JP2000084786A - 保護カバー装置 - Google Patents

保護カバー装置

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JP2000084786A
JP2000084786A JP10258890A JP25889098A JP2000084786A JP 2000084786 A JP2000084786 A JP 2000084786A JP 10258890 A JP10258890 A JP 10258890A JP 25889098 A JP25889098 A JP 25889098A JP 2000084786 A JP2000084786 A JP 2000084786A
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Toshio Tsuchiya
利夫 土屋
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送り装置の送り量に基づく機械幅を最小にで
き、剛性が高く、しかも送り装置の高速送り動作時の追
従性に優れた保護カバー装置を提供する。 【解決手段】 送り機構20に対して固定され、移動体
30が挿入されかつ移動体30の可動範囲を規定する開
口部42aが形成されている固定カバー42と、固定カ
バー42と移動体30との間にX軸方向に移動可能にか
つ重ねて保持され、X軸方向の幅が固定カバー42の幅
に対して段階的に狭小化された複数のカバーであり、X
軸方向の幅が段階的に狭小化された移動体30が挿入さ
れる開口部43a〜47aをそれぞれ有し、移動体30
の移動に応じて互いに係合して固定カバー42に形成さ
れた開口部42aを遮蔽する複数の可動カバー43〜4
7とを有する保護カバー装置40を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物の切り粉や
粉塵等の侵入物が工作機械の有する送り機構内へ侵入し
ないように保護する保護カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタなどの工作機械は、一
般にX軸,Y軸,Z軸の各軸方向に工具または工作物を
載置するテーブルを移動させる送り機構を備えている。
この種の工作機械の送り機構の内部には工作物や工具を
高精度かつスムーズに軸方向に移動させるためにガイド
レールやボールネジ,駆動装置等が配置され、さらにそ
のような機構部分に工作物の切り粉や粉塵等が付着しな
いようにいわゆる入れ子式と呼ばれる伸縮自在な保護カ
バー装置が設けられている。
【0003】上述した保護カバー装置について説明す
る。図8は、X軸方向への送り機構の保護カバー装置を
説明するための要部斜視図、図9は、図8に示す送り機
構および保護カバー装置の正面図である。工具を把持可
能な主軸110を有し、図示しない駆動系によりX軸方
向に送られる送り機構としてのX軸サドルは、図8に示
す保護カバー装置120およびX軸サドル本体を格納す
るサドルカバー130によって遮蔽されている。X軸サ
ドルは、主軸110を図8および図9に示す座標系のY
軸方向へ移動させる図示しないY軸サドルと、主軸11
0自体をZ軸方向に伸展させる図示しないZ軸送り機構
とを備えている。
【0004】保護カバー装置120は、図8および図9
に示すように、サドルカバー130の両側に設けられ、
主軸110のX軸方向への移動に連動して伸縮するよう
に構成されている。つまり、図9における左側の保護カ
バー装置120では、主軸110がX軸のプラス方向に
移動すると、サドルカバー130に取り付けられた収納
カバー121内部にカバー122が収納され、主軸11
0がさらに移動すると、カバー123〜126が順次収
納カバー121の内部に収納される。このとき図9にお
ける右側の保護カバー装置120では、収納カバー12
1内部に収納状態にあるカバー122〜126が順次外
部に表出されることになる。 収納カバー121および
表出状態にあるカバー122〜126は、図9に示すよ
うに、各々隣接するカバーどうしの端部が重なってお
り、これにより切り粉等のカバー内部への侵入を防止す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、工作機械の高速
運転化および省設置スペース化の傾向が強まっている。
しかしながら、図8および図9に示す保護カバー装置1
20では、先の述べたように収納カバー121の内部に
カバー122〜126を収納する構成であることから、
送り機構の送り量に基づくいわゆる機械幅Lに対して、
各収納カバー121の幅aのスペースが必然的に必要と
なり、機械幅Lを小さくすることへの一つの障害になっ
ている。
【0006】このような事態を克服するために、カバー
122〜126のそれぞれの幅をY軸方向に沿う長手方
向の長さに対して極端に小さく設定し、かつカバーの段
数を増やすことで、収納カバー121の幅aを最小限化
することもできる。ところが、カバー122〜126の
いわゆる幅/長手比が著しく小さくなるために、カバー
122〜126の剛性の極度の低下を招く。そのため、
X軸サドルが高速送り動作されるとカバー122〜12
6の伸縮動作が不安定となる恐れがある。つまり、この
ようなカバーではX軸サドルを高速動作させることがで
きないという不都合が生じる。特に、図8および図9に
示すようなX軸サドル内にY軸サドルが組み入れられた
送り機構では、必然的に各カバーの幅/長手比が小さく
なる傾向にあり、例えばX軸サドルの高速送り動作を維
持するには、収納カバー121の幅aにある程度の制約
が加わることになる。
【0007】工作機械のコンパクト化と高速作業性を確
保するために、巻き取り式保護カバー装置や蛇腹式保護
カバー装置を採用したものも存在するが、これらの保護
カバー装置では伸展や屈曲の繰り返しによって保護カバ
ー装置自体が破損する恐れがあり、耐久性という点で多
くの問題を残している。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑みなされたも
のであり、その目的は、送り機構の送り量に基づく機械
幅を最小にでき、剛性が高く、しかも送り機構の高速送
り動作時の追従性に優れた保護カバー装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は、移動体を所定の軸方向に所定の範囲
内で移動可能な送り機構内への侵入物の侵入を防止する
保護カバー装置であって、前記送り機構に対して固定さ
れ、前記移動体が挿入されかつ前記移動体の可動範囲を
規定する開口部が形成されている固定カバーと、前記固
定カバーと移動体との間に前記所定の軸方向に移動可能
にかつ重ねて保持され、前記所定の軸方向の幅が前記固
定カバーの幅に対して段階的に狭小化された複数のカバ
ーであり、前記所定の軸方向の幅が段階的に狭小化され
た前記移動体が挿入される開口部をそれぞれ有し、前記
移動体の移動に応じて互いに係合して前記固定カバーに
形成された開口部を遮蔽する複数の可動カバーとを有す
る。また本発明の可動カバーは、それぞれ前記各可動カ
バーの前記所定の軸方向への移動を案内する転がり案内
手段によって保持されている。
【0010】本発明によれば、送り機構によって移動体
が所定の軸方向へ移動されると、最も狭小化された可動
カバーが固定カバーと移動体との間を所定の軸方向へ移
動する。移動体がさらに移動するとその可動カバーは例
えば隣接する可動カバーと係合してそれをさらに移動さ
せる。つまり、各可動カバーは移動体の移動に応じて順
次係合して所定の軸方向に移動することになる。各可動
カバーは、所定の軸方向の幅が固定カバーに対して段階
的に狭小化されており、また各可動カバーの開口部は、
移動体の移動範囲を規定する固定カバーの開口部に対し
て所定の軸方向の幅が段階的に狭小化されていることか
ら、上述したように可動カバーが移動体によって移動さ
れても、可動カバーが固定カバーの端部から突出するこ
となく固定カバーの開口部が遮蔽される。また可動カバ
ーは固定カバーに対して重ねて保持されているため幅/
長手比が十分に大きく確保され、これにより、移動体が
高速運転されても可動カバーが軸方向の移動に対して例
えばがたつくことなく移動される。なお、転がり案内手
段によって保持された複数の可動カバーは、上述した移
動体の移動に対してスムーズかつ高精度に移動され、高
速運転にさらに対応可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施の形態の保護カバー装置が適用されたマシニングセ
ンタの概観を示す斜視図である。
【0012】図1に示すマシニングセンタ10は、いわ
ゆる横型マシニングセンタであり、ベース11上に、図
1に示す座標系におけるX軸,Y軸およびZ軸の各軸方
向に移動可能な後述するX軸サドル20が内蔵されてい
るコラム12と、図示しない工作物(ワーク)を取り付
け固定するワーク取り付け台13とを鉛直方向に立設し
て対向配置した構成となっている。またコラム12の側
面近傍には図示しない自動工具交換装置(ATC)が取
り付けられており、後述するX軸サドル20に設けられ
た主軸30の先端部に装着された図示しない切削工具
を、工作物の加工過程に合わせて種々の工具に自動的に
交換可能となっている。
【0013】図2(a)は、図1に示すマシニングセン
タ10の送り機構および保護カバー装置を説明するため
の要部正面図、図2(b)は、図2(a)の線分A−A
に沿う要部断面図、図3は、図2(a)に示す送り機構
および保護カバー装置の側面図、図4は、図2(a)に
示す送り機構および保護カバー装置の上面図である。
【0014】X軸サドル20は、図2〜図4に示すよう
に、Y軸方向を長手方向とする箱型柱状を成し、その中
心部には主軸30が設けられ、さらに主軸30を図2お
よび図3に示すY軸方向へ移動させる図示しないY軸サ
ドルと、主軸30を図3および図4に示すZ軸方向に伸
展させる図示しないZ軸送り機構とを備えている。X軸
サドル20は、保護カバー装置40とコラム12の内壁
面によって形成される略閉空間内に配置され、図3から
わかるように、コラム12の内壁面に取り付けられたガ
イドレール21にX軸サドル20の背面側に取り付けら
れた保持体22を介して保持されている。またX軸サド
ル20は、コラム12の内部に設けられた図示しないX
軸サーボモータを駆動することにより図示しないボール
ネジおよび駆動装置等から構成される送り機構を介して
X軸方向への運動を行う。なお、X軸サドル20は、図
4に示すカバー連結具23を介して後述する第6のカバ
ー47と連結されており、これにより保護カバー装置4
0はX軸サドル20の移動動作と連動して伸縮動作する
ことが可能となる。
【0015】ガイドレール21にはX軸サドル20の運
動を高精度に行うための摺動面が形成されており、保持
体22は、その内面側に埋め込まれた図示しないベアリ
ングを介してガイドレール21の摺動面に当接するよう
になっている。すなわち、X軸サドル20のX軸方向へ
の運動時、ベアリングがガイドレール21の摺動面を転
動することになり、これにより摺動面の磨耗を防止する
とともに軽くて正確な運動を行うことが可能となる。
【0016】主軸30の内部には図示しない主軸モータ
が内蔵されており、例えば主軸30の先端部に装着され
たドリルなどの工具を高速回転させることにより、工作
物を穴明加工できるようになっている。
【0017】図5は、保護カバー装置の構造を説明する
ための斜視図、図6は、X軸サドルの正面側に配置され
た第6のカバーのY軸方向に沿う断面図である。保護カ
バー装置40は、工作物から飛散した切り粉あるいは粉
塵等がX軸サドル20の送り機構内部に侵入することを
防止する保護するカバーであり、保護カバー装置40を
コラム12に固定させるカバー固定台41と、カバー固
定台41に対して取付け固定された第1のカバー42
と、第1のカバー42と主軸30との間にX軸方向に移
動可能にかつそれぞれ重なり合った状態で保持された第
2〜第6のカバー43〜47と、第2〜第6のカバー4
3〜47を保持するとともにX軸方向へのスムーズな移
動動作を案内する転がりガイド50とで構成されてい
る。
【0018】カバー固定台41は、上述したように保護
カバー装置40をコラム12に取り付けるもので、図示
しない角パイプや鋼材等を組み合わたフレーム構造を成
し、図2からわかるように、外形が後述する第1のカバ
ー42と略同じ大きさに形成されている。また、図2〜
図4に示すように、カバー固定台41のY軸方向の上端
部および下端部には、略円柱状に形成され、第2〜第6
のカバー43〜47のX軸方向へ移動動作を案内するガ
イドレール51が支持台511を介して取り付けられて
いる。
【0019】第1のカバー42は、鋼板を図5に示すよ
うなテーブル状に形成したものであり、X軸方向に沿う
面の略中央部にはX軸サドル20の移動に応じて移動す
る主軸30のX軸およびY軸方向への移動範囲を規定す
る開口部42aが形成されている。またその面の四隅に
は、上述したテーブル形状の脚部となる固定台取付部4
2bが先端部を折り曲げた状態で形成されている。第1
のカバー42は、図3に示すように、固定台取付部42
bの先端部とカバー固定台41とをボルトを用いて締結
することによってカバー固定台41に取り付けられる。
【0020】開口部42aの周縁部には、図6に例示す
る第6のカバー47の開口部47aのように、鋼板から
なる補強板42cが取り付けられており、これにより、
第1のカバー42の剛性が向上するとともに主軸30が
開口部42a内を移動するときに生じる衝撃等による開
口部42aの形状変形が防止可能となる。
【0021】第2のカバー43は、図3に示すように、
第1のカバー42を跨いだ状態でX軸方向に移動可能と
なるように、Y軸方向(長手方向)の長さおよびZ軸方
向の高さがそれぞれ決められている。第1のカバー42
と第2のカバー43との間には、それらが互いに接触し
ないように所定のクリアランスが設定されている。な
お、防塵効果を高めるために、以下に述べる第3〜第6
のカバー44〜47どうしのクリアランスも含めて極力
低く設定することが望ましい。
【0022】第2のカバー43のX軸方向の長さ(幅)
は、図2に示すように主軸30が片側に寄って存在する
場合でも、開口部42aから送り機構が露出することの
ないように、第1のカバー42に形成された開口部42
aの幅よりも広く設定されている。なお、以下に述べる
第3〜第6のカバー44〜47についても同様に設定さ
れており、第1のカバー42のX軸方向の幅に対して第
2〜第6のカバー44〜47にかけて段階的に狭小化さ
れた構成となっている。したがって、主軸30がどの位
置にあっても常時開口部42aが遮蔽されることにな
る。
【0023】第2のカバー43には、第1のカバー42
の開口部42aと対向する面(以下各カバー共通して
「遮蔽面」と呼ぶ)に開口部43aが形成されており、
その遮蔽面の四隅には、図5に示すように、保持体取付
部43bがY軸方向に突出した状態で形成されている。
なお、第2〜第6のカバー43〜47に形成された遮蔽
面のうち各開口部43a〜47aを除く領域は、主軸3
0の位置によることなく第1のカバー42に形成された
開口部42aを遮蔽する領域である。保持体取付部43
bには、固定台41に支持されたガイドレール51上に
第2のカバー43を保持するとともに、X軸方向にスム
ーズに移動させる保持体52が取り付けられている。な
お、転がりガイド50を構成するガイドレール51およ
び第2〜第6のカバー43〜47に取り付けられた保持
体52〜54については後で述べる。
【0024】開口部43aの周縁部には、第1のカバー
42の開口部42aと同様に補強板43cが取り付けら
れており、これにより第2のカバー43の剛性向上と開
口部43aの変形防止が可能となっている。開口部43
aの大きさについては、Y軸方向の長さは開口部42a
よりも小さく設定されており、第2のカバー43のX軸
方向への移動時に補強板43cの内壁面と補強板42c
の外壁面とが接触しないように所定のクリアランスが設
けられている。またX軸方向の長さについては、主軸3
0が図2に示す方向に移動した場合に現れる第2のカバ
ー43の遮蔽面の幅がx3 であることから、開口部42
aの両端部からx3 /2ずつ縮小された長さとなってい
る。本実施の形態では、第2〜第5のカバー43〜46
の開口部43a〜46aについても、段階的に狭小化さ
れている各カバーに応じて狭小化されている。なお、各
カバーの遮蔽面の幅はx2 からx6 にかけて数ミリ程度
ずつ細くなるように設定されており、第5のカバー46
の遮蔽面の幅x6 が最も小さいことになる。
【0025】第3のカバー44も第2のカバー43と同
様に形成され、第2のカバー43を跨いだ状態でX軸方
向に移動可能となっている。すなわち、Y軸方向の長さ
およびZ軸方向の高さは、図3に示すように、第3のカ
バー44の内面側と第2のカバー43の外面側とが接触
しないように所定のクリアランスが設定されている。第
3のカバー44の幅については、先に述べたように第2
のカバー43に形成された開口部43aの幅よりも大き
く設定されている。
【0026】また第3のカバー44には、第2のカバー
43に形成された開口部43aと対向するように開口部
44aが形成されており、第3のカバー44の遮蔽面の
四隅近傍には、図5に示すように、保持体取付部44b
がY軸方向に突出した状態で形成されている。保持体取
付部44bには、ガイドレール51上に第3のカバー4
4を保持するとともに、X軸方向にスムーズに移動させ
る保持体52が取り付けられている。
【0027】開口部44aの周縁部には、第2のカバー
43の開口部43aと同様に補強板44cが取り付けら
れており、これにより第3のカバー44の剛性向上と開
口部44aの変形防止が可能となっている。開口部44
aのY軸方向の長さは開口部43aよりも小さく設定さ
れ、第3のカバー44のX軸方向への移動時に、補強板
44cの内壁面と補強板43cの外壁面とが接触しない
ように所定のクリアランスが設けられている。またX軸
方向の長さは、図2に示すように、開口部43aの両端
部からx4 /2ずつ縮小された長さとなっている。
【0028】第4のカバー45は、第3のカバー44を
跨いだ状態でX軸方向に移動可能に構成されている。す
なわち、Y軸方向の長さおよびX軸方向の高さは、図3
に示すように、第4のカバー45の内面側と第3のカバ
ー42の外面側とが接触しないように所定のクリアラン
スが設定されている。第4のカバー45の幅について
は、先に述べたように第3のカバー44に形成された開
口部44aの幅よりも大きく設定されている。
【0029】また第4のカバー45には、第3のカバー
44に形成された開口部44aと対向するように開口部
45aが形成されており、第4のカバー45の遮蔽面の
四隅近傍には、図5に示すように、保持体取付部45b
がY軸方向に突出した状態で形成されている。保持体取
付部45bには、ガイドレール51上に第4のカバー4
5を保持するとともに、X軸方向にスムーズに移動させ
る保持体52が取り付けられている。
【0030】開口部45aの周縁部には、第3のカバー
44の開口部44aと同様に補強板45cが取り付けら
れており、これにより第4のカバー45の剛性向上と開
口部45aの変形防止が可能となっている。開口部45
aのY軸方向の長さは開口部44aよりも小さく設定さ
れ、第4のカバー45のX軸方向への移動時に、補強板
45cの内壁面と補強板44cの外壁面とが接触しない
ように所定のクリアランスが設けられている。またX軸
方向の長さは、図2に示すように、開口部44aの両端
部からx5 /2ずつ縮小された長さとなっている。
【0031】第5のカバー46は、第4のカバー45を
跨いだ状態でX軸方向に移動可能に構成されている。す
なわち、Y軸方向の長さおよびX軸方向の高さは、図3
に示すように、第5のカバー46の内面側と第4のカバ
ー45の外面側とが接触しないように所定のクリアラン
スが設定されている。第5のカバー46の幅について
は、第4のカバー45に形成された開口部45aの幅よ
りも大きく設定されている。
【0032】また第5のカバー46には、第4のカバー
45に形成された開口部45aと対向するように開口部
46aが形成されており、第5のカバー46の遮蔽面の
四隅近傍には、図5に示すように、保持体取付部46b
がY軸方向に突出した状態で形成されている。保持体取
付部46bには、ガイドレール51上に第5のカバー4
6を保持するとともにX軸方向にスムーズに移動させる
保持体52が取り付けられている。
【0033】開口部46aの周縁部には、第4のカバー
45の開口部45aと同様に補強板46cが取り付けら
れており、これにより第5のカバー46の剛性向上と開
口部46aの変形防止が可能となっている。開口部46
aのY軸方向の長さは開口部45aよりも小さく設定さ
れ、第5のカバー46のX軸方向への移動時に、補強板
46cの内壁面と補強板45cの外壁面とが接触しない
ように所定のクリアランスが設けられている。またX軸
方向の長さは、図2に示すように、開口部45aの両端
部からx6 /2ずつ縮小された長さとなっている。
【0034】第6のカバー47は、第5のカバー46を
跨いだ状態でX軸方向に移動可能に構成され、Y軸方向
の長さおよびX軸方向の高さは、図3に示すように、第
6のカバー47の内面側と第5のカバー46の外面側と
が接触しないように所定のクリアランスが設定されてい
る。第6のカバー47の幅については、第5のカバー4
6に形成された開口部46aの幅よりも大きく設定され
ている。
【0035】また第6のカバー47には、第5のカバー
46に形成された開口部46aと対向するように開口部
47aが形成され、第6のカバー47の遮蔽面の四隅に
は、図5に示すように、保持体取付部47bがY軸方向
に突出した状態で形成されている。さらに図5中上側の
保持体取付部47bの中間位置にはX軸サドル取付部4
7cが形成されている。保持体取付部47bには、ガイ
ドレール51上に第6のカバー47を保持するとともに
X軸方向に移動させる保持体53が取り付けられ、また
X軸サドル取付部47cには、第6のカバー47とX軸
サドル20とを連動させるカバー連結具23を介して保
持体53と同様な保持体54が取り付けられている。
【0036】開口部47aは、図2からわかるように、
主軸30を保護する後述するZ軸方向カバー70の側面
部が第6のカバー47の中央部を図示しないY軸サドル
のストロークの範囲内で移動できる大きさに形成され、
その周縁部には、図5に示すように、上述した各カバー
と同様に補強板47dが取り付けられている。これによ
り第5のカバー46の剛性向上と開口部46aの変形防
止が可能となっている。
【0037】図3および図4からわかるように、第6の
カバー47の正面側には後述するY軸方向カバー60が
装着されており、主軸30のY軸方向への移動動作に連
動することにより第6のカバー47の内部に切り粉等が
侵入することを防止している。
【0038】転がりガイド50は、カバー固定台41に
支持台511を介して支持されたガイドレール51と、
第2〜第5のカバー43〜46の保持体取付部43b〜
46bに取り付けられた第1の保持体52と、第6のカ
バー47の保持体取付部47bに取り付けられた第2の
保持体53と、第6のカバー47のX軸サドル取付部4
7cに取り付けられた第3の保持体54とで構成されて
いる。第1の保持体52、第2の保持体53および第3
の保持体54のガイドレール51と摺動する部分には、
図示しない複数のボールベアリングが埋め込まれてお
り、略円形断面をしたガイドレール51の摺動面上をボ
ールベアリングが転動することにより各カバーがX軸方
向に滑らかに移動可能となる。
【0039】第1の保持体52および第2の保持体53
は、主軸30がX軸方向に移動したときに、隣接するカ
バーに取り付けられた保持体と当接してかかる方向に移
動させることが可能となっている。具体的には、図4に
おいてX軸サドル20がX軸の正方向に移動した場合に
は、第6のカバー47の保持体取付部47bに取り付け
られた第2の保持体53がその側面部で第5のカバー4
6に取り付けられた第1の保持体52をX軸の正方向に
移動させ、さらに移動が進むと第5のカバー46に取り
付けられた第1の保持体52が第4のカバー45に取り
付けられた第1の保持体52を押して移動させることに
なる。なお、第2のカバー43に取り付けられた第1の
保持体52が支持台511に形成された図示しないスト
ッパ部と当接したときに上述した移動動作は完了したこ
とになる。なお、本実施の形態では、図1に示すよう
に、ガイドレール51本体に工作物の切り粉等が付着し
ないようにガイドレールを保護するカバーをコラム12
から突出させた構造となっている。
【0040】Y軸方向カバー60は、カバー格納体61
内に複数の遮蔽カバー62〜66を重ね合わせて挿入し
た構造で、各カバーは主軸30およびZ軸方向カバー7
0に嵌め込まれた遮蔽カバー62の動きに連動して重な
り代を残しつつ移動可能に構成されている。具体的に
は、例えば図2に示すように、主軸30がY軸のマイナ
ス側へ移動する場合には、遮蔽カバー62の移動動作に
連動して遮蔽カバー63が遮蔽カバー62との重なり代
をもって繰り出され、さらに遮蔽カバー63の移動動作
に連動して同様に遮蔽カバー64が繰り出される。
【0041】Z軸方向カバー70は、図示しないZ軸送
り機構によって主軸30が送り出されたときに、図3お
よび図4に示すように、主軸30を、その付け根部分か
ら先端部方向に先細り状にカバーするいわゆるテレスコ
ッピック(望遠鏡)式カバーである。
【0042】次に、主軸30が図2に示す状態から図7
に示す状態に移動したときの一連の動作について説明す
る。図7は、図2(a)に示す送り機構のX軸サドルが
X軸方向へ移動し、主軸がY軸方向へ移動したときの状
態を説明するための正面図である。なお、Z軸送り機構
による主軸30のZ軸方向への送り出し動作は行われな
いものとする。X軸サドル20が図示しないX軸サーボ
モータによってX軸の正方向に駆動されると、X軸サド
ル20はガイドレール21上をスムーズに移動し始め
る。このとき、X軸サドル20の駆動力は、図4に示す
ようにX軸サドル20の上側に固定されたカバー連結具
23を介して第6のカバー47に伝達され、第6のカバ
ー47は、保持体取付部47bおよびX軸サドル取付部
47cに取り付けられた第2,第3の保持体53,54
を介してガイドレール51上を滑らかに移動するように
なる。つまり、X軸サドル20の移動動作に連動して第
6のカバー47が動作することになる。
【0043】X軸サドル20が移動すると上述したよう
に第6のカバー47も連動して移動するが、図4からわ
かるように、第6のカバー47の移動に伴い、第5のカ
バー46の保持体取付部46bに取り付けられ第6のカ
バー47の移動方向に存在する第1の保持体52が、第
2の保持体53によってX軸方向に押し出されるように
なる。つまり、第6のカバー47の第2の保持体53と
第5のカバー46の第1の保持体52とは係合した状態
でX軸方向に移動する。
【0044】X軸サドル20がさらに移動すると、次に
第6のカバー47の第2の保持体53と係合した状態に
ある第5のカバー46の第1の保持体52が第4のカバ
ー45の第1保持体52と係合し、これにより第4のカ
バー45をX軸の正方向へ押し出すことになる。なお、
第6のカバー47および第5のカバー46は第4のカバ
ー45上を跨いだ状態で移動するが、第5のカバー46
の幅は第4のカバー45の開口部45aの幅よりも大き
く設定されているため、第5のカバー46の第1の保持
体52と第4のカバー45の第1保持体52とが係合し
ている場合には、開口部45aが開口することはない。
【0045】X軸サドル20がさらに移動すると、第5
のカバー46の第1の保持体52と係合した状態にある
第4のカバー45の第1保持体52が第3のカバー44
の第1の保持体52と係合し、これにより第3のカバー
44をX軸の正方向へ押し出すことになる。なお、第4
のカバー45の幅は第3のカバー44の開口部44aよ
りも大きく設定されているため、第4のカバー45の第
1保持体52と第3のカバー44の第1の保持体52と
が係合している場合には、第4のカバー45が第3のカ
バー44上を跨いだ状態で移動可能であっても、開口部
44aが開口することはない。
【0046】X軸サドル20がさらに移動すると、第4
のカバー45の第1の保持体52と係合した状態にある
第3のカバー44の第1保持体52が第2のカバー43
の第1の第1保持体52と係合し、これにより第2のカ
バー43をX軸の正方向へ押し出すことになる。このと
き、第6のカバー47の第2の保持体53、第5のカバ
ー46の第1の保持体52、第4のカバー45の第1の
保持体52、第3のカバー44の第1の保持体52およ
び第2のカバー43の第1の保持体52は、隣接する保
持体どうしで係合していることから、1つの集合体とし
て移動することになる。なお、第3のカバー44の幅は
第2のカバー43の開口部43aよりも大きく設定され
ているため、第3のカバー44の第1保持体52と第2
のカバー43の第1の保持体52とが係合している場合
には、第3のカバー44が第2のカバー43上を跨いだ
状態で移動可能であっても、開口部43aが開口するこ
とはない。
【0047】X軸サドル20がさらに移動すると、第3
のカバー44の第1の保持体52と係合した状態にある
第2のカバー43の第1保持体52がガイドレール51
を支持する支持台511に設けられた図示しないストッ
パ部と係合する。このとき、X軸サドル20のX軸方向
への移動動作は完了したことになる。なお、第2のカバ
ー43の幅は第1のカバー42の開口部42aよりも大
きく設定されているため、第2のカバー43の第1保持
体52と第1のカバー42の第1の保持体52とが係合
している場合には、第2のカバー43が第1のカバー4
2上を跨いだ状態で移動可能であっても、開口部42a
が開口することはない。以上により、X軸サドル20が
移動しても第1のカバー42に形成された開口部42a
が各カバーの開口部周辺の遮蔽領域で遮蔽されるから、
工作物からの切り粉や粉塵がX軸サドル20の送り機構
内に侵入することが防止される。
【0048】上述したX軸サドル20のX軸方向への移
動動作と同時に、主軸30は図示しないY軸サーボモー
タによってY軸の正方向に移動させる。このときのY軸
方向カバー60の動作について説明する。主軸30の周
囲にはZ軸方向カバー70が設けられており、遮蔽カバ
ー62は、図2に示すようにZ軸方向カバー70を貫通
させた状態でカバー格納箱61内をY軸方向に移動可能
に設けられている。
【0049】主軸30がY軸方向に移動すると、遮蔽カ
バー62がそれに連動して移動し、その後遮蔽カバー6
3が図中下方に押し下げられる。主軸30がさらに移動
すると遮蔽カバー64が遮蔽カバー63と共に押し下げ
られ、最終的に遮蔽カバー64,63がカバー格納箱6
1の下端部に収納されることになる。また、これと同時
にカバー格納箱61の上端部に収納されていた遮蔽カバ
ー65が遮蔽カバー62の上端部と係合することにより
外部に表出される。さらに主軸30が移動すると、図7
に示すように、カバー格納箱61の上端部に収納されて
いた遮蔽カバー66が遮蔽カバー65と同様に外部に表
出される。以上により、主軸30がY軸方向に移動して
もX軸サドル20が外部に表出することがないため、図
示しないY軸サドルの送り機構内に切り粉等が侵入する
ことが防止される。
【0050】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、マシニングセンタ10のコラム12にカバー固定台
41を介して固定され、主軸30の可動範囲を規定する
開口部42aが形成されている第1のカバー42と、第
1のカバー42と主軸30との間にX軸方向に移動可能
にかつ第1のカバー42上に重ねた状態で保持され、X
軸方向の幅が第1のカバー42の幅に対して段階的に狭
小化された第2〜第6のカバー43〜47とを設け、第
2〜第6のカバー43〜47には、X軸方向の幅が段階
的に狭小化されかつ主軸30が挿入された開口部43a
〜47aを形成し、さらにその開口部43a〜47aの
周辺部には、主軸30の移動に応じて、第2〜第6のカ
バー43〜47が互いに係合することにより第1のカバ
ー42に形成された開口部42aを遮蔽する遮蔽部を設
けたので、主軸30が開口部42aの可動範囲内のいず
れの方向に移動しても第1のカバー42の端部から第2
〜第6のカバー43〜47の端部が突出することがな
い。したがって、主軸30の送り量に基づく機械幅を最
小限に抑制することができる。その結果、設置スペース
の小さいコンパクトなマシニングセンタ10を実現可能
となる。なお、第2〜第6のカバー43〜47は第1の
カバー42の幅に対して段階的に狭小化されているが、
第1のカバー42上を跨いだ状態で移動可能であるた
め、カバー外形の幅/長手比を大きく設定することがで
きる。それにより剛性の高いカバー42〜47を作製す
ることが可能となり、その結果、X軸サドル20を高速
運転させてもカバーの動作が不安定にならない高速追従
性に優れた保護カバー装置40を実現することが可能と
なる。
【0051】また本実施の形態によれば、カバー固定台
41の端部に略円形断面をなすガイドレール51を設
け、第2〜第6のカバー43〜47の保持体取付部43
b〜47bに第2〜第6のカバー43〜47を保持する
とともにガイドレール51上をボールベアリングの転動
によって案内する保持体52,53を設けたので、第2
〜第6のカバー43〜47はX軸サドル20のX軸方向
への高速移動に対してスムーズかつ高精度に移動するこ
とが可能となる。
【0052】さらに本実施の形態によれば、第1〜第6
のカバー42〜47に形成された開口部42a〜47a
の周縁部にそれぞれ補強板42c〜46c,47dを設
けたので、第1〜第6のカバー42〜47の剛性がさら
に高まり、このため、保護カバー装置40の主軸30の
高速動作に対する追従性が一層高まることになる。
【0053】本実施の形態では、図2および図3からわ
かるように、ガイドレール51を第2〜第6のカバー4
3〜47の外側に露出させた構成となっているが、ガイ
ドレール51をカバー内部に遮蔽した構成としてもよ
い。これにより、X軸サドル20の送り機構への切り粉
等の侵入を防止するだけでなく、ガイドレール51の摺
動面にそれらが付着することを防止することが可能とな
る。
【0054】また本実施の形態では、X軸サドル20の
摺動面を保護するためにX軸方向に保護カバー装置40
を適用したが、適用範囲はこれに限定されない。つま
り、本実施の形態のY軸方向カバー60に換えて、保護
カバー装置40と同様なカバーをY軸サドルの保護に適
用してもよい。なお、本実施の形態では、横型マシニン
グセンタ10に適用した例を示したが、使用する工作機
械はこれに限定されない。例えば工作物を載置するテー
ブルを所定の軸方向に移動させる場合の保護カバー装置
に適用してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、送り機構の送り量に基
づく機械幅が小さいコンパクトな工作機械を提供するこ
とができる。また、送り機構の高速運転にも対応できる
工作機械を作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の保護カバー装置が適用
されたマシニングセンタの概観を示す斜視図である。
【図2】(a)は、図1に示すマシニングセンタ10の
送り機構および保護カバー装置を説明するための要部正
面図、(b)は、図2(a)の線分A−Aに沿う要部断
面図である。
【図3】図2(a)に示す送り機構および保護カバー装
置の側面図である。
【図4】図2(a)に示す送り機構および保護カバー装
置の上面図である。
【図5】保護カバー装置の構造を説明するための斜視図
である。
【図6】X軸サドルの正面側に配置された第6のカバー
のY軸方向に沿う断面図である。
【図7】図2(a)に示す送り機構のX軸サドルがX軸
方向へ移動し、主軸がY軸方向へ移動したときの状態を
説明するための正面図である。
【図8】X軸方向への送り機構の保護カバー装置を説明
するための要部斜視図である。
【図9】図8に示す送り機構および保護カバー装置の正
面図である。
【符号の説明】 10…マシニングセンタ 11…ベース 12…コラム 13…ワーク取り付け台 20…X軸サドル 21…ガイドレール 22…保持体 23…カバー連結具 30…主軸 40…保護カバー装置(X軸方向) 41…カバー固定台 42…第1のカバー 42a…開口部 42b…固定台取付部 42c…補強板 43〜46…第2〜第5のカバー 43a〜46a…開口部 43b〜46b…保持体取付部 43c〜46c…補強板 47…第6のカバー 47a…開口部 47b…保持体取付部 47c…X軸サドル取付部 47d…補強板 50…転がりガイド 51…ガイドレール 52…第1の保持体 53…第2の保持体 54…第3の保持体 60…Y軸方向カバー 70…Z軸方向カバー 110…主軸 120…保護カバー装置 130…サドルカバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体を所定の軸方向に所定の範囲内で移
    動可能な送り機構内への侵入物の侵入を防止する保護カ
    バー装置であって、 前記送り機構に対して固定され、前記移動体が挿入され
    かつ前記移動体の可動範囲を規定する開口部が形成され
    ている固定カバーと、 前記固定カバーと移動体との間に前記所定の軸方向に移
    動可能にかつ重ねて保持され、前記所定の軸方向の幅が
    前記固定カバーの幅に対して段階的に狭小化された複数
    のカバーであり、前記所定の軸方向の幅が段階的に狭小
    化された前記移動体が挿入される開口部をそれぞれ有
    し、前記移動体の移動に応じて互いに係合して前記固定
    カバーに形成された開口部を遮蔽する複数の可動カバー
    とを有する保護カバー装置。
  2. 【請求項2】前記各可動カバーは、前記各可動カバーの
    前記所定の軸方向への移動を案内する転がり案内手段に
    よって保持されている請求項1記載の保護カバー装置。
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