JP3313666B2 - 射出成形機の背圧検出方法及びその装置 - Google Patents

射出成形機の背圧検出方法及びその装置

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の背圧
検出方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリュや丸棒などが移動して、
それにより加わる圧力をひずみをとらえて検知する方法
は、例えば、特開昭54−145081号公報により公
知になっている。そこでは、出力を上げるために、変形
させる構造物を環状にして工夫している。また、その
後、射出成形機に応用した射出圧力と背圧との検出も片
持はりの変形をひずみでとらえて、そのひずみを出力と
しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、油圧式射出成形
機では、背圧を正確に制御するために、圧力制御バルブ
を専用にしたものがあるが、直接的にひずみをとらえて
圧力を検出するものでは使用範囲が大きい射出圧力の検
出と、それに対し、通常1/10以下の使用範囲を持つ
計量工程における背圧の検出とが同一のひずみセンサで
行われているため、ヒステリシスやノイズの影響で検出
精度が低くなるといった問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を除去し、射出圧力
の設定制御範囲に比べて、微小な設定制御範囲である背
圧を油圧等を介さず直接的に検出するとともに、その検
出範囲を計量工程における背圧の使用範囲に適合させ、
かつ、加わる圧力に対する出力を増大させ、電気的な増
幅率を小さくして、正確性を増すとともに、耐ノイズ性
を向上させ得る射出成形機の背圧検出方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕射出成形機の背圧検出方法において、計量工程に
おける背圧制御を第1のセンサからの圧力検出情報に基
づいて行い、射出・保圧工程における制御を第2のセン
サからの圧力検出情報に基づいて行うようにしたもので
ある。
【0006】〔2〕上記〔1〕記載の射出成形機の背圧
検出方法において、前記第1センサは、スクリュの後退
力に抗するばね部材を有し、計量工程のスクリュ最大後
退力発生時に前記ばね部材の塑性変形を防止するための
ストッパを作用させるようにしたものである。
【0007】〔3〕上記〔1〕記載の射出成形機の背圧
検出方法において、前記第1のセンサとしてスクリュの
後退力に起因する前記ばね部材の変位量を検出する微小
距離センサを用いるようにしたものである。
【0008】〔4〕射出成形機の背圧検出装置におい
て、計量工程における背圧制御を行うための圧力検出
報を得る第1のセンサと、射出・保圧工程における制御
を行うための圧力検出情報を得る第2のセンサとを具備
するようにしたものである。
【0009】〔5〕上記〔4〕記載の射出成形機の背圧
検出装置において、前記第1のセンサはスクリュの後退
力に抗するように配置されるばね部材を有し、計量工程
のスクリュ最大後退力発生時に前記ばね部材の塑性変形
を防止するためのストッパを具備するようにしたもので
ある。
【0010】〔6〕上記〔4〕記載の射出成形機の背圧
検出装置において、前記第1のセンサはスクリュの後退
力に起因する前記ばね部材の変位量を検出する微小距離
センサである。
【0011】〔7〕上記〔6〕記載の射出成形機の背圧
検出装置において、前記微小距離センサはギャップセン
サである。
【0012】〔8〕上記〔4〕記載の射出成形機の背圧
検出装置において、前記第1のセンサはスクリュの後退
力に起因する前記ばね部材のひずみ量を検出するひずみ
センサである。
【0013】
〔9〕上記〔8〕記載の射出成形機の背圧
検出装置において、前記ひずみセンサはスクリュの後退
力を拡大できる板ばねに張られたストレンゲージであ
る。
【0014】〔10〕上記〔4〕記載の射出成形機の背
圧検出装置において、前記第1のセンサの近傍にストッ
パ機構を配置するようにしたものである。
【0015】〔11〕上記〔4〕記載の射出成形機の背
圧検出装置において、前記第1のセンサはボールねじ軸
の後退力に起因する前記ばね部材の変位量を検出するよ
うにしたものである。
【0016】〔12〕上記〔11〕記載の射出成形機の
背圧検出装置において、前記第1のセンサは前記ボール
ねじ軸の後端部に配置するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施例を示す射出成形機の
制御システムの構成図、図2はその射出成形機の動作フ
ローチャート、図3はその背圧検出の原理を示す図であ
る。
【0019】図1において、10は射出用サーボモータ
であり、このサーボモータ10に連結されたボールねじ
12を回転させる。ボールねじ12にはナット13が螺
合されており、ボールねじ12が回転することによりこ
のナット13を前・後進させることができる。ナット1
3はプッシャプレート14に固定されており、このプッ
シャプレート14は図示しないフレームに固定されたガ
イドバー15,16に沿って移動可能に設けられてい
る。プッシャプレート14の前・後進運動は、第1のセ
ンサ18、ベアリング17を介してスクリュ20に伝達
される。ここで19はプッシャプレート14に取り付け
られた第2のセンサであり、21は加熱シリンダであ
る。また、1はスクリュ20を回転させるための計量用
サーボモータであり、25はプッシャプレート14の位
置を検出するための位置検出器である。
【0020】22は第1のセンサ18からの検知信号を
増幅させるための増幅器であり、23は位置検出器25
の検知信号を増幅させるための増幅器、26は第2のセ
ンサ19からの検知信号を増幅させるための増幅器であ
る。前記それぞれの検知信号はコントローラ27に入力
される。コントローラ27は、オペレーターの設定に応
じて各々の工程に応じた電流(トルク)指令をサーボ増
幅器24に出力し、サーボ増幅器24では、射出用サー
ボモータ10を駆動電流を制御して射出用サーボモータ
10の出力トルクを制御するようにしている。
【0021】また、図3に示すように、この実施例で
は、スクリュの樹脂供給が摩擦力で圧送される機構で制
約されるため、計量中の後退圧力が最大150気圧位ま
でしか上がらず、射出圧力に比べて微小な設定制御範囲
である。実用的範囲としては20〜150気圧位までの
計量時の背圧領域(以下、計量モード領域)は、精度の
高い第1のセンサ18で検出し、計量時の背圧制御を行
い、計量工程のスクリュ最大後退力時にばね部材18D
の塑性変形を防止する機構的ストッパを作用させ、それ
以降の射出圧・保圧(例えば、実用範囲としての150
〜3000気圧)は、第2のセンサ19に切り替えて検
出して、射出圧・保圧領域(以下、射出モード領域)の
制御を行うようにしている。なお、図3におけるS1
背圧設定値、S2 は機構的ストッパの作用点を示してい
る。
【0022】以下、この射出成形機の制御システムの動
作を、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0023】(1)まず、射出成形機の各部に配置され
る各種センサ(図示なしもあり)からの情報をコントロ
ーラ27に取り込む。すなわち、位置検出器25からの
スクリュ位置情報や、図示しないが、樹脂温度センサか
らの樹脂温度、金型温度センサからの金型温度、金型内
樹脂圧力センサからの金型内樹脂圧力などを取り込む
(ステップS1)。
【0024】(2)次に、各種センサの情報に基づき、
コントローラ27により計量工程であるか否かを判断す
る(ステップS2)。
【0025】(3)次に、計量工程である場合には、第
1のセンサ18からの情報をコントローラ27に取り込
む(ステップS3)。
【0026】(4)そこで、第1のセンサ18からの情
報に基づいてコントローラ27により計量工程の背圧制
御を行う(ステップS4)。なお、この第1のセンサ1
8では、図3に示したように細やかな検知が可能であ
る。
【0027】(5)次に、計量工程が終了したか否かを
位置センサやタイマなどの時間信号に基づいてコントロ
ーラ27により判断する(ステップS5)。
【0028】(6)次に、計量工程が終了したら、第2
のセンサ19からの情報をコントローラ27に取り込む
(ステップS6)。なお、この第2のセンサ19では第
1センサ18に比べると粗い検知が行われ、広い圧力範
囲の検知をカバーすることができる。
【0029】(7)そこで、第2のセンサ19からの情
報に基づいてコントローラ27により射出・保圧工程の
制御を行う(ステップS7)。
【0030】図4は本発明の第1実施例を示す第1のセ
ンサ及び第2のセンサの構成図である。
【0031】この実施例では、スクリュ20の後退力に
起因するばね部材としての板ばね18Dの微小な変位量
を検出できる微小距離センサとしてギャップセンサを計
量モード領域の背圧を制御するための第1のセンサとし
て用いる。
【0032】すなわち、図4に示すように、第1のセン
サ18は、ベアリング17とプッシャプレート14との
間に設けられ、深底の皿状に形成されたばね部材18D
と、このばね部材18Dとプッシャプレート14との間
に設けられたギャップセンサ素子18Aと、このギャッ
プセンサ素子18Aに隣接して設けられ、ストッパ面1
8Cがばね部材18Dの底面に対向して設けられた機構
的ストッパ18Bとからなる。
【0033】なお、ばね部材18Dとギャップセンサ素
子18Aとの隙間よりも、ばね部材18Dと機構的スト
ッパ18Bとの隙間の方が少なくなるように機構的スト
ッパ18Bが形成されている。
【0034】そこで、スクリュ20の後退力に起因する
ばね部材18Dの変位量は第1のセンサ18(微小距離
センサ)としてのギャップセンサ素子18Aで検出す
る。18Bはスクリュ20が後進した場合の端面をスト
ップする機構的ストッパ、18Cはストッパ面である。
なお、微小距離センサとしては、ギャップセンサの他に
レーザーを用いた光学式センサや、渦電流センサ、磁気
センサ等を採用することができ、0.2μmの微小寸法
の変化を検出することができる。
【0035】また、通常の射出・保圧制御を実施するた
めの第2のセンサ19としては、プッシャプレート14
にストレンゲージを張り付けて、プッシャプレート14
のひずみを見るようにすることができる。また、その他
の各種のセンサを用いてもよい。
【0036】ここで、背圧をF、ばね部材の変位量を
(L0 −L)、ばね定数をkとすると、 F=k・(L0 −L) として求めることができる。
【0037】このように構成したので、計量モード領域
の背圧制御は、第1のセンサ18からの情報に基づいて
行い、その後の射出・保圧制御は第2のセンサ19の情
報に基づいて行われる。
【0038】図5は本発明の第2実施例を示す第1のセ
ンサ及び第2のセンサの構成図である。
【0039】この実施例では、スクリュの後退力に起因
するばね部材の微小な変位量を検出できるように機構的
に工夫されたひずみセンサ(ストレンゲージ)を計量モ
ード領域の背圧を制御するためのセンサとして用いる。
【0040】すなわち、図5に示すように、スクリュ2
0の後退力に起因するばね部材18Eの微小な変位量は
第1のセンサ18としてのばね部材としての板ばね18
Eに張り付けられたストレンゲージ18Fで検出できる
ようにしている。18Gは計量工程のスクリュ最大後退
力の発生時にばね部材の塑性変形を防止するための機構
的ストッパである。
【0041】また、通常の射出・保圧制御を実施するた
めの第2のセンサ19としては、プッシャプレート14
にストレンゲージ19Aを張り付けて、プッシャプレー
ト14のひずみを見るようにすることができる。また、
その他の各種のセンサを用いるようにしてもよい。
【0042】このように構成したので、計量モード領域
の背圧制御は、第1のセンサ18からの情報に基づいて
行い、その後の射出・保圧制御は第2のセンサ19の情
報に基づいて行われる。
【0043】以下、具体的な射出成形機の制御について
説明する。
【0044】図6は本発明の具体例を示す射出成形機の
駆動部の構成図である。
【0045】この図に示すように、駆動部ケースAの前
方部に計量用サーボモータ101が、後方部に射出用サ
ーボモータ110が、互いに同一軸心に配置される。計
量用サーボモータ101はフロントフレームBに固定さ
れたステータ102、及びこのステータ102の内周側
に配置されたロータ103からなり、射出用サーボモー
タ110は、リアフレームCに固定されたステータ11
1、及びこのステータ111の内周側に配設されたロー
タ112からなる。
【0046】前記ロータ103は、駆動部ケースAに対
して回転自在に支持され、ロータ103に中空の第1ロ
ータシャフト104が嵌入されて固定され、この第1ロ
ータシャフト104はベアリングを介して駆動部ケース
Aに支持される。この第1ロータシャフト104の前端
の内周にスプラインナット105が固定され、このスプ
ラインナット105とスプライン軸106とがスプライ
ン連結され、このスプライン軸106の前端にスクリュ
(図示なし)が固定される。
【0047】したがって、ロータ103の回転は第1ロ
ータシャフト104、スプラインナット105、スプラ
イン軸106を介してスクリュに伝達される。また、ス
プラインナット105とスプライン軸106とがスプラ
イン連結されているので、スプラインナット105に対
してスプライン軸106を相対的に後退させることがで
きる。
【0048】また、第2ロータシャフト113の後端に
環状のベアリングリテーナ114が固定され、このベア
リングリテーナ114の内周にボールねじ軸115が嵌
入されて固定される。そのボールねじ軸115は駆動部
ケースAに対して回転自在に支持される。すなわち、ボ
ールねじ軸115は環状のベアリングリテーナ114を
介してベアリングにより支持される。
【0049】一方、前記ロータ112も駆動部ケースA
に対して回転自在に支持され、ロータ112に中空の第
2ロータシャフト113が嵌入されて固定され、この第
2ロータシャフト113は環状のベアリングリテーナ1
14を介して駆動部ケースAに支持される。
【0050】その第2ロータシャフト113の内方にボ
ールナット116が進退自在に配設され、ボールねじ軸
115と螺合させられる。したがって、ロータ112の
回転は第2ロータシャフト113及び環状のベアリング
リテーナ114を介してボールねじ軸115に伝達さ
れ、ボールナット116を進退させる。このとき、ボー
ルナット116がボールねじ軸115と共に回転するこ
とがないように、ボールナット116の前端にスプライ
ン軸109が固定され、センターサポートDに固定され
たスプラインナット121とスプライン軸109とがス
プライン連結される。
【0051】スプライン軸109の更に前端にベアリン
グボックス107が固定され、このベアリングボックス
107の前方にスラストベアリング108が、後方にベ
アリング117が配設される。したがって、前記スプラ
イン軸106は、スラストベアリング108及びベアリ
ング117によって、スプライン軸109及びボールナ
ット116に対して回転自在に支持される。
【0052】ボールねじ軸115の後端部には、図4ま
たは図5に示すような、ベアリング121を介して第1
のセンサ118が配置される。つまり、スクリュの後退
力に起因したボールねじ軸の後退力によるばね部材の変
位量を検出する微小距離センサ(ギャップセンサ、レー
ザを用いた光学式センサ、渦電流センサ)や、ばね部材
のひずみ量を検出するひずみセンサを用いることができ
る。
【0053】また、第1のセンサ118の近傍には、こ
こでは図示しないが、図4または図5に示すような、計
量工程のスクリュ最大後退力発生時に前記ばね部材の塑
性変形を防止する機構的ストッパが配置されている。
【0054】更に、第1のセンサ118の背後又は近傍
には、図4または図5に示すような、ボールねじ軸11
5の後退力を検知できる第2のセンサ119を配置し
て、射出・保圧モード領域での制御に用いることができ
る。
【0055】さらに、ボールねじ軸115の後端部に
は、このボールねじ軸115の位置を測定する絶対値パ
ルスエンコーダ120が配置される。
【0056】このように構成したので、計量工程におい
ては、計量用サーボモータ101のステータ102に電
流を供給すると、ロータ103が回転させられ、ロータ
103の回転が第1ロータシャフト104及びスプライ
ンナット105を介してスプライン軸106に伝達され
る。このスプライン軸106の回転をスクリュに伝達
し、そのスクリュを回転させながら後退させることがで
きる。このとき、射出用サーボモータ110は計量され
る樹脂の背圧を制御しながらスクリュを後退させる方向
に回転させる。
【0057】また、射出工程においては、射出用サーボ
モータ110のステータ111に電流を供給すると、ロ
ータ112が回転させられ、ロータ112の回転が第2
ロータシャフト113及び環状のベアリングリテーナ1
14を介してボールねじ軸115に伝達される。そのボ
ールねじ軸115の回転によってボールナット116に
推力が発生し、このボールナット116は前進する。こ
のとき、計量用サーボモータ101は作動させられず、
ロータ103は停止状態にある。したがって、ボールナ
ット116の前方に配設されたスプライン軸106は回
転することなく前進させられ、前記スクリュを前進させ
る。その結果、そのスクリュの前方に溜められた樹脂を
射出ノズル(図示なし)から射出することができる。
【0058】また、上記各実施例に示したように、第1
のセンサの近傍にストッパ機構を配置するようにしたの
で、コンパクトな構成とすることができる。
【0059】図7は本発明の他の具体例を示す射出成形
機の駆動部の構成図である。
【0060】この実施例においては、環状のベアリング
リテーナ114の背後に、そのベアリングリテーナ11
4の後退力で変位するばね部材(図示しないが図4及び
図5の18D,18E参照)と、そのばね部材の変位量
を検知する第1のセンサ201を配置する。更に、その
ばね部材の背後又は近傍には第2のセンサ202を配置
する。原理的には、図4及び図5に示すような構造を管
状に変更する。つまり、中心部には、ボールねじ軸11
5を貫通するための空間を確保することが必要である。
その他の点においては、図6に示した同様であるので、
同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
【0061】このように構成することにより、射出成形
機ヘ第1及び第2のセンサを完全に内蔵させた、ビルト
イン型のコンパクトな射出成形機を構成することができ
る。
【0062】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0063】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0064】(A)射出圧力の設定制御範囲に比べて、
微小な設定制御範囲である計量工程における背圧を油圧
等を介さず直接的に専用の第1のセンサで検出するとと
もに、その検出範囲を計量工程における背圧の使用範囲
に適合させ、かつ、加わる圧力に対する出力を増大さ
せ、電気的な増幅率を小さくして、正確性を増すことが
できるとともに、耐ノイズ性を向上させることができ
る。また、射出・保圧工程では、第2のセンサにより第
1のセンサに比べると粗い検知が行われ、広い圧力範囲
の検知をカバーすることができる。
【0065】(B)計量工程のスクリュ最大後退力発生
時に前記ばね部材の塑性変形を防止するストッパを作用
させるようにしたので、ばね部材の塑性変形を防止する
ことができる。
【0066】(C)第1のセンサの近傍にストッパ機構
を配置するようにしたので、コンパクトな構成とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す射出成形機の制御システ
ムの構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す射出成形機の動作フロー
チャートである。
【図3】本発明の背圧検出の原理を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す第1のセンサ及び第
2のセンサの構成図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す第1のセンサ及び第
2のセンサの構成図である。
【図6】本発明の具体例を示す射出成形機の駆動部の構
成図である。
【図7】本発明の他の具体例を示す射出成形機の駆動部
の構成図である。
【符号の説明】
1,101 計量用サーボモータ 10,110 射出用サーボモータ 12 ボールねじ 13 ナット 14 プッシャプレート 15,16 ガイドバー 17 ベアリング 18 計量工程における背圧制御のための第1のセン
サ 18A,118B ギャップセンサ素子 18B,18G 機構的ストッパ 18C ストッパ面 18D,18E 板ばね(ばね部材) 18F,19A ストレンゲージ 19 射出・保圧工程における圧力制御のための第2
のセンサ 20 スクリュ 21 加熱シリンダ 22,23,26 増幅器 24 サーボ増幅器 25 位置検出器 27 コントローラ A 駆動部ケース B フロントフレーム C リアフレーム D センターサポート 102,111 ステータ 103,112 ロータ 104 第1ロータシャフト 105,121 スプラインナット 106,109 スプライン軸 107 ベアリングボックス 108 スラストベアリング 113 第2ロータシャフト 114 環状のベアリングリテーナ 115 ボールねじ軸 116 ボールナット 117 ベアリング 118,201 第1のセンサ 119,202 第2のセンサ 120 絶対値パルスエンコーダ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の背圧検出方法において、 (a)計量工程における背圧制御を第1のセンサからの
    圧力検出情報に基づいて行い、 (b)射出・保圧工程における制御を第2のセンサから
    圧力検出情報に基づいて行うことを特徴とする射出成
    形機の背圧検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形機の背圧検出方
    法において、前記第1のセンサは、スクリュの後退力に
    抗するばね部材を有し、計量工程のスクリュ最大後退力
    発生時に前記ばね部材の塑性変形を防止するためのスト
    ッパを作用させることを特徴とする射出成形機の背圧検
    出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の射出成形機の背圧検出方
    法において、前記第1のセンサとしてスクリュの後退力
    に起因する前記ばね部材の変位量を検出する微小距離セ
    ンサを用いることを特徴とする射出成形機の背圧検出方
    法。
  4. 【請求項4】 射出成形機の背圧検出装置において、 (a)計量工程における背圧制御を行うための圧力検出
    情報を得る第1のセンサと、 (b)射出・保圧工程における制御を行うための圧力検
    情報を得る第2のセンサとを具備することを特徴とす
    る射出成形機の背圧検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の射出成形機の背圧検出装
    置において、前記第1のセンサはスクリュの後退力に抗
    するように配置されるばね部材を有し、計量工程のスク
    リュ最大後退力発生時に前記ばね部材の塑性変形を防止
    するためのストッパを具備することを特徴とする射出成
    形機の背圧検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の射出成形機の背圧検出装
    置において、前記第1のセンサはスクリュの後退力に起
    因する前記ばね部材の変位量を検出する微小距離センサ
    であることを特徴とする射出成形機の背圧検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の射出成形機の背圧検出装
    置において、前記微小距離センサはギャップセンサであ
    ることを特徴とする射出成形機の背圧検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の射出成形機の背圧検出装
    置において、前記第1のセンサはスクリュの後退力に起
    因する前記ばね部材のひずみ量を検出するひずみセンサ
    であることを特徴とする射出成形機の背圧検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の射出成形機の背圧検出装
    置において、前記ひずみセンサはスクリュの後退力を拡
    大できる板ばねに張られたストレンゲージであることを
    特徴とする射出成形機の背圧検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の射出成形機の背圧検出
    装置において、前記第1のセンサの近傍にストッパ機構
    を配置することを特徴とする射出成形機の背圧検出装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項4記載の射出成形機の背圧検出
    装置において、前記第1のセンサはボールねじ軸の後退
    力に起因する前記ばね部材の変位量を検出することを特
    徴とする射出成形機の背圧検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の射出成形機の背圧検
    出装置において、前記第1のセンサは前記ボールねじ軸
    の後端部に配置することを特徴とする射出成形機の背圧
    検出装置。
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