JP3334647B2 - 車両のヨーレイト検出装置 - Google Patents

車両のヨーレイト検出装置

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JP3334647B2
JP3334647B2 JP30782598A JP30782598A JP3334647B2 JP 3334647 B2 JP3334647 B2 JP 3334647B2 JP 30782598 A JP30782598 A JP 30782598A JP 30782598 A JP30782598 A JP 30782598A JP 3334647 B2 JP3334647 B2 JP 3334647B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/172Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2250/00Monitoring, detecting, estimating vehicle conditions
    • B60T2250/06Sensor zero-point adjustment; Offset compensation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のヨーレイト
検出装置に関し、特に、車両の運動制御装置に好適なヨ
ーレイト検出装置に係る。
【0002】
【従来の技術】近時、車両の運動特性、特に旋回特性を
制御する手段として、制動力の左右差制御により旋回モ
ーメントを直接制御する運動制御装置が注目され、実用
に供されている。例えば、車両が旋回運動中において、
過度のオーバーステアと判定されたときには、旋回外側
の前輪に制動力が付与され、車両に対し外向きのヨーモ
ーメント、即ち車両を旋回外側に向けるヨーモーメント
が生ずるように制御される。これをオーバーステア抑制
制御と呼び、安定性制御とも呼ばれる。また、車両が旋
回運動中に過度のアンダーステアと判定されたときに
は、車両に対し内向きのヨーモーメント、即ち車両を旋
回内側に向けるヨーモーメントが生ずるように制御され
る。これはアンダーステア抑制制御と呼び、コーストレ
ース性制御とも呼ばれる。これらオーバーステア抑制制
御とアンダーステア抑制制御は制動操舵制御と総称され
る。而して、ブレーキペダルの操作の有無には無関係
に、例えば実ヨーレイトと目標ヨーレイトの比較結果に
応じて各車輪に対する制動力が制御される。
【0003】このような車両の運動制御装置には、車両
のヨーレートを検出するセンサが利用されるが、特開平
5−314397号公報には、従来のセンサ信号処理装
置はヨーレート検出用のセンサ出力信号に含まれるドリ
フト成分の補償を考慮していないとして、ヨーレートセ
ンサのドリフト量にかかわらず正確なヨーレートを算出
することを目的としたセンサ信号処理装置が提案されて
いる。具体的には、所定の走行条件下で、所定時間内の
正負の操舵角の各値と所定時間内の正負のヨーレートの
各値とが互いに符号する関係となるようにヨーレートセ
ンサのゼロ点信号を更新することとしている。また、別
の手段として、低速直進走行時のように、ヨーレートが
発生しないような走行条件下でのヨーレートセンサ出
力、具体的には、操舵角、前後方向速度及び車両特性か
ら推定した推定発生ヨーレートが予め定めた許容ヨーレ
ート誤差以下である場合、その時のヨーレートセンサ出
力をゼロ点信号として更新することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記公報
に記載のセンサ信号処理装置におけるゼロ点の更新に
は、操舵角センサの出力が直接用いられるが、この操舵
角センサは分解能が低い。このため、ヨーレイトセンサ
に対して正確にゼロ点信号を設定及び更新することはで
きない。特に、制動操舵制御に供する車体横すべり角の
演算に際しては、操舵角センサの出力誤差が蓄積され、
大きな誤差となる。更に、上記公報に記載のセンサ信号
処理装置によるゼロ点の補正処理は複雑であるので、処
理時間が長くなる。
【0005】そこで、本発明は、車両のヨーレイト検出
装置において、正確にヨーレイトセンサのゼロ点を設定
し得るようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の車両のヨーレイト検出装置は、請求項1に
記載のように、車両に発生するヨーレイトを検出するヨ
ーレイトセンサと、前記車両の停止状態を判定する車両
停止判定手段と、該車両停止判定手段にて前記車両が停
止していると判定する毎に、車両停止時の前記ヨーレイ
トセンサの検出ヨーレイトをゼロ点に設定するゼロ点設
定手段と、該ゼロ点設定手段が設定したゼロ点を基準に
前記ヨーレイトセンサの出力に基づき実ヨーレイトを演
算する実ヨーレイト演算手段と、前記車両の車体速度を
検出する車体速度検出手段と、前記車両の操舵角を検出
する操舵角検出手段と、該操舵角検出手段の検出操舵角
及び前記車体速度検出手段の検出車体速度に基づき目標
ヨーレイトを設定する目標ヨーレイト設定手段と、該目
標ヨーレイト設定手段が設定した目標ヨーレイトと前記
実ヨーレイト演算手段が演算した実ヨーレイトの比較結
果に応じて、前記ゼロ点設定手段が設定するゼロ点を補
正するゼロ点補正手段とを備えている。そして、前記ゼ
ロ点設定手段は、車両停止判定手段にて前記車両が停止
していると判定する毎に、前記ヨーレイトセンサの検出
ヨーレイトに対し仮ゼロ点を設定する仮ゼロ点設定手段
を備え、また、前記ゼロ点補正手段は、前記仮ゼロ点設
定手段が設定した仮ゼロ点を基準に前記ヨーレイトセン
サの出力に基づき前記実ヨーレイト演算手段が演算した
実ヨーレイトと、前記目標ヨーレイト設定手段が設定し
た目標ヨーレイトの偏差を演算する偏差演算手段を備
え、該偏差演算手段の演算結果の偏差が所定値を下回
り、且つ前記車体速度検出手段の検出車体速度が所定の
速度を超えた状態が、所定時間以上継続したときに、前
記仮ゼロ点に基づき前記ゼロ点を補正するように構成し
たものである。例えば、前記実ヨーレイト演算手段にお
いては、前記ヨーレイトセンサの検出ヨーレイトから前
記仮ゼロ点の値を減算することによって前記実ヨーレイ
トを演算し、前記ゼロ点補正手段においては、前記偏差
演算手段の演算結果の偏差が所定値を下回り、且つ前記
車体速度検出手段の検出車体速度が所定の速度を越えた
状態が所定時間以上継続したときに、前記仮ゼロ点によ
って前記ゼロ点を更新するように構成するとよい。
【0007】、前記車両停止判定手段は、車両のパー
キングブレーキが操作された状態にあることを検出する
パーキングスイッチと、前記車体速度検出手段によって
構成することができ、車両のパーキングブレーキが操作
された状態にあり、且つ車体速度が所定速度以下のとき
に、車両が停止していると判定することができる。
【0008】
【0009】
【0010】また、前記ゼロ点補正手段は、請求項
記載のように、前記偏差演算手段の演算結果の偏差が所
定値を越えた状態が所定時間以上継続したときには、前
記ゼロ点を補正しないように構成するとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は本発明のヨーレイト
検出装置の一実施形態を示すもので、その基本構成とし
ては、先ず車両に発生するヨーレイトを検出するヨーレ
イトセンサYSと、車両の停止状態を判定する車両停止
判定手段PDと、この車両停止判定手段PDにて車両が
停止していると判定する毎に、車両停止時のヨーレイト
センサの検出ヨーレイトをゼロ点に設定するゼロ点設定
手段ZSと、このゼロ点設定手段ZSが設定したゼロ点
を基準にヨーレイトセンサYSの出力に基づき実ヨーレ
イトを演算する実ヨーレイト演算手段YAとを備えてい
る。このように構成すれば、ゼロ点の設定に際し、従来
のように操舵角センサの出力を直接用いているものでは
ないので、正確にゼロ点を設定することができる。
【0012】更に、図1に示すように、車両の車体速度
を検出する車体速度検出手段VSと、車両の操舵角を検
出する操舵角検出手段SA設けられると共に、この操
舵角検出手段SAの検出操舵角及び車体速度検出手段V
Sの検出車体速度に基づき目標ヨーレイトを設定する目
標ヨーレイト設定手段YT設けられている。そして、
この目標ヨーレイト設定手段YTが設定した目標ヨーレ
イトと実ヨーレイト演算手段YAが演算した実ヨーレイ
トの比較結果に応じて、ゼロ点設定手段ZSの設定によ
るゼロ点を補正するゼロ点補正手段ZA設けられてい
【0013】ところで、車両が、航海中のフェリーに収
容された状態、あるいは回転するターンテーブル上に載
置された状態等においては、ヨーレイトセンサYSは、
車両に対しては停止した状態であっても、それ自体は揺
動あるいは回転しているのでこれらの状態が外乱となっ
て誤差を生じ得る。このため、本実施形態のゼロ点設定
手段ZSは、車両停止判定手段PDにて車両が停止して
いると判定する毎に、ヨーレイトセンサYSの検出ヨー
レイトに対し仮ゼロ点を設定する仮ゼロ点設定手段TZ
が設けられると共に、ゼロ点補正手段ZAには、仮ゼロ
点設定手段TZが設定した仮ゼロ点を基準にヨーレイト
センサYSの出力に基づき実ヨーレイト演算手段YAが
演算した実ヨーレイトと、目標ヨーレイト設定手段YT
が設定した目標ヨーレイトの偏差を演算する偏差演算手
段YDが設けられており、この偏差演算手段YDの演算
結果の偏差と車体速度検出手段VSの検出車体速度に応
じて、仮ゼロ点に基づきゼロ点を補正するように構成さ
れている。
【0014】具体的には、実ヨーレイト演算手段YAに
おいては、ヨーレイトセンサYSの検出ヨーレイトから
仮ゼロ点の値を減算することによって実ヨーレイトが演
算される。また、ゼロ点補正手段ZAにおいては、偏差
演算手段YDの演算結果の偏差が所定値を下回り、且つ
車体速度検出手段VSの検出車体速度が所定の速度を越
えた状態が所定時間以上継続したときに、仮ゼロ点によ
ってゼロ点を更新するように構成されている。而して、
車両がフェリーに収容された状態、ターンテーブル上に
載置された状態等においても、確実にヨーレイトセンサ
に対するゼロ点補正を行なうことができる。更に、ゼロ
点補正手段ZAは、偏差演算手段YDの演算結果の偏差
が所定値を越えた状態が所定時間以上継続したときに
は、異常と判定し、ゼロ点補正を行なわないように構成
されている。
【0015】図2は本発明のヨーレイト検出装置の一実
施形態を含む車両の全体構成を示すものであり、エンジ
ンEGはスロットル制御装置TH及び燃料噴射装置FI
を備えた内燃機関で、スロットル制御装置THにおいて
はアクセルペダルAPの操作に応じてメインスロットル
バルブMTのメインスロットル開度が制御される。ま
た、電子制御装置ECUの出力に応じて、スロットル制
御装置THのサブスロットルバルブSTが駆動されサブ
スロットル開度が制御されると共に、燃料噴射装置FI
が駆動され燃料噴射量が制御されるように構成されてい
る。本実施形態のエンジンEGは変速制御装置GSを介
して車両前方の車輪FL,FRに連結されており、所謂
前輪駆動方式が構成されている。制動系については、車
輪FL,FR,RL,RRに夫々ホイールシリンダWf
l,Wfr,Wrl,Wrrが装着されており、これら
のホイールシリンダWfl等にブレーキ液圧制御装置B
Cが接続されている。尚、車輪FLは運転席からみて前
方左側の車輪を示し、以下車輪FRは前方右側、車輪R
Lは後方左側、車輪RRは後方右側の車輪を示してお
り、本実施形態では所謂X配管が構成されている。
【0016】車輪FL,FR,RL,RRには車輪速度
センサWS1乃至WS4が配設され、これらが電子制御
装置ECUに接続されており、各車輪の回転速度、即ち
車輪速度に比例するパルス数のパルス信号が電子制御装
置ECUに入力されるように構成されている。更に、車
両を停止状態に保持するためパーキングブレーキ(図示
せず)が操作されたときにオンとなるパーキングスイッ
チPB、ブレーキペダルBPが踏み込まれたときにオン
となるブレーキスイッチBS、車両前方の車輪FL,F
Rの舵角δf を検出する前輪舵角センサSSf、車両の
横加速度を検出する横加速度センサYG及び車両のヨー
レイトを検出するヨーレイトセンサYS等が電子制御装
置ECUに接続されている。
【0017】本発明のヨーレイト検出装置を構成するヨ
ーレイトセンサYSは、図示は省略するが、車両重心を
通る鉛直軸回りの車両回転角(ヨー角)の変化速度、即
ちヨー角速度(ヨーレイト)を検出するセンサで、その
出力信号は検出ヨーレイトγasとして電子制御装置EC
Uに入力される。
【0018】本実施形態の電子制御装置ECUは、図2
に示すように、バスを介して相互に接続されたプロセシ
ングユニットCPU、メモリROM,RAM、入力ポー
トIPT及び出力ポートOPT等から成るマイクロコン
ピュータCMPを備えている。上記車輪速度センサWS
1乃至WS4、ブレーキスイッチBS、前輪舵角センサ
SSf、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG等
の出力信号は増幅回路AMPを介して夫々入力ポートI
PTからプロセシングユニットCPUに入力されるよう
に構成されている。また、出力ポートOPTからは駆動
回路ACTを介してスロットル制御装置TH及びブレー
キ液圧制御装置BCに夫々制御信号が出力されるように
構成されている。
【0019】マイクロコンピュータCMPにおいては、
メモリROMは図3乃至図6に示したフローチャートを
含む種々の処理に供するプログラムを記憶し、プロセシ
ングユニットCPUは図示しないイグニッションスイッ
チが閉成されている間当該プログラムを実行し、メモリ
RAMは当該プログラムの実行に必要な変数データを一
時的に記憶する。尚、スロットル制御等の各制御毎に、
もしくは関連する制御を適宜組合せて複数のマイクロコ
ンピュータを構成し、相互間を電気的に接続することと
してもよい。
【0020】上記のように構成された本実施形態におい
ては、電子制御装置ECUにより制動操舵制御、アンチ
スキッド制御等の一連の処理が行なわれ、イグニッショ
ンスイッチ(図示せず)が閉成されると図3乃至図6等
のフローチャートに対応したプログラムの実行が開始す
る。図3及び図4は車両の制動制御作動を示すもので、
先ずステップ100にてマイクロコンピュータCMPが
初期化され、各種の演算値がクリアされる。次にステッ
プ101において、車輪速度センサWS1乃至WS4の
検出信号が読み込まれると共に、前輪舵角センサSSf
の検出信号(舵角δf )、ヨーレイトセンサYSの検出
ヨーレイトγas及び横加速度センサYGの検出加速度
(即ち、実横加速度でありGyaで表す)が読み込まれ
る。
【0021】次に、ステップ102に進み、各車輪の車
輪速度Vw** (**は各車輪FR等を表す)が演算されると
共に、これらが微分され各車輪の車輪加速度DVw** が
求められる。続いて、ステップ103において各車輪の
車輪速度Vw** の最大値が車両重心位置での推定車体速
度Vsoとして演算される(Vso=MAX( Vw**))。ま
た、各車輪の車輪速度Vw** に基づき各車輪毎に推定車
体速度Vso**が求められ、必要に応じ、車両旋回時の内
外輪差等に基づく誤差を低減するため正規化が行われ
る。更に、推定車体速度Vsoが微分され、車両重心位置
での推定車体加速度(符号が逆の推定車体減速度を含
む)DVsoが演算される。
【0022】次に、ステップ104に進み、目標ヨーレ
イトγt がγt ={δf /( N・L)}・Vso/(1+
Kh ・Vso2 )として演算される。ここで、Kh はスタ
ビリティファクタ、Nはステアリングギヤレシオ、Lは
ホイールベースを表す。続いて、ステップ105におい
て実ヨーレイトγa が演算されるが、これについては図
4を参照して後述する。
【0023】また、ステップ106において、上記ステ
ップ102及び103で求められた各車輪の車輪速度V
w** と推定車体速度Vso**(あるいは、正規化推定車体
速度)に基づき各車輪の実スリップ率Sa** がSa** =
(Vso**−Vw** )/Vso**として求められる。次に、
ステップ107おいて、車両重心位置での推定車体加速
度DVsoと横加速度センサYGの検出信号の実横加速度
Gyaに基づき、路面摩擦係数μが近似的に(DVso2
Gya2)1/2 として求められる。更に、路面摩擦係数を検
出する手段として、直接路面摩擦係数を検出するセンサ
等、種々の手段を用いることができる。
【0024】続いて、ステップ108にて車体横すべり
角速度Dβが演算されると共に、車体横すべり角βが演
算される。この車体横すべり角βは、車両の進行方向に
対する車体のすべりを角度で表したもので、次のように
演算し推定することができる。即ち、車体横すべり角速
度Dβは車体横すべり角βの微分値dβ/dtであり、
ステップ107にてDβ=Gy /Vso−γa として求め
ることができ、これをステップ108にて積分しβ=∫
(Gy /Vso−γa )dtとして車体横すべり角βを求
めることができる。尚、Gy は車両の横加速度、Vsoは
車両重心位置での推定車体速度を表す。このように、本
実施形態では、実ヨーレイトγa が車体横すべり角速度
Dβ及び車体横すべり角βの演算に供されている。
【0025】そして、ステップ109に進み制動操舵制
御モードとされ、後述するように制動操舵制御に供する
目標スリップ率が設定され、後述のステップ118の液
圧サーボ制御により、車両の運転状態に応じて各車輪に
対する制動力が制御される。この制動操舵制御は、後述
する全ての制御モードにおける制御に対し重畳される。
この後ステップ110に進み、アンチスキッド制御開始
条件を充足しているか否かが判定され、開始条件を充足
し制動操舵時にアンチスキッド制御開始と判定される
と、初期特定制御は直ちに終了しステップ111にて制
動操舵制御及びアンチスキッド制御の両制御を行なうた
めの制御モードに設定される。
【0026】ステップ110にてアンチスキッド制御開
始条件を充足していないと判定されたときには、ステッ
プ112に進み前後制動力配分制御開始条件を充足して
いるか否かが判定され、制動操舵制御時に前後制動力配
分制御開始と判定されるとステップ113に進み、制動
操舵制御及び前後制動力配分制御の両制御を行なうため
の制御モードに設定され、充足していなければステップ
114に進みトラクション制御開始条件を充足している
か否かが判定される。制動操舵制御時にトラクション制
御開始と判定されるとステップ115にて制動操舵制御
及びトラクション制御の両制御を行なうための制御モー
ドに設定され、制動操舵制御時に何れの制御も開始と判
定されていないときには、ステップ116にて制動操舵
制御開始条件を充足しているか否かが判定される。
【0027】ステップ116において制動操舵制御開始
と判定されるとステップ117に進み制動操舵制御のみ
を行なう制御モードに設定される。そして、これらの制
御モードに基づきステップ118にて液圧サーボ制御が
行なわれた後ステップ101に戻る。尚、前後制動力配
分制御モードにおいては、車両の制動時に車両の安定性
を維持するように、後輪に付与する制動力の前輪に付与
する制動力に対する配分が制御される。ステップ116
において制動操舵制御開始条件も充足していないと判定
されると、ステップ119にて全ての電磁弁のソレノイ
ドがオフとされた後ステップ101に戻る。尚、ステッ
プ111,113,115,117に基づき、必要に応
じ、車両の運転状態に応じてスロットル制御装置THの
サブスロットル開度が調整されエンジンEGの出力が低
減され、駆動力が制限される。
【0028】図4は図3のステップ105における制動
操舵制御に供する実ヨーレイトγaの演算の具体的処理
内容を示すもので、先ずステップ201において、ステ
ップ104で演算された目標ヨーレイトγt とヨーレイ
トセンサYSの検出ヨーレイトγasの偏差Δγ(=γt
−γas)が演算される。そして、ステップ202におい
て車両が停止状態にあるか否かが判定される。即ち、パ
ーキングスイッチPBがオンとされ、且つ推定車体速度
Vsoが0であるか否かが判定される。これらの条件を充
足しておれば車両停止と判定され、ステップ203に
て、そのときの検出ヨーレイトγasが仮ゼロ点γtmとし
て設定された後、ステップ204に進む。ステップ20
2の条件を充足していなければそのままステップ204
に進む。尚、本実施形態では推定車体速度Vsoが0であ
ることをステップ202の条件としたが、推定車体速度
Vsoが所定速度以下であることを条件としてもよい。
【0029】ステップ204においては、上記の仮ゼロ
点γtmを実際にゼロ点とすべきか否かが判定される。具
体的には、(1)上記の仮ゼロ点設定が行なわれ、
(2)目標ヨーレイトγt と検出ヨーレイトγasの偏差
Δγの絶対値が所定値εを下回り、且つ(3)推定車体
速度Vsoが所定速度Kvを越え、これら(1)乃至
(3)の条件が所定時間T1(例えば、0.5秒)継続
したか否かが判定される。これらの条件の全てを充足し
ておれば、ステップ205に進み実際のゼロ点γaoが仮
ゼロ点γtmに更新されると共に、ステップ206におい
て仮ゼロ点γtmがクリア(0)される。ステップ204
の条件を充足していなければ、ステップ207に進み推
定車体速度Vsoが所定速度Kvを越えたか否かが判定さ
れ、所定速度Kv以下であればそのままステップ210
に進む。即ち、偏差Δγの絶対値が所定値ε以上である
場合、あるいは推定車体速度Vsoが所定速度Kvを越え
た状態の継続時間が所定時間T1以下であるときには、
ステップ205は行なわれず、車両停止状態での前回の
ゼロ点が用いられる。
【0030】そして、ステップ207において推定車体
速度Vsoが所定速度Kvを越えていると判定された場合
には、更にステップ208において、ヨーレイトの偏差
Δγが所定値εを越えた状態が所定時間T2(例えば、
2秒)継続したか否かが判定され、否であればそのまま
ステップ210に進む。しかし、推定車体速度Vsoが所
定速度Kvを越えており、且つヨーレイトの偏差Δγの
絶対値が所定値εを越えた状態が所定時間T2継続して
いる場合には、ステップ209において仮ゼロ点γtmが
クリアされてステップ210に進む。即ち、これ以降車
両が停止するまでゼロ点の更新は行なわれない。
【0031】而して、ステップ210においては、ヨー
レイトセンサYSの検出ヨーレイトγasと、そのときの
ゼロ点γaoとの差(γas−γao)が実ヨーレイトγa と
される。この場合において、ゼロ点γaoはステップ20
5では更新されるが、ステップ204で否と判定された
ときには過去(前回の演算タイミング以前)に更新され
たゼロ点γaoが用いられる。
【0032】図5は図3のステップ109における制動
操舵制御の具体的処理内容を示すもので、制動操舵制御
にはオーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制
御が含まれ、各車輪に関しオーバーステア抑制制御及び
/又はアンダーステア抑制制御に応じた目標スリップ率
が設定される。先ず、ステップ301,302において
オーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制御の
開始・終了判定が行なわれる。
【0033】ステップ301で行なわれるオーバーステ
ア抑制制御の開始・終了判定は、図7に斜線で示す制御
領域にあるか否かに基づいて行なわれる。即ち、判定時
における車体横すべり角βと車体横すべり角速度Dβの
値に応じて制御領域に入ればオーバーステア抑制制御が
開始され、制御領域を脱すればオーバーステア抑制制御
が終了とされ、図7に矢印の曲線で示したように制御さ
れる。また、後述するように、図7に二点鎖線で示した
境界から制御領域側に外れるに従って制御量が大となる
ように各車輪の制動力が制御される。
【0034】一方、ステップ302で行なわれるアンダ
ーステア抑制制御の開始・終了判定は、図8に斜線で示
す制御領域にあるか否かに基づいて行なわれる。即ち、
判定時において目標横加速度Gytに対する実横加速度G
yaの変化に応じて、一点鎖線で示す理想状態から外れて
制御領域に入ればアンダーステア抑制制御が開始され、
制御領域を脱すればアンダーステア抑制制御が終了とさ
れ、図8に矢印の曲線で示したように制御される。
【0035】続いて、ステップ303にてオーバーステ
ア抑制制御が制御中か否かが判定され、制御中でなけれ
ばステップ304にてアンダーステア抑制制御が制御中
か否かが判定され、これも制御中でなければそのままメ
インルーチンに戻る。ステップ304にてアンダーステ
ア抑制制御と判定されたときにはステップ305に進
み、各車輪の目標スリップ率が後述するアンダーステア
抑制制御用に設定される。ステップ303にてオーバー
ステア抑制制御と判定されると、ステップ306に進み
アンダーステア抑制制御か否かが判定され、アンダース
テア抑制制御でなければステップ307において各車輪
の目標スリップ率は後述するオーバーステア抑制制御用
に設定される。また、ステップ306でアンダーステア
抑制制御が制御中と判定されると、オーバーステア抑制
制御とアンダーステア抑制制御が同時に行なわれること
になり、ステップ308にて同時制御用の目標スリップ
率が設定される。
【0036】ステップ307におけるオーバーステア抑
制制御用の目標スリップ率の設定には、車体横すべり角
βと車体横すべり角速度Dβが用いられる。また、アン
ダーステア抑制制御における目標スリップ率の設定に
は、目標横加速度Gytと実横加速度Gyaとの差が用いら
れる。尚、この目標横加速度Gytの演算に目標ヨーレイ
トγt が用いられ、目標横加速度GytはGyt=γt ・V
soとして求められる。
【0037】ステップ305における各車輪の目標スリ
ップ率は、旋回外側の前輪がStufoに設定され、旋回内
側の前輪がStufiに設定され、旋回内側の後輪がSturi
に設定される。ここで示したスリップ率(S)の符号に
ついては "t"は「目標」を表し、後述の「実測」を表す
"a"と対比される。 "u"は「アンダーステア抑制制御」
を表し、 "r"は「後輪」を表し、 "o"は「外側」を、 "
i"は「内側」を夫々表す。
【0038】ステップ307における各車輪の目標スリ
ップ率は、旋回外側の前輪がStefoに設定され、旋回内
側の後輪がSteriに設定される。ここで、 "e"は「オー
バーステア抑制制御」を表す。そして、ステップ308
における各車輪の目標スリップ率は、旋回外側の前輪が
Stefoに設定され、旋回内側の前輪がStufiに設定さ
れ、旋回内側の後輪がSturiに夫々設定される。即ち、
オーバーステア抑制制御とアンダーステア抑制制御が同
時に行なわれるときには、旋回外側の前輪はオーバース
テア抑制制御の目標スリップ率と同様に設定され、旋回
内側の車輪は何れもアンダーステア抑制制御の目標スリ
ップ率と同様に設定される。尚、何れの場合も旋回外側
の後輪(即ち、前輪駆動車における従動輪)は推定車体
速度設定用のため非制御とされている。
【0039】オーバーステア抑制制御に供する旋回外側
の前輪の目標スリップ率Stefoは、Stefo=K1 ・β+
K2 ・Dβとして設定され、旋回内側の後輪の目標スリ
ップ率Steriは”0”とされる。ここで、K1 ,K2は
定数で、加圧方向(制動力を増大する方向)の制御を行
なう値に設定される。一方、アンダーステア抑制制御に
供する目標スリップ率は、目標横加速度Gytと実横加速
度Gyaの偏差ΔGy に基づいて以下のように設定され
る。即ち、旋回外側の前輪に対する目標スリップ率Stu
foはK3 ・ΔGy と設定され、定数K3 は加圧方向(も
しくは減圧方向)の制御を行なう値に設定される。ま
た、旋回内側の後輪に対する目標スリップ率SturiはK
4 ・ΔGy に設定され、定数K4 は加圧方向の制御を行
なう値に設定される。同様に、旋回内側の前輪に対する
目標スリップ率StufiはK5 ・ΔGyに設定され、定数
K5 は加圧方向の制御を行なう値に設定される。
【0040】図6は図4のステップ118で行なわれる
液圧サーボ制御の処理内容を示すもので、各車輪につい
てホイールシリンダ液圧のスリップ率サーボ制御が行な
われる。先ず、前述のステップ305,307又は30
8にて設定された目標スリップ率St** がステップ40
1にて読み出され、これらがそのまま各車輪の目標スリ
ップ率St** として読み出される。
【0041】続いてステップ402において、各車輪毎
にスリップ率偏差ΔSt** が演算されると共に、ステッ
プ403にて車体加速度偏差ΔDVso**が演算される。
ステップ402においては、各車輪の目標スリップ率S
t** と実スリップ率Sa** の差が演算されスリップ率偏
差ΔSt** が求められる(ΔSt** =St** −Sa*
*)。また、ステップ403においては車両重心位置で
の推定車体加速度DVsoと制御対象の車輪における車輪
加速度DVw** の差が演算され、車体加速度偏差ΔDV
so**が求められる。このときの各車輪の実スリップ率S
a** 及び車体加速度偏差ΔDVso**はアンチスキッド制
御、トラクション制御等の制御モードに応じて演算が異
なるが、これらについては説明を省略する。
【0042】続いて、ステップ404に進み、各制御モ
ードにおけるブレーキ液圧制御に供する一つのパラメー
タY**がGs** ・ΔSt** として演算される。ここでG
s**はゲインであり、車体横すべり角βに応じて図9に
実線で示すように設定される。また、ステップ405に
おいて、ブレーキ液圧制御に供する別のパラメータX**
がGd** ・ΔDVso**として演算される。このときのゲ
インGd** は図9に破線で示すように一定の値である。
この後、ステップ406に進み、各車輪毎に、上記パラ
メータX**,Y**に基づき、図10に示す制御マップに
従って液圧モードが設定される。図10においては予め
急減圧領域、パルス減圧領域、保持領域、パルス増圧領
域及び急増圧領域の各領域が設定されており、ステップ
406にてパラメータX**及びY**の値に応じて、何れ
の領域に該当するかが判定される。尚、非制御状態では
液圧モードは設定されない(ソレノイドオフ)。
【0043】ステップ406にて今回判定された領域
が、前回判定された領域に対し、増圧から減圧もしくは
減圧から増圧に切換わる場合には、ブレーキ液圧の立下
りもしくは立上りを円滑にする必要があるので、ステッ
プ407において増減圧補償処理が行われる。例えば急
減圧モードからパルス増圧モードに切換るときには、急
増圧制御が行なわれ、その時間は直前の急減圧モードの
持続時間に基づいて決定される。上記液圧モード及び増
減圧補償処理に応じて、ステップ408にて液圧制御ソ
レノイドの駆動処理が行なわれ、ブレーキ液圧制御装置
BCのソレノイド(図示せず)が駆動され、各車輪の制
動力が制御される。このブレーキ液圧制御装置BCの構
成については従前の車両の運動制御装置に供されるブレ
ーキ液圧制御装置と同様であり、また本発明とは直接関
係しないので説明は省略する。
【0044】そして、ステップ409にて、ブレーキ液
圧制御装置BCにおける液圧ポンプ駆動用モータ(図示
せず)の駆動処理が行なわれる。尚、上記の実施形態で
はスリップ率によって制御することとしているが、制御
目標としてはスリップ率のほか、各車輪のホイールシリ
ンダのブレーキ液圧等、各車輪に付与される制動力に対
応する目標値であればどのような値を用いてもよい。
【0045】
【0046】
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の車両のヨーレイ
ト検出装置においては、車両が停止していると判定する
毎に、ヨーレイトセンサの検出ヨーレイトに対しゼロ点
を設定し、このゼロ点を基準にヨーレイトセンサの出力
に基づき実ヨーレイトを演算すると共に、目標ヨーレイ
トと実ヨーレイトの比較結果に応じてゼロ点を補正する
ように構成されており、更に、ゼロ点設定手段は、車両
停止判定手段にて前記車両が停止していると判定する毎
に、ヨーレイトセンサの検出ヨーレイトに対し仮ゼロ点
を設定し、この仮ゼロ点を基準にヨーレイトセンサの出
力に基づき実ヨーレイト演算手段が演算した実ヨーレイ
トと、目標ヨーレイト設定手段が設定した目標ヨーレイ
トの偏差を演算し、この偏差が所定値を下回り、且つ
体速度検出手段の検出車体速度が所定の速度を超えた状
態が、所定時間以上継続したときに、仮ゼロ点に基づき
ゼロ点を補正するように構成されているので、車両が、
航海中のフェリーに収容された状態、あるいは回転する
ターンテーブル上に載置された状態等においても、確実
にヨーレイトセンサに対するゼロ点補正を行なうことが
できる。
【0048】更に、請求項に記載のヨーレイト検出装
置においては、偏差演算手段の演算結果の偏差が所定値
を越えた状態が所定時間以上継続したときには、ゼロ点
を補正しないように構成されているので、異常時におけ
るゼロ点補正を確実に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヨーレイト検出装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明のヨーレイト検出装置を含む制動制御装
置の一実施形態の全体構成図である。
【図3】車両の制動制御の全体を示すフローチャートで
ある。
【図4】図3の制動操舵制御に供する実ヨーレイトγa
の演算処理を示すフローチャートである。
【図5】図3の制動操舵制御に供する目標スリップ率設
定の処理を示すフローチャートである。
【図6】図3の制動操舵制御における液圧サーボ制御の
処理を示すフローチャートである。
【図7】図3の制動操舵制御に供するオーバステア抑制
制御の開始・終了判定領域を示すグラフである。
【図8】図3の制動操舵制御に供するアンダーステア抑
制制御の開始・終了判定領域を示すグラフである。
【図9】図3の制動操舵制御に供する液圧制御に供する
パラメータ演算用のゲインGs** ,Gd** を示すグラフ
である。
【図10】図3の制動操舵制御に供する制御マップを示
すグラフである。
【符号の説明】
YS ヨーレイトセンサ, PB パーキングスイッ
チ,ECU 電子制御装置, BC ブレーキ液圧制御
装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B62D 137:00 G01P 15/00 J (56)参考文献 特開 平10−206453(JP,A) 特開 平6−273443(JP,A) 特開 平3−282370(JP,A) 特開 平3−287009(JP,A) 特開 平5−314397(JP,A) 特開 平3−193559(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/00 - 15/125 G01P 21/00 B62D 6/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に発生するヨーレイトを検出するヨ
    ーレイトセンサと、前記車両の停止状態を判定する車両
    停止判定手段と、該車両停止判定手段にて前記車両が停
    止していると判定する毎に、車両停止時の前記ヨーレイ
    トセンサの検出ヨーレイトをゼロ点に設定するゼロ点設
    定手段と、該ゼロ点設定手段が設定したゼロ点を基準に
    前記ヨーレイトセンサの出力に基づき実ヨーレイトを演
    算する実ヨーレイト演算手段と、前記車両の車体速度を
    検出する車体速度検出手段と、前記車両の操舵角を検出
    する操舵角検出手段と、該操舵角検出手段の検出操舵角
    及び前記車体速度検出手段の検出車体速度に基づき目標
    ヨーレイトを設定する目標ヨーレイト設定手段と、該目
    標ヨーレイト設定手段が設定した目標ヨーレイトと前記
    実ヨーレイト演算手段が演算した実ヨーレイトの比較結
    果に応じて、前記ゼロ点設定手段が設定するゼロ点を補
    正するゼロ点補正手段とを備え、前記ゼロ点設定手段
    は、前記車両停止判定手段にて前記車両が停止している
    と判定する毎に、前記ヨーレイトセンサの検出ヨーレイ
    トに対し仮ゼロ点を設定する仮ゼロ点設定手段を備え、
    前記ゼロ点補正手段は、前記仮ゼロ点設定手段が設定し
    た仮ゼロ点を基準に前記ヨーレイトセンサの出力に基づ
    き前記実ヨーレイト演算手段が演算した実ヨーレイト
    と、前記目標ヨーレイト設定手段が設定した目標ヨーレ
    イトの偏差を演算する偏差演算手段を備え、該偏差演算
    手段の演算結果の偏差が所定値を下回り、且つ前記車体
    速度検出手段の検出車体速度が所定の速度を超えた状態
    が、所定時間以上継続したときに、前記仮ゼロ点に基づ
    き前記ゼロ点を補正するように構成したことを特徴とす
    る車両のヨーレイト検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ゼロ点補正手段は、前記偏差演算手
    段の演算結果の偏差が所定値を越えた状態が所定時間以
    上継続したときには、前記ゼロ点を補正しないように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の車両のヨーレイ
    ト検出装置。
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