JP3320643B2 - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JP3320643B2
JP3320643B2 JP27881897A JP27881897A JP3320643B2 JP 3320643 B2 JP3320643 B2 JP 3320643B2 JP 27881897 A JP27881897 A JP 27881897A JP 27881897 A JP27881897 A JP 27881897A JP 3320643 B2 JP3320643 B2 JP 3320643B2
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vapor
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英生 山本
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/37Capillary tubes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮機に接続さ
れた凝縮器から流出する気液二相冷媒が毛細管に導かれ
る冷媒回路を有する冷凍サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】図13〜図15は、例えば特開昭63−
123965号公報に示された冷凍サイクルに類似した
従来の冷凍サイクルを示す図で、図13は冷媒回路図、
14は図13のA部拡大縦断面図であって冷媒回路の
凝縮器から流出する気液二相冷媒を毛細管に導く毛細管
接続部に設けられたドライヤの縦断面図、図15は図
の冷凍サイクルの運転状況を示すP−h線図である。
【0003】図において、1は圧縮機、2は第一管路3
によって圧縮機1に接続された凝縮器、4は第二管路5
によって凝縮器2に接続された毛細管、6は第三管路7
によって毛細管4に接続された蒸発器、8は蒸発器6と
圧縮機1を接続した第四管路である。
【0004】また、9は第二管路5と毛細管4の接続部
に設けられたドライヤで、内蔵された水分吸着材10を
保持する保持体11及び水分吸着材10の毛細管4側に
設けられた金網12によって構成されている。なお、図
13及び図14において矢印の向きに冷媒が流れる。ま
た、図15は縦軸が圧力(P〔pa〕)、横軸がエンタ
ルピ(h〔kj/kg〕)を表し、冷凍サイクルの運転
状況の一例からなるP−h線を表す。
【0005】従来の冷凍サイクルは上記のように構成さ
れ、圧縮機1から吐出された高圧高温の蒸気冷媒が凝縮
器2で凝縮することによって放熱し、液冷媒又は液・蒸
気の二相冷媒となってドライヤ9に流入する。次いで、
高圧高温の液冷媒又は二相冷媒は毛細管4に流入し、膨
張しながら蒸発器6及び第四管路8と熱交換を行う。こ
のため、エンタルピを減少させながら低圧低温の液冷媒
又は二相冷媒となり蒸発器6に流入する。
【0006】そして、冷媒は蒸発器6内で蒸発すること
によって吸熱して蒸気冷媒となる。その後、毛細管4か
らの冷媒は蒸発器6及び第四管路8で熱交換しながら低
圧中温の過熱蒸気となって圧縮機1へ還流し、圧縮機1
で低圧中温の冷媒が圧縮されて再び高圧高温の過熱蒸気
となる。
【0007】また、図15に示すように毛細管4からの
冷媒は蒸発器6及び第四管路8と熱交換することによ
り、冷却器(図示しない)へ流入する冷媒のエンタルピ
を減少させることによって冷凍効果を増大させる。一
方、圧縮機1へ流入する冷媒はエンタルピが増加して温
度も上昇するので、圧縮機1への液冷媒の流れ込みが抑
制される。
【0008】なお、このような作用を行う冷凍サイクル
において、ドライヤ9が冷媒中の水分を吸収するために
蒸発器6と毛細管4との間に配置されている。そして、
ドライヤ9に流入する冷媒は、冷凍サイクルの運転状態
によって異なるものの液冷媒のみの場合と、液と蒸気の
二相状態の場合とが生じる。また、図14に示すドライ
ヤ9では、毛細管4がドライヤ9内に短い突出寸法によ
り直接ドライヤ9に挿入されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】冷凍サイクルにおいて
圧縮機1起動後、冷凍サイクルが安定するまでは冷凍サ
イクル内では冷媒の脈動が発生する。このため、凝縮器
2から流入する冷媒における蒸気の割合が大きい場合
と、蒸気の割合が小さい場合すなわち液冷媒の割合が大
きい場合の二相状態が、時間的に交互に発生するような
冷媒の流動状態となる。
【0010】このときに、ドライヤ9出口部、すなわち
毛細管4入口部において、蒸気冷媒の割合が大きい気液
二相流で流動していた冷媒が、突然蒸気冷媒の割合が小
さい、すなわち液冷媒の割合が大きい気液二相流中に流
入すると、ドライヤ9内の下流側では液冷媒に蒸気冷媒
が取り込まれて気泡が発生する。
【0011】これに対して、上記のような従来の冷凍サ
イクルにおける図14に示すドライヤ9においては毛細
管4のドライヤ9内突出寸法が短いので、発生した気泡
が毛細管4に流入する。なお、毛細管4のドライヤ9内
での突出寸法が長い場合でも突出寸法対応位置まて液冷
媒が滞留するので、毛細管4のドライヤ9内突出寸法が
短い場合と同様に気泡が毛細管4に流入する。
【0012】そして、毛細管4に流入した気泡は、蒸発
器6及び第四管路8と毛細管4からの冷媒が熱交換を行
うため気泡の状態のまま毛細管4から流出し、毛細管4
出口でその気泡が消滅する際に騒音を発生させるという
問題点があった。なお、このような冷媒が流動する際に
冷媒の蒸気泡に起因して発生する騒音を冷媒音と呼ぶ。
この冷媒音は毛細管4を傾けても、またドライヤ9内の
毛細管4の突出寸法を長くしても発生するものである。
【0013】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、冷媒が流動する際の冷媒音によ
って生じる騒音が少ない冷凍サイクルを得ることを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍サイ
クルにおいては、圧縮機及び凝縮器と、この凝縮器から
流出する冷媒が流入する毛細管と、この毛細管入口部
一側に突出して挿入されて、他側には凝縮器に連通した
第二管路が連結されたドライヤ及びドライヤに溜まる最
大液冷媒量から算出される液面高さよりも上方位置に下
端が配置された毛細管入口部に形成されて、気液二相状
態の冷媒における蒸気冷媒及び液冷媒を整流して冷媒の
毛細管での蒸気泡を防ぐ蒸気泡防止手段とが設けられ
る。
【0015】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、毛細管入口部の側面に互いに離れて設けられた複
数の細孔により構成された蒸気泡防止手段が設けられ
る。
【0016】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、毛細管入口部の側面に設けられて毛細管入口部の
突出端に開口した狭幅切欠部によって構成された蒸気泡
防止手段が設けられる。
【0017】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、一端が毛細管に嵌合され他端は毛細管接続部に
おいてドライヤに挿入され突出して開口し毛細管入口部
を形成する接続管及びこの接続管のドライヤ内突出部の
側面に互いに離れて設けられた複数の細孔によって構成
された蒸気泡防止手段が設けられる。
【0018】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、一端が毛細管に嵌合され他端は毛細管接続部に
おいてドライヤに挿入され突出して開口し毛細管入口部
を形 成する接続管及びこの接続管のドライヤ内突出部の
側面に設けられて毛細管入口部の突出端に開口した狭幅
切欠部によって構成された蒸気泡防止手段が設けられ
る。
【0019】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、ドライヤの第二管路側に挿入されて気液分離器に
連通した連通管及び一端がドライヤ外の毛細管入口部に
他端は第二管路寄りの気液分離器内にそれぞれ連通した
蒸気バイパス管によって構成された蒸気泡防止手段が設
けられる。
【0020】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、一端がドライヤ外の毛細管入口部に他端は第二管
路寄りのドライヤ内にそれぞれ連通した蒸気バイパス管
によって構成された蒸気泡防止手段が設けられる。
【0021】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、毛管入口部の開口端部に挿入されて嵌合状態に
装着された焼結金属からなる多孔体によって構成された
蒸気泡防止手段が設けられる。
【0022】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、一端が毛細管に嵌合され、他端は毛細管接続部に
おいてドライヤに挿入され突出して開口し毛細管入口部
を形成する接続管及びこの接続管のドライヤ内突出部に
おける開口端部に挿入されて嵌合状態に装着された焼結
金属からなる多孔体によって構成された蒸気泡防止手段
が設けられる。
【0023】また、この発明に係る冷凍サイクルにおい
ては、ドライヤに挿入されて突出した毛細管入口部の開
口端部を覆い、ドライヤの金網との間の空所を充塞した
状態に装備された焼結金属からなる多孔体によって構成
された蒸気泡防止手段が設けられ
【0024】
【発明の実施の形態】施の形態1. 図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図
で、図1は冷媒回路図、図2は図1のD部拡大縦断面図
である。図において、1は圧縮機、2は第一管路3によ
って圧縮機1に接続された凝縮器、4は第二管路5によ
って凝縮器2に接続された毛細管、6は第三管路7によ
って毛細管4に接続された蒸発器、8は蒸発器6と圧縮
機1を接続した第四管路である。
【0025】また、9は第二管路5と毛細管4の接続部
に設けられたドライヤで、内蔵された水分吸着材10を
保持する保持体11及び水分吸着材10の毛細管4側に
設けられた金網12によって構成されている。
【0026】13は第二管路5の毛細管4側端部に形成
された毛細管接続部、23は毛細管接続部13に形成さ
れた蒸気泡防止手段で、ドライヤ9、ドライヤ9に挿入
されて突出した毛細管入口部15及び毛細管入口部15
の側面に互いに長手方向に離れて設けられた複数の細孔
16によって構成されている。
【0027】なお、ドライヤ9に溜まる液冷媒量は、冷
凍サイクルの構成、冷媒充填量及び運転条件によって決
まる。このため、毛細管入口部15のドライヤ9におけ
る図2に示す突出寸法Eは、ドライヤ9に溜まる最大液
冷媒量から算出される液面高さよりも上方に毛細管入口
部15の突出端が配置される寸法に設定される。
【0028】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、圧縮機1から吐出された高圧高温の蒸気冷媒が凝
縮器2で凝縮することによって放熱し、液冷媒又は液・
蒸気の二相冷媒となって第二管路5から毛細管接続部1
3に流入する。次いで、高圧高温の液冷媒又は二相冷媒
は毛細管4に流入し、膨張しながら蒸発器6及び第四管
路8と熱交換を行うため、エンタルピを減少させながら
低圧低温の液冷媒又は二相冷媒となり蒸発器6に流入す
る。
【0029】そして、冷媒は蒸発器6内で蒸発すること
によって吸熱し蒸気冷媒となる。その後、冷媒は蒸発器
6及び第四管路8と熱交換しながら低圧中温の過熱蒸気
となって圧縮機1へ還流し、圧縮機1により低圧中温の
冷媒が圧縮されて再び高圧高温の過熱蒸気となる。
【0030】そして、圧縮機1の起動時等に発生する冷
媒脈動により、凝縮器2で凝縮する冷媒の流動状態は蒸
気冷媒の割合が大きい気液二相冷媒の場合と、蒸気冷媒
の割合が小さい、すなわち液冷媒の割合が大きい気液二
冷媒の場合とが時間的に交互に発生するような冷媒の流
動状態となる。
【0031】このような流動状態によって冷媒がドライ
ヤ9の下部に溜まって毛細管接続部13の毛細管入口部
15に流入する。そして、毛細管接続部13に蒸気泡防
止手段14が形成され、すなわちドライヤ9及び毛細管
入口部15の側面に細孔16が形成されている。また、
毛細管入口部15のドライヤ9における突出位置がドラ
イヤ9に溜まる最大液冷媒量から算出される液面高さよ
りも上方に設定される。このような構成によって、図2
における下側の細孔16から液冷媒が、上側の細孔16
及び毛細管入口部15下端の開口から蒸気冷媒がそれぞ
れ流入する。
【0032】したがって、蒸気冷媒及び液冷媒が整流さ
れて毛細管4内に冷媒の蒸気泡が発生することはなく、
毛細管4出口において冷媒の蒸気泡が消滅することによ
る騒音が生じない。これによって、運転騒音が少なく静
粛に運転でき、冷凍サイクルの設置環境を静穏化するこ
とができる。なお、図1及び図2の実施の形態の冷凍サ
イクルに用いられる冷媒として、CFC系、HCFC
系、HFC系及びHC系の冷媒は勿論、これら以外の冷
媒を用いても前述の作用を得ることができる
【0033】施の形態2. 図3は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、
前述の図2相当図である。なお、図3の他は前述の図1
及び図2と同様に冷凍サイクルが構成されている。図に
おいて、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、23は毛細管接続部13に設けられた蒸気泡防止手
段であり、次に述べるように構成されている。
【0034】すなわち、一側に毛細管入口部15が挿入
されて他側には第二管路5が挿入されたドライヤ9、ド
ライヤ9に挿入されて突出した毛細管入口部15及び
細管入口部15の側面に設けられて毛細管入口部15突
出端に開口し長手が毛細管4の長手に沿う方向に配置さ
れた狭幅切欠部17によって構成されている。
【0035】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されてドライヤ9、毛
管入口部15側面狭幅切欠部17からなる蒸気泡防止
手段23が設けられる。したがって、詳細な説明を省略
するが図3の実施の形態においても、図1及び図2の実
施の形態と同様な作用を得ることができる。また、図3
の実施の形態において毛細管入口部15側面の狭幅切欠
部17は容易に加工することができ、容易に製作できて
製造費を低減することができる。
【0036】実施の形態3. 図4も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、
前述の図2相当図である。なお、図4の他は前述の図1
及び図2と同様に冷凍サイクルが構成されている。図に
おいて、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、23は毛細管接続部13に設けられた蒸気泡防止手
段であり、次に述べるように構成されている。
【0037】すなわち、一側が毛細管入口部15に対向
し他側には第二管路5が挿入されたドライヤ9、一端が
毛細管入口部15に嵌合されて他端はドライヤ9の反第
二管路5側に挿入されて突出して開口した接続管19及
び接続管19のドライヤ9における第二管路5内突出部
の側面に毛細管4の長手に沿う方向に互いに離れて設け
られた複数の細孔16によって構成されている。
【0038】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されてドライヤ9、接続
管19の細孔16からなる蒸気泡防止手段23が設けら
れる。したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施
の形態においても、図1及び図2の実施の形態と同様な
作用を得ることができる。
【0039】なお、ドライヤ9に溜まる液冷媒量は、冷
凍サイクルの構成、冷媒充填量及び運転条件によって決
まる。このため、接続管19のドライヤ9における図4
に示す突出寸法Eはドライヤ9に溜まる最大液冷媒量か
ら算出される液面高さ以上の突出量とする。
【0040】そして、冷蔵庫における冷凍サイクルの場
合はドライヤ9に溜まる液冷媒量が2cc程度であるの
で、ドライヤ9の内径を18.85mm、接続管19の内
径を4mm、細孔16を内径1.2mmで八個としたとき
に、突出寸法Eを25mm以上又はドライヤ9の内径を2
2.23mm、接続管19の内径を4mm、細孔16を内径
1.2mmで六個としたときに、突出寸法Eを20mm以上
とする。
【0041】これによって、図4における下側の細孔1
6から液冷媒が、上側の細孔16及び接続管19下端の
開口から蒸気冷媒がそれぞれ毛細管4に流入する。した
がって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態にお
いても、図1及び図2の実施の形態と同様な作用を得る
ことができる。 なお、図4の実施の形態では、比較的に
直径の大きい接続管19に細孔16等の加工が行われる
ので、容易に加工でき生産性を向上することができる。
【0042】実施の形態4. 図5も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、
前述の図2相当図である。なお、図5の他は前述の図1
及び図2と同様に冷凍サイクルが構成されている。図に
おいて、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、23は毛細管接続部13に設けられた蒸気泡防止手
段であり、次に述べるように構成されている。
【0043】すなわち、一側が毛細管入口部15に対向
し他側には第二管路5が挿入されたドライヤ9、一端が
毛細管入口部15に嵌合されて他端はドライヤ9の反第
二管路5に挿入されて突出して開口した接続管19及び
接続管19のドライヤ9内突出部の側面に設けられて接
続管19の突出端に開口し、長手が接続管19の長手に
沿って配置された狭幅切欠部17によって構成されてい
る。
【0044】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されてドライヤ9、接続
管19の狭幅切欠部17からなる蒸気泡防止手段23
設けられる。したがって、詳細な説明を省略するが図5
の実施の形態においても、図1及び図2の実施の形態と
同様な作用を得ることができる。また、図5の実施の形
態において、ドライヤ9内突出部の側面の狭幅切欠部1
7は容易に加工することができ、容易に製作できて製造
費を低減することができる。
【0045】実施の形態5. 図6及び図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示
す図で、図6は冷媒回路図、図7は図6の部拡大縦断
面図である。図において、前述の図1及び図2と同符号
は相当部分を示し、24は毛細管接続部13に設けられ
た蒸気泡防止手段で、次に述べるように構成されてい
る。
【0046】すなわち、一側に毛細管入口部15が挿入
されて他側には気液分離器21に連通した連通管25
挿入されたドライヤ9、一端がドライヤ9外の毛細管入
口部15に他端は第二管路5寄りの気液分離器21内に
それぞれ連通した蒸気バイパス管22によって構成され
ている。
【0047】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されてドライヤ9、気液
分離器21及び蒸気バイパス管22からなる蒸気泡防止
手段24が設けられる。これによって、蒸気冷媒が蒸気
バイパス管22から毛細管4に流入し、液冷媒は気液分
離器21から毛細管4に流入する。
【0048】このため、毛細管4に流入する冷媒が蒸気
冷媒及び液冷媒に整流されるので、毛細管4内に冷媒の
蒸気泡が発生することはない。したがって、詳細な説明
を省略するが図6及び図7の実施の形態においても、図
1及び図2の実施の形態と同様な作用を得ることができ
る。
【0049】実施の形態6. 図8及び図9も、この発明の他の実施の形態の一例を示
す図で、図8は冷媒回路図、図9は図8の部拡大縦断
面図である。図において、前述の図1及び図2と同符号
は相当部分を示し、26は毛細管接続部13に設けられ
た蒸気泡防止手段で、次に述べるように構成されてい
る。
【0050】すなわち、一側に毛細管入口部15が挿入
されて他側には第二管路5が接続されたドライヤ9及び
一端がドライヤ9外の毛細管入口部15に他端は第二管
路5寄りのドライヤ9内にそれぞれ連通した蒸気バイパ
ス管22によって構成されている。
【0051】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されてドライヤ9及び蒸
気バイパス管22からなる蒸気泡防止手段26が設けら
れる。したがって、詳細な説明を省略するが図8及び図
9の実施の形態においても、図1及び図2の実施の形態
と同様な作用を得ることができる
【0052】施の形態7. 図10も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図
で、前述の図相当図である。なお、図10の他は前述
の図及び図と同様に冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、前述の図2と同符号は相当部分を示
し、30は毛細管接続部13に設けられた蒸気泡防止手
段で、次に述べるように構成されている。
【0053】すなわち、一側に毛細管入口部15が挿入
されて他側には第二管路5が挿入されたドライヤ9及び
ドライヤ9に挿入されて突出した毛細管入口部15の開
口端部に挿入されて嵌合状態に装着された焼結金属から
なる多孔体28によって構成されている。
【0054】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されて多孔体28を主要
部とする蒸気泡防止手段30が設けられる。そして、発
生した気泡が多孔体28を通過することによって微細化
するので、詳細な説明を省略するが図10の実施の形態
においても、図1及び図2の実施の形態と同様な作用を
得ることができる。
【0055】実施の形態8. 図11も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図
で、前述の図相当図である。なお、図11の他は前述
の図及び図と同様に冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、前述の図と同符号は相当部分を示
し、30は毛細管接続部13に設けられた蒸気泡防止手
段で、次に述べるように構成されている。
【0056】すなわち、一側が毛細管入口部15に対向
し他側には第二管路5が挿入されたドライヤ9、一端が
毛細管入口部15に嵌合されて他端はドライヤ9の反第
二管路5側に挿入されて突出して開口した接続管19及
び接続管19のドライヤ9における開口端部に挿入さ
れて嵌合状態に装着された焼結金属からなる多孔体28
によって構成されている。
【0057】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されて多孔体28を主要
部とする蒸気泡防止手段30が設けられる。そして、発
生した気泡が多孔体28を通過することによって微細化
するので、詳細な説明を省略するが図11の実施の形態
においても、図1及び図2の実施の形態と同様な作用を
得ることができる。また、図11の実施の形態におい
て、比較的に直径の大きい接続管19に多孔体28が装
着される。このため、容易に加工でき、生産性を向上す
ることができ る。
【0058】実施の形態9. 図12も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図
で、前述の図相当図である。なお、図12の他は前述
の図及び図と同様に冷凍サイクルが構成されてい
る。図において、前述の図と同符号は相当部分を示
し、30は毛細管接続部13に設けられた蒸気泡防止手
段で、次に述べるように構成されている。
【0059】すなわち、一側に毛細管入口部15が挿入
されて他側には第二管路5が挿入されたドライヤ9及び
ドライヤ9に挿入されて突出した毛細管入口部15の開
口端部を覆いドライヤ9の金網12との間の空所を充塞
した状態に装備された焼結金属からなる多孔体28によ
って構成されている。
【0060】上記のように構成された冷凍サイクルにお
いて、毛細管接続部13に形成されて多孔体28を主要
部とする蒸気泡防止手段30が設けられる。そして、発
生した気泡が多孔体28を通過することによって微細化
するので、詳細な説明を省略するが図12の実施の形態
においても、図1及び図2の実施の形態と同様な作用を
得ることができる。
【0061】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、圧縮機
及び凝縮器と、この凝縮器から流出する冷媒が流入する
毛細管と、この毛細管入口部が一側に突出して挿入され
て、他側には凝縮器に連通した第二管路が連結されたド
ライヤ及びドライヤに溜まる最大液冷媒量から算出され
る液面高さよりも上方位置に下端が配置された毛細管入
口部に形成されて、気液二相状態の冷媒における蒸気冷
媒及び液冷媒を整流して冷媒の毛細管での蒸気泡を防ぐ
蒸気泡防止手段とを設けたものである。
【0062】そして、凝縮器で凝縮する冷媒の流動状
態、すなわち蒸気冷媒の割合が大きい気液二相冷媒の場
合と、液冷媒の割合が大きい気液二冷媒の場合とが時間
的に交 互に発生するような流動状態の冷媒が、ドライヤ
の下部に溜まって毛細管接続部の毛細管入口部に流入す
る。このような流動状態の冷媒に対して、毛細管接続部
蒸気泡防止手段が形成され、また毛細管入口部のドラ
イヤにおける突出位置がドライヤに溜まる最大液冷媒量
から算出される液面高さよりも上方に設定される。この
ため、蒸気泡防止手段から液冷媒が、毛細管入口部下端
の開口から蒸気冷媒がそれぞれ流入する。したがって、
蒸気冷媒及び液冷媒が整流されて毛細管内に冷媒の蒸気
泡が発生することはなく、毛細管出口において冷媒の蒸
気泡が消滅することによる騒音が生じない。これによっ
、運転騒音が少なく静粛に運転でき、冷凍サイクルの
設置環境を静穏化する効果がある。
【0063】また、この発明は以上説明したように、
細管入口部の側面に互いに離れて設けられた複数の細孔
により構成された蒸気泡防止手段を設けたものである。
【0064】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、毛細管接続部に複数の細孔からなる蒸気泡防止手
が形成され、また毛細管入口部のドライヤにおける突
出位置がドライヤに溜まる最大液冷媒量から算出される
液面高さよりも上方に設定される。このため、蒸気泡防
止手段から液冷媒が、毛細管入口部下端の開口から蒸気
冷媒がそれぞれ流入する。したがって、蒸気冷媒及び液
冷媒が整流されて毛細管内に冷媒の蒸気泡が発生するこ
とはなく、毛細管出口において冷媒の蒸気泡が消滅する
ことによる騒音が生じない。これによって、運転騒音が
少なく静粛に運転でき、冷凍サイクルの設置環境を静穏
化する効果がある。
【0065】また、この発明は以上説明したように、毛
細管入口部の側面に設けられて毛細管入口部の突出端に
開口した狭幅切欠部によって構成された蒸気泡防止手段
を設けたものである。
【0066】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、毛細管接続部に毛細管入口部の突出端に開口した
狭幅切欠部からなる蒸気泡防止手段が形成され、また毛
細管入口部のドライヤにおける突出位置がドライヤに溜
まる最大液冷媒量から算出さ れる液面高さよりも上方に
設定される。このため、蒸気泡防止手段から液冷媒が、
毛細管入口部下端の開口から蒸気冷媒がそれぞれ流入す
る。したがって、蒸気冷媒及び液冷媒が整流されて毛
管内に冷媒の蒸気泡が発生することはなく、毛細管出口
において冷媒の蒸気泡が消滅することによる騒音が生じ
ない。これによって、運転騒音が少なく静粛に運転で
き、冷凍サイクルの設置環境を静穏化する効果がある。
【0067】また、この発明は以上説明したように、一
端が毛細管に嵌合され、他端は毛細管接続部において
ライヤに挿入され突出して開口し毛細管入口部を形成す
接続管及びこの接続管のドライヤ内突出部の側面に互
いに離れて設けられた複数の細孔によって構成された蒸
気泡防止手段を設けたものである。
【0068】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、一端が毛細管に嵌合されてドライヤに挿入され突
出した接続管のドライヤ内突出部における側面に互いに
離れて設けられた複数の細孔からなる蒸気泡防止手段
形成され、また毛細管入口部のドライヤにおける突出位
置がドライヤに溜まる最大液冷媒量から算出される液面
高さよりも上方に設定される。このため、蒸気泡防止手
段から液冷媒が、毛細管入口部下端の開口から蒸気冷媒
がそれぞれ流入する。したがって、蒸気冷媒及び液冷媒
が整流されて毛細管内に冷媒の蒸気泡が発生することは
なく、毛細管出口において冷媒の蒸気泡が消滅すること
による騒音が生じない。これによって、運転騒音が少な
く静粛に運転でき、冷凍サイクルの設置環境を静穏化す
る効果がある。
【0069】また、この発明は以上説明したように、一
端が毛細管に嵌合され他端は毛細管接続部において
ライヤに挿入されて突出して開口し毛細管入口部を形成
する接続管及びこの接続管のドライヤ内突出部の側面に
設けられて毛細管入口部の突出端に開口した狭幅切欠部
によって構成された蒸気泡防止手段を設けたものであ
る。
【0070】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、一端が毛細管に嵌合されてドライヤに挿入され突
出した接続管のドライヤ内突出部における側面に設けら
れて毛細管入口部の突出端に開口した狭幅切欠部からな
蒸気泡防止手段が形成され、また毛細管入口部のドラ
イヤにおける突出位置がドライヤに溜まる最大液冷媒量
から算出される液面高さよりも上方に設定される。この
ため、蒸気泡防止手段から液冷媒が、毛細管入口部下端
の開口から蒸気冷媒がそれぞれ流入する。したがって、
蒸気冷媒及び液冷媒が整流されて毛細管内に冷媒の蒸気
泡が発生することはなく、毛細管出口において冷媒の蒸
気泡が消滅することによる騒音が生じない。これによっ
て、運転騒音が少なく静粛に運転でき、冷凍サイクルの
設置環境を静穏化する効果がある。
【0071】また、この発明は以上説明したように、
ライヤの第二管路側に挿入されて気液分離器に連通した
連通管及び一端がドライヤ外の毛細管入口部に他端は第
二管路寄りの気液分離器内にそれぞれ連通した蒸気バイ
パス管によって構成された蒸気泡防止手段を設けたもの
である。
【0072】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、ドライヤの第二管路側に挿入されて気液分離器に
連通した連通管及び一端がドライヤ外の毛細管入口部に
他端は第二管路寄りの気液分離器内にそれぞれ連通した
蒸気バイパス管からなる蒸気泡防止手段が形成され、ま
た毛細管入口部のドライヤにおける突出位置がドライヤ
に溜まる最大液冷媒量から算出される液面高さよりも上
方に設定される。このため、蒸気泡防止手段から液冷媒
が、毛細管入口部下端の開口から蒸気冷媒がそれぞれ流
入する。したがって、蒸気冷媒及び液冷媒が整流され
細管内に冷媒の蒸気泡が発生することはなく、毛細管
出口において冷媒の蒸気泡が消滅することによる騒音が
生じない。これによって、運転騒音が少なく静粛に運転
でき、冷凍サイクルの設置環境を静穏化する効果があ
る。
【0073】また、この発明は以上説明したように、一
端がドライヤ外の毛細管入口部に他端は第二管路寄りの
ドライヤ内にそれぞれ連通した蒸気バイパス管によって
構成された蒸気泡防止手段を設けたものである。
【0074】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、一端がドライヤ外の毛細管入口部に他端は第二管
路寄りのドライヤ内にそれぞれ連通した蒸気バイパス管
からなる蒸気泡防止手段が形成され、また毛細管入口部
のドライヤにおける突出位置がドライヤに溜まる最大液
冷媒量から算出される液面高さよりも上方に設定され
る。このため、蒸気泡防止手段から液冷媒が、毛細管入
口部下端の開口から蒸気冷媒がそれぞれ流入する。した
がって、蒸気冷媒及び液冷媒が整流されて毛細管内に冷
媒の蒸気泡が発生することはなく、毛細管出口において
冷媒の蒸気泡が消滅することによる騒音が生じない。
れによって、運転騒音が少なく静粛に運転でき、冷凍サ
イクルの設置環境を静穏化する効果がある。
【0075】また、この発明は以上説明したように、毛
管入口部の開口端部に挿入されて嵌合状態に装着され
た焼結金属からなる多孔体によって構成された蒸気泡防
止手段を設けたものである。
【0076】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、毛細管入口部の開口端部に挿入されて嵌合状態に
装着された焼結金属からなる多孔体によって構成された
蒸気泡防止手段が形成され、また毛細管入口部のドライ
ヤにおける突出位置がドライヤに溜まる最大液冷媒量か
ら算出される液面高さよりも上方に設定される。このた
め、蒸気泡防止手段から液冷媒が、毛細管入口部下端の
開口から蒸気冷媒がそれぞれ流入する。したがって、
気泡防止手段により蒸気冷媒蒸気泡が微細化され、ま
た蒸気冷媒及び液冷媒が整流されて毛細管内に冷媒の蒸
気泡が発生することはなく、毛細管出口において冷媒の
蒸気泡が消滅することによる騒音が生じない。これによ
って、運転騒音が少なく静粛に運転でき、冷凍サイクル
の設置環境を静穏化する効果がある。
【0077】また、この発明は以上説明したように、一
端が毛細管に嵌合され、他端は毛細管接続部においてド
ライヤに挿入され突出して開口し毛細管入口部を形成す
る接 続管及びこの接続管のドライヤ内突出部における開
口端部に挿入されて嵌合状態に装着された焼結金属から
なる多孔体によって構成された蒸気泡防止手段を設け
ものである。
【0078】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、一端が毛細管に嵌合され、他端は毛細管接続部に
おいてドライヤに挿入され突出して開口し毛細管入口部
を形成する接続管及びこの接続管のドライヤ内突出部に
おける開口端部に挿入されて嵌合状態に装着された焼結
金属からなる多孔体によって構成された蒸気泡防止手段
が形成され、また毛細管入口部のドライヤにおける突出
位置がドライヤに溜まる最大液冷媒量から算出される液
面高さよりも上方に設定される。このため、蒸気泡防止
手段から液冷媒が、毛細管入口部下端の開口から蒸気冷
媒がそれぞれ流入する。したがって、蒸気泡防止手段に
より蒸気冷媒蒸気泡が微細化され、また蒸気冷媒及び
液冷媒が整流されて毛細管内に冷媒の蒸気泡が発生する
ことはなく、毛細管出口において冷媒の蒸気泡が消滅す
ることによる騒音が生じない。これによって、運転騒音
が少なく静粛に運転でき、冷凍サイクルの設置環境を静
穏化する効果がある。
【0079】また、この発明は以上説明したように、
ライヤに挿入されて突出した毛細管入口部の開口端部を
覆い、ドライヤの金網との間の空所を充塞した状態に装
備された焼結金属からなる多孔体によって構成された
気泡防止手段を設けたものである。
【0080】これによって、前述の流動状態の冷媒に対
して、ドライヤに挿入されて突出した毛細管入口部の開
口端部を覆い、ドライヤの金網との間の空所を充塞した
状態に装備された焼結金属からなる多孔体によって構成
された蒸気泡防止手段が形成され、また毛細管入口部の
ドライヤにおける突出位置がドライヤに溜まる最大液冷
媒量から算出される液面高さよりも上方に設定される。
このため、蒸気泡防止手段から液冷媒が、毛細管入口部
下端の開口から蒸気冷媒がそれぞれ流入する。したがっ
て、蒸気泡防止手により蒸気冷媒蒸気泡が微細化さ
、また蒸気冷 媒及び液冷媒が整流されて毛細管内に冷
媒の蒸気泡が発生することはなく、毛細管出口において
冷媒の蒸気泡が消滅することによる騒音が生じない。
れによって、運転騒音が少なく静粛に運転でき、冷凍サ
イクルの設置環境を静穏化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す冷媒回路図。
【図2】 図1の部拡大縦断面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図2相当図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す図2相当図。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す図2相当図。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す冷媒回路図。
【図7】 図6の部拡大縦断面図。
【図8】 この発明の実施の形態6を示す冷媒回路図。
【図9】 図8の部拡大縦断面図。
【図10】 この発明の実施の形態7を示す図相当
図。
【図11】 この発明の実施の形態8を示す図相当
図。
【図12】 この発明の実施の形態9を示す図相当
図。
【図13】 従来の冷凍サイクルを示す冷媒回路図。
【図14】 図13の部拡大縦断面図。
【図15】 図13の冷凍サイクルの運転状況を示すP
−h線図。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 凝縮器、4 毛細管、5 第二管路、
9 ドライヤ、12金網、13 毛細管接続部、1
毛細管入口部、16 細孔、17 狭幅切欠部、18
蒸気泡防止手段、19 接続管、20 蒸気泡防止手
段、21 気液分離器、22 蒸気バイパス管、24
蒸気泡防止手段、25 連通管、26蒸気泡防止手段、
27 蒸気泡防止手段、28 多孔体、30 蒸気泡防
止手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 英生 東京都千代田区丸ノ内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 丸山 等 東京都千代田区丸ノ内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−140758(JP,A) 特開 平6−347140(JP,A) 特開 平6−249544(JP,A) 特開 平6−249545(JP,A) 特開 平9−152192(JP,A) 特開 平9−159325(JP,A) 特開 平11−23108(JP,A) 特開 平7−146032(JP,A) 特開 平6−288662(JP,A) 特開 平6−235570(JP,A) 特開 平8−189731(JP,A) 実開 昭58−148583(JP,U) 実開 昭49−63559(JP,U) 実開 昭58−162385(JP,U) 実開 昭53−104469(JP,U) 実公 昭46−19878(JP,Y1) 実公 昭49−538(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00 F25B 41/06 F25B 43/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機及び凝縮器と、この凝縮器から流
    出する冷媒が流入する毛細管と、この毛細管入口部が一
    側に突出して挿入されて、他側には上記凝縮器に連通し
    た第二管路が連結されたドライヤ及び上記ドライヤに溜
    まる最大液冷媒量から算出される液面高さよりも上方位
    置に下端が配置された上記毛細管入口部に形成されて、
    気液二相状態の上記冷媒における蒸気冷媒及び液冷媒を
    整流して上記冷媒の上記毛細管での蒸気泡を防ぐ蒸気泡
    防止手段とを備えた冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】 蒸気泡防止手段を、毛細管入口部の側面
    に互いに離れて設けられた複数の細孔によって構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 蒸気泡防止手段を、毛細管入口部の側面
    に設けられて上記毛細管入口部の突出端に開口した狭幅
    切欠部によって構成したことを特徴とする請求項1記載
    の冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】 蒸気泡防止手段を、一端が毛細管に嵌合
    され他端は毛細管接続部においてドライヤに挿入され
    突出して開口し毛細管入口部を形成する接続管及びこの
    接続管の上記ドライヤ内突出部の側面に互いに離れて設
    けられた複数の細孔によって構成したことを特徴とする
    請求項1記載の冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 蒸気泡防止手段を、一端が毛細管に嵌合
    され、他端は毛細管接続部においてドライヤに挿入され
    突出して開口し毛細管入口部を形成する接続管及びこの
    接続管の上記ドライヤ内突出部の側面に設けられて上記
    毛細管入口部の突出端に開口した狭幅切欠部によって構
    成したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】 蒸気泡防止手段を、ドライヤの第二管路
    側に挿入されて気液分離器に連通した連通管及び一端が
    上記ドライヤ外の毛細管入口部に他端は上記第二管路寄
    りの上記気液分離器内にそれぞれ連通した蒸気バイパス
    管によって構成したことを特徴とする請求項1記載の冷
    凍サイクル
  7. 【請求項7】気泡防止手段を、一端がドライヤ外
    細管入口部に他端は第二管路寄りの上記ドライヤ内に
    それぞれ連通した蒸気バイパス管によって構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
  8. 【請求項8】 蒸気泡防止手段を、毛管入口部の開口
    端部に挿入されて嵌合状態に装着された焼結金属からな
    る多孔体によって構成したことを特徴とする請求項1記
    載の冷凍サイクル。
  9. 【請求項9】 蒸気泡防止手段を、一端が毛細管に嵌合
    され、他端は毛細管接続部においてドライヤに挿入され
    突出して開口し毛細管入口部を形成する接続管及びこの
    接続管の上記ドライヤ内突出部における開口端部に挿入
    されて嵌合状態に装着された焼結金属からなる多孔体に
    よって構成したことを特徴とする請求項記載の冷凍サ
    イクル。
  10. 【請求項10】 蒸気泡防止手段を、ドライヤに挿入さ
    れて突出した毛細管入口部の開口端部を覆い、上記ドラ
    イヤの金網との間の空所を充塞した状態に装備された焼
    結金属からなる多孔体によって構成したことを特徴とす
    る請求項記載の冷凍サイクル。
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