JP3314844B2 - 磁気特性と被膜性状の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性と被膜性状の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法Info
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Description
て使用される磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造
方法に関する。
の電気機器の鉄心材料として使用されており、励磁特
性、鉄損特性等の磁気特性に優れていることが要求され
る。励磁特性を表わす数値としては、通常磁場の強さ8
00A/m における磁束密度B8 が使用される。又、鉄損
特性を表わす数値としては、周波数50Hzで1.7テス
ラー(T)まで磁化した時の1kg当りの鉄損W17/50 を
使用している。
り、一般的にいって磁束密度が高いほど鉄損特性が良好
になる。なお、一般的に磁束密度を高くすると二次再結
晶粒が大きくなり、鉄損特性が不良となる場合がある。
これに対しては、磁区制御により、二次再結晶粒の粒径
に拘らず、鉄損特性の改善をすることができる。
程で二次再結晶を起こさせ、鋼板面に{110}、圧延
方向に〈001〉軸を持ったいわゆるゴス組織を発達さ
せることにより製造されている。良好な磁気特性を得る
ためには、磁化容易軸である〈001〉を圧延方向に高
度に揃えることが必要である。このような高磁束密度一
方向性電磁鋼板の製造技術として代表的なものに、特公
昭40−15644号公報、及び特公昭51−1346
9号公報記載の方法がある。
nS及びAlNを、後者ではMnS,MnSe,Sb等
を用いている。従って現在の技術においてはこれらのイ
ンヒビターとして機能する析出物の大きさ、形態及び分
散状態を適正に制御することが不可欠である。
延前のスラブ加熱時にMnSを一旦完全固溶させた後、
熱延時に析出する方法がとられている。二次再結晶に必
要な量のMnSを完全固溶するためには1400℃程度
の温度が必要である。これは普通鋼のスラブ加熱温度に
比べて200℃以上も高く、この高温スラブ加熱処理に
は以下に述べるような不利な点がある。1)方向性電磁
鋼専用の高温スラブ加熱炉が必要。2)加熱炉のエネル
ギー原単位が高い。3)溶融スケール量が増大し、いわ
ゆるノロかき出し等に見られるように操業上の悪影響が
大きい。
ブ加熱温度を普通鋼並に下げれば良いわけであるが、こ
のことは同時にインヒビターとして有効なMnSの量を
少なくするか、あるいは全く用いないことを意味し、必
然的に二次再結晶の不安定化をもたらす。このため低温
スラブ加熱化を実現するためには、何らかの形でMnS
以外の析出物等によりインヒビターを強化し、仕上焼鈍
時の正常粒成長の抑制を充分にする必要がある。
の他、窒化物、酸化物及び粒界析出元素等が考えられ、
公知の技術として例えば次のようなものがあげられる。
特公昭54−24685号公報ではAs,Bi,Sn,
Sb等の粒界偏析元素を鋼中に含有することにより、ス
ラブ加熱温度を1050〜1350℃の範囲にする方法
が開示され、特開昭52−24116号公報ではAlの
他、Zr,Ti,B,Nb,Ta,V,Cr,Mo等の
窒化物生成元素を含有することによりスラブ加熱温度を
1100〜1260℃の範囲にする方法を開示してい
る。
Mn含有量を下げ、Mn/Sの比率を2.5以下にする
ことにより低温スラブ加熱化を行い、さらにCuの添加
により二次再結晶を安定化する技術を開示している。
金属組織の側から改良を加えた技術も開示された。すな
わち特開昭57−89433号公報ではMnに加えS,
Se,Sb,Bi,Pb,Sn,B等の元素を加え、こ
れにスラブの柱状晶率と二次冷延圧下率を組み合わせる
ことにより1100〜1250℃の低温スラブ加熱化を
実現している。
ではSあるいはSeに加え、Al及びBと窒素を主体と
してインヒビターを構成し、これに冷延後の一次再結晶
焼鈍時にパルス焼鈍を施すことにより二次再結晶を安定
化する技術を公開している。
温スラブ加熱化実現のためには、これまでに多大な努力
が続けられてきている。さらに、特開昭59−5652
2号公報においてはMnを0.08〜0.45%、Sを
0.007%以下にすることにより、低温スラブ加熱化
を可能にする技術が開示された。この方法により高温ス
ラブ加熱時のスラブ結晶粒粗大化に起因する製品の線状
二次再結晶不良発生の問題が解消された。
において、本発明者らは、Cuを添加した技術を開発し
てきた。特開平6−145803号公報においては、ス
ラブでのN量,Mn量を極力低め、CuとSを添加し
て、一次再結晶粒粒成長のインヒビターとしてAlNの
代わりに、Cu−Sを用いる技術を提示した。又、特開
平6−145801号公報においては、スラブでのN量
を極力低め、Mn,Cu,Sを添加して、一次再結晶粒
粒成長のインヒビターとして、AlNの代わりに、Cu
−S,MnSを用いる技術を提示した。
は、特開平6−145803号及び特開平6−1458
01号公報の技術をさらに改善する手段として、Ti,
Zrも加えて添加し、一次再結晶粒粒成長を制御する技
術を提示した。これらの技術により、磁気特性を高位安
定化することは可能であったが、被膜性状と磁気特性を
両立させることは困難であった。
質向上のためには、通常、磁束密度を向上させる方策が
試みられる。低温スラブ加熱を行うプロセスにおいても
同様である。本発明者らは、低温スラブ加熱の工業化の
ため、最終仕上焼鈍前の一次再結晶の平均粒径制御
と、熱延後、最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間
に鋼板に窒化処理を施すことを柱とする技術を構築して
きた。
は、SiやMnが多く含有されるものであり、この窒化
物が最終仕上焼鈍の昇温段階の約900〜1000℃の
温度範囲で分解して、AlN又は(Al,Si)Nが析
出する。二次再結晶は、通常1000〜1150℃で生
じるので、二次再結晶時のインヒビターは、AlN又は
(Al,Si)Nとなる。
が高い方位粒が二次再結晶することが知られており、イ
ンヒビター強度(Zener因子)が高い程、二次再結
晶するに必要な対応粒界密度の臨界値が高まり、その結
果、二次再結晶集合組織の集積度が向上する。
結晶時のインヒビターAlN,(Al,Si)Nの強度
(Zener因子)を高めることが、{110}〈00
1〉二次再結晶集合組織を尖鋭にする効果を持つ。Ze
ner因子は、析出物のサイズに反比例し、体積分率に
比例する。体積分率に関して言えば、本技術の如く、窒
化物をインヒビターに用いる場合、体積分率を高めるこ
とは、鋼中の窒素量(製鋼で入れる窒素量と窒化で入れ
る窒素量の和)を高めることにつながる。
放出される。この放出の過程で窒素が表面酸化層及びフ
ォルステライトを通過するため、この鋼中窒素量が多く
なるほど、酸化層及びフォルステライトに欠陥部、欠落
部が生じやすくなる。従って、Zener因子を高める
方法として、体積分率を高めることには限界がある。そ
こで本発明者らは、析出物のサイズを小さくする方法を
検討した。
である。 (1)重量比で、C:0.025〜0.075%、S
i:2.2〜5.0%、酸可溶性Al:0.010〜
0.060%、N:0.0040〜0.0130%、S
+0.405Se:0.005〜0.020%、Mn:
0.01%未満、Cu:0.05〜0.50%、残部が
Fe及び不可避的不純物からなるスラブを1280℃未
満の温度で加熱し、熱延を行い、引き続き必要に応じて
熱延板焼鈍を行い、次いで圧下率80%以上の最終冷延
を含み中間焼鈍を挟む1回以上の冷延を行い、次いで脱
炭焼鈍、最終仕上焼鈍を施して一方向性電磁鋼板を製造
する方法において、仕上熱延を700〜1100℃の温
度範囲で施し、脱炭焼鈍完了後、最終仕上焼鈍開始まで
の一次再結晶粒の平均粒径を18〜35μmとし、熱延
後、最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間に鋼板に
0.0010重量%以上の窒素吸収を行わせる窒化処理
を施し、脱炭焼鈍後の表面酸化膜中の全SiO2 量(S
IO2(g/m2 ))とスラブのCu量(Cu(%))
を下記(1)式の範囲に制御し、最終仕上焼鈍の昇温過
程における鋼板の温度が1000〜1150℃の範囲に
おいて、昇温速度を20℃/時以下とすることを特徴と
する磁気特性と被膜性状の優れた一方向性電磁鋼板の製
造方法。 0.7 −0.6 ×Cu(%)≦SIO2≦1.6 +0.3 ×Cu(%) ……(1) (2)重量比で0.01〜0.15%のSnをスラブに
含有することを特徴とする(1)記載の一方向性電磁鋼
板の製造方法。
従来用いられている製鋼法で得られた溶鋼を連続鋳造法
あるいは造塊法で鋳造し、必要に応じて分塊工程を挟ん
でスラブとし、引き続き熱間圧延して熱延板とし、必要
に応じて熱延板を焼鈍し、次いで圧下率が80%以上と
なる最終冷延を含み、必要に応じて中間焼鈍を挟む1回
以上の冷延を施し、次いで、脱炭焼鈍、最終仕上焼鈍を
順次行うことによって製造される。
た場合の被膜性状を良好として、かつ、磁気特性の向上
できる方策ついて詳細に検討した。そしてこの方策とし
て、 Cuを添加し、Mn量を極端に低めること、仕上熱
延温度を制御すること、脱炭焼鈍完了後最終仕上焼鈍
開始までの一次再結晶粒の平均粒径を制御すること、
熱延後最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間に鋼板に
所定量の窒化処理を施すこと、最終仕上焼鈍の昇温過
程の所定の温度域での昇温速度を低めにすること、脱
炭焼鈍後の表面酸化膜中の全SiO2 量をスラブのCu
量に応じて制御すること、が有効であることがわかっ
た。
に、スラブのCu量と脱炭焼鈍後の表面酸化膜中の全S
iO2 量(SIO2(g/m2 ))が磁気特性、被膜特
性に及ぼす影響を示した。この場合、重量で、C=0.
054%、Si=3.40%、酸可溶性Al=0.02
9%、N=0.0079%、S=0.008%、Mn<
0.01%、Cu=0〜0.67%を含有し、残余Fe
及び不可避的不純物からなる250mm厚のスラブを作成
した。
の粗熱延後、6パスの仕上熱延を行って2.3mm厚の熱
延板とした。この時、仕上熱延温度は835〜1013
℃であった。かかる熱延板に1100℃に30秒保持
し、900℃に30秒保持した後に急冷する熱延板焼鈍
を施した。しかる後、圧下率約90%で強圧下圧延を行
って最終板厚0.22mmの冷延板とした。
持する脱炭焼鈍(N2 :25%、H2 :75%、D.
P.=55〜72℃)を施し、次いで750℃に30秒
保持する焼鈍時、焼鈍雰囲気中にNH3 ガスを混入さ
せ、鋼板に窒素を吸収せしめた。この窒化処理後のN量
は、0.0186〜0.0213重量%であった。これ
らの窒化板の一次再結晶平均粒径は、21〜26μmで
あった。
とする焼鈍分離剤を塗布し、最終仕上焼鈍を施した。こ
の最終仕上焼鈍は、N2 :25%、H2 :75%の雰囲
気中で1200℃まで10℃/時で昇温し、引き続き、
H2 :100%焼鈍雰囲気中で、20時間保持する条件
で行った。製品の磁束密度、被膜性状と実験条件との関
係を図1に示す。
〜0.50%、かつ、0.7−0.6×Cu(%)≦S
IO2≦1.6+0.3×Cu(%)の場合に、B8 ≧
1.93Tでかつ被膜性状が良好な結果が得られた。図
1で示された現象のメカニズムについて必ずしも明らか
ではないが、本発明者らは、次のように推定している。
ため、最終仕上焼鈍前の一次再結晶粒の平均粒径制御
と、熱延後、最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までに鋼
板に窒化処理を施すことを柱とする技術を構築してき
た。この窒化処理において形成される窒化物は、Siや
Mnが多く含有されるものであり、この窒化物が最終仕
上焼鈍の昇温段階の約900〜1000℃の温度範囲で
分解して、AlN又は(Al,Si)Nが析出する。二
次再結晶は、通常1000〜1150℃で生じるので、
二次再結晶時のインヒビターは、AlN又は(Al,S
i)Nとなる。
が高い方位粒が二次再結晶することが知られており、イ
ンヒビター強度(Zener因子)が高いほど、二次再
結晶するに必要な対応粒界密度の臨界値が高まり、その
結果、二次再結晶集合組織の集積度が向上する。
晶時のインヒビターAlN,(Al,Si)Nの強度
(Zener因子)を高めることが、{110}〈00
1〉二次再結晶集合組織を尖鋭にする効果を持つ。Ze
ner因子は、析出物のサイズに反比例し、体積分率に
比例する。体積分率に関して言えば、本技術の如く、窒
化物をインヒビターに用いる場合、体積分率を高めるこ
とは、鋼中の窒素量(製鋼で入れる窒素量と窒化で入れ
る窒素量の和)を高めることにつながる。
放出される。この放出の過程で窒素が表面酸化層及びフ
ォルステライトを通過するため、この鋼中窒素量が多く
なるほど、酸化層及びフォルステライトに欠陥部、欠落
部が生じやすくなる。従って、Zener因子を高める
方法として、体積分率を高めることには限界がある。そ
こで本発明者らは、析出物のサイズを小さくする方法を
検討した。本発明の核心は、この析出物サイズを小さく
することにある。
Cu1.6 S)をAlNや(Al,Si)Nの析出核とし
て用いる方法を試みた。ここで、MnSがCu−Sより
安定な硫化物であり、かつ、サイズが大きい傾向がある
ので、MnSの析出を生ぜしめないようMn量を低めて
実験を行った。Cu−Sは約1000℃に析出ノーズが
あるので、本実験の場合には、仕上熱延で主にCu−S
の析出が生じる。
n−N,Si−N,(Mn,Si)Nの窒化物が析出す
る。この窒化物は、最終仕上焼鈍昇温時の約900〜1
000℃の温度範囲で分解して、AlN又は(Al,S
i)Nが析出する。
Cu−Sが析出核として作用しており、Cuを適正量添
加した場合に、AlN,(Al,Si)Nの微細で均一
な析出分散相が得られた。そして、この微細で均一な析
出分散相を得られた条件範囲の場合に、高い磁束密度が
得られた。
子)が高い状態で二次再結晶が進行したために、一次再
結晶板において、Σ9対応粒界密度が高い{110}
〈001〉方位に近い方位粒だけが、二次再結晶したこ
とによると考えられる。
量に応じた適正範囲が存在する理由については、次のよ
うに考えている。Cuは、表面に濃化する元素であり、
脱炭焼鈍時及び最終仕上焼鈍時の酸化を抑制する。他
方、脱炭焼鈍時に形成される表面酸化層及び内部酸化層
におけるSiO2 と焼鈍分離剤の主成分であるMgO
は、最終仕上焼鈍昇温時(800〜1100℃)反応し
て、Mg2 SiO4 を形成する。
iO2 が形成しにくいので、SiO2 量を確保すべく、
焼鈍雰囲気中の酸素ポテンシャルを高めにする必要があ
る。被膜を良好とするために、SiO2 量を所定量確保
する必要があることから、図1のSiO2 量の下限値の
存在が理解できる。一方、Cu量が多いほどこのSiO
2 量の下限値が下がることについては、次のように考え
ている。
成反応を詳細に解析した結果、Cu量が多いほど、この
Mg2 SiO4 形成反応がより低温から生じており、M
g2SiO4 が形成しやすくなったことがわかった。こ
のため、Mg2 SiO4 の必要量を確保するためのSi
O2 量の下限値が図1に示した如くCu量が多いほど低
下するものと考えられる。
2 量の上限値が存在する理由については、次のように考
えている。本発明における二次再結晶のための主インヒ
ビターは、AlN又は(Al,Si)Nであり、表面酸
化膜のSiO2 の量が多いほど、表面近傍のAlの酸化
に伴うAlN,(Al,Si)Nの分解が生じやすくな
る。他方、Cu量が多いほど、Cu−Sが大きくなる傾
向があった。
出後のCu−S+AlN又はCu−S+(Al,Si)
NのサイズはCu量が多いほど、大きくなる傾向が観察
された。このため、Cu−S+AlN又はCu−S+
(Al,Si)Nの仕上焼鈍昇温中の分解は、Cu量が
高いほど高温から生じた。そして、その結果、Cu量が
多いほど、二次再結晶が生じる温度が高まった。
いほど、表面近傍のAlの酸化に伴うAlN,(Al,
Si)Nの分解が生じやすくなるため、SiO2 の量が
多いほど、Cu量が多い場合の析出物が分解しにくいと
いう現象を、結果的には、緩和させるものと考えられ
る。このため、Cu量が多いほど高磁束密度を得るのに
適正な表面酸化膜のSiO2 量の範囲が高めにシフトす
るものと考えられる。
は、適正な二次再結晶とその時の析出物の分解挙動の制
御という観点から理解できる。つまり、二次再結晶は、
粒界移動の粒界性格依存性に起因する現象と考えられ、
{110}〈001〉方位粒の二次再結晶の場合、一般
粒界とΣ9粒界の粒界移動速度差が大きい温度域で二次
再結晶を生ぜしめた場合に、{110}〈001〉方位
の集積度が高いと考えられる。
高まるため、二次再結晶温度を適切な範囲に保つため、
表面酸化膜のSiO2 量を高める必要が生じるものと考
えられる。
いて述べる。まず、スラブの成分について、限定理由を
説明する。Cは0.025重量%(以下単に%と略述)
未満になると二次再結晶が不安定になり、かつ二次再結
晶した場合でもB8 >1.80(T)が得がたいので
0.025%以上と限定した。一方、Cが多くなりすぎ
ると脱炭焼鈍時間が長くなり経済的でないので0.07
5%以下と規定した。Siは5.0%を超えると冷延時
の割れが著しくなるので5.0%以下とした。又、2.
2%未満では素材の固有抵抗が低すぎ、トランス鉄心材
料として必要な低鉄損が得られないので2.2%以上と
した。望ましくは3.2%以上である。
もしくは(Al,Si)Nを確保するため、酸可溶性A
lとして0.010%以上とする必要がある。酸可溶性
Alが0.060%を超えると熱延板のAlNが不適切
となり二次再結晶が不安定となるので、0.060%以
下とする必要がある。
ことが好ましい。この範囲にすることによって、後述す
る一次再結晶粒径制御と窒化時にフリーなAl量の確保
の両立が可能となる。さらに、加えて、Nが0.013
0%を超えるとブリスターと呼ばれるフクレが鋼板に発
生して好ましくない。
〜0.020%と規定した。0.005%未満では、本
発明の本質であるCu−S(又はCu−Se)の量が不
十分となり好ましくない。又、0.020%超では、圧
延方向に列状に生じる二次再結晶不良現象が生じて好ま
しくない。
未満、0.05〜0.50%とした。Mn量について
は、0.01%以上の場合、MnS又はMnSeが析出
してしまい、本発明の主眼であるCu−S又はCu−S
eの析出が不十分となり、結果的には、最終仕上焼鈍時
のインヒビターが不適切に粗大化してしまい好ましくな
い。
0.05〜0.50%の範囲で良好な磁気特性が得られ
るので、この範囲を規定した。0.05%未満では、C
u−Sの析出が不十分となり好ましくない。0.50%
超では、Cu−Sが粗大化しすぎて、結果的には、最終
仕上焼鈍時のインヒビターが不適切に粗大化してしまい
好ましくない。
ることはさらに好ましい。Snは、一次再結晶集合組織
において、{110}〈001〉方位粒を増加させ、そ
の結果として、二次再結晶粒径を小さくさせる効果があ
るとともに、硫化物の析出を均一化する効果がある。従
って、本発明の如き硫化物析出制御の効果を一増助長す
る。このSnの量は、0.01%未満では上記効果が不
十分であり、0.15%を超えると鋼板の窒化が難しく
なり、二次再結晶不良の原因となるため好ましくない。
この他インヒビター構成元素として知られているSb,
Cr,Ni,B,Ti,Nb等を微量に含有することは
差し支えない。
ダウンを行うという目的から1280℃未満と限定し
た。好ましくは1200℃以下である。加熱されたスラ
ブは、引き続き熱延されて熱延板となる。
で行われる粗圧延と、タンデムで行われる高速の仕上熱
延からなる。この仕上熱延の温度を700〜1100℃
とすることが好ましい。これは、この温度範囲で仕上熱
延を行うことにより、熱延で導入された転位を核とした
Cu−Sの析出が生じやすく、Cu−Sの微細析出分散
相が得やすいためである。
挟む2回以上の冷延を施される。この際の最終冷延の圧
下率を80%以上とする。最終冷延の圧下率を80%以
上としたのは、圧下率を上記範囲とすることによって、
脱炭板において尖鋭な{110}〈001〉方位粒と、
これに蚕食されやすい対応方位粒({111}〈11
2〉方位粒等)を適正量得ることができ、磁束密度を高
める上で好ましいためである。特に限定するものではな
いが、前記熱延の後、必要により800〜1200℃の
熱延板焼鈍を施すことは、磁気特性を高位安定化する上
でさらに好ましい。この温度域で熱処理することは、A
lN,Cu−Sの熱延板の場所的不均一性を低減する効
果がある。
剤塗布、最終仕上焼鈍を施されて最終製品となる。ここ
で脱炭焼鈍完了後、最終仕上焼鈍開始までの間の一次再
結晶粒の平均粒径を18〜35μmに制御することは、
さらに好ましい。その理由は平均粒径の範囲で良好な磁
束密度が得られやすく、かつ粒径変動に対する磁束密度
の変化が少ないからである。
開始までの間に鋼板に窒化処理を施すと規定したのは、
本発明の如き低温スラブ加熱を前提とするプロセスで
は、二次再結晶に必要なインヒビター強度が不足がちに
なるからである。窒化の方法としては特に限定するもの
ではなく、脱炭焼鈍後引き続き焼鈍雰囲気にNH3 ガス
を混入させ窒化する方法、プラズマを用いる方法、焼鈍
分離剤に窒化物を添加し、最終仕上焼鈍の昇温中に窒化
物が分解してできた窒素を鋼板に吸収させる方法、最終
仕上焼鈍の雰囲気のN2 分圧を高めとし、鋼板を窒化す
る方法等いずれの方法でも良い。
%以上は必要である。0.0010%未満では、本発明
の本質である最終仕上焼鈍昇温過程でのSi又はMnを
多く含有する窒化物からAlN又は(Al,Si)Nへ
の置換現象が十分生じないので好ましくない。増窒素量
の上限は、特に規定するものではないが、フォルステラ
イト被膜の欠陥を少なく抑えるには、0.1000%以
下にすることが好ましい。
SiO2 量(SIO2(g/m2 ))とスラブのCu量
(Cu(%))の関係を 0.7−0.6×Cu(%)≦SIO2≦1.6+0.3×Cu(%) とする必要がある。図1に示した如く、この範囲にする
ことによって、良好な磁気特性と良好な被膜性状が得ら
れる。SIO2の上記下限値未満では、被膜形成不良と
なり好ましくない。SIO2の上記上限値を超えると、
磁束密度が低下して好ましくない。
限定しない。脱炭焼鈍時の温度、露点を制御することに
よって上記関係を満足させることができる。酸化挙動
は、鋼への添加元素及びその量の影響を受ける。従っ
て、上記関係を満すためには材料に応じた条件設定が必
要となる。Sn,Cuは酸化を抑制する元素なので、特
に注意する必要がある。
施したり、別途窒化処理を行う場合には、この脱炭焼鈍
後の鋼板のSiO2 量の規定は、最終仕上焼鈍直前の鋼
板に対する規定と解される。
ルについては特に限定しない。露点としては、30〜8
0℃、雰囲気ガスとしては通常N2 とH2 の混合ガスが
用いられる。熱サイクルについては、800〜900℃
まで鋼板は加熱される。露点、雰囲気ガス、熱サイクル
をMn,Cu等に応じて制御することは、図1に示され
た如き本発明の効果を実現するために、好ましい。
1150℃の間を20℃/時以下の昇温速度で加熱する
と規定した。これは、本発明の如く微細な析出物をイン
ヒビターとして二次再結晶を生ぜしめる場合、二次再結
晶温度が高くなりすぎると、析出物の急激な分解が生じ
て、好ましくない。このため、上記昇温速度を超える
と、二次再結晶温度が高くなりすぎて好ましくない。こ
の昇温速度の下限値については特に限定しないが、0.
1℃/時以下にすることは、コストの点で好ましくな
い。
限定するものではないが、酸化ポテンシャルを確保する
点においては、昇温時は、N2 ガスを含む雰囲気で焼鈍
を行うことが好ましい。最終仕上焼鈍後は、形状矯正と
張力コーティングを兼ねた焼鈍を施される。この焼鈍は
鋼板を800〜900℃に加熱して行われ、リン酸等を
含むコーティングも施される。
じ)、Si:3.29%、Mn:0.005%、S:
0.008%、酸可溶性Al:0.029%、N:0.
0080%を基本成分とし、Cu量を、<0.001
%、0.10%、0.36%、0.61%なる4
水準で添加した4種類の250mm厚のスラブを作成し
た。
た後、直ちに熱延を開始し、5パスの粗熱延で40mm厚
とした後、6パスの仕上熱延で2.3mm厚の熱延板とし
た。この時、仕上熱延の開始から終了温度までの温度
(仕上熱延温度)は、850〜1035℃であった。
℃まで水冷し、550℃に1時間保持した後炉冷する巻
取りシミュレーションを行った。この熱延板を1100
℃に3分間保持する熱延板焼鈍を施し、次いで圧下率約
88%で0.285mmの冷延板とし、840℃で150
秒保持する脱炭焼鈍を施した。この時の焼鈍雰囲気を
(a)N2 :25%、H2 :75%、露点65℃、
(b)N2 :25%、H2 :75%、露点40℃の2条
件とした。
鈍を行い、焼鈍雰囲気中にNH3 ガスを混入させ鋼板に
窒素を吸収せしめた。窒化後のこの鋼板のN量は0.0
185〜0.0210%であった。又、この窒化処理後
の鋼板の一次再結晶粒の平均粒径は、22〜26μmで
あった。
焼鈍分離剤を塗布し、N2 :25%、H2 :75%の雰
囲気ガス中で15℃/時の速度で1200℃まで昇温
し、引き続きH2 :100%雰囲気ガス中で1200℃
で20時間保持する最終仕上焼鈍を行った。実験条件と
磁気特性、被膜性状の結果を表1に示す。
3.47%、S:0.012%、Cu:0.20%、酸
可溶性Al:0.026%、N:0.0060%を基本
成分とし、Mnを、 0.006%、0.019%、0.031%、な
る3水準のレベルで添加し、残部Fe及び不可避的不純
物からなる3種類の250mm厚のスラブを作成した。か
かるスラブを1120℃で60分均熱した後、直ちに熱
延を開始し、5パスの粗熱延で40mm厚とした後、6パ
スの仕上熱延で2.3mm厚の熱延板とした。この時、仕
上熱延温度は、905〜1007℃であった。
引き続き900℃に30秒保持した後急冷する熱延板焼
鈍を施した。次いで、圧下率約90%で0.220mmの
冷延板とし、845℃で90秒保持する脱炭焼鈍を施し
た。
N2 :25%、H2 :75%、露点58℃、(b)
N2 :75%、H2 :25%、露点75℃、なる2条件
とした。しかる後、770℃で30秒保持する焼鈍を行
い、焼鈍中にNH3 ガスを混入させ鋼板に窒素を吸収せ
しめた。窒化後のこの鋼板のN量は、0.0185〜
0.0210%であった。
TiO2 を3%添加した焼鈍分離剤を塗布し、N2 :5
0%、H2 :50%の雰囲気ガス中で15℃/時の速度
で1200℃まで昇温し、引き続きH2 :100%雰囲
気ガス中で1200℃で20時間保持する最終仕上焼鈍
を行った。実験条件と磁気特性、被膜性状の関係を表2
に示す。
3.55%、Mn:0.12%、S:0.010%、酸
可溶性Al:0.030%、Cu:0.23%を添加
し、さらに、Nを0.0018%、0.0079%
を添加し、残部Fe及び不可避的不純物からなる2種類
の250mm厚のスラブを作成した。かかるスラブをa:
1250℃、b:1100℃の2水準の温度で各60分
均熱した後、直ちに熱延を開始し、5パスの粗熱延で4
0mm厚とした後、6パスの仕上熱延で1.8mm厚の熱延
板とした。この時、仕上熱延温度は加熱条件a,bに対
して、各々a:1008〜1151℃、b:875〜1
016℃であった。
保持後直ちに850℃に保持して急冷する熱延板焼鈍を
施し、次いで、圧下率約91%で0.170mmの冷延板
とし、830℃に90秒保持する脱炭焼鈍を施した。こ
の時の焼鈍雰囲気をN2 :30%、H2 :70%、露点
60℃とした。しかる後、750℃で30秒保持する焼
鈍を行い、焼鈍雰囲気中にNH3 ガスを混入させ鋼板に
窒素吸収を生ぜしめた。窒化後のこの鋼板のN量は0.
0210〜0.0241%であり、SIO2量は、0.
9〜1.1g/m2 であった。又、この窒化処理後の鋼
板の一次再結晶粒の平均粒径は、21〜28μmであっ
た。
焼鈍分離剤を塗布し、N2 :50%、H2 :50%の雰
囲気ガス中でA:25℃/時、B:10℃/時の2水準
の速度で1200℃まで昇温し、引き続きH2 :100
%雰囲気ガス中で1200℃で20時間保持する最終仕
上焼鈍を行った。実験条件と磁気特性の結果を表3に示
す。
3.26%、Mn:0.008%、S:0.014%、
Cu:0.17%、酸可溶性Al:0.027%、N:
0.0081%を添加し、残部Fe及び不可避的不純物
からなる250mm厚のスラブを作成した。かかるスラブ
を1100℃で各60分均熱した後、直ちに熱延を開始
し、5パスの粗熱延で40mm厚とした後、6パスの仕上
熱延で2.6mm厚の熱延板とした。この時、仕上熱延温
度は895〜1044℃であった。
87%で0.335mmの冷延板とし840℃で150秒
保持する脱炭焼鈍を施した。この時の焼鈍雰囲気を
N2 :25%、H2 :75%、露点64℃とした。しか
る後、この鋼板に750℃で30秒保持する焼鈍を行
い、焼鈍雰囲気中にNH3 ガスを混入させ鋼板に窒素吸
収を生ぜしめた。窒化後のこの鋼板のN量は0.021
9%であった。そしてこの鋼板の平均結晶粒径は、24
μmであり、SIO2は1.1g/m2 であった。
焼鈍分離剤を塗布し、N2 :50%、H2 :50%の雰
囲気ガス中で15℃/時、30℃/時の速度で12
00℃まで昇温し、引き続きH2 :100%雰囲気ガス
中で1200℃で20時間保持する最終仕上焼鈍を行っ
た。実験条件と磁気特性、被膜性状との関係を表4に示
す。
3.45%、Mn:0.09%、S:0.007%、C
u:0.20%、酸可溶性Al:0.029%、N:
0.0075%を基本成分とし、Sn量を添加なし
(<0.01%)、0.05%、0.10%なる3
水準で添加し、残部Fe及び不可避的不純物からなる3
種類の250mm厚のスラブを作成した。かかるスラブを
1050℃で60分均熱した後、直ちに熱延を開始し、
5パスの粗熱延で40mm厚とした後、6パスの仕上熱延
で2.3mm厚の熱延板とした。この時、仕上熱延温度
は、840〜975℃であった。
保持後直ちに900℃に保持して急冷する熱延板焼鈍を
施し、次いで、圧下率約90%で0.220mmの冷延板
とし、835℃に90秒保持する脱炭焼鈍を施した。こ
の時の焼鈍雰囲気をN2 :50%、H2 :50%、露点
50℃とした。しかる後、この鋼板に750℃で30秒
保持する焼鈍を行い、焼鈍雰囲気中にNH3 ガスを混入
させ、鋼板に窒素吸収を生ぜしめた。窒化後のこの鋼板
のN量は0.0206〜0.0230%であり、SIO
2量は、0.9〜1.2g/m2 であった。又、この窒
化処理後の鋼板の一次再結晶粒の平均粒径は、24〜2
7μmであった。
焼鈍分離剤を塗布し、N2 :25%、H2 :75%の雰
囲気ガス中でa.10℃/時で1200℃まで昇温、
b.90℃まで10℃/時で昇温し、900℃から12
00℃まで50℃/時で昇温する2水準の条件で昇温し
た後、a,bとも、100%H2 中で、1200℃で2
0時間保持する最終仕上焼鈍を施した。実験条件と磁気
特性の結果を表5に示す。
量を極端に下げること、仕上熱延温度を制御すること、
脱炭焼鈍完了後最終仕上焼鈍開始までの一次再結晶粒の
平均粒径を制御すること、熱延後最終仕上焼鈍の二次再
結晶開始までの間に鋼板に所定量の窒化処理を施すこ
と、脱炭焼鈍後の鋼板のSiO2 量をスラブのCu量に
応じて制御すること、最終仕上焼鈍の昇温過程の特定の
温度域で昇温速度を低めることにより、良好な磁気特性
を安定して得られるので、その工業的効果が極めて大で
ある。
全SiO2 量が磁気特性、被膜特性に及ぼす影響を表わ
すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量比で、 C :0.025〜0.075%、 Si:2.2〜5.0%、 酸可溶性Al:0.010〜0.060%、 N :0.0040〜0.0130%、 S+0.405Se:0.005〜0.020%、 Mn:0.01%未満、 Cu:0.05〜0.50%、 残部がFe及び不可避的不純物からなるスラブを128
0℃未満の温度で加熱し、熱延を行い、引き続き必要に
応じて熱延板焼鈍を行い、次いで圧下率80%以上の最
終冷延を含み中間焼鈍を挟む1回以上の冷延を行い、次
いで脱炭焼鈍、最終仕上焼鈍を施して一方向性電磁鋼板
を製造する方法において、仕上熱延を700〜1100
℃の温度範囲で施し、脱炭焼鈍完了後、最終仕上焼鈍開
始までの一次再結晶粒の平均粒径を18〜35μmと
し、熱延後、最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間に
鋼板に0.0010重量%以上の窒素吸収を行わせる窒
化処理を施し、脱炭焼鈍後の表面酸化膜中の全SiO2
量(SIO2(g/m2 ))とスラブのCu量(Cu
(%))を下記(1)式の範囲に制御し、最終仕上焼鈍
の昇温過程における鋼板の温度が1000〜1150℃
の範囲において、昇温速度を20℃/時以下とすること
を特徴とする磁気特性と被膜性状の優れた一方向性電磁
鋼板の製造方法。 0.7 −0.6 ×Cu(%)≦SIO2≦1.6 +0.3 ×Cu(%) ……(1) - 【請求項2】 重量比で0.01〜0.15%のSnを
スラブに含有することを特徴とする請求項1記載の一方
向性電磁鋼板の製造方法。
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JP08298795A JP3314844B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 磁気特性と被膜性状の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 |
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JPH08277421A JPH08277421A (ja) | 1996-10-22 |
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- 1995-04-07 JP JP08298795A patent/JP3314844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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