JP2789492B2 - モータの軸支持構造 - Google Patents

モータの軸支持構造

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モータの軸支持構造に関し、特に、温度変
化によって生じる軸の傾き方向を規制し、モータによっ
て作動する装置、例えば、磁気又は光ディスク装置の性
能を低下させるような悪影響を与えないようにした、モ
ータの軸支持構造に関する。
従来技術及びその課題 例えば、ディスク(磁気ディスク、光ディスク)等の
駆動用に使用され一般にスピンドルモータと呼ばれるモ
ータの軸を支持する各部品の熱膨張係数は互いに異なっ
ている。このため、温度が変化する度毎に各部品の熱膨
張量の差によって、軸が種々の方向に傾くことがある。
この結果、従来のスピンドルモータは、軸によって回転
させられるディスクと読取(又は書込)ヘッドとの間の
相対位置関係にずれを生じることがあるという問題点を
有している。
このような問題点に対処するものとして、ディスクと
ヘッドとの相対位置関係のずれが最も大きく生じる方向
への軸の傾きを防止した軸支持構造を有するスピンドル
モータが特開昭58−2110116号公報に記載されている。
このモータ10(第6図参照)の軸支持構造11は、フレー
ム12の内周に形成された溝13とベアリング14との間に、
太さが不均一のリング状の弾性体15(第7図参照)が具
えられた構造をしている。そして、この軸支持構造11
は、溝13とベアリング14との間に強く挟まれた太い部分
16の弾力によって、軸17の傾き方向を規制し、ディスク
とヘッドとの相対位置関係のずれを最小限にするように
している。
さらに、軸の傾き方向を規制した軸支持構造を有する
スピンドルモータとして、特開昭56−116920号公報に記
載されているものがある。このモータの軸支持構造(図
示省略)は、第6図に示す溝13に相当する溝の深さが不
均一である偏心溝と第6図のベアリング14に相当するベ
アリングとの間に、太さが均一のリング状の弾性体が具
えられた構造をしている。そして、この軸支持構造の場
合は、溝の深さが浅い部分とベアリングとの間に強く挟
まれた弾性体の部分で軸の傾き方向を規制している。
しかし、これ等のスピンドルモータの軸支持構造によ
ると、弾性体の位置がモータの組立時に、或いは、長期
間の使用によって、ずれることがある。このため、軸の
傾き方向を所定の方向に規制することができなくなり、
結局、ディスクとヘッドとの相対位置関係にずれが生じ
るという問題点を有している。
さらに、後者のスピンドルモータの場合は、溝の深さ
を不均一に形成しなければならず、加工に手間を要する
という問題点も有している。
課題を解決するための手段 本発明は、ロータを有する軸をフレームに支持するベ
アリングの外周と前記フレームとの間に具えられたリン
グ状弾性体によって前記軸が軸と交差する方向に付勢さ
れたモータにおいて、前記リング状弾性体は太径部、細
径部、及び径方向外側に延びる突部を有し、前記フレー
ム内壁に径方向に開口部が形成されており、前記開口部
に前記リング状弾性体の突部が収納されている構成のモ
ータの軸支持構造により、前記の課題を解決した。
作用 モータを組立てる時、リング状弾性体の突部がフレー
ム内壁の開口部に入れられるので、リング状弾性体は所
定の位置に正確に位置規制される。
モータが組立てられた後も、リング状弾性体の突部が
フレーム内壁の開口部に入れられているので、モータの
振動、温度変化に伴う各部品の変形等があっても、リン
グ状弾性体の位置ずれが確実に防止される。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、磁気ディスク用スピンドルモータ20であ
り、磁気ディスク装置Aに取付けられる取付フレーム
(フレーム)21には一対のベアリング22,22によって軸2
3が回転自在に設けられている。
取付フレーム21には、電機子24の鉄心25が圧入される
環状部26が形成されている。軸23の上端27にはカップ状
のロータ28が、下端29には回転フレーム30がそれぞれ一
体に設けられている。ロータ28の外周31には磁気ディス
ク(図示省略)が装着されるようになっている。回転フ
レーム30の内周には電機子24と対向して磁石32が取付け
られている。
従って、モータ20は、電機子24と磁石32の磁気作用に
よって、ロータ28に装着してある磁気ディスク(図示省
略)をロータ28とともに回転させることができる。
環状部26の内部には、軸支持構造33が設けられてい
る。
環状部26の内周34には深さがほぼ均一な溝35が形成さ
れている。なお、溝35は深さがほぼ均一であるから加工
が容易である。溝35には径方向に開口部38が形成されて
いる。この開口部38は環状部26の外周36の一部分を切り
欠く(符号37で示す部分)ことによって容易に形成する
ことができる。
溝35内には、ゴム、樹脂等で作られたリング状の弾性
体39が組込まれている。弾性体39は、一部分(符号40で
示す太径部)は太く、残りの部分(符号41で示す細径
部)は細くなっている。太径部40には、前記溝35の開口
部38に入り込む突部42が形成されている。太径部40は溝
35とベアリング22との間に強く挟まれ、弾力によって、
軸23の傾き方向を規制し、磁気ディスクと読取り磁気ヘ
ッド(図示省略)との相対位置関係のずれが最小限にな
るようにしている。また、細径部41と、ベアリング22、
溝35とのそれぞれの間に隙間S,Sが設けられている。開
口部38と突部42は、位置ずれ防止手段43を構成してい
る。
突部42は、弾性体39内にベアリング22が組込まれると
き生じる弾性体39の位置ずれを開口部38との係合によっ
て防止する役目をしている。さらに、突部42は、モータ
の振動、温度変化に伴う各部品の変形等による弾性体39
の位置ずれも防止する役目をしている。
なお、上記実施例では、突部42は太径部40に形成され
ているが、他の部分、例えば、第5図に示す弾性体49の
ように細径部41に設けてもよい。
発明の効果 本発明のモータの軸支持構造によると、リング状弾性
体の突部とフレーム内壁の開口部からなる位置ずれ防止
手段が、軸の傾きの方向を規制する弾性体の、組立て
時、或いは、温度変化による位置ずれを防止するので、
軸の傾き方向を確実に所定の方向に規制することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の軸支持構造を具えたモータの軸に沿っ
た断面図、第2図は一部分省略した第1図中2−2矢視
断面図、第3図は取付けフレームの下部を下方向から見
た斜視図、第4図はリング状弾性体の斜視図、第5図は
リング状弾性体の他の実施例の斜視図である。そして、
第6図は従来の軸支持構造を具えたモータの軸に沿った
概略断面図、第7図は従来のリング状弾性体の斜視図で
ある。 20……スピンドルモータ(モータ) 21……取付フレーム(フレーム) 22……ベアリング 23……軸 28……ロータ 33……軸支持構造 38……開口部 39……リング状弾性体 42……突部 43……位置ずれ防止手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータを有する軸をフレームに支持するベ
    アリングの外周と前記フレームとの間に具えられたリン
    グ状弾性体によって前記軸が軸と交差する方向に付勢さ
    れたモータにおいて、 前記リング状弾性体は太径部、細径部、及び径方向外側
    に延びる突部を有し、 前記フレーム内壁に径方向に開口部が形成されており、 前記開口部に前記リング状弾性体の突部が収納されてい
    ることを特徴とする、 モータの軸支持構造。
JP2140087A 1990-05-31 1990-05-31 モータの軸支持構造 Expired - Fee Related JP2789492B2 (ja)

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JPS6032430Y2 (ja) * 1980-07-30 1985-09-27 富士通株式会社 スピンドルの保持構造

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JPH0434215A (ja) 1992-02-05

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