パ
ターンY3 の終了時点での転流につき説明したが、第2
の位相区分パターンY1 およびY5 の終了時点での転流
時間も、それぞれの時点に対応する基本波信号Vw´お
よびVv´がロウレベルにある時間を計測することによ
り検出できる。
【0036】一方、図6は正側トランジスタ7,9,1
1のいずれかがオン期間にあるとき、負側トランジスタ
8,10,12のうち2つのトランジスタ間で転流が行
われる場合(図2の第2の位相区分パターンY2 ,Y4
,Y6 )の一例として、第2の位相区分パターンY4
の終了時点での転流、すなわち正側トランジスタ9がオ
ン期間にあるとき、負側トランジスタ12のオン期間が
終了(オフ期間が開始)し負側トランジスタ8のオン期
間が開始される場合を例に取って示しており、(a)は
転流前、(b)は転流中、(c)は転流後を示す。
【0037】図6(a)の転流前では、矢印B1 で示す
ように、正側直流電源線5→トランジスタ9→巻線15
v→巻線15w→トランジスタ12→負側直流電源線6
の経路で電流が流れる。トランジスタ12がオフしトラ
ンジスタ8がオンすることにより転流が開始されると、
図6(b)に矢印B2 で示すように、巻線15wの蓄積
エネルギーの放出による電流が巻線15w→ダイオード
D5 →トランジスタ9→巻線15vの経路で流れると同
時に、矢印B3 で示すように正側直流電源線5→トラン
ジスタ9→巻線15v→巻線15u→トランジスタ8→
負側直流電源線6の経路で新たな電流が流れ始める。そ
して、矢印B2 で示す経路を流れる電流は巻線15v,
15wの蓄積エネルギーの放出により次第に減少し、そ
の電流がゼロになったところで転流が終了し、転流後は
図6(c)に矢印B3 で示す電流だけが流れる。
【0038】このような転流時期において、PWM制御
を伴わない場合の端子電圧Vuの波形と、端子電圧Vu
とコンパレータ18による比較結果である基本波信号V
u´とを図7に示す。なお、図7の記号a,b,cは各
々図6の(a),(b),(c)と同一の時点を示す。
【0039】端子電圧Vwは、転流前ではトランジスタ
12のオンにより負側直流電源線6の電位に略等しく、
転流中はダイオードD5 の導通により正側直流電源線5
の電位に略等しく、転流後は巻線15wの誘起電圧が現
れる。転流終了時点の巻線15wの誘起電圧は基準電圧
V0 よりも低く、従って端子電圧Vwと基準電圧V0と
の比較結果である基本波信号Vw´はダイオードD5 に
電流が流れている間(転流中)はハイレベルを維持し、
転流が終了するとロウレベルに変化する。このため、通
電信号Un,Wnの切り替え時点から基本波信号Vw´
がハイレベルにある時間を計測することにより、転流時
間を検出することができるものである。このことは第2
の位相区分パターンY2 およびY6 の終了時点での転流
においても、それぞれの時点に対応する基本波信号Vv
´およびVu´がハイレベルにある時間を計測すること
により、転流時間を検出できる。
【0040】従って、第2の位相区分パターンY1 〜Y
6 の終了時点の転流中における基本波信号Vu´,Vv
´,Vw´のハイレベル(H)、ロウレベル(L)の関
係は次の表2のようになる。
【表2】
【0041】そして、各第2の位相区分パターンY1 〜
Y6 での転流を終了した時点では、各基本波信号Vu
´,Vv´,Vw´は表2の状態から反転するので、各
第1の位相区分パターンX1 〜X6 内で転流を終了した
時点での各基本波信号Vu´,Vv´,Vw´、PWM
信号P1 のハイ、ロウのレベル関係は次の表3のように
なる。
【表3】 なお、表3のレベル関係は前記表1のレベル関係と共に
各第1の位相区分パターンX1 〜X6 と関連付けてマイ
クロコンピュータ31が有するメモリに記憶されてい
る。
【0042】次に上記構成におけるマイクロコンピュー
タ31の作用を説明する。まず、この実施例では、ゼロ
クロス時点から30度相当時間だけ遅れた時点を基準タ
イミングとする一方、転流時間Tcを計測して転流タイ
ミングを上記基準タイミングよりも該転流時間Tcの1
/2相当時間(補正時間Td)だけ早い時点となるよう
に設定する構成としている。
【0043】このことを、図3に示すフローチャートを
参照しながら具体的に説明する。さて、今、第1の位相
区分パターンX1 〜X6 のうち、或る位相区分パターン
の特定期間Tiに入ったとすると、ステップS1で、現
在進行中の位相区分パターンの位置検出用比較データ
(表1参照)をロードし、特定期間Tiにおいて入力さ
れる基本波信号Vu´,Vv´,Vw´およびPWM信
号P1 のハイ・ロウの状態を位置検出用比較データと比
較する(ステップS2)。そして、誘起電圧と基準電圧
V0 とがクロスすると、基本波信号Vu´,Vv´,V
w´およびPWM信号P1 のハイ・ロウのレベル状態が
位置検出用比較データと一致するので(ステップS2で
「YES」)、次の第1の位相区分パターンの開始とな
り、ステップS3において直前の第1の位相区分パター
ンの所要時間(第1のタイマー機能が計測した時間)T
bをロードすると共に、開始された第1の位相区分パタ
ーンの所要時間を計測するために第1のタイマー機能を
再スタートさせる。
【0044】そして、次のステップS4で、第2の位相
区分パターンの時間(第2のタイマー機能が計測すべき
時間)を演算する。この場合、第2の位相区分パターン
の時間を(Tb/2)に設定すると、転流タイミングが
ゼロクロス時点から30度遅れた時点(従来と同時点)
になってしまうので、これを直前の第1の位相区分パタ
ーンにおいて後述のステップS13で求めた補正時間T
dを用いて[(Tb/2)−Td]の式で補正し、第2
のタイマー機能をスタートさせる。この結果、図18の
(d)に示すように、転流タイミングが前記基準タイミ
ングよりもTdだけ早い時点に補正されたことになる。
【0045】次に、ステップS5でメモリに記憶された
第1の位相区分パターンの区数をインクリメントして新
たに開始された第1の位相区分パターンの区数に設定
し、第2のタイマー機能が[(Tb/2)−Td]のカ
ウントを終了すると(ステップS6で「YES」)、こ
の時点が第2の位相区分パターンの終了時点、すなわち
転流タイミングとなるので、ステップS7で通電信号を
切替える。そして、次のステップS8で第3のタイマー
機能の計測時間を演算する。ここで、第3のタイマー機
能の計測時間(Z1 〜Z6 に相当)を第1の位相区分パ
ターンの時間Tbの1/4に設定すると、第2の位相区
分パターンの時間が(Tb/4)よりTdだけ縮まって
いるため、特定期間TiがTdだけ早い時点から開始さ
れてしまう。そこで、本実施例では、第3のタイマー機
能の計測時間(Z1 〜Z6 )を[(T/4)+Td]な
る式により求め、特定期間Tiがゼロクロス時点より略
15度相当時間前に開始されるようにしている。
【0046】次のステップS9で転流時間計測のために
第4のタイマー機能をスタートさせる。そして、ステッ
プS10で転流終了時点を検出するために現在の第1の
位相区分パターン内の転流終了検出用比較データ(表3
参照)をロードし、ステップS11において基本波信号
Vu´,Vv´,Vw´およびPWM信号P1 のハイ・
ロウのレベル状態を比較データと比較する。
【0047】さて、転流が終了すると、基本波信号Vu
´,Vv´,Vw´およびPWM信号P1 のハイ・ロウ
のレベル状態が転流終了検出用比較データと一致するの
で(ステップS11で「YES」)、次のステップS1
2で第4のタイマー機能が計測した転流時間Tcをロー
ドし、そしてステップS13で下記(1)式により補正
時間Tdの演算を行う。
【0048】Td=Tc/2 …… (1) ここで、転流時間Tcは図18に示す電流の遅れ時間T
1,T2に相当する。従って、補正時間Tdを転流時間
Tcの半分にして転流タイミングがゼロクロス時間から
30度遅れた時点より転流時間Tcの半分の時間Tdだ
け早められることとなる。
【0049】そして、第3のタイマー機能がステップS
8で設定された時間のカウントを終了して特定期間Ti
に入ると(ステップS14で「YES」)、ステップS
5でインクリメントされた現在の第1の位相区分パター
ンの位置検出用比較データをロードする前記ステップS
1に戻る。
【0050】このように本実施例によれば、転流タイミ
ングがゼロクロス時点から30度遅れた時点より補正時
間Tdだけ早められる。この補正時間Tdは実際に計測
した転流時間Tcの半分に相当する時間であるから、図
18の(c)に示す遅れ時間T1 ,T2 を実際に計測し
てその半分に相当する時間に設定したこととなる。従っ
て、それら遅れ時間T1 ,T2 が負荷トルクや回転速度
に応じて変化しても、常に巻線15u,15v,15w
の電流波形が図18の(e)に示すように誘起電圧のピ
ーク時点Tpに対し対称形(誘起電圧と同位相)とな
り、いわゆる力率が改善されてブラシレスモータ15の
効率が向上する。
【0051】なお、以上の説明において、第1〜第4の
タイマー機能はそれぞれ別々のタイマーにより果たすよ
うにしても良いが、第2のタイマー機能は第3および第
4のタイマー機能と同時に動作することはないから、第
2のタイマー機能と第3のタイマー機能、或いは第2の
タイマー機能と第4のタイマー機能とを同一のタイマー
により果たすように構成すれば、タイマー数を減少させ
ることができる。
【0052】ところで、上述した第1の実施例では、正
側のトランジスタ7,9,11がPWM信号P1 により
オンオフ制御されるが、そのPWM信号P1 の周期は転
流時間に比べて相当短い時間であるので、ダイオードD
1 〜D6 の通電時間として計測された転流時間Tcは実
際の転流時間に略一致する。しかしながら、三相ブリッ
ジ回路13の各トランジスタ7〜12のスイッチング損
失を低減させる等の目的で、PWM信号P1 の周期を長
く設定した場合には、端子電圧と基準電圧V0との比較
により検出される転流時間Tcは実際の転流時間と差を
生ずることがある。このことを図8により説明する。
【0053】図8は負側トランジスタ8,10,12の
いずれかが通電期間にあるとき、正側トランジスタ7,
9,11のうち2つのトランジスタ間で転流が行われる
場合(図2の第2の位相区分パターンY1 ,Y3 ,Y5
)の一例として、第2の位相区分パターンY3 の終点
での転流(図4の場合と同じ)において、端子電圧Vu
と基本波信号Vu´とをPWM信号P1 と関連付けて
(a)および(b)に示している。
【0054】(a)はPWM信号P1 のハイレベル中に
転流が終了した場合、(b)はPWM信号P1 のロウレ
ベル中に転流が終了した場合であり、また図中、tsは
転流タイミング、teは実際の転流終了時点を示す。
(a)の場合には転流終了時点teはPWM信号P1 の
ハイレベル期間(トランジスタ9オン)に存するから、
転流終了と同時に端子電圧Vuは基準電圧V0 以上に立
ち上がることとなって、基本波信号Vu´がロウレベル
からハイレベルに転ずるので、計測された転流時間Tc
は実際の転流時間と同一となる。しかし、(b)の場合
には転流終了時点teはPWM信号P1 のロウレベル期
間(トランジスタ9オフ)に存するから、転流が終了し
ても端子電圧Vuは負側直流電源線6の電位のままとな
り、PWM信号P1 がハイレベルに転じて初めて基準電
圧V0 以上に立ち上がることとなる。このため、計測さ
れた転流時間Tcは実際の転流時間との間に差を生ずる
こととなる。
【0055】ちなみに、負側トランジスタ8,10,1
2間で転流が生じた場合(例えば図6の場合)には、巻
線の蓄積エネルギーは正側トランジスタに並列に接続さ
れているダイオードを通じて正側直流電源線5に流れ
る。このため、転流終了を検出すべき巻線の端子電圧
は、転流中は正側直流電源線5の電位、転流が終了する
と誘起電圧(正側トランジスタのオン時)、或いは負側
直流電源線6の電位(正側トランジスタのオフ時)とな
っていずれも基準電圧V0 を下回ることとなる。従っ
て、この場合には、PWM信号P1 による正側トランジ
スタのオンオフとは無関係に、基本波信号は転流中はハ
イレベル、転流終了によりロウレベルに変化するので転
流終了時点を正確に検出でき、計測された転流時間Tc
と実際の転流時間との間に差を生ずることはない。
【0056】上述のような計測された転流時間Tcと実
際の転流時間との間に差を生ずる場合があるという問題
を解消するための実施例として、以下に第2および第3
の実施例を説明する。まず第2の実施例では、図9に示
すように、パルス幅変調回路23が速度偏差信号Sdに
基づいて決定したPWM信号P1 のデューティDはマイ
クロコンピュータ31に与えられる。また、マイクロコ
ンピュータ31が有するメモリにはPWM信号P1 の周
期Tpが予め記憶されている。
【0057】そして、マイクロコンピュータ31は図3
のフローチャートのステップS13において、補正時間
TdをPWM信号P1 の周期TpとデューティDを用い
て以下の演算を行うことにより求め、これにて第4のタ
イマー機能によって計測された転流時間Tcと実際の転
流時間との間に差をできるだけ生じないようにしてい
る。
【0058】すなわち、計測された転流時間Tcの平均
値Tcave は実際の転流時間Teに比べて次の(2)式
で示される時間だけ長くなる。 Tcave −Te=(1−D)・Tp/2 …… (2) 上記(2)式の右辺はPWM信号P1 のロウレベル時間
の平均値を意味する。従って、例えば過去12回(4極
モータの場合の1回転分)計測した転流時間Tcの平均
をTcave として求め、下記(3)式により実際の転流
時間Teを演算により求める。 Te=Tcave −(1−D)・Tp/2 …… (3) そして、補正時間Tdは(3)式により求めた転流時間
Teの1/2として設定する。このように構成しても前
記第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0059】次に第3の実施例につき図10〜図13を
参照して説明するに、図10には前記第1の実施例を示
す図1と同一部分に同一符号を付して異なる部分を述べ
る。マイクロコンピュータ31は選択信号形成手段とし
ても機能し、図11に示すように、ゼロクロス時点から
30度遅れた時点よりも補正時間Tdだけ早めた時点を
転流タイミングとする通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnを形成すると共に、その通電信号の切替
わり時に変化、すなわちハイ・ロウのレベル関係が反転
する選択信号Spを形成する。
【0060】この選択信号Spは正側トランジスタ7,
9,11間で転流が生じた場合には、そのときにオン期
間にある負側トランジスタをPWM信号P1 のオンオフ
モードに従いオンオフ制御すると共に、負側トランジス
タ8,10,12間で転流が生じた場合には、そのとき
にオン期間にある正側トランジスタをPWM信号P1の
オンオフモードに従いオンオフ制御するためのもので、
正側トランジスタ7,9,11間で転流が生ずる場合に
は、ハイレベルからロウレベルに反転し、負側トランジ
スタ8,10,12間で転流が生ずる場合には、ロウレ
ベルからハイレベルに反転する。
【0061】一方、図10に示すように、駆動手段とし
てのゲート回路32には、6個の例えばアンド回路から
なるゲート部25〜30の他に、6個の例えばゲート回
路からなるゲート部33〜38が設けられている。そし
て、前記選択信号Spは負側トランジスタ8,10,1
2に対応するゲート回路34,36,38に与えられる
と共に、正側トランジスタ7,9,11に対応するゲー
ト回路33,35,37にノット回路39により反転さ
れて与えられ、それらゲート回路33〜38によりPW
M信号P1 と論理和をとられながら各ゲート部25〜3
0に与えられる。また、通電信号Up,Un,Vp,V
n,Wp,Wnは各ゲート部25〜30に与えられ、こ
こでゲート回路33〜38の出力信号と論理積をとられ
ながら三相ブリッジ回路13の各トランジスタ7〜12
のベースにベース制御信号として与えられる。
【0062】ここで、選択信号Spがロウレベルにある
ときには、ゲート回路33,35,37は常時ハイレベ
ル信号を出力し、ゲート回路34,36,38はPWM
信号P1 と同一モードでハイレベルおよびロウレベルの
両信号を繰り返し出力するから、正側トランジスタ7,
9,11は通電信号Up,Vp,Wpによりオンオフ制
御され、負側トランジスタ8,10,12はPWM信号
P1 および通電信号Un,Vn,Wnによりオンオフ制
御されることとなる。
【0063】選択信号Spがハイレベルにあるときに
は、ゲート回路33〜38は上述とは逆の出力状態とな
るから、負側トランジスタ8,10,12は通電信号U
n,Vn,Wnによりオンオフ制御され、正側トランジ
スタ7,9,11はPWM信号P1 および通電信号U
n,Vn,Wnによりオンオフ制御されることとなる。
このようにして正側トランジスタ7,9,11および負
側トランジスタ8,10,12が交互にPWM信号P1
のオンオフモードによってオンオフ制御される結果、端
子電圧Vu,Vv,Vwは図11に示す波形となる。
【0064】このように構成した本実施例では、正側ト
ランジスタ7,9,11間で転流が生じた場合、転流終
了時点がPWM信号P1 のロウレベル期間内であって
も、巻線15u,15v,15wの端子電圧により転流
終了時点を正確に検出できる。これを図12および図1
3により説明するが、図12の(a)および(b)は図
8の(a)および(b)に示す状態に対応するものであ
る。ここで、正側トランジスタ7および9間で転流が生
じた場合、図8ではオン状態になった正側トランジスタ
9がPWM信号P1 によりオンオフ制御されていたが、
本実施例では、そのときに通電期間にある負側トランジ
スタ12がPWM信号P1 によりオンオフ制御され、転
流された正側トランジスタ9はオン状態のままとなる。
【0065】このため、転流中、負側トランジスタ12
がオンのときには、図13(a)に矢印C1 で示すよう
に巻線15u→巻線15w→トランジスタ12→負側直
流電源線6→ダイオードD2 の経路で巻線15uの蓄積
エネルギーによる電流が流れる。負側トランジスタ12
がオフすると、図13(b)に矢印C2 で示すように巻
線15u→巻線15w→ダイオードD5 →正側直流電源
線5→コンデンサ4b→負側直流電源線6→ダイオード
D2 の経路で巻線15uの蓄積エネルギーによる電流が
流れる。従って、負側トランジスタ12がPWM信号P
1 によりオンオフされても、転流中は巻線15uの端子
電圧VuはダイオードD2 の導通により負側直流電源線
6の電位のままに維持される。
【0066】そして、正側トランジスタ9がオンのまま
であることにより、巻線15uの端子電圧Vuとして
は、負側トランジスタ12がオン(PWM信号P1 のハ
イレベル)しているときに転流が終了すると、図13
(a)のように巻線15uの誘起電圧が現れ、負側トラ
ンジスタ12がオフのときに転流が終了すると、図13
(b)のように正側直流電源線5の電位が現れる。この
ため、転流が終了すると、端子電圧Vuは負側直流電源
線6の電位から基準電圧V0 以上の電位に立上がるの
で、基本波信号Vu´がロウレベルからハイレベルに変
化した時点を転流終了として正確に検出でき、第4のタ
イマー機能により計測した転流時間Tcは現実の転流時
間Teと同一となる。
【0067】なお、巻線の電気的時定数(リアクタンス
/抵抗)の大きなモータの場合には、電流波形が図14
に実線で示すように電気的時定数が小さなモータ(破線
で示す)に比べて遅れ方向側に歪むので、転流時間Tc
の1/2よりも長い時間を補正時間として転流タイミン
グを決定することにより、モータの効率をより向上でき
る。従って、電気的時定数の大きなモータを一定速度で
駆動する場合には、実験的に或いは理論的計算で求めた
定数Ksにより次の(4)式で補正時間Tdを演算する
ようにしても良い。 Td=Ks・Tc …… (4)
【0068】また、電気的時定数の大きなモータを可変
速で使用する場合には、回転速度に応じた変数Krを実
験的或いは理論的計算で求めてメモリにテーブルとして
記憶させ、或いは次の(5)式を用いて決定し、(6)
式を用いて補正時間Tdを演算すれば良い。 Kr=A・N+B …… (5) ただし、A,Bは定数、Nは回転速度である。
【0069】Td=Kr・Tc …… (6)
【0070】なお、上記した各実施例では、ロータの回
転位置を巻線15u,15v,15wの端子電圧Vu,
Vv,Vwと基準電圧V0 との比較により検出するよう
にしたが、これは例えば特開昭59−162793号公
報に見られるように端子電圧をフィルタ回路により正弦
波電圧信号により変換し、その変換された正弦波電圧信
号を利用して回転位置を検出する構成としても良い。
【0071】その他、本発明は上記と且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、例えばロータの位置検
出としてはホール素子などの磁気検出素子により行う構
成としても良い等、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
更して実施することができるものである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載のイン
バータ装置では、スイッチング素子と並列に設けられた
ダイオードの通電時間を検出してこれをスイッチング素
子の転流時間とし、転流タイミングをロータの位置情報
と転流時間とに基づいて決定する構成としたことによ
り、モータの負荷トルク、回転速度が変化しても、常に
モータ巻線の誘起電圧に関し、巻線電流が同位相となる
ような転流タイミングを確保でき、その結果、モータの
効率を向上させることができる。
【0073】請求項2記載のインバータ装置では、ダイ
オードの通電時間を巻線の端子電圧と基準電圧との比較
により検出する構成としたことにより、転流時間検出手
段の構成を簡素化できる。
【0074】請求項3記載のインバータ装置では、ダイ
オードの通電時間を巻線の端子電圧と基準電圧との比較
により検出するものにおいて、パルス幅変調信号により
スイッチング素子がオンオフ制御されることにより、端
子電圧がダイオードの通電終了時点に同期して変化せ
ず、若干の遅れが生じても、検出したダイオードの時間
をパルス幅変調信号の周期およびデューティにより補正
するので、実際の通電時間により近い時間として検出す
ることができる。
【0075】請求項4記載のインバータ装置では、ダイ
オードの通電時間を巻線の端子電圧と基準電圧との比較
により検出するものにおいて、正側スイッチング素子間
で転流が生じた場合には、負側スイッチング素子をパル
ス幅変調信号によりオンオフ制御し、負側スイッチング
素子間で転流が生じた場合には、正側スイッチング素子
をパルス幅変調信号によりオンオフ制御する構成とした
ことにより、巻線の端子電圧がダイオードの通電終了時
点に同期して変化するようになり、実際のダイオードの
通電時間を正確に検出できる。
【0076】請求項5記載のインバータ装置では、ロー
タの位置情報を巻線の端子電圧と基準電圧との比較によ
り得る構成としたので、ホール素子などの位置検出素子
を設けなくとも済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図
【図2】図1の各部の波形図
【図3】マイクロコンピュータの作用を説明するための
フローチャート
【図4】転流時の電流の流れの一例を示す要部の回路図
【図5】図4の転流時における端子電圧、巻線電流、基
本波信号の波形図
【図6】転流時の電流の流れの他の例を示す要部の回路
【図7】図6の転流時における端子電圧、巻線電流、基
本波信号の波形図
【図8】PWM信号により正側トランジスタをオンオフ
制御する場合の一例を示す波形図
【図9】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図11】図2相当図
【図12】転流時における端子電圧、巻線電流、基本波
信号の波形図
【図13】転流時における電流の経路を示す要部の回路
【図14】電気的時定数が大きいモータの端子電圧と電
流の波形図
【図15】従来のインバータ装置の回路図
【図16】図2相当図
【図17】ブラシレスモータの一つの巻線の端子電圧と
電流の波形図
【図18】ブラシレスモータの一つの巻線の誘起電圧、
端子電圧、電流の波形図
【符号の説明】
2は直流電源回路、7,9,11は正側のトランジスタ
(正側スイッチング素子)、8,10,12は負側のト
ランジスタ(負側スイッチング素子)、13は三相ブリ
ッジ回路(スイッチング回路)、15はブラシレスモー
タ、15u,15v,15wは巻線、17は位置信号回
路(位置検出手段)、23はパルス幅変調回路、24は
ゲート回路(駆動手段)、31はマイクロコンピュータ
(通電信号形成手段、転流時間検出手段、選択信号形成
手段)、32はゲート回路(駆動手段)である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータが有する複数相の巻線に順次通電
    するための、並列にダイオードを有する複数のスイッチ
    ング素子からなるスイッチング回路と、 前記モータが有するロータの位置情報を得る位置検出手
    段と、 前記スイッチング素子の転流時における前記巻線の蓄積
    エネルギーの放出による前記ダイオードの通電時間を検
    出し、この検出時間をスイッチング素子の転流時間とす
    る転流時間検出手段と、 転流タイミングを前記位置情報と転流時間とに基づいて
    決定し、その転流タイミングに対応する通電信号を得る
    通電信号形成手段と、 前記通電信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動す
    る駆動手段とを具備してなるインバータ装置。
  2. 【請求項2】 転流時間検出手段は、ダイオードの通電
    時間を、巻線の端子電圧と基準電圧との比較により検出
    する構成であることを特徴とする請求項1記載のインバ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 モータが有する複数相の巻線に順次通電
    するための、並列にダイオードを有する複数のスイッチ
    ング素子からなるスイッチング回路と、 パルス幅変調信号を得るパルス幅変調回路と、 前記モータが有するロータの位置情報を得る位置検出手
    段と、 前記スイッチング素子の転流時における前記巻線の蓄積
    エネルギーの放出による前記ダイオードの通電時間を検
    出し、その検出時間を前記パルス幅変調信号の周期およ
    びデューティに基づき補正してスイッチング素子の転流
    時間を決定する転流時間検出手段と、 転流タイミングを前記位置情報と転流時間とによって決
    定し、その転流タイミングに対応する通電信号を得る通
    電信号形成手段と、 前記通電信号およびパルス幅変調信号に基づいて前記ス
    イッチング素子を駆動する駆動手段とを具備してなるイ
    ンバータ装置。
  4. 【請求項4】 モータが有する複数相の巻線に順次通電
    するために、正側直流電源線と巻線の端子との間に接続
    された並列にダイオードを有する複数の正側スイッチン
    グ素子および負側直流電源線と巻線の端子との間に接続
    された並列にダイオードを有する複数の負側スイッチン
    グ素子からなるスイッチング回路と、 パルス幅変調信号を得るパルス幅変調回路と、 前記モータが有するロータの位置情報を得る位置検出手
    段と、 前記スイッチング素子の転流時における前記巻線の蓄積
    エネルギーの放出による前記ダイオードの通電時間を巻
    線の端子電圧と基準電圧との比較により検出し、その検
    出時間をスイッチング素子の転流時間とする転流時間検
    出手段と、 転流タイミングを前記位置情報と転流時間とによって決
    定し、その転流タイミングに対応する通電信号を得る通
    電信号形成手段と、 前記正側スイッチング素子および負側スイッチング素子
    のうち、前記パルス幅変調信号によってオンオフ制御す
    る側のスイッチング素子を選択するために前記通電信号
    の切り替わり毎に変化する選択信号を得る選択信号形成
    手段と、 前記正側スイッチング素子間で転流が行われるときには
    前記負側スイッチング素子をパルス幅変調信号のオンオ
    フモードに従いオンオフ制御すると共に、負側スイッチ
    ング素子間で転流が行われるときには正側スイッチング
    素子をパルス幅変調信号のオンオフモードに従いオンオ
    フ制御すべく、前記通電信号、パルス幅変調信号および
    選択信号に基づいて前記スイッチング素子を駆動する駆
    動手段とを具備してなるインバータ装置。
  5. 【請求項5】 位置検出手段は、巻線の端子電圧に基づ
    いて位置情報を得る構成であることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載のインバータ装置。
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