JP3336250B2 - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP3336250B2 JP08538998A JP8538998A JP3336250B2 JP 3336250 B2 JP3336250 B2 JP 3336250B2 JP 08538998 A JP08538998 A JP 08538998A JP 8538998 A JP8538998 A JP 8538998A JP 3336250 B2 JP3336250 B2 JP 3336250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置の
回転ドラム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の回転ドラム装置は、小型薄型化を
実現するため、固定ドラムに固定軸を固定し、ロータリ
トランスは固定ドラムに、ドラムモータを回転ドラムに
内蔵した構造のものが多い。このような回転ドラム装置
として、特公平7−75060号公報や特開平6−17
6331号公報に記載のものがあった。従来の回転ドラ
ム装置を図1、図1および図1にて説明する。
【0003】図1において、下ドラム1に固定軸2が
固定され、ベアリング3を介して磁気ヘッドを有した上
ドラム4が回転自在に取り付けられている。上ドラム4
には上部に凹部4−aが設けられドラムモータ6が収納
され、上ドラム4を回転駆動させるようになっている。
ドラムモータ6のロータ6−aは上ドラム4に固定さ
れ、固定軸2の上ドラム4側端部にステータ6−cが固
定されている。上ドラム4内側に環状の切り欠き4−b
部が設けられ、ステータ6−cを挟んでロータ6−aの
対向側に回転ヨーク6−eがロータマグネット6−bの
吸引力にて切り欠き4−b部に固定されている。
【0004】図1も図1と同様に、下ドラム1に固
定軸2が固定され、ベアリング3を介して磁気ヘッドを
有した上ドラム4が回転自在に取り付けられている。上
ドラム4には上部に凹部が設けられドラムモータ6が収
納され、上ドラム4を回転駆動させるようになってい
る。ドラムモータ6のロータ6−aは上ドラム4に固定
され、固定軸2の上ドラム4側端部にステータ6−cが
固定されている。そして、図1のような複数の突起が
形成された回転ヨーク6−eがステータ6−cに対向し
て上ドラム4に取り付けられている。この複数の突起は
乗り上げたテープをはたき落とすためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のものに
は次の様な欠点を有する。最近のVTRの規格である8
mmVTRやデジタルVTRはドラムが小径になり、少
しでも特性の高いモータが設計できるようにモータの径
はぎりぎりまで大きくし、かつ小型軽量化のためにも上
ドラムを構成する肉厚もできる限り薄くしている。
【0006】一方、トラックピッチは8mmVTRのL
PモードやデジタルVTRでは10μmと狭トラック化
し、上ドラムには、例えば真円度は1μm以下の高精度
が要求される。
【0007】このような状況下では、図1の従来例の
ような回転ヨーク6−eを固定する上ドラム4の環状の
切り欠き4−b部は、この上ドラム4の肉厚を薄くする
ことになり、回転ヨーク6−eの板厚程度の深さの切り
欠きでは問題ないが、この切り欠き4−bの深さが大き
くなるほど、上ドラム4の薄肉部が増え、加工精度が出
ないという問題が発生する。
【0008】例えば、ドラムモータ6の厚みが薄く構成
できた場合、上ドラム4の凹部深くに取り付ける構造と
なるが、この時回転ヨーク6−eの位置も深く取り付け
る必要がある。当然、環状の切り欠き4−b部も深く必
要であり、上ドラム4の加工精度が落ちるという問題が
あった。
【0009】また、デジタルVTRではドラムは900
0回転/分の高速で回転するため、振動・騒音の低減や
ベアリング3寿命確保の点から高精度のバランスが必要
である。通常バランスは,ドラムに上ドラム4,ヘッド
8,ロータリトランス,モータを組み立てた後、アッセ
ンブル状態で行うことが多く、例えば図1の従来例の
ような軸固定タイプのドラム構造では、回転ヨーク6−
e上に、バランス調整用の小片の重り(図示せず)を付
けることが多い。バランス調整用の小片の重りは、回転
ヨーク6−eに直接付ける場合も、専用の取付部材を設
けることもある。バランス調整用の小片の重りや専用の
取付部材を回転ヨーク6−eに付ける場合、回転ヨーク
6−eはロータ6−aマグネット6−bの吸引力で固定
されているので、外力により回転ヨーク6−eの位相が
ずれ、バランシングが狂ってしまう可能性がある。通常
外力は、起動時や停止時の加速減速による力がかかるだ
けであるので、実用上は摩擦力で十分保持できるものな
ので問題はないが、例えば、製造ラインを流している途
中で、人間が誤って触れたために動く可能性がないとは
いえない。
【0010】また、先述したようにデジタルVTRでは
ドラムは9000回転/分の高速で回転するため、振動
・騒音が問題になってくる。平板状のステータ6−cや
回転ヨーク6−eは、高速回転時のベアリング3やモー
タからの外乱により振動し、騒音の原因となる。図1
、図1のような回転ヨーク6−e構造では、外周部
がフリーなため、デジタルVTRのような9000回転
/分の高速では大きく振動し、騒音が発生する。
【0011】また、ステータを挟んだロータと回転ヨー
クのすき間を、一般にエアギャップと言い、このすきま
の大小がモータ特性に影響する。すなわちすきまの少な
い方がモータ特性(起動トルク)は大きくなるが、ステ
ータと接触したりする可能性が大きくなる。すきまが大
きくなるとモータ特性(起動トルク)が低下する。どち
らも極端に変化すると、所定の特性がでなくなる。この
すきまは、従来例では上ドラムを介して決まっており、
ばらつきの要素が多い物である。
【0012】本発明の回転ヘッド装置は、上記課題を解
決するためになされたものであって、高精度に加工で
き、騒音を防止でき、高精度のバランスを取ることが可
能な回転ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の回転ド
ラム装置は、固定ドラムと、該固定ドラムに固定された
固定軸と、該固定軸に対して回転自在に支持された回転
ドラムと、該回転ドラムを回転駆動させるドラムモータ
と、を有する回転ドラム装置において、前記ドラムモー
タは、マグネットを有したロータと、複数のコイルを有
したステータと、回転ヨークと、を備え、前記ロータ
は、前記回転ドラムの上部に設けられた凹部内に取り付
けられ、前記ステータは、前記ロータに対して前記固定
ドラム側とは反対側において対向するように、前記固定
軸に固定されており、前記回転ヨークは、平板の周囲に
形成された円筒部と該円筒部の端部に設けられたつば部
からなり、前記ステータに対して前記ロータとは反対側
において対向し、前記つば部が回転ドラム上端部に当接
するように、前記回転ドラムに取り付けられていると共
に、内周に、内周円筒部が形成されているものである。
【0014】請求項2に記載の回転ドラム装置は、請求
項1に記載の回転ドラム装置において、前記回転ドラム
の少なくとも1カ所にくぼみが形成されいるとともに、
前記回転ヨークの前記円筒部あるいはつば部の一部に前
記くぼみと嵌合するビートが挿入されているものであ
る。
【0015】請求項3に記載の回転ドラム装置は、請求
項1に記載の回転ドラム装置において、前記ロータの上
部かつ前記ステータの周囲に円筒状に配置されるスペー
サを備え、前記回転ヨークは、前記ステータに対して前
記ロータとは反対側において対向し、前記スペーサの上
端部に当接するように配置されているものである。
【0016】請求項4に記載の回転ドラム装置は、請求
3に記載の回転ドラム装置において、前記スペーサと
前記回転ヨークが一体に形成されているものである。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1から
図1を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1および図2にて実施
の形態1の回転ドラム装置を説明する。図1はドラムモ
ータ6の斜視図。図2はそれを組み込んだドラム断面図
である。図2において固定ドラム(下ドラム)1に軸一
体型ベアリング5が固定されている。軸一体型ベアリン
グ5にはデイスク9が固定されている。下ドラム1には
固定側ロータリトランス10が、ディスクには回転側ロ
ータリトランス11が固定され、微小なすきまにて対向
しており、ビデオヘッド8からの信号を外部に伝えてい
る。ディスク9には一対のビデオヘッド8が取り付けら
れた回転ドラム(上ドラム)4が取り付けられており、
上ドラム4は軸一体型ベアリング5の固定軸2の回りを
回転自在に回転する。
【0021】上ドラム4には上部に凹部4−aが設けら
れ、その内部にドラムモータ6が収納されている。この
ドラムモータ6により、上ドラム4は軸一体ベアリング
5の固定軸2の回りを回転自在に回転するようになって
いる。ドラムモータ6のロータ6−aは上ドラム4の上
部に凹部4−aの底に固定されている。前記固定軸2の
下ドラム1と反対側にはモータカラー12が固定され、
モータカラー12にはロータマグネット6−bと対向し
て、ステータ6−cが固定されている。このため、ステ
ータ6−cは固定軸2に間接的に固定されている。
【0022】ステータ6−cのロータマグネット6−b
の反対側に対向して、回転ヨーク6−eが上ドラム4に
取り付けられている。回転ヨーク6−eはステータ6−
cに対向している所は平板状で、外周に円筒部を有し
(周囲が円筒状に絞られ)、さらにその端部がつばを出
した形状をしている。回転ヨーク6−eの平面部は、ロ
ータマグネット6−bの吸引力にて、引っ張られ、つば
が上ドラム4端面に押しつけられて固定されている。
【0023】このような構成により、回転ヨーク6−e
の剛性を高め、振動モードを変更し固有振動数を高くし
騒音への影響を少なくすることができる。また、上ドラ
ム4の凹部4−a深くにドラムモータ6を取り付けた場
合でも、回転ヨーク6−eの取付のため、上ドラム4に
深い環状の切り欠きを設ける必要が無く、上ドラム4を
高精度で加工することができる。
【0024】なお、通常ロータおよび回転ヨークの材質
は、鉄等の磁性材料、ロータマグネットは鉄・ネオジウ
ム・ボロン系あるいはサマリウムコバルト系の希土類マ
グネットあるいはフェライトマグネットからなる。
【0025】図3は、回転ヨーク6−eの他の例を示す
斜視図である。図1の回転ヨーク6−eとは形状が異な
っており、内周側にも円筒部を有して(円筒状に絞られ
て)いる。これにより、さらにヨークの剛性が上がり
有振動数を回転ドラムの回転数より高くすることがで
きる。固有振動数を回転ドラムの回転数より高くすると
ヨークが回転ドラムの回転によって共振することがなく
なるので、騒音、振動(振幅)の低減を図れる。
【0026】図4は、回転ヨーク6−eのさらに他の例
を示す斜視図である。デジタルVTRではドラムは90
00回転/分の高速で回転するため、振動・騒音の低減
やベアリング寿命確保の点から高精度のバランスが必要
である。通常バランスはドラムに、上ドラム、ヘッド、
ロータリトランス、モータを組み立てた後、アッセンブ
ル状態で行うことが多いが、本実施の形態の軸固定タイ
プのドラム構造では、回転ヨーク6−e上に、バランス
調整用の小片の重り7を付ける。また、その取り付けに
際して、バランス調整用の小片の重り7を回転ヨーク6
−e上に取り付けできるように、回転ヨーク6−eに複
数の凹部6−gを設けている。凹部6−gには、バラン
シングマシンにて測定したずれ量の重りを測定された位
相に取り付け、接着等で固定する。これによりバランス
を高精度で調整でき、簡単に外れることがない。
【0027】(実施の形態2)本実施の形態は、実施の
形態1の回転ドラム装置において、ビートを用いて、回
転ヨークの回り止めを行うものである。
【0028】図5〜図8は本実施の形態の回転ヨーク及
び上ドラムの構成例を示す図である。図5は、ドラムモ
ータ6の回転ヨーク6−e斜視図、図6はその裏面図、
図7はくぼみ4−cを有した上ドラム4斜視図、図8
は、上ドラム4と回転ヨーク6−eを組み合わせた図で
ある。
【0029】図5のように、回転ヨーク6−eの外周の
絞りあるいはつばに少なくとも1カ所ビート6−fを入
れている。そして、図7のように上ドラム4には少なく
とも1カ所のくぼみ4−cが形成され、図8のようにく
ぼみ4−cにビート6−fが嵌合している。これによ
り、回転ヨーク6−eが外部からの力により簡単に回転
しないようにすることができる。したがい、誤って触れ
てしまった場合でも、簡単にずれることが無く、例えば
回転ヨーク6−eが外れた場合でも再度バランシングマ
シンで調整しなくても、ある範囲のずれには収めること
ができる。
【0030】くぼみ4−cとビート6−fは1カ所に限
定されるものでなく、もちろん複数でも可能である。バ
ランスを考慮すると、点対称あるいは線対称にに2カ所
以上設けることが、バランスの面からは有効である。ま
た、くぼみ4−cは回転止めの機能があればよいので、
加工精度の点から影響の無い範囲で、小さくすることが
可能である。
【0031】次に、本実施の形態の回転ドラム装置の製
造方法について説明する。VTRのドラムはμmの精度
で加工される。通常の加工方法としては、ダイカストや
鍛造にてブランク素材を作成し、粗加工、仕上げ加工の
順番に加工する。コストを下げるためには、ブランクに
て精度良く仕上げ、粗加工を廃止したり、ブランク面で
良い所はそのまま利用し、粗加工や仕上げ加工の部分を
極力すくなくしたりしている。例えば上ドラム4の外周
面はμmの精度で仕上げる必要があることから、仕上げ
加工は必須であるが、上ドラム4の凹部4−aの内周面
は仕上げる必要はなくブランク面そのまま使用してい
る。
【0032】ここでは、この点に着目し、上ドラム4側
はダイカストや鍛造加工時に同時に加工し、回転ヨーク
6−eはプレス時に同時に加工することにより、回転ヨ
ーク6−eの回り止めをコストアップなしで実現する。
【0033】(実施の形態3)本実施の形態の回転ドラ
ム装置は、実施の形態1の回転ドラム装置において、回
転ヨーク6−eが、磁性体でできた平板の周囲に、一方
側端面につばが形成された円筒状樹脂が一体化して形成
されたものである。
【0034】本実施の形態においても実施の形態1と同
様にバランス調整用の小片を取り付ける凹部が形成され
ていてもよい。図9はこのようなドラムモータ6の斜視
図、図10はドラムの断面図である。図9において回転
ヨーク6−eの樹脂が、磁性体平板のステータ6−c対
向面と反対側の面を覆い、かつ複数個の凹部を形成し、
バランス調整用の小片の重り7を取り付けできるように
し、バランシングマシンにて測定したずれ量の重りを測
定された位相に取り付け、接着等で固定する。これによ
りバランスを高精度で調整でき、簡単に外れることがな
い。また、バランス調整用の重りの固定方法は接着に限
定する物でなく、樹脂の弾性を利用した、固定方法でも
良い。
【0035】
【0036】また、回転ヨークの樹脂を制振材料で構成
すれば、振動を減衰させることができ、振動・騒音の少
ない回転ドラム装置を供給できる。
【0037】(実施の形態4) 図1は、本実施の形態の回転ドラム装置の断面図であ
る。上ドラム4の凹部4−aにドラムモータ6のロータ
6−aを固定し、モータカラー12に取り付けられたス
テータ6−cのをはさんで回転ヨーク6−eを取り付け
る。ロータ6−aの上部、すなわちステータ6−cの周
囲に円筒状のスペーサ13を配置する。磁性材料ででき
た平板の回転ヨーク6−eは、このスペーサ13にロー
タマグネット6−bの吸引力にて押さえ付けられて固定
されている。これにより、ロータマグネット6−bと回
転ヨーク6−eのエアギャップはスペーサ13の厚みだ
けで管理することができ、特性の安定した、モータを供
給することができる。
【0038】なお、回転ヨーク6−eの内周に円筒部を
設けてもよい(円筒状の絞りを入れてもよい)。
【0039】また、回転ヨーク6−eの円板状部分の円
板面外側部分に複数個の凹部を形成してもよい。
【0040】(実施の形態5) 図1は、本実施の形態の回転ドラム装置の断面図であ
る。上ドラム4の凹部4−aにドラムモータ6のロータ
6−aを固定し、モータカラー12に取り付けられたス
テータ6−cをはさんで回転ヨーク6−eを取り付け
る。回転ヨーク6−eは平板の磁性材料の周囲に、円筒
状の樹脂を一体に形成した構造をしており、この円筒状
の樹脂部分が、ステータ6−cの周囲を通過し、ロータ
マグネット6−bの吸引力にて回転ヨーク6−eを吸引
する力にて、ロータ6−aに当接して固定されている。
【0041】このように回転ヨークの外周に円筒状樹脂
を一体的に形成することにより、回転ヨークの剛性を高
め、振動モードを変更し固有振動数を高くし騒音への影
響が少なくしている。また、ロータと回転ヨークのエア
ギャップを、回転ヨークと一体となったスペーサの高さ
だけで、決めることができ、モータ特性の安定した、回
転ドラム装置を供給できる。
【0042】なお、回転ヨーク6−eの内周に円筒部を
設けてもよい(円筒状の絞りを入れてもよい)。
【0043】また、回転ヨーク6−eの円板状部分の円
板面外側部分に複数個の凹部を形成してもよい。
【0044】
【0045】
【0046】
【発明の効果】本発明の回転ドラム装置によれば、回転
ヨークの外周に円筒部を設けることにより、回転ヨーク
の剛性が高くなり、振動モードが変化、固有振動数が高
くなり騒音への影響が少なくなる。
【0047】また、上ドラムの凹部深くにドラムモータ
を取り付けた場合でも回転ヨークの取付のため、上ドラ
ムに深い環状の切り欠きを設ける必要が無く、上ドラム
を高精度で加工することができる。
【0048】さらに、回転ヨークの円板状部分(平板)
の円板面外側部分に複数の凹部を設けることにより、バ
ランス調整用の小片の重りをこの凹部に付けることがで
き、専用の取付部材が不要で、小片の重りが容易に外れ
ることもなく、高精度にバランスを取ることにより、振
動の少ない回転ドラム装置を供給できる。
【0049】また、回転ドラムに少なくとも1カ所のく
ぼみを、回転ヨークの外周の円筒部あるいはつばの一部
にビートを入れ、くぼみにビートを嵌め込むことで、バ
ランスを取った後の誤った作業等による回転ヨークの位
相ずれを防止できる。
【0050】回転ヨークの外周に円筒状の樹脂を一体的
に形成することにより、回転ヨークの剛性を高め、振動
モードが変化し固有振動数が高くなり騒音への影響が少
なくなる。また、上ドラムの凹部深くにドラムモータを
取り付けた場合でも回転ヨークの取付のため、上ドラム
に深い環状の切り欠きを設ける必要が無く、上ドラムを
高精度で加工することができる。
【0051】回転ヨークの周囲の樹脂部分に円周状にス
リットを入れ、弾性変形するようにしたことで、上ドラ
ムに固定した時にその弾性力にて、容易に回転しないた
め、バランスを取った後の誤った作業等による回転ヨー
クの位相ずれを防止できる。
【0052】回転ヨークの周囲あるいは円板状部分を覆
った樹脂部分に制振材料を使用することにより、回転ヨ
ークの振動を減衰することができ、振動・騒音をおさえ
ることができる。
【0053】ロータと回転ヨークの隙間すなわちエアギ
ャップの間隔を、スペーサあるいは樹脂部の高さで規定
すれば、モータ特性の安定したモータを供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の回転ヘッド装置のドラムモータ
の斜視図である。
【図2】実施の形態1の回転ヘッド装置のドラム断面図
である。
【図3】実施の形態1の回転ヨークの他の例を示す図で
ある。
【図4】実施の形態1の回転ヨークの更に他の例を示す
図である。
【図5】実施の形態2の回転ヨークの一構成例を示す図
である。
【図6】図5の回転ヨークの裏面図である。
【図7】実施の形態2の上ドラムの構成を示す図であ
る。
【図8】実施の形態2の上ドラムと回転ヨークの組合せ
図である。
【図9】実施の形態3の回転ヘッド装置のドラムモータ
斜視図である。
【図10】実施の形態3の回転ヘッド装置のドラム断面
図である
【図11】実施の形態4の回転ヘッド装置のドラム断面
図である。
【図12】実施の形態5の回転ヘッド装置のドラム断面
図である
【図13】従来の回転ヘッド装置を説明する図である。
【図14】従来の他の回転ヘッド装置を説明する図であ
る。
【図15】従来の回転ヨークを説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−176331(JP,A) 特開 平7−93731(JP,A) 特開 平2−62709(JP,A) 特開 平10−269501(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/52 - 5/53

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、該固定ドラムに固定され
    た固定軸と、該固定軸に対して回転自在に支持された回
    転ドラムと、該回転ドラムを回転駆動させるドラムモー
    タと、を有する回転ドラム装置において、 前記ドラムモータは、マグネットを有したロータと、複
    数のコイルを有したステータと、回転ヨークと、を備
    え、 前記ロータは、前記回転ドラムの上部に設けられた凹部
    内に取り付けられ、 前記ステータは、前記ロータに対して前記固定ドラム側
    とは反対側において対向するように、前記固定軸に固定
    されており、 前記回転ヨークは、平板の周囲に形成された円筒部と該
    円筒部の端部に設けられたつば部からなり、前記ステー
    タに対して前記ロータとは反対側において対向し、前記
    つば部が回転ドラム上端部に当接するように、前記回転
    ドラムに取り付けられていると共に、内側に、内周円筒
    部が形成されていることを特徴とする回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転ドラム装置におい
    て、 前記回転ドラムの少なくとも1カ所にくぼみが形成され
    いるとともに、前記回転ヨークの前記円筒部あるいは
    つば部の一部に前記くぼみと嵌合するビートが挿入され
    ていることを特徴とする回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の回転ドラム装置におい
    て、 前記ロータの上部かつ前記ステータの周囲に円筒状に配
    置されるスペーサを備え、 前記回転ヨークは、前記ステータに対して前記ロータと
    は反対側において対向し、前記スペーサの上端部に当接
    するように配置されていることを特徴とする回転ドラム
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の回転ドラム装置におい
    て、 前記スペーサと前記回転ヨークが一体に形成されている
    ことを特徴とする回転ドラム装置。
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