JP3326115B2 - 工作機械のy軸スライドカバー - Google Patents

工作機械のy軸スライドカバー

Info

Publication number
JP3326115B2
JP3326115B2 JP20957998A JP20957998A JP3326115B2 JP 3326115 B2 JP3326115 B2 JP 3326115B2 JP 20957998 A JP20957998 A JP 20957998A JP 20957998 A JP20957998 A JP 20957998A JP 3326115 B2 JP3326115 B2 JP 3326115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
spindle head
covering
plates
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20957998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000042860A (ja
Inventor
行雄 榎本
Original Assignee
榎本工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 榎本工業株式会社 filed Critical 榎本工業株式会社
Priority to JP20957998A priority Critical patent/JP3326115B2/ja
Publication of JP2000042860A publication Critical patent/JP2000042860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3326115B2 publication Critical patent/JP3326115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
    • B23Q11/0825Relatively slidable coverings, e.g. telescopic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は工作機械でワーク
を加工する際、発生する切り粉や切削油が加工ユニット
側に飛散、侵入するのを防止するために設けられた縦型
の仕切りカバーとしてのY軸スライドカバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】工作機械の仕切カバーとして、特開平6
−218651号公報に示す工作機械用スライドカバー
装置が提案されている。このスライドカバー装置では、
X軸方向及びY軸方向ともにカバーの伸縮はカバー同士
の係止片で行う構造であるため、ゴム等の防音材を入れ
ても、伸縮のスピードに限界があった。
【0003】又、従来のカバーとして、特開平8−15
5780号公報に示すパンタグラフを多列に設けた伸縮
カバーが提案されている。この伸縮カバーは幅が同じで
長さの異なる薄板状の部分カバーの複数枚を、長さの順
に摺動可能に積層して形成した伸縮カバーに、2列以上
のパンタグラフを間隔をおいて平行に取付け、伸縮カバ
ーの長さの一番長い部分カバー又は長さの一番短い部分
カバーの一方あるいは双方の端部に産業機器の摺動機構
を取り付けて、伸縮カバーの摺動に応じてパンタグラフ
が作動するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
伸縮カバーは、上下各別のカバーにそれぞれ2個のパン
タグラフを取付ける機構であるため部品点数が多く製造
及び組み付けが面倒でコストダウンを図ることができな
いという問題があった。
【0005】さらに、特許第2527920号に示すテ
レスコピックカバーも提案されている。このカバーは機
械の案内面に沿って移動する移動体と前記案内面の端部
との間で、大小複数のカバー体を入れ子式にし、各カバ
ー体をパンタグラフ式のリンク機構で伸縮自在に連結
し、前記案内面を覆うようになっている。又、前記複数
のカバー体は、前記移動体に近接するほど内側に重ね合
わせ、かつ伸縮方向の長さを前記移動体に近接するほど
短くし、前記リンク機構は、その各リンク長を前記カバ
ー体の長さに対応させて前記移動体に近接した内側カバ
ー体側から漸進的に長尺にしている。
【0006】ところが、上記のテレスコピックカバー
は、Y軸スライドカバーとして用いた場合に、ワイパー
側が上を向いてしまい切削油の侵入を防止できず、Y軸
カバーとして用いるのは不適切である。又、仕切カバー
として使う場合は、工作機械の案内面をカバーガイドと
して使用できず、独自でカバーガイドを設ける必要があ
った。
【0007】さらに、実開平6−33642号公報に示
す工作機械の摺動面保護装置を本願出願人は提案してい
る。この摺動面保護装置は、工作機械への組み付け時に
被覆板同士の間隔調節を行う必要をなくし、組付作業を
容易に行うことができる。しかし、上記従来の摺動面保
護装置は、高速スピード化に対応させるため、カバー係
止部にグロメットのようなゴム弾性体を取り付けている
が、Y軸方向への移動速度がより高速(50m/min
以上)になると、カバー伸縮時に発生する衝突音も80
デシベルを超えるようになり、静かな衝撃の少ないカバ
ーが求められるようになった。
【0008】この発明の目的は上記各従来の技術に存す
る問題点を解消して、Y軸方向の高速移動に追従し、し
かも伸縮時に発生する衝突音、振動の小さい工作機械の
Y軸スライドカバーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ベッドに立設したコ
ラムにY軸サドルを上下方向の往復動可能に設け、該Y
軸サドルに主軸ヘッドを装着し、該主軸ヘッドの上下に
複数枚の被覆板を配設して隣接する被覆板同士が一部で
常に重合するようにし、前記主軸ヘッドの上下方向の往
復動に伴って各被覆板の重合部がその往復動方向へ伸縮
するようにした工作機械のY軸スライドカバーにおい
て、前記最上部に位置する被覆板をワークエリアに最も
接近する位置に配設し、上から二番目以下の被覆板から
最下部に位置する被覆板に行くに従い、前記ワークエリ
アから段階的に離れるように配設し、前記主軸ヘッドか
ら最も離間した一対の被覆板同士をY軸方向に延びる連
結部材で連結し、前記主軸ヘッドから最も離隔した一対
の被覆板から主軸ヘッドに順次近づく被覆板同士をそれ
ぞれ各連結部材で連結し、前記主軸ヘッドに隣接する一
対の被覆板間には該主軸ヘッドの突出を許容する窓部を
形成し、さらに、前記主軸ヘッドの下側に位置する下部
カバーを構成する各被覆板又は上側に位置する上部カバ
ーを構成する各被覆板の少なくとも一方のカバーの各被
覆板をパンタグラフ式リンク機構により連結している。
そして、前記上部カバー又は下部カバーを構成する各被
覆板の上端縁には係止片が後方へ直角に湾曲形成され、
各係止片にはカバーの縮小状態でスタッキングできる大
きさの段階的に異なる凹状のピン支持枠体が設けられ、
各ピン支持枠体にはパンタグラフ式リンク機構の中央部
に位置する各連結ピンが支持されている。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記各被覆板は前記主軸ヘッドに接近するほどY
軸方向に短く設定され、前記パンタグラフ式リンク機構
は、その各連結リンク長を前記各被覆板のY軸方向の長
さに対応させて主軸ヘッドに行くに従い、漸進的に短く
している。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記各被覆板は前記主軸ヘッドに接近するほどY
軸方向に長く設定され、前記パンタグラフ式リンク機構
は、その各連結リンク長を前記各被覆板のY軸方向の長
さに対応させて主軸ヘッドに行くに従い、漸進的に長く
している。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図1〜図12に基づいて説明する。本実施形態
のY軸スライドカバーが取り付けられる工作機械は、平
面を表す図11及び側面を表す図12に示すようにベッ
ド11の上面にX軸テーブル12が設置され、該テーブ
ル12の上面には平行な一対のX軸レール13,13が
装着されている。このX軸レール13,13に沿ってY
軸コラム14がX軸(図11の上下)方向の往復動可能
に装設されている。前記コラム14にはY軸サドル15
が図示しない駆動機構によりY軸(図12の上下)方向
の往復動可能に装着されている。前記Y軸サドル15に
は主軸ヘッド16が装着され、該ヘッド16には工具1
7が装着されている。前記主軸ヘッド16の前方にはワ
ークテーブル18が設けられ、該テーブル18上には加
工しようとするワークWを図示しないクランプ機構によ
り固定するようになっている。
【0014】前記ベッド11の外周部にはスプラッシュ
ガード21がほぼ四角形状に配設され、該スプラッシュ
ガード21の中間部には前記主軸ヘッド16と対応して
X軸カバー22及びY軸スライドカバー23が同一垂直
面に配設されている。前記X軸及びY軸の両スライドカ
バー22,23によりスプラッシュガード21の内側空
間は、加工ユニットエリア24とワークエリア25に区
画されている。
【0015】前記Y軸スライドカバー23は概略的に見
て、背面図を表す図1及び裏面側から見た斜視図である
図2に示すように一つの固定被覆ユニット30と、この
固定被覆ユニット30内に順次収容された第1〜第5の
移動被覆ユニット31,32,33,34,35と、前
記固定被覆ユニット30及び前記第1〜第5の移動被覆
ユニット31〜35に連結したパンタグラフ式リンク機
構36とにより構成されている。
【0016】前記固定被覆ユニット30は、図6に示す
ように、平板状の金属薄板からなる上部固定被覆板37
と、同じく平板状の金属薄板からなる下部固定被覆板3
8と、連結部材としての一対の固定レール39,39と
から構成されている。これら固定レール39,39は、
それぞれ長方形状の金属薄板の長手方向両側を同方向に
折り曲げてなり、最外側に位置する支持片39aと、同
支持片39aに対し直角をなす案内部としての一対の規
制片39b,39bとが形成されている。従って、前記
固定レール39,39は、コ字状断面の開口側が対向す
るように平行に延びており、前面側(図6の下方)の両
規制片39b間の上端には、前記上部固定被覆板37の
左右両端がそれぞれ溶接固定又は一体成形されている。
又、前記下部固定被覆板38の左右両端は、後面側(図
6の上方)の両規制片39b,39b間の下端位置にて
溶接固定されている。
【0017】前記上部固定被覆板37及び下部固定被覆
板38の上端には、同固定被覆板37,38の面に対し
直交して後方(図6の上方向)へ延びる係止片37a,
38aがそれぞれ設けられている。前記係止片38aと
対応して下部固定被覆板38の表面には、補強板40が
溶接されている。下部固定被覆板38の下端部には取付
板38bが後方(図6の上方)に直角に形成され、該取
付板38bの上面(図6の右側)には、取付ブロック4
1が溶接され、該ブロック41にはパンタグラフ式リン
ク機構36の連結リンクを連結する固定側の連結ピン4
2aが支持されている。
【0018】なお、前述した係止片37a,38a、取
付板38bは前記上部固定被覆板37、下部固定被覆板
38にそれぞれ一体に設けられており、係止片37aの
みは、Y軸スライドカバーの製作段階において直角に折
り曲げ形成される。
【0019】前記第1〜第4の各移動被覆ユニット31
〜34は、全て前記固定被覆ユニット30と類似した形
状をなしている。即ち、図7に示すように、第1〜第4
の移動被覆ユニット31〜34において、それぞれの上
部移動被覆板371〜374、下部移動被覆板381〜
384及び係止片371a〜374a、381a〜38
4aは前記固定被覆ユニット30のものと形状、大きさ
ともにほぼ一致している。
【0020】又、図7に示す下部移動被覆板381〜3
84は、図6に示す固定被覆ユニット30側の取付板3
8b、取付ブロック41及び連結ピン42aに代えて、
係止片381a〜384aに対し左右一対の支持板46
a〜46dが溶接固定されている。前記支持板46a〜
46dの内側端部に左右一対の取付板43,43の上端
が溶接固定され、両取付板43,43の下端部間に連結
部材44の両端が溶接固定され、該連結部材44の表面
にパンタグラフ式リンク機構36の連結リンクを連節す
る連結ピン42b〜42eが突設されている。前記両取
付板43,43及び連結部材44によりスタッキング可
能な大きさの異なる凹状のピン支持枠体45a〜45d
が形成されている。
【0021】そして、図7に示すように第1の移動被覆
ユニット31の連結部材としてのコ字状をなす移動レー
ル391において、その最外側の支持片391aの幅W
1は、図6に示す前記固定被覆ユニット30の支持片3
9aの幅W2よりもレール391を形成する板厚tの2
倍分強(この寸法は例えば「2t+0.3〜0.6m
m」に設定される)だけ狭く形成されている。又、図7
に示す案内部としての規制片391bの幅D1は、図6
に示す前記固定被覆ユニット30の規制片39bの幅D
2よりも板厚t分強(この寸法は例えば「t+0.3〜
0.6mm」に設定される)だけ短く形成されている。
さらに、図7に示す移動レール391のY軸方向の長さ
L1は、図6に示す前記固定レール39の長さL2より
も上部固定被覆板37又は下部固定被覆板38の長さL
3以内の範囲で短く形成されている。さらに、前記固定
被覆板37,38の水平方向の幅M1及び移動被覆板3
71,381の水平方向の幅M2は、同じに設定されて
いる。このように構成された第1の移動被覆ユニット3
1のコ字状の移動レール391は、同じくコ字状の前記
固定レール39内を上下(Y)方向へのみ摺動可能に収
容することができる。(図9,10参照) 第2の移動被覆ユニット32は、固定被覆ユニット30
と第1の移動被覆ユニット31との関係と同様に、前記
第1の移動被覆ユニット31よりも小さく形成されてい
る。すなわち、支持片392aの幅は支持片391aの
幅よりも板厚の2倍分強だけ狭く形成されており、案内
部としての規制片392bの幅は板厚分強だけ狭く形成
されている。連結部材としての移動レール392の長さ
についても同様に上部移動被覆板371又は下部移動被
覆板381の上下方向の長さ以内の範囲で短く形成され
ている。さらに、第2の移動被覆ユニット32のピン支
持枠体45bの大きさは、第1の移動被覆ユニット31
のピン支持枠体45aよりも小さく形成され、第3の移
動被覆ユニット33のピン支持枠体45cの大きさは、
第2の移動被覆ユニット32のピン支持枠体45bより
も小さく形成されている。このように構成された第2の
移動被覆ユニット32の移動レール392は第1の移動
被覆ユニット31の移動レール391内を上下(Y)方
向へのみ摺動可能に収容され、さらに第3の移動被覆ユ
ニット33の移動レール393は前記第2の移動被覆ユ
ニット32の移動レール392内を上下方向(Y)への
み摺動可能に収容されている。
【0022】前記第4の移動被覆ユニット34と第5の
移動被覆ユニット35の関係も前述した第1〜第3の移
動被覆ユニット31〜33の関係と同様に構成されてい
る。但し、第5の移動被覆ユニット35は、図8に示す
ように、その裏面から見て上部移動被覆板375が下部
移動被覆板385と対応する位置まで延長して形成さ
れ、該上部移動被覆板375の中央部には窓部375b
が形成され、前記主軸ヘッド16を外嵌し得るようにし
ている。又、下部移動被覆板385の係止片385aの
上面には、支持板46eが溶接され、その内端縁が前記
上部移動被覆板375の下端縁に溶接されている。(図
4参照)さらに、前記支持板46eには取付ブロック4
7が溶接され、該ブロック47にパンタグラフ式リンク
機構36の連結ピン42fが支持されている。
【0023】従って、図3に示すように、Y軸スライド
カバー23の前面から見ると、前記主軸ヘッド16の上
方において、その上部から、上部固定被覆板37、第1
の被覆ユニット31の上部移動被覆板371、第2の被
覆ユニット32の上部移動被覆板372、第3の被覆ユ
ニット33の上部移動被覆板373、第4の被覆ユニッ
ト34の上部移動被覆板374及び第5の被覆ユニット
35の上部移動被覆板375が後側へ順次重ねられてい
る。又、前記主軸ヘッド16の下方において、その上部
から第5の移動ユニット35の下部移動被覆板385、
第4の移動被覆ユニット34の下部移動被覆板384、
第3の移動ユニット33の下部移動被覆板383、第2
の移動被覆ユニット32の下部移動被覆板382、第2
の被覆ユニット32の下部移動被覆板382、第1の被
覆ユニット31の下部移動被覆板381、及び下部固定
被覆板38が後側へ順次重ねられている。
【0024】この実施形態では前記各被覆板37、37
1〜375により主軸ヘッド16の上側に位置する上部
カバーK1が構成され、各被覆板38、381〜385
により主軸ヘッド16の下側に位置する下部カバーK2
が構成されている。そして、主軸ヘッド16の上下方向
の移動に伴い、前記上部カバーK1及び下部カバーK2
は、テレスコープ式に延伸又は収縮するようになってい
る。
【0025】図1に示すように、最下部に位置する固定
側の前記連結ピン42aには、パンタグラフ式リンク機
構36を構成する一対の連結リンク51の基端部が連節
されている。両連結リンク51の先端部には連結ピン5
2aにより一対の連結リンク53が連節され、両連結リ
ンク53は中間部において第1の移動被覆ユニット31
に取り付けられた前記連結ピン42bに回動可能に連結
されている。以下同様にして連結リンク53,54が連
結ピン52b,52c,52d,52e及び連結ピン4
2c〜42fにより連節されている。前記連結リンク5
1,53,54の長さは、上方に行く程短く形成されて
いる。
【0026】次に、上記構成のY軸スライドカバーを製
作する工程について説明する。まず、図6に示すよう
に、上部固定被覆板37と下部固定被覆板38を一対の
固定レール39に溶接し固定被覆ユニット30を製作す
る。同様に第1〜第5の各移動被覆ユニット31〜35
を個々に製作する。
【0027】各被覆ユニット30、31〜35の下部被
覆板38、381〜385に一体に設けられているそれ
ぞれの係止片38a、381a〜385aは、折り曲げ
形成したものを用いる。各被覆ユニット30、31〜3
5の下部被覆板38、381〜385に対し、補強板4
0、支持板46a〜46e、取付ブロック41、47、
連結ピン42a〜42f、ピン支持枠体45a〜45d
等を取り付ける。但し、固定被覆ユニット30の上部固
定被覆板37の係止片37aと、第1〜第4の移動被覆
ユニット31〜342の上部被覆板37の係止片371
a〜374aは、この時点では折り曲げず、各係止片3
7a、371a〜374aはそれぞれ上部固定被覆板3
7、上部被覆板371〜374の平面上に位置させてお
き、全体として平板状をなす状態のままにしておく。な
お、第5の移動被覆ユニット35の移動被覆板375の
係止片375aは折り曲げ形成しておく。従って、この
段階では固定被覆ユニット30、第1〜第4の移動被覆
ユニット31〜34は、その上面が係止片371a〜3
74aに閉塞されることなく開口している。
【0028】このように各ユニット30,31〜35を
製作したら、まず第4の移動被覆ユニット34の上部開
口から係止片375aを折り曲げた第5の移動被覆ユニ
ット35を挿入し、その後第4の移動被覆ユニット34
の上部側の係止片374aを後側へ90度折り曲げる。
【0029】次に、第3の移動被覆ユニット33の上部
開口から第4の移動被覆ユニット34を挿入し、第3の
移動被覆ユニット33の上部側の係止片373aを折り
曲げる。又、第2の移動被覆ユニット32の上部開口か
ら第3の移動被覆ユニット33を挿入し、第2の移動被
覆ユニット32の上部側の係止片372aを折り曲げ
る。第1の移動被覆ユニット31の上部開口から第2の
移動被覆ユニット32を挿入し、第1の移動被覆ユニッ
ト31の上部側の係止片371aを折り曲げる。さら
に、固定被覆ユニット30の上部開口から第1の移動被
覆ユニット31を挿入して固定被覆ユニット30の上部
側の係止片37aを折り曲げる。
【0030】次に、前記連結ピン42a、42fに対
し、連結リンク51、54の一端部を連節するととも
に、前記連結ピン42b〜42eに対し、連結リンク5
3の中央部を連節し、各連結リンク51,53,54の
端部を連結ピン52a〜52eにより連節することによ
りY軸スライドカバーが製作される。
【0031】なお、本実施形態では構造を明瞭にするた
め各図面においてY軸スライドカバーの板厚を厚く描い
ているが、実際には各被覆板37、38、371〜37
5、381〜385、各レール39、391〜395
は、1mm〜1.6mm程度の金属薄板により構成され
ている。又、支持片39a、391a〜395aの幅も
実際には薄くコンパクトに形成されている。
【0032】次に、前記のように構成されたY軸スライ
ドカバーの動作を説明する。さて、工作機械が作動さ
れ、図1の状態から主軸ヘッド16が上方へスライドす
ると、この主軸ヘッド16の上動に伴って第5の移動被
覆ユニット35が一体的に上動する。
【0033】第1〜第5の移動被覆ユニット31〜35
は、パンタグラフ式リンク機構36により連結されてい
るので、各ユニット31〜34は、第5の移動被覆ユニ
ット35の移動距離に比例してリンク機構36により上
昇する。
【0034】そして、主軸ヘッド16が図4に示す最下
位置から、図5に示す最上位置に移動されると、第1の
移動被覆ユニット31の上部側の係止片371aが固定
被覆ユニット30の上部側の係止片37aに当接し、第
2〜第5の移動被覆ユニット32〜35の各係止片37
2a〜375aも互いに当接した状態となる。このよう
に各移動被覆ユニット31〜35が押し上げられると、
主軸ヘッド16の下側に配設されている下部固定被覆板
38及び下部移動被覆板381〜385のそれぞれの重
合部が伸長するが、隣接する被覆板38、381〜38
5同士が上下方向に離間することはない。そのため、図
5に示す状態で主軸ヘッド16を作動させても下部被覆
板38、381〜385に衝突した切り粉、塵埃は下方
に落下してしまい、コラム側に飛散することはない。
【0035】逆に、図5の状態から主軸ヘッド16が下
方へスライドして図4に示す最下位置まで来ると、固定
被覆ユニット30の下部側の係止片38aと第1〜第5
の各移動被覆ユニット31〜35の下部側の係止片38
1a〜385aとが当接した状態となる。そして、上部
固定被覆板37及び上部移動被覆板371〜375のそ
れぞれの重合部が伸長するが、隣接する上部固定被覆板
37及び上部移動被覆板371〜375同士が上下方向
に離間することはない。そのため、前記主軸ヘッド16
の上動時と同様に塵埃は下方に落下してしまい、コラム
側に飛散することはない。
【0036】次に、前記のように構成したY軸スライド
カバーについて、その効果を構成とともに列記する。 (1)前記実施形態においては、固定被覆ユニット30
及び第1〜第5の移動被覆ユニット31〜35を、パン
タグラフ式リンク機構36により互いに連結したので、
主軸ヘッド16がY軸方向に高速移動されても、各係止
片37a、371a〜375a、38a、381a〜3
85a間の衝突を防止することができる。このため、騒
音を緩和し耐久性を向上することができる。
【0037】(2)Y軸スライドカバーにおいては、主
軸ヘッド16の移動に追従する各被覆板37、371〜
375、38、381〜385の動作をスムーズにする
ため、隣接する被覆板37、371〜375、38、3
81〜385の間隔を慎重に選ぶ必要がある。本実施形
態のY軸スライドカバーにおいては、固定被覆ユニット
30及び各移動被覆ユニット31〜35同士の間隔が製
作時における固定レール39及び移動レール391〜3
95の支持片39a、391a〜395aの幅及び規制
片39b、391b〜395bの幅により決定されるの
で、工作機械への取り付け時に隣接する各移動被覆ユニ
ット31〜35間の間隔を調節する手間を省くことがで
きる。
【0038】(3)本実施形態のY軸スライドカバー
は、第1〜第5の各移動被覆ユニット31〜35が固定
被覆ユニット30内に離脱不能に収容された状態となっ
ているので、装置全体が嵩張ることがなく、運搬作業等
を容易に行うことができる。
【0039】(4)本実施形態では、パンタグラフ式リ
ンク機構36の六個の中央部の連結ピン42a〜42f
のうち中間に位置する四個のピン42b,42c,42
d,42eがスタッキング可能な大きさの異なる凹状の
ピン支持枠体45a〜45dに支持されている。このた
め、リンク機構36の縮小状態において、各連結ピン4
2a〜42fの上下方向のピッチを短く設定でき、各被
覆板38、381〜385の係止片38a、381a〜
385aの間隔を最小限にすることができ、各被覆板の
上下方向のストローク長を大きくすることができる。
【0040】(5)本実施形態では、前記各被覆板3
7、371〜375のY軸方向の幅が、前記主軸ヘッド
16に接近するほど短く設定され、前記パンタグラフ式
リンク機構36は、各連結リンク51,53,54の長
さを前記各被覆板のY軸方向移動距離に対応させて主軸
ヘッド16に近接するに従い、漸進的に短くした。この
ため、各被覆板371〜375は、リンク長に比例して
動作するので、各被覆板間における動作量は、被覆板そ
れぞれの大きさに適合したものとなり、実際の作業にお
ける遊びを少なくでき、カバー自体の軽量化を図ること
ができる。
【0041】なお、前記実施形態は、以下のように変更
することも可能である。 ・主軸ヘッド16の下部のY軸方向の高さが大きくとれ
ないときは、各被覆板38、381〜385のY軸方向
の幅を主軸ヘッド16に接近するほど長く設定し、前記
パンタグラフ式リンク機構36のリンク長も主軸ヘッド
16に近接するほど漸進的に長くしても良い。
【0042】この別の実施形態の場合にも、カバー縮小
時の最小寸法を小さくすることができ、被覆板の重ね枚
数を少なくすることもできる。 ・前記実施形態では、固定被覆ユニット30内に収容さ
れる移動被覆ユニット31〜35を5つにしたが、少な
くとも1つの移動被覆ユニットがあれば任意数の移動被
覆ユニットを適宜選択できる。従って、例えば主軸ヘッ
ド16の移動範囲が小さいものについては移動被覆ユニ
ットを2〜3とし、大きいものについては4〜8と増や
すことができる。
【0043】・図11において、X軸スライドカバー2
2の構造を金属蛇腹とするとともに、パンタグラフ式リ
ンク機構36を備えたものとすることもできる。 ・図11において、コラム14にZ軸レールを設け、該
Z軸レールにコラム柱を乗せ、主軸ヘッド15をZ軸方
向(前後方向)の往復動可能に装着するようにしても良
い。
【0044】・図11において、X軸レール13を省略
し、X軸スライドカバー22を固定カバーとし、ワーク
テーブル18をX軸方向に往復動可能に支持するように
しても良い。
【0045】・図11において、左右のX軸スライドカ
バー22,22を連結部材で一体とし、片側のみにパン
タグラフ式リンク機構を備えたものであっても良い。 ・本件のY軸スライドカバーは、X軸スライドカバーの
形状及び工作機械の構成要素を特に限定するものではな
い。
【0046】この発明と関連する技術思想を以下に記載
する。技術思想1 X軸又はY軸の伸縮カバーを構成す
る各被覆板をパンタグラフ式リンク機構により連結した
工作機械のスライドカバーにおいて、前記各被覆板の端
縁には係止片が直角に湾曲形成され、各係止片にはカバ
ーの縮小状態でスタッキングできる大きさの段階的に異
なる凹状のピン支持枠体が設けられ、各ピン支持枠体に
はパンタグラフ式リンク機構の中央部に位置する各連結
ピンが支持されている工作機械のスライドカバー。
【0047】この技術思想1においては、パンタグラフ
式リンク機構の縮小状態において、中心部に位置する各
連結ピンの上下方向のピッチを短く設定でき、各被覆板
の係止片の間隔を最小限にすることができ、このため各
被覆板の上下方向のストローク長を大きくすることがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、主軸ヘッドのY軸方向の高速化に追従して各被覆板
を高速でスライドさせることができるとともに、騒音を
低減することができる。また、パンタグラフ式リンク機
構の縮小状態において、中心部に位置する各連結ピンの
上下方向のピッチを短く設定でき、各被覆板の係止片の
間隔を最小限にすることができ、このため各被覆板の上
下方向のストローク長を大きくすることができる。
【0049】請求項2又は3記載の発明は、カバー縮小
時の最小寸法を小さくすることができ、被覆板の重ね枚
数を少なくすることもできる
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した一実施形態を示すY軸
スライドカバーの背面図。
【図2】 主軸ヘッドが最下位置に移動した状態を示す
Y軸スライドカバーの背面側から見た一部省略斜視図。
【図3】 主軸ヘッドが最下位置に移動した状態を示す
Y軸スライドカバーの正面側から見た斜視図。
【図4】 主軸ヘッドが最下位置に移動した状態を示す
Y軸スライドカバーの縦断面図。
【図5】 主軸ヘッドが最上位置に移動した状態を示す
Y軸スライドカバーの縦断面図。
【図6】 一対の固定被覆板が固定レールに連結された
状態を示す斜視図。
【図7】 第1〜第4の移動被覆板が可動レールに連結
された状態を示す斜視図。
【図8】 第5移動被覆板が可動レールに連結された状
態を示す斜視図。
【図9】 図1のα−α線断面図。
【図10】 同じく図1のβ−β線断面図。
【図11】 工作機械の略体平面図。
【図12】 工作機械の略体側面図。
【符号の説明】 11…ベッド、14…コラム、15…Y軸サドル、16
…主軸ヘッド、23…Y軸スライドカバー、24…加工
ユニットエリア、25…ワークエリア、30…固定被覆
ユニット、31〜35…第1〜第5の移動被覆ユニッ
ト、36…パンタグラフ式リンク機構、37…上部固定
被覆板、37a…係止片、371〜375…上部移動被
覆板、371a〜375a…係止片、38…下部固定被
覆板、38a…係止片、381〜385…下部移動被覆
板、381a〜385a…係止片、39…連結部材とし
ての固定レール、39a…支持片、39b…規制片、3
91〜395…連結部材としての移動レール、391a
〜395a…支持片、391b〜395b…規制片、K
1…上部カバー、K2…下部カバー。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドに立設したコラムにY軸サドルを
    上下方向の往復動可能に設け、該Y軸サドルに主軸ヘッ
    ドを装着し、該主軸ヘッドの上下に複数枚の被覆板を配
    設して隣接する被覆板同士が一部で常に重合するように
    し、前記主軸ヘッドの上下方向の往復動に伴って各被覆
    板の重合部がその往復動方向へ伸縮するようにした工作
    機械のY軸スライドカバーにおいて、 前記最上部に位置する被覆板をワークエリアに最も接近
    する位置に配設し、上から二番目以下の被覆板から最下
    部に位置する被覆板に行くに従い、前記ワークエリアか
    ら段階的に離れるように配設し、前記主軸ヘッドから最
    も離間した一対の被覆板同士をY軸方向に延びる連結部
    材で連結し、前記主軸ヘッドから最も離隔した一対の被
    覆板から主軸ヘッドに順次近づく被覆板同士をそれぞれ
    各連結部材で連結し、前記主軸ヘッドに隣接する一対の
    被覆板間には該主軸ヘッドの突出を許容する窓部を形成
    し、さらに、前記主軸ヘッドの下側に位置する下部カバ
    ーを構成する各被覆板又は上側に位置する上部カバーを
    構成する各被覆板の少なくとも一方のカバーの各被覆板
    をパンタグラフ式リンク機構により連結し 前記上部カバー又は下部カバーを構成する各被覆板の上
    端縁には係止片が後方へ直角に湾曲形成され、各係止片
    にはカバーの縮小状態でスタッキングできる大きさの段
    階的に異なる凹状のピン支持枠体が設けられ、各ピン支
    持枠体にはパンタグラフ式リンク機構の中央部に位置す
    る各連結ピンが支持されている 工作機械のY軸スライド
    カバー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記各被覆板は前記
    主軸ヘッドに接近するほどY軸方向に短く設定され、前
    記パンタグラフ式リンク機構は、その各連結リンク長を
    前記各被覆板のY軸方向の長さに対応させて主軸ヘッド
    に行くに従い、漸進的に短くした工作機械のY軸スライ
    ドカバー。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記各被覆板は前記
    主軸ヘッドに接近するほどY軸方向に長く設定され、前
    記パンタグラフ式リンク機構は、その各連結リンク長を
    前記各被覆板のY軸方向の長さに対応させて主軸ヘッド
    に行くに従い、漸進的に長くした工作機械のY軸スライ
    ドカバー
JP20957998A 1998-07-24 1998-07-24 工作機械のy軸スライドカバー Expired - Fee Related JP3326115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20957998A JP3326115B2 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 工作機械のy軸スライドカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20957998A JP3326115B2 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 工作機械のy軸スライドカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000042860A JP2000042860A (ja) 2000-02-15
JP3326115B2 true JP3326115B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=16575177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20957998A Expired - Fee Related JP3326115B2 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 工作機械のy軸スライドカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3326115B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5164751B2 (ja) * 2008-09-04 2013-03-21 本田技研工業株式会社 伸縮カバー装置
JP2010253628A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Kosho Industry:Kk テレスコピックカバー装置
JP5948156B2 (ja) * 2012-06-11 2016-07-06 東京精密発條株式会社 カバーに遮蔽片を付設した枠体型テレスコピックカバー
JP5922554B2 (ja) * 2012-10-31 2016-05-24 株式会社ジャバラ 工作機械のテレスコピックカバー装置
CN112828670B (zh) * 2021-03-04 2022-08-09 杭州富阳孙氏机床有限公司 防护帘以及机床

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000042860A (ja) 2000-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0407599A1 (en) Telescopic cover apparatus
EP1598145B1 (en) Column moving type machine tool with shield machining space
JP3326115B2 (ja) 工作機械のy軸スライドカバー
JP2013119374A (ja) 多車種車体組立システムのサイド位置決め装置
US6698982B2 (en) Machine tool
JP2782417B2 (ja) 時計バンドの上部シェルをリンク機構に組み付ける方法
JPH0716826B2 (ja) ワイヤ放電加工機
CN1824536A (zh) 车辆导轨和车辆座椅装置
US6394719B1 (en) Protective cover for a working part of a machine that moves in a linear direction
JP2008545077A (ja) 穿孔装置用軽金属製送りビーム
JP2004148426A (ja) 門形工作機械
US20030091404A1 (en) Machine tool
JP6016568B2 (ja) 門形工作機械
JP2001179558A (ja) 工作機械用のコラム
JPS6244347A (ja) 機械の防塵カバ−
JP3058397B2 (ja) 工作機械の防塵装置
JPH0940380A (ja) 多角形ブーム
JP5922554B2 (ja) 工作機械のテレスコピックカバー装置
JP2000084786A (ja) 保護カバー装置
JP3742020B2 (ja) テレスコカバー及びそれに用いるカバー片
JPH0633642U (ja) 工作機械の摺動面保護装置
JP4142899B2 (ja) Nc旋盤の切粉堆積防止カバー構造
WO2021095714A1 (ja) 工作機械
CN218479731U (zh) 一种分段式升降门装置
JPH10118866A (ja) 工作機械の主軸支持用箱形構造体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140705

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees