JP3319561B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3319561B2
JP3319561B2 JP4507296A JP4507296A JP3319561B2 JP 3319561 B2 JP3319561 B2 JP 3319561B2 JP 4507296 A JP4507296 A JP 4507296A JP 4507296 A JP4507296 A JP 4507296A JP 3319561 B2 JP3319561 B2 JP 3319561B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイは、薄型で低消費電力
であり、ノート型パソコンなどに広く用いられている。
特に消費電力が小さいことが他のCRT、プラズマディ
スプレイなどのディスプレイと比べて優れた特徴であ
り、今後は携帯情報機器への応用が期待されている。
【0003】携帯機器の場合、ディスプレイの消費電力
が500mW以下、できれば数mWと小さいことが望ま
しい。この要求に対して、従来はTN型液晶の単純マト
リクス型でバックライトが不要で消費電力の小さい反射
型を用いてきた。しかし、TN型では偏光板が必要であ
り反射率が30%程度と暗いこと、単純マトリクス型で
は画素数を増やすとコントラストが下がりさらに見にく
くなるなどの問題がある。そこで、液晶表示に偏光板を
用いないPCGH(相変化ゲストホスト型)モードを用
いてアクティブマトリクスによる駆動を行うことによ
り、反射率が高く、コントラストも高い表示を得ること
が試みられている。
【0004】図7にこのような従来例の構成を示す。同
図に示す回路構成は、従来の透過型TN液晶のアクティ
ブマトリクスと同等であり、信号線71、ゲート線72
およびその交点にある薄膜トランジスタTFT73によ
り、各画素の液晶74および蓄積容量線75に接続され
た蓄積容量76に電荷を与える。液晶74には交流を印
加する必要があり、対向基板の対向電極77の電圧を中
心に正電圧、負電圧となるように信号線電圧を与えて実
現している。
【0005】このような液晶ディスプレイでは、表示が
全く変化しない場合でも交流電圧を印加する必要がある
ため、フレーム周期で選択されるごとに画素電位を書換
えている。容量に交流を印加する場合の消費電力は、 P=f×V2 ×C (周波数f;電圧V;容量C) であるから、周波数が高いほど、電圧が高いほど、容量
が大きいほど消費電力が大きい。
【0006】液晶ディスプレイで交流駆動する場合に
は、各画素の駆動周波数はフレーム周波数、信号線の駆
動周波数はフレーム周波数と走査線本数の積、信号線ド
ライバICの駆動周波数は、画面の総画素数とフレーム
周波数の積の値、もし分割駆動すればさらに分割数で割
った値、となる。現状で、対角10.4インチのカラーVG
A(640×RGB×480画素)では信号線ICの消
費電力は1W程度であるから、A4サイズで150dpi相当
の高精細LCDの画素数ではVGAの6.25倍の1600
×1200画素程度となり、2〜3W以上と大きくなっ
てしまうことが予想される。これでは携帯情報機器に用
いるのはバッテリの使用時間が短く、問題がある。
【0007】この問題に対して双安定の強誘電性液晶
(SSFLC)を用いると液晶にメモリ性があり、表示
が変らない限り電圧の供給を停止することができること
が知られており、消費電力の低減が可能である。
【0008】しかし、双安定の強誘電性液晶では、衝撃
により配向が乱れて表示不良が発生する問題があり、携
帯型表示デバイスとしては採用できない。さらにメモリ
性を持った液晶では表示品位(コントラスト、反射率な
ど)が制限されることが多く、たとえばSSFLCでは
偏光板の使用が不可欠の表示モードであり、反射率は3
0%程度と暗い画面しか得られない問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、パソ
コンの画面や携帯情報機器の画面などでは静止画が多く
画面が書き変らなくも信号線に交流を供給することにな
り、電力を無駄に消費していることになる。
【0010】そこで、本発明では上述の問題点を解決
し、電力消費を低減することを目的とする。
【0011】さらに、本発明では画素回路の簡略化を図
ることで高精細化を実現することも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るため、請求項1記載の液晶表示装置は、第1および第
2の電極間に挟まれた液晶層と、いずれも異なる表示信
号を供給する第1ないし第3の信号供給線と、選択信号
を供給する手段と、ゲート部に前記選択信号を保持する
強誘電体を有し、ソース電極が前記第1の信号供給線に
接続され、ドレイン電極が前記第1の電極に接続される
ように備えられた、第1の閾値電圧および第1の極性を
有する第1の電界効果型トランジスタと、ゲート部に前
記選択信号を保持する強誘電体を有し、ソース電極が前
記第2の信号供給線に接続されるように備えられた、前
記第1の閾値電圧より絶対値の大きな第2の閾値電圧お
よび前記第1の極性を有する第2の電界効果型トランジ
スタと、ゲート部に前記選択信号を保持する強誘電体を
有し、ソース電極が前記第2の電界効果型トランジスタ
のドレイン電極に接続され、ドレイン電極が前記第1の
電極に接続されるように備えられた、前記第1の閾値電
圧および第2の極性を有する第3の電界効果型トランジ
スタと、ゲート部に前記選択信号を保持する強誘電体を
有し、ソース電極が前記第3の信号供給線に接続され、
ドレイン電極が前記第3の電界効果型トランジスタのソ
ース電極に接続されるように備えられた、前記第2の閾
値電圧および前記第2の極性を有する第4の電界効果型
トランジスタとを具備する。この発明では、液晶に印加
する電圧が3種類になるので、階調を得ることができ
る。
【0013】ここで、第1の電極とは例えば画素電極、
第2の電極とは例えば対向電極、基準電位とは例えば対
向電極の電位のことで、例えばグランド電位である。
【0014】 第1の表示信号、第2の表示信号は、画
素の状態、すなわち第1の電極と第2の電極との間に挟
持された液晶層の状態を制御する信号である。第1の表
示信号、第2の表示信号は、一方が直流で他方が交流、
あるいは両方が直流または交流であってもよい。例えば
第1の表示信号として交流を印加し、第2の表示信号と
して一定電位を印加してもよい。また第1の表示信号を
供給する手段、第2の表示信号を供給する手段は、例え
ば給電線路のような形態である。第1の表示信号を供給
する手段、第2の表示信号を供給する手段ばかりでな
く、第3の表示信号を供給する手段、第4の表示信号を
供給する手段等を設け、それらの手段に供給される表示
信号も選択的に液晶に印加するようにしてもよい
【0015】選択信号は、画素の状態を選択するための
信号であり、例えば選択信号線を介して駆動回路より印
加される。選択信号線と強誘電体との間にはスイッチン
グ素子、例えばゲートが走査線に接続されたFETを介
挿する。走査線と選択信号線とスイッチング素子によ
り、任意の画素の状態を制御することが出来る。つまり
任意の画素に印加される表示信号を、選択信号により、
第1の表示信号と第2の表示信号から選択することがで
きる。選択信号は強誘電体の分極状態として保持され
る。
【0016】 「強誘電体に保持された選択信号に応じ
て、第1または第2の表示信号を第1の電極に印加する
選択手段」は、例えばスイッチング素子のような形態で
あるが、制御素子のような形態であつても構わない。ス
イッチング素子としては、一対のpチャネルとnチャネル
の電界効果トランジスタがある。電界効果トランジスタ
としては、薄膜トランジスタがある。薄膜トランジスタ
の構成はトップゲート型、ボトムゲート型など必要に応
じて設計するようにすればよい。そして、例えばpチャ
ネルとnチャネルの電界効果トランジスタのゲートに同
じ信号を印加するだけで、相補的に一方をオン、他方を
オフさせることができ、第1の電極に印加する電圧を選
択することができる。また選択の形態としては、強誘電
体が保持した選択手段に応じて相補的にオン・オフする
第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子があ
る。第1のスイッチング素子がオンの時には第1の表示
信号が第1の電極に印加され、第2のスイッチング素子
がオンの時には第2の表示信号が第1の電極に印加され
ることになる。
【0017】 そして強誘電体と、選択手段を構成する
前記第1のスイッチング素子および第2のスイッチング
素子を用いて、強誘電体の分極状態に応じてオン・オフ
するようにすればよい。選択手段を構成する第1のスイ
ッチング素子および第2のスイッチング素子を、強誘電
体の分極状態に応じて相補的にオン・オフするようにす
れば、第1の表示信号が液晶層に印加されている状態
と、第2の表示信号が液晶層に印加されている状態とを
自動的に切り換えることができる。相補的にオン・オフ
する第1のスイッチング素子および第2のスイッチング
素子の形態としては、例えば相補型MOSFETがある。この
相補型MOSFETのゲート部に、保持手段として強誘電体を
備えてもよいし、相補型MOSFETのゲート部と接続して強
誘電体を備えてもよい。強誘電体は第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子をとで分離していてもよ
いし、一体的に形成して共用してもよい。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る液晶表示装置
の1画素の等価回路図を示す。
【0024】同図に示すように、単位画素には、画素選
択用トランジスタ1、これを選択する走査線2、画素の
状態を決める信号を供給する信号線3、がそれぞれゲー
トおよびソースの接続される。
【0025】画素選択用トランジスタ1のドレインには
nチャネル型トランジスタ4、pチャネル型トランジス
タ5のゲートが接続される。トランジスタ4、5のゲー
ト部には強誘電体が設けられ、内部分極の状態によって
トランジスタがオン、オフを保持することができる。強
誘電体はトランジスタのゲート絶縁膜の一部に設けるこ
ととした。nチャネル型、pチャネル型トランジスタ
4、5のソース側を2つの配線7、8にそれぞれ接続
し、ドレイン側を相互に接続して液晶6に電圧を印加す
るようにする。液晶6の他方の電位は対向電極9となっ
ている。
【0026】配線7に対向電極9の電位を中心に60H
z程度の交流を印加し、配線7を対向電極9と同じ電位
とすると、ゲート信号がオン(図2A)、走査信号パル
スが印加(図2B)のときでトランジスタ4がオン(図
2D)しているときには液晶6に所定の交流電圧が印加
され(図2E)、ゲート信号オフ(図2A)、走査信号
パルスがオフ(図2B)のときでトランジスタ5がオン
(図2C)しているときには液晶6には電圧が印加され
ない状態を得る(図2E)。この2つの状態はトランジ
スタ4、5によってメモリされているので画像が変化し
なければ、信号線3に高周波の交流を印加する必要がな
く、低消費電力が実現される。トランジスタ4、5は同
じゲート電位を印加しても相反的に動作するので画素回
路が大幅に簡略される。信号線を2本にして2つのトラ
ンジスタを独立に制御することも可能であるが、それに
比べて外部駆動回路が簡略になるとともに、画素の高集
積化が図られる。
【0027】なお、配線7、8には上記の信号のかけ方
に限定されない。両者とも直流の電位とすることもかま
わない。
【0028】図3は図1の回路を実現した画素の平面
図、図4は図3のA−A’断面図を示す。図3の30X(X=
1 〜9)は図1の番号Xと対応させている。なお、図3の
309 は画素電極を示す。
【0029】図4を用いて本発明の主要なプロセスを説
明する。まず、絶縁性基板401 にアモルファスシリコン
膜を堆積し、エキシマレーザアニールにより多結晶化さ
せ、島状にパターニングする。nチャネルトランジスタ
407 およびpチャネルトランジスタ408 のチャネル領域
402 は多結晶シリコン(膜厚70nm)である。なお、本例
ではn-ch、p-chともノンドープの多結晶シリコンとした
がTFTのしきい値電圧制御のためにn-ch,p-ch それぞ
れ独立にわずかにドーピングしてもよい。
【0030】続いて強誘電体を含むゲート絶縁膜405 を
堆積する。本例ではECR-CVD で堆積したシリコン酸化膜
(膜厚50nm)とチタン酸バリウム( BaTiO3 )強誘電体
膜(膜厚20〜400nm )の積層とした。強誘電体単層でも
よく、強誘電体の上に絶縁膜を設けたもの、3層にした
もの、強誘電体と常誘電体の間に中間電極を設けたもの
などもよい。強誘電体としては、PZT( [Pb(Zr,Ti)O
3 ] )などのペロブスカイト型酸化物の他、層状酸化物
(Bi4 Ti3 O 12など)を用いてもよく、有機材料(ビニ
ィデンフルオライド(VDF;vinylidene fluoride) とトリ
フロエチレン(TrFE;trifluoroethylene)の混合物など)
でもよい。成膜方法として、スパッタ法、ゾル・ゲル
法、レーザアブレーション法、CVD法、などを用いる
ことができる。
【0031】その上にゲート電極406 を形成し、イオン
ドーピングでソース、ドレイン領域を形成する。n-chT
FT407 ではソース、ドレイン領域403 に燐を、p-chT
FT408 ではソース、ドレイン領域404 にボロンを、そ
れぞれドープした。また、それぞれLDD構造とし、ソ
ース、ドレイン領域とチャネルとの間に中濃度不純物領
域を設けた。全体をシリコン酸化膜ないしシリコン窒化
膜などの層間絶縁膜409 で覆い、スルーホールを開けた
後にソース、ドレイン電極およびこれと接続される配線
410,411,412 を形成した。その上にアクリル樹脂、BC
B(ベンゾシクロブテン)などの第2の層間絶縁膜413
と堆積し、スルーホールを開けた後に画素電極414 を形
成した。
【0032】以上でTFTアレイが完成し、ガラスない
しプラスチックなどの対向基板417および対向電極416
との間に液晶を配置して表示装置が完成する。
【0033】液晶には、ゲストホスト型液晶を用いた。
ホスト液晶を90〜360度回転させたもの、配向がラ
ンダムになるアモルファスゲストホスト型などがコント
ラスト、反射率を高める上で有効である。また、TN型で
もよく、コレステリック液晶を用いた選択反射−透過モ
ードでもよく、強誘電性液晶、反強誘電性液晶、高分子
分散型液晶、OCBモード液晶、などを用いてもよい。
表示方式も自由であり、光学的な変化の分類でいえば、
透過−吸収を得るもの、透過−散乱を得るもの、散乱−
吸収を得るもの、などいずれでもよい。画素の素子数が
多いので素子の上に絶縁膜を設けて画素電極を形成した
反射型が望ましいが、画素サイズによっては透過型でも
可能である。モノクロでもカラー表示でも当然かまわな
い。液晶層は単層でも多層でもよい。
【0034】図4の構造では画素電極がTFT部および
配線を覆うようにしているが、本発明のように液晶には
常時(画素を選択していない期間)決められた信号が供
給されるされるため、従来例と異なり、画素電極と信号
線、走査線、その他の配線との寄生容量によるノイズの
問題がなく、設計が容易となる。つまり、従来は、画素
電極でTFT部等を覆うようにした場合、画素電極とT
FT部等との間に寄生容量が発生し、TFT部等の電気
的特性に悪影響を与え、表示品質等に悪影響を与えてい
た。これに対して、本発明では、画素電極の下に強誘電
体を含むトランジスタを配置したので、寄生容量による
表示品質等の劣化はなくなる。
【0035】図1の選択トランジスタは1つの場合に限
らず、縦横に設けた走査線の交点のみに信号線電圧が印
加されるようなANDを取る2つのトランジスタの回路
などを用いることもできる。また、1つの選択線の情報
を読み取り、画素選択および信号受信を行う回路として
もよい。
【0036】以上の実施例ではトランジスタを多結晶シ
リコンTFTとしたが、アモルファスシリコンTFTで
もよく、微結晶シリコンでもシリコン−ゲルマニウム合
金などでもよい。トランジスタ構造はプレーナ型に限ら
ず、スタッガ型、逆スタッガ型でもよく、セルフアライ
ン型に限らず、非セルフアライン型でも構わない。
【0037】図5は本発明の他の例の画素部の回路図を
示す。本例では、nチャネルトランジスタ505 およびp
チャネルトランジスタ503 は通常の電界効果トランジス
タでチャネル部が多結晶シリコンまたは、アモルファス
シリコンでできており、ソース、ドレイン領域の不純物
のキャリアが電子か正孔かでnチャネルかpチャネルか
が決まる。強誘電体はゲート電極に接続された強誘電体
コンデンサ504,506 によって構成されている。
【0038】この一対のトランジスタのゲートに電圧を
与えるのに、2つの選択用トランジスタ501,502 があ
り、1つの走査線510 ともう1つの走査線511 の両方が
ハイレベル(トランジスタ501,502 がnチャネルの場
合)の時に信号線512 からの電圧がかかるようになって
いる。これにより、任意画素のみに信号を与えることが
できる。
【0039】本例では、強誘電体とトランジスタが分離
されており、プロセス的に作りやすい特徴がある。
【0040】なお、強誘電体コンデンサとトランジスタ
は平面的に離れていてもいなくてもよい。すなわちゲー
ト電極とチャネルの間に強誘電体と常誘電体からなるゲ
ート絶縁膜を配し、その間に中間電極を設けることも可
能である。また、強誘電体に接する電極にはITOなど
の酸化物電極を採用できる。
【0041】トランジスタの構造はプレーナ型にかぎら
ず、スタッガ型、逆スタッガ型などいずれでもよく、半
導体には多結晶シリコンなどの他に単結晶シリコン、微
結晶シリコン、シリコン−ゲルマニウム合金、Te,C
dSeなどの半導体でもよい。 また、図5では、各ト
ランジスタ507,508 のゲートにそれぞれ強誘電体コンデ
ンサ504,506 が接続されていたが、図6に示すように選
択用トランジスタ601のドレインと2つのトランジスタ6
02,603 のゲート間を1つの強誘電体コンデンサ604 を
介して接続してもよい。
【0042】図8にさらに他の例を示す。この例では、
液晶に印加する電圧が2種より多い種類、例えば4種類
を印加することができる。同図では、液晶812 に対して
pチャネル、nチャネルの一対のトランジスタ802,803
があり、これには強誘電体がゲート絶縁膜に儲けtr荒
れている。強誘電体の分極が反転することでトランジス
タ803 がオンとなるゲート電圧をVth1 、同時にトラン
ジスタ802 はオンからオフとなるようにする。
【0043】トランジスタ803 には、pチャネル、nチ
ャネルの一対のトランジスタ804,805 が接続され、同時
に強誘電体を含み、ただししきい値電圧がトランジスタ
802,803 と異なったVth2 を持つ。
【0044】トランジスタ805 には、pチャネル、nチ
ャネルの一対のトランジスタ806,807 が接続され、Vth
3 、Vth3'のしきい値電圧を持つ。これらのゲートは、
接続され、画素選択用トランジスタ801 によって駆動さ
れる。
【0045】画素選択用トランジスタ801 からの信号が
十分負になっていれば、トランジスタ802 はオンとな
る。そこで、液晶812 は、信号線808 の信号が印加され
る。Vth1 <Vth2 <Vth3 とすれば、符号816 の電圧
がVth1 を越えるとトランジスタ802 がオフし、トラン
ジスタ803 がオンしているので、信号線809 の信号が液
晶812 に印加される。符号816 の電圧がVth2 を越える
とトランジスタ804 がオフし、トランジスタ805 がオン
する。トランジスタ806 はオンしたままなので信号線81
0 の信号が液晶812 に印加される。符号816 の電圧がV
th3 を越えるとトランジスタ806 がオフし、トランジス
タ807 がオンするため、信号線811 の信号が液晶812 に
印加される。
【0046】このようにすることで、4種類の信号を切
り替えてかつメモリ性を持たせることができる。Vthを
変える方法として、強誘電体の膜厚を変える他に、常誘
電体ゲート絶縁膜の膜厚を変える方法もある。また、チ
ャネルにドーピングすることでもよい。図5、図6のよ
うに強誘電体コンデンサを接続する方法でもよい。これ
により、階調を得ることができる。
【0047】なお、信号線808,809,810,811 の信号は、
各画素に外部から印加するようにすればよいが、例えば
信号線808,811 の信号のみを外部から与えて、信号線80
9,810,の信号については画素内で分割抵抗や容量分割で
作ることができる。
【0048】その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
あれば様々な変形をすることは可能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
液晶ディスプレイでの消費電力を低減することができ
る。液晶には所定の電位が常時印加されるので、良好な
画質が得られる。また、回路が簡略となり高精細化が実
現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画素部の回路図。
【図2】 本発明に係る液晶表示装置の駆動タイミイグ
チャート。
【図3】 本発明に係る画素部の平面図。
【図4】 本発明に係る画素部の断面図。
【図5】 本発明の他の例に係る画素部の回路図。
【図6】 本発明の他の例に係る画素部の回路図。
【図7】 従来の画素部の回路図。
【図8】 本発明の他の例に係る画素部の回路図。
【符号の説明】
1 画素選択薄膜トランジスタ 2 走査線 3 信号線 4 ゲートに強誘電体を含むnチャネル型薄膜トラン
ジスタ 5 ゲートに強誘電体を含むpチャネル型薄膜トラン
ジスタ 6 液晶 7、8 信号供給線 9 対向電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−118912(JP,A) 特開 平5−119298(JP,A) 特開 昭49−131646(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1362 G02F 1/1343

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の電極間に挟まれた液晶
    層と、 いずれも異なる表示信号を供給する第1ないし第3の信
    号供給線と、 選択信号を供給する手段と、 ゲート部に前記選択信号を保持する強誘電体を有し、ソ
    ース電極が前記第1の信号供給線に接続され、ドレイン
    電極が前記第1の電極に接続されるように備えられた、
    第1の閾値電圧および第1の極性を有する第1の電界効
    果型トランジスタと、 ゲート部に前記選択信号を保持する強誘電体を有し、ソ
    ース電極が前記第2の信号供給線に接続されるように備
    えられた、前記第1の閾値電圧より絶対値の大きな第2
    の閾値電圧および前記第1の極性を有する第2の電界効
    果型トランジスタと、 ゲート部に前記選択信号を保持する強誘電体を有し、ソ
    ース電極が前記第2の電界効果型トランジスタのドレイ
    ン電極に接続され、ドレイン電極が前記第1の電極に接
    続されるように備えられた、前記第1の閾値電圧および
    第2の極性を有する第3の電界効果型トランジスタと、 ゲート部に前記選択信号を保持する強誘電体を有し、ソ
    ース電極が前記第3の信号供給線に接続され、ドレイン
    電極が前記第3の電界効果型トランジスタのソース電極
    に接続されるように備えられた、前記第2の閾値電圧お
    よび前記第2の極性を有する第4の電界効果型トランジ
    スタとを具備することを特徴とする液晶表示装置。
JP4507296A 1996-03-01 1996-03-01 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3319561B2 (ja)

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